JP2006348561A - 道路標識具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】道路上に設置可能な道路標識具1であって、外力に対して揺動可能で尚且つ弾性復元力により起立状態が保持される標示部2と、前記標示部を前記道路上に支持する接地部3とを備える道路標識具。
【選択図】 図1
Description
また、立て看板やラバーコーンには、点滅灯や光反射部材が備えられている場合が多く、上述の転倒や位置ずれが特に夜間に起こると、違う方向に誘導されていることに運転手が気付き難く、事故につながる危険性が高くなる。
道路上に設置可能な道路標識具であるため、道路工事等の工事現場において、その周囲に本発明を一時的に配置して車線等を規制し、その近くを通る一般車両の運転手に注意を促して、規制車線内への進入を防止することにより、工事現場と道路交通の安全を図ることができる。
また、本発明の特徴として、外力に対して揺動可能で尚且つ弾性復元力により起立状態が保持される標示部と、前記標示部を前記道路上に支持する接地部とを備えるので、たとえ標示部に外力(風や車の接触や衝突など)を受けたとしても、標示部が揺動することによってその力を受け流すことが可能である。そのため、本発明の道路標識具が転倒したり、あるいは、飛ばされて所定の位置から移動してしまうのを防止することが可能になると共に、衝突した車等にも傷や凹みが生じ難く、衝撃が少ないので運転手に対しても安全である。
さらに、外力を受けて標示部が揺動したとしても、弾性復元力により基の状態に戻り、起立状態が保持されるので、道路標識機能(視認性)も復元し、引き続き運転手に注意を促すことができる。
標示部が幅方向に湾曲しているので、フラットな形状である場合と比較して起立状態が保持され易い。また、下部ほどその曲率半径が大きくなるよう湾曲成型されているので、上部ほど起立状態が保持され易い形状となり(風等の空気抵抗も受け難い)、下部ほど揺動変形し易い形状となる。つまり、標示部が、風等の空気抵抗を受け難くなり起立状態をより保持し易くなると共に、何らかの外力を受けて揺動変形した後も、より迅速に復元し得る。
標示部と接地部とがそれぞれ別個の部材から構成されるので、標示部と接地部とをそれぞれ別々に製造・保管することが可能となる。その結果、種々の大きさや形状を有する標示部や接地部を製造し易くなり、適用範囲が広がると共に、別々に保管することにより、その嵩張りをより小さくすることにより輸送コストや管理コストを低減することも可能となる。
また、前記標示部の一端側を挿入可能な挿入孔が前記接地部に設けられているので、標示部の一端を、接地部に設けられている挿入孔内に挿入するだけで容易に組み立てることが可能であると共に、使用後は標示部を引き抜いて分離することも可能である。
挿入孔の上側の角が面取り成形されているので、標示部が外力を受けて揺動変形する際、標示部と前記角との接触部における荷重の集中が緩和されて、標示部が折れ難くなる。
接地部の側方向から前記標示部を前記挿入孔に挿入可能にする横挿入用スリットが前記接地部に設けられているので、例えば、標示部が長尺の場合、その長手方向の先端から挿入孔に挿入しようとすれば非常に手間が掛かることがあるが、横挿入用スリットによって、より尺の短い標示部の幅方向から標示部を挿入することが可能となり、長尺の標示部についても容易に組み立てることが可能となる。
把手用の貫通孔が前記標示部又は前記接地部の少なくともいずれか一方に設けられているので、持ち運びに便利である。
標示部が光反射部材を備えているので、夜間のおいても視認性が確保される。また、風等で標示部(光反射部材)が揺れることにより、様々な角度に光が反射して、視認性がさらに向上し得る。
道路上に設置可能な道路標識具であるため、道路工事等の工事現場において、その周囲に複数の本発明(道路標識具)を一時的に配置して車線等を規制し、その近くを通る一般車両の運転手に注意を促して、規制車線内への進入を防止することにより、工事現場と道路交通の安全を図ることができる。
また、本発明の特徴として、重心が下半部に存在し、尚且つ道路と接する部分が球面形状であり、起き上がりこぼしの原理により起立状態が保持されるので、たとえ本発明が外力(風や車の接触や衝突など)を受けたとしても、揺動することによってその力を受け流すことが可能である。そのため、本発明が転倒したり、あるいは、飛ばされて所定の位置から移動してしまうのを防止することが可能になると共に、衝突した車等にも傷や凹みが生じ難く、衝撃が少ないので運転手に対しても安全である。
さらに、外力を受けて本発明が揺動したとしても、起き上がりこぼしの原理により基の状態に戻り、起立状態が保持されるので、道路標識機能(視認性)も復元し、引き続き運転手に注意を促すことができる。
図1は、本発明の道路標識具1を示した外観斜視図である。図1に示されるように、本発明の道路標識具1は、運転手等に注意を促す標識機能(視認性)を有する標示部材2(標示部)と、その標示部材2を道路上に支持する接地部材3(接地部)とから構成されており、標示部材2は外力(風や車等の接触や衝突)に対して前後方向に揺動可能で尚且つ弾性復元力により起立状態が保持され得る。
標示部材2は、揺動部2aと支持部2bとから構成されている。揺動部2aは板状であり、持ち運ぶ際に使用し得る把手用の貫通孔4と、夜間においても運転手等に注意を促し得る光反射部材5(蛍光シート、あるいは各種反射シート等)とが設けられている。また、支持部2bは、揺動部2aの起立状態を支持し得る構成となっている。尚、標示部材2は、支持部2bによって接地部材3に固定される。
尚、揺動部2aの形状としては、板状の他に、丸棒状、角棒状、シート状、円錐状、四角錐状などの形状を適用することが可能であるが、これらに限定されるものでなく、揺動可能で且つ弾性復元力により起立状態が保持されて視認性を有し得るものであるならば、その形状や大きさは任意である。
上述のようにして製造された標示部材2の揺動部2aの外周に反射シートや蛍光シートといった光反射部材5を適当な接着剤を用いて貼り付ける。
接地部材3の製造方法としては、例えば、ゴム材を使用する場合には、プランジャまたはスクリュウでリボン状のゴム材料を計量して金型内に射出して加硫させる公知のゴム射出成形法により製造することが可能である。
