JP2013248982A - 車体フレーム構造 - Google Patents

車体フレーム構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013248982A
JP2013248982A JP2012125161A JP2012125161A JP2013248982A JP 2013248982 A JP2013248982 A JP 2013248982A JP 2012125161 A JP2012125161 A JP 2012125161A JP 2012125161 A JP2012125161 A JP 2012125161A JP 2013248982 A JP2013248982 A JP 2013248982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link stay
nut
vehicle
vehicle body
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012125161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5879205B2 (ja
Inventor
Yasutetsu Watanabe
康哲 渡辺
Tetsuhiro Arima
哲寛 有馬
Hideyuki Okada
英之 岡田
Akito Funakoshi
昭人 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012125161A priority Critical patent/JP5879205B2/ja
Priority to CA2866369A priority patent/CA2866369C/en
Priority to PCT/JP2013/060611 priority patent/WO2013172126A1/ja
Priority to EP13790355.5A priority patent/EP2851270B1/en
Priority to US14/394,398 priority patent/US9150253B2/en
Priority to CN201380025001.5A priority patent/CN104284829B/zh
Publication of JP2013248982A publication Critical patent/JP2013248982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5879205B2 publication Critical patent/JP5879205B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成により、車両前後方向の衝突荷重の入力時にサブフレームを確実に車室の下方に誘導できる車体フレーム構造を提供する。
【解決手段】サイドフレームの下方にサブフレーム22を配置し、サブフレーム22は衝突荷重の入力時に中央折れ点で中折れさせる。中央折れ点よりも後方側のサブフレーム本体23は、後部側に車室前部の横メンバ20に締結される後締結部を有する。車室下方の前端延長部材10と後締結部をリンクステイ30で連結する。リンクステイ30の後端部は車幅方向に延出する支持ボルト39とナット38によって前端延長部材10に締結する。ナット38はナットカバー65を介して車幅方向外側の側壁30soに保持させる。支持ボルト39は、フロアトンネル部18の下方からナット38に締め込む。
【選択図】図7

Description

この発明は、四輪車両の車室の前部側または後部側の車体フレーム構造に関するものである。
自動車等の車両の中には、車両前面衝突時に、フロントクロスメンバの後方に位置するロアメンバを下方に屈曲させることで、ロアメンバに支持されたスタビライザ等のサスペンション部品を下方に変位させ、それによって車体前部のクラッシュストロークを確保するようにしたものがある(特許文献1参照)。
また、車両の前面衝突時のクラッシュストロークを確保する技術として、車体前部の下方側でサスペンション部品を支持するサブフレームを設け、車両の前面衝突時に、サブフレームの後部側の車体固定部を強制的に切り離すようにしたものが知られている(特許文献2参照)。
引用文献2に記載の車体フレーム構造は、サブフレームの後端部が車室側フレームにボルトとナットによって締結固定されるとともに、車両の前面衝突時に火薬の推力によって前記ナットを緩める回動レバーアームが設けられている。この車体フレーム構造を採用した場合、車両の前面衝突時に回動レバーアームが火薬推力によってナットを緩めると、サブフレームの後端部がボルトとともに下方に落下し、それによって搭載するサスペンション部品が下方に変位することになる。
特開2010−247598号公報 米国特許出願公開第2010/0004826号明細書
前者の技術は、車両前後方向の衝突荷重が入力されたときに、ロアメンバを下方に屈曲変形させるものであるため、衝突時にロアメンバに支持されたサスペンション部品が車室側の部材と干渉しにくくなるものの、衝突に伴う車体の変形が進行したときには、ロアメンバやサスペンション部品を車室の下方に確実に誘導することはできない。
即ち、前者の技術においては、ロアメンバが前後方向の略中間部で中折れするものであるため、車体前部の変形が進んでもロアメンバの基端側の車体連結部はほぼ一定位置に維持され、ロアメンバやサスペンション部品が車室の下方に潜り込みにくくなる。
また、後者の技術は、車両前後方向の衝突荷重が入力されたときに、火薬の推力によってボルト締結部のナットを緩め、それによってサブフレームを締結するボルトを引き抜くものであるため、衝突時にサブフレームの端部を車体から完全に離脱させることができるものの、サブフレームの端部の締結部の構造が複雑になり、車両の重量増加や製品コストの高騰の原因となり易い。
そこでこの発明は、簡単な構成により、車両前後方向の衝突荷重の入力時にサブフレームを確実に車室の下方に誘導できるようにして、車両の重量増加や製品コストの高騰を招くことなく車両のクラッシュストロークの増大を図ることのできる車体フレーム構造を提供しようとするものである。
この発明に係る車体フレーム構造では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
請求項1に係る発明は、車室の前方側または後方側に車体前後方向に沿って配置されたサイドフレーム(例えば、実施形態のフロントサイドフレーム11)と、前記サイドフレームの下方に配置されてサスペンション部品を支持するサブフレーム(例えば、実施形態のサブフレーム22)と、車室の前部または後部の外側下方に配置されて前記サブフレームの車室に近接する側の端部を支持する車室側支持部材(例えば、実施形態の横メンバ20)と、車室のフロアトンネル部(例えば、実施形態のフロアトンネル部18)に隣接するフロアの段差部(例えば、実施形態の段差部55)の下方に車体前後方向に沿って配置されたフロア下フレーム(例えば、実施形態の前端延長部材10,フロアトンネルフレーム15)と、前記サブフレームの車室に近接する側の端部と前記フロア下フレームとに跨って配置されて、両者を連結するリンクステイ(例えば、実施形態のリンクステイ30)と、を備え、前記サブフレームは、車室と離間する側の端部で前記サイドフレームの延出端側の部材に締結される離間側締結部(例えば、実施形態の前締結部22m)と、車室に近接する側の端部で前記車室側支持部材に下方側から締結固定される近接側締結部(例えば、実施形態の後締結部22u)と、前記離間側締結部と前記近接側締結部の間の前後方向の略中央部で下方に向けて折れ曲がる中央折れ点(例えば、実施形態の中央折れ点27)と、を備え、前記リンクステイは、一端部側が、前記近接側締結部とともに車室側支持部材の下面に引き抜き可能に締結されるとともに、他端部側が、車幅方向に延出する支持ボルト(例えば、実施形態の支持ボルト39)と当該支持ボルトに螺合されるナット(例えば、実施形態のナット38)によって前記フロア下フレームに締結され、前記リンクステイの他端部側を締結する前記ナットは、前記リンクステイの前記フロアトンネル部から離間する側の側壁(例えば、実施形態の側壁30so)に保持され、前記支持ボルトは、前記フロアトンネル部の下方側から前記ナットに締め込まれることを特徴とするものである。
