JP2000073322A - 車両等の安全表示具及びこの安全表示具を利用したバリケード - Google Patents

車両等の安全表示具及びこの安全表示具を利用したバリケード

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JP2000073322A
JP2000073322A JP10244764A JP24476498A JP2000073322A JP 2000073322 A JP2000073322 A JP 2000073322A JP 10244764 A JP10244764 A JP 10244764A JP 24476498 A JP24476498 A JP 24476498A JP 2000073322 A JP2000073322 A JP 2000073322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等の衝突などの外部からの衝撃に対して
も容易に転倒することなく正確な安全位置を表示するこ
とを課題とする。 【解決手段】 地面に載置される載置部材2と、この載
置部材2に立設され車両等Cの安全位置を表示する安全
表示部材3と、これら載置部材2と安全表示部材3とを
連結する弾性部材4とから構成され、上記安全表示部材
3が外部からの衝撃に対して揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路や駐車場等に配
されて車両等の安全位置を表示する車両等の安全表示具
及びこの安全表示具を利用したバリケードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や駐車場等に配されて車両等
の安全位置を表示する車両等の安全表示具としては、い
わゆる安全ポール(カラーコーンとも呼ばれる)が使用
されている。この安全ポールは、赤色等のポリエチレン
等の合成樹脂製のもので円錐形状をしており、工事現場
等の車両等の進入禁止の位置等に連続的に配されて車両
を安全な位置に誘導したり路肩に落ちたりすることを未
然に防止している。また、駐車場の停止位置(特に、後
方停止位置)等に配されて車両が家屋等に衝突したり車
両同士が衝突したりすることを防止することにも役立っ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の安全ポールでは、この安全ポールに車両等が僅かに
衝突しても、安全ポールが簡単に転倒して、道路に斜め
に放置されたり車両等がそのまま引きずったりする問題
を有する。また、車両等の僅かの接触や強風が吹くなど
により容易に移動してしまい元の位置が変更してしまう
問題を有していた。さらに、車両等の接触により上記安
全ポール自体を損傷させるばかりか、逆に車両等のボデ
ーを損傷させてしまう問題も有していた。
【0004】一方、上記従来の安全ポールは、駐車場や
臨時の駐車場等にも使用されて、車両同士が衝突したり
することを防止することにも役立っている。しかしなが
ら、車両等の僅かの接触や強風が吹くなどにより容易に
移動してしまうために、正確な位置に停止させることが
出来ない場合があり、車両が家屋等に衝突したり車両同
士が衝突したりする事態が見受けられることが多かっ
た。
【0005】そこで、本発明は、簡易な構造で車両等の
衝突などの外部からの衝撃に対しても容易に転倒するこ
となく正確な安全位置を表示することが可能な車両等の
安全表示具を提供することを目的とする。また、本発明
は、駐車場や工事現場等に簡易に組み立てることが可能
な車両等の安全表示具を利用したバリケードを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両等の安全表示具は、上記課題を解決するために、地
面に配されて車両等の安全位置を表示する車両等の安全
表示具であって、地面に載置される載置部材と、この載
置部材に立設され車両等の安全位置を表示する安全表示
部材と、これら載置部材と安全表示部材とを連結する弾
性部材とから構成され、上記安全表示部材が外部からの
衝撃に対して揺動することを特徴とする。ここで、上記
弾性部材としては、バネ部材、スプリングの他、ゴム部
材が使用可能である。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、上記安
全表示部材は上記弾性部材により連結されているため
に、車両等が衝突するなどの外部からの衝撃に対して上
記安全表示部材が揺動することとなり、容易に転倒する
ことがない。そして、所定範囲で揺動した後は元の位置
に復帰することとなる。
【0008】本発明の請求項2記載の車両等の安全表示
具は、前記請求項1記載の発明を前提として、前記載置
