JP2009275904A - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

自動変速機の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ニュートラル制御からの復帰時にアクセル操作が行なわれた場合に生じるショックを適切に抑制する。
【解決手段】ECUは、ニュートラル制御からの復帰制御時にアクセル操作が行なわれた場合(S100にてYES、S104にてYES)、アクセル開度ACCに応じて基本増加量αを算出し(S108)、タービン回転数NTに基づいて算出されるアクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超えていない場合(S112にてNO)、入力クラッチに対する油圧指令値Pを、基本油圧値Pb+基本増加量αに設定し(S114)、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超えている場合(S112にてYES)、入力クラッチに対する油圧指令値Pを、基本油圧値Pb+(基本増加量α−増加抑制量β)に設定する(S118)。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に搭載される自動変速機の制御に関し、特に、ニュートラル制御からの復帰制御に関する。
車両に搭載される自動変速機において、前進走行ポジションが設定されて車両が停止している状態では、アイドリング回転するエンジンからの駆動力がトルクコンバータを経由して変速機に伝達され、さらに車輪に伝達されるため、いわゆるクリープ現象が発生する。このようなクリープ現象は、車両の停止時においては燃費低下の要因となっていることから、前進走行ポジションにおいて、ブレーキペダルが踏み込まれてブレーキが作動されるとともにアクセルがほぼ全閉となって車両が停止している状態では、前進走行ポジションのまま変速機をニュートラルに近い状態にして、燃費の向上を図るニュートラル制御が公知である。ニュートラル制御においては、車両の発進時に係合される係合要素を解放することにより、変速機をニュートラルに近い状態にする。また、ブレーキが解除されるなど復帰条件が成立すると解放された係合要素を再度係合する復帰制御が行なわれる。
たとえば、特開平09−72415号公報(特許文献1)は、ニュートラル制御からの復帰時に係合ショックが発生することを防止することができる制御装置を開示する。この制御装置は、車両の停止状態が検出されたときに、油圧サーボの油圧を低くしてクラッチを実質的に解放状態にする解放部と、解放部の作動中に、車両の停止状態が検出されなくなったときに、クラッチを係合させる係合部と、クラッチの係合が開始されているかどうかを検出する係合開始検出部とを備える。係合部は、アクセルペダルが解放されたままブレーキペダルが解放されることによって車両の停止状態が検出されなくなった場合には、油圧サーボに供給される油圧を第1の特性で上昇させ、アクセルペダルが踏み込まれたことによって車両の停止状態が検出されなくなった場合には、油圧サーボに供給される油圧を第1の特性より油圧の立上がりを速くした第2の特性で上昇させ、アクセルペダルが解放されたままブレーキペダルが解放されたことによって車両の停止状態が検出されなくなり、しかも、クラッチの係合が開始されていないことが検出されている間にアクセルペダルが踏み込まれた場合には、第1の特性より優先させて、第2の特性で油圧サーボに供給される油圧を上昇させる。
特開平09−72415号公報に開示された制御装置によると、アイドル状態において車両を発進させる場合、油圧サーボに供給される油圧は第1の特性で緩やかに上昇させられる。また、ストール状態において車両を発進させる場合、油圧サーボに供給される油圧は第2の特性で上昇させられ、速く立ち上げられる。したがって、クラッチの係合遅れが生じることがなくなるので、係合ショックが発生するのを防止することができる。
さらに、ブレーキペダルを解放した後、アクセルペダルを踏み込んだ場合、油圧サーボに供給される油圧は第1の特性より優先させて第2の特性で上昇させられ、アクセルペダルを踏み込んだ時点で更に高くされ、速く立ち上げられる。したがって、クラッチの係合遅れが生じることがなくなるので、係合ショックが発生するのを防止することができる。
したがって、運転者がブレーキペダル及びアクセルペダルをどのように操作してもクラッチの係合遅れが生じることがなくなるので、係合ショックが発生するのを防止することができる。
特開平09−72415号公報 特開平11−230327号公報 特開2000−304128号公報 特開2006−250287号公報
