JP2013504542A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 治療的有効量の1またはそれ以上のmiRNA分子またはその機能的変異体を含む組成物の製造方法であって、該miRNAが該体液またはその成分の活性化において体液またはその成分中で上方調節される、以下の工程を含む製造方法：
   a) 該体液またはその成分を哺乳動物から回収し、
   b) 回収した体液またはその成分を、増加した表面積と接触させてインキュベーションし、
   c) 工程b)後に製造された該体液を回収し、次いで所望により該miRANを精製する。
2. 該体液またはその成分が、工程b)において24時間以上、48時間以上、60時間以上、72時間、84時間、96時間、120時間、または150時間インキュベーションされる請求項１記載の方法。
3. 治療的有効量の1またはそれ以上のmiRNA分子またはその機能的変異体を含む組成物の製造方法であって、該miRNAが該体液またはその成分の活性化において体液またはその成分中で上方調節される、以下の工程を含む製造方法：
   a) 該体液またはその成分を哺乳動物から回収し、
   b) 回収した体液またはその成分を、増加した表面積と接触させてインキュベーションし、
   c) 該体液またはその成分中の上方調節された1またはそれ以上のmiRNAを同定し、
   d) 工程c)で同定された1またはそれ以上のmiRNA分子を単離された形で得、次いでそれを該組成物に加える。
4. 該体液またはその成分が、単球細胞培養、造血幹細胞培養、または胎盤起源の細胞培養を包含するin vitro細胞培養である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
5. 該体液またはその成分が血清調製物である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
6. 該哺乳動物がヒトである請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
7. 該哺乳動物が家畜である請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
8. 該体液またはその成分が健康な個体と病気の個体の組み合わせから回収される請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
9. 該1またはそれ以上のmiRNAの濃度レベルが、工程b)で活性化されていない組成物中のmiRNAの濃度レベルに比べて、少なくとも50%、少なくとも100%、少なくとも200%、少なくとも300%、少なくとも400%、少なくとも500%、少なくとも600%、少なくとも700%、または少なくとも800%上方調節される請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
10. 回収した体液またはその成分を、合成または別の供給源由来のmiRNAの存在下で、増加した表面積と接触させてインキュベーションする工程をさらに含む請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
11. 該体液またはその成分を細胞増殖培地中でインキュベーションすることをさらに含む請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
12. さらにポリエチレンイミン(PEI)コートした鉄磁性ナノ粒子を包含する磁性ナノ粒子の調製物を含む請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
13. 医薬として用いるための、治療的有効量の1またはそれ以上のmiRNA分子またはその機能的変異体を含む組成物であって、該miRNAが体液またはその成分の活性化において該体液またはその成分中で上方調節される組成物。
14. 炎症に関連した疾患もしくは障害、免疫系の望ましくない活性化を包含する免疫系の疾患、および/または癌もしくは異常な細胞増殖もしくは細胞分裂に関連する他の兆候の症状を治療または軽減するために用いる請求項13記載の組成物。