部材の中央にほぼ円錐形状の突出部が形成され、このほ
ぼ円錐形状の突出部の中央に前記弾性部材の一端が連結
されていることを特徴とする。また、本発明の請求項3
記載の車両等の安全表示具は、前記請求項1記載の発明
を前提として、前記安全表示部材の基端部がほぼ逆円錐
形状に形成され、このほぼ逆円錐形状の基端部の中央に
前記弾性部材の一端が連結されていることを特徴とす
る。
【0009】この請求項2又は請求項3記載の発明によ
れば、前記載置部材の中央にほぼ円錐形状の突出部が形
成され、又、前記安全表示部材の基端部がほぼ逆円錐形
状に形成されているために、安全表示部材が弾性部材を
介して載置部材に密接に連結させながらも、安全表示部
材の揺動する範囲を大きく設定することとなる。
【0010】本発明の請求項4記載の車両等の安全表示
具は、前記請求項1記載の発明を前提として、前記弾性
部材の少なくとも一端部が前記安全表示部材の基端部又
は載置部材の中央に形成される穴に対して着脱自在に連
結されていることを特徴とする。
【0011】この請求項4記載の発明によれば、安全表
示部材の基端部に形成される穴に前記弾性部材の一端を
嵌合させるだけで、容易に組み立てることができる。ま
た、安全表示部材が走行中の車両等の衝突により強い衝
撃を受けると、弾性部材の一端が安全表示部材の穴から
外れるために、強い外部からの衝撃に車両等を損傷させ
る事態を最小限度に抑制することとなる。
【0012】本発明の請求項5記載の車両等の安全表示
具は、前記請求項1記載の発明を前提として、前記安全
表示部材が内部空洞の木材により構成されていることを
特徴とする。ここで、上記内部空洞の木材しては、竹を
使用して、この竹の節を残して切断して使用することが
可能である。
【0013】この請求項5記載の発明によれば、安全表
示部材が内部空洞の木材により構成されていることか
ら、間伐材等の余剰の木材の有効な活用が図られる。ま
た、内部空洞であることから、上記木材を使用しつつ
も、軽量化が図られる。
【0014】他方、本発明の請求項6記載の車両等の安
全表示具を利用したバリケードは、前記請求項1乃至請
求項5記載の車両等の安全表示具を少なくとも2つ配す
ると共に、これらの各安全表示部材に棒状部材や紐状部
材を掛け渡すための係止部材を設け、上記各車両等の安
全表示具の間に棒状部材や紐状部材を掛け渡して組み立
てられることを特徴とする。
【0015】この請求項6記載の発明によれば、上記バ
リケードを構成する少なくとも2つの車両等の安全表示
具の間が棒状部材や紐状部材を掛け渡して組み立てられ
ることから、所定形状のバリケードを容易に組み立てる
ことができる。そして、上記2つ以上の各安全表示部材
が上記弾性部材により連結されているために、上記安全
表示部材が外部からの衝撃に対して揺動した後に元の位
置に復帰することとなり、車両等が接触しても容易には
転倒することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0017】(車両等の安全表示具の一実施の形態)本
実施の形態の車両等の安全表示具1は、図1及び図2に
示すように、載置部材2と、この載置部材2に立設され
る安全表示部材3と、これら載置部材2と安全表示部材
3とを連結する弾性部材4とから構成されている。
【0018】上記載置部材2は、地面に載置される載置
台としての役割を果たすもので、間伐材等の木材や竹が
使用されている。本実施の形態の載置部材2は、二枚の
板状の木材の互いの中央に凹状の嵌合部を形成して、こ
れらを接着剤を介して十字状に組んで構成されている。
また、載置部材2の表面には黄色のペンキが塗布されて
いる。この載置部材2としては、四角形状や円盤形状の
ような一枚の板状のものであっても良い。
【0019】上記安全表示部材3は、車両等の安全位置
を表示するもので、上記載置部材2と同様、木材や竹が
使用されている。この安全表示部材3は、ほぼ円筒形状
を呈し、上方には光反射部6が設けられ、下方の基端部
3aはほぼ逆円錐形状に形成されている。すなわち、安
全表示部材3の基端部3aは、載置部材2に対して点状
態に接触させるために外周形状がテーパ状に形成されて
いる。これは、安全表示部材3と載置部材2とを密接に
連結させながらも安全表示部材3の揺動する範囲を大き
くするためである。また、上記光反射部6は、車両等の
ライトにより安全表示具1の位置を反射させて知らせる
もので、反射鏡が配されたり蛍光塗料が塗布されてい
る。この光反射部6の代わりに、鏡や旗を立てることに
より、安全表示具1の位置を知らせるものでも、更に
は、電球などを取り付けて電気的に知らせるものでも良
い。
【0020】上記安全表示部材3としては、木材や竹の
短いものを接続させたものでも良い。また、安全表示部
