JP6520185B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置、特に、ケーシング内に遠心ファンが設けられた空気調和装置に関する。
従来より、特許文献1(特開平6−281194号公報)に示すように、ファン入口が吹出口に対向するように形成された送風ユニット(ファン室)に回転軸がファン入口の開口方向を向いた状態で後向き羽根の遠心ファンが設けられた空気調和装置がある。また、特許文献2(特開2010−31680号公報)に示すように、シロッコファンが設けられた空気調和装置において、シロッコファンの軸動力から風量を得るようにして回転数制御を行うものがある。
ここで、特許文献1のような遠心ファンが設けられた空気調和装置において、特許文献2のような回転数制御を採用することが考えられる。
しかし、遠心ファンでは、ファンモータの出力変化がシロッコファンに比べて小さいため、特許文献2のような回転数制御を行うことが困難である。このため、特許文献1のような遠心ファンが設けられた空気調和装置では、圧力センサで遠心ファンの一次側及び二次側圧力を検出して、検出された圧力を使用して回転数制御を行う必要がある。そして、そのためには、遠心ファンの一次側圧力を正確に検出できなければならない。
本発明の課題は、ケーシング内に遠心ファンが設けられた空気調和装置において、遠心ファンの一次側圧力を正確に検出できるようにすることにある。
第1及び第2の観点にかかる空気調和装置は、ケーシングと、仕切部材と、熱交換器と、遠心ファンとを有している。ケーシングには、吸込口と吹出口とが形成されている。仕切部材は、ケーシング内を吸込口側の熱交換器室と吹出口側のファン室とに仕切っており、熱交換器室とファン室とを連通するファン入口が形成されている。熱交換器は、熱交換器室に設けられている。遠心ファンは、複数の後向き羽根を有する羽根車を有しており、回転軸がファン入口の開口方向を向いた状態で羽根車がファン室に設けられてファン入口を通じて熱交換器室の空気をファン室に吸い込む。そして、仕切部材を回転軸に沿う方向から見た際に、仕切部材の熱交換器室側の面のうちケーシングの周縁部に寄った位置には、遠心ファンの一次側の圧力を検出する圧力センサの一次側圧力検知管が開口している。
ここでは、上記のように、ファン入口が形成された仕切部材の熱交換器室側の面のうちケーシングの周縁部に寄った位置に、遠心ファンの一次側の圧力を検出する圧力センサの一次側圧力検知管を開口させるようにしている。このため、ここでは、一次側圧力検知管が、仕切部材の熱交換器室側の面のうちファン入口近傍における動圧の影響を受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファンの一次側圧力を正確に検出することができる。
また、第1の観点にかかる空気調和装置は、羽根車が、回転軸がファン入口の開口方向に沿うケーシングの側部の1つである羽根車近傍側部に寄った位置に配置されている。そして、一次側圧力検知管は、羽根車近傍側部に対向するケーシングの側部に寄った位置に開口している。
ここでは、上記のように、羽根車の回転軸を羽根車近傍側部に寄せて配置し、そして、一次側圧力検知管を羽根車近傍側部に対向する側部に寄った位置に開口させるようにしている。このため、ここでは、一次側圧力検知管が、仕切部材の熱交換器室側の面のうちファン入口近傍における動圧の影響をさらに受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファンの一次側圧力をさらに正確に検出することができる。
また、第2の観点にかかる空気調和装置は、圧力センサが、仕切部材よりもファン室側で、かつ、羽根車の風下側に配置されている。そして、一次側圧力検知管は、回転軸に沿う方向から見た際に、ケーシングの周縁部を構成する側部に沿って圧力センサから仕切部材まで延びている。
ここでは、上記のように、一次側圧力検知管をファン室側に配置された圧力センサから仕切部材まで延ばすにあたり、一次側圧力検知管をケーシングの周縁部を構成する側部に沿って延ばすようにしている。このため、一次側圧力検知管が遠心ファンによって吹き出される空気の流れを妨げにくい位置に一次側圧力検知管を配置することができる。
これにより、ここでは、遠心ファンの送風性能の低下を極力抑えつつ、一次側圧力検知管をファン室側に配置された圧力センサから仕切部材まで延ばすことができる。
第3の観点にかかる空気調和装置は、第2の観点にかかる空気調和装置において、一次側圧力検知管が、ファン室のうち羽根車の外周側の部分を通って、圧力センサから仕切部材まで延びている。
第4の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる空気調和装置において、一次側圧力検知管が、回転軸に沿う方向から見た際に、ケーシングの周縁部のうち角部に寄った位置に開口している。
ここでは、上記のように、一次側圧力検知管をケーシングの周縁部のうち角部に寄った位置に開口させている。このため、ここでは、一次側圧力検知管が、ベルマウスの入口側の面(仕切部材の熱交換器室側の面)のうちファン開口(ファン入口)近傍における動圧の影響をさらに受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファンの一次側圧力をさらに正確に検出することができる。
