JP2014014322A - 脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受網22が、周方向に所定間隔をあけて並ぶ状態で軸芯方向に沿う複数の横桟35と、周方向に沿って湾曲形成され且つ軸芯方向に所定間隔をあけて並ぶ複数の縦桟36とを支持する基枠37が、扱胴の回転方向における最上手側に位置して軸芯方向に沿って設けられた上手側枠部材38と、この上手側枠部材38の軸芯方向両側部に連結されて周方向に沿って湾曲形成された一対の横側枠部材39とで構成され、複数の横桟35が、一対の横側枠部材39同士にわたって架設連結され、複数の縦桟36が、上手側枠部材38及び複数の横桟35に支持され、且つ、扱胴の回転方向における最下手側に位置する横桟35よりも扱胴の回転方向下手側に突出する状態で設けられている。
【選択図】図8
Description
その第1特徴構成は、
前記基枠が、前記扱胴の回転方向における最上手側に位置して前記軸芯方向に沿って設けられた上手側枠部材と、この上手側枠部材の前記軸芯方向両側部に連結されて前記周方向に沿って湾曲形成された一対の横側枠部材とで構成され、
前記複数の横桟が、前記一対の横側枠部材同士にわたって架設連結され、
前記複数の縦桟が、前記上手側枠部材及び前記複数の横桟に支持され、且つ、前記扱胴の回転方向における最下手側に位置する前記横桟よりも前記扱胴の回転方向下手側に突出する状態で設けられている点にある。
前記特定の縦桟がその他の前記縦桟よりも大径の棒状部材にて構成されている点にある。
扱室19は、扱胴21を下方から覆う略半円筒状の受網22、扱胴21の上部を開閉可能に上方から覆う上部カバー23、扱胴軸20の前端部を回転可能に支持する前側縦板部材24、扱胴軸20の後端部を回転可能に支持する後側縦板部材25、及び、フィーダ12からの刈取穀稈を受網22に案内する案内面をフィーダ12の後端から受網22の前端にわたる後上がり傾斜姿勢で備えた穀稈案内板26などによって区画形成される。
図4に示すように、受網22は、扱胴の回転方向に沿って分割された上手側受網構成体33と下手側受網構成体34とを備えて構成され、上手側受網構成体33と下手側受網構成体34とが、各別に着脱自在に且つ装着状態で一体的に連結される状態で備えられている。具体的には、図5及び図6に示すように、上手側受網構成体33及び下手側受網構成体34は、扱胴21の軸芯方向に沿って2個ずつ備えられ、合計4個の受網構成体33,34で受網22が構成されている。
図4〜図6に示すように、受網22は、扱胴21の左右両側に位置する状態で設けられた左右両側の角筒支持体41,42と、左右両側の角筒支持体41,42にわたって架設連結され且つ周方向に湾曲形成された弓形支持体43Aと、軸芯方向両側部に位置する仕切り壁部43Bと、弓形支持体43Aと前後の仕切り壁43Bにわたって架設支持された受止め支持体44とにより、支持される構成となっている。従って、これらの左右両側の角筒支持体41,42、弓形支持体43A、仕切り壁43B、受止め支持体44により、受網22を支持する機体側の受網支持部Sが構成されている。
図3に示すように、選別部8Bは、受網22から漏下した処理物を後方に移送しながら揺動選別する揺動選別部50と、揺動選別部50に選別用の選別風を供給する唐箕51とを備える。
揺動選別部50は、その後下部に備えた偏心カム式の揺動駆動機構52の作動で前後揺動するシーブケース53を備え、そのシーブケース53の上部に、粗選別用のグレンパン54、チャフシーブ55、ストローラック56を配備し、シーブケース53の下部に、グレンシーブ57と、2番物選別用の前後両側のストローラック58が備えられている。
このコンバインでは、エンジン70の動力を、エンジン70から左方に延出した出力軸71において走行用と作業用とに分岐させて各部に供給するようにしている。
つまり、カウンター軸73の回転動力をベルト伝動式の第2伝動機構74を介して唐箕軸75の左端部と第1中継軸76とに伝達され、唐箕軸75からベルト伝動式の第3伝動機構77を介して、1番搬送スクリュー61の駆動軸61a、2番搬送スクリュー62の駆動軸62a、及び、第2中継軸78に伝達するように構成されている。又、第1中継軸76からベルト伝動式の第4伝動機構79を介して刈取処理部4に動力を伝達するように構成されている。