しかしながら、特開平09−72415号公報において、アクセルペダルを踏み込んだ時点(すなわち油圧サーボに供給される油圧を第2の特性で速く立ち上げる時点)がクラッチの係合直前であった場合、クラッチが急係合し、自動変速機の出力トルクが落ち込んでショックが発生することが考えられる。特開平09−72415号公報、特開平11−230327号公報、特開2000−304128号公報、および特開2006−250287号公報においては、このようなショックを抑制する技術については何ら言及されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ニュートラル制御からの復帰時にアクセル操作が行なわれた場合に生じるショックを適切に抑制することができる制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、運転者によるアクセル操作に応じたトルクが出力される駆動源に接続された自動変速機を制御する。自動変速機は、車両発進時に油圧を用いて係合される係合要素と、係合要素に油圧を供給する油圧回路とを有する。車両においては、前進走行ポジションで車両が予め定められた条件を満足した場合に、係合要素に供給される油圧を低下させて係合要素を解放させるニュートラル制御が実行される。制御装置は、ニュートラル制御からの予め定められた復帰条件が成立した場合、係合要素を係合させるための基本油圧を算出するための算出手段と、復帰条件が成立した場合、アクセル操作が行なわれたか否かを判断するための操作判断手段と、操作判断手段によってアクセル操作が行なわれたと判断された場合、アクセル操作が行なわれたと判断されない場合に比べて、係合要素に供給される油圧値を算出手段によって算出された基本油圧よりも増加させるように油圧回路を制御するための増加手段とを含む。増加手段は、少なくとも係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合を算出し、算出されたアクセル操作開始時点の係合度合に応じて、係合要素に供給される油圧値の基本油圧からの増加量を変更する。
第2の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、増加手段は、アクセル操作開始時点の係合度合が予め定められた度合よりも大きい場合、予め定められた度合よりも小さい場合に比べて、基本油圧からの増加量を低下させる。
第3の発明に係る制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、増加手段は、アクセル操作が行なわれたと判断された場合、アクセル操作の量に応じた基本増加量を算出し、アクセル操作開始時点の係合度合が予め定められた度合よりも小さい場合、基本増加量を基本油圧からの増加量として設定し、アクセル操作開始時点の係合度合が予め定められた度合よりも大きい場合、係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合に基づいて増加抑制量を算出し、基本増加量から増加抑制量を減じた値を基本油圧からの増加量として設定する。
第4の発明に係る制御装置においては、第3の発明の構成に加えて、増加手段は、アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、増加抑制量を大きい値に算出する。
第5の発明に係る制御装置においては、第4の発明の構成に加えて、増加手段は、アクセル操作開始時点の係合度合に加えて、係合要素のアクセル操作開始以降の係合度合を算出し、算出されたアクセル操作開始以降の係合度合に応じて、基本油圧からの増加量を変更する。
第6の発明に係る制御装置においては、第3の発明の構成に加えて、増加手段は、アクセル操作の量が大きいほど、基本増加量を大きい値に算出し、アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、増加抑制量を大きい値に算出するとともに、アクセル操作の量が大きいほど、増加抑制量を大きい値に算出する。
第7の発明に係る制御装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、自動変速機の入力軸の回転数を検出するための検出手段をさらに含む。増加手段は、検出手段によって検出された回転数に基づいて、係合要素の係合度合を算出する。
第8〜14の発明に係る制御方法は、それぞれ第1〜7の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
本発明によれば、ニュートラル制御からの復帰条件が成立した場合、アクセル操作が行なわれたか否かが判断され、アクセル操作が行なわれたと判断された場合、少なくとも係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合を算出して、算出されたアクセル操作開始時点の係合度合に応じて、係合要素に供給される油圧値の増加量を変更する。このようにすると、たとえば、算出された係合度合が予め定められた度合を超えている場合には、係合要素に供給される油圧値の増加量を係合度合に応じて低下させることができる。そのため、油圧の増加によって入力クラッチが急係合することが抑制されるので、自動変速機の出力トルクの落ち込みによるショックの発生が抑制される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置が搭載される車両のパワートレーンについて説明する。図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、自動変速機320と、ECU8000とから構成される。自動変速機320は、流体継手であるトルクコンバータ200とプラネタリギヤユニットからなる変速機構300とから構成される。
