JP2019218786A - 道路鋲 - Google Patents
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Abstract
【課題】 収納穴内に雨水や異物等が侵入しても収納穴外へ雨水等を放出して、昇降機能が常時作動し、しかも耐久性に優れ、また劣化した場合でも安価且つ簡単に交換可能な路面標識用の道路鋲を提供する。【解決手段】 上面1aを球面としたゴム、透明性のアクリル、ガラス、硬質プラスチック、真鍮、鋳物、砲金等から成る標識本体1に、ゴム、可撓性樹脂等から成る蛇腹状の弾性支持部材6を螺合部9で結合し、前記弾性支持部材6の下部に鍔状のベース8を一体に成形した道路鋲を、道路に凹設し、案内筒10を設けた収納穴4に、前記標識本体1の上部が路面に突出するように収納する。そして前記標識本体1と前記弾性支持部材6の下部に排気孔5,7を設けると共に、前記標識本体1の上面1aに設けた凹部1bに短冊状、円形、矢印状等の反射テープ2を設ける。【選択図】図2
Description
本発明は、道路の区分を表す路面標識として用いる道路鋲に関し、更に詳しくは、自動車の車輪等が道路鋲の頭部を通過する際に該頭部が沈下(降下)し、車輪等が通過後に再び該頭部が上昇する道路鋲に関するものである。
道路の区分を表す路面標識として用いる道路鋲は、所定の間隔を置いて道路に設けられ、例えば反射ビーズや反射テープなどの反射体を該頭部に具えることによって、夜間において道路を走行する車輛のヘッドランプから照射される光線を反射して、運転者に道路の区分を視認させるものである。
しかし、一般の道路鋲には、何ら緩衝手段が設けられていないため、道路鋲上を車輛等が通過する場合に強い衝撃を受け、また長期にわたって使用した場合、道路鋲が破損することになる。一般の道路鋲はガラス、アクリル、又は硬質のプラスチック材等によって製作されているため、道路鋲が破損した場合にこれらの破片が道路上に散乱し、車輛のタイヤをパンクさせたり、破片が飛び散って歩行者に当たり負傷させる等の安全上問題となっていた。
また、道路鋲は、道路上に突出して設けられているため、車輛等が道路鋲上を通過する際にタイヤが滑ったり、跳ね返ったりし、特にに二輪車の場合は、転倒する可能性が大きく極めて危険であった。
そこで、これらの問題を解決するため、道路に道路鋲収納穴を設け、該道路鋲収納穴にコイルバネで支承した道路鋲を設置して、道路鋲を昇降させるものが、種々提案されている。
しかし、これらの従来の昇降機能を有する道路鋲は、収納穴内に路面から異物や雨水等が侵入して堆積するため、頭部が降下しない等の動作不能となり、長期にわたり昇降機能を持続するのが困難であると共に、構造が煩雑であったり耐久性に問題があった。
そこで、本発明は、収納穴内に雨水や異物等が侵入しても収納穴外へ雨水等を放出して、昇降機能が常時作動し、しかも耐久性に優れ、また劣化した場合でも安価且つ簡単に交換可能な路面標識用の道路鋲を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、上面を球面とし、反射機能若しくは発光機能を有する標識本体と、該標識本体と一連の蛇腹状の弾性支持部材とを備え、前記標識本体と弾性支持部材とを道路に設けた収納穴に前記標識本体の上面が路面より突出するように収納し、且つ、前記弾性支持部材内と路上を連通する排気手段を設けたことを特徴とする道路鋲である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記標識本体表面に反射シートを設けたことを設けたことを特徴とする道路鋲である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記標識本体を透明性のアクリル、ガラス、若しくは硬質プラスチック等の材料によって形成し、前記収納穴内に太陽光発電手段により発光する発光体を設けたことを特徴とする道路鋲である。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載のいずれかの発明において、前記弾性支持部材をゴム系又は弾性の材質としたことを特徴とする道路鋲である。
請求項1記載の発明によれば、車輛等の荷重が標識本体に加わると、標識本体は沈下し、蛇腹状の弾性支持部材内と、収納穴内の内圧が上昇して内部の空気を排気手段を介して外部に噴出させる。この場合、収納穴内に雨水や異物等がある場合に、これらの侵入物を同時に収納穴外に排出することができる。従って、雨水や異物等が収納穴内に堆積しても、堆積した侵入物を排出することができるので標識本体が降下不能になることがない。排気手段における排気孔等の大きさを実施時に選択することにより支障のない適正な速度で昇降動作を行う昇降機能を長期にわたり持続させることができる。そして、この道路鋲を例えば2〜3m間隔に設置することにより、道路の区分を示すドットライン状の路面標識として機能させ、車輛を横滑りさせたり、摩擦により消滅して再塗装を必要とする路面標示に代えることができる。
請求項2記載の発明によれば、反射機能のある昇降道路鋲を安価に提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、発光機能のある昇降道路鋲を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、耐久性の優れた昇降道路鋲を提供することができる。
図1は、本発明に係る実施例1の平面図、図2はその縦断面図を示し、1は上面1aを球体としたゴム、透明性のアクリル、ガラス、硬質プラスチック、真鍮、鋳物、砲金等から成る標識本体である。標識本体1は、上面1aに設けた凹部1bに短冊状、円形、矢印状等の反射テープ2が設けられている。そして、道路3に、凹設した収納穴4に連通する適数の排気孔5が設けられている。
6は、ゴム、可撓性合成樹脂等から成る蛇腹状の弾性支持部材で、下部に排気孔7を設け、鍔状のベース8が一体に成形されている。そして弾性支持部材6は、標識本体1と螺合部9により結合する構造となっており、用途に応じて材質の異なる標識本体1と交換できるように構成されている。例えば、積雪地域では、除雪車のスクリュー型羽根車やショベル等に対応させるため、金属製の標識本体と交換する。
