JP2007214754A - アンテナ装置 - Google Patents

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宗範 藤村
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Abstract

【課題】本発明は、薄型で軽量化を図り、低コストで生産性の優れた高性能のアンテナ一体型磁性シートを搭載したアンテナ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置1であって、磁性シート2と磁性シート2に近接して配置された基材6と基材6に設けられたアンテナ3と基材6に設けられた整合回路4から構成されており、整合回路4を構成するチップコンデンサがアンテナ3の導体を橋渡しする形で実装することにより生産性を向上させ更に基材6のコストを抑え薄型で軽量化のアンテナ装置1を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RF−ID、即ちICカードやICタグなどの無線通信媒体との通信を行う無線通信媒体処理装置、あるいは無線通信媒体そのものに用いられるアンテナ装置であり、電磁誘導方式、マイクロ波方式での通信性を向上させると共に、薄くて低コストのアンテナ装置に関するものである。
従来、電磁誘導方式等による無線通信媒体との通信を行う無線通信処理装置や、無線通信媒体そのものに用いられるアンテナ装置は、周囲にある金属の影響を受け、磁界が弱くなり、通信に必要な相互インダクタンスが不十分となって、通信距離が短くなったり、通信ができなくなったりという障害があった。そこで、金属の影響を受けにくくするために、アンテナと金属とを樹脂スペーサ等により離隔させたり、あるいは、フェライトなどによる磁性材料をアンテナに近接、あるいは当接させて設置し、アンテナの発する磁界を強化したりするなどの工夫がなされていた。このように、磁界を強化することを実現しつつ、破損への耐久性を持たせるために、たとえば、フレキシブル状の磁性体をアンテナの底面や、側面に設置するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、アンテナに整合回路を組み合わせたものも考えられている。図13は従来の技術におけるアンテナ装置の分解状態での斜視図、図14は従来の技術における整合回路の拡大図、図15は従来の技術におけるアンテナ装置の等価回路図である。図13及び図14に示すようにフェライトなどによる磁性シート102をアンテナ103に近接、あるいは当接させて設置し、アンテナ103の発する磁界を強化したりするなどの工夫がなされ、整合回路104のチップコンデンサ110を実装するためにスルーホール109を形成するなどして整合回路104を構成していた。しかし、その構成によっては磁性シート102を大きくくりぬいた構造になり磁界を十分に強化することができない場合があった。4ターンのコイルを使用し、磁性シート102を用いた場合、図15に示す等価回路のL値としておおよそ1.6μHとなるのでC1〜C4までの合成容量は100pF程度となっていた。ここで共振周波数を所望の範囲内に調整するためには、コンデンサの合成容量を所定の精度に調整する必要があった。例えば、共振周波数の範囲を、13.56±50kHzとすると、合成容量の精度は±0.5pF程度が必要になっていた。これを実現するために容量公差の小さいものを使いコストが高くなったり、チップコンデンサを選別し生産性を上げられなかったりする状況があった。
特開2002−298095号公報
様々な無線通信媒体との通信を行う無線通信処理装置や、無線通信媒体そのものにおいて通信の安定性を確保するには、アンテナ装置の共振周波数を所望の周波数(13.56MHz)に合わせこむ必要がある。アンテナ装置は、アンテナの形状、磁性材の大きさ、磁性材の透磁率等により容易に共振周波数がずれてしまうため、整合回路のチップコンデンサを厳選して、精密に共振周波数を合わせこむ必要がある。しかしながら、従来のアンテナ装置では通信距離の向上を目的にアンテナのコイルを増やしたり、磁性シートの厚みを厚くしたりしたため、アンテナの共振周波数を調整するコンデンサが低容量化し、より高精度の容量を整合回路に搭載しなければならず、高精度容量や容量の選別が必要となった。チップコンデンサを選別する工程は非常に煩雑でアンテナ装置の低コスト化に対して高精度容量とともに非常に大きな問題となっている。
本発明は、上記の問題に鑑み、電磁誘導方式やマイクロ波方式を用いて通信を行うアンテナにおいて、低コストで、アンテナ装置の構造を簡素化して生産性が高く、アンテナ装置の共振周波数の調整も容易にできるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、磁性シートと、磁性シートに設けられ、スパイラル状の導体と導体の両端に配置された端子電極部とを有するアンテナと、磁性シートに設けられ、一対の電極をそれぞれ有する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサを含み、アンテナと第1及び第2のコンデンサとで共振周波数を設定する整合回路とを備え、第1のコンデンサの一対の電極のうち一方の電極は、一方の端子電極部に接続され、第1のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、スパイラル状の導体に接続され、第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、他方の端子電極部に接続され、第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、スパイラル状の導体に接続された構成とする。
