JP2013231654A - 環境試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、送風機からの吐出空気の温度や湿度の分布ムラ、特に送風機の回転フィンの回転方向における分布ムラを抑制し、環境試験の精度の向上を図ることができる環境試験装置を提供することを目的とする。
【解決手段】環境試験装置1は、恒温恒湿槽が仕切壁4によって、試験室6と空調用通路7に区分されており、上下の開口9、19を介して、試験室6と空調用通路7との間で空気を循環させて、試験室6内を所望の環境に制御できるものである。空調用通路7には、上流側から、加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26、送風機27の順番で直列状に並べられ、加熱ヒータ26と送風機27との間に、空気導入ガイド8が設けられ、さらに送風機27の下流側には、抵抗板11が設けられている。空気導入ガイド8は、加熱ヒータ26の下流近傍の空気を送風機27に導き、抵抗板11は、送風機27の吐出流量の偏りをほぼ均等にできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、閉空間の温度環境を調整する機能を有した環境試験装置に関するものであり、特に閉空間内の空気を攪拌する送風機を備えた環境試験装置に関する。
製品や素材等の性能や耐久性を試験する装置として、環境試験装置がある。この種の環境試験装置は、試験対象の試料体が載置される試験空間を備え、この試験空間内の温度や湿度を所望の試験環境に調整するものである。すなわち、この種の環境試験装置は、試験空間内を所望の試験環境に調整するべく、空気を加熱するヒータや、空気を冷却する冷却器(例えば、冷凍サイクルの一部を形成する蒸発器)、さらには試験空間内の空気を攪拌する送風機が少なくとも搭載されている。
ところで、特許文献1には、1つの恒温恒湿槽内を、仕切壁によって、試料体を載置する試験空間と、試験環境の形成に寄与する前記した各機器(ヒータ、冷却器、並びに送風機等)が配された空気調整空間とに区分した環境試験装置が開示されている。この環境試験装置は、ヒータや冷却器を駆動した状態で送風機を起動し、空気調整空間と試験空間との間に空気を循環させて、試験空間内の温度や湿度をほぼ均一となるように制御するものである。
特開2011−163585号公報
ところが、特許文献1のような環境試験装置では、安定的且つ高精度に所望の試験環境を形成することが困難な場合があり、試験結果の信頼性を損ねてしまうおそれがあった。その理由について、以下に具体的に説明する。
特許文献1の環境試験装置は、空気調整空間内部に、空気の流れ方向上流側から冷却器、ヒータ、送風機の順番で配設された基本構成を有している。すなわち、空気調整空間内部においては、循環空気は、冷却器、ヒータの順番で通過して、送風機を介して、試験空間内に送り出される。
より具体的に説明すると、この種の環境試験装置は、空気調整空間において、試験空間における目標温度や目標湿度に応じて、冷却器やヒータが選択的に使用される。すなわち、試験空間内の試料体を高温にさらす場合においては、主にヒータが使用される。具体的には、高温試験運転においては、ヒータを所定の出力に調整(比例制御やオン・オフ制御)し、送風機によって試験空間と空気調整空間との間に循環空気を形成して、試験空間の雰囲気温度が目標温度に維持されるように制御する。一方、試験空間内の試料体を低温にさらす場合においては、冷却器とヒータの双方が使用される。具体的には、低温試験運転においては、冷却器を断続的に運転しつつ、ヒータを所定の出力に調整(比例制御やオン・オフ制御)し、送風機によって試験空間と空気調整空間との間に循環空気を形成して、試験空間の雰囲気温度が目標温度に維持されるように制御する。
しかしながら、実際は、いずれの運転においても、図17に示すように、送風機100に空気が流入する流入部(以下、吸気口102という)を基準に、360°いたる方向からも空気が流入し得るため、吸気口102から送風機100内に取り込まれる空気は、温度や湿度に大きな分布ムラを生じてしまう場合がある。これは、送風機における吸気範囲の広範囲化により、一方向の吸引力が低下し、吸気口102の近傍に空気がよどんだ滞留領域が形成されてしまうことが大きな原因とされている。そして、この滞留領域は、図17に示すように、吸気口102から若干離反した位置であり、当該吸気口102を基準に、空気調整空間の上方側の角付近に発生し易い。すなわち、空気調整空間に発生する滞留領域は、主に装置の外郭を形成する壁面に沿った部分である。また、空気調整空間内の前記壁面近傍では、少なからず外気温度の影響を受ける。すなわち、従来の環境試験装置では、そのような外乱の影響がある範囲に滞留領域が形成されるため、試験中にも関わらず、空気調整空間内に、冷却器やヒータ等で調整された温度や湿度と異なる空気が形成される。そして、この温度調整されていない滞留領域の空気が、送風機100に吸気されることで、温度や湿度に大きな分布ムラを生じさせてしまっていた。
また、送風機に吸気される空気の温度や湿度に大きな分布ムラを生じさせるその他の理由としては、例えば、送風機100に流入する空気が、冷却器のみを通過した空気(単に低温空気という)や、冷却器及びヒータ101を通過した空気(単に調整空気という)、あるいはヒータ101のみを通過した空気(単に高温空気という)が中途半端に入り混じること等も挙げられる。
