JP2002195399A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2002195399A
JP2002195399A JP2000396402A JP2000396402A JP2002195399A JP 2002195399 A JP2002195399 A JP 2002195399A JP 2000396402 A JP2000396402 A JP 2000396402A JP 2000396402 A JP2000396402 A JP 2000396402A JP 2002195399 A JP2002195399 A JP 2002195399A
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engine
automatic transmission
oil passage
assist pump
bypass oil
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JP2000396402A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kato
芳章 加藤
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JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0021Generation or control of line pressure
    • F16H61/0025Supply of control fluid; Pumps therefore
    • F16H61/0031Supply of control fluid; Pumps therefore using auxiliary pumps, e.g. pump driven by a different power source than the engine

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンにより駆動されるメインポンプを油
圧供給源とする自動変速機の制御装置において、アイド
ルストップ制御時にはメインポンプが停止し、再発進時
にアシストポンプによる油圧供給を行った場合、電動モ
ータ及びバッテリに負担をかけることなく走行に必要な
油圧を供給し、スムーズな走行をすることのできる自動
変速機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 アイドルストップ制御手段を有するエン
ジン10と、エンジン10により駆動するメインポンプ
22を油圧供給源として変速制御を行う自動変速機20
とを備えた車両おいて、自動変速機20に電動モータ4
1により駆動するアシストポンプ40を設け、アシスト
ポンプ40と自動変速機内の前進用締結要素21又は後
進用締結要素の締結圧供給口直前とを連通するバイパス
油路43aを設け、かつ、アシストポンプ40を駆動す
るアシストポンプ制御手段を設けたこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
装置であって、特に、走行中の車両停止時にエンジンの
アイドリングを停止するアイドルストップ制御装置を備
えた車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、走行中において車両が停止し、か
つ所定の停止条件が成立した場合に、エンジンを自動的
に停止させ、燃料の節約、排気エミッションの低減、あ
るいは騒音の低減等を図るように構成したアイドルスト
ップ車両がすでに実用化されている。このような車両に
あってはエンジンが停止すると、エンジンにより駆動さ
れているメインポンプが停止してしまうため、例えば、
自動変速機の前進クラッチに供給されている油も油路か
ら抜け、油圧が低下してしまう。そのため、エンジンが
再始動されるときには、前進走行時に係合されるべき前
進クラッチもその係合状態が解かれてしまった状態とな
ってしまうことになり、エンジン再始動時に、この前進
クラッチが速やかに係合されないと、いわばニュートラ
ルの状態のままアクセルペダルが踏み込まれることにな
り、エンジンが吹き上がった状態で前進クラッチが係合
して係合ショックが発生する可能性がある。
【0003】よって、これを解決する手段として、例え
ば特開2000−46166号公報に記載の技術が知ら
れている。この技術は、2台のポンプを使用するもの
で、メインポンプを運転して流体の供給を行い、エンジ
ン停止時等のメインポンプ停止時に、電動モータにより
駆動するアシストポンプを単独で運転して流量不足を補
うことで、自動変速機への作動流体の供給確保を、バッ
テリの電力消費を最小に抑えながら行うことができるよ
う構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、エンジン停止時は常に電動モータ
により駆動するアシストポンプが駆動するため、電力消
費が著しい。特に、渋滞時等においては、バッテリに大
きな負担がかかるとともに、アシストポンプ駆動用のモ
ータ自身にも大きな負担がかかるという問題があった。
【0005】また、上記問題を解決するために本出願人
は、出願番号特願2000−255610号によって、