本発明は、第1及び第2のコンデンサそれぞれで共振回路を構成することが出来るので、端子電極間にコンデンサを接続して共振回路を構成する場合に比べて、コンデンサ1つあたりの容量を大きく設定することが出来る。例えば共振周波数の設定に高い精度が要求される場合であっても、コンデンサ1つあたり容量の許容範囲が広げられることで生産性の向上が実現できる。
本発明の請求項1に記載の発明は、磁性シートと、磁性シートに設けられ、スパイラル状の導体と導体の両端に配置された端子電極部とを有するアンテナと、磁性シートに設けられ、一対の電極をそれぞれ有する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサを含み、アンテナと第1及び第2のコンデンサとで共振周波数を設定する整合回路とを備え、第1のコンデンサの一対の電極のうち一方の電極は、一方の端子電極部に接続され、第1のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、スパイラル状の導体に接続され、第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、他方の端子電極部に接続され、第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、スパイラル状の導体に接続されたことを特徴とするアンテナ装置であって、第1及び第2のコンデンサそれぞれで共振回路を構成することが出来るので、端子電極間にコンデンサを接続して共振回路を構成する場合に比べて、コンデンサ1つあたりの容量を大きく設定することが出来る。例えば共振周波数の設定に高い精度が要求される場合であっても、コンデンサ1つのあたり容量の許容範囲が広げられることで生産性の向上が実現できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、整合回路は、更に、一対の電極を有する第3のコンデンサを含み、アンテナと第1及び第2及び第3のコンデンサとで共振周波数を設定し、第3のコンデンサの一対の電極のうち一方の電極は、スパイラル状の導体に接続され、第3のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、第3のコンデンサの一方の電極が接続された導体に対して内周側または外周側におけるスパイラル状の導体に接続されたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置であって、端子電極間にコンデンサを接続して共振回路を構成する場合に比べて、コンデンサ1つあたりの容量を、更に大きく設定することが出来る。
本発明の請求項3に記載の発明は、第3のコンデンサは複数であることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置であって、端子電極間にコンデンサを接続して共振回路を構成する場合に比べて、コンデンサ1つあたりの容量を、更に大きく設定することが出来る。
本発明の請求項4に記載の発明は、整合回路は、磁性シートの一方の面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、端子電極間を線路で接続する必要がないので、回路構成を簡単にすることが出来る。また、同一面に整合回路が構成されるので、磁性シートの薄型を図ることが出来る。
本発明の請求項5に記載の発明は、整合回路がチップコンデンサまたはチップインダクタだけでなく分布定数回路を含んでいることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、分布定数回路部分で微小容量、インダクタンスを構成することによりアンテナ装置の共振周波数を精度良く設定することができることから、アンテナ装置の通信の安定性を向上することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、整合回路の分布定数回路部分に調整用のパターンを設けたことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置であって、従来チップコンデンサを選別して指定の共振周波数に合わせこんでいたのに対して、トリミングなどにより周波数の調整が可能となることから、アンテナ装置の生産性を格段に向上することができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、アンテナ装置の共振周波数を調整できるスタブを有していることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