JP2011080349A - 門型フェンス及びその施工方法 - Google Patents

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仁 井上
Nobuhisa Deki
信久 出来
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晃正 山下
Ryota Ikeda
良太 池田
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Abstract

【課題】簡易な構造で、かつ施工しやすい門型フェンスを提供する。
【解決手段】設置面への設置状態において縦方向に延びる少なくとも左右一対の柱部1と、前記柱部1,1間を横方向に連結する梁部2とを備え、前記柱部1を、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成しているため、カバー等の別部材を必要とせず、簡易な構造とすることができるので、組立や施工がしやすい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば道路の路側や歩行帯、敷地内の通路、公園内、遊歩道、自転車道等の設置面に設置される門型フェンス及びその施工方法に関するものである。
従来、道路の路側や歩行帯、敷地内の通路、公園内、遊歩道、自転車道等の設置面に設置され、車両の歩道への進入を物理的又は心理的に防止したり、人と自転車の通行区分をしたりする門型フェンスに関しては、例えば特許文献1には、路面に立設されるポール本体が、地表付近から上方に位置する柱部と、下方の地中に埋設されるか又は嵌入される埋設部に分割されると共に、柱部と埋設部とに跨って弾性体を取付けた路面ポールを用いた遮蔽体であって、前記路面ポールを複数本互いに平行して路面に立設し、各路面ポール間に矩形状の面体又は水平なバー材を固定し、或いは、チェーン又はロープを掛け渡したフェンス等の遮蔽体が開示されている。
特開2000−179177
しかしながら上記従来のフェンスは、柱部と埋設部とに跨って弾性体を取付けた路面ポールを用いてなるため、遮蔽体が弾性変形した際、離間した柱部と埋設部との隙間から内部に砂利や塵埃が入り込んでしまうため、離間した時に柱部と埋設部との隙間を覆うカバーが必要となり、部材点数が増えたり、組立に手間を要したりすると言った課題があった。
本発明は、前記の如き課題を解消し、簡易な構造で、かつ施工しやすい門型フェンス及びその施工方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、本発明に係る門型フェンスは、設置面への設置状態において縦方向に延びる少なくとも左右一対の柱部と、前記柱部間を横方向に連結する梁部とを備え、前記柱部は、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成されていることを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスは、前記柱部と梁部とが継手部を介して連結され、該継手部は、略L字型の継手本体の両端に、前記柱部の上端に結合される下方結合部と、梁部の端部に結合される水平結合部とがそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスは、前記下方結合部は、継手本体の下端より突出された筒状の挿入部と、該挿入部内に嵌入された硬質の短管とを備え、下方結合部が前記柱部の上端内に挿入されていることを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスは、前記柱部は、柱部本体と、該柱部本体の上端に装着されて継手部が挿入される上端接続部と、を備えてなり、該上端接続部は、前記柱部本体の内径と略同一の外径を有する円筒状の突出壁の外周の上端に、柱部本体の外径と略同一の外径を有する鍔が設けられており、該鍔の上方には継手部の下方結合部が挿入される継手受け部が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る門型フェンスは、梁部の端部に、硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられ、該連結部が継手本体の水平端に形成された挿入孔からなる水平結合部に挿入されていることを特徴とするものである。
