JP5334828B2 - 道路用標示体 - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る道路用標示体は、車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを有する柱状の標識部が少なくとも2個立設され、該柱状の標識部間にビーム状の標識部が架設されている道路用標示体であって、
前記ビーム状の標識部は弾性的に曲がる可撓性を有する筒状に形成され、
該ビーム状の標識部の内側には補強筒が内装されており
前記各柱状の標識部のポールにはそれぞれジョイントが固定され、
該各ジョイントには筒状の内壁部を備えた水平結合部が水平方向に向けて形成されており、
該各水平結合部の内壁部の内側に前記補強筒の端部が挿入されるとともに、前記内壁部の外側に前記ビーム状の標識部の端部が挿入されて結合されていることを特徴としている。
また、前記の柱状の標識部が車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有し、前記ビーム状の標識部を弾性的に曲がる可撓性を有する筒状に形成させるので、道路用標示体に車両が衝突する等して外力を受けたときには前記各柱状の標識部やビーム状の標識部が全体的に撓んでこの外力を逃がし、道路用標示体が破壊されにくいものとなされ、さらに外力が無くなると元の形状に復元するようになされる。
また、前記ビーム状の標識部の内側に補強筒を内装させ、
前記各柱状の標識部のポールにはそれぞれジョイントを固定させ、
この各ジョイントに筒状の内壁部を備えた水平結合部を水平方向に向けて形成させ、
この各水平結合部の内壁部の内側に前記補強筒の端部を挿入させるとともに、前記内壁部の外側に前記ビーム状の標識部の端部を挿入させて結合させるので、道路用標示体が外力を受け前記ビーム状の標識部が折れ曲がっても、内装させた補強筒が内側から支持してより強力に変形したビーム状の標識部を復元させる。これは、受けた外力によって道路用標示体に対して全体が捩れるように力がかかった場合でも、強力な復元力により道路用標示体が変形した後にもとの形状に戻ることができる。
また、ビーム状の標識部や補強筒が経年劣化等して交換が必要になった場合には、固定ボルトを螺脱させることで、これらをジョイントから取り外すことが出来、容易に交換などの整備を行うことができる。
また、前記補強筒と前記ビーム状の標識部との隙間に保間部材を取り付けることで、この取付部分以外の場所での前記ビーム状の標識部の外側面と前記補強筒の内側面との接触が抑制されてそれぞれの間の隙間が確保され、ビーム状の標識部の折れ曲がり等の変形後の復元の際に、ビーム状の標識部と補強筒との摩擦によってこの復元が抑制されることがなく、より強力に変形が復元される。
また、前記保間部材が変形後に復元する柔軟性を有すれば、ビーム状の標識部が外力を受けて変形しても、前記保間部材が変形に伴い破壊されることがなく、好ましい。
まず最初に、図1および図2によって、本発明に係る道路用標示体の全体的な構成について説明する。
本実施形態の道路用標示体は、2本の柱状の標識部1を並設させ、これらの間にビーム状の標識部5をそれぞれ架設させて道路用標示体を構成させている。
本実施形態の柱状の標識部1は、ポール11をベース2の上方から着脱自在に立設できるように構成させている。
また、本実施形態の道路用標示体は、上記のようにビーム状の標識部5を架け渡した各柱状の標識部1を、車の通過を防止したい場所に単体で設置させて車止めとして利用してもよい。また走行車線と対向車線との間に本実施形態の道路用標示体を複数組並設させて車線を分離するとともに、設置した道路を歩行者が横断することを防止するように用いることもできる。
柱状の標識部1のポール11は円筒形の中空柱状体に形成されており、その上端を塞ぐようにジョイント4が融着によって固定され、ポール部11の下端を塞ぐように補強用部材12が固定されている。
ポール11とベース2との固定方法は上記の方法に限るものではなく、ポール11の下端とベース2のくぼみ21とにそれぞれ係合可能な係合部と係止部とを設け、これらの係合によって着脱可能に固定させてもよいし、ポール11とベース2とは別に形成させた固定部材をポール11とベース2とに架け渡して取り付けることでこれらを固定させてもよいし、他の方法を用いて固定させても良い。
また図1、2に示すように、ポール11の外側面には、光の再帰反射性を備えた反射シートが巻回されて全周に亘って貼り付けられた反射部13が設けられており、正面や側方からの視認性を高いものとすることができる。