なお、本実施の形態においては自動変速機320は、有段式自動変速機であるとして説明するが、少なくとも車両の発進時に係合される摩擦係合要素を有する自動変速機であればよく、たとえば、ベルト等を用いて変速比を連続的に変化させる変速機構を有する無段式自動変速機であってもよい。
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサ400により検知されるエンジン100の回転数(エンジン回転数)NEとトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。エンジン回転数センサ400は、検出されたエンジン回転数NEを示す信号をECU8000に送信する。
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチ210と、入力軸側のポンプ羽根車220と、出力軸側のタービン羽根車230と、ワンウェイクラッチ250を有し、トルク増幅機能を発現するステータ240とから構成される。トルクコンバータ200と変速機構300とは、回転軸により接続される。
トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(以下の説明においてタービン回転数NTという)は、タービン回転数センサ410により検知される。タービン回転数センサ410は、検出されたタービン回転数NTを示す信号をECU8000に送信する。
また、変速機構300(自動変速機320)の出力軸回転数NOUTは、出力軸回転数センサ420により検知される。出力軸回転数センサ420は、検出された出力軸回転数NOUTを示す信号をECU8000に送信する。
これらのパワートレーンを制御するECU8000には、タービン回転数センサ410からタービン回転数NTを表わす信号と、出力軸回転数センサ420から出力軸回転数NOUTを表わす信号と、エンジン回転数センサ400からエンジン回転数NEを表わす信号とが入力される。
これら回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および変速機構300の出力軸に取り付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および変速機構300の出力軸の僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
さらに、ECU8000には、車速センサ8002と、ポジションスイッチ8006と、アクセル開度センサ8010と、ストロークセンサ8014とがハーネスなどを経由して接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト(図示せず)の回転数から車速Vを検出する。ポジションスイッチ8006は、運転者によって操作されるシフトレバー(図示せず)の位置(シフトポジション)SPを検出する。アクセル開度センサ8010は、運転者によって操作されるアクセルペダル(図示せず)の操作量に応じたアクセル開度ACCを検出する。ストロークセンサ8014は、ブレーキペダルのストローク量BSを検出する。これらの各センサは、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
本実施の形態において変速機構300は、複数のプラネタリギヤユニットと複数の摩擦係合要素からなる。複数の摩擦係合要素は、クラッチ要素C1〜クラッチ要素C4とブレーキ要素B1〜ブレーキ要素B4から構成される。
変速機構300の複数の摩擦係合要素における係合力は、油圧回路260から供給される油圧により調整される。油圧回路260は、オイルポンプと各種ソレノイドと油路(いずれも図示せず)とから構成される。油圧回路260は、ECU8000からのソレノイド制御信号に基づいて各ソレノイドが作動することにより複数の摩擦係合要素のうち予め定められた組合せの摩擦係合要素に供給される油圧を調整する。予め定められた組合せの摩擦係合要素は、運転者によって選択されたシフトポジションSPあるいは変速段に対応し、図2の自動変速機320の作動表に示される。このように、ECU8000は、油圧回路260の各種ソレノイドを制御することにより複数の摩擦係合要素に供給される油圧を制御する。
図2に示す作動表によると、摩擦要素であるクラッチ要素(図中のC1〜C4)や、ブレーキ要素(B1〜B4)、ワンウェイクラッチ要素(F0〜F3)が、どのギヤ段の場合に係合および解放されるかを示している。車両の発進時に使用される1速時には、クラッチ要素C1、ワンウェイクラッチ要素F0,F3が係合する。これらのクラッチ要素の中で、特に、クラッチ要素C1を入力クラッチ310という。この入力クラッチ310は、前進クラッチやフォワードクラッチとも呼ばれ、図2の作動表に示すように、パーキング(P)ポジション、後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション以外の、車両が前進するための変速段を構成する際に必ず係合状態で使用される。