実施例1に示す道路鋲は、以上のように構成されているのため、車輛等の通過時に標識本体1に荷重がかかると、蛇腹状の弾性支持部材6内の空気は下部に設けた排気孔7から収納穴4内に排出され、収納穴4内の空気は弾性支持部材6内から排出された空気と共に標識本体1に設けた排気孔5より排出される。排気孔5及び排気孔7の大きさを適切な大きさに設定することにより、支障なく円滑に標識本体1を昇降させることができる。
そして、上記排気時に、収納穴4内に、堆積していた雨水や異物等を同時に排出する。従って従来のこの種の道路鋲のように、特別なシール材を設ける必要がなく、構造が簡単で、安価で、しかも、設置が簡単な道路鋲を提供することができる。また、本発明に係る道路鋲を例えば2〜3m間隔に設けた場合、運転者に、ドットライン状に視認され、従来の白線に代わる標識として機能する。なお、図2中、10は塩ビ管を用いた収納穴4の内壁保護と、標識本体1の円滑な昇降を行わせるための案内筒である。
図3は、本発明の実施例2の縦断面図を示すもので、この実施例2では、ベース81を蛇腹状の弾性支持部材61と分離してベース81に設けた凸状係合部81aに前記弾性支持部材61の下部を嵌合する構成とし、ベース81を通気路11を設けた架台12上に設けて、蛇腹状の弾性支持部材61内の空気を標識本体1の沈降時に、前記通気路11、収納穴4及び排気孔5,5を経て、外部に排気させるようにしたものである。この構造によると、実施例1に示すように蛇腹状の弾性支持部材6に通気孔7を設ける場合よりも弾性支持部材の製作が容易になると共に、排気が迅速に行われるようになる。
図4は本発明の実施例3の縦断面図を示すもので、標識本体1と蛇腹状の弾性支持部材61を一体成型したもので、部品点数が少なく、且つ製造コスト削減の上で有利であると共に設置、交換が容易であるため積雪地以外の道路用として使い勝手が良好な道路鋲である。
なお、上記実施例では、標識本体1の上面1aの凹部1bに反射テープ2を設けて、車輛等のライトの光線を反射させる反射機能を備えるようにしていたが、標識本体1を透明性のアクリル、ガラス、若しくは硬質プラスチック等の材料によって形成し、収納穴4内に太陽光パネルとリチウムイオン電池やキャパシタ等の蓄電池から構成される太陽光発電手段を設けると共に、当該太陽光発電手段にLED等の発光体を接続して標識本体1に発光機能を設ける構成にしてもよい。
以上のように、本発明の道路鋲は、過酷な条件の下に設置されても、その昇降機能を常時持続することができる。そして、横断歩道や道路区画線等の標識として使用することにより、車輛等の通過の際には道路鋲の標識本体が沈降するため、運転者の安全性及び快適性が保たれる。また、道路鋲の標識本体が路面上に突出しているため、雨天夜間時でもその冠水が少なくなるので運転者からの視認性が確保される安全な車両走行に貢献することができる。
1 標識本体
1a 上面
1b 凹部
2 反射テープ
3 道路
4 収納穴
5,7 排気孔
6,61 弾性支持部材
8,81 ベース
81a 凸状係合部
9 螺合部
10 案内筒
11 通気路
12 架台
1a 上面
1b 凹部
2 反射テープ
3 道路
4 収納穴
5,7 排気孔
6,61 弾性支持部材
8,81 ベース
81a 凸状係合部
9 螺合部
10 案内筒
11 通気路
12 架台
Claims (4)
- 上面を球面とし、反射機能若しくは発光機能を有する標識本体と、該標識本体と一連の蛇腹状の弾性支持部材とを備え、前記標識本体と弾性支持部材とを道路に設けた収納穴に前記標識本体の上面が路面より突出するように収納し、且つ、前記弾性支持部材内と路上を連通する排気手段を設けたことを特徴とする道路鋲。
- 前記標識本体表面に反射シートを設けたことを設けたことを特徴とする請求項1記載の道路鋲。
- 前記標識本体を透明性のアクリル、ガラス、若しくは硬質プラスチック等の材料によって形成し、前記収納穴内に太陽光発電手段により発光する発光体を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の道路鋲。
- 前記弾性支持部材をゴム系又は弾性の材質としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の道路鋲。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018118187A JP2019218786A (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | 道路鋲 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018118187A JP2019218786A (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | 道路鋲 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019218786A true JP2019218786A (ja) | 2019-12-26 |
Family
ID=69095823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018118187A Pending JP2019218786A (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | 道路鋲 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019218786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102465261B1 (ko) * | 2022-04-14 | 2022-11-09 | (주)동진이엔시 | 횡단보도 차량 정지선 표시장치 |
-
2018
- 2018-06-21 JP JP2018118187A patent/JP2019218786A/ja active Pending
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KR102465261B1 (ko) * | 2022-04-14 | 2022-11-09 | (주)동진이엔시 | 횡단보도 차량 정지선 표시장치 |
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