JP2010114563A - アンテナ装置、及び、トランスポンダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リーダーライター2から発信される磁界を受けて、当該リーダーライター2と誘導結合されて通信可能となるアンテナコイル11と、リーダーライター2から発信される磁界をアンテナコイル11に引き込むように、このアンテナコイル11の形状に合わせて重畳する位置に形成され、中空部12aを有する良導体の磁性膜12と、アンテナコイル11に流れる電流により駆動し、リーダーライター2との間で通信を行う通信処理部13とを備え、磁性膜12は、アンテナコイル11に流れる電流に対して直交する方向に、中空部12aから切れ込まれた少なくとも1箇所の切れ込み部12bが形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明が適用されたアンテナ装置は、電磁波を発信する発信器との間で発生する電磁誘導により通信可能状態となる装置であって、例えば図1に示すような無線通信システム100に組み込まれて使用される。
図2は、アンテナコイル11と磁性膜12との積層構造を示す図である。すなわち、図2に規定された三次元直交座標xyzにおいて、壁面3bからステンレス板3aに亘って、xy平面上にアンテナコイル11、磁性膜12の順に積層されているものとする。ここで、リーダーライター2から発信される磁界Aは、−z方向に入力されることで、アンテナコイル11とリーダーライター2のアンテナ2aとが誘導結合するものとする。
例えば、トランスポンダ1は、上述した1箇所の切れ込み部12bが形成された磁性膜12に代えて、図3(A)に示すような、2箇所の切れ込み部21a、21bが形成された磁性膜21を用いてもよい。また、トランスポンダ1は、図3(B)に示すような、3箇所の切れ込み部22a、22b、22cが形成された磁性膜22を用いてもよい。また、トランスポンダ1は、図3(C)に示すような、5箇所の切れ込み部23a、23b、23c、23d、23eが形成された磁性膜23を用いてもよい。
また、トランスポンダ1では、磁界を受けることにより膜内で生じる渦状の電流が所定の値よりも小さくように磁性膜の膜厚を調整する、すなわち、膜厚が所定の値よりも薄く形成されることで通信感度の向上を図ることができる。よって、以下では、磁性膜の膜厚と、磁性膜とともに一体して用いられるアンテナコイルの通信感度との関係に注目して説明する。
次に、磁性膜の面積について検討する。図16(A)に示すように、複数の切れ込み部が形成されたリング状の磁性膜60aが、合計4辺の膜61、62、63、64から構成されているものとする。このような磁性膜60に対して、段階的に面積を変化させるため、図16(B)に示すような合計3辺の膜61、62、64から構成される磁性膜60bと、図16(C)に示すような合計2辺の膜62、64から構成される磁性膜60cと、図16(D)に示すような合計1辺の膜61から構成される磁性膜60dとを用いて通信特性の変化について説明する。
トランスポンダ1に係る製造工程を考慮すると、磁性膜12の幅は、アンテナコイル11の幅より広くなってしまうが、トランスポンダ1では、磁性膜12の幅を、アンテナコイル11の幅に応じて調整することで、上述した「好適な通信可能条件」を確保することができる。
Claims (6)
- 発信器から発信される磁界を受けて、当該発信器と誘導結合されて通信可能となるアンテナコイルと、
上記発信器から発信される磁界を上記アンテナコイルに引き込むように、このアンテナコイルの形状に合わせて重畳する位置に形成され、中空部を有する良導体の磁性膜とを備え、
上記磁性膜は、上記アンテナコイルに流れる電流に対して直交する方向に、上記中空部から切れ込まれた少なくとも1箇所の切れ込み部が形成されているアンテナ装置。 - 上記磁性膜は、Ni−Feのパーマロイ、Co系アモルファス、又は、Fe系アモルファスにより形成された良導体の磁性膜である請求項1記載のアンテナ装置。
- 上記発信器から磁界が発信される発信周波数は、13.56[MHz]であり、
上記アンテナコイルは、下記の(1)式で算出されるQ値が30以上で通信可能となる請求項1又は2記載のアンテナ装置。
Q=ωL/R ・・・(1)
ω[rad/s]は上記アンテナコイルの共振周波数であり、L[H]は上記アンテナコイルのリアクタンス値であり、R[Ω]は上記アンテナコイルの抵抗値である。 - 上記アンテナコイルと上記発信器との距離が少なくとも10[cm]離れた位置でも通信可能状態である請求項3記載のアンテナ装置。
- 上記磁性膜は、上記アンテナコイルの内枠に対して当該磁性膜の内枠がはみ出る範囲が、当該アンテナコイルの幅の60パーセント以内に収まるように、かつ、当該アンテナコイルの外枠に対して当該磁性膜の外枠がはみ出る範囲が、当該アンテナコイルの幅の100パーセント以内に収まるようにして、当該アンテナコイルと重畳されている請求項1乃至3のうち何れか1項記載のアンテナ装置。
- 発信器から発信される磁界を受けて、当該発信器と誘導結合されて通信可能となるアンテナコイルと、
上記発信器から発信される磁界を上記アンテナコイルに引き込むように、このアンテナコイルの形状に合わせて重畳する位置に形成され、中空部を有する良導体の磁性膜と、
上記アンテナコイルに流れる電流により駆動し、上記発信器との間で通信を行う通信処理部とを備え、
上記磁性膜は、上記アンテナコイルに流れる電流に対して直交する方向に、上記中空部から切れ込まれた少なくとも1箇所の切れ込み部が形成されているトランスポンダ。
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