また本発明に門型フェンスは、前記連結部は、前記梁部の端部外側を覆う壁部と、該壁部の内側に設けられたリング状の梁部挿入溝部と、該梁部挿入溝部の内側に設けられ梁部の端部内側に挿入される内壁部とを梁部側に備え、その反対側に硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられていることを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法は、柱部の下部にベース部が設けられ、該ベース部の下面に接着剤を塗布して前記下面を設置面に接着することにより、柱部を設置面に立設するようにしたことを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法は、開閉するための蓋が上端に軸支されたサヤ管が設置面に略面一に埋め込まれると共に、柱部の下部にベース部が設けられ、該ベース部の下面より突設させた挿入体を前記サヤ管に挿入することにより、柱部を設置面に立設するようにしたことを特徴とするものである。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法は、少なくとも左右一対の柱部間に梁部を連結するに際して、予め梁部の両端に継手部を結合し、次いでこの梁部に結合した継手部を柱部の上端に結合するようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、設置面への設置状態において縦方向に延びる少なくとも左右一対の柱部と、前記柱部間を横方向に連結する梁部とを備え、前記柱部を、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成しているため、カバー等の別部材を必要とせず、簡易な構造とすることができるので、組立や施工がしやすい。
また本発明によれば、前記柱部と梁部とが継手部を介して連結され、該継手部は、略L字型の継手本体の両端に、前記柱部の上端に結合される下方結合部と、梁部の端部に結合される水平結合部とがそれぞれ設けられているため、簡単に柱部に梁部を取付けることができる。
また本発明によれば、前記下方結合部は、継手本体の下端より突出された筒状の挿入部と、該挿入部内に嵌入された硬質の短管とを備え、下方結合部が前記柱部の上端内に挿入されているため、挿入部を柱部上端内に挿入して継手部の下方結合部をネジで固定する際、硬質の短管にネジが螺入されて、柱部と継手部の下方結合部とを強固に固定することができる。
また本発明によれば、前記柱部は、柱部本体と、該柱部本体の上端に装着されて継手部が挿入される上端接続部と、を備えてなり、該上端接続部は、前記柱部本体の内径と略同一の外径を有する円筒状の突出壁の外周の上端に、柱部本体の外径と略同一の外径を有する鍔が設けられており、該鍔の上方には継手部の下方結合部が挿入される継手受け部が形成されているため、門型フェンスを施工する際、柱部を設置面に立設して継手部を挿入する時の位置決めを行い易く、施工を効率的に行うことができる。
また本発明によれば、梁部の端部に、硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられ、該連結部が継手本体の水平端に形成された挿入孔からなる水平結合部に挿入されているため、連結部を水平結合部にネジで固定する際、硬質の短管にネジが螺入されて、連結部と継手部の水平結合部とを強固に固定することができる。
また本発明によれば、前記連結部は、前記梁部の端部外側を覆う壁部と、該壁部の内側に設けられたリング状の梁部挿入溝部と、該梁部挿入溝部の内側に設けられ梁部の端部内側に挿入される内壁部とを梁部側に備え、その反対側に硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられているため、梁部の端部を梁部挿入溝部に挿入して回転融着させ、梁部と連結部とを確実に強固に取付けることができる。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法によれば、柱部の下部にベース部を設け、該ベース部の下面に接着剤を塗布して前記下面を設置面に接着することにより、柱部を設置面に立設するようにしているため、設置面を掘り起こして基礎を形成する必要がなく、施工を効率的に実施することができる。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法によれば、開閉するための蓋が上端に軸支されたサヤ管を設置面に略面一に埋め込むと共に、柱部の下部にベース部を設け、該ベース部の下面より突設した挿入体を前記サヤ管に挿入することにより、柱部が設置面に立設されるようにしているため、必要に応じて門型フェンスを簡単に着脱することができ、好ましい。