アイドルストップ制御によりエンジンが停止した状態に
おいて、アシストポンプの駆動も停止するアイドルスト
ップ制御を提案した。この技術はアイドルストップ制御
によりエンジンが停止した状態においては、全ての油圧
供給を停止し、運転者の発進動作に基づいてエンジンの
駆動に先行してアシストポンプを駆動することで、自動
変速機内において必要な油圧をエンジン駆動以前に供給
することで、発進時の発進クラッチ締結によるショック
等を低減すると共に、エンジン停止中のバッテリ消費を
低減するものである。
【0006】しかし、この先行技術においても、エンジ
ン駆動に先行してアシストポンプにより自動変速機内に
油圧を供給しても、エンジン駆動までの短時間の間に締
結要素である発進クラッチに十分な締結圧を供給できな
いといった恐れがある。これは、特にベルト式無段変速
機などを備えた場合、ベルト式無段変速機にはプーリと
ベルトとの接触半径を変更することで変速を行うが、こ
のため、ベルトを押圧するためのプーリ圧が必要とされ
る。よって、エンジン停止による油圧供給の停止によっ
て油が抜けてしまったプーリ内へ油圧を供給しつつ、締
結要素への締結圧を供給しなければならないため、締結
要素に対して十分な油圧の供給が達成されない可能性が
あるからである。
【0007】本発明は、上述のような従来技術の問題点
及び先行技術の問題点に着目してなされたもので、エン
ジンにより駆動されるメインポンプを油圧供給源とする
自動変速機の制御装置において、アイドルストップ制御
時にはメインポンプが停止し、再発進時にアシストポン
プによる油圧供給を行った場合、電動モータ及びバッテ
リに負担をかけることなく走行に必要な油圧を供給し、
スムーズな走行をすることのできる自動変速機の制御装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、始動のためのスタータモータと、車速センサにより
検出された車速信号、舵角センサにより検出された操舵
角、及びブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段
からの信号等に基づいて、予め設定されたアイドリング
停止条件により、エンジンコントロールユニットに対し
エンジンのアイドリング作動及び停止信号を出力するア
イドルストップ制御手段を有するエンジンと、前記エン
ジンにより駆動するメインポンプを油圧供給源として変
速制御を行う自動変速機と、を備えた車両おいて、前記
自動変速機に電動モータにより駆動するアシストポンプ
を設け、前記アシストポンプと自動変速機内の前進用締
結要素又は後進用締結要素の締結圧供給口直前とを連通
するバイパス油路を設け、かつ、前記アイドルストップ
制御手段によりエンジンのアイドリング停止後、該アイ
ドリング停止を解除する解除指令が出力されたときは、
エンジンを始動する前記スタータモータの駆動に先行し
て、前記アシストポンプを駆動するアシストポンプ制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機の制御装置において、前記バイパス油路
に、前記前進用締結要素の締結圧供給口直前と前記後進
用締結要素の締結圧供給口直前にそれぞれ前進用バイパ
ス油路及び後進用バイパス油路を設け、前記バイパス油
路上に前記アシストポンプと前記前進用バイパス油路と
の連通状態、前記アシストポンプと前記後進用バイパス
油路との連通状態及びいずれのバイパス油路とも連通し
ない非連通状態を選択可能な切換弁を設け、前記アイド
ルストップ制御手段によりエンジンのアイドリング停止
後、該アイドリング停止を解除する解除指令が出力され
たときは、運転者により選択されたセレクト位置に応じ
て前記切換弁を切り換える切換弁制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機の制御装置において、前記自動変速機
は、運転者により選択されたセレクト位置に応じて前記
前進用締結要素及び前記後進用締結要素への油圧供給を
切り換える前後進切換弁を有し、前記バイパス油路は、
前記アシストポンプと前記前後進切換弁の直前とを連通
すると共に、前記バイパス油路上に連通及び非連通状態
を切り換え可能な切換弁を設け、前記アイドルストップ
制御手段によりエンジンのアイドリング停止後、該アイ
ドリング停止を解除する解除指令が出力されたときは、
前記切換弁を連通状態に切り換える切換弁制御手段を設
けたことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載の自動変速機の制御装置において、前記アシ
ストポンプ制御手段を、エンジン回転数が所定回転数を
超えた場合にアシストポンプの駆動を停止する手段と
し、前記切換弁制御手段を、前記アシストポンプの駆動
が停止により切換弁を非連通状態に切り換える手段とし
たことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4に記載の自動変速機の制御装置において、前記自動
変速機として変速比を無段階に変速可能なベルト式無段
変速機を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の自動変速機の制
御装置においては、アイドルストップ制御手段によりエ
ンジンのアイドリングを停止したときは、電動モータに
より駆動するアシストポンプの駆動も停止するため、従