材3は、その軽量化を図るために、内部空洞に形成され
ているものでも良い。この場合、上記木材を使用する場
合は、内部をくり抜くか、内部をくり抜いた短かなもの
を接続させたものでも良い。また、上記竹を使用すれ
ば、その節F1と節F1を残して切断することに簡単に
製作することができる(図4参照)。また、上記テーパ
ー状の基端部3aの中央に上記弾性部材4を嵌合する穴
3bが形成されている。
【0021】次に、上記弾性部材4は、上記安全表示部
材3を揺動可能に連結するもので、バネ部材、スプリン
グの他、ゴム部材等から構成されている。本実施の形態
の弾性部材4は、いずれも外周形状が棒状のものが使用
されて、一端4aが載置部材2の中央に一体に連結さ
れ、他端4bが安全表示部材3の基端部3aの中央に形
成される穴3bに嵌合されている。図2に示す実施の形
態は、上記弾性部材4の一端4aが載置部材2の中央に
形成される穴2aに嵌合され、他端4bが安全表示部材
3の基端部3aの中央に一体に連結されている。また、
上記弾性部材4の両端4a,4bが共に上記穴2aに嵌
合されて連結されるものでも良い。
【0022】この場合、上記各穴2a,3bに接着剤と
を介して強固に連結することも可能であるが、本実施の
形態では、接着剤等は使用されておらず、上記のように
各穴2a,3bに弾性部材4の両端部を嵌合させるだけ
のものである。したがって、強い外部からの衝撃が加わ
ると容易に外れるように構成されている。上記弾性部材
4としては、コイルバネ、重ね板バネ、竹の子バネ、棒
バネ、さらバネ等の各種のバネや、スプりング、ゴム部
材の使用が可能である。また、上記弾性部材としては、
竹の枝を束ねてたものを使用しても、上記安全表示部材
3はある程度の揺動が可能である。なお、上記弾性部材
4の両端部4a,4bに、上記載置部材2と安全表示部
材3とを連結する引っかけ片等の連結部材を設けて連結
固定させることも可能である。
【0023】したがって、本実施の形態の車両等の安全
表示具1を道路に配して使用する場合には、上記従来の
安全ポールと同様、工事現場等の車両等の進入禁止の位
置等に連続的に配すれば良い。しかし、本実施の形態の
車両等の安全表示具1は、上記弾性部材4が安全表示部
材3を揺動可能に連結しているので、車両等Cの僅かの
接触や強風が吹くなどにより容易に移動してしまった
り、簡単に転倒するようなことがない。また、走行中の
車両等Cが勢い良く車両等の安全表示具1に衝突したよ
うな場合には、弾性部材4の両端4a,4bが上記の各
穴2a,3bに嵌合されているだけのものであるから、
強い衝撃が加わると容易に外れ、上記従来の安全ポール
のように、道路に斜めに放置されたり車両等がそのまま
引きずったりすることがない。また、車両等Cのボデー
を損傷させることもない。また、本実施の形態によれ
ば、風が強い夜間は、安全表示部材3は揺動して容易に
は転倒しないが、この揺動により上記光反射部6や上記
電球が揺れるために、車両等Cの運転者に強い注意力を
働かせる効果も有する。なお、上記嵌合構造によれば、
車両等の安全表示具1の組立も極めて容易となる利点が
ある。
【0024】他方、この車両等の安全表示具1を駐車場
に配して使用する場合には、例えば、図3に示すよう
に、後方停止位置に配するなどの使用が可能である。こ
の後方停止位置に配すると、車両等Cがバックして来て
も停止位置の認識が困難である場合に、この車両等の安
全表示具1に接触したとしても、安全表示部材3が移動
してしまったり、簡単に転倒するようなことがない。そ
して、運転者が上記接触に気が付き車両等Cを前方に移
動させると、上記弾性部材4の復帰力により、安全表示
部材3は元の位置に復帰することとなる。したがって、
上記安全表示部材3の位置が変更されるようなことがな
く、又、上記安全表示部材3自体を損傷させるようなこ
ともない。
【0025】ここで、本実施の形態の応用例を説明す
る。この応用例は、図4に示すように、上記実施の形態
の上記安全表示部材3としてモウソウ竹や真竹等の竹が
使用されている。すなわち、このような竹の節F1と節
F2の間を切断することにより内部空洞7として形成さ
れている。そして、上記下方側の節F2の中央には、上
記弾性部材4を嵌合する穴3bが形成されている。他
方、上記載置部材2は、その中央が円錐形状の突出部8
が形成されている。
【0026】したがって、上記応用例によれば、安全表
示部材3として竹が使用されているので、上記実施の形
態のように内部空洞7とするための加工が不要となり、
弾性部材4の他端4bを嵌合する穴3bも容易に形成す
ることが可能である。しかも、上記載置部材2の中央に
円錐形状の突出部8が設けられていることから、安全表
示部材3が弾性部材4を介して載置部材2に密接に連結