第5の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第4の観点のいずれかにかかる空気調和装置のいずれかにおいて、ファン室には、遠心ファンの二次側の圧力を検出する圧力センサの二次側圧力検知管が開口しており、二次側圧力と一次側圧力との差圧に基づいて遠心ファンの回転数制御が行われる。
ここでは、上記のように、二次側圧力と一次側圧力との差圧に基づいて遠心ファンの回転数制御を行うようにしている。このため、ここでは、ファン入口近傍における動圧の影響を受けにくい位置に開口した一次側圧力検知管によって検出される一次側圧力を用いて、遠心ファンの回転数制御を行うことができる。
これにより、ここでは、遠心ファンの回転数制御を正確に行うことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1〜第3の観点にかかる空気調和装置では、遠心ファンの一次側圧力を正確に検出することができる。また、第1の観点にかかる空気調和装置では、遠心ファンの一次側圧力をさらに正確に検出することができる。また、第2及び第3の観点にかかる空気調和装置では、遠心ファンの送風性能の低下を極力抑えつつ、一次側圧力検知管をファン室側に配置された圧力センサから仕切部材まで延ばすことができる。
第4の観点にかかる空気調和装置では、遠心ファンの一次側圧力をさらに正確に検出することができる。
第5の観点にかかる空気調和装置では、遠心ファンの回転数制御を正確に行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図(縦置形態)である。 空気調和装置の第1側部を取り外した状態を示す前側面図(縦置形態)である。 空気調和装置の第2側部を取り外した状態を示す後側面図(縦置形態)である。 空気調和装置の第3側部を取り外した右側面図(縦置形態)である。 空気調和装置の第4側部を取り外した左側面図(縦置形態)である。 遠心ファンの羽根車の外観斜視図である。 空気調和装置の外観斜視図(横置形態)である。 空気調和装置の第1側部を取り外した状態を示す右側面図(横置形態)である。 遠心ファンの風量−静圧特性を示すグラフである。 図2のI−I断面図である。 図3のファン室付近を拡大した図である。 図5のファン室付近を拡大した図である。 変形例にかかる空気調和装置の縦断面図である。 変形例にかかる空気調和装置の下側面図である。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の基本構成
まず、空気調和装置1の基本構成について、図1〜図8を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の外観斜視図(縦置形態)である。図2は、空気調和装置1の第1側部23を取り外した状態を示す前側面図(縦置形態)である。図3は、空気調和装置1の第2側部24を取り外した状態を示す後側面図(縦置形態)である。図4は、空気調和装置1の第3側部25を取り外した右側面図(縦置形態)である。図5は、空気調和装置1の第4側部26を取り外した左側面図(縦置形態)である。図6は、遠心ファンの羽根車の外観斜視図である。図7は、空気調和装置1の外観斜視図(横置形態)である。図8は、空気調和装置1の第1側部23を取り外した状態を示す右側面図(横置形態)である。
空気調和装置1は、建物内に設置されて室内の冷房や暖房を行う装置である。空気調和装置1は、ケーシング2と、仕切部材3と、熱交換器4と、遠心ファン5とを有している。ケーシング2には、吸込口11と吹出口12とが形成されている。仕切部材3は、ケーシング2内を吸込口11側の熱交換器室S1と吹出口12側のファン室S2とに仕切っており、熱交換器室S1とファン室S2とを連通するファン入口13が形成されている。熱交換器4は、熱交換器室S1に設けられている。遠心ファン5は、複数の後向き羽根53を有する羽根車51を有しており、回転軸52(その軸線を回転軸線Aとする)がファン入口13の開口方向Bを向いた状態で羽根車51がファン室S2に設けられてファン入口13を通じて熱交換器室S1の空気をファン室S2に吸い込む。
また、ここでは、ファン入口13が吹出口12に対向しており、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)がファン入口31の開口方向B及び吹出口12の開口方向Cを向いた状態になっている。また、ここでは、吸込口11がファン入口13に対向しており、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)がファン入口31の開口方向B、吹出口12の開口方向C及び吸込口11の開口方向Dを向いた状態になっている。
また、ここでは、空気調和装置1が、縦置形態及び横置形態という2つの形態を取り得るようになっている。縦置形態は、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が鉛直方向Zを向いた状態でケーシング2が配置される形態である(図1〜図5参照)。横置形態は、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が水平方向Xを向いた状態でケーシング2が配置される形態である(図7及び図8参照)。