この発明の場合、サイドフレームの延出端側に車体前後方向の衝突荷重が入力されると、サイドフレームが圧縮変形しつつ、サブフレームの離間側締結部にも衝突荷重が入力される。離間側締結部に衝突荷重が入力されると、サブフレームが中央折れ点で下方に折れ曲がるとともに、近接側締結部がリンクステイの一端部側とともに車室側支持部材の下方に引き抜かれる。この状態から衝突に伴う変形がさらに進行すると、サブフレームの車室側の端部がリンクステイとともに支持ボルトを中心として下方に回動する。
また、車体組付時に、リンクステイの他端部側をフロア下フレームに締結する場合には、フロアトンネル部の下方位置においてナットに対する支持ボルトの締め込みを行う。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る車体フレーム構造において、前記ナットは、前記リンクステイの側壁に係止される係合爪(例えば、実施形態の係合爪65c)を有するナットカバー(例えば、実施形態のナットカバー65)に一体に組み付けられていることを特徴とするものである。
この場合、リンクステイの他端部側をフロア下フレームに締結するに際しては、ナットと一体化されたナットカバーの係合爪をリンクステイの側壁に予め係止させておき、その状態でナットカバー内のナットに対して支持ボルトの締め込みを行う。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る車体フレーム構造において、前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部(例えば、実施形態の切欠き溝30m)が設けられ、前記ナットは、前記リンクステイの側壁の前記ボルト挿通部に係止されて回転を規制される規制突起(例えば、実施形態の規制突起67)を備えていることを特徴とするものである。
この場合、支持ボルトをナットに締め込むと、規制突起を介してリンクステイからナットにトルク反力が作用するようになる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る車体フレーム構造において、前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部(例えば、実施形態の切欠き溝30m)が設けられ、当該ボルト挿通部には、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、前記サブフレームの車体前後方向の変位に伴う前記リンクステイと前記支持ボルトの相対変位を許容する変位許容部(例えば、実施形態の変位許容部60)が設けられていることを特徴とするものである。
この場合、車体前後方向の衝突荷重の入力初期に、サイドフレームの潰れ変形に伴ってサブフレームの近接側締結部がフロア下フレームに近接する方向に変位しようとすると、フロア下フレーム側に係止された支持ボルト対するリンクステイの変位が変位許容部によって許容される。したがって、このとき支持ボルトからリンクステイには過大な荷重が生じず、リンクステイの不要な変形が抑制される。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか係る車体フレーム構造において、前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部が設けられ、当該ボルト挿通部は、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、前記サブフレームの下方変位に伴う前記支持ボルトからの前記リンクステイの脱落を許容する切欠き溝(例えば、実施形態の切欠き溝30m)によって構成されていることを特徴とするものである。
この場合、車体前後方向の衝突荷重の入力後期に、サブフレームがリンクステイを介して支持ボルトの軸回りに回動した後に、支持ボルトが切欠き溝の開口側に向かって相対変位するようにリンクステイが下方に変位する。この結果、支持ボルトに対するリンクステイの係合が解除され、サブフレームの車室側領域はリンクステイとともに下方に落下する。
請求項1に係る発明は、車体前後方向の衝突荷重が入力されると、サブフレームが中央折れ点で下方に屈曲するとともに、近接側締結部がリンクステイの一端部側とともに車室側支持部材から下方に引き抜かれ、サブフレームの後部が、リンクステイとともにフロア下フレーム上の支持ボルトを中心として回動するようになるため、サブフレームとサスペンションプ部品を確実に車室の下方に誘導することができる。
したがって、この発明によれば、簡単な構造でありながら、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、サブフレームとサスペンション部品を確実に車室の下方に誘導することができるため、車両の重量増加や製品コストの高騰を招くことなく車両のクラッシュストロークの増大を図ることができる。
さらに、この発明は、ナットが、リンクステイのフロアトンネル部から離間する側の側壁に保持されるとともに、支持ボルトがフロアトンネル部の下方側からナットに締め込まれるため、車体組付時に、フロアトンネル部の下方の広いスペースにおいてナットに対する支持ボルトの締め込み作業を容易に行うことができ、作業性が向上するという利点がある
請求項2に係る発明は、係合爪を有するナットカバーにナットが一体に組み付けられているため、予め、リンクステイの側壁上の所定位置にナットカバーを係止させておくことにより、ナットの配置される側の周域スペースが狭い場合であっても、ナットを正確に位置決めした状態において、支持ボルトの締め込みを行うことができる。
請求項3に係る発明は、ボルト挿通部に係止されてナットの回転を規制する規制突起がナットに設けられているため、ナット部分を作業者が押さえることなく、支持ボルトをナットに締め込むことができる。
請求項4に係る発明は、リンクステイの側壁のボルト挿通部に変位許容部が設けられているため、サブフレームの近接側締結部がフロア下フレーム方向に変位するときに、リンクステイの変位を変位許容部によって許容することができる。したがって、この発明によれば、リンクステイがリンクとして機能する前にリンクステイに不要な変形が生じるのを防止することができる。
請求項5に係る発明は、リンクステイのボルト挿通部が切欠き溝によって構成されているため、車体前後方向の衝突荷重の入力後期に、サブフレームがリンクステイを介して支持ボルトの軸回りに回動した後に、支持ボルトに係止されているリンクステイを切欠き溝に沿わせて下方に落下させることができる。したがって、この発明によれば、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、サブフレームの車室側領域を最終的に下方に落下させることができる。
この一実施形態の車両の部分断面側面図である。 この一実施形態の車両の前半部領域の下面図である。 この一実施形態の車両を車室側から視た斜視図である。 この発明の一実施形態の車両のサブフレームを下側から視た斜視図である。 この発明の一実施形態の図1の断面部分に対応する拡大断面図である。 この発明の一実施形態の図3の一部を拡大した斜視図である。 この発明の一実施形態のリンクステイの取付部を下側から視た斜視図である。 この発明の一実施形態のリンクステイの取付部を示す縦断面斜視図である。 この発明の一実施形態の上部取付けアームの取付部を示す斜視図である。 この発明の一実施形態のサブフレームを、後締結部を横断面にして後ろから視た斜視図である。 この発明の一実施形態のリンクステイを下方から視た斜視図である。 この発明の一実施形態のリンクステイの側面図である。 この発明の一実施形態のリンクステイを上方から視た斜視図である。 この発明の一実施形態のサブフレームとリンクステイの取付部の斜視図である。 この発明の一実施形態のサブフレームとリンクステイの取付部の縦断面図である。 この発明の一実施形態の図3のA−A断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のリンクステイの後部側の締結部を車幅方向外側から見た斜視図である。 この発明の一実施形態のリンクステイの後部側の締結部を車幅方向内側から見た斜視図である。 この発明の一実施形態の図17のB−B断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。 この発明の一実施形態のサブフレームの落下状況を示す説明図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、「前」「後」や「上」「下」、「左」「右」については、特別に断らない限り車両についての「前」「後」や「上」「下」、「左」「右」を意味するものとする。
