JP2014024449A5 - - Google Patents

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信号待ちするときなどにエンジンをアイドル停止させる車両においては、アイドル停止を終了してエンジンを再始動して車両を発進させるとき、エンジンで駆動される油圧ポンプでは油圧供給が遅れることから、下記の特許文献1記載の技術においてエンジンで駆動される油圧ポンプと別にアキュムレータを備えることが提案されている。
請求項3に係る車両の制御装置にあっては、前記第1パラメータが前記ブレーキの液圧またはその圧力変化と前記ブレーキに供給される負圧と前記係合要素に供給される油圧と前記アクセルペダルの開度の少なくともいずれかであり、前記第2パラメータが前記ブレーキの液圧またはその圧力変化と前記ブレーキに供給される負圧と前記係合要素に供給される油圧と前記アクセルペダルの開度と前記作動指令が出力されてからの経過時間の少なくともいずれかであると共に、前記第1パラメータと第2パラメータは同一に設定されるとき、前記第1しきい値と第2しきい値は別の値に設定される如く構成した。
求項1に係る車両の制御装置にあっては、所定の許可条件が成立したときにエンジンを停止させると共に、既定の復帰条件が成立したときにエンジンを再始動させるアイドル停止制御を実行するアイドル停止制御手段を備えると共に、アイドル停止制御手段は、エンジンを再始動させるとき、油圧ポンプから吐出される油圧を摩擦係合要素に供給する油路に接続される油圧発生手段を作動させる作動手段に油圧発生手段の作動指令を出力し、次いでエンジンを始動させる始動装置にエンジンの始動指令を出力する如く構成したので、従来技術のようにエンジン再始動後にアキュムレータを作動させるのではなく、摩擦係合要素への油圧発生手段を作動させた後にエンジンを始動させるようにすることで、エンジンを再始動させるまでに摩擦係合要素に駆動力伝達に必要な油圧を供給することができ、車両を迅速に発進させることができて運転者に良好なフィーリングを与えることができる。
請求項3に係る車両の制御装置にあっては、第1パラメータがブレーキの液圧またはその圧力変化とブレーキに供給される負圧と係合要素に供給される油圧とアクセルペダルの開度の少なくともいずれかであり、第2パラメータがブレーキの液圧またはその圧力変化とブレーキに供給される負圧と係合要素に供給される油圧とアクセルペダルの開度と作動指令が出力されてからの経過時間の少なくともいずれかであると共に、第1パラメータと第2パラメータは同一に設定されるとき、第1しきい値と第2しきい値は別の値に設定される如く構成したので、上記した効果に加え、運転者の発進意図と関連性の高いパラメータとしきい値を用いることでその時間的な変化を検出することができ、よって運転者の発進意図を一層的確に検出することができる。
即ち、出力軸22はトルクコンバータ24のポンプ・インペラ24aに接続される一方、それに対向配置されて流体(作動油)を収受するタービン・ランナ24bはメインシャフト(入力軸)MSに接続される。トルクコンバータ24はロックアップクラッチ24cを備える。
マスタシリンダ40のピストンは増力された踏み込み力に相当する距離だけストロークする。ピストンのストロークによって生成された液圧(ブレーキ液の圧力)は導管40bを介してディスクブレーキ34に送られ、ディスクブレーキ34を動作させ、車両14を制動(減速)させる。
前後進切換機構28において前進クラッチ28aと後進ブレーキクラッチ28bの切換は、車両運転席に設けられたレンジセレクタ44を運転者が操作して例えばP,R,N,D,S,Lなどのレンジのいずれかを選択することで行われる。運転者のレンジセレクタ44の操作によるレンジ選択は変速機油圧供給機構46(後述)のマニュアルバルブに伝えられる。
即ち、エンジンコントローラ66は、ブレーキペダル36が運転者によって操作されており、アクセルペダル18が操作されておらず、車速Vが零で、CVT26のレシオ(変速比)がローであるなどの所定の条件が成立したとき、エンジン10を停止させる一方、ブレーキペダル36の操作が中止(OFF)される(さらにはアクセルペダル18が操作される)などの既定の条件が成立したとき、エンジン10を再始動させるアイドル停止制御を実行する。
以下説明すると、S10においてアイドル停止、即ち、エンジン10が停止されているか否か判断し、否定されるときはS12に進み、アキュムレータ作動フラグのビットを0にリセットする。このフラグのビットを0にリセットすることは切換弁(作動手段)46w(のリニアソレノイドバルブ)にアキュムレータ(油圧発生手段)46vの作動指令を出力しないことを意味する。
S18で肯定されるときはS16に進むと共に、図4に示す如く、エンジン10の始動を要求する一方、否定されるときはS20に進み、圧力センサ60から検出されるブレーキ負圧の単位時間当たりの変化量(変化率。第1パラメータ)が適宜設定される第1しきい値以上か否か判断する。運転者ブレーキペダル操作が開始されればこの負圧が変化するため、S20の処理は同様にブレーキ負圧を通じて運転者の発進意図が示されたか否か判断することに相当する。
また、前記第1パラメータが前記ブレーキ(マスタシリンダ40)の液圧またはその圧力変化と前記ブレーキ(マスタバック38)に供給される負圧と前記係合要素(前進クラッチ28aなど)に供給される油圧と前記アクセルペダル18の開度の少なくともいずれかであり、前記第2パラメータが前記ブレーキ(マスタシリンダ40)の液圧またはその圧力変化と前記ブレーキに供給される負圧(マスタバック38)と前記係合要素(前進クラッチ28aなど)に供給される油圧と前記アクセルペダル18の開度と前記作動指令が出力されてからの経過時間の少なくともいずれかであると共に、前記第1パラメータと第2パラメータは同一に設定されるとき、前記第1しきい値と第2しきい値は別の値に設定される如く構成したので、上記した効果に加え、同一(同種)のパラメータを用いることでその時間的な変化を検出することができ、よって運転者の発進意図を一層的確に検出することができる。
た自動変速機TとしてCVTを図示したが、それに限られるものではなく、有段変速機であっても良い。さらにCVTも無端可撓部材がベルトに限られるものではなく、チェーンであっても良い。