ケーシング2は、上記のように、吸込口11と吹出口12とが形成されている。ケーシング2は、主として、上流側部21と、下流側部22と、第1側部23と、第2側部24と、第3側部25と、第4側部26とを有している。これらの側部21〜26によって長尺の直方体形状のケーシング2が形成されている。上流側部21は、縦置形態の場合にケーシング2の底側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の後側面を形成する部材である。下流側部22は、縦置形態の場合にケーシング2の天側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の前側面を形成する部材である。上流側部21及び下流側部22は、ケーシング2の長手方向(回転軸線A及び開口方向B、C、Dに沿う方向)に互いに離間して配置されている。上流側部21には、吸込口11が形成されている。吸込口11は、上流側部21の中央に形成された四角孔形状の開口である。下流側部22には、吹出口12が形成されている。吹出口12は、下流側部22の中央からずらして形成された四角孔形状の開口である。ここでは、吹出口12は、下流側部22の第2側部24側に寄った位置に配置されている。第1側部23は、縦置形態の場合にケーシング2の前側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の右側面を形成する部材である。第2側部24は、縦置形態の場合にケーシング2の後側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の左側面を形成する部材である。第1側部23及び第2側部24は、ケーシング2の長手方向に直交する方向(縦置形態の場合は回転軸線A及び開口方向B、C、Dに直交する水平方向X、横置形態の場合は回転軸線A及び開口方向B、C、Dに直交する左右方向Y)に互いに離間して配置されている。第3側部25は、縦置形態の場合にケーシング2の右側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の天側面を形成する部材である。第4側部26は、縦置形態の場合にケーシング2の左側面を形成し、横置形態の場合にケーシング2の底側面を形成する部材である。第3側部25及び第4側部26は、ケーシング2の長手方向に直交する方向(縦置形態の場合は回転軸線A及び開口方向B、Cに直交する左右方向Y、横置形態の場合は回転軸線A及び開口方向B、C、Dに直交する鉛直方向Z)に互いに離間して配置されている。
また、ここでは、上流側部21に吸込口11の外周縁を囲むように複数の突条21aが形成されており、下流側部22に吹出口12の外周縁を囲むように形成された複数の突条22aが形成されている。そして、突条21aを介して吸込ダクト18が接続され、突条22aを介して吹出ダクト19が接続されており、これにより、ここでは、空気調和装置1は、ダクト18、19を通じて空調室との間で空気のやりとりを行うダクト接続型の空気調和装置となっている。尚、ここでは、吸込口11及び吹出口12が四角孔形状であり、ダクト18、19も四角管形状であるが、これに限定されるものではなく、種々の形状を採用してもよい。また、空気調和装置1の型式も、ダクト接続型に限定されるものではなく、吸込口11や吹出口12から直接に空調室との間で空気のやりとりを行う型式等であってもよい。
仕切部材3は、上記のように、ケーシング2内を吸込口11側の熱交換器室S1と吹出口12側のファン室S2とに仕切っており、熱交換器室S1とファン室S2とを連通するファン入口13が形成されている。仕切部材3は、主として、ケーシング2の長手方向に直交する方向(回転軸線A及び開口方向B、C、Dに直交する方向)に平行な四角板形状の仕切本体部31を有している。ファン入口13は、仕切本体部31に形成されており、ここでは、円孔形状である。仕切本体部31の周縁辺からは、ケーシング2の側部23〜26の内面に沿ってファン室S2側に向かって延びる四角枠形状の仕切周縁部32が形成されている。
熱交換器4は、上記のように、熱交換器室S1に設けられている。熱交換器4は、冷房時に熱交換器室S1を流れる空気を冷媒によって冷却する熱交換器である。また、暖房時には、熱交換器室S1を流れる空気を冷媒によって加熱することもできる。ここでは、熱交換器4として、多数のフィン及び伝熱管からなるフィンチューブ型熱交換器が採用されている。そして、熱交換器4には、建物外に設置された室外ユニットなどから冷媒が供給されるようになっている。熱交換器4は、ケーシング2の第3側部25寄りの部分41と、ケーシング2の第4側部26寄りの部分42とを有している。そして、熱交換器4の第3側部25寄りの部分41は、ファン入口13に近い側から吸込口11に近い側に向かうにつれて、第3側部25に近づくように傾斜して配置されている。熱交換器4の第4側部26寄りの部分42は、ファン入口13に近い側から吸込口11に近い側に向かうにつれて、第4側部26に近づくように傾斜して配置されている。これにより、熱交換器4は、ファン入口13に近い側から吸込口11に近い側に向かうにつれて、ケーシング2の第3側部25側及び第4側部26に近づくV字形状をなしている。尚、熱交換器4の形状は、V字形状に限定されるものではなく、種々の形状を採用してもよい。