図1は、この実施形態の車両の前部側左側面を、一部を破断断面にして示した図であり、図2は、同車両の前部領域を下方から見た図、図3は、同車両の前部下方側を車室側の斜め上方側から見た図である。
これらの図に示すように、車室I内に臨むフロアパネル19の前端部には、車室Iとその前方のエンジンルームEを隔成するダッシュロアパネル17の後端部が接合されている。ダッシュロアパネル17は、フロアパネル19との接合部から斜め上方に立ち上がっている。また、フロアパネル19の車幅方向の中央部には、上方に膨出するフロアトンネル部18が車体前後方向に沿って設けられている。フロアトンネル部18の前端部はダッシュロアパネル17に突き合わされている。尚、図2、図3ではダッシュロアパネル17の図示を省略する。
車室Iの前方側には、車体前部側の主要な骨格部材である左右一対のフロントサイドフレーム11,11(サイドフレーム)が車体前後方向に沿って設けられている。フロントサイドフレーム11,11の前端部には、図示しないラジエータを支持するフロントバルクヘッド12の両側部が取り付けられている。フロントサイドフレーム11,11には、車両駆動用の図示しないパワーユニットが保持されている。
図3に示すように、フロントサイドフレーム11の後端部は、前部側の閉断面構造部に連なり上部が開放されたU字断面形状のフロントサイドリヤエンド16として形成されている。フロントサイドリヤエンド16は、ダッシュロアパネル17の下面とフロアパネル19の下面に沿うように車体後方側に延出している。そして、フロントサイドリヤエンド16は、ダッシュロアパネル17とフロアパネル19の下面に接合されることにより、車体前後方向に沿う連続した閉断面を構成している。また、フロントサイドリヤエンド16は、上方に開口する断面U字状のフレーム部材であるアウトリガ13によって、車室Iの側部の骨格部材であるサイドシル14と連結されている。
なお、図3中の符号21は、ダッシュロアパネル17とフロアパネル19の上面側に取り付けられ、両パネル17,19とともにフロントサイドリヤエンド16に連続する閉断面を形成するフロアセンタフレームである。
車室Iの下方のフロアトンネル部18の両脇には、上方に開口する断面U字状のフレーム部材であるフロアトンネルフレーム15,15が車体前後方向に沿って配置されている。各フロアトンネルフレーム15の前端部には、連続したU字状断面をなす前端延長部材10が接合されている。フロアトンネルフレーム15と前端延長部材10の上面側には、フロアパネル19とダッシュロアパネル17が接合されている。フロアトンネルフレーム15と前端延長部材10は、フロアパネル19及びダッシュロアパネル17とともに車体前後方向に沿う閉断面を構成している。
なお、この実施形態においては、フロアトンネルフレーム15と前端延長部材10がフロア下フレームを構成している。
また、車幅方向左右のフロントサイドリヤエンド16とそれに隣接する前端延長部材10(フロア下フレーム)の間は、横メンバ20によって相互に連結されている。横メンバ20は、上方に開口する断面U字状の板状部材であり、アウトリガ13と連続するように車幅方向に沿って延出している。
したがって、ダッシュロアパネル17は、フロントサイドリヤエンド16の上面と接合されることにより、フロントサイドフレーム11に連続する車体前後方向に沿う閉断面を形成するとともに、アウトリガ13と横メンバ20の各上面と接合されることにより、サイドシル14とフロントサイドリヤエンド16、フロントサイドリヤエンド16とフロアトンネルフレーム15をそれぞれ接続する車幅方向に沿う閉断面を形成している。
なお、フロントサイドリヤエンド16、アウトリガ13及び横メンバ20は、開放断面の上部にフランジ部を有し、これらのフランジ部がフロアパネル19やダッシュロアパネル17の下面に接合されている。
フロントサイドフレーム11,11の下方には、図示しないサスペンション部品を支持するサブフレーム22が取り付けられている。
図4は、サブフレーム22を下方から見た図である。
同図にも示すように、サブフレーム22は、左右両側のフロントサイドフレーム11,11の前端部(延出端)に取り付けられたフロントバルクヘッド12に締結される前締結部22m,22m(離間側締結部)と、車室Iの前部下方の横メンバ20に下方から締結固定される後締結部22u,22u(近接側締結部)と、車両に前後方向の衝突荷重が入力されたときに、前締結部22m,22mと後締結部22u,22uの間の前後方向の略中央位置で下方に向けて折れ曲がる中央折れ点27,27と、中央折れ点27,27の後部側近傍位置に設けられ、フロントサイドフレーム11,11の後部側下面に締結される上部取付けアーム25,25と、を備えている。
また、サブフレーム22は、アルミニウム合金で鋳造されたサブフレーム本体23と、サブフレーム本体23の前端両側部から末広がり状に前側に延び軽合金または鋼でプレス成形された左右一対の延長アーム24,24とで主に構成されている。サブフレーム本体23の上面側には電動パワーステアリング装置EPS(図1参照)が配置されている。
サブフレーム本体23は、図2に示すように、平面から見ると、中央部が凹状に窪むように湾曲した後縁と、前方に向かい外側に開いて直線状に延びる左右の側縁と、車幅方向に直線状に延びる前縁とを備えた形状の部材である。サブフレーム本体23は、下面側に複数の縦リブ(図4参照)が設けられ、それによって軽量化と剛性の向上が図れている。上記の後締結部22u,22uは、サブフレーム本体23の後側の左右の端部に設けられ、上記の上部取付けアーム25,25は、サブフレーム本体23の前側の左右の端部に設けられている。
左右の各延長アーム24の後端部は、サブフレーム本体23の前端側の下面に複数のボルト26によって固定されている。そして、各延長アーム24の前縁部は、サブフレーム22の前述した前締結部22mとされ、その前締結部22mがフロントバルクヘッド12の下部コーナ部にボルト26によって締結固定されるようになっている。
各延長アーム24のサブフレーム本体23との締結部の近傍は、図1に示すように、側面から見てくびれている。このくびれた部分は上記の中央折れ点27となっている。中央折れ点27は通常は何ら折れ曲がるようなことはないが、車両に所定値以上の前後方向の衝突荷重Fが入力されたときに、サブフレーム22が前後方向の略中央で下方に向かって折れ曲がる起点となる。ここで、左右の各延長アーム24は、図1に示すように、サブフレーム22が車両に搭載された状態において、その前端側の地上高が後端側の地上高よりも高くなっている。
図5は、サブフレーム本体23の後締結部22uと、車室Iの前部側下方領域との連結部分を拡大して示す図である。
同図に示すように、サブフレーム本体23の左右の後締結部22uは、上面側と下面側に突出する厚肉円筒状のボス部によって構成されている。そして、各後締結部22uには、後締結部22uから前端延長部材10方向(フロア下フレーム方向)に延出する延長片29が突設されている。延長片29は、先端部側が平面視で円弧状に形成されるとともに、下面側が中空状に肉抜きされている。また、延長片29の先端部は、サブフレーム22が車体に取り付けられた状態において、前端延長部材10の前面に対して所定隙間をもって対向している。
左右の後締結部22uと、その後方側に配置される左右の前端延長部材10には、両者を連結するリンクステイ30が取り付けられている。