下方結合部41は、下方に向いたジョイント4の外周面が縮径して突出するように形成されており、円筒形のポール11の中空部分に上方から挿入可能に形成されている。下方結合部41の外周面はポール11の内周面に当接するように形成され、下方結合部41とポール11とは融着によって強固に固着されている。
ジョイント4は、車両などが接触する等して変形しても元の状態に復元するように弾性を有する材料で形成するのが好ましく、本実施形態では熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができ、他の材料を用いてもよい。
図6は補強筒6の形状を示す(イ)は正面図であり、(ロ)は(イ)のA−A断面図であり、図7は図6の補強筒6に図5のクリップナット8を取り付けた状況を示す(イ)は側面図であり、(ロ)は正面図である。
本実施形態の補強筒6は、中空の円筒形状に形成されており、図2に示すようにその長さがビーム状の標識部5よりも短く形成され、図3に示すようにその外径がビーム状の標識部5の内径よりも小さく形成されてその内側に内装可能に形成され、更にジョイント4の水平結合部42の内壁部44の内側に挿入可能に形成されている。
本実施形態において、ジョイント4に設けられた水平結合部42の内壁部44は、側面視からの断面形状が略正八角形の筒状に形成されており、それぞれ対向する4面をジョイント4の向きに対して真上、真下、水平横方向へ向けるように形成されている。そして、前記の面の間に形成された斜め方向に向かう4面において、ビーム挿入溝部46から内壁部44の内部へ至るように内壁部44を貫通する雄ねじ挿通孔44aが設けられている。
また、ジョイント4に設けられた水平結合部42の壁部43において、前記の雄ねじ挿通孔44aに対応する位置に、壁部43の外周面から内周面に至るボルト挿通孔43aが設けられている。
本実施形態では、後記図8に示されるようにジョイント4とビーム状の標識部5と補強筒6とを固定ボルト9によって固定するように設けており、前記の雄ねじ挿通孔44aは固定ボルト9の雄ねじ部91が挿通可能な大きさに形成され、前記のボルト挿通孔43aは固定ボルト9のボルト頭部92が挿通可能な大きさに形成されている。
内壁部44の角部44cと、これに対応する位置の壁部43の突部43bとの隙間は、ビーム状の標識部5の壁の厚みに対応する大きさに形成されており、ジョイント4のビーム挿入溝部46にビーム状の標識部5を挿入させた際に、ビーム状の標識部5が角部44bと突部43bとに挟まれて安定的に保持される。
クリップナット8は、平板状のバネを、上板部81a、中板部81b、下板部81cを備えるようにコの字形状に曲げて形成されたクリップ部81と、クリップ部81の下板部81cの下面に固定されたナット82から構成されている。ナット82はその雌ねじ部84に固定ボルト9の雄ねじを螺入可能な大きさのものを用いている。また、クリップ部81の上板部81aおよび下板部81cには、ナット82の雌ねじ部分に対応する位置に、ナット82に螺入される雄ねじが挿通可能な大きさのクリップ部貫通孔83がそれぞれ形成されており、このクリップ部貫通孔83を挿通させてクリップ部81の上板部81aの上方からナット82に固定ボルト9の雄ねじを螺入可能に形成されている。
補強筒6は後記図6に示されるように中空の円筒形状に形成されており、図2に示されるようにその長さがビーム状の標識部5よりも短く形成され、図3に示されるようにその外径がビーム状の標識部5の内径よりも小さく形成されてその内側に内装可能に形成され、更にジョイント4の水平結合部42の内壁部44の内側に挿入可能に形成されている。
上記のように、ジョイント4とビーム状の標識部5との結合部分において、ビーム状の標識部5に補強筒6を内装させて設けることで、ビーム状の標識部5や柱状の標識部1に車両などが接触する等してビーム状の標識部5が折れ曲がるなどの変形を起こした場合において、ジョイント4付近ではビーム状の標識部5の変形に伴いこれに内装された補強筒6が変形し、その後補強筒6がもとの形状に復元しようとしてビーム状の標識部5を内側から支持するので、ビーム状の標識部5の復元力に補強筒6の復元力が加わり、より強力にビーム状の標識部5の変形が復元される。
上記のように補強筒6は外力を受けて変形しても元の状態に復元する弾性を有する材料で形成するのが好ましく、本実施形態では熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができ、他の材料を用いてもよい。