来技術のように、電動モータがアイドリング停止中も作
動し続けるといったことがない。よって、バッテリや電
動モータに負担をかけることなくアイドルストップ制御
を行うことができる。また、アイドリング停止を解除す
る解除指令を出力した場合、アシストポンプ制御手段に
より、アシストポンプがエンジン始動用のスタータモー
タに先行して作動されるため、自動変速機へ十分な油圧
を供給しつつエンジンの再始動を行うことができ、スム
ーズな走行を実現することができる。
【0014】また、アシストポンプと締結要素の直前と
を連通するバイパス油路が設けられている。すなわち、
自動変速機の油圧回路には、オイルポンプで発生した油
圧を一定圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブが
設けられている。このプレッシャレギュレータバルブが
開弁することで自動変速機内にライン圧を供給し、各締
結要素等を締結可能にするが、プレッシャレギュレータ
バルブの開弁にはある程度の油圧が必要とされる。しか
しながら、油圧は一端油の抜けた油路に油が充填された
後に発生するものであり、油の充填に若干の時間がかか
る。そのため、プレッシャレギュレータバルブの開弁を
待つことなく油の抜けた油路に油を供給する迂回路等を
設けた従来技術もあるが、この場合迂回路には油圧及び
油流量を調節するオリフィスが設けられているため、各
締結要素に十分な油を供給できない可能性がある。よっ
て、バイパス油路が締結要素の直前に直接油を供給する
ことで締結要素に対して十分な締結圧を素早く供給する
ことができる。
【0015】請求項2記載の自動変速機の制御装置にお
いては、前進用締結要素と後進用締結要素に対してそれ
ぞれバイパス油路及びそれぞれのバイパス油路へ切り換
える切換弁が設けられ、この切換弁を運転者のセレクト
レバーの選択位置に応じて切り換える切換弁制御手段が
設けられたことで、選択された締結要素に対して十分な
締結圧を素早く供給することができる。また、それぞれ
の締結要素の直前に直接油圧を供給することで、より素
早く締結することが可能となり、発進時の締結ショック
等を抑制することができる。
【0016】請求項3記載の自動変速機の制御装置にお
いては、運転者の操作により作動するセレクトレバーに
連動した前後進切換弁の直前にバイパス油路を設けたこ
とで、バイパス油路を締結要素の数に応じて複数設ける
必要が無く、また、それに伴い、それぞれの油路を選択
するための複数の切り換え位置を有する切換弁を必要と
しない。よって、締結要素に対して十分な締結圧を素早
く供給することができると共に、部品点数の抑えること
でコストを削減することができる。
【0017】請求項4記載の自動変速機の制御装置にお
いては、エンジン回転数が所定回転数を超えた場合に
は、アシストポンプの駆動を停止すると共に、切換弁を
非連通状態に切り換える。すなわち、エンジン回転数が
所定回転数を超えたときは、エンジンにより駆動される
メインポンプが十分な油吐出量を得るため、アシストポ
ンプの駆動時間を必要最小限にとどめることができる。
これにより、バッテリ及びアシストポンプを駆動する電
動モータ等に負担をかけることなくアイドルストップ制
御を行うことができる。
【0018】請求項5記載の自動変速機の制御装置にお
いては、自動変速機として変速比を無段階に変速可能な
ベルト式無段変速機が備えられている。よって、変速シ
ョック等を発生することなく滑らかな走行を達成するこ
とができる。すなわち、ベルト式無段変速機は、プライ
マリプーリ及びセカンダリプーリとベルトとの接触半径
を変更することで変速を行うが、このため、ベルトを押
圧するためのプーリ圧が必要とされる。よって、エンジ
ン停止による油圧供給の停止によって油が抜けてしまっ
たプーリ内へ油圧を供給しつつ、締結要素への締結圧を
供給しなければならず、締結要素に対して十分な油圧の
供給が達成されない可能性がある。しかしながら、本願
発明ではアシストポンプにより別途締結要素に対して油
を供給することで、バランスよく油圧を供給することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は実施の形態におけるア
シストポンプ40を備えた自動変速機の制御系を表す図
である。
【0020】10はエンジン、20は自動変速機、30
はトルクコンバータ、40はアシストポンプ、50はコ
ントロールユニット、60はスタータジェネレータであ
る。エンジン10には、燃料供給装置11が備えられ、
エンジン10へ燃料を供給している。また、チェーンス
プロケット12が設けられ、スタータジェネレータ60
に電磁クラッチ61を介して設けられたチェーンスプロ
ケット62とチェーン63により連結されている。この
スタータジェネレータ60はエンジン10のスタータ、
減速状態での発電機、並びにバッテリの蓄電状態に応じ
て発電する発電機として機能する場合は、電磁クラッチ
61によりエンジン10と締結状態とされる。
【0021】また、このエンジン10の出力回転はトル
クコンバータ30を介して自動変速機20内に設けられ
た前進クラッチ21を介して変速機構部24へと入力さ
れる。本実施の形態1では、変速機構部24としてベル
ト式無段変速機を備えている。また、自動変速機20に
は、エンジン10と共に回転駆動するメインポンプ22
が設けられ、油圧サーボ23へ油圧を供給している。