また本発明に係る門型フェンスの施工方法によれば、少なくとも左右一対の柱部間に梁部を連結するに際して、予め梁部の両端に継手部を結合し、次いでこの梁部に結合した継手部を柱部の上端に結合するようにしているため、左右一対の柱部を設置する際、その設置する向きに方向性が無いので、設置の方向性を気にすることなく、効率よく施工することができる。
本発明に係る門型フェンスの一実施形態を示す斜視図である。 図1の正面視の縦断面図である。 図2の要部拡大図である。 図2の分解説明図である。 本発明に係る門型フェンスの耐荷重試験結果を表す表である。 本発明に係る門型フェンスの別の実施形態を示す斜視図である。 図6の要部の部分断面図である。 本発明に係る門型フェンスのさらに別の実施形態を示す斜視図である。 図8の正面の断面図である。 図8の要部を示す、(a)は正面の断面図、(b)は左側面の断面図である。 図8に示す実施形態の施工方法を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
本発明に係る門型フェンスPは、例えば道路の路側や歩行帯、敷地内の通路、公園内、遊歩道、自転車道等の設置面に設置されるものであり、設置面への設置状態において縦方向に延びる左右一対の柱部1と、前記柱部11間を横方向に連結する梁部2とを備え、前記柱部1と梁部2とが継手部3を介して連結されてなる。
柱部1は、柱部本体11と、該柱部本体11の上端に装着されて継手部3が挿入される上端接続部12と、前記柱部本体11の下端に取付けられるベース部13とを備えている。柱部本体11はポリウレタン樹脂により押出成形され、円筒中空状の中空部111を備えている。
上端接続部12は、柱部本体11の内径と略同一の外径を有する円筒状の突出壁121の外周の上端に、柱部本体11の外径と略同一の外径を有する鍔122が設けられており、さらに鍔122の上方には後述する継手部3の下方結合部33が挿入される継手挿入部123が形成されて、柱部本体11の上端面と鍔122の下面とが接するまで突出壁121が柱部本体11の中空部111へ挿入されて、上端接続部12と柱部本体11とが回転融着されて上端接続部12が柱部本体11に取付けられている。
ベース部13は、上方に向けて円筒状の取付部131と柱部本体11の下端付近での挫屈度合いを小さくする補強材132が一体に形成され、またベース部13の下面133よりボルトBが突設され、更にポリウレタン樹脂を押出成形することで形成された芯材14が突設されており、取付部131と柱部本体11とが融着されて柱部本体11にベース部13が取付けられる。
4は上面が開口された有底筒状体の内部下方にナット部が形成されたアンカーナットであり、前記ボルトBがアンカーナット4に螺入さている状態となされている。
芯材14の外径は柱部本体11の内径より小さくなされており、ベース部13の周囲には合成樹脂に球形のガラスビーズを埋設した帯状の反射体R1がベース部13に刻設された溝に嵌着されて取付けられている。また、柱部本体11の上部には間隔をあけて2ヶ所に柱部本体11の全周に亘って反射シートである反射体R2が貼着されている。
前記梁部2は、ポリウレタン樹脂により押出成形され、円筒中空状に形成され、梁部2の両端部には、硬質の短管51が内装された筒状の連結部5が設けられ、該連結部5が後述する継手部3の継手本体31の水平端に形成された挿入孔からなる水平結合部32に挿入されて、硬質の短管51が挿入される水平結合部32の位置に、タッピングネジTを螺入して短管51を貫通して固定することにより、連結部5と継手部3とが固定される。
なお、連結部5は、前記梁部2の端部外側を覆う壁部52と、該壁部52の内側に設けられたリング状の梁部挿入溝部53と、該梁部挿入溝部53の内側に設けられ梁部2の端部内側に挿入される内壁部54とを梁部側に備え、その反対側に硬質の短管51が内装された筒状となされており、梁部2を梁部挿入溝部53に挿入し、回転融着により梁部2と連結部5とが固着されている。かようにして、梁部2と連結部5と継手部3とが一体化されるのである。