このような原因により、吸気口102から送風機100内に取り込まれた空気は、温度や湿度の分布が一様にはならず、温度や湿度に大きな分布ムラが生じる。またそれに追従するように、送風機100からの吐出空気も温度や湿度に大きな分布ムラが生じた状態となる。すなわち、送風機100の吐出空気は、吐出方向に交差する方向の断面において、温度や湿度の分布ムラが形成される。そして、この分布ムラのある空気によって、試験空間内が所望の環境に調整されている。
このように、従来技術の環境試験装置では、送風機に様々な温度や湿度を有した空気が吸気口から導入され、その空気を用いて試験環境を形成しているため、試験空間における温度や湿度の調整が難しく、試験環境を安定した状態で維持することが困難であった。その結果、不安定な環境の中で、環境試験が強いられることとなり、試験精度の低下を引き起こしていた。すなわち、送風機における吐出空気の分布ムラが、試験精度の低下を招く原因の1つになっていた。特に、長期的に高温状態や低温状態を維持する試験に適した恒温装置や恒温恒湿装置(環境試験装置)においては、試験結果への影響がより大きくなるため、環境試験の信頼性を大きく低下させてしまう可能性があった。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、送風機からの吐出空気の温度や湿度の分布ムラ、特に送風機の回転フィンの回転方向における分布ムラを抑制し、環境試験の精度の向上を図ることができる環境試験装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、熱源と送風機を有した空気調整空間と、試料体が配される試験空間とを有し、空気調整空間と試験空間との間で空気を循環させて、試験空間内を所望の環境に形成する環境試験装置であって、空気調整空間内では、空気の流れ方向上流側から、熱源、送風機の順番で並べられ、送風機は、当該送風機に吸気される空気の通過方向が、熱源を通過する空気の通過方向と交差するように設置されており、熱源と送風機との間には、主に熱源によって温度が調整された空気を、送風機に導く空気導入ガイドが設けられていることを特徴とする環境試験装置である。
なお、ここで言う「熱源」には、冷熱源や加熱源の概念が含まれるものとする。
先にも説明したが、この種の環境試験装置は、高温試験運転においては、ヒータを所定の出力に調整(比例制御やオン・オフ制御)し、送風機によって試験空間と空気調整空間との間に循環空気を形成し、試験空間の雰囲気温度が目標温度に維持されるように制御する。一方、低温試験運転においては、冷却器を断続的に運転しつつ、ヒータを所定の出力に調整(比例制御やオン・オフ制御)し、送風機によって試験空間と空気調整空間との間に循環空気を形成し、試験空間の雰囲気温度が目標温度に維持されるように制御する。
すなわち、この種の環境試験装置においては、高温試験運転と低温試験運転のいずれの場合においても、ヒータが駆動されている。
そこで、請求項1に記載した環境試験装置は、送風機と熱源との間に空気導入ガイドを設け、熱源を通過した空気が、送風機に導かれる構成とされている。これにより、環境試験装置において、いかなる試験を行う場合であっても、当該環境試験装置の送風機には、主に熱源の下流近傍の温湿度調整後のほぼ一様な状態の空気が流入されるため、当該流入空気の温度や湿度の分布ムラを、ほぼ均一なものとすることができる。また、先に説明したように、空気調整空間内であって、送風機の吸気部よりも上方側に滞留領域が形成された場合であっても、本発明では、空気導入ガイドによって、その領域の空気を吸い込まないように規制することができるため、より確実に、送風機に流入される空気の温度や湿度の分布ムラの発生を阻止することができる。すなわち、本発明においては、送風機における吐出空気の温度や湿度の分布ムラも、ほぼ均一なものとすることができるため、試験空間内における試験環境の調整が容易となる。その結果、試験環境を安定した状態で、長期的に維持することが可能となる。これにより、本発明の環境試験装置が、長期的に高温状態や低温状態を維持する恒温装置や恒温恒湿装置に採用された場合であっても、高い試験精度を確保できるため、試験結果の信頼性を低下させてしまうおそれがない。
さらに、本発明においては、送風機を、当該送風機に吸気される空気の通過方向が、熱源を通過する空気の通過方向と交差するように設置した上で、空気導入ガイドを設けた構成にしたため、環境試験装置の大型化を招くことがない。
この理由について簡単に説明する。
環境試験装置では、送風機の駆動源としてモータが使用されている。一般的に、モータは高温にさらされたり、急激な温度変化等によって、不具合を生じる場合がある。そのため、環境試験装置においては、モータを試験空間内や空気調整空間内に配置することが避けられている。そこで、通常、環境試験装置には、軸流型よりも遠心型の送風機が多用されている。遠心型の送風機は、軸心方向から吸気して、回転方向に吐出する構造である。すなわち、遠心型の送風機は、空気の吸い込み方向と、吐き出し方向とが交差する構造である。そして、送風機の駆動源たるモータは、一般的に、軸心方向に配設されている。このような事情に鑑み、従来より、送風機は、モータを空気調整空間の外部に配置し、送風機に吸気される空気の通過方向が、熱源を通過する空気の通過方向と交差するように設置されている。また、この姿勢で設置すると、熱によるモータの不具合の発生を防止できる上、環境試験装置が必要以上に大型化することを阻止することができる。
したがって、本発明では、送風機の設置姿勢を従来のそれと同様にしつつ、空気導入ガイドを設けたため、従来の環境試験装置とほぼ同一の大きさに維持しつつ、新たな作用効果を期待することができる。