また、熱交換器室S1には、熱交換器4において発生する結露水を受けるドレンパン43、44が設けられている。第1ドレンパン43は、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が水平方向Xを向いた状態でケーシング2が配置される場合(横置形態)に使用されるドレンパンである。第2ドレンパン44は、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が鉛直方向Zを向いた状態でケーシング2が配置される場合(縦置形態)に使用されるドレンパンである。第1ドレンパン43は、ファン入口13の開口方向Bに沿うケーシング2の側部23〜26の1つである第4側部26に寄った位置に配置されている。これにより、第1ドレンパン43は、横置形態の場合に、ケーシング2の底側面を形成する第4側部26の上側において、熱交換器4の下方を受けるように配置されていることになる。第2ドレンパン44は、ファン入口13の開口方向Bに直交する方向に沿うケーシング2の側部21、22の1つである上流側部21に寄った位置に配置されている。これにより、第2ドレンパン44は、縦置形態の場合に、ケーシング2の底側面を形成する上流側部21の上側において、熱交換器4の下方を受けるように配置されていることになる。そして、ここでは、縦置形態及び横置形態の両方に対応できるが、縦置形態においても、横置形態に使用される第1ドレンパン43が熱交換器室S1に存在し、横置形態においても、縦置形態に使用される第2ドレンパン44が熱交換器室S1に存在することになる。
遠心ファン5は、上記のように、複数の後向き羽根53を有する羽根車51を有しており、回転軸52(回転軸線A)がファン入口13の開口方向Bを向いた状態で羽根車51がファン室S2に設けられてファン入口13を通じて熱交換器室S1の空気をファン室S2に吸い込む。また、ファン室S2には、羽根車51を回転駆動するファンモータ59が設けられている。ここで、ファン室S2には、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)に沿って、ファン入口13に最も近い側に、羽根車51が配置されており、羽根車51の風下側にファンモータ59が配置されている。また、ファン入口13には、ベルマウス33が設けられている。ここで、ファン室S2の羽根車51の風下側の空間をファン風下空間S21とする。これにより、ファンモータ59は、ファン風下空間S21に配置されていることになる。
羽根車51は、ハブ54と、シュラウド55と、ハブ54とシュラウド55との間に配置された複数の後向き羽根53と、を有している。ハブ54は、複数の後向き羽根53の吹出口22側の端部を結ぶとともに回転軸52(回転軸線A)を中心として回転する。ハブ54は、その中央にシュラウド55側に突出するハブ突出部54aを有する円板形状の部材である。ハブ突出部54aは、ファンモータ59に連結されている。シュラウド55は、ハブ54のファン入口13側に対向しており、複数の後向き羽根53のファン入口13側の端部を結ぶとともに回転軸52(回転軸線A)を中心として回転する。シュラウド55には、回転軸52(回転軸線A)を中心として円孔形状のファン開口55aが形成された円環形状の部材である。シュラウド55は、その外径がハブ54に近い側に向かうにつれて大きくなる湾曲形状をなしている。複数の後向き羽根53は、ハブ54とシュラウド55との間に回転軸52(回転軸線A)の周方向に沿って所定の間隔を空けて配置されている。各後向き羽根53は、ハブ54の径方向に対して羽根車51の回転方向R(ここでは、吹出口22側から見た際の時計回り方向)の反対向きに傾斜している羽根である。
ベルマウス33は、羽根車51のファン開口55aに対向するように、仕切部材3のファン入口13に設けられており、熱交換器室S1からの空気を羽根車51のファン開口55aに案内する。ベルマウス33は、回転軸52(回転軸線A)を中心とする円環形状の部材である。ベルマウス33は、その外径がシュラウド55に近い側に向かうにつれて大きくなる湾曲形状をなしている。
ファンモータ59は、ファン風下空間S21において、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)と同軸上になるように配置されている。ファンモータ59は、回転軸52(回転軸線A)を中心とする円柱形状をなしている。ここでは、ファンモータ59は、モータ支持台34を介して仕切部材3に固定されている。具体的には、モータ支持台34は、仕切部材3の仕切周縁部32のケーシング2の第3側部25寄りの部分及び第4側部26寄りの部分からファンモータ59の外周面付近に向かって延びる門形状の支持フレーム35、36を有している。そして、ファンモータ59は、その外周面から第3側部25側及び第4側部26側に向かって延びる端板部59aが、ブラケット37を介して支持フレーム35、36に固定されている。これにより、羽根車51及びファンモータ59を含む遠心ファン5は、モータ支持台34を介して仕切部材3に固定されていることになる。このため、メンテナンス時などにおいては、ケーシング2から仕切部材3を取り外すことによって、遠心ファン5全体を取り外すことができるようになっている。