リンクステイ30の前縁部は、後締結部22uの下方と両側部を覆うようにして、対応する後締結部22uの下面に締結固定されている。具体的には、サブフレーム22の左右の各後締結部22uは、車室Iの前部下方の左右の横メンバ20の取付座32の下面に重ねて配置され、リンクステイ30の前縁部は、対応する後締結部22uの下面に重ねられている。リンクステイ30の前縁部は、この状態において、対応する後締結部22uとともに横メンバ20の取付座32に対して締結ボルト31によって共締め固定されている。
横メンバ20の前壁は斜め後ろに下がるように形成され、横メンバ20の取付座32は下壁の一部にほぼ水平に形成されている。横メンバ20の取付座32の上面側には、締結ボルト31の先端部が螺合されるウェルドナット33が固定されている。締結ボルト31は、リンクステイ30の下方側から略鉛直方向にリンクステイ30、後締結部22u、横メンバ20を貫通し、その先端部側がウェルドナット33に締め込まれている。
一方、前端部が横メンバ20に結合される前端延長部材10(フロア下フレーム)には、斜め上方に向かって傾斜した後に略水平に段差状に屈曲した支持壁10aが設けられている。この支持壁10aの前面には、サブフレーム22が車体に取り付けられた状態において、前述した延長片29の先端部が所定隙間をもって対峙する。延長片29の先端部は、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、サブフレーム22の後締結部22uが車体後方側に変位したときに、支持壁10aの前面と当接する。
なお、図5中の符号34は、前端延長部材10と横メンバ20の接合部の上方側の、ダッシュロアパネル17の立ち上がり部の上面に接合され、前端延長部材10と横メンバ20の接合部を補強するレインフォースである。
図6は、図3の横メンバ20の設置部を拡大して示した図である。
同図に示すように、横メンバ20の取付座32の上面と、前壁と車幅方向内側の側壁の内面とに跨る領域には、横メンバ20よりも板厚の熱い金属板から成る補強板35が接合されている。補強板35には、横メンバ20上のウェルドナット33の外側を所定の離間幅をもって取り囲む逃げ孔36が形成されている。補強板35の逃げ孔36の周囲は横メンバ20の上面に複数箇所でスポット溶接されている。
補強板35のスポット溶接個所の少なくとも一つは、逃げ孔36の真後ろ側の直近位置に設定されている。図6においては、そのスポット溶接点を符号Sで示している。このスポット溶接点Sは、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、補強板35が取付座32に対して後方に移動しようとするのを、強度的に有利な揃断方向の力として受け止めることができる。
横メンバ20は、上述のように補強板35によって補強されているが、ウェルドナット33は、横メンバ20の取付座32上の逃げ孔36内の領域のみに当接しているため、その当接部の周域の上下方向の強度は部分的に弱くなっている。特に、逃げ孔36の縁部に接する部分は補強板35によって剛性を高められているため、締結ボルト31に上下方向の荷重が入力された場合には、ウェルドナット33の周囲の狭い範囲に応力が集中し易い。この実施形態においては、横メンバ20上の逃げ孔36とウェルドナット33の間の環状領域が脆弱部Zとされている。
したがって、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、締結ボルト31に下方に引っ張る方向の過大な荷重が作用すると、横メンバ20上の脆弱部Zが破断し、締結ボルト31が横メンバ20の下方に引き抜かれることになる。
なお、この実施形態においては、横メンバ20と補強板35がサブフレーム22の後端部を支持する車室側支持部材を構成し、横メンバ20が支持部材基板を構成している。
図7,図8は、サブフレーム本体23と前端延長部材10(フロア下フレーム)に対するリンクステイ30の締結部を示す図である。
これらの図と図5に示すように、前端延長部材10は、両側壁40と底壁41とを備え上側が開放された断面U字状の部材であり、後部の側壁40,40間には、車幅方向に沿うボルト保持部42を備えた支持ブラケット43が設けられている。支持ブラケット43は、板材を筒状に丸めて形成された上記のボルト保持部42と、ボルト保持部42から後斜め下方に延びるアーム部44と、アーム部44の端末に水平に屈曲して延設された取付部45と、を備えている。支持ブラケット43は、取付部45が前端延長部材10の底壁41上に溶接固定されている。両側壁40,40のボルト保持部42の両端部に対応する位置には貫通孔50が形成されている。
図7に示すように、前端延長部材10はリンクステイ30の後縁部の側壁30so,30si(図13参照)に支持ボルト39によって締結固定される。支持ボルト39は、前端延長部材10の側壁40の貫通孔50を通して、支持ブラケット43のボルト保持部42に挿入され、両側壁40を貫通した先端部にナット38が螺合される。ナット38は、後述するように樹脂製のナットカバー65の内側に組み付けられている。
図9は、サブフレーム本体23の上部取付けアーム25の固定部を示す図であり、図10は、サブフレーム本体23の上部取付けアーム25と後締結部22uの各固定部を示す図である。
これらの図に示すように、上部取付けアーム25は、上方に延びる上部取付けアーム本体47と、この上部取付けアーム本体47に取付けられる連結ブラケット46とで構成されている。上部取付けアーム25は連結ブラケット46を介してフロントサイドフレーム11の下面に固定されている。連結ブラケット46は上部取付けアーム本体47の上部に取付けられ、後面視で外側に向かってL字状に形成された部材である。連結ブラケット46は、水平方向に延出する二本の固定ボルト48,48によって上部取付けアーム本体47に固定されるベース部49と、鉛直方向に延出する一本の固定ボルト48によってフロントサイドフレーム11の下面に固定される取付部51と、を備え、これらによってL字状に形成されている。
ベース部49には、固定ボルト48の挿通孔52が形成されるとともに、挿通孔52の一部を下方に開口する切欠部53が形成されている。よって、車両衝突時に上部取付けアーム25が下方向に引っ張られるような荷重を受けると、連結ブラケット46をフロントサイドフレーム11,11に残し、上部取付けアーム本体47と連結ブラケット46とを固定する二本の固定ボルト48が切欠部53を破断して、上部取付けアーム本体47を下方へ移動させ、サブフレーム22の下方への変位が許容される。
図11〜図15は、リンクステイ30の詳細構造を示す図である。
これらの図に示すように、リンクステイ30は底壁30tと両側壁30so,30siとで断面U字状に形成されたものであり、前端の底壁30tがサブフレーム本体23の後締結部22uとともに横メンバ20の取付座32に締結ボルト31によって共締めされ、後端の側壁30so,30siが車幅方向を軸とする支持ボルト39によってフロアトンネルフレーム15の前部の前端延長部材10に締結される(図7参照)。
リンクステイ30の両側壁30so,30siの上縁には口開きを防止するために側方に延びる上縁フランジ部30fが形成されている。車幅方向外側の側壁30soの上縁部には前後方向中央部にV字凹み部30kが形成され、車幅方向外側の側壁30soの上縁部の前側は徐々に前方に下がる傾斜部30aとなっている。
リンクステイ30の車幅方向内側の側壁30siは、車幅方向外側の側壁30soのV字凹み部30kの底部の位置までは後端側から車幅方向外側の側壁30soと同じ形状となっているが、車幅方向外側の側壁30soとは異なり車幅方向外側の側壁30soのV字凹み部30kの底部の高さのまま、前端部側まで延びている。
そして、リンクステイ30の両側壁30so,30siは、前端延長部材10の両側壁40,40を側方から挟み込むようにして配置される(図5参照)。
リンクステイ30の前部には、底壁30tの一部を上側に窪ませて、横メンバ20の取付座32の下面に当接する凹み部30hが形成されている。この凹み部30hは底壁30tの底面位置から斜めに傾斜して落とし込まれるように形成されている。この凹み部30hによってリンクステイ30の前側の強度が高まる。凹み部30hには締結ボルト31のボルト孔30yが形成されている。