補強筒6は、円筒形状に形成された筒壁62から構成されており、その一方の端付近に前記筒壁62を貫通する円形の貫通孔61が形成されている。本実施形態では、貫通孔61は4箇所形成されており、具体的には各貫通孔61は補強筒6の端からそれぞれ等間隔に配置され、さらに各貫通孔は補強筒61の周方向においてもそれぞれ等間隔に配置されて形成されている。
クリップナット8は、クリップ部81で筒壁62を挟み、ナット82を補強筒6の中空部分に収納させて、補強筒6に4個取り付けられている。具体的には、クリップナット8のクリップ部貫通孔82及びナット82の雌ねじ部分が、補強筒6に設けた貫通穴61の位置に配置されるように取り付けられており、固定ボルト9の雄ねじ部91を補強筒6の外側から貫通孔61を挿通させて、クリップナット8のナット82へ羅結可能に形成させている。
本実施形態では、まず最初に図8(ロ)に示すように、ジョイント4の内壁部44の内側に、クリップナット8を取り付けた補強筒6を挿入させる。
このとき、補強筒6の貫通孔61が、ジョイント4の内壁部44に設けた雄ねじ挿通孔44aの位置に配置されるように、補強筒6を挿入させる。
前記のように補強筒6を挿入させることで、補強筒6に合計4個づつ取り付けられたクリップナット8のクリップ部81が、前記図4に示すように略正八角形の筒状に形成された内壁部44の斜め方向に向かう4面の内側にそれぞれ当接されて、安定的に内壁部44の内側に取り付けられる。
ジョイント4の水平結合部42を構成する壁部43、内壁部44,ビーム挿入溝部46は、固定ボルト9がクリップナット8に螺結されたときに、固定ボルト9のボルト頭部92の上端が、ジョイント4のボルト挿通孔43aから突出させずに、ジョイント4の壁部43の外周面より内側に位置するように、固定ボルト9をジョイント4の内部に収納可能に形成されている。上記のようにジョイント4を形成させることで、道路用標示体に車両などが接触した際に、固定ボルト9のボルト頭部91が車両に接触して傷つけるなどの問題の発生を防止することができる。
また上記のように、ジョイント4とビーム状の標識部5、補強筒6との固定にクリップナット8を用いることで、固定ボルト9を螺結させる雌ねじ部を容易にジョイント4に設けることができると共に、柱状の標識部1やビーム状の標識部5等が破損などして交換するような場合には、クリップナット8を容易に取り外して分別し、再利用や再生利用などを行うことができる。
本実施形態は、クリップナット8のナット82が補強筒6の外側に配置されるように取り付ける点と、ジョイント4の内壁部44に設けた雄ねじ挿通孔44aを前記のナット82が挿入可能な大きさに形成する点が、前記の実施形態と異なる主な事項である。
この後、図9(ロ)に示すように、ビーム挿入溝部46にビーム状の標識部5の端部を挿入させ、固定ボルト9を壁部44の外側からクリップナット8のナット82に羅結させて、ジョイント4にビーム状の標識部5と補強筒6とを固定させる。
本実施形態は、前記補強筒6と前記ビーム状の標識部5との隙間に保間部材7を取り付けた点が前記の実施形態と異なる事項の一つである。
また、前記クリップナット8が補強筒6ではなくジョイント4の内壁部44に取り付けられてビーム状の標識部5を固定されるのに持ちいられ、補強筒6はビーム状の標識部5の中空部分に前記保間部材7によって取り付けられている点が前記の実施形態と異なる事項の一つである。
上記のように保間部材7を取り付けた補強筒6をビーム状の標識部5の中空部分に挿入させることで、保間部材7の外周面がビーム状の標識部5の内周面に当接され、保間部材7を介して補強筒6がビーム状の標識部5内に取り付けられるように構成される。
また、保間部材7を取り付けることで、ビーム状の標識部5の外側面と補強筒6の内側面との隙間が確保され、保間部材7の取付部分以外におけるこれらの接触が抑制されるため、ビーム状の標識部5が折れ曲がる等の変形した後に復元する際、ビーム状の標識部5と補強筒6との接触部分の摩擦が障害となって復元が抑制されることがなく、より強力に復元されるようになされる。
また、本実施形態では保間部材7を補強筒6に接着させて固定させているが、接着させずに補強筒6とビーム状の標識部5との隙間に保間部材7を圧入させて取り付けても良い。
また、保間部材7は外力を受けた時に変形し、その後もとの形状に戻る柔軟性を有する材料で形成されており、ビーム状の標識部5が外力を受けて変形しても、保間部材7が変形に伴い破壊されることがなく、これを介して補強筒6が継続的にビーム状の標識部5を支持するように構成されている。
本実施形態では保間部材7の材料にエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)の発泡体を用いているが、これに限るものではなく、合成ゴムや天然ゴムの発泡体、発泡ウレタン樹脂などの合成樹脂の発泡体を好適に用いることができる。