請求項2に記載の発明は、前記空気導入ガイドは、空気の流れ方向を基準とした上流側に流入開口を有し、当該流入開口は、前記熱源に向けて開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、空気導入ガイドの流入開口が、熱源に向けて開口するように配置しているため、より効果的に、送風機に対して、熱源通過後の空気を取り込むことができる。換言すれば、空気導入ガイドの流入開口は、送風機に空気が流入する部分(吸気部)の延長上に位置するため、流入開口を送風機の吸気部とみなすことができ、熱源の下流近傍の空気を、確実に送風機内に取り込むことができる。
請求項3に記載の発明は、前記送風機は、吸気口を有し、当該吸気口から空気が吸気されるもので、前記空気導入ガイドは、前記吸気口の周囲のうち前記熱源がある方向以外の部分を囲繞する囲繞壁と、当該囲繞壁内に空気を導く流入開口を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、送風機の吸気口の周囲のうち熱源がある方向以外の部分を囲繞する囲繞壁によって、吸気口に空気を案内する空気導入ガイドが形成されており、流入開口を介して、空気を囲繞壁内に導くことができるため、流入開口を通過した空気を、確実に送風機内に取り込むことができる。換言すれば、本発明によれば、流入開口以外の箇所から、囲繞壁内に空気が流入することを防止できるため、より確実に、送風機に取り込まれる空気の温度や湿度の分布ムラを抑制することができる。
一般的に、環境試験装置においては、ヒータのサイズ(外形)は、冷却器のサイズ(外形)よりも小さいものが採用されている。また、一般的な流体は、流路抵抗の関係に従って、抵抗が小さい経路を辿ろうとする。したがって、冷却器を通過した空気は、ヒータを回避するようにして流れることで、送風機における空気の温度や湿度の分布ムラを生じさせる原因の一つになっていた。
そこで、提供される請求項4に記載の発明は、前記空気調整空間内において、前記熱源は空気の流通方向に直交する方向に占める面積が、前記空気調整空間が前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、熱源を回避した経路を辿って送風機に流入し得る構成であったとしても、空気導入ガイドによって、熱源の下流近傍の空気を送風機内に取り込むことができる。すなわち、既存の環境試験装置における機器構成や空気調整空間等の設計変更等を実施することなく、熱源の下流近傍の空気を送風機に吸入させることができる。これによれば、製造コストが大幅に増大するようなおそれはない。
請求項5に記載の発明は、前記流入開口は、前記熱源を当該流入開口に向けて投影した投影面内に位置するように配されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、空気導入ガイドの流入開口が、熱源をその流入開口に向けて投影した投影面内に位置するように配置しているため、より効果的に、送風機に対して、熱源通過後の空気を取り込むことができる。
請求項6に記載の発明は、前記送風機は、空気を吐出する吐出口を有し、吐出口の近傍には、空気の流通抵抗となる抵抗体が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、抵抗体によって、吐出口から吐き出される空気の流れを制限して、送風機の回転フィンによって生じ得る吐出流量の偏りを調整することができる。これにより、送風機から吐き出されて試験空間内に向かう流量をほぼ均一に分散することができるため、試験空間内を時差なく効率的に所望の試験環境に至らすことができる。結果的に、試験精度の向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、前記送風機は、多翼型のファンであり、前記抵抗体は、前記ファンの回転方向側に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、抵抗体が、送風機の回転方向側に設けられているため、送風機の流量を分散させることができる。これにより、送風機から吐出された空気を、より確実に均等に分散することができる。
請求項8に記載の発明は、前記空気調整空間内に第二の熱源を有し、前記空気調整空間内では、空気の流れ方向上流側から前記第二の熱源、前記熱源、送風機の順番で並べられ、前記熱源は、前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積が、前記第二の熱源が前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の環境試験装置である。
かかる構成によれば、第二の熱源を通過した空気が、熱源を回避した経路を辿って送風機に流入し得る構成であったとしても、空気導入ガイドによって、熱源の下流近傍の空気を送風機内に取り込むことができる。
本発明の環境試験装置は、前記熱源がヒータであり、前記第二の熱源が冷却器であることが望ましい。(請求項9)