前記継手部3は、略L字型の継手本体31の両端に、前記柱部1の上端に装着された上端接続部12に結合される下方結合部33と、梁部2の端部に融着された連結部5に結合される水平結合部32とがそれぞれ設けられており、射出成型等により中空状に形成されている。
前記下方結合部33は、継手本体31の下端より突出された筒状の挿入部34と、該挿入部34内に嵌入された硬質の短管35とを備え、下方結合部33が前記柱部1の上端接続部12の中空内に、該中空内に設けられた段部124に継手本体31の下端が当接されるまで挿入されて、硬質の短管35が挿入される上端接続部12の位置に、タッピングネジTを螺入して短管35を貫通して固定することにより、柱部1と継手部3とが連結される。
なお、前記柱部1は、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成されており、本実施形態においては、ボルトBとアンカーナット4と反射体R1,R2とタッピングネジT以外の部材も弾性的に変形する可撓性を有する材料で形成されている。
具体的には、柱部1、梁部2、継手部3及び連結部5は硬度95〜100のポリウレタン樹脂で形成されている。より具体的には、柱部本体11、上部挿入部12、ベース部13、短管35を除く継手部3、短管51を除く連結部5は硬度95で、梁部2、芯材14は硬度98〜100で形成されている。なお、ここに示す硬度は、日本工業規格JIS K−7215に規定されるデュロメータ・タイプAにて測定されたものである。
各部材を上記それぞれの硬度のポリウレタン樹脂で形成した門型フェンスPについて、下記の通り耐荷重試験を実施した結果を図5の表に示す。
<試験条件>
・門型フェンスサイズ
1.柱部直径:80mm
2.梁部直径:60mm
3.柱部間距離:1000m
4.高さ:600mm
・耐荷重試験条件
門型フェンスPを設置面に立設させ、梁部2に等分布荷重を加え、撓み量と残留撓みの測定及び外観確認を行う。
この結果より、70kgまでの荷重に耐え得ると共に、残留撓みも極小に抑えられ、長期使用に耐え得ることが解った。つまり、上記それぞれの硬度のポリウレタン樹脂を組合せた各部材で門型フェンスPを構成することによって、表1の耐荷重試験結果に示す如く、70kgの荷重に耐え得る門型フェンスPを形成することができ、例えば、子供が当該門型フェンスPの梁部2に腰掛けたとしても、弾性的に変形することはなく、転倒してケガをすることがない様な、強度と可撓性とのバランスが取れた門型フェンスPを形成することができるのである。
短管35、51の材質については、硬質であれば特に限定されるものではなく、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金、ジュラコン等の硬質合成樹脂等を適宜用いれば良いが、この短管35,51にタッピングネジTを螺入して、継手部3と柱部1の上端接続部12、及び連結部5と継手部3とを固定することから、鉄鋼やステンレス鋼は硬度が高すぎるため、予め孔開け加工が必要であったり、孔位置合わせに手間がかかるため、それらに比べると比較的硬度の低いアルミニウム合金や硬質合成樹脂を用いるのが好ましい。
次に、門型フェンスPの施工方法について図4により説明する。
まず設置面にアンカーナット4の挿入可能な大きさの取付孔Hを、所定の柱部間距離をおいて穿設し、この取付孔Hにアンカーナット4を挿入すると共に、該取付孔Hに接着剤Sを流し込み、アンカーナット4を固定する。しかる後、前記アンカーナット4にベース部13の下面133より突設されたボルトBを螺着し、柱部1を立設させる。次いで、予め梁部2の両端部に固着された連結部5にタッピングネジTを用いて固定された継手部3の挿入部34を、左右の柱部1の柱部上端接続部12にそれぞれ挿入して、タッピングネジTを螺入し固定することにより、門型フェンスPを施工することができる。
この場合、前記アンカーナット4をベース部13の下面133より突設されたボルトBに予め螺着し、このボルトBに螺着された状態で該アンカーナット4を取付孔Hに挿入固定するようにしてもよい。