前進走行(D)ポジションであって、車両の状態が予め定められたニュートラル制御開始条件(アクセルオフかつブレーキオンかつブレーキマスタシリンダ圧が所定値以上かつ車速が所定値以下)を満足して停止状態にあると判断されると、入力クラッチ310を解放して所定のスリップ状態にして、ニュートラルに近い状態にする制御をニュートラル制御という。また、ニュートラル制御の実行時においては、入力クラッチ310の解放とともに、車両の前後の移動を制限するためブレーキ要素B2が係合状態となる。また、別途定められた復帰条件を満足するとニュートラル制御からの復帰制御が実行されて、入力クラッチ310が係合されるとともに、ブレーキ要素B2が解放される。なお、「復帰条件」は、たとえば、上述のニュートラル制御開始条件が成立しないという条件であってもよい。
以上のような車両の構成において、ECU8000は、ニュートラル制御からの復帰制御を実行して入力クラッチ310に油圧を供給する際に、運転者によってアクセル操作が行なわれた場合、アクセル操作が行なわれていない場合に比べて、入力クラッチ310に供給される油圧を増加させる。これにより、入力クラッチ310の滑りによる係合遅れが抑制され、復帰制御の完了時に係合ショックが生じることを防止することができる。
しかしながら、アクセル操作が行なわれた時点が復帰制御の完了直前であった場合、入力クラッチ310の係合がかなり進んでいる状態であるため、油圧の増加によって入力クラッチ310が急係合し、自動変速機320の出力トルクが落ち込んでショックが発生することが考えられる。
そこで、本発明においては、ニュートラル制御からの復帰制御の実行中に運転者によってアクセル操作が行なわれた場合、入力クラッチ310の係合度合を算出し、算出された係合度合に応じて、入力クラッチ310に供給される油圧の増加量を変更する。
なお、以下の説明においては、入力クラッチ310の係合度合を示す値として、復帰制御の進行度合(以下「復帰制御進行度」ともいう)をタービン回転数NTに基づいて算出する場合について説明する。
図3に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の機能ブロック図を示す。ECU8000は、入力インターフェイス8100と、演算処理部8200と、記憶部8300と、出力インターフェイス8400とを含む。
入力インターフェイス8100は、車速センサ8002からの車速V、ポジションスイッチ8006からのシフトポジションSP、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度ACC、ストロークセンサ8014からのストローク量BS、エンジン回転数センサ400からのエンジン回転数NE、タービン回転数センサ410からのタービン回転数NT、出力軸回転数センサ420からの出力軸回転数NOUTを受信して、演算処理部8200に送信する。
記憶部8300には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部8200からデータが読み出されたり、格納されたりする。
演算処理部8200は、復帰判断部8210と、基本油圧算出部8220と、増加量算出部8230と、進行度算出部8240と、増加抑制量算出部8250と、油圧司令部8260とを含む。
復帰判断部8210は、ニュートラル制御からの復帰制御を開始するか否かを判断する。具体的には、復帰判断部8210は、上述の復帰条件が成立した場合に復帰制御を開始すると判断する。
基本油圧算出部8220は、復帰制御によって入力クラッチ310に供給する基本油圧値Pbを算出する。
増加量算出部8230は、復帰制御の実行中に運転者によってアクセル操作が行なわれた場合、アクセル開度ACCに応じて基本増加量αを算出する。
進行度算出部8240は、タービン回転数NTに基づいて復帰制御進行度(入力クラッチ310の係合度合)を算出する。
たとえば、進行度算出部8240は、復帰制御開始時点のタービン回転数をNT(S)、現在のタービン回転数をNTとして、{NT(S)−NT}/NT(S)で算出される値を、復帰制御進行度として算出する。したがって、本実施の形態においては、復帰制御が進むほど復帰制御進行度は大きな値になる。
なお、復帰制御進行度の算出方法はこれに限定されない。たとえば、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとの車両発進時の変速比(1速段のギヤ比)での同期度合に基づいて、復帰制御進行度を算出するようにしてもよい。すなわち、復帰制御開始時点のタービン回転数NT(S)と復帰制御開始時点の出力軸回転数NO(S)に車両発進時の変速比を乗じた値との差をΔN(S)、現在のタービン回転数NTと現在の出力軸回転数NOに車両発進時の変速比を乗じた値との差をΔNとして、{ΔN(S)−ΔN}/ΔN(S)で算出される値を復帰制御進行度として算出するようにしてもよい。
増加抑制量算出部8250は、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合A(たとえば0.5、すなわち50%)を超えている場合、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度およびアクセル操作開始時点のアクセル開度ACCに応じて増加抑制量βを算出する。