、スタブをトリミングすることで共振周波数を調整することができ、精度よく指定された共振周波数に合わせこむことができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、磁性シートが、保護テープ、磁性体、両面テープまたは粘着層から構成されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置であり、低コストで磁気特性に優れたアンテナ装置を作製することができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、磁性シートが、保護テープ、磁性体、誘電体、両面テープまたは粘着層から構成されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、低コストで磁気特性に優れたアンテナ装置を作製することができる。
本発明の請求項10に記載の発明は、磁性シートが、保護テープ、磁性体、誘電体、両面テープまたは粘着層により接着され多層構造となっていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置であり、磁性材を積層させることにより、磁気特性を向上させ、十分な通信距離を確保することができる。
本発明の請求項11に記載の発明は、磁性シートを構成する磁性体、誘電体がローラにより粉砕されたことを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、磁性体および誘電体をローラにて粉砕することにより、柔軟性の高いアンテナ装置を実現できるとともに、落下、衝撃に対して優れた耐久性を有するアンテナ装置を提供することができる。
本発明の請求項12に記載の発明は、磁性シートを構成する磁性体、誘電体が複数の固片で構成されていることを特徴とする請求項1ないし11いずれか1項に記載のアンテナ装置であって、磁性体および誘電体を複数の個片の集合体で構成することにより柔軟性のあるアンテナ装置を実現できるとともに生産性の向上を図り、特性ばらつきの少ない磁性シートを作製することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
まず、本発明のアンテナ装置の形状、構造について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の構造断面図、図3(a)、(b)は本発明の実施の形態における整合回路の拡大図、図4は本発明の実施の形態における等価回路図である。
図1に表されたアンテナ装置1は、フェライト系磁性体を主成分とした磁性シート2、磁性シート2を挟み込むように配置された保護部材7,8およびアンテナ3や整合回路4や端子接続部5、基材6、整合用のチップコンデンサ10a,10bで構成されており、ICカードやICタグなどの無線通信媒体に格納されてもよく、リーダやリーダライタなどの無線通信媒体処理装置に格納されてもよい。
まず、図1を用いてアンテナ装置1を構成する各部の詳細について説明する。
磁性シート2について説明する。磁性シート2はアンテナ装置1の素子を構成する形態を有するものであり、フェライトやパーマロイ、センダスト、珪素合板等の金属材料で構成される。磁性シート2としては、軟磁性フェライトが好ましく、フェライト粉体を乾式プレス成形し、焼成することにより焼成体、高密度のフェライト焼成体とすることができ、軟磁性フェライトの密度が3.5g/cm3以上であることが好ましい。更に軟磁性フェライトの磁性体の大きさが、結晶粒界以上であることが好ましい。また磁性シート2は、0.05mm〜3mm程度で形成されるシート状(あるいは板状、膜状、層状)のものである。
軟磁性フェライトとしては、Ni―ZnO3、ZnO、NiO、CuO、または、Fe23、ZnO、MnO、CuOからなっていてもよい。更に、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe―Al合金、センダスト合金のいずれかの磁性体の単層であってもよく、フェライト、アモルファス箔、パーマロイ、電磁鋼、センダストの積層体であってもよく、また、様々な磁性体を組み合わせた積層体であってもよい。更には、図9に示されているようにフェライト、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe―Al合金、センダスト合金の単体、または図10に示されているように積層体を樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段によりコーティングをおこなったものでもよい。また、フェライト、アモルファス箔、パーマロイ、電磁鋼、センダスト単体および積層体が、図11に示されているように磁性体固片18の集合体であってもよく、整合配置することにより、磁性シート2総厚に対して磁性体を効率よく形成できる。更には、全ての磁性体固片18がその上下面を略同一面となるように配置することで、磁性シート2に要求される厚み寸法や、機械的強度、その他の物理的性能の範囲において磁性体の最大限の体積を利用することができ、高い磁気性能を得ることができる。