また、ファン室S2のファン風下空間S21は、吹出口12に対向する部分である吹出口対向空間S22を有している。ここでは、吹出口12が下流側部22の第2側部24側に寄った位置に配置されているため、ケーシング2を吹出口12側から見た際に、吹出口12の開口の周縁辺に沿う部分、すなわち、第2側部24、第3側部25の第2側部24寄りの部分、及び、第4側部26の第2側部24寄りの部分によって囲まれる空間が吹出口対向空間S22になっている。そして、ファン風下空間S21のうち吹出口対向空間S22を除く部分は、羽根車51の風下側の位置においてファン入口13に対向している吹出口非対向面部27を設けることによって、この吹出口非対向面部27に対向しているが吹出口12に対向しない吹出口非対向空間S23が形成されている。また、ここでは、吹出口非対向面部27の吹出口12側の端部からファン入口13の開口方向B及び吹出口12の開口方向Cに沿って吹出口12側に延びる吹出口周縁面部28が設けられている。これにより、ここでは、吹出口非対向面部27、吹出口周縁面部28、下流側部22の吹出口12が形成されていない第1側部23寄りの部分、第1側部23、第3側部25、及び、第4側部26によって、空気調和装置1を構成する機器の制御に使用される電装品14が配置される電装品室S3が形成されている。また、吹出口対向空間S22の吹出口12寄りの部分、すなわち、吹出口周縁面部28、第2側部24、第3側部25の第2側部24寄りの部分、及び、第4側部26の第2側部24寄りの部分によって囲まれる空間が、吹出口12と同じ開口サイズを有する吹出通路部S24になっている。
また、ここでは、ファン室S2のファン風下空間S21に、遠心ファン5の羽根車51によってファン風下空間S21に吹き出された空気を加熱する電気ヒータ6が設けられている。電気ヒータ6は、暖房時にファン室S2を流れる空気を加熱する加熱手段である。ここでは、電気ヒータ6(加熱手段)として、電熱線をコイル状に形成したヒータエレメントの集合体が採用されている。電気ヒータ6(加熱手段)は、ファン風下空間S21のうち吹出口12に対向する部分である吹出口対向空間S22に配置されている。より具体的には、電気ヒータ6(加熱手段)は、吹出口対向空間S22のうち吹出口12寄りの吹出通路部S24に配置されている。尚、電気ヒータ6(加熱手段)は、電熱線をコイル状に形成したヒータエレメントの集合体に限定されるものではなく、種々の型式のヒータを採用してもよい。
(2)空気調和装置の基本動作
次に、空気調和装置1の基本動作について、図1〜図8を用いて説明する。
上記の構成を有する空気調和装置1では、ファンモータ59の駆動によって遠心ファン5の羽根車51が回転する。これにより、吸込口11、熱交換器室S1、ファン入口13、ファン室S2、吹出口12の順にケーシング2内を通過する空気の流れが発生する。
そして、冷房時においては、吸込口11を通じてケーシング2内に送られた空気は、熱交換器室S1に流入して、熱交換器4を流れる冷媒によって冷却される。そして、熱交換器4によって冷却された空気は、ファン入口13を通じてファン室S2に流入して、遠心ファン5の羽根車51に吸い込まれる。羽根車51に吸い込まれた空気は、羽根車51の風下側のファン風下空間S21に吹き出される。このファン風下空間S21に吹き出された空気は、吹出口12を通じてケーシング2外に送られる。
また、暖房時においては、吸込口11を通じてケーシング2内に送られた空気は、熱交換器室S1に流入して、熱交換器4を流れる冷媒によって加熱される。この熱交換器4によって加熱された空気は、ファン入口13を通じてファン室S2に流入して、遠心ファン5の羽根車51に吸い込まれる。羽根車51に吸い込まれた空気は、羽根車51の風下側のファン風下空間S21に吹き出される。このファン風下空間S21に吹き出された空気は、電気ヒータ6(加熱手段)によってさらに加熱された後に、吹出口12を通じてケーシング2外に送られる。
(3)遠心ファンの回転数制御を行うための構成
上記の構成を有する空気調和装置1では、運転条件等に応じて遠心ファン5の回転数制御を行うことが好ましい。但し、ここでは、遠心ファン5遠心ファン5のファンモータ59の出力変化が小さいこと等を考慮して、圧力センサで遠心ファン5の一次側の圧力P1を検出して、この一次側の圧力P1を使用して遠心ファン5の回転数制御を行うことが好ましい。
例えば、図9に示すような遠心ファン5の風量−静圧特性を用いて、遠心ファン5の一次側の圧力P1と二次側の圧力P2との差圧ΔP(静圧)を得て、この差圧ΔPに基づいて遠心ファン5の風量Qが目標風量Qsで一定になるように遠心ファン5(ここでは、ファンモータ59)の回転数nsを制御する。具体的には、回転数nsが回転数ns2で、かつ、圧力センサで検出された差圧ΔPがΔP1になっている場合には、図9の風量−静圧特性によって風量Qが目標風量Qsよりも小さい風量Q1の状態になっていることがわかる。そして、この状態から回転数nsをns2からns3に上げる制御を行う。すると、風量Q及び差圧ΔPが増加して、差圧ΔPがΔP3で、かつ、風量Qが目標風量Qsに近づく。また、回転数nsが回転数ns4で、かつ、圧力センサで検出された差圧ΔPがΔP2になっている場合には、図9の風量−静圧特性によって風量Qが目標風量Qsよりも大きい風量Q2の状態になっていることがわかる。そして、この状態から回転数nsをns4からns3に下げる制御を行う。すると、風量Q及び差圧ΔPが減少して、差圧ΔPがΔP3で、かつ、風量Qが目標風量Qsになる。このようにして、遠心ファン5の回転数制御を行うことができる。尚、遠心ファン5の回転数制御は、電装品14に含まれるマイクロコンピュータやメモリ等によって構成される制御部(図示せず)によって行われる。