【0022】油圧サーボ23には、メインポンプ22か
らの油圧供給を受けると共に、アシストポンプ40から
も油圧が供給されている。このアシストポンプ40はポ
ンプ駆動用の電動モータ41とポンプ42から構成さ
れ、油の逆流を防止するチェックバルブ43を介して油
圧サーボ23に油圧を供給している。さらに、このアシ
ストポンプ40の吐出ポートは、チェックバルブ43の
手前で分岐して、直接前後進クラッチ21のピストン室
に油路切り換え電磁弁44を介して連通している。コン
トロールユニット50には、アイドルストップスイッチ
1,ブレーキスイッチ2,舵角センサ3,油温センサ
4,及び車速センサ5からの信号が入力され、スタータ
ジェネレータ60,電動モータ41,及び燃料供給装置
11の作動を制御する。
【0023】図2は本実施の形態1の変速機構部24に
備えられたベルト式無段変速機の構成を表す概略図であ
る。トルクコンバータ30の出力側は変速機入力軸31
と連結されており、この入力軸31の端部にはベルト式
無段変速機24のプライマリプーリ32が設けられてい
る。
【0024】ベルト式無段変速機24は、プライマリプ
ーリ32とセカンダリプーリ33と、プライマリプーリ
32の回転力をセカンダリプーリ33に伝達するベルト
34等からなっている。プライマリプーリ32は、入力
軸31と一体に回転する固定円錐板32aと、固定円錐
板32aに対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると
共にプライマリプーリシリンダ室32cに作用する油圧
によって入力軸31の軸方向に移動可能である可動円錐
板32bからなっている。セカンダリプーリ33は、従
動軸35上に設けられている。セカンダリプーリ33
は、従動軸35と一体に回転する固定円錐板33aと、
固定円錐板33aに対向配置されてV字状プーリ溝を形
成すると共にセカンダリプーリシリンダ室33cに作用
する油圧によって従動軸35の軸方向に移動可能である
可動円錐板33bとからなっている。従動軸35には駆
動ギヤが固着されており、この駆動ギヤはアイドラ軸に
設けられたピニオン、ファイナルギヤ、差動装置を介し
て図示しない車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0025】ベルト式無段変速機24にエンジン出力軸
から入力された回転は、トルクコンバータ30及び入力
軸31を介してベルト式無段変速機24に伝達される。
入力軸31の回転力はプライマリプーリ32,ベルト3
4,セカンダリプーリ33,従動軸35,駆動ギヤ,ア
イドラギヤ,アイドラ軸,ピニオン,及びファイナルギ
ヤを介して差動装置に伝達される。
【0026】上述のような動力伝達の際に、プライマリ
プーリ32の可動円錐板32b及びセカンダリプーリ3
3の可動円錐板33bを軸方向に移動させてベルト34
との接触半径位置を変えることにより、プライマリプー
リ32とセカンダリプーリ33との間の回転比つまり変
速比を変えることができる。このようなプライマリプー
リ32とセカンダリプーリ33に形成されるV字状のプ
ーリ溝の幅を変化させる制御は、コントロールユニット
50を介してプライマリプーリシリンダ室32cまたは
セカンダリプーリシリンダ室33cへの油圧制御により
行われる。
【0027】図3は実施の形態1における油圧サーボ2
3から変速機構部24及び前進クラッチ21等へ制御油
圧を供給する油圧回路を表す概略図である。アシストポ
ンプ40から供給される油圧はチェックバルブ43を介
して第2バイパス油路43a及びメイン油路43bへ供
給される。第2バイパス油路43aには油路切り換え電
磁弁44が設けられ、前進クラッチ21に直接油圧を供
給するか否かを切り換える。
【0028】メイン油路43bから供給される油圧は、
メインポンプ22から供給される油圧と共に、ベルト式
無段変速機24のプライマリプーリシリンダ室32c及
びセカンダリプーリシリンダ室33cへ供給される。ま
た、メイン油路43b上にはオイルポンプにより発生し
た油圧をライン圧にするプレッシャレギュレータバルブ
47が設けられている。このプレッシャレギュレータバ
ルブ47の上流には、このプレッシャレギュレータバル
ブ47を迂回する第1バイパス油路49と、プレッシャ
レギュレータバルブ47を作動する作動圧に調圧するオ
リフィス48aを備えた作動圧回路48が設けられてい
る。
【0029】また、第1バイパス油路49上にはバイパ
スオリフィス49aが設けられている。この第1バイパ
ス油路49は、作動圧回路48を介して供給される作動
圧がプレッシャレギュレータバルブ47の作動圧に達す
る以前、すなわちライン圧が供給される以前に、直接締
結要素及び油路等へ油圧を供給するためのもので、バイ
パスオリフィス49aにより調圧された油圧を、第1バ
イパス油路49を介して締結要素等へ直接供給すること
ができるよう構成されている。
【0030】このプレッシャレギュレータバルブ47に
より調圧された油圧が、運転者のセレクトレバー操作に
より作動するマニュアルバルブ46を介して選択された
締結要素へ供給される。
【0031】図4は実施の形態1におけるアイドルスト
ップ制御の制御内容を表すフローチャートである。ステ
ップ101では、アイドルストップスイッチ1が通電、
車速が0、ブレーキスイッチがON、舵角が0、油温が
所定値以上かどうかを判断し、全ての条件を満たしたと
きのみステップ102へ進み、それ以外はアイドルスト
