JP5341694B2 - 道路用標示体 - Google Patents
道路用標示体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5341694B2 JP5341694B2 JP2009218844A JP2009218844A JP5341694B2 JP 5341694 B2 JP5341694 B2 JP 5341694B2 JP 2009218844 A JP2009218844 A JP 2009218844A JP 2009218844 A JP2009218844 A JP 2009218844A JP 5341694 B2 JP5341694 B2 JP 5341694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- marker
- screw
- shaped
- pole
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
すなわち本発明に係る道路用標示体は、車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを備えた柱状の標識部が少なくとも2個並設され、該柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部が架設されており、
該ビーム状の標識部の両端には第一のねじ部と第二のねじ部がそれぞれ設けられ、
前記ビーム状の標識部が架設された一方の柱状の標識部には前記第一のねじ部と螺合可能な第三のねじ部が設けられ、他方の柱状の標識部には前記第二のねじ部と螺合可能な第四のねじ部が設けられており、
前記ビーム状の標識部の一方向への回転によって、前記第一のねじ部と第三のねじ部及び第二のねじ部と第四のねじ部とが同時に螺合されるようになされたことを特徴としている。
また、前記柱状の標識部が車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを備えているので、前記ビーム状の標識部の着脱の際に、これを架設させている各柱状の標識部の各ポールをそれぞれ反対方向へ撓ませて引き離しその間隔を大きくすることが容易にでき、ビーム状の標識部の着脱をより容易に実施できる。
図面において、1は道路用標示体の柱部分を構成する柱状の標識部である。
柱状の標識部1は、ベース2の上方にポール11を突設させて構成されている。
本実施形態の柱状の標識部1は、ポール11をベース2の上方から着脱自在に立設できるように構成させている。
このようなベース2は、例えば射出成型により形成され、その材質としては合成樹脂、例えば、HDPE、ABS、ASA、PP、PS、PC、PET、硬質PVCなどの硬質な合成樹脂を使用することができ、本実施形態ではASA樹脂を用いて形成させているが、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどの軟質な合成樹脂を用いてもよい。
本実施形態の道路用標示体は、上記のようにビーム状の標識部5を架け渡した2体1組の柱状の標識部1を、車の通過を防止したい場所に単体で設置させて車止めとして利用してもよい。また走行車線と対向車線との間に本実施形態の道路用標示体を複数組並設させて車線を分離するとともに、設置した道路を歩行者が横断することを防止するように用いることもできる。この場合、並設された異なる組の柱状の標識部1間の隙間を、人が通過不能な大きさに設置させて、この間を歩行者が横断することを防止する。
ビーム状の標識部5の外側面には、光の再帰反射性を備えた反射シートが巻回されて全周に亘って貼り付けられた反射部53が設けられており、これによって正面からの視認性を向上させるとともに、トラックのように車高の高い車両の運転手によって斜め上方から視認される場合でも、視認性を高いものとすることができる。
ビーム状の標識部5は、車両などが接触する等して変形した後に元の状態に復元するように熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができる。
柱状の標識部1のポール11は円筒形の中空柱状体に形成されており、その上端を塞ぐようにジョイント4が融着によって固定され、ポール11の下端に補強用部材12が固定されている。
ポール11とベース2との固定方法は上記の方法に限るものではなく、ポール11の下端とベース2のくぼみ21とにそれぞれ係合可能な係合部と係止部とを設け、これらの係合によって着脱可能に固定させてもよいし、ポール11とベース2とは別に形成させた固定部材をポール11とベース2とに架け渡して取り付けることでこれらを固定させてもよいし、他の方法を用いて固定させても良い。
ポール11の外側面には、光の再帰反射性を備えた反射シートが巻回されて全周に亘って貼り付けられた反射部13が設けられており、正面や側方からの視認性を高いものとすることができる。
下方結合部41は、下方に向いたジョイント4の外周面が縮径して突出するように形成されており、円筒形のポール11の中空部分に上方から挿入可能に形成されている。下方結合部41の外周面はポール11の内周面に当接するように形成され、下方結合部41とポール11とは融着によって強固に固着されている。
ジョイント4は、車両などが接触する等して変形しても元の状態に復元するように弾性を有する材料で形成するのが好ましく、本実施形態では熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができ、他の材料を用いてもよい。
柱雄ねじ部材44は円筒形状に形成されており、その一方の端部をジョイント4の端部より水平方向へ突出させて取り付けられている。
具体的には、柱雄ねじ部材44の一方の端部の外周側面は、ジョイント4の外周面を形成する円筒形状の壁部43の内周側面に当接するように形成され、これをジョイント4の内側に挿入させて、融着させて両者を強固に固定させている。
また、柱雄ねじ部材44の他方の端部の外周側面には雄ねじが形成されており、ビーム状の標識部5の端部を着脱自在に固定させる水平結合部として機能するように構成されている。
ビーム雌ねじ部材54は円筒形状に形成されており、ビーム状の標識部5の中空部分に挿入されてその端部に固定されている。具体的には、ビーム雌ねじ部材54は、その外周側面がビーム状の標識部5の内周側面に当接するように形成され、ビーム雌ねじ部材54はビーム状の標識部5の内部に挿入された後、融着されて強固に固定されている。
これと同様に、正面図左側の柱状の標識部1の柱雄ねじ部材44には第三のねじ部46として機能する右ねじの雄ねじが形成され、正面図右側の柱状の標識部1の柱雄ねじ部材44には第四のねじ部47として機能する左ねじの雄ねじが形成されている。
柱状の標識部1とビーム状の標識部5との各端部を上記のように形成することで、第三のねじ部と第四のねじ部とを相対向するように向けて2体の柱状の標識部を並設させ、各々の水平結合部へ端部を位置合わせさせたビーム状の標識部5を、図1(ハ)の側面図から見た時計回りの方向へ回転させることで、第一のねじ部56に第三のねじ部46が、第二のねじ部57に第四のねじ部47が、それぞれ同時に螺入され、ビーム状の標識部5が各柱状の標識部1の上端に架設されて固定される。
また、各柱状の標識部1に架設されたビーム状の標識部5は、上記と反対の方向へ回転させることで、各ねじ部の螺結を同時に解除して容易に取り外すことができる。
具体的には、ビーム雄ねじ部材55の一方の端部の外周側面は、ビーム状の標識部5の内周側面に当接するように形成され、これをジョイント4の内側に挿入させて、融着されて固定させている。
また、ビーム雄ねじ部材55の他方の端部の外周側面には雄ねじが形成されている。
柱雌ねじ部材45の内周側面には雌ねじが形成されており、ビーム状の標識部5の柱雄ねじ部材45と着脱自在に螺合する水平結合部として機能するように構成されている。