しかし、このような遠心ファン5の回転数制御を精度よく行うためには、遠心ファン5の一次側圧力P1を正確に検出できなければならない。
そこで、ここでは、遠心ファン5の一次側の圧力P1を検出する圧力センサ81の一次側圧力検知管81aの配置上の工夫を施している。具体的には、ベルマウス33(仕切部材3)を回転軸52(回転軸線A)に沿う方向から見た際に、ベルマウス33の入口側の面(仕切部材3の熱交換器室S1側の面31a)のうちケーシング2の周縁部に寄った位置には、遠心ファン5の一次側の圧力P1を検出する圧力センサ81の一次側圧力検知管81aが開口している(図10〜図12参照)。すなわち、圧力センサ81の一次側圧力検知管81aが、仕切部材3を構成する仕切本体部31の熱交換器室S1側の面31aのうちファン入口13よりも外周側の部分において、熱交換器室S1側に向かって開口している。ここでは、一次側圧力検知管81aは、仕切本体部31の面31aのファン入口13よりも外周側の部分のうち第1側部23及び第4側部26寄りの部分において、熱交換器室S1側に向かって開口している。また、ファン室S2には、遠心ファン5の二次側の圧力P2を検出する圧力センサ82の二次側圧力検知管82aが開口している(図11参照)。ここで、図10は、図2のI−I断面図であり、図11は、図3のファン室S2付近を拡大した図であり、図12は、図5のファン室S2付近を拡大した図である。
尚、ここでは、2つの圧力センサ81、82を設けて、各圧力検知管81a、82aによって一次側の圧力P1及び二次側の圧力P2を検知するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、2つの圧力センサに代えて1つの差圧センサを設けて、2本の圧力検知管の一方を一次側の圧力P1を検知するために、また、他方を二次側の圧力P2を検知するために使用してもよい。
このように、ここでは、ファン入口13が形成された仕切部材3の熱交換器室S1側の面31aのうちケーシング2の周縁部に寄った位置に、遠心ファン5の一次側の圧力P1を検出する圧力センサ81の一次側圧力検知管81aを開口させるようにしている。このため、ここでは、一次側圧力検知管81aが、ベルマウス33の入口側の面(仕切部材3の熱交換器室S1側の面31a)のうちファン開口55a(ファン入口13)近傍における動圧の影響を受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファン5の一次側圧力P1を正確に検出することができ、そして、このような一次側圧力検知管81aによって検出される一次側圧力P1を用いて、遠心ファン5の回転数制御を正確に行うことができる。
また、ここでは、一次側圧力検知管81aが、回転軸52(回転軸線A)に沿う方向から見た際に、ケーシング2の周縁部のうち角部に寄った位置に開口している(図10参照)。すなわち、一次側圧力検知管81aが、仕切本体部31の面31aのうちファン入口13よりも外周側の部分であって、ケーシング2を構成する側部23〜26同士が繋がる部分の近傍に開口している。ここでは、一次側圧力検知管81aは、第1側部23と第4側部26とによって形成される角部(第1側部23と第4側部26とが繋がる部分の近傍)に開口している。
このように、ここでは、一次側圧力検知管81aをケーシング2の周縁部のうち角部に寄った位置に開口させている。このため、ここでは、一次側圧力検知管81aが、ベルマウス33の入口側の面(仕切部材4の熱交換器室S1側の面31a)のうちファン開口55a(ファン入口13)近傍における動圧の影響をさらに受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファン5の一次側圧力P1をさらに正確に検出することができる。
また、ここでは、圧力センサ81が、仕切部材3よりもファン室S2側に配置されている。そして、一次側圧力検知管81aは、回転軸52(回転軸線A)に沿う方向から見た際に、ケーシング2の周縁部を構成する側部23〜26に沿って圧力センサ81から仕切部材3まで延びている(図11及び図12参照)。ここでは、圧力センサ81が吹出口非対向面部27に設けられており、そこからファン室S2の羽根車51の外周側の部分を通って仕切部材3まで延びている。また、圧力センサ82も、仕切部材3よりもファン室S2側に配置されている。そして、二次側圧力検知管82aは、ファン室S2の羽根車51の風下側の空間S21に開口している。
このように、ここでは、一次側圧力検知管81aをファン室S2側に配置された圧力センサ81から仕切部材3まで延ばすにあたり、一次側圧力検知管81aをケーシング2の周縁部を構成する側部23〜26に沿って延ばすようにしている。このため、一次側圧力検知管81aが遠心ファン5によって吹き出される空気の流れを妨げにくい位置に一次側圧力検知管81aを配置することができる。