油圧司令部8260は、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pに対応する油圧制御信号を、出力インターフェイス8400経由で油圧回路260に出力する。油圧司令部8260は、アクセル操作が行なわれていない場合は、基本油圧値Pbを油圧指令値Pに設定し、アクセル操作が行なわれている場合でかつアクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超えていない場合、基本油圧値Pb+基本増加量αを油圧指令値Pに設定し、アクセル操作が行なわれている場合でかつアクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超えている場合、基本油圧値Pb+基本増加量α−増加抑制量βを油圧指令値Pに設定する。
なお、本実施の形態において、復帰判断部8210と、基本油圧算出部8220と、増加量算出部8230と、進行度算出部8240と、増加抑制量算出部8250と、油圧司令部8260とは、いずれも演算処理部8200であるCPUが記憶部8300に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図4を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、ニュートラル制御中に予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU8000は、復帰条件が成立したか否かを判断する。復帰条件が成立すると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU8000は、基本油圧値Pbを算出する。たとえば、ECU8000は、図5に示すような、復帰制御開始時点からの経過時間をパラメータとして基本油圧値Pbを予め記憶したマップを参照して、基本油圧値Pbを算出する。なお、図5に示すマップにおいては、復帰制御開始時点からの経過時間に応じた所定の制御態様で基本油圧値Pbを最大圧Pmaxまで増加させるように設定されている。なお、基本油圧値Pbの算出方法はこれに限定されない。
S104にて、ECU8000は、アクセル操作が行なわれたか否かを判断する。ECU8000は、アクセル開度ACCがしきい値を越えた場合に、アクセル操作が行なわれたと判断する。アクセル操作が行なわれると(S104にてYES)、処理はS108に移される。そうでないと(S104にてNO)、処理はS106に移される。
S106にて、ECU8000は、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pを基本油圧値Pbに設定する。
S108にて、ECU8000は、アクセル開度ACCに応じて基本増加量αを算出する。たとえば、ECU8000は、図6に示すような、アクセル開度ACCをパラメータとして基本増加量αを予め記憶したマップを参照して、基本増加量αを算出する。なお、図6に示すマップにおいては、アクセル開度ACCが大きいほど、基本増加量αが大きい値になるように設定されている。
S110にて、ECU8000は、タービン回転数NTに基づいて復帰制御進行度を算出する。たとえば、ECU8000は、上述したように、復帰制御開始時点のタービン回転数をNT(S)、現在のタービン回転数をNTとして、{NT(S)−NT}/NT(S)で算出される値を、復帰制御進行度として算出する。なお、上述したように、ECU8000は、復帰制御開始時点のタービン回転数NT(S)と復帰制御開始時点の出力軸回転数NO(S)に車両発進時の変速比を乗じた値との差をΔN(S)、現在のタービン回転数NTと現在の出力軸回転数NOに車両発進時の変速比を乗じた値との差をΔNとして、{ΔN(S)−ΔN}/ΔN(S)で算出される値を復帰制御進行度として算出するようにしてもよい。
S112にて、ECU8000は、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合A(たとえば0.5、すなわち50%)を超えているか否かを判断する。アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超えていると(S112にてYES)、処理はS116に移される。そうでないと(S112にてNO)、処理はS114に移される。
S114にて、ECU8000は、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pを、基本油圧値Pb+基本増加量αに設定する。
S116にて、ECU8000は、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度およびアクセル開度ACCに応じて増加抑制量βを算出する。たとえば、ECU8000は、図7に示すような、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度およびアクセル開度ACCをパラメータとして増加抑制量βを予め記憶したマップを参照して、増加抑制量βを算出する。なお、図7に示すマップにおいては、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合Aを超える領域において、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が大きいほど、またアクセル開度ACCが大きいほど、増加抑制量βが大きい値になるように設定されている。
