JP2014011852A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触充電コイルとNFCアンテナと磁性シートとをモジュール化して小型化を達成し、薄型化を実現可能な携帯端末を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯端末10は、筺体11と、回路基板14と、非接触充電モジュール20と、放熱シート22とを備える。回路基板14は、基材34と、基材34に実装された電子部品35と、電子部品35を覆うシールドケース36とを備える。放熱シート22は、シールドケース36に接触している。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触充電モジュールとNFCアンテナとを備えた非接触充電モジュールを備えた携帯端末に関する。
近年、携帯端末機器等の通信装置に搭載されているアンテナとして、RFID(Radio Frequency Identification)技術を利用し、13.56MHz帯域の電波を使用したNFC(Near Field Communication)アンテナ等がある。NFCアンテナは、その通信効率を向上させるために、13.56MHz帯域の通信の効率を向上させる磁性シートを備え、NFCアンテナモジュールとする。また、通信装置に非接触充電モジュールを搭載し、通信装置の充電方式を非接触充電で行うことも提案されている。これは、充電器側に送電用コイル、通信装置側に受電用コイルを配し、約100kHz〜200kHz帯域において両コイル間に電磁誘導を生じさせ、充電器から通信装置側に電力を伝送するものである。非接触充電モジュールもまた、その通信効率を向上させるために、約100kHz〜200kHz帯域の通信の効率を向上させる磁性シートを備え、非接触充電モジュールとする。
そして、これらNFCモジュールと非接触充電モジュールとを備える携帯端末が提案されている(例えば特許文献1)。
特許第4669560号公報
NFCは13.56MHz帯の周波数を用いて電磁誘導により通信を行う近距離無線通信である。また、非接触充電は、約100kHz〜200kHz帯域の周波数を用いて電磁誘導により電力伝送を行う。従って、それぞれの周波数帯域の通信(電力伝送)を高効率化させる最適な磁性シートは、NFCモジュールと非接触充電モジュールとで異なる。その一方で、NFCモジュールと非接触充電モジュールとの双方とも電磁誘導によって通信(電力伝送)を行うため、お互いに干渉しやすい。すなわち、一方のモジュールの通信時に他方のモジュールが磁束を奪う可能性や、他方のコイルに渦電流が発生して一方のモジュールの電磁誘導を弱める可能性がある。
そのため、特許文献1では、NFCモジュールと非接触充電モジュールとをそれぞれが磁性シートを備え、それぞれをモジュールとして配置し、通信装置の小型化を妨げてしまう。また、お互いの通信を干渉しあわないよう、通信方向を異ならせており、通信の種類によって通信面が変わってしまうため非常に不便となる。更に、近年では筐体の一方の面のほとんどを表示部とするスマートフォンがあり、スマートフォンに適用した場合は一方の通信を表示部側で行わなくてはならなくなる。
また、携帯端末に非接触充電モジュールを備えた場合、携帯端末の薄型化が難しく、その観点から改良の余地が残されていた。
上記課題に鑑み本発明は、非接触充電コイルとNFCアンテナと磁性シートとをひとつのモジュールにして小型化を達成し、同一方向の通信および電力伝送が可能である非接触充電モジュールを備え、薄型化を実現可能な携帯端末を提供することを目的とする。また、2種類の磁性シートを積層することによって、非接触充電の電力伝送効率およびNFC通信の通信効率の双方を向上させることを目的とする。
本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に収容された回路基板と、前記回路基板と前記筐体の内面との間に配置された非接触充電モジュールと、前記非接触充電モジュールにおける前記回路基板側に取り付けられた放熱シートとを備え、前記非接触充電モジュールが、導線が巻回された充電コイルと、前記充電コイルを囲むように配置されたNFCコイルと、前記充電コイルを支持する第1磁性シートと、前記第1磁性シートに載置され、前記NFCコイルを支持する第2磁性シートと、を有する。
非接触充電モジュールに放熱シートを備えることにより、非接触充電モジュールの熱を放熱しやすくできる。
本発明の携帯端末は、前記回路基板が、基材と、前記基材に実装された電子部品と、前記電子部品を覆うシールドケースとを備え、前記放熱シートが前記シールドケースに接触している。
非接触充電モジュールに備えた放熱シートをシールドケースに接触させることにより、非接触充電モジュールの熱を放熱しやすくでき、かつ、基材の熱を放熱しやすくできる。
本発明によれば、非接触充電コイルとNFCアンテナと磁性シートとをひとつのモジュール化として小型化を達成し、同一方向の通信および電力伝送が可能である非接触充電モジュールを備え、薄型化を実現可能な携帯端末を提供できる。また、2種類の磁性シートを積層することによって、非接触充電の電力伝送効率およびNFC通信の通信効率の双方を向上させることができる。
本発明に係る第1実施形態の携帯端末を示す分解斜視図 (A)は第1実施形態の携帯端末を示す平面図、(B)は第1実施形態の携帯端末を示す側面図 第1実施形態の回路基板および非接触充電モジュールを示す断面図 (A)〜(E)は第1実施形態の非接触充電モジュールを示す分解図 (A)〜(D)はマグネットを備える1次側非接触充電モジュールおよび充電コイルの関係を示す図 1次側非接触充電モジュールにマグネットを備える場合と備えない場合とにおける充電コイルの外径を一定にしたときの充電コイルの内径の大きさと充電コイルのL値との関係を示す図 1次側非接触充電モジュールにマグネットを備える場合と備えない場合とにおいて充電コイルのL値と中心部のくり抜きの割合との関係を示した図 (A)〜(D)は第1実施形態の非接触充電モジュールを示す図 L字のスリットを備える第1磁性シートを示す概略図 (A)〜(C)は第1磁性シートおよび第2磁性シートの周波数特性を示す図 (A)〜(C)は第1実施形態の非接触充電モジュールを充電する充電器を説明する平面図 第1実施形態の非接触充電モジュールで充電する例を示す斜視図 本発明に係る第2実施形態の携帯端末を示す平面図 本発明に係る第3実施形態の携帯端末を示す平面図
以下、本発明の実施形態に係る携帯端末について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、携帯端末10は、筐体11と、筐体11の内外を連通する連通孔12と、回路基板14に実装されたカメラ部16と、筐体11に収容された電池パック18と、筐体11に収容された非接触充電モジュール20とを備えている。
さらに、携帯端末10は、非接触充電モジュール20に取り付けられた放熱シート22(図2(B)参照)と、筐体11の開口11A側に設けられた表示部24と、表示部24を覆う保護カバー26とを備えている。
図2(A)、(B)に示すように、筐体11は、筐体11の厚み方向に沿って見た平面視において略矩形状に形成され、平面視において連通孔12の反対側に位置する第1領域31と、第1領域31に対して隣接する第2領域32とを有する。
第1領域31に電池パック18が配置され、第2領域32に非接触充電モジュール20およびカメラ部16が配置されている。
図3に示すように、回路基板14は、筐体11の第2領域に配置された基材34と、基材34のうち非接触充電モジュール20側の面34Aに実装された複数の電子部品35とを備えている。
また、回路基板14は、非接触充電モジュール20側の面34Aに設けられて複数の電子部品35を覆うシールドケース36を備えている。
カメラ部16は、基材34のうち非接触充電モジュール20側の面34Aに設けられ、連通孔12を通じて撮像可能なカメラモジュールを有する。
図2(A)、(B)に示すように、電池パック18は、略矩形体状に形成され、筐体11の厚み方向に沿って見た平面視において第1領域31に配置されている。
図4(A)に示すように、非接触充電モジュール20は、筐体11(図2(A)参照)の第2領域32に配置され、導線42が巻回された充電コイル41と、充電コイル41を囲むように配置されたNFCコイル43とを有する。
また、非接触充電モジュール20は、充電コイル41を支持する第1磁性シート44と、第1磁性シート44に載置されてNFCコイル43を支持する第2磁性シート45とを有する。
また、第1磁性シート44の上面と第2磁性シート45の下面との接着、第1磁性シート44の上面と充電コイル41の下面との接着、第2磁性シート45の上面とNFCコイル43の下面との接着は、絶縁性の両面テープや接着剤等で接着される。充電コイル41全体が第1磁性シート44上からはみ出さずに載置され、NFCコイル43全体が第2磁性シート45上からはみ出さずに載置されるとよい。第2磁性シート45は第1磁性シート44からはみ出さずに載置されるとよい。このようにすることで、充電コイル41およびNFCコイル43の双方の通信効率を向上させることができる。なお、第1磁性シート44にはスリット48が形成され、その形状は、図4(A)のような形(後述する図9のような形)であっても、図4(D)のような形であってもよい。また、図4(A)ではスリット48は中心部44Bまで伸びていないが、中心部44Bまで伸びていても良い。それにより、脚部432a、432b全体を確実にスリット48内に収納することができる。