これにより、ここでは、遠心ファン5の送風性能の低下を極力抑えつつ、一次側圧力検知管81aをファン室S2側に配置された圧力センサ81から仕切部材3まで延ばすことができる。
また、ここでは、羽根車51が、回転軸52(回転軸線A)がファン入口13の開口方向Bに沿うケーシング2の側部23〜26の1つである第3側部25(羽根車近傍側部)に寄った位置に配置されている(図2、図3、図8、図10及び図11参照)。すなわち、ここでは、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が、第3側部25と第4側部26との間の中央線Eに対して、第3側部25(羽根車近傍側部)寄りにずらして配置されている。また、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が第3側部25(羽根車近傍側部)に寄った位置に配置されることから、ファン入口13及びベルマウス33についても、仕切部材3の第3側部25(羽根車近傍側部)に寄った位置に配置されることになる。そして、一次側圧力検知管81aは、第3側部25(羽根車近傍側部)に対向するケーシング2の側部(ここでは、第4側部26)に寄った位置に開口している。すなわち、一次側圧力検知管81aは、仕切部材3の面31aのケーシング2の周縁部に寄った位置のうちファン入口13から離れた部分に配置されている。また、ここでは、第1ドレンパン43についても、仕切部材3の第4側部26に寄った位置に配置されているため、一次側圧力検知管81aは、仕切部材3の面31aのケーシング2の周縁部に寄った位置のうち第1ドレンパンに寄った位置に配置されていることになる。
尚、ここでは、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が第3側部25に寄った位置に配置され、一次側圧力検知管81aが第3側部25に対向する第4側部26に寄った位置に配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)が第4側部26に寄った位置に配置され、一次側圧力検知管81aが第3側部25に対向する第3側部25に寄った位置に配置される等のように、別の側部に寄った配置であってもよい。
このように、ここでは、羽根車51の回転軸52(回転軸線A)を羽根車近傍側部に寄せて配置し、そして、一次側圧力検知管81aを羽根車近傍側部に対向する側部に寄った位置に開口させるようにしている。このため、ここでは、一次側圧力検知管81aが、仕切部材3の熱交換器室S1側の面31aのうちファン入口13近傍における動圧の影響をさらに受けにくい位置に開口していることになる。
これにより、ここでは、遠心ファン5の一次側圧力P1をさらに正確に検出することができる。
(4)変形例
上記の実施形態では、仕切部材によって熱交換器室とファン室とに仕切られたケーシング内に遠心ファンが設けられた空気調和装置に対して、本発明にかかる一次側圧力検知管の配置上の工夫を適用しているが、この一次側圧力検知管の配置上の工夫は、他の空気調和装置に対しても適用可能である。
例えば、図13及び図14に示すようなケーシング2内に遠心ファン5が設けられた天井埋込型の空気調和装置1にも、本発明にかかる一次側圧力検知管81aの配置上の工夫を適用することが可能である。
具体的には、天井埋込型の空気調和装置1は、ケーシング2と、熱交換器4と、遠心ファン5と、を有している。ケーシング2は、下面が開口した直方体形状であり、その下面開口が天井パネル61等によって覆われている。天井パネル61の中央部には、空気吸入口61aが形成されており、天井パネル61の外周部には、空気吸入口61aを囲むように空気吹出口61bが形成されている。そして、ケーシング2内には、熱交換器4及び遠心ファン5が配置されている。遠心ファン5は、その回転軸52(回転軸線A)が鉛直方向を向く状態でケーシング2内に配置されている。ここで、遠心ファン5は、上記の実施形態と同様に、主として、ファンモータ59と、羽根車51と、ベルマウス33とを有している。ファンモータ59は、ケーシング2の天板2aに支持されている。羽根車51は、回転軸52が連結されるハブ54と、ハブ54と対向しかつ中心部にファン開口55aが形成されたシュラウド55と、ハブ54とシュラウド55との外周部間に配置された複数の後向き羽根53と、から構成されている。ベルマウス33は、羽根車51のファン開口55aとの天井パネル61の空気吸入口61aとの鉛直方向間に配置されており、その出口端がファン開口55a内に挿入されている。熱交換器4は、遠心ファン5の外周部を取り囲むように配置されている。
そして、この天井埋込型の空気調和装置1においても、上記の実施形態と同様に、圧力センサの一次側圧力検知管81aを、ベルマウス33を回転軸52(回転軸線A)に沿う方向から見た際に、ベルマウス33の入口側の面(ここでは、下面)のうちケーシング2の周縁部(ここでは、空気吹出口61b)に寄った位置に開口させるようにしている。このため、ここでは、一次側圧力検知管81aが、ベルマウス33の入口側の面のうちファン開口55a近傍における動圧の影響を受けにくい位置に開口していることになる。これにより、ここでは、遠心ファン5の一次側圧力P1を正確に検出することができ、そして、このような一次側圧力検知管81aによって検出される一次側圧力P1を用いて、上記の実施形態と同様に、遠心ファン5の回転数制御を正確に行うことができる。