ップ制御を無視する。ステップ102では、エンジン1
0を停止する。ステップ103では、ブレーキスイッチ
2がONかどうかを判定し、ON状態であればステップ
104へ進み、それ以外はステップ105へ進む。ステ
ップ104では、アイドルストップスイッチ1が通電し
ているかどうかを判定し、通電していなければステップ
105へ進み、通電していればステップ102へ進み、
エンジン10を停止する。ステップ105では、電動モ
ータ41を作動する。ステップ106では、油路切り換
え電磁弁44のソレノイドをオンし、油路を供給側へ切
り換える。ステップ107では、図5に示す油温−ディ
レイタイムマップからディレイタイムdを算出する。ス
テップ108では、ステップ106で算出されたディレ
イタイムd経過後スタータジェネレータ60を作動す
る。ステップ109では、エンジン回転数NEが所定の
エンジン回転数N0を越えたかどうかを判定し、越えて
いればステップ109へ進み、越えていなければステッ
プ105へ進み、電動モータ41及びスタータジェネレ
ータ60の作動を継続する。ステップ110では、スタ
ータジェネレータ60及び電動モータ41の作動を停止
する。ステップ111では、油路切り換え電磁弁44の
ソレノイドをオフし、油路を非供給側へ切り換える。
【0032】すなわち、運転者がアイドルストップ制御
を希望しており、車両が停止状態で、ブレーキが踏まれ
ており、舵角が0で油温が所定値(アイドルストップ制
御開始温度)以上であれば、エンジン10を停止する。
ここで、アイドルストップスイッチ1は、運転者がアイ
ドルストップを実行又は解除する意志を伝えるものであ
る。イグニッションキーを回した時点でこのスイッチは
通電状態である。また、舵角が0の場合としたのは、例
えば右折時等の走行時の一時停車時においては、アイド
ルストップを禁止するためである。また、油温が所定値
以上としたのは、アシストポンプ40により確実に油圧
を供給できるだけの油の粘性を確保するためである。
【0033】次に、ブレーキが離されたときは、運転者
にエンジン始動の意志があると判断し、また、ブレーキ
が踏まれた状態であっても、アイドルストップスイッチ
1に非通電が確認されるときは、運転者にエンジン始動
の意志があると判断する。これは、例えばアイドルスト
ップによりエンジン10を停止すると、バッテリに負担
をかけないように、エアコン等の使用ができない。しか
しながら、運転者が車室内の温度を暑いと感じたときに
は、運転者の意志によってアイドルストップ制御を解除
することができることで、より運転者の意図に沿った制
御を実行できるように構成されているものである。
【0034】これにより、まず電動モータ41を作動す
ることで、アシストポンプ40から油圧サーボ23に油
圧を供給する。これは、例えば、エンジン停止時は、自
動変速機の前進クラッチ21に供給されている油も油路
から抜け、油圧が低下してしまう。そのため、エンジン
10が再始動されるときには、前進走行時に係合される
べき前進クラッチ21もその係合状態が解かれてしまっ
た状態となってしまうことになり、エンジン再始動時
に、この前進クラッチ21が速やかに係合されないと、
いわばニュートラルの状態のままアクセルペダルが踏み
込まれることになり、エンジン10が吹き上がった状態
で前進クラッチ21が係合して係合ショックが発生する
可能性があるため、予め油圧を供給しておくことで、上
述の問題を解決している。
【0035】そして、アシストポンプ22と前進クラッ
チ21の直前とを連通する第2バイパス油路43a上に
設けられた油路切り換え電磁弁44のソレノイドをON
とし、連通状態に切り換える。すなわち、自動変速機2
0の油圧回路には、メインポンプ22で発生した油圧を
一定圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブ47が
設けられている。このプレッシャレギュレータバルブ4
7が開弁することで自動変速機20にライン圧を供給
し、各締結要素等を締結可能にするが、プレッシャレギ
ュレータバルブ47の開弁にはある程度の油圧が必要と
される。しかしながら、油圧は一端油の抜けた油路に油
が充填された後に発生するものであり、油の充填に若干
の時間がかかる。
【0036】そのため、プレッシャレギュレータバルブ
47の開弁を待つことなく油の抜けた油路に油を供給す
る第1バイパス油路49を設けているが、この場合第1
バイパス油路49には油圧及び油流量を調節するバイパ
スオリフィス49aが設けられているため、各締結要素
に十分な油を供給できない可能性がある。よって、第2
バイパス油路43aが前進クラッチ21の直前に直接油
を供給することで前進クラッチ21に対して十分な締結
圧を素早く供給することができる。
【0037】また、本実施の形態1では、変速機構部2
4として変速比を無段階に変速可能なベルト式無段変速
機が備えられている。ベルト式無段変速機は、プライマ
リプーリ32c及びセカンダリプーリ33cとベルト3
4との接触半径を変更することで変速を行う。このた
め、ベルト34を押圧するためのプーリ圧が必要とされ
る。よって、エンジン停止による油圧供給の停止によっ
て油が抜けてしまったプーリ32c,33c内へ油圧を
供給しつつ、前進クラッチ21への締結圧を供給しなけ
ればならないが、本実施の形態1ではアシストポンプ4
0により別途前進クラッチ21に対して油を供給するこ