以下、充電コイル41、NFCコイル43、第1磁性シート44および第2磁性シート45について、詳しく説明する。
〔充電コイルについて〕
図4(B)を用いて充電コイル41について詳細に説明する。
本実施形態においては、充電コイル41は略正方形に巻回されているが、略長方形を含める略矩形、円形、楕円形、多角形等、どのような形状であってもよい。
充電コイル41は、2つの脚部(端子)432a、432bを始端および終端として、線径が0.1mm程度の導線8〜15本程度のリッツ線や複数線(好ましくは0.08mm〜0.3mmの導線を2〜15本程度)を、中空部を中心に面上で渦を描くように巻回されている。例えば、線径が0.1mmの導線12本からなるリッツ線で巻回されたコイルは、同一の断面積をもつ導線1本で巻回されたコイルよりも、表皮効果によりはるかに交流抵抗が下がる。コイルの動作中の交流抵抗が下がればコイルによる発熱が下がり、熱特性の良好な充電コイル41とすることができる。このとき、0.08mm〜1.5mmの導線8〜15本からなるリッツ線であることで、電力伝送効率を良好にすることができる。単線であれば、線径が0.2mm〜1mmである導線であるとよい。また、例えば、0.2mmの導線を3本、0.3mmの導線を2本用いてリッツ線のように1本の導線として構成してもよい。また、電流供給部としての脚部(端子)432a、432bは、外部電源である商用電源からの電流を充電コイル41に供給する。なお、充電コイル41を流れる電流量は、約0.4A〜2A程度である。本実施形態においては、0.7Aである。
本実施形態における充電コイル41は略正方形の中空部の対向する辺間距離(一辺の長さ)が20mm(好ましくは15mm〜25mm)であり、略正方形の外端における対向する辺間距離(一辺の長さ)が35mm(好ましくは25mm〜45mm)となっている。充電コイル41はドーナツ形状に巻回されている。また、充電コイル41が略長方形に巻回される場合は、略長方形の中空部の対向する短辺間距離(一辺の長さ)が15mm(好ましくは10mm〜20mm)、長辺間距離(一辺の長さ)が23mm(好ましくは15mm〜30mm)、であり、略正方形の外端における対向する短辺間距離(一辺の長さ)が28mm(好ましくは15mm〜35mm)、長辺間距離(一辺の長さ)が36mm(好ましくは20mm〜45mm)、となっている。また、充電コイル41が円形に巻回される場合、中空部の直径が20mm(好ましくは10mm〜25mm)であり、円形の外端の径が35mm(好ましくは25mm〜45mm)となっている。
また、充電コイル41は、電力伝送の相手であり充電コイル41に電力供給する充電器内の非接触充電モジュールのコイルとの位置合わせに、マグネットを利用する場合がある。これは、規格(WPC)によって、マグネットは円形(コイン形状)のネオジウム磁石であり、直径が約15.5mm(約10mm〜20mm)であり、厚みは約1.5〜2mmであること等が定められている。また、強さは約75mTから150mT程度でよい。1次側非接触充電モジュールのコイルと充電コイル41との間隔は、2〜5mm程度であるので、この程度のマグネットで十分位置合わせが可能となる。マグネットは1次側または2次側非接触充電モジュールコイルの中空部内に配置される。本実施形態における充電コイル41の中空部内に配置してもよい。
すなわち、位置合わせの方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。例えば充電器の充電面に凸部、2次側の電子機器に凹部を形成しはめ込むといった、物理的(形状的)に強制的な位置合わせを行う方法。また、少なくとも1次側および2次側の一方にマグネットを搭載することで、お互いのマグネットもしくは一方のマグネットと他方の磁性シートとが引き付けあって位置合わせを行う方法。図11(A)に示すように、充電器50(1次側)の非接触充電モジュール52に備えるコイル53の広範囲の領域に多数備えることにより、携帯端末10(2次側)を充電器50の面上のどこにおいても充電可能とする方法。図11(B)に示すように、充電器50(1次側)の非接触充電モジュール52のコイル53をX軸方向およびY軸方向に移動させる機能を備えることにより、コイル53を携帯端末10(2次側)の充電コイル41の位置まで移動させる方法。さらに、図11(C)に示すように、充電器50(1次側)の非接触充電モジュール52のコイル53を比較的大きくすることにより、携帯端末10(2次側)の充電コイル41をコイル53に一致させやすくする方法等がある。
このように、一般的な1次側(充電側)非接触充電モジュールおよび2次側(被充電側)非接触充電モジュールのコイルの位置合わせには様々な方法が挙げられるが、マグネットを使用する方法とマグネットを使用しない方法とに分けられる。そして、非接触充電モジュール20としては、マグネットを使用する1次側(充電側)非接触充電モジュールおよびマグネットを使用しない1次側非接触充電モジュールの双方に適応できるようにすることで1次側非接触充電モジュールのタイプに関係せず充電ができ利便性が向上する。
ここで、マグネットが非接触充電モジュール20の電力伝送効率に与える影響について説明する。
電力伝送のために1次側非接触充電モジュールと非接触充電モジュール20との間に電磁誘導のための磁束が発生している際、その間や周辺にマグネットが存在すると磁束はマグネットを避けるように伸びる。もしくは、マグネットの中を貫く磁束はマグネットの中で渦電流や発熱となり、損失となる。更に、マグネットが第1磁性シート44の近傍に配置されることによって、マグネット近傍の第1磁性シート44が飽和して透磁率が低下してしまう。従って、1次側非接触充電モジュールに備えられたマグネットは、充電コイル41のL値を低下させてしまう。その結果、非接触充電モジュール間の伝送効率が低下してしまう。これを防ぐために、本実施形態においては、充電コイル41の中空部を、マグネットよりも大きくしている。すなわち、中空部の面積をコイン上のマグネットの円形面の面積よりも大きくし、充電コイル41の内端(中空部を囲っている部分)がマグネットの外端よりも外側になるようにする。また、マグネットの直径は15.5mm以下であるため、中空部を、直径15.5mmの円よりも大きくすればよい。また、その他の方法としては、充電コイル41を略長方形に巻回し、略長方形の中空部の対角線がマグネットの直径(最大15.5mm)よりも長くすればよい。それにより、略長方形に巻回された充電コイル41のうち磁束が集中するコーナー部(四隅)がマグネットよりも外側に位置するため、マグネットの影響を抑えることができる。以下に、上記の構成による効果を示す。
図5(A)〜(D)は、マグネットを備える1次側非接触充電モジュールおよび充電コイルの関係を示す図である。図5(A)は充電コイルの内幅が小さいときに位置合わせのマグネットを用いた場合、図5(B)は充電コイルの内幅が大きいときに位置合わせのマグネットを用いた場合、図5(C)は充電コイルの内幅が小さいときに位置合わせのマグネットを用いない場合、図5(D)は充電コイルの内幅が大きいときに位置合わせのマグネットを用いない場合である。
充電器内に配置される1次側非接触充電モジュール200は1次側コイル210、マグネット220、磁性シート(図示せず)を備える。また、図5(A)〜(D)においては、非接触充電モジュール20内の第1磁性シート44と第2磁性シート45と充電コイル41とを模式的に示す。
非接触充電モジュール20と1次側非接触充電モジュール200は、1次側コイル210と充電コイル41とが対向するように位置合わせされている。1次側コイル210の内側部分211と、充電コイル41の内側部分133との間においても磁界が発生し、電力伝送される。内側部分211と内側部分133とは対向している。また、内側部分211と内側部分133とはマグネット220に近い部分でもあり、マグネット220からの悪影響を受けやすい。
更に、マグネット220が第1磁性シート44、第2磁性シート45の近傍に配置されることによって、マグネット220近傍の磁性シートの透磁率が低下してしまう。もちろん、第2磁性シート45よりも第1磁性シート44の方がマグネット220に近接し、マグネット220の影響を受けやすい。従って、1次側非接触充電モジュール200に備えられたマグネット220は、1次側コイル210および充電コイル41の特に内側部分211と内側部分133の磁束を弱めてしまい、悪影響を及ぼす。その結果、非接触充電の伝送効率が低下してしまう。従って、図5(A)の場合、マグネット220の悪影響を受けやすい内側部分133が大きくなってしまう。
それに対して、マグネットを用いない図5(C)は充電コイル41の巻き数が多いためL値は大きくなる。その結果、図5(C)におけるL値から図5(A)におけるL値へは大幅に数値が減少するため、内幅が小さいコイルでは、マグネット220が位置合わせのために備えられる場合と備えられない場合とで、L値減少率が非常に大きくなってしまう。