クリップナット8は、クリップ部81でジョイント4の水平結合部42の内壁部44を挟み込み、ジョイント4内に内装される。このとき、ナット82がジョイント4の内壁部44の内側に収納されるように、クリップナット8を取り付ける。またクリップナット8は、正八角形の筒形状に形成された内壁部44の8つの面の中で、雄ねじ挿通孔44aが形成された4面にそれぞれ1個づつ取り付け、ナット82の雌ねじ部分が内壁部44の雄ねじ挿通孔44に位置するように取り付けている。
図11及び図12(イ)に示すように、クリップナット8を内壁部44に取り付けたジョイント4に、保管部材7を介して補強筒6を取り付けたビーム状の標識部5を挿入させる。ビーム状の標識部5の端部を内壁部44の外側のビーム挿入溝部46に挿入させ、補強筒6の端部が内壁部44の内側に挿入させる。また、このとき、ビーム状の標識部5に形成させたビーム貫通孔52がボルト挿通孔43aと雄ねじ挿通孔44aとの間に位置するように、ビーム状の標識部5を挿入させる。
本実施形態の補強筒6には貫通孔61を形成させず、クリップナット8のナット82及び固定ボルト9の雄ねじ部91は、ビーム状の標識部5の内周面と補強筒6の外周面との隙間に収納されるように設けられているが、これに限るものではなく、補強筒6の筒壁62に貫通穴62を形成して、固定ボルト9の雄ねじ部91の先端を補強筒6の内側に挿入されるように形成してもよいし、貫通孔62の大きさをナット82が挿入可能に形成させて固定ボルト9の雄ねじ部91とともにナット82を貫通穴62に挿入させるように形成させてもよい。
本実施形態の道路用標示体は、3本の柱状の標識部を一列に並設させ、これらの間にビーム状の標識部5をそれぞれ架設させて道路用標示体を構成させている点が前記までの実施形態と大きく事項であり、ビーム状の標識部5による歩行者横断防止などの交通規制効果をより少ない本数の柱状の標識部でより広範囲に及ぼすようになされている。
柱状の標識部1Bはポール11の上端にジョイント4と形状の異なるジョイント4Bが固定されている点が柱状の標識部1と異なる事項であり、ポール11やベース2の形状などは柱状の標識部1と同一に形成されている。
前記ジョイント4Bは、2個の水平結合部42が互いに背向するように180゜の角度を設けて配置されたT字型形状に形成されている点が主に柱状の標識部1のジョイント4と異なる点であり、個々の下方結合部41や水平結合部42と、ポール11やビーム状の標識部5、補強筒6との固定方法は柱状の標識部1のジョイント4と同じである。すなわち、筒状に形成された内壁部44の外側にビーム状の標識部5の端部を挿入させ、内壁部44の内側にクリップナット8を取り付けた補強筒6を挿入させ、壁部43の外側から固定ボルト9の雄ねじ部91を挿入させてクリップナット8のナット82に締結させて、ジョイント4Bとビーム状の標識部5、補強筒6とを固定させ、また該ジョイント4Bの下方結合部41も前記のジョイント4と同様に、縮径された下方がポール11の中空部分に挿入されている点は柱状の標識部1のジョイント4と同様である。
本実施形態の道路用標示体は、1本のビーム状の標識部5を柱状の標識部1と柱状の標識部1Bとに架設させて組み合わせたものを2組並設させて構成されている。具体的には、各ビーム状の標識部5が直線状に配置されるように4本の柱状の標識部1、1Bを一列に配置し、更に2本の柱状の標識部1Bのビーム状の標識部5が支持されていない水平結合部42を間隔を開け、好ましくは僅かの間隔を開けてそれぞれ対向させて隣接するように配置している。ここで言う僅かの間隔とは、ジョイント4BのT字型形状の両端の間隔以下程度の大きさを意味する。
本実施形態の道路用標示体を構成する、柱状の標識部1、1Bおよびビーム状の標識部5の形状は、図13に示す前記の実施形態と同様に形成されている。
また、隣接して配置された柱状の標識部1Bの間にビーム状の標識部5が架設されていないので、車両などが接触した時に接触した柱状の標識部1、1Bとこれに架設されたビーム状の標識部5の組み合わせのみが、撓んで車両からの衝撃を逃がすが、これに並設されている他の柱状の標識部1、1Bとビーム状の標識部5との組み合わせには、その衝撃が及ばないので、道路用標示体の全体に対して衝撃による力が至らず、これによる破壊などが抑制される。