とで、バランスよく油圧を供給することができるよう構
成されている。
【0038】更に、図5に示す油温−ディレイタイムマ
ップからディレイタイムを算出する。これは、自動変速
機20に対して十分な油圧を供給するために、スタータ
ジェネレータ60の作動に先行してアシストポンプ40
による作動を行う際、どの程度の先行時間を確保するか
を決定するものである。すなわち、油温が低いときは油
の粘性が高く、アシストポンプ40を駆動した直後にあ
っては、油の粘性抵抗により十分な油圧が確保できない
可能性がある。よって、油温が低いほど先行時間を長く
することで、確実に油圧を確保することができる。油温
が所定値以上であればディレイタイムdは0とする。
【0039】ディレイタイムd経過後、スタータジェネ
レータ60を作動し、エンジン回転数NEが所定の値N
0を越えるまでスタータジェネレータ60及びアシスト
ポンプ40を作動し、越えた場合はスタータジェネレー
タ60及びアシストポンプ40の両方の作動を停止し、
油路切り換え電磁弁44を非連通状態に切り換える。
【0040】以上説明したように、本実施の形態1にお
ける自動変速機の制御装置にあっては、上述の構成をと
ったことにより、アイドルストップ制御によりエンジン
10のアイドリングを停止したときは、電動モータ41
により駆動するアシストポンプ40の駆動も停止するた
め、従来技術のように、電動モータ41がアイドリング
停止中も作動し続けるといったことがない。よって、バ
ッテリや電動モータ41に負担をかけることなくアイド
ルストップ制御を行うことができる。
【0041】また、アイドリング停止を解除する解除指
令を出力した場合、エンジン始動用のスタータジェネレ
ータ60の駆動に先行してアシストポンプ40を駆動す
る電動モータ41が作動されるため、自動変速機20へ
十分な油圧を供給しつつエンジン10の再始動を行うこ
とができ、スムーズな走行を実現することができる。
【0042】また、アシストポンプ22と前進クラッチ
21の直前とを連通する第2バイパス油路43a及び第
2バイパス油路43a上に設けられた油路切り換え電磁
弁44が設けられている。すなわち、自動変速機20の
油圧回路には、メインポンプ22で発生した油圧を一定
圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブ47が設け
られている。このプレッシャレギュレータバルブ47が
開弁することで自動変速機20にライン圧を供給し、各
締結要素等を締結可能にするが、プレッシャレギュレー
タバルブ47の開弁にはある程度の油圧が必要とされ
る。しかしながら、油圧は一端油の抜けた油路に油が充
填された後に発生するものであり、油の充填に若干の時
間がかかる。そのため、プレッシャレギュレータバルブ
47の開弁を待つことなく油の抜けた油路に油を供給す
る第1バイパス油路49を設けているが、この場合第1
バイパス油路49には油圧及び油流量を調節するバイパ
スオリフィス49aが設けられているため、各締結要素
に十分な油を供給できない可能性がある。これを回避す
るために、第2バイパス油路43aが前進クラッチ21
の直前に直接油を供給することで前進クラッチ21に対
して十分な締結圧を素早く供給することができる。
【0043】また、本実施の形態1では、変速機構部2
4として変速比を無段階に変速可能なベルト式無段変速
機が備えられている。すなわちベルト式無段変速機は、
プライマリプーリ32c及びセカンダリプーリ33cと
ベルト34との接触半径を変更することで変速を行う
が、このため、ベルト34を押圧するためのプーリ圧が
必要とされる。よって、エンジン停止による油圧供給の
停止によって油が抜けてしまったプーリ32c,33c
内へ油圧を供給しつつ、前進クラッチ21への締結圧を
供給しなければならないが、本実施の形態1ではアシス
トポンプ40により別途前進クラッチ21に対して油を
供給することで、バランスよく油圧を供給することがで
きる。
【0044】(実施の形態2)図6は実施の形態2にお
ける油圧サーボ23から変速機構部24及び前進クラッ
チ21及び後進クラッチ25へ制御油圧を供給する油圧
回路を表す概略図である。基本的な構成は実施の形態1
と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。ア
シストポンプ40から供給される油圧はチェックバルブ
43を介して第2バイパス油路43a及びメイン油路4
3bへ供給される。第2バイパス油路43aには2ソレ
ノイド3位置電磁弁45が設けられ、前進クラッチ21
及び後進クラッチ25に直接油圧を供給するか否かを切
り換える。この2ソレノイド3位置電磁弁45には2つ
のソレノイドが設けられ、前進クラッチ21と連通する
前進クラッチ用バイパス油路aとアシストポンプ40を
連通する時に作動するAソレノイド45aと、後進クラ
ッチ25と連通する後進クラッチ用バイパス油路bとア
シストポンプ40を連通する時に作動するBソレノイド
45bにより、前進クラッチ21との連通状態、後進ク
ラッチ25との連通状態、いずれのクラッチとも非連通
状態を選択可能にしている。
【0045】図7は実施の形態2におけるアイドルスト
ップ制御の制御内容を表すフローチャートである。ステ
ップ101では、アイドルストップスイッチ1が通電、
車速が0、ブレーキスイッチがON、舵角が0、油温が
所定値以上かどうかを判断し、全ての条件を満たしたと