また、ここでは、上記の実施形態と同様に、一次側圧力検知管81aが、回転軸52(回転軸線A)に沿う方向(ここでは、下面側)から見た際に、ケーシング2の周縁部のうち角部に寄った位置に開口している(図14参照)。このため、ここでは、一次側圧力検知管81aが、ベルマウス33の入口側の面のうちファン開口55a近傍における動圧の影響をさらに受けにくい位置に開口していることになる。これにより、ここでは、遠心ファン5の一次側圧力P1をさらに正確に検出することができる。
また、ここでは図示しないが、天井吊下型の空気調和装置においても、図13及び図14と同様の位置に圧力センサの一次側圧力検知管81aを配置することが可能である。
本発明は、ケーシング内に遠心ファンが設けられた空気調和装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
2 ケーシング
3 仕切部材
4 熱交換器
5 遠心ファン
11 吸込口
12 吹出口
13 ファン入口
25 第3側部(羽根車近傍側部)
33 ベルマウス
51 羽根車
52 回転軸
53 後向き羽根
54 ハブ
55 シュラウド
59 ファンモータ59
81a 一次側圧力検知管
82a 二次側圧力検知管
S1 熱交換器室
S2 ファン室
特開平6−281194号公報 特開2010−31680号公報

Claims (5)

  1. 吸込口(11)と吹出口(12)とが形成されているケーシング(2)と、
    前記ケーシング内を前記吸込口側の熱交換器室(S1)と前記吹出口側のファン室(S2)とに仕切っており、前記熱交換器室と前記ファン室とを連通するファン入口(13)が形成されている仕切部材(3)と、
    前記熱交換器室に設けられている熱交換器(4)と、
    複数の後向き羽根(53)を有する羽根車(51)を有しており、回転軸が前記ファン入口の開口方向を向いた状態で前記羽根車が前記ファン室に設けられて前記ファン入口を通じて前記熱交換器室の空気を前記ファン室に吸い込む遠心ファン(5)と、
    を備えており、
    前記仕切部材を前記回転軸に沿う方向から見た際に、前記仕切部材の前記熱交換器室側の面のうち前記ケーシングの周縁部に寄った位置には、前記遠心ファンの一次側の圧力を検出する圧力センサの一次側圧力検知管(81a)が開口しており、
    前記羽根車(51)は、前記回転軸(52)が前記ファン入口(13)の開口方向に沿う前記ケーシング(2)の側部の1つである羽根車近傍側部(25)に寄った位置に配置されており、
    前記一次側圧力検知管(81a)は、前記羽根車近傍側部に対向する前記ケーシングの側部に寄った位置に開口している、
    空気調和装置(1)。
  2. 吸込口(11)と吹出口(12)とが形成されているケーシング(2)と、
    前記ケーシング内を前記吸込口側の熱交換器室(S1)と前記吹出口側のファン室(S2)とに仕切っており、前記熱交換器室と前記ファン室とを連通するファン入口(13)が形成されている仕切部材(3)と、
    前記熱交換器室に設けられている熱交換器(4)と、
    複数の後向き羽根(53)を有する羽根車(51)を有しており、回転軸が前記ファン入口の開口方向を向いた状態で前記羽根車が前記ファン室に設けられて前記ファン入口を通じて前記熱交換器室の空気を前記ファン室に吸い込む遠心ファン(5)と、
    を備えており、
    前記仕切部材を前記回転軸に沿う方向から見た際に、前記仕切部材の前記熱交換器室側の面のうち前記ケーシングの周縁部に寄った位置には、前記遠心ファンの一次側の圧力を検出する圧力センサの一次側圧力検知管(81a)が開口しており、
    前記圧力センサは、前記仕切部材(3)よりも前記ファン室(S2)側で、かつ、前記羽根車(51)の風下側に配置されており、
    前記一次側圧力検知管(81a)は、前記回転軸に沿う方向から見た際に、前記ケーシング(2)の周縁部を構成する側部に沿って前記圧力センサから前記仕切部材まで延びている、
    空気調和装置(1)。
  3. 前記一次側圧力検知管(81a)は、前記ファン室(S2)のうち前記羽根車(51)の外周側の部分を通って、前記圧力センサから前記仕切部材まで延びている、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記一次側圧力検知管(81a)は、前記回転軸(52)に沿う方向から見た際に、前記ケーシング(2)の周縁部のうち角部に寄った位置に開口している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
  5. 前記ファン室(S2)には、前記遠心ファン(5)の二次側の圧力を検出する圧力センサの二次側圧力検知管(82a)が開口しており、
    前記二次側圧力と前記一次側圧力との差圧に基づいて前記遠心ファンの回転数制御が行われる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
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