本実施形態の道路用標示体は、1本のビーム状の標識部5を2本の柱状の標識部1Bとに架設させて組み合わせたものを立設させ、その両側に1本のビーム状の標識部5を柱状の標識部1と柱状の標識部1Bとに架設させて組み合わせたものをそれぞれ1組ずつ並設させて構成されている。具体的には、各ビーム状の標識部5がそれぞれ直線状に配置されるように6本の柱状の標識部1、1Bを一列に配置し、前記異なる組み合わせの柱状の標識部1Bのビーム状の標識部5が支持されていない水平結合部42をそれぞれ対向させて隣接するように配置している。
また、歩行者に横断する気を起こさせない効果や、接触する車両からの衝撃を全体的に及ぼさないという効果についても、前記の実施形態と同様に奏することができる。
本実施形態の道路用標示体は、柱状の標識部1及び1Cをそれぞれ2本ずつ、合計4本を平面視で矩形状に配置させて設置し、3本のビーム状の標識部5を平面視でUの字形状に配置されるように前記各柱状の標識部1、1Cにそれぞれ架設させて構成されている。
前記の各柱状の標識部1Cの上端には水平結合部42を2箇所形成させたジョイント4Cが固定されており、各ジョイント4C間、および各ジョイント4Cとジョイント4との間にビーム状の標識部5をそれぞれ架設させて、平面視においてUの字形状に配置させている。
また、柱状の標識部1Cは、ポール11の上端に固定されたジョイント4Cの形状のみが前記の柱状の標識部1、1Bと異なる事項であり、ポール11やベース2の形状などは同一に形成されている。
11 ポール
12 補強用部材
13 反射部
2 ベース
4 ジョイント
41 下方結合部
42 水平結合部
43 壁部
43a ボルト挿通孔
43b 突部
44 内壁部
44a 雄ねじ挿通孔
44b 凹部
44c 角部
45 曲部
46 ビーム挿入溝部
5 ビーム状の標示部
52 ビーム貫通孔
53 反射部
6 補強筒
61 貫通孔
62 筒壁
8 クリップナット
81 クリップ部
82 ナット
83 クリップ部貫通孔
84 雌ねじ部
9 固定ボルト
91 雄ねじ部
92 ボルト頭部
Claims (8)
- 車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを有する柱状の標識部が少なくとも2個立設され、該柱状の標識部間にビーム状の標識部が架設されている道路用標示体であって、
前記ビーム状の標識部は弾性的に曲がる可撓性を有する筒状に形成され、
該ビーム状の標識部の内側には補強筒が内装されており
前記各柱状の標識部のポールにはそれぞれジョイントが固定され、
該各ジョイントには筒状の内壁部を備えた水平結合部が水平方向に向けて形成されており、
該各水平結合部の内壁部の内側に前記補強筒の端部が挿入されるとともに、前記内壁部の外側に前記ビーム状の標識部の端部が挿入されて結合されていることを特徴とする道路用標示体。 - 固定ボルトの雄ねじ部が前記ビーム状の標識部の端部を外側から貫通し、前記補強筒に備えたナットに螺結されて、前記ビーム状の標識部と前記補強筒とが前記水平結合部に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
- 前記ナットがクリップナットであり、該クリップナットはそのクリップ部を前記補強筒の筒壁部分に挟ませて取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の道路用標示体。
- 固定ボルトの雄ねじ部が前記ビーム状の標識部の端部を外側から貫通し、前記内壁部に備えたナットに螺結されて、前記ビーム状の標識部が前記水平結合部に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
- 前記ナットがクリップナットであり、該クリップナットはそのクリップ部を前記内壁部に挟ませて取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の道路用標示体。
- 前記水平結合部には前記ビーム状の標識部の端部外側を覆う壁部が設けられ、
前記固定ボルトのボルト頭部が前記壁部の外側面の内側に収納されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の道路用標示体。 - 前記補強筒と前記ビーム状の標識部との隙間に変形後に復元する柔軟性を有する保間部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の道路用標示体。
- 前記ジョイントの少なくとも1個に前記水平結合部が複数形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の道路用標示体。
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