きのみステップ102へ進み、それ以外はアイドルスト
ップ制御を無視する。ステップ102では、エンジン1
0を停止する。ステップ103では、ブレーキスイッチ
2がONかどうかを判定し、ON状態であればステップ
104へ進み、それ以外はステップ105へ進む。ステ
ップ104では、アイドルストップスイッチ1が通電し
ているかどうかを判定し、通電していなければステップ
105へ進み、通電していればステップ102へ進み、
エンジン10を停止する。ステップ105では、電動モ
ータ41を作動する。ステップ201では、セレクトレ
バーがDレンジか否かを検出し、Dレンジであればステ
ップ106’へ進み、Rレンジであればステップ10
6’’へ進む。ステップ106’では、2ソレノイド3
位置電磁弁45のAソレノイド45aをオンし、前進ク
ラッチ用バイパス油路a側へ切り換える。ステップ10
6’’では、2ソレノイド3位置電磁弁45のBソレノ
イド45bをオンし、後進クラッチ用バイパス油路b側
へ切り換える。ステップ107では、図3に示す油温−
ディレイタイムマップからディレイタイムdを算出す
る。ステップ108では、ステップ106で算出された
ディレイタイムd経過後スタータジェネレータ60を作
動する。ステップ109では、エンジン回転数NEが所
定のエンジン回転数N0を越えたかどうかを判定し、越
えていればステップ109へ進み、越えていなければス
テップ105へ進み、電動モータ41及びスタータジェ
ネレータ60の作動を継続する。ステップ110では、
スタータジェネレータ60及び電動モータ41の作動を
停止する。ステップ111’では、2ソレノイド3位置
電磁弁45のAソレノイド45aをオフし、油路を非供
給側へ切り換える。ステップ111’’では、2ソレノ
イド3位置電磁弁45のBソレノイド45bをオフし、
油路を非供給側へ切り換える。
【0046】すなわち、本実施の形態2においては、第
2バイパス油路43aに2ソレノイド3位置電磁弁45
を設け、前進クラッチ21と連通する前進クラッチ用バ
イパス油路aとアシストポンプ40を連通する時に作動
するAソレノイド45aと、後進クラッチ25と連通す
る後進クラッチ用バイパス油路bとアシストポンプ40
を連通する時に作動するBソレノイド45bにより、前
進クラッチ21との連通状態、後進クラッチ25との連
通状態、いずれのクラッチとも非連通状態を選択可能に
している。これにより、運転者の選択したセレクト位置
に応じて必要な締結要素である前進クラッチ21または
後進クラッチ25の直前に油圧を供給することが可能と
なり、前進時のみならず、後進時であっても、必要な締
結要素に対して十分な締結圧を素早く供給することがで
きる。
【0047】(実施の形態3)図8は実施の形態3にお
ける油圧サーボ23から変速機構部24及び前進クラッ
チ21及び後進クラッチ25へ制御油圧を供給する油圧
回路を表す概略図である。基本的な構成は実施の形態1
と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。ア
シストポンプ40から供給される油圧はチェックバルブ
43を介して第2バイパス油路43a及びメイン油路4
3bへ供給される。第2バイパス油路43aには油路切
り換え電磁弁44が設けられ、運転者のセレクトレバー
により前後進切り換えを行うマニュアルバルブ46の直
前と連通するよう構成されている。よって、前進時また
は後進時のどちらの場合であっても、マニュアルバルブ
47の位置に従って、必要な締結要素に油圧を供給する
ことができる。また、実施の形態2に比べ、油路を切り
換えるための電磁弁の構成を簡略化することが可能とな
り、また油路の数も少なく構成することができるため、
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における自動変速機の制御装置を備
えた車両の主要ユニットの構成を示す図である。
【図2】実施の形態における変速機構部であるベルト式
無段変速機の構成を表す概略図である。
【図3】実施の形態1における油圧回路を表す概略図で
ある。
【図4】実施の形態1におけるアイドルストップ制御を
表すフローチャートである。
【図5】実施の形態における油温とディレイタイムとの
関係を表す図である。
【図6】実施の形態2における油圧回路を表す概略図で
ある。
【図7】実施の形態2におけるアイドルストップ制御を
表すフローチャートである。
【図8】実施の形態3における油圧回路を表す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 アイドルストップスイッチ 2 ブレーキスイッチ 3 舵角センサ 4 油温センサ 5 車速センサ 10 エンジン 11 燃料供給装置 12 チェーンスプロケット 20 自動変速機 21 前進クラッチ 22 メインポンプ 23 油圧サーボ 24 変速機構部 25 後進クラッチ 30 トルクコンバータ 31 変速機入力軸 32 プライマリプーリ 32a 固定円錐板 32b 可動円錐板 32c プライマリプーリシリンダ室 33 セカンダリプーリ 33a 固定円錐板 33b 可動円錐板 33c セカンダリプーリシリンダ室 34 ベルト 35 従動軸 40 アシストポンプ 41 電動モータ 42 ポンプ 43 チェックバルブ 43a 第2バイパス油路 43b メイン油路 44 油路切り換え電磁弁 45 2ソレノイド3位置電磁弁 