本発明の環境試験装置は、送風機とヒータとの間に、空気導入ガイドを設け、空気導入ガイドによって、ヒータを通過した空気を送風機に導くことができるため、送風機から吐出される空気の温度や湿度の分布ムラを抑制することができる。これにより、試験空間内の試験環境を、安定的且つ高精度に維持することができるため、信頼性が高い試験結果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る環境試験装置を示す概念図である。 図1の環境試験装置の内部における要部の実体を示す斜視図である。 導入流路形成部材を示す斜視図である。 導入流路形成部材を示す正面図である。 環境試験装置内部における送風機とその周辺機器及び部材との位置関係を示す説明図である。 環境試験装置内部における空気の流れを示す概念図である。 送風機の上下流の空気の流れに注目した概念図である。 送風機の下流側における空気の流れに注目した概念図である。 導入流路形成部材の変形例を示す斜視図である。(湾曲形状) 導入流路形成部材の変形例を示す斜視図である。(三角形状) 導入流路形成部材の別の変形例を示す斜視図である。(流入開口拡張) 導入流路形成部材のさらに別の変形例を示す斜視図である。 抵抗板の変形例を示す斜視図である。(傾斜) 抵抗板の変形例を示す説明図である。(吊設) 抵抗板の変形例を示す説明図である。(湾曲状) 抵抗体の変形例を示す説明図である。(スリット状) 従来の環境試験装置における送風機の上下流の空気の流れに注目した概念図である。(網掛け部:滞留領域)
以下に、本発明の実施形態に係る環境試験装置1について説明する。
まず、本実施形態の環境試験装置1の基本構成について説明する。
図1に示す環境試験装置1は、周囲を断熱材3で覆われた筐体2を有する、所謂恒温恒湿装置である。すなわち、筐体2は、恒温恒湿槽5を成すものであり、内部が仕切壁4によって、試験室(試験空間)6と、空調用通路(空気調整空間)7とに区切られている。そして、恒温恒湿槽5内の上部側と下部側には、試験室6と空調用通路7とを連通する開口9、19が設けられている。
試験室6は、環境試験を行う際に、試料となる機器や部品等を配置する空間で、当該空間の温度を検知する室内温度検知手段23と、当該空間の相対湿度を検知する室内湿度検知手段24が設けられている。室内温度検知手段23は、例えば、従来公知の熱電対やサーミスタ等の温度センサである。一方、室内湿度検知手段24は、例えば、従来公知の湿度センサである。
空調用通路7は、所望の温度や湿度の空気を生成する部分であり、下部側(空気の流れ方向上流側)から順番に、加湿器14、蒸発器(第二の熱源)15、加熱ヒータ(熱源)26、送風機27が配されている。
加湿器14は、蒸発皿30と従来公知の電気ヒータ31を有し、電気ヒータ31によって蒸発皿30内に貯留した湯水を蒸発させるものである。
蒸発器(冷却器)15は、公知の冷却装置10の一部であり、冷凍サイクルの一部を担うべく機能するものである。すなわち、蒸発器15は、内部に相変化する冷媒が流通し、冷却能力と表面温度を変化させることができるものである。
加熱ヒータ26は、従来公知の電気ヒータであり、空調用通路7を通過する空気を加熱するものである。
送風機27は、従来公知の遠心送風機であり、回転フィン28とそれを内蔵した外郭部材33を有し、回転フィン28の軸心方向から空気を吸気して、回転方向に空気を吐出するものである。すなわち、送風機27は、外郭部材33に吸気口35と吐出口36を有し、吸気口35は、外郭部材33であって、回転フィン28の回転軸と直交する側面に形成されており、吐出口36は、回転フィン28の回転方向に沿った周面に形成されている。
また、空調用通路7には、送風機27よりも上部側(空気の流れ方向下流側)に、閉塞壁16が設けられている。閉塞壁16は、所定の位置において形成された部材厚方向に貫通した開口17を有し、開口17からのみ空気の通過を許す空気流通制限部材である。すなわち、閉塞壁16は、開口17に、送風機27の吐出口36を連通させることによって、送風機27から吐出される空気を、試験室6側に送ることができる。なお、本実施形態では、閉塞壁16の開口17の開口形状はほぼ方形状であり、当該開口17の開口サイズは、送風機27の吐出口36の開口サイズとほぼ同じ大きさである。
続いて、本実施形態の環境試験装置1の特徴的構成について説明する。
本実施形態の環境試験装置1は、送風機27から吐出される空気の温度や湿度の分布ムラを抑制するべく、送風機27の吸気口35よりも空気の流れ方向上流側に空気導入ガイド8が設けられ、さらに、試験室6内の温度や湿度の分布ムラを抑制すると共に、温湿度調整の容易化を図るべく、送風機27の吐出口36よりも空気の流れ方向下流側に抵抗板11が設けられている。
空気導入ガイド8は、図1に示すように、加熱ヒータ26と送風機27との間に設けられ、送風機27に流入する空気を制限するものである。すなわち、空気導入ガイド8は、主に加熱ヒータ26を通過した空気を、送風機27に導入するための補助流路の機能を果たす部材である。そして、空気導入ガイド8は、図2に示すように、送風機27に取り付けられた導入流路形成部材12によって形成されている。
導入流路形成部材12は、図3、4に示すように、外観がほぼ台形状であり、流路形成部21と取付部22とにより構成されている。流路形成部21は、図2に示すように、送風機27の吸気口35を囲繞する部分であり、所定の幅(図3の奥行き方向の長さ)を有した金属部材を折り曲げ加工により形成したものである。すなわち、流路形成部21は、2つの傾斜壁(囲繞壁)37、38と、その2つの傾斜壁37、38を繋ぐ連結壁(囲繞壁)40とを有する。そして、流路形成部21は、2つの傾斜壁37、38が、連結壁40の端部にそれぞれ配置され、且つ、それらの傾斜壁37、38は、連結壁40の端部から当該連結壁40の同一面側に延びると共に、当該連結壁40の面から離れる方向に向かうにつれて、傾斜壁37、38同士が互いに離反するような傾斜方向で配されている。すなわち、流路形成部21は、傾斜壁37、38と連結壁40とによって囲繞空間32を形成すると共に、連結壁40の前記面と対向する側であって、傾斜壁37、38が最も離反した端部同士の間に形成された開放部(流入開口)25を有する部分である。
取付部22は、送風機27への取り付けに寄与する部分であり、導入流路形成部材12の台形を基準とした外側に配され、2つの傾斜壁37、38と連結壁40とに跨るように設けられた部分である。具体的には、取付部22は、流路形成部21に対してほぼ直交するように配された板部本体41を有し、板部本体41が2つの傾斜壁37、38と連結壁40に跨るように配されている。本実施形態では、板部本体41は、2つの傾斜壁37、38の一部と、連結壁40全体に跨るように配されている。板部本体41は、流路形成部21から離反した位置に輪郭辺42を有し、その輪郭辺42は曲線状に形成されている。具体的には、輪郭辺42は、半径r(例えば、連結壁40の長さと同等あるいはそれより若干長い長さ)の円の一部たる円弧である。そして、板部本体41には、部材厚方向に貫通したネジ等の締結手段を挿通する貫通孔43が3箇所設けられている。
抵抗板11は、図2に示すように、所定の大きさを有した方形状の板体であり、送風機27から吐出された空気の流量分布の偏りを均すものである。すなわち、抵抗板11は、抵抗部45と、その抵抗部45の端部からほぼ直交する方向に屈曲した固定部46とで構成されている。
次に、環境試験装置1内における機器及び部材等の位置関係について説明する。
本実施形態の環境試験装置1は、上記したように、恒温恒湿槽5内に設けられた仕切壁4によって、試験室6と空調用通路7とに区分されている。すなわち、試験室6と空調用通路7とは、仕切壁4を境に隣接した関係である。また、試験室6と空調用通路7は、仕切壁4の上下に設けられた開口9、19によって、連通した関係でもある。
そして、空調用通路7内においては、空気の流れ方向上流側(図1の下部側)から、加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26、送風機27の順番で設置されている。そして、各機器は、空調用通路7内において、それぞれ一定の間隔を空けて、直列状に並べられた配置にされている。より具体的には、加湿器14は、空調用通路7の底部のほぼ中央に位置するように固定され、蒸発器15は、加湿器14を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域にほぼ全てが属するように固定され、加熱ヒータ26は、加湿器14を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域にほぼ全てが属し、且つ、蒸発器15を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域に概ね属するように固定され(その残部は蒸発器15の投影領域から逸脱)、送風機27は、外郭部材33が、加湿器14を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域にほぼ全てが属し、且つ、蒸発器15を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域にほぼ全てが属し、且つ、加熱ヒータ26を鉛直上方に投影した際に形成される投影領域に一部が属し、残部がその領域から逸脱するように固定されている。
また、加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26、送風機27の位置関係をより明確化するべく、設置姿勢における鉛直方向の投影領域の大きさに基づいて、本実施形態における各機器の相対的なサイズについて付言すると、加湿器14が最も大きく、蒸発器15、加熱ヒータ26、送風機27の外郭部材33の順番で小さくされている。換言すれば、空調用通路7の内壁と各機器との隙間Pは、蒸発器15の位置で最も小さく(隙間P1)、加熱ヒータ26の位置(隙間P2)、送風機27の外郭部材33の位置(隙間P3)の順番で大きい。そして、本実施形態では、蒸発器15と仕切壁4との間に隙間P1が形成され、加熱ヒータ26と筐体2との間に隙間P2が形成され、送風機27の外郭部材33と仕切壁4との間に隙間P3が形成されるように、各機器を配置している。したがって、空調用通路7においては、蒸発器15が加湿器14を覆っていない部分があり、加熱ヒータ26が蒸発器15を覆っていない部分があり、送風機27が加熱ヒータ26を覆っていない部分がある。このため、本実施形態では、蒸発器15を通過した空気が、隙間P2に流入し得ないように、ガイド板34が設けられている。すなわち、ガイド板34は、図1に示すように、蒸発器15の筐体2側端部から加熱ヒータ26の下側端部に渡って配されている。
なお、本実施形態においては、送風機27に空気を導く主な流路として、隙間P3が利用されている。すなわち、送風機27は、吸気口35を隙間P3に向けて開口させた姿勢で設置されている。
そして、送風機27の吸気口35を囲繞するように、空気導入ガイド8が設けられている。すなわち、導入流路形成部材12は、図1に示すように、送風機27の外郭部材33と仕切壁4との間に形成された隙間P3に配され、取付部22を介して、送風機27に固定されている。より具体的には、導入流路形成部材12は、流路形成部21における取付部22が位置する端部と対向する端部(以下、単に突端側端部ともいう)を、仕切壁4に対向するように配した姿勢で、送風機27に固定されている。このとき、流路形成部21の突端側端部と、仕切壁4との間には、一定の隙間が形成されている。すなわち、流路形成部21の囲繞空間32は、傾斜壁37、38と連結壁40に加えて、送風機27の外郭部材33とによっても囲繞されている。