させながらも、安全表示部材3の揺動する範囲を大きく
設定することとなる。なお、この図4に示す応用例で
は、上記載置部材2も光反射部6も竹を円環状に切断し
て製作して、竹の節部F1,F2に蛍光塗料や夜光塗料
を塗布するすることも可能である。この場合は、上記光
反射部6の塗料は、竹の外周に囲まれているために、雨
や雪によっても容易に落ちることがない。
【0027】(車両等の安全表示具を利用したバリケー
ドの一実施の形態)本実施の形態の車両等の安全表示具
を利用したバリケード11は、図5及び図6に示すよう
に、上記実施の形態の車両等の安全表示具1A,1Bを
2つ配すると共に、これらの各安全表示部材3に棒状部
材12や紐状部材を掛け渡して組み立てられるものであ
る。
【0028】まず、2つの車両等の安全表示具1A,1
Bの安全表示部材3には、その上方に係止部材13が設
けられている。この係止部材13は、棒状部材12や紐
状部材を掛け渡すためのもので、上記安全表示部材3の
外周に取り付けられている。本実施の形態の係止部材1
3は、竹を円環状に切断したものを接着剤により安全表
示部材3の外周に取り付けられている。なお、本実施の
形態の棒状部材12は、モウソウ竹や真竹等の竹が使用
されている。また、紐状部材としては、紐やロープ等が
使用可能である。ここで、上記係止部材13としては、
上記安全表示部材3の外周に複数取り付け、上記棒状部
材12や紐状部材を複数本すことも可能である。
【0029】したがって、上記2つの車両等の安全表示
具1の安全表示部材3の係止部材13に棒状部材12や
紐状部材を掛け渡して組み立てると、車両等の進入禁止
のバリケード11が構成されることとなる。このような
バリケード11は、上記車両等の安全表示具1を2つ以
上配して組み立てることも勿論可能である。また、上記
係止部材13を複数設けて、バリケード11をコ字状に
組み立てたり、直線状に長く組み立てたりすることによ
り、その目的に応じて種々の組み方が可能である。
【0030】ところで、上記従来の円錐形状の安全ポー
ルでも上記棒状部材12を横架させることは可能であ
る。しかしながら、本実施の形態の車両等の安全表示具
を利用したバリケード11は、上記弾性部材4により上
記安全表示部材3が外部からの衝撃に対して揺動した後
に元の位置に復帰するものであるから、図6に示すよう
に、車両等Cが接触しても容易には転倒することがな
い。すなわち、車両等Cが一方の車両等の安全表示具1
Aの側に接触すると、この一方の側だけの安全表示部材
3が揺動するが、他方の車両等の安全表示具1Bの側は
元の姿勢を保とうとしているために容易には転倒するこ
とがない。また、本実施の形態のバリケード11も上記
実施の形態の車両等の安全表示具1A,1Bも、これら
を構成する部材は間伐材等の木材や竹により構成されて
いるために、間伐材等の有効利用が図られると共に、焼
却処分する場合にも合成樹脂製からなる従来の安全ポー
ルの場合のように有害な物質を大気中に飛散させおそれ
もない。特に、上記弾性部材4を竹の枝を束ねて製作し
たような場合には、構成部材がすべて自然化に存在する
ものであるから大気汚染の心配がない。
【0031】ここで、上記棒状部材12を横架させる場
合には、図7に示すように、上記係止部材13を竹の節
F3が中央に来るものを使用することも可能である。こ
のような竹によって上記係止部材13を構成したような
場合は、棒状部材12を同じ高さで複数本連結すること
が可能となる。また、車両等Cが一方の車両等の安全表
示具1Aの側に接触すると、この部分の一の棒状部材1
2が外れても、接触しなかった他方の車両等の安全表示
具1Bの側は元の姿勢を保とうとするために、上記他の
棒状部材12が外れることを未然に防止することが可能
となる。
【0032】以上、本実施の形態では、上記載置部材2
を道路や駐車場などに載置する場合を例に説明したが、
例えば道路の中央分離帯や土や芝生などの駐車場などの
場合には、上記載置部材2を地面に埋め込んだ状態で使
用することも可能である。そして、土や芝生などの駐車
場に使用する場合には、上記載置部材2の上方やこの載
置部材2の代わりに植生マット(又は植生ブロックや植
生シート)を使用することも可能である。また、道路に
配する場合と駐車場に配する場合を例に説明したが、本
発明の車両等の安全表示具は、工事現場や臨時の駐車場
等の他の場所でも車両等の安全表示具として広く使用す
ることが可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の車両等の安全表示具は、上記安
全表示部材は上記弾性部材により連結されているため
に、車両等が衝突するなどの外部からの衝撃に対して揺
動して上記外部からの衝撃を吸収した後、元の位置に復