45a 前進クラッチ用ソレノイド 45b 後進クラッチ用ソレノイド 46 マニュアルバルブ 47 プレッシャレギュレータバルブ 48 作動圧回路 48a オリフィス 49 第1バイパス回路 49a バイパスオリフィス 50 コントロールユニット 60 スタータジェネレータ 61 電磁クラッチ 62 チェーンスプロケット 63 チェーン a 前進クラッチ用バイパス油路 b 後進クラッチ用バイパス油路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F02N 11/04 F02N 11/04 A F16H 59:08 F16H 59:08 59:44 59:44 59:54 59:54 59:58 59:58 59:74 59:74 63:06 63:06 Fターム(参考) 3G092 AC03 CA01 DF05 DG07 DG08 EA11 EA12 EA16 FA04 FA30 GA01 GA10 GA14 GB01 HE01Z HF01Z HF03Z HF05Z HF11Z HF13Z HF15Z HF19Z HF20Z HF21Z 3G093 AA05 AA06 BA02 BA21 BA22 CA01 CA02 CB05 DA01 DB05 DB15 EB03 EB05 EB08 EC01 EC02 FA12 FB00 3J552 MA07 NA01 NB01 PA26 QA06C QA10C QA38B RB17 RC01 VA48Z VA61W VB01W VC01W VD11W VD14W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動のためのスタータモータと、車速セ
    ンサにより検出された車速信号、舵角センサにより検出
    された操舵角、及びブレーキ操作を検出するブレーキ操
    作検出手段からの信号等に基づいて、予め設定されたア
    イドリング停止条件により、エンジンコントロールユニ
    ットに対しエンジンのアイドリング作動及び停止信号を
    出力するアイドルストップ制御手段を有するエンジン
    と、 前記エンジンにより駆動するメインポンプを油圧供給源
    として変速制御を行う自動変速機と、 を備えた車両おいて、 前記自動変速機に電動モータにより駆動するアシストポ
    ンプを設け、前記アシストポンプと自動変速機内の前進
    用締結要素又は後進用締結要素の締結圧供給口直前とを
    連通するバイパス油路を設け、かつ、前記アイドルスト
    ップ制御手段によりエンジンのアイドリング停止後、該
    アイドリング停止を解除する解除指令が出力されたとき
    は、エンジンを始動する前記スタータモータの駆動に先
    行して、前記アシストポンプを駆動するアシストポンプ
    制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機の制御装置
    において、 前記バイパス油路に、前記前進用締結要素の締結圧供給
    口直前と前記後進用締結要素の締結圧供給口直前にそれ
    ぞれ前進用バイパス油路及び後進用バイパス油路を設
    け、前記バイパス油路上に前記アシストポンプと前記前
    進用バイパス油路との連通状態、前記アシストポンプと
    前記後進用バイパス油路との連通状態及びいずれのバイ
    パス油路とも連通しない非連通状態を選択可能な切換弁
    を設け、 前記アイドルストップ制御手段によりエンジンのアイド
    リング停止後、該アイドリング停止を解除する解除指令
    が出力されたときは、運転者により選択されたセレクト
    位置に応じて前記切換弁を切り換える切換弁制御手段を
    設けたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動変速機の制御装置
    において、 前記自動変速機は、運転者により選択されたセレクト位
    置に応じて前記前進用締結要素及び前記後進用締結要素
    への油圧供給を切り換える前後進切換弁を有し、 前記バイパス油路は、前記アシストポンプと前記前後進
    切換弁の直前とを連通すると共に、前記バイパス油路上
    に連通及び非連通状態を切り換え可能な切換弁を設け、 前記アイドルストップ制御手段によりエンジンのアイド
    リング停止後、該アイドリング停止を解除する解除指令
    が出力されたときは、前記切換弁を連通状態に切り換え
    る切換弁制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の自動変速機の
    制御装置において、 前記アシストポンプ制御手段を、エンジン回転数が所定
    回転数を超えた場合にアシストポンプの駆動を停止する
    手段とし、 前記切換弁制御手段を、前記アシストポンプの駆動が停
    止により切換弁を非連通状態に切り換える手段としたこ
    とを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の自動変速機の
    制御装置において、 前記自動変速機として変速比を無段階に変速可能なベル
    ト式無段変速機を備えたことを特徴とする自動変速機の
    制御装置。
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