すなわち、前もって柱部1の下部から突出されたボルトBにアンカーナット4を螺着する。一方、設置面に前記アンカーナット4の挿入可能な大きさの取付孔Hを、所定の柱部間距離をおいて穿設する。そして、この取付孔Hに前記ボルトBに螺着したアンカーナット4をボルトBごと挿入すると共に、該取付孔Hに接着剤Sを流し込み、該接着剤を固化させることによって、アンカーナット4を固定させて、柱部1を立設固定させる。しかる後、予め梁部2の両端部に固着された連結部5にタッピングネジTを用いて固定された継手部3の挿入部34を、左右の柱部1の柱部上端接続部12にそれぞれ挿入して、タッピングネジTを螺入し固定することにより、門型フェンスPを施工することができる。
一方、柱部1の柱部上端接続部12に継手部3を連結したものに、その両端部に連結部5が固着された梁部2を水平方向から突っ込んで連結しても良いが、この場合は左右の柱部1の上端に連結された継手部3の水平結合部32、32の挿入孔を相対向させた状態に柱部1を立設させる必要があるため、施工精度を要するものとなり、施工に手間がかかるため、好ましくない。
上記の如く、予め梁部2の両端に継手部3を結合し、次いでこの梁部2に結合した継手部3を柱部1の上端に上から落とし込むようにして結合するようにすることより、効率よく門型フェンスPの施工を行うことができるのである。
次に図6、7を用いて、本発明に係る別の実施形態について説明する。
図6、7に示す形態は、図1〜5に示す形態と異なり、柱部1の下部に設けられたベース部13の下面133よりボルトBは突設されていない。それ以外は、図1〜5に示す形態と同様であるため、説明は省略する。その施工方法については、ベース部13の下面133に、接着剤Sを塗布して前記下面133を設置面に接着して、柱部1を設置面に立設するようにする。このようにして施工できるため、設置面を掘り起こして基礎を形成する必要がなく、施工を効率的に実施することができる。
またこの施工方法においては、前記のように先ず左右一対の柱部1を立設し、しかる後に、該柱部1間に梁部2を連結してもよいが、柱部11間に梁部2を連結した状態で、該柱部1を設置面に固定することができる。
さらに本発明に係る別の形態について、図8〜10を用いて説明する。
図8〜10に示す形態は、図1〜5に示す形態と同様、柱部1の下部に設けられたベース部13の下面133よりボルトBが突設されている。また、6は柱部1のベース部13の下面133に取付けられた挿入体であって、該挿入体6は管状の挿入体本体61の内部上方に雌ネジ部62を備え、該雌ネジ部62に前記柱部1のボルトBが螺入されて、挿入体6がベース部13の下面133に取付けられている。また前記雌ネジ部62の上方、すなわち挿入体本体61の上端には、ボルトBが貫通する貫通孔63が中央に穿設された上面板64が取付けられ、該上面板64の一端には縦壁65が立設されて、該縦壁65の上部には外方に向けて突出する突片66が設けられ、該突片66の先端部には通孔67が穿設されている。
また、7は菅状体からなるサヤ菅であり、該サヤ菅は図8〜10に示す形態の門型フェンスを設置する設置面に略面一に埋め込まれ、このサヤ菅に前記挿入体6を内挿することにより、柱部1が立設される。該サヤ管7はその上端に開閉するための蓋71が支軸72によって軸支されており、そして、図8〜10に示す形態の門型フェンスを設置面に設置する時には、閉鎖状態のサヤ管7の蓋71を支軸を中心に回動して開け、該蓋71を起立状態にした後、前記ベース部13の下面133に取付けられている挿入体6をサヤ管7に内挿すると共に、蓋71に穿設された丸孔73から挿入体6の突片66を突出させ、突片66の通孔67に南京錠Jを挿通して施錠することにより、埋設されたサヤ管7に挿入体6が固定されて、柱部1が設置面に立設されて、門型フェンスが設置される。
このように、サヤ菅7及び挿入体6を介して、柱部1を設置面に立設することによって、門型フェンスを簡単に着脱することができると共に、南京錠Jの施錠によって、第三者による不必要な着脱から防止することができる。
なお、この施工方法においても、先ず左右一対の柱部1をサヤ菅7及び挿入体6を介して立設し、しかる後に、この柱部1間に梁部2を連結してもよいが、該柱部1に挿入体6を取付けることにより、柱部11間に梁部2を連結した状態で、該柱部1を設置面に固定することができる。
本発明によれば、設置面への設置状態において縦方向に延びる少なくとも左右一対の柱部と、前記柱部間を横方向に連結する梁部とを備え、前記柱部を、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成しているため、カバー等の別部材を必要とせず、簡易な構造とすることができるので、組立や施工を容易に行うことができる門型フェンスに好適に利用できる。