説明を加えると、例えば、唐箕軸75では、図11に示すように、第2伝動機構74における2本の伝動ベルト80を巻回する2つのプーリ81,82は、同じ構成の単一の板金製のプーリを逆向きに重ね合わせてボス部材89にネジ止め固定して構成されている。又、他の1つのプーリ84も同様に、板金材を折り曲げて作製した板金製のプーリにて構成され、2つのプーリ81,82と同様に、ボス部材89にネジ止め固定されている。
第1中継軸76に備えられるプーリ85,86,88も同様である。
(1)上記実施形態では、複数の縦桟36の夫々について、回転方向上手側端部を上手側枠部材38に連結固定し、回転方向上手側端部以外の箇所を複数の横桟35に形成された挿通孔40を挿通させて横桟35にて受け止め支持させる構成を示したが、このような構成に代えて、次の(1−1)(1−2)(1−3)に記載するような構成としてもよい。
(1−2)縦桟36を上手側枠部材38に連結固定させず、受止め支持させる構成とし、縦桟36を複数の横桟35のうちの少なくともいずれかに連結固定させる構成。
(1−3)縦桟36を上手側枠部材38に連結固定する否かにかかわらず、縦桟36を複数の横桟35の全てのものに連結固定する構成。
(2−2)特定の縦桟36A及び他の縦桟36が夫々、上手側枠部材38あるいは複数の横桟35のうちの少なくともいずれかに連結固定され、その連結箇所は、同じであるが、特定の縦桟36Aが他の縦桟36よりも強固に支持される構成としてもよい。
例えば、他の縦桟36との連結箇所における溶接面積よりも広い面積で溶接させるようにしたり、特定の縦桟36A及び連結対象箇所(上手側枠部材38あるいは横桟35)に一体形成した連結箇所をボルトにて強固に連結する構成等がある。
21 扱胴
22 受網
35 横桟
36,36A 縦桟
37 基枠
38 上手側枠部材
39 横側枠部材
40 挿通孔
Claims (8)
- 扱室内に、回転駆動される扱胴と、その扱胴の外周部に沿って配備された略半円筒状の受網とが備えられ、
前記受網が、周方向に所定間隔をあけて並ぶ状態で前記扱胴の軸芯方向に沿うように設けられた複数の横桟と、前記周方向に沿って湾曲形成され且つ前記軸芯方向に所定間隔をあけて並ぶ状態で設けられた複数の縦桟とを、基枠に支持させる状態で備えて構成されている脱穀装置であって、
前記基枠が、前記扱胴の回転方向における最上手側に位置して前記軸芯方向に沿って設けられた上手側枠部材と、この上手側枠部材の前記軸芯方向両側部に連結されて前記周方向に沿って湾曲形成された一対の横側枠部材とで構成され、
前記複数の横桟が、前記一対の横側枠部材同士にわたって架設連結され、
前記複数の縦桟が、前記上手側枠部材及び前記複数の横桟に支持され、且つ、前記扱胴の回転方向における最下手側に位置する前記横桟よりも前記扱胴の回転方向下手側に突出する状態で設けられている脱穀装置。 - 前記複数の縦桟は、前記回転方向における最上手側の箇所が前記上手側枠部材に連結固定されている請求項1記載の脱穀装置。
- 前記複数の縦桟は、前記複数の横桟に連結固定されている請求項1又は2記載の脱穀装置。
- 前記複数の横桟が、前記縦桟を挿通させるための挿通孔が形成された帯板状部材にて構成され、
前記複数の縦桟は、前記横桟に連結固定されていない箇所が前記挿通孔を挿通する状態で受止め支持されている請求項2又は3記載の脱穀装置。 - 前記複数の縦桟のうち並び方向における所定個数おきに位置する特定の縦桟が、それ以外の縦桟よりも強固に支持されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置。
- 前記複数の縦桟のうち並び方向における所定個数おきに位置する特定の縦桟が、それ以外の縦桟よりも多くの箇所で連結固定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱穀装置。
- 前記特定の縦桟が、前記上手側枠部材及び前記複数の横桟の夫々に連結固定されている請求項6記載の脱穀装置。
- 前記複数の縦桟の夫々が棒状部材にて構成され、
前記特定の縦桟がその他の前記縦桟よりも大径の棒状部材にて構成されている請求項5〜7のいずれか1項に記載の脱穀装置。
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