上記のように各ねじ部分を構成させることで、ビーム状の標識部5を一方向に回転させて、各ねじ部分の螺合が同時になされ、各柱状の標識部1にビーム状の標識部5を容易に固定できる。
また、本実施形態において、ビーム雄ねじ部材55と柱雌ねじ部分45とに形成された各ねじ部分を右ねじ形状に形成し、ビーム雌ねじ部材54と柱雄ねじ部材44とに形成された各ねじ部分を左ねじ形状に形成させているが、ビーム雄ねじ部材55と柱雌ねじ部分45とに形成された各ねじ部分を左ねじ形状に形成し、ビーム雌ねじ部材54と柱雄ねじ部材44とに形成された各ねじ部分を右ねじ形状に形成させてもよい。
これらの部材を硬質の材料で形成させることで、車両などが接触してこれらに外力が働いても容易に変形せず、これらの螺合が外れにくいものとなる。
また、ジョイント4と柱雄ねじ部材44および柱雌ねじ部材55との固定についても同様であり、融着や接着やネジなどの締結部材を用いた方法やその他の方法を適宜用いることができる。
11 ポール
12 補強用部材
13 反射部
2 ベース
4 ジョイント
41 下方結合部
43 壁部
44 柱雄ねじ部材
45 柱雌ねじ部材
46 第三のねじ部
47 第四のねじ部
5 ビーム状の標識部
52 ビーム貫通孔
53 反射部
54 ビーム雌ねじ部材
55 ビーム雄ねじ部材
56 第一のねじ部
57 第二のねじ部
8 クリップナット
81 クリップ部
82 ナット
83 クリップ部貫通孔
84 雌ねじ部
9 固定ボルト
91 雄ねじ部
92 ボルト頭部
Claims (3)
- 車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを備えた柱状の標識部が少なくとも2個並設され、該柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部が架設されており、
該ビーム状の標識部の両端には第一のねじ部と第二のねじ部がそれぞれ設けられ、
前記ビーム状の標識部が架設された一方の柱状の標識部には前記第一のねじ部と螺合可能な第三のねじ部が設けられ、他方の柱状の標識部には前記第二のねじ部と螺合可能な第四のねじ部が設けられており、
前記ビーム状の標識部の一方向への回転によって、前記第一のねじ部と第三のねじ部及び第二のねじ部と第四のねじ部とが同時に螺合されるようになされたことを特徴とする道路用標示体。 - 前記柱状の標識部が路面に着脱自在に固定されて設置されていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
- 前記柱状の標識部が、前記ポールを上方から装着されて該ポールを着脱自在に立設支持可能な路面に設置されるベースを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路用標示体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218844A JP5341694B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 道路用標示体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218844A JP5341694B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 道路用標示体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011069054A JP2011069054A (ja) | 2011-04-07 |
JP5341694B2 true JP5341694B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=44014570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009218844A Active JP5341694B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 道路用標示体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5341694B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682116U (ja) * | 1993-05-06 | 1994-11-25 | 合資会社オカモト | 車止め標識 |
JPH1113032A (ja) * | 1997-06-23 | 1999-01-19 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | 柵 |
-
2009
- 2009-09-24 JP JP2009218844A patent/JP5341694B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011069054A (ja) | 2011-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5520001B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5334807B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5341694B2 (ja) | 道路用標示体 | |
KR100859660B1 (ko) | 도로시설물의 지주 고정용 베이스 | |
JP5341692B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP4592605B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5341675B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5417121B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5417065B2 (ja) | 歩行者横断防止標識柱 | |
JP5639219B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5728315B2 (ja) | 道路標識柱 | |
JP6032979B2 (ja) | 道路標識柱 | |
JP5334828B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5417201B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP2011236602A (ja) | 道路用標示体 | |
KR200345530Y1 (ko) | 차선규제봉 | |
JP4470716B2 (ja) | 道路標識柱 | |
JP5763229B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5341805B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP2011208354A (ja) | 道路用標示体 | |
JP5417153B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP5736126B2 (ja) | 道路用標示体 | |
JP2011052469A (ja) | 道路用標示体 | |
JP2010222831A (ja) | 道路用標示体および押圧装置 | |
JP2016033315A (ja) | 道路用標示体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5341694 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |