JP2013243660A - 自動原稿給送装置および画像形成装置 - Google Patents

自動原稿給送装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成によりスタンプ装置の所在を割り出せるようにして印字部の交換作業を簡便に行える構成を備えた自動原稿給送装置を提供する。
【解決手段】給紙トレイ上に搭載された原稿をスリットガラス上で移動させながら走査を行い、走査後の原稿を原稿排出部14に排出する際に、前記原稿の被走査面にマーキングを施すスタンプ装置40を備えた自動原稿給送装置であって、前記スタンプ装置40は、前記原稿の被走査面に対向する印字部41を備え、該印字部41は、前記原稿が排出される原稿排出部14に設けられている原稿の排出路32を移動する原稿に対面する位置と該排出路32から退避する位置とに移動可能に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動原稿給送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、給送される記録紙表面にマーキングなどの印字処理を行うための機構に関する。
複写機やプリンタあるいはファクシミリなどの画像形成装置では、原稿載置台上に自動原稿給送装置を搭載して複数の原稿の場合には1枚ごとに分離しながら連続的に給送するようにした構成が知られている。
自動原稿給送装置には、給送されて画像読み取りが終了した原稿にスタンプなどの印字を施して読み取りが終了した原稿をその印字されたマーキングにより区別する場合がある。
印字機構を備えた自動原稿給送装置としては、自動原稿給送装置に装備されている排紙ローラ近傍に設けられたケース内に排紙ローラと対向するスタンプ装置を設け、ケースの一部を開閉可能に構成することでスランプ装置の印字部を交換する際に外部へ取り出せるようにした構成がある(例えば、特許文献1)。
スランプ装置を取り外せるようにした構成としては、原稿を載置した状態で走査を行うためのコンタクトガラスとは別に、原稿を移動させながら走査を行うためのスリットガラスを備えた自動原稿給送装置において、スリットガラス近傍に、スタンプ装置を備えたフレームを開閉可能に設け、スタンプ装置の交換時にはフレームを開放することでスタンプ装置を外部に露呈されるようにした構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
記録紙にマーキングを行うスタンプ装置は、印字部の交換時に外部からの操作を必要とする部分である。
上記特許文献に開示されている構成では、スタンプ装置が記録紙の搬送路に対面した状態で設けられ、印字部の交換時には搬送路に用いられる搬送路部材あるいは搬送路に付随して設けられているフレームを開放することにより印字部が外部に露呈する構成であるので、外部から印字部を確認することができない。
このため、印字部の交換時には、印字部が設けられている搬送路部材、スタンプ装置を外部から視認することができないのが前提であり、交換時には搬送路部材やフレームを開放することが指示されていないと印字部の位置を確認することができないために交換作業が手間取る虞がある。
オペレータが印字部の交換を行う際には、装置自体に印字部を確認できる構成がないために、例えば、マニュアルなどを参考にして印字部の位置を割り出す作業が必要となり、交換作業が煩わしくなる。
本発明の目的は、上記従来の自動原稿給送装置における問題に鑑み、簡単な構成によりスタンプ装置の所在を割り出せるようにして印字部の交換作業を簡便に行える構成を備えた自動原稿給送装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、給紙トレイ上に搭載された原稿をスリットガラス上で移動させながら走査を行い、走査後の原稿を原稿排出部に排出する際に、前記原稿の被走査面にマーキングを施すスタンプ装置を備えた自動原稿給送装置であって、前記スタンプ装置は、前記原稿の被走査面に対向する印字部を備え、該印字部は、前記原稿が排出される原稿排出部に設けられている原稿の排出路に沿って、前記原稿に対面する位置と該排出路から退避する位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする自動原稿給送装置にある。
本発明によれば、原稿に対面する位置と排出路から退避する位置とに印字部が原稿の排出路に沿って移動するようになっているので、退避位置に移動した印字部が装置内部の印字位置から外れた位置にあることを確認することができる。
これにより、上述した各位置への移動を行わせるだけの簡単な構成により印字部の所在を割り出すことができるので、装置の一部を開放するなどの作業を不要にして印字部の交換作業を行うことが可能となる。
本発明の実施形態にかかる自動原稿給送装置の構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる自動原稿給送装置の要部構成を説明するための図である。 図2に示した要部構成の一部変形例を説明するための図である。 図3に示した要部構成に関する変形例を説明するための平面図である。 図3に示した要部構成においてスタンプ装置の復帰確認用構成の一例を説明するための図である。 図2に示した要部構成においてスタンプ装置の復帰確認用構成の他の例を説明するための図である。 図6に示した構成の要部変形例を説明するための図である。 図2に示した要部構成を対象としたスタンプ装置の復帰動作用構成を説明するための図である。 図8に示した要部構成の変形例を説明するための図である。 図8に示した構成のさらなる変形例を説明するための図である。 図2に示した要部構成を対象としてスタンプ装置40を使用位置に正確に戻して位置決めする構成の一例を説明するための図である。 