リンクステイ30の凹み部30hの後部近傍位置には、下方に向かって凸となる下方凸形状部30xがプレス成形により形成されている。この下方凸形状部30xは、リンクステイ30の前後方向の略中央位置に配置されている。下方凸形状部30xは、図12に示すように、側面から視て前端部と後端部とを直線Pで結んだ際に、その直線Pに対してわずかに下側に突出している部分であり、この部分は側壁30so,30siの上縁部に形成されたV字凹み部30kの形成位置に前後方向で対応している。この下方凸形状部30xがリンクステイ30の折れの起点となる。下方凸形状部30xはリンクステイ30の底壁30tの幅方向に稜線を形成する。
リンクステイ30の後部両側の側壁30so,30siには、後端から前方側に一定の幅で切り欠かれた切欠き溝30mが設けられている。この切欠き溝30mは、図7に示すように、支持ブラケット43のボルト保持部42と前端延長部材10の貫通孔50に挿入される支持ボルト39の軸部が貫通状態で支持される溝である。リンクステイ30の後端部は、両側壁30so,30siの切欠き溝30mの外側で支持ボルト39とナット38が締め込まれることにより、前端延長部材10に対して締結固定されている。したがって、支持ボルト39の軸部はリンクステイ30の後端部の締結中心Oとして構成されている。
また、リンクステイ30の後端部の底壁30tは端縁から前側に切欠部30nが設けられている。この切欠部30nはリンクステイ30がステイ後端の締結中心Oを軸にして前側が下方に回動した際に底壁30tが前端延長部材10の底壁41に干渉しないような逃げ部として機能しリンクステイ30の回動を許容している。
図16は、車室Iの下方のリンクステイ30の後端側の締結部を含む断面を示す図である。
同図と図3に示すように、車室Iの下方のダッシュロアパネル17とフロアパネル19は、車幅方向中央のフロアトンネル部18に隣接する部分が一段高い段差部55とされ、その段差部55に隣接する車幅方向外側の領域がほぼ一定高さのままサイドシル14に連結されている。段差部55は、フロアトンネル部18と並走するように車体前後方向に沿って延出している。前述したフロアトンネルフレーム15と前端延長部材10は、段差部55の上壁下面55aに接合されている。前端延長部材10に取り付けられるリンクステイ30の車幅方向外側の側壁30soは、段差部55の縦壁のフロア下側面55bに略平行になって対向する。
ところで、前端延長部材10には、図16に示すように、リンクステイ30の後縁部が前述した支持ボルト39とナット38によって締結固定されているが、ナット38は、リンクステイ30の車幅方向外側の側壁30so(フロアトンネル部18から離間する側の側壁)にナットカバー65とともに取り付けられ、支持ボルト39は、段差部55の縦壁の無いフロアトンネル部18の下方側からナット38に締め込まれている。
図17〜図19は、リンクステイ30の後縁部に対する支持ボルト39とナット38の固定状態を示す図である。なお、実際には、リンクステイ30の側壁30so,30si間には前端延長部材10が介装されているが、図17〜図19においては、図示都合上、前端延長部材10の記載を省略している。
支持ボルト39の軸部は、リンクステイ30の各切欠き溝30mの長手方向の略中間位置において、ナット38(図7,図19参照)の締め込みによって位置固定されている。
図19に示すように、ナット38は、樹脂製のナットカバー65に一体に組み付けられている。
ナットカバー65は、図7,図17,図18にも示すように、ナット38の外周側を包み込む略円筒状のカバー本体65aと、カバー本体65aの外周側から径方向外側に突出するアーム部65bと、アーム部65bの径方向外側の離間した二位置に突設された一対の係合爪65c,65cと、カバー本体65aの円周上のアーム部65bの突出方向とほぼ逆側の端部に突設された係止突起65dと、を備えている。係合爪65c,65cと係止突起65dは、カバー本体65aのリンクステイ30の側壁30sに対向する側の端面に突設されている。
図7,図11,図12に示すように、リンクステイ30の車幅方向外側の側壁30soのうちの切欠き溝30mに近接した部位には、矩形状の一対の係止孔66,66が形成されている。この係止孔66,66には、ナット38を内部に収納したナットカバー65の係合爪65c,65cが側壁30soの外側から挿入係合される。また、こうして係合爪65c,65cが係止孔に66,66挿入係合されるときには、カバー本体65aに突設された係止突起65dが、側壁30soの切欠き溝30mの開口側領域に嵌合される。ナットカバー65は、係合爪65c,65cと係止突起65dがそれぞれ係止孔66と切欠き溝30mに係合されることにより、リンクステイ30の側壁30so上の設定位置に位置決め状態で保持される。
また、図18,図19に示すように、ナット38には、カバー本体65aの側壁30so側の端面から外側に突出する規制突起67が一体に形成されている。この規制突起67は、上述のようにナットカバー65が側壁30soに保持されたときに、側壁30soの切欠き溝30mの開口側領域(係止突起65dの嵌合される位置よりも底部側領域)に嵌合される。ナット38は、これにより側壁30soによって直接回転を規制される。
支持ボルト39は、上述のようにしてナット38とナットカバー65が側壁30soに位置決めされた状態で、ナット38に締め込まれることにより、その軸部がリンクステイ30の切欠き溝30m内の設定位置に位置固定される。この位置は、前述のように切欠き溝30mの長手方向の略中間位置となる。したがって、支持ボルト39とナット38が締結された状態においては、支持ボルト39の軸部と切欠き溝30mの底部の間には、所定距離の離間スペースが確保される。この離間スペース部分は、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、サブフレーム22の後方変位に伴うリンクステイ30と支持ボルト39の相対変位を許容する変位許容部60となっている。
ここで、図1に示すように、リンクステイ30の下方凸形状部30xと、サブフレーム22の中央折れ点27と、サブフレーム本体23の後締結部22uとの位置関係は、下方凸形状部30xの側面から視た頂点が、サブフレーム22の中央折れ点27と後締結部22uとで三角形をなすトラス構造を形成するとともに、中央折れ点27とリンクステイ30のステイ後端の締結中心Oを結ぶ直線Lの下方に位置している。尚、後締結部22uはサブフレーム本体23の取付け部であり、中央折れ点27は折れ曲がる部位であるが、以後の説明で、トラス構造の節としてとらえる場合には、後締結部22uは横メンバ20の取付座32との接合部分を意味し、中央折れ点27は延長アーム24の上下方向の中央部を意味するものとする。
図20は、車体前後方向の衝突荷重の入力初期のサブフレーム22の後部の挙動を示す図であり、図21は、車体前後方向の衝突荷重の入力中期のサブフレーム22の後部の挙動を示す図である。
図20に示すように、サブフレーム22の前部に衝突荷重が入力されて中央折れ点27が折れ曲がり始めようとすると、横メンバ20上におけるサブフレーム22の後締結部22uの後部エッジが当接する部分が力学的支点F1(以下、「第1支点F1」と呼ぶ。)となり、ウェルドナット33の直前部の作用点S1に下向きの力が作用する。つまり、衝突荷重の入力初期には、横メンバ20の取付座32部分が第1支点F1となり、締結ボルト31に下方に引き抜く方向の力を作用させる。
なお、第1支点F1は、横メンバ20上の脆弱部Zの後側に隣接する部分であり、この部分は、図5に示すように補強板35によって補強され、剛性が高められている。
一方、図21に示すように、サブフレーム22の前部に衝突荷重が入力されて中央折れ点27が折れ曲がり始めると、サブフレーム本体23の傾斜と若干の後方変位に伴って、後締結部22uの延長片29の先端部が前端延長部材10の支持壁10aに当接するようになる。こうして、延長片29の先端部が支持壁10aに当接すると、その当接部分がサブフレーム22の力学的支点F2(以下、「第2支点F2」と呼ぶ。)となり、ウェルドナット33の直前部の作用点S1に下向きの力が作用する。つまり、衝突荷重の入力中期には、前端延長部材10の支持壁10a部分が第2支点F2となり、締結ボルト31に大きなストロークで引き抜く力を作用させる。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