図5〜図8は、本発明の別実施形態を示しており、その構成、素材、製法、形状等は上述の実施形態と同様である。
図5及び図6に示されるように、別実施形態における挿入孔3bは、支持部2bを嵌め込んで収容することができる横挿入用スリット3aにより接地部材3の側面部3cに連通している。従って、標示部材2の支持部2bを、横挿入用スリット3aを通じて接地部材3の側方向から挿入孔3bに挿入することができる(図6参照)と共に、横挿入用スリット3aを通じて標示部材2を随時取り外すこともできる。
(1)上述の実施形態においては、弾性復元力を有する柔軟な素材からなる標示部材を使用する構成としてあるが、本発明においては、標示部材として弾性復元力を有しない硬質な素材(例えば、木材、トタン板、合成樹脂など)を適用することも可能である。つまり、このような硬質素材を標示部材として使用する場合は、まず、標示部材が揺動可能となるように接地部材との間でヒンジ構造を設け、さらに、スプリングなどのバネ部材で標示部材を適当に支持することにより、硬質素材の標示部材がバネ部材の有する弾性復元力により起立状態が保持されるような構成とすることも可能である。
(2)上述の実施形態においては、標示部材に光反射部材を設ける構成としてあるが、点滅灯等を備える構成とすることも可能である。
(3)また、本発明における道路標識具は、起き上がりこぼしの原理を利用した構成を採用することによっても、上述の課題を解決することが可能である。
2 標示部材
2a 揺動部
2b 支持部
3 接地部材
3a 横挿入用スリット
3b 挿入孔
3c 側面部
3d 面取り成形部
4 貫通孔
5 光反射部材
6 路面
Claims (8)
- 道路上に設置可能な道路標識具であって、
外力に対して揺動可能で尚且つ弾性復元力により起立状態が保持される標示部と、前記標示部を前記道路上に支持する接地部とを備える道路標識具。 - 前記標示部が、幅方向に湾曲しており、下部ほどその曲率半径が大きくなるよう湾曲成形されている請求項1に記載の道路標識具。
- 前記標示部と前記接地部とがそれぞれ別個の部材からなり、前記標示部の一端側を挿入可能な挿入孔が前記接地部に設けられている請求項1又は2のいずれか1項に記載の道路標識具。
- 前記挿入孔の上側の角が面取り成形されている請求項3に記載の道路標識具。
- 前記接地部の側方向から前記標示部を前記挿入孔に挿入可能にする横挿入用スリットが前記接地部に設けられている請求項3又は4のいずれか1項に記載の道路標識具。
- 把手用の貫通孔が前記標示部又は前記接地部の少なくともいずれか一方に設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の道路標識具。
- 前記標示部が、光反射部材を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の道路標識具。
- 道路上に設置可能な道路標識具であって、
重心が下半部に存在し、尚且つ道路と接する部分が球面形状であり、起き上がりこぼしの原理により起立状態が保持される道路標識具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175183A JP2006348561A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 道路標識具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175183A JP2006348561A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 道路標識具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006348561A true JP2006348561A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37644689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005175183A Pending JP2006348561A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 道路標識具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006348561A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007308A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 標識ユニット |
JP2010270551A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 視線誘導標及びその基台部 |
KR200462040Y1 (ko) * | 2009-12-16 | 2012-08-22 | 주식회사 코와스 | 발포수지제와 초속경화형 수지를 이용한 오뚝이 조형물 |
JP2015117569A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 株式会社大晃工業 | 道路標識体及びこれらの同期点滅システム |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2005175183A patent/JP2006348561A/ja active Pending
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JP2010270551A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 視線誘導標及びその基台部 |
KR200462040Y1 (ko) * | 2009-12-16 | 2012-08-22 | 주식회사 코와스 | 발포수지제와 초속경화형 수지를 이용한 오뚝이 조형물 |
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