S118にて、ECU8000は、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pを、基本油圧値Pb+(基本増加量α−増加抑制量β)に設定する。
S120にて、ECU8000は、S106、S114、S118のいずれかの処理で算出された油圧指令値Pに対応する油圧制御信号を油圧回路260に出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の動作について、図8を参照にしつつ説明する。
図8に示すように、ニュートラル制御中であった時刻t1において、復帰条件が成立した場合(S100にてYES)を想定する。この場合、基本油圧値Pbが算出される(S102)。
アクセル操作が行なわれる時刻t3までは、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pが基本油圧値Pbに設定され(S104にてNO、S106)、入力クラッチ310には基本油圧値Pbに応じた油圧が供給される(S120)。
これにより、入力クラッチ310が徐々に係合し始めるため、タービン回転数NTは、復帰制御開始時点のタービン回転数をNT(S)よりも低下し始め、時刻t2で、復帰制御進行度が予め定められた度合Aに達する。
その後の時刻t3で、運転者がアクセル操作を開始すると(S104)、アクセル開度ACCに応じて基本増加量αが算出される(S108)とともに、{NT(S)−NT}/NT(S)で算出される値が復帰制御進行度として算出される(S110)。
図8に示したように、アクセル操作開始時点(時刻t3)での復帰制御進行度は既に、予め定められた度合Aを超えている(S112にてYES)。すなわち、入力クラッチ310の係合がかなり進んでいる状態である。
このような状態で、図8の一点鎖線に示したように、油圧指令値Pを基本油圧値Pbに対して基本増加量αだけ増加させると、入力クラッチ310が急係合し、タービン回転数NTおよび自動変速機320の出力トルクが落ち込んでショックが発生する。
そこで、本発明においては、アクセル操作開始時点(時刻t3)での復帰制御進行度およびアクセル開度ACCに応じて増加抑制量βが算出され(S116)、図8に示したように、入力クラッチ310に対する油圧指令値Pが、基本油圧値Pb+(基本増加量α−増加抑制量β)に設定される(S118)。この増加抑制量βは、図7に示したように、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度が大きいほど(すなわち入力クラッチ310の係合が進行しているほど)、大きい値に設定される。
すなわち、アクセル操作が行なわれたことに伴なう油圧指令値Pの増加量が、基本増加量αではなく、基本増加量αから増加抑制量βを減じた値に抑制されるとともに、その増加抑制量βが、入力クラッチ310の係合が進行しているほど大きい値に設定される。そのため、時刻t3での入力クラッチ310が急係合することが適切に抑制される。これにより、タービン回転数NTおよび自動変速機320の出力トルクが落ち込みが抑制されのでショックの発生が抑制される。
なお、入力クラッチ310に供給される油圧値は、アクセル操作が行われたことに伴なって、時刻t3で油圧指令値Pが基本油圧値Pbに対して(α−β)だけ増加されているため、アクセル操作に伴なう入力クラッチ310の滑りが抑えられ、入力クラッチ310の係合遅れが抑制される。そのため、油圧指令値PがPmaxまで急激に増加される時刻t4(すなわち復帰制御の完了時点)での入力クラッチ310が急係合することも抑制される。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、ニュートラル制御からの復帰制御の実行中に運転者によってアクセル操作が行なわれた場合、タービン回転数NTに基づいてアクセル操作開始時点の復帰制御進行度を算出し、算出されたアクセル操作開始時点の復帰制御進行度が予め定められた度合を超えている場合には、入力クラッチ310に供給される油圧の増加量を低下させる。そのため、油圧の増加によって入力クラッチが急係合することが抑制されるので、自動変速機の出力トルクの落ち込みによるショックの発生が抑制される。
<変形例>
前述の実施の形態においては、図4のS116の処理で、アクセル操作開始時点での復帰制御進行度に応じて増加抑制量βを算出する場合について説明した。これに対し、アクセル操作開始時点の復帰制御進行度に加えて、アクセル操作開始以降の復帰制御進行度が大きくなるほど増加抑制量βを大きい値に算出するようにしてもよい。
なお、アクセル操作開始以降においては、エンジン100の出力トルクが増加してタービン回転数NTが増加するため、図4のS110の処理で、復帰制御進行度を{NT(S)−NT}/NT(S)とすると、入力クラッチ310の係合が進んでいるにも関わらず復帰制御進行度が減少してしまう場合が考えられる。