図9は本発明の実施の形態における磁性シート断面図、図10は本発明の実施の形態における磁性シート断面図、図11は本発明の実施の形態における磁性シート断面図である。本発明の磁性シート2は、図9〜図11に示されているように単層、多層構造、または固片からなり、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段によりコーティングをおこなうことで、柔軟性が高くて耐久性に優れる上、表面抵抗が高く、表面にパターン印刷やめっきなどによる回路形成をおこなうことが容易である。
また、保護部材7、8によりコーティングされた磁性シート2は、非常に優れた柔軟性を有しているので、パンチング等により、容易に打ち抜き成形加工ができるので、複雑な形状の加工も低コストで、しかも大量に成形できるという特徴も有する。磁性シート2を打ち抜き加工することで、図2、図3に示されているように、磁性シート2の開口部7aに整合回路4、端子接続部5を設けることができる。
整合回路4は、基材6に形成されたスパイラル状のアンテナ3の導体を橋渡しするように実装されたチップコンデンサ10a,10bで構成されるものであり、このことにより整合回路4をアンテナ3上に形成することができる。従来、アンテナ3とは別のスペースに整合回路4を形成していたものが、アンテナ3上に整合回路4を形成することができることから、アンテナ装置1を小型化することができ、磁性シート2の開口部7aを最小限にでき磁性特性に優れたアンテナ装置1を実現できる。
また、通常、磁性シート2の焼成体は非常に脆い為、焼成体上にアンテナ3や整合回路4や端子接続部5を形成することができないのであるが、あらかじめ磁性シート2を樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムによりコーティングすることで、磁性シート2の上にアンテナ3や整合回路4や端子接続部5を形成することができ、アンテナ装置1の小型化および薄型化を可能とする。なお、磁性シート2の形状としては、略三角柱、略四角柱、略円柱、略球等の形状で構成されていてもよい。
図12は本発明の実施の形態におけるローラを使用したときの断面図である。本発明の磁性シート2は、図12に示されているように、両面テープまたは微粘着テープ等に固定されローラ19にて粉砕されることにより、磁性シート2に柔軟性を与えることができる。また、ローラ19にて粉砕されることで磁性シート2の加工性がよくなり、加工時の負荷も少なくなるので、製品の低コスト化も実現できる。更に、磁性シート2がローラ19により粉砕されることで、磁性シート2に隙間ができ、磁性シート2の上に樹脂を印刷した際に、樹脂が磁性シート2に滲みこみ、樹脂がバインダの役割を果たし磁性シート2に更に柔軟性をもたせることが可能となる。本発明の磁性シート2は、磁性シート2にスリットを設けることにより、磁性シート2を容易に分割することができ、柔軟性及び加工性に優れた磁性シート2を実現できる。チップコンデンサ10aは第1及び第2のコンデンサに対応し、端子接続部5とアンテナ3の導体とを接続する。チップコンデンサ3bは、第3のコンデンサに対応し、アンテナ3の隣り合う導体同士を接続する。以下の説明では、チップコンデンサ10a,10bを区別しない場合は、これを単に「チップコンデンサ10」と称す。
次に、アンテナ3について説明する。
アンテナ3はアンテナパターンであり、スパイラル状の導体で形成される。スパイラルの構造としては、中央に開口部を備えたスパイラル形状であればよく、その形状は円形または略矩形または多角形のいずれであってもよい。スパイラル構造とすることで、十分な磁界を発生させて、誘導電力の発生と相互インダクタンスによる無線通信媒体と無線通信媒体処理装置との通信を可能とするものである。
また、磁性シート2の表面抵抗が大きいことから、磁性シート2の表面もしくは内部に直接回路を形成できるので、アンテナ3や整合回路4や端子接続部5を直接磁性シート2に形成することが可能である。
さらに、アンテナの材質としては、金、銀、銅、アルミ、ニッケル等の導電性の金属製線材、金属製板材、金属製箔材、または金属製筒材等から適宜選択することができ、金属線、金属箔、導電性ペースト、めっき転写、スパッタ、蒸着、もしくは、スクリーン印刷により形成することができる。これにより、従来は、磁性シート2とは別体で形成する必要があったのに対して、磁性シート2と一体でアンテナ3や整合回路4や端子接続部5を形成することができるので、非常に薄型のアンテナ装置1を形成することもできる。
また、アンテナ3を設けた基材6は、ポリイミド、PET、ガラエポ基板等で形成することが可能であり、ポリイミド、PET等に形成することで薄くて柔軟性を有するアンテナ3を形成することができる。また、ポリイミド、PET等のフィルムはコストが安いことから、低価格のアンテナ装置1を作製することが可能となる。
次に、整合回路4について説明する。