また、図5(A)のように充電コイル41の内幅がマグネット220の直径よりも小さいと、マグネット220と対向する面積だけ充電コイル41はダイレクトにマグネット220の悪影響を受けてしまう。従って、充電コイル41の内幅はマグネット220の直径よりも大きい方がよい。
対して、図5(B)のように充電コイル41の内幅が大きいと、マグネット220の悪影響を受けやすい内側部分133が非常に小さくなる。また、マグネット220を用いない図5(D)は充電コイル41の巻き数が少なくなるためL値は図5(C)に比べて小さくなる。その結果、図5(D)におけるL値から図5(B)におけるL値へは数値の減少が小さいため、内幅が大きいコイルではL値減少率を小さく抑えることができる。また、充電コイル41の内幅が大きいほど、マグネット220から充電コイル41の中空部の端部が離れるため、マグネット220の影響を抑えることができる。
一方で、非接触充電モジュール20は電子機器等に搭載されるため、充電コイル41ある一定以上の大きさに形成することが出来ない。従って、充電コイル41の内幅を大きくしてマグネット220からの悪影響を小さくしようとすると、巻き数が減ってしまいマグネット有り無しに関係せずL値そのものが減少してしまう。従って、マグネット220の面積と充電コイル41の中空部の面積とがほぼ同一(マグネット220の外径が充電コイル41の内幅よりも0〜2mm程度小さい、またはマグネット220の面積が充電コイル41の中空部の面積の75%〜95%程度)である場合、マグネット220を最大限に大きくすることができるので、1次側非接触充電モジュールと2次側非接触充電モジュールとの位置合わせの精度が向上できる。また、マグネット220の面積が充電コイル41の中空部の面積よりも小さい(マグネット220の外径が充電コイル41の内幅よりも2〜8mm程度小さい、またはマグネット220の面積が充電コイル41の中空部の面積の45%〜75%程度)場合、位置合わせの精度にばらつきがあっても内側部分211と内側部分133が対向する部分の間にはマグネット220が存在しないようにすることができる。
また、同じ横幅および縦幅をもつ非接触充電モジュール20に組み込まれる充電コイル41としては、円形に巻回されるよりも、略矩形に巻回された方がマグネット220の影響を抑えることができる。すなわち、中空部の直径がxである円形コイルと、中空部の対向する辺間距離(一辺の長さ)がxである略正方形コイルと、で比較する。このとき、同一の線径の導線を同一の巻数で巻回すると、同じ幅の大きさの非接触充電モジュール20間に収納される。このとき、略正方形コイルの中空部の対角線長yは、y>xである。従って、マグネット220の直径をmとすると、円形コイルの最内端部とマグネット220との距離は、常に(x−m)一定である(x>m)。一方、略矩形コイルの最内端部とマグネット220との距離は、最小が(x−m)であり、コーナー部431a〜431dにおいて最大の(y−m)となる。また、充電コイル41にコーナー部431a〜431dのような角があると、電力伝送時には角に磁束が集中する。すなわち、もっとも磁束が集中するコーナー部431a〜431dが、もっともマグネット220から離れており、なおかつ非接触充電モジュール20の幅(サイズ)は変化しない。従って、非接触充電モジュール20を大型化することなく、充電コイル41の電力伝送効率を向上させることができる。
また、充電コイル41を略長方形に巻回すると、更に小型化が可能になる。すなわち、略長方形である中空部の短辺がmより小さくても、長辺がmよりも大きければ、4つのコーナー部をマグネット220の外周の外側に配置させることができる。従って、略長方形の中空部を中心に略長方形に充電コイル41を巻回した場合は、すくなくとも中空部の長辺がmよりも大きければよい。なお、充電コイル41の最内端部が1次側非接触充電モジュール200に備えられたマグネット220の外側であったり、略矩形に巻回された充電コイル41の略矩形の中空部の四隅がマグネット220の外側であるとは、図5(B)のようなことをいう。すなわち、マグネット220の円形面の端部を積層方向に伸ばして非接触充電モジュール20にまで延長させたとき、延長線で囲まれる領域が充電コイル41の中空部内におさまることをいう。
図6は、1次側非接触充電モジュールにマグネットを備える場合と備えない場合とにおける充電コイルの外径を一定にしたときの充電コイルの内径の大きさと充電コイルのL値との関係を示す図である。図6に示すように、マグネット220のサイズおよび充電コイル41の外径を一定にした場合、充電コイル41の巻き数を減らして充電コイル41の内径を大きくしていくと、マグネット220の充電コイル41に対する影響が小さくなる。すなわち、マグネット220を1次側非接触充電モジュール200と2次側非接触充電モジュール20との位置合わせに利用する場合と利用しない場合における充電コイル41のL値が近づく。従って、マグネット220を使用するときと使用しないときとの共振周波数が非常に近い値となる。なお、このとき、コイルの外径は30mmに統一している。また、充電コイル41の中空部端部(充電コイル41の最内端部)とマグネット220の外側端部との距離は、0mmより大きく、6mmよりも小さくすることで、L値を15μH以上としつつ、マグネット220を利用する場合と利用しない場合でのL値を近づけることができる。
また、充電コイル41の導線は1本の導線を複数段に積層してもよく、この積層方向は第1磁性シート44と充電コイル41とが積層する積層方向と同一の方向である。このとき、上下に並ぶ導線の層は、お互いに空間を空けるように積層されることによって、上段の導線と下段の導線との間の浮遊容量が小さくなり、充電コイル41の交流抵抗を小さく抑えることができる。また、空間を詰めるように巻回されることによって、充電コイル41の厚みを抑えることができる。このように導線を積層することによって、充電コイル41の巻き数を増やしてL値を向上させることができる。ただし、充電コイル41は積層方向に複数段で巻回するよりも、1段で巻回した方が充電コイル41の交流抵抗が低くなり、伝送効率を高くすることができる。
また、充電コイル41を多角形に巻回した場合は、以下のようにコーナー部(角)431a〜431dを設ける。略正方形に巻回された充電コイル41は、中空部四隅のコーナー部431a〜431dのR(四隅の曲線の半径)が中空部の辺幅の30%以下のものをいう。すなわち、図4(B)において、略正方形の中空部は四隅が曲線状となっている。直角であるよりも、多少でも曲線であることで、四隅における導線の強度を向上させることができる。しかしながら、Rが大きくなりすぎると円形コイルとほとんど変化なく、略正方形の充電コイル41ならではの効果を得ることができなくなる。中空部の辺幅が例えば20mmであった場合、各四隅の曲線の半径Rが6mm以下であれば、マグネットの影響をより効果的に抑えることができることがわかった。また、前述したように四隅の強度まで考慮すると、各四隅の曲線の半径Rが略正方形の中空部の辺幅の5〜30%であることによって、前述したもっとも矩形コイルの効果を得ることができる。なお、略長方形に巻回された充電コイル41であっても、各四隅の曲線の半径Rが略長方形の中空部の辺幅(短辺および長辺のいずれか)の5〜30%であることによって、前述した略長方形コイルの効果を得ることができる。なお、本実施形態においては、充電コイル41の最内端(中空部)の四隅の角はRが2mmであり、0.5mm〜4mm程度が好ましい。
また、充電コイル41を矩形に巻回する場合は、脚部432a、432bは、コーナー部431a〜431dの近傍に設けられることが好ましい。充電コイル41を円形に巻回した場合は、どこに脚部432a、432bを設けても、平面コイル部が曲線に巻回されている部分に脚部432a、432bを設けることができる。曲線状に導線が巻回されていると、その曲線形状を維持しようとする力が働き、脚部432a、432bを形成しても全体の形状が崩れにくい。対して矩形に導線が巻回されたコイルの場合は、辺部分(直線部分)とコーナー部分とで、コイルがコイル自体の形状を維持しようとする力が異なる。すなわち、図4(B)のコーナー部431a〜431dにおいては、充電コイル41の形状を維持しようとする力が大きく働く。しかしながら、辺部分においては充電コイル41の形状を維持しようとする力が小さく、コーナー部431a〜431dの曲線を軸に、導線が充電コイル41からほどけやすくなる。その結果、充電コイル41の巻き数が例えば1/8ターン分程度変動し、充電コイル41のL値が変動する。すなわち、充電コイル41のL値がばらついてしまう。従って、導線の巻き始めの点432aa、および導線を複数回巻回しての巻き終わりの点432bbを、コーナー部431a〜431dに近接して設けるとよい。なお、導線は巻き終わりの点432bbから充電コイル41の外側へ曲げられて脚部432bとなるが、このとき、導線の曲がりは、巻き始めの点432aaよりも巻き終わりの点432bbのほうが緩やかに大きく曲がる。これは、脚部432bの形状を維持しようとする力を向上させる。
また、導線がリッツ線であれば、より充電コイル41の形状を維持しようとする力が向上する。リッツ線は1本あたりの表面積が大きいため、接着剤等で充電コイル41の形状を固定すると固定されやすい。対して導線が単線であると、導線1本あたりの表面積が小さくなるため、接着される表面積が少なく、充電コイル41の形状はほどけやすい。