Claims (6)

  1. 運転者に操作可能なブレーキペダルとアクセルペダルを備える車両に搭載されるエンジンと、油圧作動の摩擦係合要素を介して入力される前記エンジンの回転を変速して駆動輪に伝達する自動変速機と、油圧ポンプから吐出される油圧を前記摩擦係合要素に供給する油路と、前記油圧ポンプと別に前記油路に接続される油圧発生手段と、前記油圧発生手段を作動させる作動手段と、前記エンジンを始動させる始動装置と、所定の許可条件が成立したときに前記エンジンを停止させると共に、既定の復帰条件が成立したときに前記エンジンを再始動させるアイドル停止制御を実行するアイドル停止制御手段とを備える車両の制御装置において、前記アイドル停止制御手段は、前記エンジンを再始動させるとき、前記作動手段に前記油圧発生手段の作動指令を出力し、次いで前記始動装置に前記エンジンの始動指令を出力することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記アイドル停止制御手段は、前記車両の挙動から検出される第1パラメータと第1しきい値との比較結果に基づいて前記作動指令を出力すると共に、前記車両の挙動から検出される第2パラメータと第2しきい値との比較結果に基づいて前記始動指令を出力することを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記第1パラメータが前記ブレーキの液圧またはその圧力変化と前記ブレーキに供給される負圧と前記係合要素に供給される油圧と前記アクセルペダルの開度の少なくともいずれかであり、前記第2パラメータが前記ブレーキの液圧またはその圧力変化と前記ブレーキに供給される負圧と前記係合要素に供給される油圧と前記アクセルペダルの開度と前記作動指令が出力されてからの経過時間の少なくともいずれかであると共に、前記第1パラメータと第2パラメータは同一に設定されるとき、前記第1しきい値と第2しきい値は別の値に設定されることを特徴とする請求項2記載の車両の制御装置。
  4. 前記第1パラメータと前記第2パラメータが共に前記ブレーキの液圧の高さである場合、前記第1しきい値は前記第2しきい値より大きな値に設定される一方、前記第1パラメータと前記第2パラメータが共に前記ブレーキの液圧の圧力変化である場合、前記第1しきい値は前記第2しきい値より小さい値に設定されることを特徴とする請求項3記載の車両の制御装置。
  5. 前記アイドル停止制御手段は、前記ブレーキの液圧を前記第1パラメータとして前記第1しきい値との比較結果に基づいて前記作動指令を出力すると共に、前記第2パラメータのうちのいずれかの第2しきい値との比較結果のうちの最先の比較結果に基づいて前記始動指令を出力することを特徴とする請求項3記載の車両の制御装置。
  6. 前記ブレーキの液圧供給回路に供給される圧力センサと、前記ブレーキの運転者による操作に応じた出力を生じるブレーキスイッチを備えると共に、前記第2パラメータは前記圧力センサと前記ブレーキスイッチの出力の少なくともいずれかから検出されるパラメータであることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の車両の制御装置。
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