そこで、本変形例のように、アクセル操作開始以降の復帰制御進行度に応じて増加抑制量βを算出する場合には、図4のS110の処理で、復帰制御進行度を{ΔN(S)−ΔN}/ΔN(S)で算出するようにする。このようにすると、アクセル操作開始以降においても、入力クラッチ310の係合が進むほど復帰制御進行度を増加させることができるため、入力クラッチ310の係合度合に応じて増加抑制量βを適切に設定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
車両のパワートレーンを示す概略構成図である。 自動変速機の作動表を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャートである。 復帰制御開始からの経過時間と入力クラッチに供給される基本油圧値との関係を示す図である。 アクセル開度と入力クラッチに供給される油圧値の基本増加量との関係を示す図である。 復帰制御進行度と入力クラッチに供給される油圧値の増加抑制量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る車両の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 エンジン、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、240 ステータ、250 ワンウェイクラッチ、260 油圧回路、300 変速機構、310 入力クラッチ、320 自動変速機、400 エンジン回転数センサ、410 タービン回転数センサ、420 出力軸回転数センサ、8000 ECU、8002 車速センサ、8006 ポジションスイッチ、8010 アクセル開度センサ、8014 ストロークセンサ、8100 入力インターフェイス、8200 演算処理部、8210 復帰判断部、8220 基本油圧算出部、8230 増加量算出部、8240 進行度算出部、8250 増加抑制量算出部、8260 油圧司令部、8300 記憶部、8400 出力インターフェイス。

Claims (14)

  1. 運転者によるアクセル操作に応じたトルクが出力される駆動源に接続された自動変速機の制御装置であって、前記自動変速機は、車両発進時に油圧を用いて係合される係合要素と、前記係合要素に油圧を供給する油圧回路とを有し、前記車両においては、前進走行ポジションで車両が予め定められた条件を満足した場合に、前記係合要素に供給される油圧を低下させて前記係合要素を解放させるニュートラル制御が実行され、
    前記制御装置は、
    前記ニュートラル制御からの予め定められた復帰条件が成立した場合、前記係合要素を係合させるための基本油圧を算出するための算出手段と、
    前記復帰条件が成立した場合、前記アクセル操作が行なわれたか否かを判断するための操作判断手段と、
    前記操作判断手段によって前記アクセル操作が行なわれたと判断された場合、前記アクセル操作が行なわれたと判断されない場合に比べて、前記係合要素に供給される油圧値を前記算出手段によって算出された前記基本油圧よりも増加させるように前記油圧回路を制御するための増加手段とを含み、
    前記増加手段は、少なくとも前記係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合を算出し、算出された前記アクセル操作開始時点の係合度合に応じて、前記係合要素に供給される油圧値の前記基本油圧からの増加量を変更する、自動変速機の制御装置。
  2. 前記増加手段は、前記アクセル操作開始時点の係合度合が予め定められた度合よりも大きい場合、前記予め定められた度合よりも小さい場合に比べて、前記基本油圧からの増加量を低下させる、請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記増加手段は、
    前記アクセル操作が行なわれたと判断された場合、前記アクセル操作の量に応じた基本増加量を算出し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が前記予め定められた度合よりも小さい場合、前記基本増加量を前記基本油圧からの増加量として設定し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が前記予め定められた度合よりも大きい場合、前記係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合に基づいて増加抑制量を算出し、前記基本増加量から前記増加抑制量を減じた値を前記基本油圧からの増加量として設定する、請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記増加手段は、前記アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出する、請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記増加手段は、前記アクセル操作開始時点の係合度合に加えて、前記係合要素の前記アクセル操作開始以降の係合度合を算出し、算出された前記アクセル操作開始以降の係合度合に応じて、前記基本油圧からの増加量を変更する、請求項4に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記増加手段は、