図11に示した構成の一態様を説明するための図である。 図11に示した構成の要部変形例を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る自動原稿給送装置の別例を説明するための図である。 図14に示した自動原稿給送装置の要部を上面から見た図である。 図2に示した構成を対象として印字部の突き上げ構造を説明するための図である。 図16に示した突き上げ構造の要部変形例を説明するための図である。 図16に示した突き上げ構造の他の変形例を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかる自動原稿給送装置での原稿有無検知のため構成の一態様を説明するための模式図である。 図19に示した原稿有無検知のための構成における他の態様を説明するための模式図である。
以下、図面により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、自動原稿給送装置2を画像形成装置1に搭載した状態を示している。
同図において、符号1は画像形成装置であり、この画像形成装置1の上面には、原稿載置板としてのコンタクトガラス3およびコンタクトガラス3よりも小面積のスリットガラス4が設けられている。
コンタクトガラス3は、単葉あるいはブック原稿などを載置して走査を行うためのものであり、スリットガラス4は、原稿を移動させながら走査を行う際の原稿搬送面として用いられるものである。
画像形成装置1の本体上面には、図1を示す紙面の奥側に設けられたヒンジ機構部を基端として手前側から奥側に向けて開閉可能な状態で自動原稿給送装置2が設けられている。
自動原稿給送装置(以下、便宜上、ドキュメントフィーダーの略として符号DFと表現する場合もある)2は、上述したようにヒンジ機構により開放されるとコンタクトガラス3上に原稿を載置することができ、閉じられるとスリットガラス4での原稿走査が行える。
コンタクトガラス3を用いる場合としては、ブック原稿あるいは手差しによる単葉の原稿が対象となり、スリットガラス4を用いる場合としては、スリットガラス4上に向け連続的に移動させることができる複数枚の原稿が対象となる。
自動原稿給送装置2には、走査対象の原稿6を積載可能な原稿テーブル5が設けられており、原稿テーブル5上に積載された原稿6は、その繰り出し側先端が原稿テーブル5側に設けられている衝止片5Aに突き当てられて先端が揃えられるようになっている。
原稿テーブル5における原稿繰り出し側には、最上位の原稿に当接して回転することができる繰り出しコロ7が配置されている。
繰り出しコロ7により原稿テーブル5から繰り出された原稿6は、繰り出し方向(図示矢印方向)で呼び出しコロ7の前方に配置されている給紙ベルト8およびこれに当接して連動回転可能な分離コロ9との当接位置に向けて搬送される。
給紙ベルト8および分離コロ9は、相反する方向に移動し、繰り出された原稿が重送状態にあるときに、最上位の原稿を他の原稿から分離して搬送する分離機構を構成している。
給紙ベルト8および分離コロ9により一枚に分離された原稿が移動する位置には、給送ローラ対10が配置されており、給送ローラ対10の前方では、原稿テーブル5から繰り出された原稿の移動方向を反転する第一搬送路31が設けられている。
第一搬送路31における原稿入口側には上述した給送ローラ対10が位置しており、原稿出口側には読み取り前ローラ対11が配置されている。
読み取り前ローラ対11によって原稿が給送される位置には、原稿読み取り部を構成するスリットガラス4、これに当接して原稿を押圧する圧板4Aが配置されている。
読み取り前ローラ対11により繰り出された原稿の被走査面がスリットガラス4に押圧されると、いわゆるスリットガラス4の全面に倣って平坦にされながら移動することができる。
読み取り部に用いられるスリットガラス4から原稿が排出される位置には、原稿の移動方向に沿って読み取り後ローラ対12,排紙ローラ対13が配置されており、これら各ローラ対の配置位置間が第二搬送路32とされている。
本実施形態では、第二搬送路32を移動する原稿を、次の形式で搬送することができる。
つまり、走査後排出された原稿を、そのまま排出路に用いられる原稿排出部である排紙トレイ14に向け排出させる場合と原稿テーブル5側に環流させて、再度原稿テーブル5側から再度、スイッチバック動作によりスリットガラス4に向け給送する場合とである。
前者の場合は原稿の片面が被走査面に相当し、後者の場合は原稿の両面が被走査面に相当している。
図1において、第二搬送路32を移動した原稿が原稿テーブル5側にてスイッチバック動作により被走査面を反転された状態で再度、スリットガラス4に向け給送するための構成として、次の構成が用いられている。
第二搬送路32から原稿テーブル5側に向け移動する原稿の移動方向を、原稿テーブル側(図1中、符号Bで示す位置)と排紙トレイ14側(図1中、符号Aで示す位置)とに切り換えることができる切り換え爪15が設けられている。切り換え爪15が配置されている箇所は第三搬送路33とされている。
第三搬送路33において、切り換え爪15によりスイッチバック方向とされた原稿の移動方向延長上には、原稿テーブル5側に設けられた反転ローラ対16が配置されている。また、反転ローラ対16により移動方向を反転された原稿が移動する位置には、反転搬送ローラ13Aが配置されている。
これら各ローラにより給送される原稿は、第一搬送路31に合流する第四搬送路34を経由して、反転された被走査面をスリットガラス4に向けて移動するようになっている。
一方、自動原稿給送装置2には、各搬送路での搬送不良が生じた場合を検出する構成が設けられている。つまり、第二搬送路32には、原稿の有無を光の反射状況で判別可能な光学センサからなる原稿有無検知手段22が配置されている。原稿有無検知手段22は、所定時間に達しても原稿を検知できない場合あるいは所定時間を経過しても原稿を検知したままである場合に原稿ジャムが発生したと判断して装置を停止し、ユーザに警報できるようになっている。