帰することとなる。したがって、上記安全表示部材が転
倒することがなく、元の位置が変更されるようなことが
ないことから、車両等の安全位置を表示する安全表示効
果が高められることとなる。また、上記弾性部材の一端
が前記安全表示部材の基端部又は載置部材の中央に形成
される穴に対して着脱自在に連結されている場合は、簡
易な構造で容易に組み立てることが可能であると共に、
外部からの強い衝撃が加わると、安全表示部材が容易に
外れ、車両等のボデーを損傷させたり上記安全表示部材
自体が損傷することを有効に防止することが可能であ
る。
【0034】他方、本発明の車両等の安全表示具を利用
したバリケードは、少なくとも2つの車両等の安全表示
具の各安全表示部材が外部からの衝撃に対して揺動した
後に元の位置に復帰するものであるから、車両等が接触
しても容易には転倒せず、道路や駐車場等に配されて使
用される場合の安全性が高められる。また、駐車場や工
事現場等に簡易に組み立てることが可能である。
【0035】また、上記いずれの発明も、木材や竹によ
り構成されている場合には、間伐材等の有効利用が図ら
れると共に、焼却処分する場合にもプラスチック製から
なる従来の安全ポールの場合のように有害な物質を大気
中に飛散させるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両等の安全表示具の一実施の形態を
一部断面にして示す正面図である。
【図2】上記一実施の形態の車両等の安全表示具の他の
例を一部断面にして示す正面図である。
【図3】上記一実施の形態の車両等の安全表示具の使用
状態を説明する斜視図である。
【図4】上記一実施の形態の応用例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の車両等の安全表示具を利用したバリケ
ードの一実施の形態を示す正面図である。
【図6】上記一実施の形態の車両等の安全表示具を利用
したバリケードの使用状態を説明する斜視図である。
【図7】上記一実施の形態の係止部材の他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 車両等の安全表示具、2 載置部材、
2a 載置部材の穴、3 安全表示部材、3a 基端
部、3b 安全表示部材の穴、4 弾性部材、4a 弾
性部材の一端、4b 弾性部材の他端、6 光反射部、
7 内部空洞、11 車両等の安全表示具を利用したバ
リケード、12 棒状部材、13 係止部材、C 車両
等、F1,F2,F3 竹の節

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に配されて車両等の安全位置を表示
    する車両等の安全表示具であって、 地面に載置される載置部材と、この載置部材に立設され
    車両等の安全位置を表示する安全表示部材と、これら載
    置部材と安全表示部材とを連結する弾性部材とから構成
    され、上記安全表示部材が外部からの衝撃に対して揺動
    することを特徴とする車両等の安全表示具。
  2. 【請求項2】 前記載置部材の中央にほぼ円錐形状の突
    出部が形成され、このほぼ円錐形状の突出部の中央に前
    記弾性部材の一端が連結されていることを特徴とする請
    求項1記載の車両等の安全表示具。
  3. 【請求項3】 前記安全表示部材の基端部がほぼ逆円錐
    形状に形成され、このほぼ逆円錐形状の基端部の中央に
    前記弾性部材の他端が連結されていることを特徴とする
    請求項1記載の車両等の安全表示具。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材の両端の少なくとも一端が
    前記安全表示部材の基端部又は載置部材の中央に形成さ
    れる穴に対して着脱自在に連結されていることを特徴と
    する請求項1記載の車両等の安全表示具。
  5. 【請求項5】 前記安全表示部材が内部空洞の木材によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    等の安全表示具。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5記載の車両等
    の安全表示具を少なくとも2つ配すると共に、これらの
    各安全表示部材に棒状部材や紐状部材を掛け渡すための
    係止部材を設け、上記各車両等の安全表示具の間に棒状
    部材や紐状部材を掛け渡して組み立てられることを特徴
    とする車両等の安全表示具を利用したバリケード。
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