    前記アクセル操作の量が大きいほど、前記基本増加量を大きい値に算出し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出するとともに、前記アクセル操作の量が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出する、請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記自動変速機の入力軸の回転数を検出するための検出手段をさらに含み、
    前記増加手段は、前記検出手段によって検出された回転数に基づいて、前記係合要素の係合度合を算出する、請求項1〜6のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  8. 運転者によるアクセル操作に応じたトルクが出力される駆動源に接続された自動変速機を制御する制御装置が行なう制御方法であって、前記自動変速機は、車両発進時に油圧を用いて係合される係合要素と、前記係合要素に油圧を供給する油圧回路とを有し、前記車両においては、前進走行ポジションで車両が予め定められた条件を満足した場合に、前記係合要素に供給される油圧を低下させて前記係合要素を解放させるニュートラル制御が実行され、
    前記制御方法は、
    前記ニュートラル制御からの予め定められた復帰条件が成立した場合、前記係合要素を係合させる基本油圧を算出する算出ステップと、
    前記復帰条件が成立した場合、前記アクセル操作が行なわれたか否かを判断する操作判断ステップと、
    前記操作判断ステップで前記アクセル操作が行なわれたと判断された場合、前記アクセル操作が行なわれたと判断されない場合に比べて、前記係合要素に供給される油圧値を前記算出ステップで算出された前記基本油圧よりも増加させるように前記油圧回路を制御する増加ステップとを含み、
    前記増加ステップは、少なくとも前記係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合を算出し、算出された前記アクセル操作開始時点の係合度合に応じて、前記係合要素に供給される油圧値の前記基本油圧からの増加量を変更する、自動変速機の制御方法。
  9. 前記増加ステップは、前記アクセル操作開始時点の係合度合が予め定められた度合よりも大きい場合、前記予め定められた度合よりも小さい場合に比べて、前記基本油圧からの増加量を低下させる、請求項8に記載の自動変速機の制御方法。
  10. 前記増加ステップは、
    前記アクセル操作が行なわれたと判断された場合、前記アクセル操作の量に応じた基本前記増加量を算出し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が前記予め定められた度合よりも小さい場合、前記基本前記増加量を前記基本油圧からの増加量として設定し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が前記予め定められた度合よりも大きい場合、前記係合要素のアクセル操作開始時点の係合度合に基づいて増加抑制量を算出し、前記基本前記増加量から前記増加抑制量を減じた値を前記基本油圧からの増加量として設定する、請求項9に記載の自動変速機の制御方法。
  11. 前記増加ステップは、前記アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出する、請求項10に記載の自動変速機の制御方法。
  12. 前記増加ステップは、前記アクセル操作開始時点の係合度合に加えて、前記係合要素の前記アクセル操作開始以降の係合度合を算出し、算出された前記アクセル操作開始以降の係合度合に応じて、前記基本油圧からの増加量を変更する、請求項11に記載の自動変速機の制御方法。
  13. 前記増加ステップは、
    前記アクセル操作の量が大きいほど、前記基本増加量を大きい値に算出し、
    前記アクセル操作開始時点の係合度合が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出するとともに、前記アクセル操作の量が大きいほど、前記増加抑制量を大きい値に算出する、請求項10に記載の自動変速機の制御方法。
  14. 前記制御方法は、前記自動変速機の入力軸の回転数を検出する検出ステップをさらに含み、
    前記増加ステップは、前記検出ステップで検出された回転数に基づいて、前記係合要素の係合度合を算出する、請求項8〜13のいずれかに記載の自動変速機の制御方法。
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JPWO2013073307A1 (ja) * 2011-11-18 2015-04-02 ジヤトコ株式会社 自動変速機及びその発進時制御方法
JP2017048878A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 マツダ株式会社 車両のニュートラル制御装置

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