整合回路4はアンテナ3に接続することで、アンテナの共振周波数を所望の周波数に調整し不整合による定在波の発生を抑えることで動作の安定した損失の少ないアンテナ装置1となる。整合素子として使用するチップコンデンサ10a,10bはスパイラル状のアンテナの導体を橋渡しするように実装されており、チップコンデンサ10の実装位置の例を図3(a)、図3(b)に示している。チップコンデンサ10a,10bの実装位置は端子接続部5間を一直線上もしくは千鳥状で直線的に配置することにより磁性シート2の開口部を最小限に抑えることができ、アンテナ装置1としての磁性特性を向上させることができる。チップコンデンサ10a,10bの配置についてはアンテナ3のほかの箇所に実装してもよいが、磁性シート2の開口部の形成を考えると図3(a)、図3(b)にした配置が好適である。スパイラルが4ターンとした場合を例に説明する。図3(a)の等価回路は図4(a)に示すような形になり、従来のコンデンサ容量の約4倍の容量で調整できるようになる。L1〜L4までの値はスパイラルの1周ごとのインダクタンス値であり、実験的に求めた値として0.4μH程度の値となっている。C1〜C4については同じ容量値のチップコンデンサを実装するとした場合400pF程度で所望の周波数に調整できる。図3(b)の等価回路は図4(b)に示すような形になり、従来のコンデンサ容量の約2倍の容量で調整できるようになる。L5およびL6はスパイラルの2周分のインダクタンス値であり、おおよそL1〜L4の2倍の値で0.8μH程度の値となっている。C5〜C6については同じ容量値のチップコンデンサを実装するとした場合200pF程度で所望の周波数に調整できる。従来の技術のようにスパイラルの両端をコンデンサで結んだ場合、その容量は100pF程度であり、C1〜C4もしくはC5〜C6の合成容量とほぼ一致する。この際、コンデンサの合成容量を所定の精度に調整する場合、例えば、共振周波数の範囲を、13.56±50kHzとすると、合成容量の精度は±2pF(4×±0.5pF)程度で十分である。
このことからこの4つのチップコンデンサは同一容量だけでなく異なる容量のコンデンサを実装することで合成容量を調整することができ共振周波数を調整することができるので、C1〜C4もしくはC5〜C6の容量の組み合わせを変えることにより周波数の微調整が可能となり生産性が向上する。図5は本発明の実施の形態における整合回路の拡大図、図6は本発明の実施の形態における整合回路の拡大図、図7は本発明の実施の形態における整合回路の拡大図、図8は本発明の実施の形態における整合回路の拡大図であり、分布定数回路を調整することでチップコンデンサ10a、10bの実装後の微調整を可能にする。図5は端子接続部5と隣接するアンテナとの間でコンデンサ12を構成した例である。等価回路としてはC1およびC4にコンデンサが並列に接続された形となり、C1およびC4の調整が可能となる。図5では端子接続部5の両方にコンデンサ12を形成しているが、片方だけの構成でもよいことは言うまでもない。図6は端子接続部5にインダクタを調整できるパターン13を配置したものであり、分布定数回路としてのパターン13の一部をトリミングすることでインダクタンス値を微調整できる構成とした例である。等価回路としてはL1およびL4が調整可能な形となる。図6では端子接続部5の両方にインダクタを調整できるパターン13を形成しているが、片方だけの構成でもよいことは言うまでもない。図7は図6の片方のパターンを周波数調整用チップコンデンサに置き換えた例である。等価回路としてはL1が調整可能なLとなり、微調整用コンデンサ15がC4に並列に接続される構成となる。微調整用コンデンサ15は図7中では例として3個実装されているが、1個もしくは複数個実装されていればよく、微調整用コンデンサ15はトリミング14を行うことにより微調整が可能となる。図8は端子接続部5にスタブ16を接続した構成であり、等価回路としては端子部から接地にコンデンサを付加したような形になる。このスタブ16をトリミングすることで接地容量を調整でき、共振周波数を微調整できる。図5〜図8で示した調整方法についてはその組み合わせなど混合した構成で微調整を行ってもよい。
次に、端子接続部5について説明する。
5は端子接続部を示したものであり、磁性シート2の表面抵抗が大きいことから、磁性シート2の表面に直接形成できる。端子接続部5は、ループの両側に形成されてもよく、ループの端部で対向するように形成されてもよい。
また、端子接続部5の材質としては、金、銀、銅、アルミ、ニッケル等の導電性の金属製線材、金属製板材、金属製箔材、または金属製筒材等から適宜選択することができ、金属線、金属箔、導電性ペースト、めっき転写、スパッタ、蒸着、もしくは、スクリーン印刷により形成することができる。
次に、基材6について説明する。
6は基材を示したものであり、ポリイミド、PET、ガラエポ基板等で形成することが可能であり、ポリイミド、PET等に形成することで薄くて柔軟性を有するアンテナ3を形成することができる。また、ポリイミド、PET等のフィルムはコストが安いことから、低価格のアンテナ装置1を作製することが可能となる。
また、整合回路4のようにアンテナの導体間にコンデンサを実装することで基材6の片面だけでの配線が可能になり、スルーホールなど必要がなくなるため安価な基材を使用することができ低コストを実現できる。
次に、保護部材7、8について説明する。
7、8は保護部材を示したものであり、保護部材7、8は、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段がもちいられ、アンテナ装置1およびアンテナ装置1を構成する各部品の曲げやたわみ等に対する柔軟性だけではなく、耐熱性、耐湿性等の耐候性を考慮して選定をおこなってもよい。また、アンテナ装置1およびアンテナ装置1を構成する各部品の片面、両面、片側面、両側面または全面が、保護部材7、8によりコーティングされていてもよい。