1 柱部
11 柱部本体
12 上端接続部
13 ベース部
14 芯材
2 梁部
3 継手部
31 継手本体
32 水平結合部
33 下方結合部
34 挿入部
35 短管
4 アンカーナット
5 連結部
51 短管
52 壁部
53 梁部挿入部
54 内壁部
6 挿入体
61 雌ネジ部
62 挿入体本体
63 貫通孔
64 上面板
65 縦壁
66 突片
67 通孔
7 サヤ管
71 蓋
72 支軸
73 丸孔
P 門型フェンス
S 接着剤

Claims (10)

  1. 設置面への設置状態において縦方向に延びる少なくとも左右一対の柱部と、前記柱部間を横方向に連結する梁部とを備え、前記柱部は、弾性的に変形する可撓性を有し、外力により起立姿勢から変形し、かつ、その外力の解除により元の起立姿勢に復元するように構成されていることを特徴とする門型フェンス。
  2. 前記柱部と梁部とが継手部を介して連結され、該継手部は、略L字型の継手本体の両端に、前記柱部の上端に結合される下方結合部と、梁部の端部に結合される水平結合部とがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の門型フェンス。
  3. 前記下方結合部は、継手本体の下端より突出された筒状の挿入部と、該挿入部内に嵌入された硬質の短管とを備え、下方結合部が前記柱部の上端内に挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の門型フェンス。
  4. 前記柱部は、柱部本体と、該柱部本体の上端に装着されて継手部が挿入される上端接続部と、を備えてなり、該上端接続部は、前記柱部本体の内径と略同一の外径を有する円筒状の突出壁の外周の上端に、柱部本体の外径と略同一の外径を有する鍔が設けられており、該鍔の上方には継手部の下方結合部が挿入される継手受け部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の門型フェンス。
  5. 梁部の端部に、硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられ、該連結部が継手本体の水平端に形成された挿入孔からなる水平結合部に挿入されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の門型フェンス。
  6. 前記連結部は、前記梁部の端部外側を覆う壁部と、該壁部の内側に設けられたリング状の梁部挿入溝部と、該梁部挿入溝部の内側に設けられ梁部の端部内側に挿入される内壁部とを梁部側に備え、その反対側に硬質の短管が内装された筒状の連結部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の門型フェンス。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の門型フェンスの施工方法であって、柱部の下部にベース部が設けられ、該ベース部の下面に接着剤を塗布して前記下面を設置面に接着することにより、柱部を設置面に立設するようにしたことを特徴とする門型フェンスの施工方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の門型フェンスの施工方法であって、開閉するための蓋が上端に軸支されたサヤ管が設置面に略面一に埋め込まれると共に、柱部の下部にベース部が設けられ、該ベース部の下面より突設させた挿入体を前記サヤ管に挿入することにより、柱部を設置面に立設するようにしたことを特徴とする門型フェンスの施工方法。
  9. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の門型フェンスの施工方法であって、少なくとも左右一対の柱部間に梁部を連結するに際して、予め梁部の両端に継手部を結合し、次いでこの梁部に結合した継手部を柱部の上端に結合するようにしたことを特徴とする門型フェンスの施工方法。
  10. 請求項7又は8に記載の門型フェンスの施工方法であって、少なくとも左右一対の柱部間に梁部を連結するに際して、予め梁部の両端に継手部を結合し、次いでこの梁部に結合した継手部を柱部の上端に結合するようにしたことを特徴とする門型フェンスの施工方法。
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