また、流路形成部21は、図1、2、5に示すように、連結壁40を空調用通路7の底面とほぼ平行な姿勢にした状態で、加熱ヒータ26の鉛直上方の位置に配され、且つ、流路形成部21の流入開口25全体が加熱ヒータ26の直上に位置する配置にされている。具体的には、流路形成部21は、流入開口25の長手方向に延びる全長が、加熱ヒータ26の長手方向に延びる所定の範囲l(本実施形態では、長手方向中央を含んだ、全長Lの約1/2〜2/3倍程度)の鉛直方向投影領域と重なる配置にされている。
したがって、本実施形態では、空気導入ガイド8が、流入開口25から加熱ヒータ26上部の空気を、囲繞空間32内に導き、その空気を、流路形成部21と送風機27の外郭部材33に沿わせて、送風機27の吸気口35に案内できる配置である。
また、送風機27の上部には、閉塞壁16が配されている。すなわち、閉塞壁16は、部材厚方向に貫通した開口17を、空調用通路7の上下方向に連通するような姿勢にし、当該開口17が送風機27の吐出口36と連通する配置にされている。
また、閉塞壁16の上面側であって、開口17の近傍に、空気の流通抵抗となる抵抗板11が取り付けられている。抵抗板11は、閉塞壁16に対して、立直した姿勢にされ、開口17の縁端部に沿うように固定部46を配して固定されている。具体的には、抵抗板11は、送風機27から吐出される空気の吐出流量が多い位置であって、その一部の空気の吐出方向を遮る位置に取り付けられている。より具体的に言うと、本実施形態では、抵抗板11は、取り付け姿勢において、高さ方向突端部が空調用通路7の天井に当接し、開口17の縁端部に沿って延びた長さ(幅)が、仕切壁4から若干離反した位置から吐出口36の一部に掛かるまで延びている。すなわち、抵抗板11は、閉塞壁16から空調用通路7の天井面までの高さ方向に分散する空気を反射させ、仕切壁4から筐体2の壁面との空調用通路7の奥行き方向(図1の左右方向)に分散する空気の一部を反射させることができる配置である。
次に、本実施形態の環境試験装置1の基本動作について説明する。
本実施形態の環境試験装置1では、送風機27によって恒温恒湿槽5内の空気を循環して、試験室6内に所望の環境が作られる。すなわち、恒温恒湿槽5内の空気は、送風機27によって仕切壁4の下部側の開口9から空調用通路7側に吸入され、空調用通路7を鉛直上方に向けて通過して、仕切壁4の上部側の開口19から試験室6側に吐出される。
より詳細に説明すると、送風機27が起動されると、図6に示すように、空調用通路7内の空気が送風機27の吸気口35に吸い込まれて、吐出口36から吐出される。そして、送風機27から吐出された空気は、仕切壁4の上部側の開口19から試験室6側に送り出される。これにより、試験室6内の壁面に沿うように空気の流れが形成される。そして、仕切壁4の下部側の開口9に到達した空気が、再び空調用通路7内に導入される。空調用通路7には、前記したように、空気の流れ方向に沿って順番に加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26が配置されているため、空調用通路7に導入された空気は、加湿器14で必要に応じて加湿され、蒸発器15を通過してから、加熱ヒータ26側に流れる。
なお、環境試験装置1は、室内温度検知手段23と室内湿度検知手段24によって、試験室6内の現状の温度(現状気温)と現状の相対湿度(現状相対湿度)が監視され、所定の設定条件に基づいて、各機器(加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26、送風機27等)が制御される。
続いて、本実施形態の環境試験装置1における特徴的機能について説明する。
本実施形態の環境試験装置1は、前記基本動作の際に、送風機27から吐出される空気の温度や湿度の分布ムラを抑制することで、試験室6内の温湿度調整の容易化を図り、さらに、試験室6内の温度や湿度の分布ムラを抑制できる機能を有する。
本実施形態の環境試験装置1は、送風機27の上流側に空気導入ガイド8を設け、送風機27に流入する空気を制限している。すなわち、本実施形態では、空気導入ガイド8によって、空気がよどんだ滞留領域から送風機27への空気の流れを防ぎ、温度調整された所望の空気を送風機27に導いている。その結果、送風機27の吸気口35が擬似的に加熱ヒータ26側に近づくため、加熱ヒータ26近傍の空気を送風機27内に導くことができる。具体的には、図7に示すように、吸気口35から加熱ヒータ26までの距離Hが、空気導入ガイド8を設けることで、擬似的距離hまで縮まる。より具体的には、導入流路形成部材12の流入開口25を加熱ヒータ26に近づけると共に、その流入開口25が加熱ヒータ26に向かって開口するように下方に向けられている。これにより、送風機27の吸気口35に吸入される空気は、実質的に流入開口25を通過した空気となり、送風機27の吸気口35と加熱ヒータ26との距離が擬似的に縮まる。そして結果的に、空気導入ガイド8によって、送風機27における空気の吸引力を下方に集中させることができる。すなわち、送風機27を起動すれば、図7に示すように、加熱ヒータ26の下流近傍、つまり加熱ヒータ26のほぼ直上の空気を吸入するため、加熱ヒータ26を通過した空気や、隙間P2を通過して加熱ヒータ26の下流近傍に至った空気が、空気導入ガイド8内の囲繞空間32に吸い込まれるように流れる。特に、本実施形態では、加熱ヒータ26を通過した空気の割合を高めることができる。これにより、送風機27内に取り込まれる空気の温度や湿度の分布ムラを大幅に減少することができる。
そのようにして送風機27内に取り込まれた空気は、吐出口36から送風機27の外側に吐出される。すなわち、閉塞壁16の開口17から、主に回転フィン28の回転方向(巻き込み方向)に偏った流量で送風機27から吐き出される。具体的には、送風機27の吐出流量は、図2を基準とした、右方向(回転フィン28の回転方向)に多く、左方向(回転フィン28の反回転方向)に少ない。しかしながら、本実施形態では、抵抗板11が開口17近傍に設けられているため、図7、8に示すように、回転フィン28の回転方向に流れる空気は、一部が抵抗板11に衝突して回転フィン28の回転方向に反する方向に跳ね返されて流れ、残りの空気のみが抵抗板11と筐体2の間をすり抜けて回転方向に流れる。これにより、送風機27から吐き出された空気が、空調用通路7の幅方向(図8の左右方向)にほぼ均等に拡がり、試験室6内に送り出される。すなわち、試験室6内には、温度や湿度の分布ムラが殆どない空気を、ほぼ均一な流量分布で送ることができる。
以上により、本実施形態では、空気導入ガイド8を設け、加熱ヒータ26の下流近傍に至った空気を、送風機27の吸気口35から吸入するように制限し、吸気口35を通過する空気の温度や湿度の分布ムラを減少させることができるため、送風機27から吐出される空気の温度や湿度の分布ムラを所定範囲内に抑えることができる。すなわち、以下の表1に示すように、上記構成を備えた環境試験装置1の場合(実施例)、送風機27の吐出口36から吐出される空気の温度の分布ムラを摂氏1.0度以内(実際には摂氏0.3度)に抑えることができたが、空気導入ガイド8を備えない従来の環境試験装置の場合(比較例)、送風機の吐出口から吐出される空気の温度分布ムラが摂氏3.0度を超えた(実際には摂氏3.2度)。
Figure 2013231654
また、本実施形態では、抵抗板11を設け、送風機27から吐出される流量分布の偏りを概ね均一化することができるため、試験室6内における温度や湿度の分布ムラを抑えることができる。その結果、試験室6内の温度や湿度調整が容易となり、さらに安定的に試験環境を維持することが可能となる。これにより、本実施形態によれば、試験精度が向上し、試験結果の信頼性を高めることができる。
上記実施形態では、導入流路形成部材12が台形状を呈するものを採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、他の形状の導入流路形成部材を採用しても構わない。例えば、図9に示すように、一定の幅を有する部材を湾曲状に曲げて曲面を有する「山」型にした導入流路形成部材38であったり、図10に示すように、三角形状を呈した導入流路形成部材39であっても構わない。
また、導入流路形成部材の取付部の輪郭辺を、円弧状に限らず、導入流路形成部材の形状に合わせて、台形状や曲線状、三角形状にしても構わない。
また、上記実施形態では、流路形成部21の流入開口25の幅が、部材幅(仕切壁4から送風機27の外郭部材33までの長さ)程度しかない構成を示したが、本発明はこれに限定されず、流入開口の幅を上記実施形態よりも広げた構成であっても構わない。例えば、図11に示すように、加熱ヒータ26と同程度の幅まで拡張した流路開口50を有する流路形成部47が挙げられる。
さらに本発明では、図12に示すように、流入開口25と送風機27の吸気口35に連通する連通開口49を有するケース状の導入流路形成部材48を採用した構成であっても構わない。
上記実施形態では、抵抗板11を閉塞壁16に立設するように固定した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、抵抗板11を筐体2の天上面から垂下するように固定する構成であっても構わない。また、図13に示すように、傾斜した抵抗板51を用いて、一定の角度で傾斜するように閉塞壁16に固定しても構わない。また同様に、筐体2の天井面に対して抵抗板51を固定しても構わない。
また、その他の構成として、図14に示すように、筐体2の天井面に吊設部材53を取り付け、その吊設部材53に、抵抗板52が一定の傾斜を呈するように吊り下げた構成でも構わない。
上記実施形態では、方形状の抵抗板11を採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、図15に示すように、断面形状が湾曲状を呈する抵抗板55を採用した構成であっても構わない。
上記実施形態では、厚みが一様な平面状の抵抗板11を採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、図16に示すように、所定の数のスリット57が形成された抵抗体56を採用した構成であっても構わない。
上記実施形態では、恒温恒湿装置として採用した環境試験装置1の構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、加湿器14を有さない恒温装置に対しても同様に適用できる。また、その他の機能を有した環境試験装置、例えば冷熱衝撃試験装置等に対しても適用することができる。
上記実施形態では、空調用通路7を試験室6の側方に配置し、空気が高さ方向に流れる構成を示したが、本発明はこれに限定されず、空調用通路7を試験室6の上方あるいは下方に配置し、空気が水平方向に流れる構成であっても構わない。
上記実施形態では、空調用通路7において、空気の流れ方向上流側から加湿器14、蒸発器15、加熱ヒータ26の順番で配置した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、上流側から加熱ヒータ26、加湿器14、蒸発器15あるいは蒸発器15、加湿器14、加熱ヒータ26等のいずれの順番で配置した構成であっても構わない。
上記実施形態では、鉛直方向の投影領域の大きさが、加湿器14が最も大きく、蒸発器15、加熱ヒータ26の順番で小さくなる機器が採用された構成を示したが、本発明はこれに限定されず、各機器の大きさがいかなる大きさのものであっても構わない。すなわち、空調用通路7に配される各機器は、それらの位置関係や大きさに関係なく、上記実施形態と同様の効果を期待することができる。
ただし、各機器の大きさを変更した場合、鉛直方向の投影領域の大きさが最も小さい機器を、空調用通路7における空気導入ガイド8に最も近い位置(最下流側)に配する構成が好ましく、その場合、特に高い効果を得ることができる。
上記実施形態では、空調用通路7に蒸発器15及び加熱ヒータ26の2つの熱源を備えた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方の熱源だけを備えた構成であっても構わない。
上記実施形態では、空気導入ガイド8の導入流路形成部材12の突端側端部が仕切壁4に当接しない構成を示したが、本発明はこれに限定されず、導入流路形成部材12の突端側端部を仕切壁4に当接させた構成であっても構わない。これにより、送風機27の吸気口35よりも上方に形成され得る滞留領域と、調整された空気を送風機27の吸気口35に導く囲繞空間32とが、より遮断された構造となるため、送風機27に流入する空気の温度や湿度の分布ムラをさらに均一化することができる。
上記実施形態では、加熱ヒータ26と筐体2との間を通過する空気を阻止するべく、加熱ヒータ26と蒸発器15との間にガイド板34を設けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、ガイド板34を設けない構成であっても構わない。
1 環境試験装置
4 仕切壁
6 試験室(試験空間)
7 空調用通路(空気調整空間)
8 空気導入ガイド
11、51、52、55 抵抗板(抵抗体)
12 導入流路形成部材
14 加湿器
15 蒸発器(冷却器、第二の熱源)
16 閉塞壁
17 開口
21、47 流路形成部
25、50 流入開口
26 加熱ヒータ(熱源)
27 送風機
28 回転フィン
32 囲繞空間
33 外郭部材
35 吸気口
36 吐出口
56 抵抗体

Claims (9)

  1. 熱源と送風機を有した空気調整空間と、試料体が配される試験空間とを有し、空気調整空間と試験空間との間で空気を循環させて、試験空間内を所望の環境に形成する環境試験装置であって、
    空気調整空間内では、空気の流れ方向上流側から、熱源、送風機の順番で並べられ、送風機は、当該送風機に吸気される空気の通過方向が、熱源を通過する空気の通過方向と交差するように設置されており、
    熱源と送風機との間には、主に熱源によって温度が調整された空気を、送風機に導く空気導入ガイドが設けられていることを特徴とする環境試験装置。
  2. 前記空気導入ガイドは、空気の流れ方向を基準とした上流側に流入開口を有し、当該流入開口は、前記熱源に向けて開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の環境試験装置。
  3. 前記送風機は、吸気口を有し、当該吸気口から空気が吸気されるもので、
    前記空気導入ガイドは、前記吸気口の周囲のうち前記熱源がある方向以外の部分を囲繞する囲繞壁と、当該囲繞壁内に空気を導く流入開口を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置。
  4. 前記空気調整空間内において、前記熱源は空気の流通方向に直交する方向に占める面積が、前記空気調整空間が前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環境試験装置。
  5. 前記流入開口は、前記熱源を当該流入開口に向けて投影した投影面内に位置するように配されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の環境試験装置。
  6. 前記送風機は、空気を吐出する吐出口を有し、吐出口の近傍には、空気の流通抵抗となる抵抗体が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の環境試験装置。
  7. 前記送風機は、多翼型のファンであり、
    前記抵抗体は、ファンの回転方向側に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の環境試験装置。
  8. 前記空気調整空間内に第二の熱源を有し、
    前記空気調整空間内では、空気の流れ方向上流側から前記第二の熱源、前記熱源、送風機の順番で並べられ、
    前記熱源は、前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積が、前記第二の熱源が前記空気の流通方向に直交する方向に占める面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の環境試験装置。
  9. 前記熱源がヒータであり、前記第二の熱源が冷却器であることを特徴とする請求項8に記載の環境試験装置。
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