フロントサイドフレーム11の前部に車体前後方向の衝突荷重が入力されると、その衝突荷重は一部サブフレーム22に分散されて車室下方のフレーム部材に伝達される。このとき、フロントサイドフレーム11は衝突の進行に伴って前後方向に次第に潰れ、サブフレーム22は、中央折れ点27部分で下方に屈曲し、最終的には、サブフレーム本体23が車室Iの下方に回り込み、サブフレーム本体23の後端部が車体から脱落する。
以下、このときのサブフレーム22の挙動について詳細に説明する。
衝突荷重の入力初期には、サブフレーム22が中央折れ点27で下方に折れ曲がろうとすると、図20に示すように、横メンバ20の第1支点F1が力学的支点となり、引き抜き方向の力が締結ボルト31とウェルドナット33に作用する。このとき、締結ボルト31とウェルドナット33にはストロークは小さいが大きな力が作用する。
そして、サブフレーム22が中央折れ点27で下方に折れ曲がり始めると、図21に示すように、後締結部22uの延長片29が前端延長部材10の支持壁10aに当接し、力学的支点が第1支点F1から支持壁10a上の第2支点F2に移動する。これにより、締結ボルト31とウェルドナット33には大きなストロークで下方に荷重が作用する。
なお、力学的支点が第1支点F1から支持壁10a上の第2支点F2に移動するときには、サブフレーム本体23と一体のリンクステイ30がサブフレーム本体23とともに車体後方側に僅かに変位するが、このときリンクステイ30の後部側では切欠き溝30m内(変位許容部60)を支持ボルト39が相対変位する。
一方、このとき上部取付けアーム25に下向きの力U(図1、図10も参照)が作用すると、上部取付けアーム本体47と連結ブラケット46とを固定する二本の固定ボルト48が切欠部53を破断する。これにより、上部取付けアーム本体47が、図21に示すように連結ブラケット46をフロントサイドフレーム11に残したまま下方に脱落する。この結果、サブフレーム本体23が第1支点F1や第2支点F2を軸として回動するのが許容される。
こうして上部取付けアーム本体47が下方に脱落すると、それと同時に締結ボルト31とウェルドナット33に下向きの大きな力が作用し、それによって横メンバ20の脆弱部Zが破断し始める。
衝突荷重の入力がさらにつづくと、図22〜図24に示すように、締結ボルト31がウェルドナット33ごと下方に引き抜かれ、サブフレーム本体23がリンクステイ30を介して支持ボルト39を中心として回動するようになる。
このとき、サブフレーム本体23が支持ボルト39回りに所定角度回動すると、図23に示すように、サブフレーム本体23の前端側が接地する。
この状態では、車両は前進を続けており、図23に示すように、リンクステイ30の下方凸形状部30xの側面から視た頂点は、サブフレーム22の中央折れ点27と後締結部22uとで三角形のトラス構造を形成するとともに、中央折れ点27とリンクステイ30の後端の締結中心Oを結ぶ直線Lの下方に位置している(図1の位置関係を保持している)。なお、リンクステイ30は前部側には剛性の高い凹み部30hが設けられているため、上記のトラス構造は、リンクステイ30の凹み部30hの後側の端部位置(下方凸形状部30xのある位置)までに延長されている。
このため、サブフレーム本体23の前端側が接地してそのまま車両が前進することにより、中央折れ点27とリンクステイ30の後端の締結中心Oとの離間距離が短縮しようとすると、リンクステイ30の下方凸形状部30xに力が集中する。この結果、リンクステイ30は、図24に示すように、下方凸形状部30xを中心として下方に中折れする。
したがって、この後さらに衝突が進行すると、リンクステイ30は、図25に示すように、支持ボルト39の締結中心Oと下方凸形状部30xの2点で回動し、この2点の複合的な回動によってサブフレーム本体23を車室の下方に誘導する。
そして、リンクステイ30の後半部が締結中心Oを中心としてほぼ上下方向に向くまで回動すると、リンクステイ30は後端部の切欠き溝30mに沿って支持ボルト39から下方に抜け落ちる。この結果、サブフレーム本体23の後部は最終的に車室Iの下方側で脱落する。
以上のように、この車体フレーム構造においては、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、サブフレーム22が中央折れ点27で下方に屈曲し、サブフレーム本体23の後締結部22uが、リンクステイ30の前端部と締結ボルト31とともに横メンバ20から下方に引き抜かれ、サブフレーム本体23の後端部がリンクステイ30とともに支持ボルト39の軸回りに回動するようになるため、サブフレーム22と搭載するサスペンションプ部品を確実に車室の下方に誘導することができる。
そして、この車体フレーム構造は、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、上述のようにサブフレーム22とサスペンション部品を確実に車室Iの下方に誘導することができるが、複雑な機構を用いるものではないため、車両の重量増加や製品コストの高騰を抑制することができる。
さらに、この車体フレーム構造においては、リンクステイ30の後端部を前端延長部材10に締結するためのナット38が、リンクステイ30の車幅方向外側の側壁30soに保持され、支持ボルト39がフロアトンネル部18の下方側からナット38に締め込まれるため、車体の組付時に、フロアトンネル部18の下方の広いスペースで支持ボルト39の締結作業を容易に行うことができる。したがって、この構造を採用することにより、車体の組付け作業性を向上させることができる。
また、この車体フレーム構造では、リンクステイ30の後端部を前端延長部材10に締結するためのナット38が、係合爪65cを有するナットカバー65に一体に組み付けられているため、予め、リンクステイ30の側壁30so上の係止孔66と切欠き溝30mにナットカバー65の係合爪65cと係止突起65dを係合させておくことにより、あらためてナット38の位置決めを行うことなく支持ボルト39の締結を容易に行うことができる。
また、この実施形態の場合には、ナットカバー65に一体に組み付けられるナット38側に、側壁30so上の切欠き溝30mに嵌合されてナット38の回転を規制する規制突起67が設けられているため、ナット38部分を作業者が治具等で押さえることなく、支持ボルト39をナット38に確実に締め込むことができる。
特に、この実施形態の車体フレーム構造においては、前端延長部材10が、ダッシュロアパネル17とフロアパネル19の下面のうちの、段差部55のフロア下側面55bに接近する位置に取り付けられているため、リンクステイ30の車幅方向外側の側壁30soとフロア下側面55bの離間幅の狭い部分にナット38を配置せざるを得ないが、上述のようにナット38をナットカバー65とともに予め側壁30soに取り付けておくことができ、しかも、ナット38を作業者が押さることなく支持ボルト39の締結を行えるため、車体の組付作業を容易に、かつ効率良く行うことができる。
また、この実施形態においては、リンクステイ30の側壁30so,30siの後端部に切欠き溝30mが設けられ、リンクステイ30の後端部を前端延長部材10に締結するための支持ボルト39がその切欠き溝30mに挿通されているため、車体前後方向の衝突荷重の入力後期に、リンクステイ30の後半部が支持ボルト39を中心として大きく回動したときに、リンクステイ30を切欠き溝30mに沿わせて下方に確実に落下させることができる。したがって、これによりサブフレーム22の後端部を最終的に車室Iの下方に落下させ、サブフレーム22上に搭載されたサスペンション部品と車室前部との干渉を回避することができる。