特に磁性シート2の焼成体は、通常、曲げやたわみ等に対して破壊されてしまうのに対して、焼成体の磁性シート2の片面、両面、片側面、両側面または全面が、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルム等の保護部材7、8によりコーティングをすると優れた柔軟性を有するようになり、しかも表面抵抗が高く、表面にパターン印刷やめっきなどによる回路形成をおこなうことが容易になる。
また、保護部材7、8によりコーティングされた磁性シート2は、適度な柔軟性を有しているので、パンチング等により、容易に打抜き成形加工ができるので、複雑な形状の加工も低コストで、しかも大量に成形できるという特徴も有する。
次に、本発明の効果について説明する。
磁性シート2の焼成体はNi−Zn系フェライトまたは、Mn−Zn系フェライトからなるものであり、Ni−Zn系フェライトでは、具体的には、Fe23を48.5mol%、ZnOを20.55mol%、NiOを20.55mol%、CuOを10.40mol%の組成比率で配合し、750℃から900℃の範囲にて4時間焼成したものである。
以上の構成からなる磁性シート2は、次のようにして作製される。
まず、上記組成の磁性仮焼粉体3000gと、水溶性結合材としてメトローズ60SH4000(信越化学工業製)135gと、油性可塑材としてセラミゾールC−08(日本油脂製)270gと、蒸留水340gをミキサにて20分混合し、さらに3本ロールを3回パスさせて、はい土とした。このはい土を5℃にて96時間保存、熟成した後、真空押し出し成型装置にて約3mmの厚みのシートを作製する。
次に、このシートを95℃のドラム式乾燥機の表面をパスさせることにより、乾燥させ、所定の寸法に切断して、厚さ0.9mmのシートを作製し、900℃にて3時間焼成して、厚み0.8mmの焼成体を作製した。
この焼成体を両面テープに貼り付け、その後、焼成体の上に保護テープを貼り合わせてローラ19を通過させて焼成体を粉砕する。焼成体を粉砕することで磁性シート2に柔軟性を持たせると同時に磁性シート2が柔らかくなるので加工性がよくなり、加工時の負荷も少なくなる。
この粉砕した磁性シート2をプレス加工機等により打ち抜き加工をおこなう。打ち抜き加工をおこなうことにより、磁性シート2に開口部が形成される。
次に、磁性シート2の両面テープ側のシートを剥がし、基材6上に形成されたアンテナ3とチップコンデンサ10を半田にて一体化したアンテナ品を磁性シート2の両面テープ側に貼り付ける。
最後に、整合回路4の一部である分布定数回路を必要に応じてレーザ加工装置にてトリミング14をおこなうことにより、アンテナ装置1の共振周波数の調整をおこなう。
このような工程を経てアンテナ装置1が完成する。
また、アンテナ装置1を携帯電話等の小型端末に搭載する際には、ループアンテナが形成された基材6に両面テープ、接着剤、粘着層、または樹脂等を塗布することで小型携帯端末の必要な箇所に貼り付ける。
次に本実施の形態のアンテナ装置1と、従来のアンテナ装置101との通信性の比較を行った結果について説明する。実施には従来アンテナ装置の基板を使用し、アンテナのスパイラルパターンは4ターンコイルで一定とし、通信距離はRFIDのリーダを使用してリーダ側からの認識できる距離を測定するものとした。
Figure 2007214754
この結果、本発明のアンテナ装置1は従来のアンテナ装置1と同様にその磁界強度を強めることができ、通信距離を伸ばすことが可能となり十分な通信性能を確保できている。
これに加え、本発明のアンテナ装置1は従来のアンテナ装置101の場合に比べて、チップコンデンサの容量が高くなっているため一つ一つのコンデンサに係る周波数への影響度が下がり高精度コンデンサや選別工程などが不要となるため生産性が高く低コストのアンテナ装置1を形成することができる。更にアンテナ3と整合回路4が同一平面状で構成できるため基材の製作にあたり片面基板が使用できるので安価な基材を使用できるため低コストのアンテナ装置を実現できる。
なお、アンテナ装置1の外側(アンテナと共に磁性シート2を挟む位置)に金属部材を設けることで、シールドの役割を有し、外側にアンテナから発せられる磁界の漏洩を防止できるメリットがある。これにより。例えばアンテナの内側のみに存在する無線通信媒体のみとのやり取りを行いたい場合に好適である。
本発明は、商品棚などに収納される非接触ICカードやICタグなどの無線通信媒体に電力と送信データを供給し、無線通信媒体から受信データを負荷変動により取得する無線通信媒体処理装置であって、特に自動で商品管理、書籍管理等が可能となる収納棚、展示棚以外の医薬品管理、危険物管理、貴重品管理システムなどの、通信範囲を拡大させることが必要な用途にも適用できる。