また、第二搬送路32には、図2以降の図において詳細を説明するが、読み取りを終えた原稿の被走査面に対してマーキングを印字するスタンプ装置40が配置されている。
スタンプ装置40は、ユーザの指示により読み取りを終えた原稿の被走査面における所定位置にマーキングを施すために用いられる。
以上のような構成を備えた自動原稿給送装置2では、原稿の片面を対象とした読み取りおよび両面を対象とした読み取りが選択できるようになっている。以下に読み取りモードに応じた原稿の搬送形態について説明する。
原稿の両面読み取り(両面モード)の場合、分離部から送り出された原稿は第一画像面を読取るべく、第一搬送路31を通り、読み取り部に用いられるスリットガラス4で画像が読取られる。読み取り後は第二搬送路32を通り、スイッチバック反転を行うため第三搬送路へと送られる。
反転ローラ16は時計方向に回転し、切換え爪15はBの位置で保持されている。
第三搬送路33へ送られた原稿はその後端が排紙ローラ対13を抜け一定の距離を進んだ後、反転ローラ16の逆回転(時計方向)によって第四搬送路34へと送られる。このとき切換え爪15はA位置へと移動する。
排紙ローラ13の回転によって原稿は第四搬送路34を通り、プルアウローラ10によって第一搬送路31を経て、第二画像面を読み取り部に用いられるスリットガラス4で読み取られる。
第二画像面読み取り後、そのまま排出する場合は第二搬送路32を経て排出トレイ14へ送られる。
再度反転してページ順序を合わせる場合は切換え爪15によって第三搬送路33を経て、スイッチバック反転の後、第四搬送路34へと送られる。
再度反転した場合は、第一搬送路31、第二搬送路32を経て排出トレイ14へと送り出される。
以上のような構成の自動原稿給送装置2において本実施形態の特徴について説明すると次の通りである。
本実施形態の特徴は、自動原稿給送装置2を開放したりあるいは画像形成装置1の一部を開放するなどの操作を必要とすることなく、スタンプ装置40の所在を確認することができる点にある。つまり、第二搬送路32に設けられているスタンプ装置40が、印字部41の交換作業のために外部から印字部41の所在を容易に確認できる構成を備えた点が特徴である。
図2は、排紙トレイ14および排紙トレイ14に向けた原稿の排出路に相当する第二搬送路32を拡大して示す図である。
同図において、スタンプ装置40は、第二搬送路32に位置する原稿の被走査面に対向する印字部41と、印字部41を原稿の被走査面に対して接離させる駆動部としての駆動ソレノイド42を保持部材43が主要部として備えられている。
保持部材43は、詳細を示さないが、排紙トレイ14の下面に位置して排紙トレイ14における原稿の移動方向に沿って移動可能、つまり、摺動可能な摺動体43Aを備えている。
つまり、図示しない摺動駆動部あるいは手動操作により、図2中、二点鎖線で示す位置である、第二搬送路32を移動する原稿に対面する位置と、図2中、実線で示す位置である、第二搬送路32から退避する位置とに移動できるようになっている。
本実施形態では、第二搬送路32から退避した位置としては、外部から印字部41の所在が確認できるように、排紙トレイ14内に保持部材43が位置している状態に相当している。
なお、保持部材43は、排紙トレイ14の一部に形成したスリット(図示されず)内、および排紙ローラ13を軸方向で分割して設けた場合のローラ間の空間内で摺動ができる構成とされている。また、保持部材43の各位置での位置決めは図示しないが摺動路上に係止部などを設けて係止部に突き当たることで各位置の位置決めが行われる構成などが採用される。
本実施形態は以上のような構成であるから、印字部41を交換する場合には、排紙トレイ14の延長方向、つまり、原稿の移動方向に沿って保持部材43に有する摺動体43Aを印字部41が第二搬送路32内の原稿と対面しない位置に向け退避させる。
従って、印字部41が第二搬送路32の原稿に対面している場合には、印字部41の所在が明らかでないが、保持部材43を第二搬送路32側から外側に向けて摺動させるだけでスタンプ装置40の所在を確認できる。これにより、自動原稿給送装置2を開放したり、画像形成装置1の一部を開放するような作業を要しないで済ませることができる。しかも、排紙トレイ14内に保持部材43が位置していることを判断することにより印字部41が交換可能な位置にあることで、交換作業を迅速に行うことができる。
図3は、保持部材43が第二搬送路32の原稿と対面する位置と第二搬送路32から退避する位置とに移動する構成の変形例を示す図である。
同図においては、図2に示した場合と違って、保持部材43が、摺動するのでなく回動する構成とされている。
つまり、排紙トレイ14近傍には、保持部材43の底部側に挿通される支持ロッド43Bが設けられている。保持部材43は、支持ロッド43Bを支点として、図3中、二点鎖線で示す、第二搬送路32内の原稿に印字部41が対面する位置と、第二搬送路32から退避する位置とに回動できるようになっている。
なお、この場合の回動軌跡は、排紙ローラ13を軸方向で分割した場合のローラ間の空間を通過する軌跡としてもよいが、次の理由を考慮して図3中、符号Rで示すように排紙トレイ14の底部側を旋回することが望ましい。つまり、排紙ローラ13の配置位置間を通過する場合に回転軸と干渉する虞があることが理由である。
また、この場合の位置決めに関しては、図2に示した場合と同様に図示しない係止部を用いることが可能である。
図4は、保持部材43を回動させる構成の変形例を、図3において矢印(4)で示すように上方から見た状態を示す図である。
同図において、保持部材43は、図3に示したように、縦方向での回動軌跡ではなく、水平方向での回動軌跡が得られる構成とされている。
つまり、保持部材43は、基端が第二搬送路32を構成する搬送路部材32Aの一部に設けられた支持ロッド32A1に取り付けられており、回動端には印字部41が設けられている。
一方、第二搬送路32に用いられる搬送路部材32Aの一部には、印字部41が露呈する開口部32A2が形成されている。
開口部32A2は、印字部41が第二搬送路32の原稿と対面できる位置に形成された長穴である。長穴としたのは、印字部41が露呈する際の位置ずれを吸収するためである。
この構成において、図3に示した構成と同様に印字部41を交換する場合には、保持部材43を印字部41が第二搬送路32から退避する位置に回動させる。
これにより、印字部41が第二搬送路32の原稿に対面している場合には、印字部41の所在が明らかでないが、保持部材43を第二搬送路32側から外側に向けて摺動させるだけでスタンプ装置40の所在を確認できる。
従って、自動原稿給送装置2を開放したり、画像形成装置1の一部を開放するような作業を要しないで済ませることができる。しかも、排紙トレイ14内に保持部材43が位置していることを判断することにより印字部41が交換可能な位置にあることで、交換作業を迅速に行うことができる。
ところで、印字部41の交換時には、例えば、原稿テーブル5を上方に向けて開放し、その下方に移動しているスタンプ装置40を確認する場合がある。
このため、印字部41の交換後には、スタンプ装置40をこれの使用位置である第二搬送路32に対面する位置に復帰させることになるが、スタンプ装置40を上記の使用位置に戻し忘れる場合もある。戻し忘れたことを判別できないと、正常な印字操作を行うことができない。
そこで、本実施形態では、以下に説明するように、スタンプ装置40が交換位置から使用位置に戻されているかどうかを判別できる構成およびほぼ自動的に使用位置に戻すことができる構成が備えられている。なお、図5以降の図において図2乃至図4に示した部材と同様なものは同符号で示し、その説明は省くことを前置きしておく。
図5乃至7には、給紙トレイとして用いられる原稿テーブル5の復帰動作の状態によってプリント装置40が使用位置に復帰しているかどうかを判別できる構成が示されている。
図5は、図3に示した構成を対象とした場合を示しており、同図において、原稿テーブル5の下方で排紙トレイ14上に移動しているスタンプ装置40の保持部材43上方には、原稿テーブル5を対象とする給紙トレイ位置規制部材450が配置されている。
給紙トレイ位置規制部材450は、保持部材43が第二搬送路32の原稿と対面する位置と第二搬送路32から退避する位置とに移動するのに連動して回動することができる部材である。
このため、給紙トレイ位置規制部材450は、自動原稿給送装置内の不動部に支持された支軸450Aにより回動自在に支持されており、通常、図示しない付勢部材により、図において時計方向の回動習性が付与されている。
給紙トレイ位置規制部材450における回動端の一方は、スタンプ装置40の保持部材43と対向可能であり、回動端の他方は、原稿トレイ5の底面に対向可能な回動軌跡が設定されている。
以上の構成において、スタンプ装置40の印字部41を交換するために保持部材43が原稿の排出路を移動する原稿に対向可能な第二搬送路32に対面する位置から、排出路から退避する位置である第二搬送路32から退避する位置に回動することができる。
スタンプ装置40の保持部材43が第二搬送路32から退避する位置に回動して移動する動作に連動して給紙トレイ位置規制部材450の回動端の一方が押し動かされて給紙トレイ位置規制部材450が図において反時計方向に回動するように可動される。
原稿テーブル5は、印字部41を交換するに際して予め上方に向けて開放されている。
印字部41の交換が終了した後、スタンプ装置40を使用位置へ移動させた復帰状態が原稿テーブル5の復帰状態により判別される。
つまり、スタンプ装置40が使用位置である第二搬送路32に対面する位置へ移動すると、これに連動して給紙トレイ位置規制部材450が自身の付勢により図中、時計方向に回動する。これにより、原稿テーブル5の底面から外れることができるので、原稿テーブル5を元の位置に復帰させることができる。
一方、スタンプ装置40が使用位置に戻されていない場合には、給紙トレイ位置規制部材450がスタンプ装置40に連動することがない。このため、給紙トレイ位置規制部材450の回動端の一方が原稿テーブル5の底面に対向したままとなり、原稿テーブル5を元の位置に復帰させることができない。従って、原稿テーブル5の元位置への復帰状態可否によりスタンプ装置40の使用位置への復帰状態を判別できることになる。
図6は、図2に示した構成を対象に図5に示した給紙トレイ位置規制部材450を設けた場合を示している。
図6に示す構成の場合には、第二搬送路32に対面する位置からこの排出路である第二搬送路32から退避する位置にスタンプ装置40が移動するのに連動して給紙トレイ位置規制部材450が回動する。
印字体41の交換後における動作に関しては、図5に示した場合と同様であるので、その説明は省略する。
図7に示す構成は、印字部41の交換時、上方に向け開放されている原稿テーブル5を元の位置に戻す動作に連動させてスタンプ装置40を使用位置である第二搬送路32に対面する位置に復帰させることを特徴としている。
つまり、給紙トレイ位置規制部材(便宜上、符号450’で示す)は、図5,6に示した場合と違って回動半径が大きくされて回転モーメントを大きく設定されている。
スタンプ装置40が第二搬送路32と対面する位置からこの搬送路32から退避する位置である排紙トレイ14上に移動するのに連動して給紙トレイ位置規制部材450’は、原稿テーブル5を押し上げる向きに回動する。
印字体41の交換後、原稿テーブル5を元の位置に復帰させると、この復帰動作に連動して給紙トレイ位置規制部材450’がスタンプ装置40を使用位置に向け移動させるように連動する。
これにより、スタンプ装置40を使用位置に戻し忘れても、原稿テーブル5を元の位置に復帰させることでスタンプ装置40を使用位置に戻すことが可能となる。
一方、図8乃至10には、スタンプ装置40をほぼ自動的に使用位置である第二搬送路32に対面する位置に復帰させる構成が示されている。
図8に示す構成は、印字部41を備えたスタンプ装置40が、弾性部材460を介して強制的に使用位置である第二搬送路32に対面する位置に向け付勢された構成が用いられている。
つまり、スタンプ装置40は、自動原稿給送装置本体側(図示されず)との間に配置された弾性部材460に連結されている。
弾性部材460は、スタンプ装置40が使用位置である第二搬送路32に対面する位置から退避する位置に向け移動するに従って弾性力が増加するようになっている。これにより、印字部41を交換し終えたスタンプ装置40は、交換後、弾性力が増加している弾性部材46の付勢力によって使用位置に向けほぼ自動的に復帰されることが可能となる。
なお、図8においては、弾性部材460の表示として、収縮時を二点鎖線で示し、伸長時を実線でそれぞれ示している。
この構成においては、交換後のスタンプ装置40が弾性部材460によりほぼ自動的に使用位置へ復帰させられるので、交換後のスタンプ装置を使用位置に戻し忘れてしまうことがない。なお、弾性部材460には、引っ張りあるいは圧縮用のコイルスプリング、トーションスプリング、板バネ、ゴムなどが用いられる。
図9は、図8に示した構成の要部変形例を示す図であり、同図に示す構成では、弾性部材460’として、弦巻バネ(以下、弦巻バネ460’ともいう)が用いられている。
弦巻バネ46’は、スタンプ装置40に装備されている保持部材43の一部に設けられた係止ピン43Cと排紙トレイ4を構成する筐体壁面(符号Hで示す)にそれぞれ捲回端部が係止されている。
弦巻バネを用いた弾性部材460’は、スタンプ装置40が第二搬送路32に対面する位置から排紙トレイ4上へと退避する位置に移動するのに応じて縮径されると弾性力が増加する。このため、排紙トレイ4上から使用位置である第二搬送路32に対面する位置へとスタンプ装置40を移動させる際には、弦巻バネ46’において増加された弾性力を利用することができる。
この構成においても、スタンプ装置40を使用位置に戻し忘れることを未然に防止することができる。
ところで、印字部41が交換されるときの位置にスタンプ装置40を保持しておくのをユーザにより行う場合とは別に、図8に示した構成を対象として、図10に示すように、交換位置でのスタンプ装置40の保持および保持解除機構を備えることも可能である。以下、この構成を説明する。
図10において、スタンプ装置40の保持部材43には、図示しないが、図8に示した場合と同様な弾性部材(図8中、符号460で示す部材)が連結されるとともに、台形断面形状を有する係止部43Dが設けられている。
自動原稿給送装置側の不動部(図示されず)には、係止部43Dに対し進退移動することにより係合および係合解除可能な係合片を有したスナップフィット構造からなる印字部位置規制部材470が設けられている。
印字部位置規制部材470は、例えば片持ち梁状の可撓性部材が用いられ、その自由端の最先端側に係止部43Dと係合できる鈎状部が位置している。
印字部位置規制部材470の最先端よりも基端側寄りの揺動端には、原稿テーブル5の開閉動作に連動して係止片43Dと印字部位置規制部材470との係合を解除可能な印字部位置規制解除部材480が設けられている。係止部43Dと係合できる部分を有する印字部位置規制部材470には、上述したスナップフィット構造からなる部材だけでなく、磁性体や面ファスナー、摩擦部材などが用いられる。
印字部位置規制解除部材480は、原稿テーブル5の開閉動作に連動するリンク機構が用いられており、原稿テーブル5が元の位置に向け下方に移動するのに連動して押し下げられると、印字部位置規制部材470を押圧して係止部43Dとの係合を解除する。
この構成においては、原稿テーブル5を開放した状態で第二搬送路32に対面する位置から排紙トレイ14に向けてスタンプ装置40が移動すると、保持部材43に設けられている係止部43Dに対して印字位置規制部材470が係合する。これにより、スタンプ装置40が退避位置に保持される。
一方、印字部41の交換が終了して原稿テーブル5が元の位置に向け閉じられると、これ連動して印字部位置規制解除部材480が移動して印字部位置規制部材470を係止部43Dから外すことにより係合が解除される。
これによりスタンプ装置40は、弾性部材(図8において符号460で示す部材)の付勢により使用位置である第二搬送路32に対面する位置に向け移動することができる。
この構成においては、原稿テーブル5の開閉動作に連動してスタンプ装置40の退避位置での保持および使用位置への強制復帰を行わせることができるので、保持するための労力負担の軽減さらには、使用位置への戻し忘れの防止が可能となる。
次に、スタンプ装置40を使用位置に正確に戻して位置決めする構成について説明する。
図11において、自動原稿給送装置の不動部(図示されず)には、磁性体51が、そしてスタンプ装置40側の保持部材43における磁性体51と対面する位置には被磁性体50がそれぞれ設けられている。
磁性体51は、不動部においてスタンプ装置40を使用位置に位置決めできる位置に設けられ、これに対面する被磁性体50は、保持部材43に一体化されている。図11では、磁性体51が、第二搬送路32を移動する原稿に対面する位置近傍に配置されている状態が示されている。
従って、印字部41の交換後にスタンプ装置40が使用位置である第二搬送路32と対面する位置に向け移動した際には、図12に示すように、磁性体51に被磁性体50が磁気的吸着される位置までスタンプ装置40が移動する。
両方の磁性体50,51が吸着される位置は、前述したように、スタンプ装置40の使用位置である第二搬送路32に印字部41が対面する位置に対応している。
第二搬送路32に対面するスタンプ装置40の使用位置へ印字部41が移動する際には、磁力を利用してスタンプ装置40の位置決めが行えるので、移動に要する力の軽減や使用位置への移動が確保できたかどうかの確認作業や移動量の調整などが不要となる。
図13に示す構成は、図12に示した構成を対象として、スタンプ装置40を使用位置に向け移動させる際の補助力を付与する構成である。
つまり、上述した磁性体51が設けられている自動原稿給送装置の不動部には、ソレノイド52が設けられている。
ソレノイド52は、内部に挿通されているプランジャがスライド可能に設けられているリニアソレノイドが用いられ、プランジャがスタンプ装置40の保持部43底面に固定されている。
この構成においては、第二搬送路32から退避できる排紙トレイ4上に位置するスタンプ装置40が、使用位置である第二搬送路32に対面する位置に移動する際にソレノイド52が駆動される。
ソレノイド52は、プランジャを磁気的に吸引することでスライドさせるとこれに一体の保持部材43が排紙トレイ4上から第二搬送路32に対面する位置に向け移動することになる。
第二搬送路32に対面する位置にスタンプ装置40が移動すると、磁性体51に対して被磁性体50が磁気的吸着されることにより、使用位置への移動促進と位置決めとが行われる。
以上の構成においては、磁性体50,51同士の磁気的吸引だけでなくソレノイド52による使用位置への移動促進が可能となるので、使用位置へ戻す際の正確な移動と位置決めとが可能となる。
以上のような構成は、スタンプ装置40が印字部41の交換時に第二搬送路32から退避する位置に移動する構成および印字部41の使用位置である第二搬送路32に対面する位置へと復帰する際の構成である。
次に、印字部41の交換作業を行うための構成について説明する。
印字部41は、第二搬送路32から退避した位置に移動すると、排紙トレイ14上で外部から確認しやすい位置に移動された上で、保持部材43から古い印字部41が抜き取られ新しい印字部41と交換される。
印字部の抜き取りには、ユーザやサービスマンの手指を用いることが考えられるが、比較的小さい部分であることから作業が行い難くなる場合がある。
そこで、本実施形態では、自動的に抜き取り易い位置、換言すれば、掴みやすい位置に印字部41を突出させることができる構成が用いられている。
まず、この構成を説明する前に、対象となる自動原稿給送装置について説明する。
図14は、本実施形態が用いられる自動原稿給送装置を示す図であり、図1に示した構成との違いは、次の点である。
原稿をスタックする排紙トレイ14の一部に薄紙を通紙する際に使用する傾斜部のスライド部14Aが設けられている点、スリットガラス4上の圧板4Aが弾性体4A’により当接習性を付与されている点である。
自動原稿給送装置において用いられる駆動部は図示しないコントローラにより動作態位を制御されるようになっており、各駆動部とコントロールとは、図15に示すように、コントロール基板113のソケット114に接続される通信ケーブルが用いられる。通信ケーブルは、基板固定のブラケット115によりケーブル溝に挟んで固定されている。ケーブル溝には、図示しないが固定位置を決めるマーキングが施されている。
以上の構成を対象として印字部41の交換作業を行うための構成について、図16乃至18において説明すると次の通りである。
図16は、図2に示した構成、すなわち、保持部材43が排紙トレイ14での原稿の移動方向に沿って摺動する構成を対象としてその一部を示したものである。
同図において、保持部材43の摺動体43Aは、その下面に設けられたガイド部材44上を摺動するようになっている。
ガイド部材44の一部、つまり、印字部41が排出路側の一つである第二搬送路32から退避する位置に移動して位置決めされる位置には、印字部41を突き上げる向きに突出している突き上げ手段44Aが設けられている。
突き上げ手段44Aは、側面視の断面形状が、退避位置に向け移動する方向の上流側から下流側にかけて順次高さが増加する傾斜面44A1で構成され、傾斜面44A1の高さは、印字部41を保持部材43側から突き上げることができる高さに設定されている。
この構成においては、保持部材43が、印字部41を第二搬送路32から退避させる位置に移動すると、印字部41の底部が、突き上げ手段44Aの傾斜面44A1下部から上部に掛けて接触しながら移動する。これに合わせて印字部41が保持部材43の上面から突き上げられて突出する。
これにより、第二搬送路32から退避した位置にある印字部41は、保持部材43の上面から突出するので、印字部41を掴みやすい位置に位置決めできる。
この結果、前述した実施形態と同様に、自動原稿給送装置を開放すること、あるいは画像形成装置の一部を開放するなどの作業を要することがないことに加えて、印字部41の取り出し性をよくすることで交換作業性を向上させることができる。
図17は、図16に示した構成の要部変形例を示す図である。
同図において、スタンプ装置40の保持部材43が移動する通路には、保持部材43側に設けられた突起部119(図17(B)参照)に衝突することにより跳ね上げられて印字部41を突き上げ可能な片部を有する突き上げ手段44A’が設けられている。
突き上げ手段44A’は、スタンプ装置40が第二搬送路32から退避できる排紙トレイ14上に移動した位置に対応して設けられている。
突起部119は、スタンプ装置40が第二搬送路32から退避した位置に移動し終わる時点で突き上げ手段44A’による印字部41の突き上げができるタイミングが得られる位置に設けられている。
突き上げ手段44A’は、図17(A)、(C)に示すように、自動原稿給送装置の不動部に設けられた支軸を中心にして回動する部材であり、回動端の一方が保持部材43側の突起部119に対向し、回動端の他方が印字部41に対向するようになっている。
この構成では、スタンプ装置40が第二搬送路32から退避する位置に移動すると、突き上げ手段44A’が突起部119に干渉することで回動し、印字部41を突き上げることができる。これにより、第二搬送路32から退避した位置に移動したスタンプ装置40の印字部41は、頭部が抜きやすい位置まで突出しているので、手指による引き抜き作業が容易となる。
図18は、突き上げ手段の変形例を示す図である。
同図に示す突き上げ手段は、スタンプ装置40が第二搬送路32から退避する位置に対応させて回転するピニオン120と一体化されたロッド120Aが用いられる。
ピニオン120は、スタンプ装置40の保持部材43底面に設けられているラック121に噛み合うことで回転することができる。
ラック121は、スタンプ装置40が第二搬送路32から退避できる位置に移動するタイミングに合わせてピニオン120と噛み合い、スタンプ装置40が上記退避位置に移動した時点でロッド120Aを印字部41内に進入させて突き上げるようになっている。
以上の構成においては、スタンプ装置40の移動に連動して突き上げ手段44A、44A’を動作させるようになっているので、装置の電源が入っていない場合でもスタンプ装置40を移動させることにより印字部41の突き上げが可能となる。これにより、印字部交換の際に消費する電力が不要となることでメンテナンスコストを低減することができる。
一方、印字部41が第二搬送路32から退避させる位置に保持部材43を移動させた場合には、排紙トレイ14内に保持部材43が位置することになる。
このため、印字部41が第二搬送路32と対面するように保持部材43を戻していないと、第二搬送路32から原稿を排紙トレイ14に排出した場合に原稿が排紙トレイ14内に位置する保持部材43と干渉してしまい、原稿にダメージを与える虞がある。
そこで、本実施形態では、印字部41を第二搬送路に対面させる位置に保持部材43が戻されていない場合に、その状態を警報する構成が備えられている。以下、この構成について説明する。
図19は、保持部材43が印字部41を第二搬送路32に対面させる位置に位置決めされている状態を示す図である。
同図において、原稿有無検知手段220は、光学センサ220aと、第二搬送路32内に進退可能であって進退状態に応じて光学センサ220aの光路を遮断および連通させる回動可能なフィラー部材220bとを備えている。
フィラー部材220bは、第二搬送路32を挟んで原稿の一方側の面に対向しており、第二搬送路32を挟んで原稿の他方側の面に対向する位置に設けられている回動可能な検知手段作動部材230に対峙している。
フィラー部材220bは、スタンプ装置40の移動位置に応じて回動位置を変化させ、光学センサ220aでの光路の遮断および開放状態を設定する部材である。
フィラー部材220aは、図示しない付勢部材により、図19において時計方向の回動習性を備えており、光学センサ220aと対向する端部と反対側の端部が第二搬送路32内に進出できるようになっている。
フィラー部材220aは、第二搬送路32内に進出する部分を有しているので、スタンプ装置40が使用位置に戻されていない場合の判断と共に、第二搬送路32での原稿の有無も判断できる部材である。
つまり、第二搬送路32内に進出している部分が第二搬送路32内に位置する原稿により押し動かされると、図20に示すように、光学センサ220aの光路を遮断して光学センサ220aにより原稿有りの判別を行えるようになっている。
一方、検知手段作動部材230は、通常、図示しない付勢手段により、図19において時計方向の回動習性を付与された部材である共に、スタンプ装置40と連動可能なガイド部材450の変位位置によって第2搬送路32への進退態位を設定可能な部材である。なお、付勢手段を用いる代わりに、支点を境にして延出されている各アームの長さを変えることで回転モーメントの強さを異ならせることで時計方向への回動習性を得るようにしてもよい。
つまり、スタンプ装置40の保持部材43には、ガイド部材450が一体的に設けられており、ガイド部材450には、検知手段作動部材230と対向する面の一部に検知手段作動部材230を乗り上げさせることができる傾斜面450aが形成されている。
スタンプ装置40およびガイド部材450が排紙トレイ14上から印字部41を第二搬送路32に対面させる位置に移動して変位すると、ガイド部材450の傾斜面450aに検知手段作動部材230の一部が乗り上げることができる。これにより、検知手段作動部材230が回動習性に抗して反時計方向に回動し、フィラー部材220aから離れる。
フィラー部材220bは、検知手段作動部材230が離れると、図19に示すように、自身の回動習性により時計方向に回動して第二搬送路32内に進出する。
図19に示すように、検知手段作動部材230による押し上げが行われていないフィラー部材220bは、時計方向に回動することで光学センサ220aの光路を開放する。
一方、スタンプ装置40およびガイド部材450が排紙トレイ14上に位置して印字部41の使用位置に戻されていない場合には、図20に示すように、検知手段作動部材230が時計方向に回動してフィラー部材220aを押し上げる。
これにより、フィラー部材220aは反時計方向に回動し、光学センサ220aの光路を遮断することで、第二搬送路32内に原稿が存在している場合と同様に、スタンプ装置40およびガイド部材450が排紙トレイ14上に残置されていることを警報する。
以上の構成においては、既存構成として用いられることが可能な原稿の搬送状態検知手段に相当する光学センサ220a、フィラー部材220bを備えた原稿有無検知手段220を用いてスタンプ装置40が排紙トレイ14上に残置されているのを判別できる。
これにより、スタンプ装置40が排紙トレイ14上に残置されている状態、換言すれば、第二搬送路32に対面する位置にスタンプ装置40が戻されていない状態での原稿排出による原稿へのダメージの解消を特別な構成を付加することなく達成することができる。
1 画像形成装置
2 自動原稿給送装置
4 スリットガラス
14 排紙トレイ
32 第二搬送路
40 プリント装置
41 印字部
42 駆動部
43 保持部材
44A、44A’ 突き上げ手段
45 給紙トレイ位置規制部材
46,46’ 弾性部材
47 印字部位置規制解除部材
50 磁性体
51 被磁性体
220 原稿有無検知手段
230 検知手段作動部材
450 ガイド部材
450a 傾斜面
特許第3345108号公報 特許第3411438号公報

Claims (10)

  1. 給紙トレイ上に搭載された原稿をスリットガラス上で移動させながら走査を行い、走査後の原稿を原稿排出部に排出する際に、前記原稿の被走査面にマーキングを施すスタンプ装置を備えた自動原稿給送装置であって、
    前記スタンプ装置は、前記原稿の被走査面に対向する印字部を備え、
    該印字部は、前記原稿が排出される原稿排出部に設けられている原稿の排出路を移動する原稿に対面する位置と該排出路から退避する位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする自動原稿給送装置。
  2. 前記スタンプ装置は、印字部および該印字部を前記原稿の被走査面に対して接離させる駆動部を支持する保持部材を有し、該保持部材は、前記原稿の排出路に沿って前記印字部を前記排出路を移動する原稿に対面させる位置と該排出路から退避する位置とに摺動可能に設けられ、該排出路から退避した位置が外部から前記印字部を確認できる位置とされていることを特徴とする請求項1記載の自動原稿給送装置。
  3. 前記スタンプ装置は、印字部および該印字部を前記原稿の被走査面に対して接離させる駆動部が保持部材に支持され、
    該保持部材は、前記原稿の排出路に沿って前記印字部を前記排出路を移動する原稿に対面させる位置と該排出路から退避する位置とに回動可能に設けられ、該排出路から退避した位置が外部から前記印字部を確認できる位置とされていることを特徴とする請求項1記載の自動原稿給送装置。
  4. 前記原稿が排出される原稿排出部に設けられている原稿の排出路を移動する原稿に対面する位置から該排出路から退避する位置に移動する印字部に連動して、該給紙トレイが所定位置に戻ることを規制する給紙トレイ位置規制部材が可動することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載の自動原稿給送装置。
  5. 前記印字部は、(自動原稿給送装置本体側との間に配置された)弾性部材を介して原稿の排出路を移動する原稿に対面する位置と該排出路から退避する位置とに移動可能であり、
    前記排出路から退避する位置に移動するに従って前記弾性部材の弾性力が増加することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一つに記載の自動原稿給送装置。
  6. 該排出路から退避する位置にて該印字部の移動を規制する印字部位置規制部材と、
    前記印字部位置規制部材の規制を解除する印字部位置規制解除部材と、を備え、
    該給紙トレイが所定位置に戻ると前記印字部位置規制解除部材により印字部位置規制部材の規制が解除され、該弾性部材の弾性力により該印字部が原稿が排出される原稿排出部に設けられている原稿の排出路を移動する原稿に対面する位置に移動することを特徴とする請求項5に記載の自動原稿給送装置。
  7. 自動原稿給送装置本体側に磁性体と、該印字部に該磁性体の磁力により吸着される被磁性体と、を備え、
    該磁性体は、前記原稿が排出される原稿排出部に設けられている原稿の排出路を移動する原稿に対面する該印字部が設けられている位置近傍に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか一つに記載の自動原稿給送装置。
  8. 前記保持部材が排出路から退避する位置には、該排出路側に設けられて前記保持部材から前記印字部を突き上げることが可能な突き上げ手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか一つに記載の自動原稿給送装置。
  9. 前記排出路を挟んで前記原稿の一方側の面と対向する位置に設けられて該排出路内に進退可能な原稿有無検知手段と、
    前記搬送路を挟んで前記原稿の他方側の面と対向する位置に設けられて前記原稿有無検知手段に向け進退可能な検知手段作動部材と、
    前記保持部材に連動可能に設けられ、該保持部材の移動に連動して前記検知手段作動部材の進退態位を設定可能なガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、前記検知手段作動部材に対向する傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、前記保持部材が前記印字部を前記排出路から退避する位置に移動させている場合に前記原稿有無検知手段を前記排出路に原稿が存在する場合と同じ状態に設定させる形態であることを特徴とする請求項1乃至8のうちの一つに記載の自動原稿給送装置。
  10. 請求項1乃至9のうちのいずれか一つに記載の自動原稿給送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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