さらに、この実施形態の場合、リンクステイ30の後端部が支持ボルト39によって前端延長部材10に締結された状態において、切欠き溝30mの底部と支持ボルト39の間に変位許容部60が確保されているため、車体前後方向の衝突荷重の入力中期に、リンクステイ30がサブフレーム本体23とともに後方に僅かに変位しようとしたときに、支持ボルト39に対するリンクステイ30の相対変位を変位許容部60によって許容し、リンクステイ30に不要な変形が生じるのを防止することができる。したがって、その後にリンクステイ30を所定の位置で確実に中折れさせ、最終的にサブフレーム22を車室Iの下方に確実に誘導することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、車両の前部側にこの発明に係る車体フレーム構造を適用したが、車室の後方側にサイドフレームとサブフレームが設置される車両であれば、この発明に係る車体フレーム構造は車両の後部側にも適用することができる。
10 前端延長部材(フロア下フレーム)
10a 支持壁
11 フロントサイドフレーム(サイドフレーム)
15 フロアトンネルフレーム(フロア下フレーム)
17 ダッシュロアパネル
18 フロアトンネル部
19 フロアパネル
20 横メンバ(支持部材基板、車室側支持部材)
22 サブフレーム
22m 前締結部(離間側締結部)
22u 後締結部(近接側締結部)
27 中折れ点
30 リンクステイ
30m 切欠き溝(ボルト挿通部)
30so…離間する側の側壁
35 補強板(車室側支持部材)
38 ナット
39 支持ボルト
60 変位許容部
65 ナットカバー
65c 係合爪
67 規制突起

Claims (5)

  1. 車室の前方側または後方側に車体前後方向に沿って配置されたサイドフレームと、
    前記サイドフレームの下方に配置されてサスペンション部品を支持するサブフレームと、
    車室の前部または後部の外側下方に配置されて前記サブフレームの車室に近接する側の端部を支持する車室側支持部材と、
    車室のフロアトンネル部に隣接するフロアの段差部の下方に車体前後方向に沿って配置されたフロア下フレームと、
    前記サブフレームの車室に近接する側の端部と前記フロア下フレームとに跨って配置されて、両者を連結するリンクステイと、を備え、
    前記サブフレームは、車室と離間する側の端部で前記サイドフレームの延出端側の部材に締結される離間側締結部と、車室に近接する側の端部で前記車室側支持部材に下方側から締結固定される近接側締結部と、前記離間側締結部と前記近接側締結部の間の前後方向の略中央部で下方に向けて折れ曲がる中央折れ点と、を備え、
    前記リンクステイは、一端部側が、前記近接側締結部とともに車室側支持部材の下面に引き抜き可能に締結されるとともに、他端部側が、車幅方向に延出する支持ボルトと当該支持ボルトに螺合されるナットによって前記フロア下フレームに締結され、
    前記リンクステイの他端部側を締結する前記ナットは、前記リンクステイの前記フロアトンネル部から離間する側の側壁に保持され、
    前記支持ボルトは、前記フロアトンネル部の下方側から前記ナットに締め込まれることを特徴とする車体フレーム構造。
  2. 前記ナットは、前記リンクステイの側壁に係止される係合爪を有するナットカバーに一体に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体フレーム構造。
  3. 前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部が設けられ、
    前記ナットは、前記リンクステイの側壁の前記ボルト挿通部に係止されて回転を規制される規制突起を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体フレーム構造。
  4. 前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部が設けられ、
    当該ボルト挿通部には、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、前記サブフレームの車体前後方向の変位に伴う前記リンクステイと前記支持ボルトの相対変位を許容する変位許容部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車体フレーム構造。
  5. 前記リンクステイの側壁には、前記支持ボルトが挿通されるボルト挿通部が設けられ、
    当該ボルト挿通部は、車体前後方向の衝突荷重の入力時に、前記サブフレームの下方変位に伴う前記支持ボルトからの前記リンクステイの脱落を許容する切欠き溝によって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体フレーム構造。
JP2012125161A 2012-05-18 2012-05-31 車体フレーム構造 Expired - Fee Related JP5879205B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012125161A JP5879205B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 車体フレーム構造
CA2866369A CA2866369C (en) 2012-05-18 2013-04-08 Vehicle body frame structure for automobile
PCT/JP2013/060611 WO2013172126A1 (ja) 2012-05-18 2013-04-08 自動車の車体フレーム構造
EP13790355.5A EP2851270B1 (en) 2012-05-18 2013-04-08 Vehicle body frame structure for automobile
US14/394,398 US9150253B2 (en) 2012-05-18 2013-04-08 Vehicle body frame structure for automobile
CN201380025001.5A CN104284829B (zh) 2012-05-18 2013-04-08 汽车的车身架构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012125161A JP5879205B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 車体フレーム構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013248982A true JP2013248982A (ja) 2013-12-12
JP5879205B2 JP5879205B2 (ja) 2016-03-08

Family

ID=49848100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012125161A Expired - Fee Related JP5879205B2 (ja) 2012-05-18 2012-05-31 車体フレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5879205B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
JP2016002782A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のマウント構造
JP2016060311A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 本田技研工業株式会社 サブフレーム構造
JP2017013554A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 本田技研工業株式会社 フロントサブフレームのステイ締結構造およびフロントサブフレームの車体組付け方法
JP2017121881A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP2017128175A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 本田技研工業株式会社 車体構造
JP2017193213A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