なお、本実施形態では、断面形状が円形状の導線を使用して充電コイル41を形成しているが、使用する導線は断面形状が方形形状の導線でもよい。断面形状が円形状の導線を使用する場合、隣り合う導線同士の間に隙間が生じるため、導線間の浮遊容量が小さくなり、充電コイル41の交流抵抗を小さく抑えることができる。
〔NFCコイルについて〕
図4(C)に示される本実施形態におけるNFCコイル43とは、13.56MHz帯の周波数を用いて電磁誘導により通信を行う近距離無線通信を行うアンテナであり、一般的にシートアンテナが用いられる。
NFCコイル43は、フェライト系磁性体を主成分とした第2磁性シート45、磁性シートを挟む保護部材および整合回路や端子接続部、基材、整合用チップコンデンサ等を備える。ICカードやICタグ等の無線通信媒体に格納されてもよく、リーダやリーダライタ等の無線通信媒体処理装置に格納されてもよい。
NFCコイル43はアンテナパターンであり、スパイラル状の導体で形成される(すなわち、導線が巻回される)。スパイラルの構造としては、中央に開口部を備えたスパイラル形状であればよく、その形状は円形または略矩形、略正方形または多角形のいずれであってもよい。本実施形態においては矩形とし、特に正方形にしている。スパイラル構造とすることで、十分な磁界を発生させて、誘導電力の発生と相互インダクタンスによる通信を可能とする。
また、第2磁性シート45の表面もしくは内部に直接回路を形成できるので、NFCコイル43や整合回路や端子接続部を直接第2磁性シート45に形成することが可能である。
整合回路は、基材に形成されたNFCコイル43の導体を橋渡しするように実装されたチップコンデンサで構成されるものであり、このことにより整合回路をNFCコイル上に形成することができる。
整合回路はコイルに接続することで、アンテナの共振周波数を所望の周波数に調整し、不整合による定在波の発生を抑え、動作の安定した損失の少ないNFCコイル43となる。整合素子として使用するチップコンデンサはNFCコイル43の導体を橋渡しするように実装されている。
基材は、ポリイミド、PET、ガラエポ基板、FPC基板等で形成することが可能であり、ポリイミド、PET等に形成することで薄くて柔軟性を有するNFCコイル43を印刷等で形成することができる。本実施形態においては厚さが0.2mmであるFPC基板で構成している。
なお、上記説明したNFCコイル43はあくまで一例であり、上述の構成、素材等に限定されるわけではない。
NFCコイル43は、基材に導線をパターン印刷して形成され、薄く形成することができる。充電コイル41と異なって通信の際の電流量が極めて小さいため、パターン印刷で形成可能である。電流は略0.2A〜0.4Aである。NFCコイル43の幅は0.1mm〜1mm、厚みは15μm〜35μm、である。本実施形態においては4ターンほど巻回しており、2ターン〜6ターンである。また、NFCコイル43の外形一辺の長さは約39mm×39mm程度(好ましくは一辺の長さが30mm〜60mm)であり、基材は約39.6mm×39.6mm程度(好ましくは一辺の長さが30mm〜60m)である。また、NFCコイル43が長方形に巻回される場合は、基材およびNFCコイル43の外径は、好ましくは長辺の長さが40mm〜60mm、短辺が30mm〜50mmである。また、四隅の角は、NFCコイル43の最内端部でR0.1mm〜0.3mm、最外端部でR0.2mm〜0.4mmであって、必ず最内端部の四隅の角よりも最外端部の四隅の角の方が緩やかに曲がる。
〔第1磁性シートについて〕
また、第1磁性シート44は、充電コイル41と第2磁性シート45とを載置する平坦部44Aと、平坦部44Aの略中心部にあって充電コイル41の中空領域内に相当(対向)する中心部44Bと、充電コイル41の2本の脚部432a、432bの少なくとも一部が挿入されるスリット48とを備える。スリット48は図4(D)のように貫通したスリット形状だけでなく、貫通しない凹部形状であってもよい。スリット形状の方が製造も簡単で確実に導線を収納できる反面、凹部形状であることによって第1磁性シート44の体積を大きくすることができるので充電コイル41のL値を向上させ、伝送効率を向上させることができる。中心部44Bは、平坦部44Aに対して凸部形状、平坦形状、凹部形状、貫通孔である形状となり、いずれであってもよい。凸部形状であれば、充電コイル41の磁束を強めることができる。平坦であれば、製造しやすく充電コイル41を載置しやすい上、後述する位置合わせのマグネットの影響と充電コイル41のL値のバランスをとることができる。凹部形状、貫通孔に関しては、詳しく後述する。
また、第1磁性シート44として、Ni−Zn系のフェライトシート、Mn−Zn系のフェライトシート、Mg−Zn系のフェライトシート等を使うことができる。単層構成としてもよいし、同一材料を厚み方向に複数枚積層した構成でもよいし、異なる磁性シートを厚み方向に複数枚積層してもよい。少なくとも、透磁率が250以上、飽和磁束密度が350mT以上のものであると好ましい。
また、アモルファス金属も第1磁性シート44として用いることができる。第1磁性シート44としてフェライトシート(焼結体)を使用する場合は充電コイル41の交流抵抗を低下させる点で有利となり、磁性シートとしてアモルファス金属を使用する場合は充電コイル41を薄型化することができる。
第1磁性シート44は、略正方形であり、約40×40mm以内(35mm〜50mm)程度のサイズであり、NFCコイル43の基材と同一化、多少大きく形成する。略長方形の場合は、サイズを、短辺が35mm(25mm〜45mm)、長辺が45mm(35mm〜55mm)とする。厚みは0.43mmで、(実際は0.4mm〜0.55mmの間で、好ましくは0.3mm〜0.7mm)である。第1磁性シート44は第2磁性シート45の外周端よりも同程度または大きく形成されることが望ましい。また、第1磁性シート44の形状は、円形、矩形、多角形、四隅に大きな曲線を備える矩形および多角形でもよい。
また、本実施形態の非接触充電モジュール20は、導線が巻回された充電コイル41と、充電コイル41を囲むように配置されたNFCコイル43と、充電コイル41とNFCコイル43とを同一方向から支持する第1磁性シート44と、第1磁性シート44に形成されたスリット48と、を備え、充電コイル41の脚部432a、432b(両端子)は、スリット48内に収納される。
図4(D)に記載のスリット11は、充電コイル41の巻始めの点432aa(コイルの最内側部分)および巻き終わりの点432bb(コイルの最外端部分)から第1磁性シート44の下端部414までの脚部432a、432bの双方の少なくとも一部の導線を収納する。これにより、コイルの巻始めの点432aaから脚部432aまでの導線が、充電コイル41の平面巻回部分に積層方向に重なることを防ぐ。更に、脚部432a、432bがNFCコイル43と積層方向に重なって非接触充電モジュール20の厚みが増すことを防ぐ。
スリット48は、その一端が交差する第1磁性シート44の端部(端辺)とほぼ垂直であり、第1磁性シート44の中心部44Bと接するように形成される。充電コイル41が円形の場合、スリット48を中心部44B(円形)の接線と重なるように形成することによって、導線の巻始めを折り曲げることなく脚部432a、432bを形成することができる。また、充電コイル41が略矩形の場合、スリット48を中心部44B(略矩形)の辺の延長線と重なるように形成することによって、導線の巻始めを折り曲げることなく脚部432a、432bを形成することができる。スリット48の長さは充電コイル41の内径と第1磁性シート44の大きさに依存し、本実施形態の場合、約15mm〜30mmとしている。
また、スリット48は、第1磁性シート44の端部(端辺)および中心部44Bが最も近づく部分に形成してもよい。すなわち、充電コイル41が円形の場合、第1磁性シート44の端部(端辺)および中心部44B(円形)の接線に対して垂直なスリット48とし、スリット48を短く形成する。また、充電コイル41が略矩形の場合、第1磁性シート44の端部(端辺)および中心部44B(略矩形)の辺に対して垂直なスリット48とし、スリット48を短く形成する。これによって、スリット48の形成面積を最低限に抑えることができ、非接触電力伝送機器の伝送効率を向上させることができる。なお、この場合、スリット48の長さは約5mm〜20mmである。どちらの配置であっても、直線凹部またはスリット48の内側端部は中心部44Bに接続している。
次に、先述した位置合わせのためのマグネットによる第1磁性シート44への悪影響について説明する。先述したように、位置合わせのために1次側非接触充電モジュール200にマグネットが備えられると、マグネットの影響で、第1磁性シート44のうち特にマグネットに近い部分の透磁率が低下する。従って、1次側非接触充電モジュール200に、位置合わせのためのマグネット220が備えられる場合と備えられない場合とでは、充電コイル41のL値が大きく変化してしまう。そこで、充電コイル41のL値が、マグネット220が近づいた場合と近づかない場合とで、なるべく変化しない磁性シートとすることが必要となる。
また、搭載される電子機器が携帯電話の場合、携帯電話の外装を構成するケースとその内部に位置する電池パックとの間や、ケースとその内部に位置する基板に配置されることが多い。一般的に、電池パックはアルミニウムの筐体であるため、電力伝送に悪影響を与える。これは、コイルが発生させる磁束を弱める方向にアルミニウムに渦電流が発生するため、コイルの磁束が弱められることに起因する。そのため、電池パックの外装であるアルミニウムとその外装の上に配置される充電コイル41との間に第1磁性シート44を設け、アルミニウムに対する影響を軽減する必要がある。また、基板に実装された電子部品は、充電コイル41の電力伝送と干渉しあい、お互いに悪影響を及ぼしあう可能性がある。そのため、基板と充電コイル41との間に磁性シートや金属膜を設け、お互いの影響を抑える必要がある。
以上の点を考慮して、非接触充電モジュール20に用いる第1磁性シート44は、透磁率、飽和磁束密度の高いものが使用され、充電コイル41のL値をなるべく大きくすることが重要である。透磁率250以上、飽和磁束密度350mT以上を備えるものであればよい。本実施形態においては、Mn−Zn系のフェライトの焼結体であって、透磁率1500以上2500以下、飽和磁束密度400mT以上500mT以下、厚みは約400μm以上700μm以下である。ただし、Ni−Zn系フェライトでもよく、透磁率250以上、飽和磁束密度350mT以上あれば、1次側非接触充電モジュール200と良好な電力伝送が可能である。
そして、充電コイル41は、共振コンデンサを用いてLC共振回路をつくる。このとき、1次側非接触充電モジュール200に備えられるマグネット220を位置合わせに利用する場合と利用しない場合とで、充電コイル41のL値が大幅に変化すると、共振コンデンサとの共振周波数も大幅に変化してしまう。この共振周波数は、1次側非接触充電モジュール200と非接触充電モジュール20との電力伝送(充電)に用いられるため、マグネット220の有無によって共振周波数が大幅に変化すると正しく電力伝送ができなくなってしまう。しかしながら、上記の構成とすることで、マグネット220の有無による共振周波数のばらつきが抑えられ、いずれの情況であっても、電力伝送が高効率化する。
また、フェライトシートがMn−Zn系であることによって、更なる薄型化が可能となる。すなわち、規格(WPC)によって、電磁誘導の周波数は100kHz〜200kHz程度(例えば120kHz)と決まっている。このような低周波数帯において、Mn−Zn系のフェライトシートは高効率となる。なお、Ni−Zn系のフェライトシートは高周波において高効率である。従って、本実施形態においては、約100kHz〜200kHzで電力伝送を行う非接触充電用の第1磁性シート44をMn−Zn系フェライトシートで構成し、約13.56MHzで通信を行うNFC通信用の第2磁性シート45をNi−Zn系フェライトシートで構成する。
また、第1磁性シート44の中心部44Bの中に穴を形成してもよい。なお、穴とは貫通孔および凹部のいずれであってもよい。また、穴は中心部44Bよりも大きくてもいいし、小さくてもよいが、小さい方がよい。すなわち、充電コイル41を第1磁性シート44に載置した際に、充電コイル41の中空部よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。小さい場合は、充電コイル41全体が第1磁性シート44上に載る。
前述したように、非接触充電モジュール20としては、マグネットを使用する1次側(充電側)非接触充電モジュールおよびマグネットを使用しない1次側非接触充電モジュール200の双方に適応できるようにすることで1次側非接触充電モジュール200のタイプに関係せず充電ができ利便性が向上する。そして、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられる場合の充電モジュール41のL値と、備えられない場合の充電モジュール41のL値を近づけ、かつ双方のL値を向上させることが求められる。また、マグネット220が第1磁性シート44の近傍に配置されることによって、マグネット220近傍であるの第1磁性シート44の中心部44Bの透磁率が低下してしまう。そこで、中心部44Bに穴を設けることによって、透磁率の低下を抑えることができる。
図7は、1次側非接触充電モジュールにマグネットを備える場合と備えない場合とにおいて充電コイルのL値と中心部のくり抜きの割合との関係を示した図である。なお、くり抜きの割合が100%であるとは、中心部44Bの穴が貫通口であることを意味し、くり抜きの割合が0%であるとは、穴が設けられないことをいう。更に、くり抜きの割合が50%であるとは、例えば0.6mmの厚さの磁性シートに対して、0.3mmの深さの穴(凹部)を設けることを意味する。
図7に示すように、くり抜きの割合を大きくするに従って、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられない場合はL値が減少する。このとき、くり抜きの割合が0%〜75%まではほとんど減少しないが75%〜100%にかけて大きく減少する。対して、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられる場合は、くり抜きの割合を大きくするに従ってL値が向上する。マグネットの悪影響を受けにくくなるからである。このとき、くり抜きの割合が0%〜75%までは徐々にL値が向上し、75%〜100%にかけて大きく向上する。
従って、くり抜きの割合が0%〜75%までは、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられない場合のL値を維持させたまま、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられる場合のL値を向上させることができる。また、くり抜きの割合が75%〜100%では、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられない場合のL値と、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられる場合のL値とを、大幅に近づけることができる。そして、くり抜きの割合が40〜60%のときに最も効果的であって、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられない場合のL値を維持させたまま、1次側非接触充電モジュール200にマグネット220が備えられる場合のL値が1μH以上向上し、更にマグネット220が備えられる場合にマグネット220と第1磁性シートとが十分に引き合うことができる。
〔第2磁性シートについて〕
図4(E)に示される第2磁性シート45は、フェライトやパーマロイ、センダスト、珪素合板等の金属材料で構成される。第2磁性シート45としては、Ni系軟磁性フェライトが好ましく、フェライト粉体を乾式プレス成形し、焼成することにより焼成体、高密度のフェライト焼成体とすることができ、軟磁性フェライトの密度が3.5g/cm3以上であることが好ましい。更に軟磁性フェライトの磁性体の大きさが、結晶粒界以上であることが好ましい。また第2磁性シート45は、厚さ0.07mm〜0.5mm程度で形成されるシート状(あるいは板状、膜状、層状)のものである。外形のサイズはNFCコイル43の外形とほぼ同一である。ただし、NFCコイル43の外形よりも1〜3mm程度おおきくするとよい。第2磁性シート45の厚みは0.1mmであり、第1磁性シート44の厚みよりも薄く半分以下である。透磁率は少なくとも100〜200である。
第1磁性シート44および第2磁性シート45の上下面(表裏面)に貼着される保護部材は、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段がもちいられ、NFCコイル43の曲げやたわみ等に対する柔軟性だけではなく、耐熱性、耐湿性等の耐候性を考慮して選定をおこなってもよい。また、NFCコイル43の片面、両面、片側面、両側面または全面が、保護部材によりコーティングされていてもよい。とくに、本実施形態においては、第1磁性シート44と第2磁性シート45とは予め小片状に粉砕されることで柔軟性を備えている。従って、このシート状に並んだ多数の小片がバラバラにならないよう、保護シートを備えることが有用となる。
〔非接触充電モジュールの構成について〕
図8(A)〜(D)は、本実施形態における非接触充電モジュールを示す図であり、図8(A)は非接触充電モジュールの上面図、図8(B)は非接触充電モジュールの下面図、図8(C)は図8(A)のA−A断面図、図8(D)は図8(C)におけるB−Bより右側の拡大断面図である。
充電コイル41の電力受電方向と、NFCコイル43の通信方向とを同一方向にして近接させた場合、単純に配置してもお互いの存在が相手の電力伝送効率を低下させる。すなわち、非接触充電の際は、1次側非接触充電モジュール200が発生させる磁束をNFCコイル43が受電して、充電コイル41の受電するパワーが低下する可能性がある。その結果、電力伝送効率が低下する可能性がある。また、NFCコイル43にとっては、1次側非接触充電モジュール200の発生させる磁束が非常に大きく、更に長時間発生される。従って、NFCコイル43にとって大きすぎる電流がNFCコイル43に発生する可能性があり、NFCコイル43に悪影響をもたらすことがある。一方で、NFCコイル43が通信する際は、充電コイル41に渦電流が発生してNFCコイル43の通信を妨げる。すなわち、伝送する電力の大きさの違いから、NFCコイル43と比べて充電コイル41は導線の線径も巻数も全体大きさも大きくなる。その結果、NFCコイル43から見ると充電コイル41は大きな金属体である。NFCコイル43の通信時に発せされる磁束を打ち消そうとする磁束が充電コイル41に流れてしまい、NFCコイル43の通信効率を大幅に低下させてしまう。
従って、本実施形態においては、NFCコイル43を充電コイル41の周囲に配置する。その結果、非接触充電の際は、1次側非接触充電モジュール200が発生させる磁束からNFCコイル43が離れて位置するため受電しにくく、充電コイル41の受電するはずのパワーを奪いにくい。その結果、電力伝送効率の低下を抑えることができる。逆にNFCコイル43を充電コイル41の中空部内に配置した場合、非接触充電の際の磁束をNFCコイル43が全体で受信してしまうため、NFCコイル43が充電コイル41の受電するはずのパワーをたくさん奪ってしまう。なお、NFCコイル43通信時の磁束を充電コイル41が受電したとしても、充電コイル41にとっては非常に小さい磁束、電流のため、なんら影響はない。すなわち、充電コイル41はNFCコイル43に対して渦電流を発生させるが、NFCコイル43に充電コイル41の渦電流が影響するほどに流れることはないので、NFCコイル43の方を外側にして開口面積を大きくし、NFCコイル43の通信効率を向上させる。
更に、NFCコイル43が通信する際は、充電コイル41が内側に位置するため、NFCコイル43の大きさに対してNFCコイル43と隣接する充電コイル41の領域が小さくなる。その結果、充電コイル41には渦電流が発生しにくい。逆に充電コイル41が外側に位置すると、小さいNFCコイル43に対して充電コイル41は大きくなり、その結果NFCコイル43に隣接する充電コイル41の領域が相対的に大きくなる。従って、充電コイル41に発生する渦電流がNFCコイル43にとって非常に大きくなり、NFCコイル43の通信が非常に妨げられる。なお、非接触充電時に、NFCコイル43に渦電流が発生したとしても、充電コイル41にとってはとても小さな電流のため、影響しない。
また、第1磁性シート44は、非接触充電を行う約100〜200kHzの電磁誘導の電力伝送を向上することができる周波数特性を備える。しかし、約100〜200kHzにピークがある場合、NFCの通信を行う13.56MHz帯域においてもNFCコイル43の通信を向上させることができる。対して、第2磁性シート45は、NFCコイル43が通信を行う約13.56MHzの電磁誘導の通信を向上することができる周波数特性を備える。しかし、約13.56MHzにピークがある場合、非接触充電を行う約100〜200kHz帯域においては、非接触充電の効率にほとんど影響を及ぼさない。
NFCコイル43と充電コイル41とにおいて、NFCコイル43の中空位置(中空部および中空部の下部)に充電コイル41を配置させることにより、第1磁性シート44をNFCコイル43の通信向上に利用させることができる。すなわち、第1磁性シート44、第2磁性シート45、充電コイル41、NFCコイル43をモジュール化することにより小型化を達成しつつ、第1磁性シート44を本来の目的(充電コイル41の効率向上)とは異なる目的(NFCコイル43の効率向上)にも利用することができ、第1磁性シート44を効率よく利用することができる。
その結果、同じNFCリーダライタからの磁束を受け取ったときの誘起電圧が下記のように変化した。例えば、NFCコイル43の中空部に対応する領域に貫通孔を備えた磁性シートの上にNFCコイル43を載置した場合は1573mVであったのに対し、図8(A)の非接触充電モジュール20においては、1712mVであった。これは、第1磁性シート44がNFCコイル43の通信効率を向上させるからである。
更に、図8(A)に示すように、略正方形のNFCコイル43の四隅のコーナー部441a〜41dと、略正方形の充電コイル41の四隅のコーナー部431a〜431dと、の距離d1は、他の部分(それぞれの辺同士)間距離d2に比較して広くなっている。すなわち、隣接しあっているNFCコイル43の辺部分と充電コイル41の辺部分の距離d2は狭いが、コーナー部441a〜441dとコーナー部431a〜431dとの間の距離d1は大きい。これは、NFCコイル43のコーナー部441a〜441dに比較して、充電コイル41のコーナー部431a〜431dが緩やかに曲がっている(大きなアールである)ことで内側に入り込むからである。
また、略矩形である充電コイル41およびNFCコイル43は、そのコーナー部431a〜431dおよびコーナー部441a〜441dにおいて磁束が集中する。従って、コーナー部431a〜431dとコーナー部441a〜441dとの距離d1が大きくなれば、それぞれの磁束を他方に奪われることを抑えることができる。すなわち、NFCコイル43のコーナー部441a〜441dの最内端部よりも充電コイル41のコーナー部431a〜431dの最外端部を緩やかに曲げる(Rを大きく設定する)ことで、対向する辺部分同士間の距離d2よりも対向するコーナー部441a〜441dとコーナー部431a〜431dとの間の距離d1を大きくすることができる。その結果、磁束の集中しない辺部分は近接させることによって非接触充電モジュール20を小型化することができ、コーナー部間を離すことによってそれぞれの通信(電力伝送)効率を向上させることができる。なお、充電コイル41のコーナー部431a〜431dのRは最内端部(中空部)が約2mm、最外端部が約5mm〜15mm程度であって、NFCコイル43のコーナー部441a〜441dのアールは最内端部(中空部)が約0.1mm、最外端部が約0.2mmである。また、本実施形態においては、コーナー部431a〜431dとコーナー部441a〜441dとの距離d1は2mmであり、1.5mm〜10mm程度であるとよく、対向する辺部分同士間の距離d2は1mm、0.5mm〜3mm程度であるとよい。また、好ましくは、d1をd2の3倍以上7倍以下にすることで、小型化と電力伝送効率向上と通信効率向上とをバランスよく達成することができる。
充電コイル41を矩形にしたことにより、矩形部の辺部において、NFCコイル43と接近するが、開口面積を広く確保することができる。これに対して、充電コイル41を円形に巻回するとNFCコイル43との接近部(最も近接する部分)は辺ではなく、点となり、お互いの干渉を軽減することができる。すなわち、NFCコイル43の四隅と充電コイル41との距離が、より大きくなる。その結果、NFCコイル43の最も磁束が集中する四隅と充電コイル41との距離が離れ、NFCコイル43の通信効率を向上させることができる。更に、充電コイル41を円形状にすることで、充電コイル41と1次側非接触充電モジュール200の1次側コイル210がお互いにどのような向きであっても、方向性に左右されずに充電することができる。
また、充電コイル41をNFCコイル43の中空部に配置したため、脚部432a、432bとNFCコイル43とが積層し、非接触充電モジュール20の厚みが増加してしまう。特に、充電コイル41はNFCコイル43に比較してかなり厚み方向に厚いので、充電コイル41の脚部432aと脚部432bとが、非接触充電モジュール100の他の部分と積層することで、非接触充電モジュール20の厚みが非常に厚くなってしまう。従って、第1磁性シート44のスリット48に、脚部432a、432bの双方を収納する。充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き始め(内側)の点432aaに接続する脚部432aの少なくとも一部は、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)およびNFCコイル43の双方と積層する。また、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き終わり(外側)の点432bbに接続する脚部432bの少なくとも一部は、NFCコイル43と積層する。従って、スリット48を、図8(B)に示す下端部414から少なくとも充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き始め(内側)の点432bbまで伸ばす。脚部432aのうち、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)およびNFCコイル43と積層する部分がスリット48に収納される。また、脚部432bのうち、NFCコイル43と積層する部分がスリット48に収納される。その結果、導線同士が積層した分だけ厚みが増してしまうのを、スリット48に脚部432a、432bの双方を収納することによって解消することができる。また、NFCコイル43および充電コイル41は矩形であるので、スリット48はNFCコイル43および充電コイル41の直線部と直交する。これにより、スリット48を短く構成することができ、充電コイル41およびNFCコイル43の電力伝送効率または通信効率を向上させることができる。
前述したようにスリット48は貫通したスリットであっても底部を備える凹部のスリットであってもよい。少なくとも、充電コイル41の導線の直径よりも深く形成すればよい。スリット48の横幅(短手方向の幅)は、5mmであり、2mm〜10mmが好ましい。なお、本実施形態の場合、脚部432a、432b双方を収納するのに最低限必要な幅が2mmであった。スリット48の横幅は充電コイル41の導線2本分の線径の2倍以上5倍以下であることが好ましい。すなわち、導線がリッツ線等複数線であっても、スリット48を、充電コイル41の端子4本程度が収まるくらいの幅を備えることが好ましい。また、スリット48の幅がこれ以上大きくなると、充電コイル41の電力伝送効率を低下させてしまう。また、最低限必要な幅の2倍以上としたのは、脚部432aと432bとの間に隙間を設けるためである。それによって、脚部432aと432bとの間の浮遊容量を低下させることができる。その結果、充電コイル41の効率を向上させることができる。また、脚部432aと432bとをスリット48内に収納することが簡単となり、脚部432aと432bとの強度を向上させることができる。
また、1つのスリット48内に脚部432aと432bとの双方を収納することで、第1磁性シート44の欠落部分の面積を最小限に抑えることができる。しかしながら、脚部432a、432bを伸ばす方向によっては、スリット48を複数設けてもよい。すなわち、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き始め(内側)の点432aaに接続する脚部432aを収納するスリットを、下端部414から少なくとも充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き始め(内側)の点432aaまで伸ばす。脚部432aのうち、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)およびNFCコイル43と積層する部分がスリット48に収納される。一方で、充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き終わり(外側)の点432bbに接続する脚部432bを収納するスリットを、下端部414から少なくとも充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)の巻き終わり(外側)の点432bbまで伸ばす。脚部432bのうち、NFCコイル43と積層する部分がスリット48に収納される。このようにスリットを2つ設け、脚部432aと脚部432bとをそれぞれ1つずつスリットに収納することによって、脚部432aと432bとの間の浮遊容量を発生させずに済む。また、脚部432aと脚部432bとを引き出す方向を自由に設定することができる。導線を1本のみ収納するスリット2本を形成する場合は、それぞれのスリットが0.5mm程度である。
更に、脚部432aが充電コイル41の巻回部分(平面コイル部分)と積層する部分にのみ1つ目のスリットを形成し、脚部432aと脚部432bとがNFCコイル43と積層する部分に、脚部432aと脚部432bとを収納する2つ目のスリットを設けてもよい。すなわち、スリット48はどのような形状に形成してもよく、脚部432aと脚部432bとの双方がスリット48内に収納させることが重要である。以上のように、充電コイル41を支持する第1磁性シート44と、第1磁性シート44の上部に位置しNFCコイル43を支持する第2磁性シート45とは、スリット48が第1磁性シート44に備えられ、充電コイル41の脚部432a、432b(両端子)は、第2磁性シート45の下部においてスリット48内に収納される。
また、スリット48は、図9に示すL字のスリット48aのように形成してもよい。図9は、本実施形態におけるL字のスリットを備える第1磁性シートを示す概略図である。図9に示すL字状のスリット48aのうち、領域xは図4(D)のスリット48に相当し、脚部432a、432bを収納する。領域y、領域zまでスリット11aの領域を拡大しているのは、前述したとおり、図4(B)の導線を、巻き始めの点432aaよりも巻き終わりの点432bbのほうが緩やかに大きく曲がるように形成するためである。導線を巻き終わりの点432bbにおいて緩やかに曲げるため、その曲線部分を収納するためにスリット48aを領域yまで拡大している。しかし、領域zまではスリット48aを拡大させる必要はない。しかしながら、本実施形態においては第1磁性シート44をフェライトシート(焼結体)で構成しているため、領域zをスリット48aの一部とせずに第1磁性シート44の一部としてしまうと、領域zのシート部分が破損してしまう。そのため、領域zまでもスリット48aとし、第1磁性シート44の破損を防ぎ、第1磁性シート44の特性を安定させる。なお、第1磁性シート44が破損してしまうと、第1磁性シート44は大幅に特性が変化し、充電コイル41の特性も大幅に変化してしまう。例えば、L値が低下し、非接触充電の電力伝送効率が低減する。
次に第1磁性シートと第2磁性シートとの周波数特性について説明する。周波数とは、この磁性シートを備えるアンテナ(例えば充電コイル41、NFCコイル43)の周波数である。図10(A)〜(C)は、本実施形態における第1磁性シートおよび第2磁性シートの周波数特性を示す図である。図10(A)は第1磁性シート44(Mn−Zn系フェライト焼結体)の透磁率の周波数特性、図10(B)は第2磁性シート45(Ni−Zn系フェライト焼結体)の透磁率の周波数特性、図10(C)は第2磁性シート45のQ値の周波数特性を示す。
本実施形態においては、図8(C)に示すように第2磁性シート45は、第1磁性シート44の上面に積層される。図10(A)〜(C)に示すように、第2磁性シート45は、NFCコイル43の通信の高い周波数(13.56MHz)に良好な特性(高いQ値、透磁率125程度)を備え、第1磁性シート44は、充電コイル41の電力伝送の低い周波数(100〜200kHz)に良好な特性(透磁率1700程度)を備える。従って、本来であれば、NFCコイル43の真下は第2磁性シート45のみを厚く形成した方が、NFCコイル43の通信効率を向上させる。しかしながら、本実施形態においては、第1磁性シート44をNFCコイル43の真下にまで伸ばして、充電コイル41の電力伝送効率を向上させている。これは、それぞれのフェライトシートの周波数特性による。まず、一般的に、伝送電力の大きな非接触充電に使用される第1磁性シート44は、十分な電力伝送効率を確保するため高透磁率材料である。一方、電力の小さなNFC通信のための第2磁性シート45に対しては、第1磁性シート44ほどの透磁率は必要ない。従って、第1磁性シート44は、NFC通信の通信周波数帯域でもNFC通信に必要な透磁率を有する。すなわち、非接触充電をサポートする第1磁性シート44は、NFC通信をサポートする第2磁性シート45に比べて周波数に関係せず全体的に透磁率が高い。図10(A)に示すとおり、第1磁性シート44は周波数が13.56MHz程度となっても、透磁率μが500程度であり、十分磁性シートとして機能する。特に先述した本実施形態における第1磁性シート44の場合は十分な役割を果たす。対して、図10(B)に示すとおり、第2磁性シート45は周波数が100kHz〜200kHzの帯域では、非接触充電にとって十分な透磁率を有さない(透磁率125程度)。
従って、充電コイル41およびNFCコイル43双方の通信効率を向上させ維持するためには、NFCコイル43の真下を、第1磁性シート44と第2磁性シート45との積層構造としたほうがよい。これにより、双方のコイルの通信効率を向上させることができる。すなわち、第1磁性シートを大きくすることで非接触充電の電力伝送効率を向上させ、更にNFC通信も十分にサポートする。また、第1磁性シート44だけでなく、NFC通信のための第2磁性シートを備えるのは、NFCコイル43によるNFC通信のQ値を向上させるためである。図10(C)に示すとおり、第2磁性シート45は良好なQ値を備えるため、NFC通信の通信距離を向上させることができる。
また、図8(A)〜(D)に示されるように、NFCコイル43と第2磁性シート45との全面は、第1磁性シート44上に載置される。これにより、第2磁性シート45全面の下部には必ず第1磁性シート44があるため、NFCコイルの通信効率を向上させることができる。このとき、第2磁性シート45の外形は、第1磁性シート44の外形と同じサイズであるか、小さくなる。
また、NFCコイル43と第2磁性シート45との一部は、第1磁性シート44上に載置され、残りの一部は、第1磁性シート44の外側に形成されてもよい。このとき、第2磁性シート45の外形は、第1磁性シート44の外形よりも大きくなるか、第1磁性シート44の中心と第2磁性シート45との中心をずらすかである。ただし、NFCコイル43と第2磁性シート45とは、なるべく広い面積が第1磁性シート44上に載置されることが好ましく、第1磁性シート44と第2磁性シート45とのそれぞれの中心は略重なった方が良い。しかし、NFCコイル43と第2磁性シート45とが大きすぎて第1磁性シート44上に載置しきれないときは、その一部を第1磁性シート44の外側に形成するとよい。これにより、第1磁性シート44の大きさに依存せず、NFCコイル43の開口面の面積を広く確保することができる。その結果、NFCコイル43の通信効率を向上させつつ、第1磁性シート44を大きく形成する必要が無いため、NFCコイル43の大きさの割には非接触充電モジュール20を小型化することができる。
また、第1磁性シート44の厚みが0.43mmであるのに対し、第2磁性シート45は0.1mmであって相対的に薄い。半分以下である。また、第2磁性シート45は充電コイル41の導線の線径(0.2mm〜1.0mm程度)よりも薄い。
更に、第2磁性シート45およびNFCコイル43は少なくとも一部が第1磁性シート44上に載置されていればよく、全体が載置される必要はない。一方で、NFCコイル43の全体が、第2磁性シート45に載置された方がよい。それによってNFCコイル43の通信効率を向上させることができる。しかしながら、NFCコイル43の通信効率向上のためにはNFCコイル43の開口面を大きくすることがよく、その場合、第2磁性シート45およびNFCコイル43のみを大きくすれば効果を得ることができる。
次に上述した非接触充電モジュール20の携帯端末内における配置について説明する。 図2(A)、(B)に示すように、非接触充電モジュール20は、筐体11のうち、カメラ部16に対して筐体11の厚み方向(矢印A方向)に沿って見た平面視において重複しない位置11Bに配置されている。
さらに、非接触充電モジュール20は、カメラ部16における筐体11の厚み方向に沿った長さ寸法L1内に配置されている。
加えて、非接触充電モジュール20は、電池パック18に対して筐体11の厚み方向に沿って見た平面視において重複しない位置11Bに配置され、かつ、電池パック18における筐体11の厚み方向に沿った長さ寸法L2内に配置されている。
このように、カメラ部16および電池パック18に対して重複しない位置11Bに非接触充電モジュール20が配置されている。さらに、非接触充電モジュール20がカメラ部16の長さ寸法L1内、および電池パック18の長さ寸法L2内に配置されることにより携帯端末10の薄型化が図れる。
また、カメラ部16および電池パック18に対して重複しない位置11Bに非接触充電モジュール20を配置することにより、図3に示すように、非接触充電モジュール20を筐体11に近づけることが可能になる。
図3は、携帯端末10を、電力伝送のために1次側非接触充電モジュールである充電器50に近づけた際の両者の関係をも示す図であり、非接触充電モジュール20は、筐体11の充電器50が近接する側の外壁面に対して、非接触充電モジュール20の少なくとも一部が2.5mm以内に配置されている。
これにより、図12に示すように、電力電送に際しては、充電器50の非接触充電モジュール52に対して携帯端末10の非接触充電モジュール20を接近させることが可能となり、携帯端末10と充電器50との電力伝送効率を高めることができる。加えて、携帯端末10と他の携帯端末等との通信効率を高めることができる。
さらに、図2(A)、(B)に示すように、非接触充電モジュール20は、第1領域31および第2領域32の隣接方向に沿った第2領域32の中心線55と、第2領域32における隣接方向に対して直交する筐体11の幅方向の中心線56との交点58に重複するように配置されている。
第1領域31および第2領域32の隣接方向は矢印B方向である。また、第2領域32における隣接方向(矢印B方向)に対して直交する筐体11の幅方向は矢印C方向である。
このように、筐体11の第1領域31に電池パック18が配置され、第2領域32に非接触充電モジュール20が配置されることにより、電池パック18および非接触充電モジュール20を隣接させて配置できる。これにより、電池パック18および非接触充電モジュール20の接続が容易になる。
さらに、第1領域31および第2領域32の隣接方向(矢印B方向)に沿った第2領域32の中心線55と、筐体11の幅方向(矢印C方向)の中心線56との交点58に非接触充電モジュール20を重複させて配置した。
これにより、非接触充電モジュール20の重量バランスが筐体11の一方向に偏ることが無く、操作者に違和感を感じさせないようにできる。また、携帯端末に充電を行う際、操作者は、携帯端末の筐体側を充電器に向けて載置するだけで充電が可能となる。
図3に示すように、放熱シート22は、非接触充電モジュール20における回路基板14側の第1磁性シート44に取り付けられている。
この放熱シート22は、第1磁性シート44(すなわち、非接触充電モジュール20)に設けられ、かつシールドケース36に接触されている。これにより、非接触充電モジュール20の熱を放熱しやすくでき、かつ、基材34(回路基板14)の熱を放熱しやすくできる。
次に、第2実施形態、第3実施形態を図13、図14に基づいて説明する。
なお、第2実施形態、第3実施形態において第1実施形態の携帯端末10と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図13に示すように、第2実施形態の携帯端末60は、第2領域32の中心線55と、第2領域32における隣接方向に対して直交する電池パック18の幅方向(矢印C方向)の中心線62との交点63に重複して非接触充電モジュール20が配置されている。
携帯端末60の他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
このように、第2領域32の中心線55と電池パック18の幅方向の中心線62との交点63に非接触充電モジュール20を重複させて配置することにより、非接触充電モジュール20の重量バランスの偏りを無くすことができる。
具体的には、非接触充電モジュール20の重量バランスが電池パック18の幅方向において一方に偏ることが無く、操作者に違和感を感じさせないようにできる。また、携帯端末に充電を行う際、操作者は、携帯端末の筐体側を充電器に向けて載置するだけで充電が可能となる。
(第3実施形態)
図14に示すように、第3実施形態の携帯端末70は、非接触充電モジュール72が第2領域32の中心線55よりも第1領域31側に配置されたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
このように、非接触充電モジュール72を第2領域32の中心線55よりも第1領域31側に配置することにより、非接触充電モジュール72の重量バランスの偏りを無くすことができる。
具体的には、非接触充電モジュール72の重量バランスが第2領域32の中心線55に対して第1領域31よりも離れた側に偏ることが無く、操作者に違和感を感じさせないようにできる。また、携帯端末に充電を行う際、操作者は、携帯端末の筐体側を充電器に向けて載置するだけで充電が可能となる。
(第4実施形態)
図2(A)、(B)においては、非接触充電モジュール20はカメラ部16に隣接して配置されているに過ぎないが、非接触充電モジュール20の一部に貫通孔を形成し、その貫通孔にカメラ部16を配置することも可能である。また、非接触充電モジュール20の一部に貫通孔を形成するに際しては、NFCコイル43の一部を、その貫通孔を囲むように形成することも可能である。
このように構成することで、カメラ部16の周囲のスペースを利用して、NFCコイル43における導線の巻回し距離を長く確保することができ、アンテナ特性を高めることが可能となる。
なお、本発明に係る携帯端末は、前述した実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、前記第1実施形態〜第4実施形態で使用した携帯端末、筐体、連通孔、回路基板、カメラ部、非接触充電モジュール、充電コイル、NFCコイル、第1磁性シートおよび第2磁性シート等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明によれば、非接触充電モジュールとNFCアンテナとを備えた非接触充電モジュールを備える携帯端末、特にポータブル機器である携帯電話、ポータブルオーディオ、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の様々な電子機器に有用である。
10、60、70 携帯端末
11 筐体
12 連通孔
14 回路基板
16 カメラ部
20、72 非接触充電モジュール
22 放熱シート
41 充電コイル
42 導線
43 NFCコイル
44 第1磁性シート
45 第2磁性シート

Claims (2)

  1. 筺体と、
    前記筺体に収容された回路基板と、
    前記回路基板と前記筺体の内面との間に配置された非接触充電モジュールと、
    前記非接触充電モジュールにおける前記回路基板側に取り付けられた放熱シートとを備え、
    前記非接触充電モジュールが、
    導線が巻回された充電コイルと、
    前記充電コイルを囲むように配置されたNFCコイルと、
    前記充電コイルを支持する第1磁性シートと、
    前記第1磁性シートに載置され、前記NFCコイルを支持する第2磁性シートと、を有する携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記回路基板が、基材と、前記基材に実装された電子部品と、前記電子部品を覆うシールドケースとを備え、
    前記放熱シートが前記シールドケースに接触している携帯端末。
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