本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の斜視図 本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の構造断面図 本発明の実施の形態における整合回路の拡大図 本発明の実施の形態における等価回路図 本発明の実施の形態における整合回路の拡大図 本発明の実施の形態における整合回路の拡大図 本発明の実施の形態における整合回路の拡大図 本発明の実施の形態における整合回路の拡大図 本発明の実施の形態における磁性シート断面図 本発明の実施の形態における磁性シート断面図 本発明の実施の形態における磁性シート断面図 本発明の実施の形態におけるローラを使用したときの断面図 従来の技術におけるアンテナ装置の分解状態での斜視図 従来の技術における整合回路の拡大図 従来の技術におけるアンテナ装置の等価回路図
符号の説明
1 アンテナ装置
2 磁性シート
3 アンテナ
4 整合回路
5 端子接続部
6 基材
7 保護部材
8 保護部材
10a チップコンデンサ
10b チップコンデンサ
12 コンデンサ
13 パターン
14 トリミング
15 微調整用コンデンサ
16 スタブ
17 接着層
18 磁性体個片
19 ローラ
101 アンテナ装置
102 磁性シート
103 アンテナ
104 整合回路
105 端子接続部
106 基材
107 保護部材
108 保護部材
109 スルーホール
110 チップコンデンサ

Claims (12)

  1. 磁性シートと、
    前記磁性シートに設けられ、スパイラル状の導体と前記導体の両端に配置された端子電極部とを有するアンテナと、
    前記磁性シートに設けられ、一対の電極をそれぞれ有する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサを含み、前記アンテナと前記第1及び第2のコンデンサとで共振周波数を設定する整合回路とを備え、
    前記第1のコンデンサの一対の電極のうち一方の電極は、一方の前記端子電極部に接続され、前記第1のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、前記スパイラル状の導体に接続され、
    前記第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、他方の前記端子電極部に接続され、前記第2のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、前記スパイラル状の導体に接続されたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記整合回路は、更に、前記一対の電極を有する第3のコンデンサを含み、前記アンテナと前記第1及び第2及び第3のコンデンサとで共振周波数を設定し、
    前記第3のコンデンサの一対の電極のうち一方の電極は、前記スパイラル状の導体に接続され、前記第3のコンデンサの一対の電極のうち他方の電極は、前記第3のコンデンサの一方の電極が接続された導体に対して内周側または外周側における前記スパイラル状の導体に接続されたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第3のコンデンサは複数であることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
  4. 前記整合回路は、前記磁性シートの一方の面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記整合回路が分布定数回路およびチップコンデンサまたはチップインダクタで構成されたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記整合回路の分布定数回路または前記アンテナに共振周波数を調整するためのパターンが構成されていることを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 前記整合回路が、前記アンテナにおける共振周波数を調整するスタブを有することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記磁性シートが保護テープ、磁性体、両面テープまたは粘着層から構成されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記磁性シートが保護テープ、磁性体、誘電体、両面テープまたは粘着層から構成されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  10. 前記磁性シートが保護テープおよび磁性体、誘電体、両面テープまたは粘着層により複数接着された多層構造で構成されたことを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  11. 前記磁性シートを構成する磁性体、誘電体がローラにより粉砕されていることを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  12. 前記磁性シートを構成する磁性体、誘電体が複数の固片で構成されていることを特徴とする請求項1ないし11いずれか1項に記載のアンテナ装置。
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