WO2018078959A1 (ja) * 2016-10-25 2018-05-03 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP2018202972A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 株式会社クボタ 作業車
JP2021030840A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 マツダ株式会社 車両の前部構造
CN112896326A (zh) * 2020-11-13 2021-06-04 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车前罩锁安装结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159496A (ja) * 1997-08-11 1999-03-02 Nissan Motor Co Ltd サスペンションメンバ取付構造
JP2004284427A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp サスペンションメンバ取付構造
JP2005219609A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Nissan Motor Co Ltd 車体前部構造
WO2011077554A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2011162159A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Mazda Motor Corp 自動車の下部構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159496A (ja) * 1997-08-11 1999-03-02 Nissan Motor Co Ltd サスペンションメンバ取付構造
JP2004284427A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp サスペンションメンバ取付構造
JP2005219609A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Nissan Motor Co Ltd 車体前部構造
WO2011077554A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2011162159A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Mazda Motor Corp 自動車の下部構造

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
JP2016002782A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のマウント構造
JP2016060311A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 本田技研工業株式会社 サブフレーム構造
JP2017013554A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 本田技研工業株式会社 フロントサブフレームのステイ締結構造およびフロントサブフレームの車体組付け方法
US9896135B2 (en) 2016-01-07 2018-02-20 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body front structure
CN107010121A (zh) * 2016-01-07 2017-08-04 本田技研工业株式会社 车身前部结构
JP2017121881A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 本田技研工業株式会社 車体前部構造
CN107010121B (zh) * 2016-01-07 2019-02-19 本田技研工业株式会社 车身前部结构
JP2017128175A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 本田技研工業株式会社 車体構造
JP2017193213A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
WO2018078959A1 (ja) * 2016-10-25 2018-05-03 本田技研工業株式会社 車体前部構造
CN109715476A (zh) * 2016-10-25 2019-05-03 本田技研工业株式会社 车身前部结构
CN109715476B (zh) * 2016-10-25 2022-01-04 本田技研工业株式会社 车身前部结构
JP2018202972A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 株式会社クボタ 作業車
JP2021030840A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 マツダ株式会社 車両の前部構造
JP7395875B2 (ja) 2019-08-22 2023-12-12 マツダ株式会社 車両の前部構造
CN112896326A (zh) * 2020-11-13 2021-06-04 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车前罩锁安装结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP5879205B2 (ja) 2016-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879205B2 (ja) 車体フレーム構造
WO2013172126A1 (ja) 自動車の車体フレーム構造
JP5597682B2 (ja) 車体フレーム構造
US9096275B2 (en) Vehicle body structure
US10183705B2 (en) Lower vehicle-body structure of vehicle
JP6560710B2 (ja) 車体前部構造
JP2001225766A (ja) 自動車の車体構造
US8491049B2 (en) Frontal structure of vehicle
CN112441125B (zh) 车身前部结构
JP2010105585A (ja) 自動車のステアリング支持構造
JP5417463B2 (ja) 自動車の車体前部構造
EP2894083B1 (en) Vehicle lower portion structure
JP2020044976A (ja) 車両の前部車体構造
CN111746648A (zh) 车辆用副车架
EP2586682B1 (en) Structure of front section of vehicle body
JP7177821B2 (ja) 車体前部構造
JP5896827B2 (ja) 自動車の車体フレーム構造
JP2016037084A (ja) インパネリインフォースの取付構造
WO2018207689A1 (ja) 車両の後部車体構造
JP5279802B2 (ja) 車両の前部車体
JP2007191061A (ja) 車体前部構造
EP2428432B1 (en) Front side vehicle body structure
JP2017226307A (ja) 車両の前部構造
JP6911776B2 (ja) 車体前部構造
JP2018111463A (ja) 車両前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5879205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees