JP2013226801A - インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタのギャップ情報取得方法、及び、液体吐出装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタのギャップ情報取得方法、及び、液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インク吐出面と、波形状にした被記録媒体の各部分とのギャップの情報を、被記録媒体の搬送方向の位置によらず正確に取得することができるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】記録用紙は、走査方向に沿ってインク吐出面側に突出した山部分と、インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ波形状にした状態で紙送り方向に搬送する。印刷を行う前に、予め、着弾ズレ検出パターンを印刷しS101、印刷した着弾ズレ検出パターンを読み取って、記録用紙の各部分におけるインクの着弾位置ズレ量を取得するS102。印刷時に、記録用紙の紙送り方向の位置を検出しS201、S201において検出された記録用紙Pの位置に応じて、S102において取得された着弾位置ズレ量を補正するS202。そして、補正後の着弾位置ズレ量に応じて、ノズルからのインクの吐出タイミングを決定するS203。
【選択図】図6

Description

本発明は、ノズルからインクを吐出して被記録媒体に印刷を行うインクジェットプリン
タ、インクジェットプリンタのギャップ情報取得方法、及び、ノズルから液体を吐出する
液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出することによって被記録媒体に印刷を行う液体吐出装置として、
特許文献1には、キャリッジを往復走査させつつ、キャリッジに搭載された記録ヘッドか
らインクを吐出させることによって記録シート(被記録媒体)に印刷を行うインクジェッ
トプリンタが記載されている。特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、記録シ
ートを、搬送ローラや波打ち保持拍車で、凸部と凹部とが走査方向に交互に形成されたプ
ラテンの表面に押し付けることにより、記録シートに、記録ヘッドのインク吐出面側に突
出した山部分と、インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが走査方向に沿って交互に並ぶ
波形状を生じさせている。
特開2004−106978号公報
ここで、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、上述したとおり記録シート
に波形状を生じさせているため、記録ヘッドのインク吐出面と記録シートとのギャップが
、記録シートの部分毎に異なる。そのため、記録シートに波形状を生じさせないとした場
合と同じ吐出タイミングで記録ヘッドからインクを吐出して記録シートに印刷を行うと、
記録シートにインクの着弾位置ズレが生じ、画質の低下につながる。また、この着弾位置
ズレ量は記録シートの部分毎に異なってくる。
そこで、このように波形状とした被記録媒体に印刷を行う場合に、被記録媒体の適切な
着弾位置にインクを着弾させるために、インクジェットヘッドのインク吐出面と、被記録
媒体の各山部分及び谷部分とのギャップに応じて、インクジェットヘッドからのインクの
吐出タイミングを調整することが考えられる。そして、そのためには、インク吐出面と、
被記録媒体の各山部分及び谷部分とのギャップの情報を取得する必要がある。
本発明の目的は、インクジェットヘッドのインク吐出面と、波形状を生じさせた被記録
媒体の各山部分及び谷部分とのギャップの情報を適切に取得することが可能なインクジェ
ットプリンタ、インクジェットプリンタのギャップ情報取得方法、及び、液体吐出装置を
提供することである。
第1の発明に係るインクジェットプリンタは、インクを吐出するノズルが形成されたイ
ンク吐出面を有するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを被記録媒体に
対して前記インク吐出面と平行な走査方向に往復移動させるヘッド走査手段と、前記イン
ク吐出面と平行且つ前記走査方向と交差する搬送方向に関して前記インクジェットヘッド
を挟むように配置された供給ローラと排出ローラを有し、前記被記録媒体を前記搬送方向
に搬送する搬送手段と、前記被記録媒体の前記搬送方向における位置を検出する位置検出
手段と、前記被記録媒体に、前記走査方向に沿って、前記インク吐出面側に突出した山部
分と前記インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ、所定の波形状を生じさ
せる波形状生成機構と、前記走査方向の所定範囲内にわたって取得された、前記被記録媒
体が前記搬送方向における所定の基準位置にあるときの前記被記録媒体と前記インク吐出
面との間のギャップに関連するギャップ情報を保持するギャップ情報保持手段と、前記位
置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、前記ギャ
ップ情報保持手段に保持されている前記ギャップ情報を補正する補正手段と、を有するこ
とを特徴とする。
第8の発明に係るインクジェットプリンタのギャップ情報取得方法は、インクを吐出す
るノズルが形成されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、前記インクジェッ
トヘッドを被記録媒体に対して前記インク吐出面と平行な走査方向に往復移動させるヘッ
ド走査手段と、前記インク吐出面と平行且つ前記走査方向と交差する搬送方向に関して前
記インクジェットヘッドを挟むように配置された供給ローラと排出ローラを有し、前記被
記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送手段と、前記被記録媒体の前記搬送方向における
位置を検出する位置検出手段と、前記被記録媒体に、前記走査方向に沿って、前記インク
吐出面側に突出した山部分と前記インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ
、所定の波形状を生じさせる波形状生成機構と、を備えたインクジェットプリンタの、前
記被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに関連するギャップ情報を取得する方
法であって、前記被記録媒体が前記搬送方向における所定の基準位置にあるときの、前記
被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに関連するギャップ情報を、前記走査方
向における所定範囲にわたって取得するギャップ情報取得ステップと、前記位置検出手段
で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、前記ギャップ情報取
得ステップで取得された前記ギャップ情報を補正する補正ステップと、を有することを特
徴とする。
第9の発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成された吐出面を有する
液体吐出ヘッドと、搬送方向に関して前記液体吐出ヘッドを挟むように配置された供給ロ
ーラと排出ローラを有し、被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送手段と、前記被記録
媒体の前記搬送方向における位置を検出する位置検出手段と、前記被記録媒体に、前記搬
送方向と直交する直交方向に沿って、前記吐出面側に突出した山部分と前記吐出面と反対
側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ、所定の波形状を生じさせる波形状生成機構と、前記
直交方向の所定範囲内にわたって取得された、前記被記録媒体が前記搬送方向における所
定の基準位置にあるときの前記被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに関連す
るギャップ情報を保持するギャップ情報保持手段と、前記位置検出手段で検出される前記
被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、前記ギャップ情報保持手段に保持され
ている前記ギャップ情報を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
被記録媒体は、搬送方向における位置によって、波形状生成機構により生じさせられる
山部分と谷部分の形状が変化する。その為、吐出面と被記録媒体との間のギャップは、被
記録媒体の搬送方向における位置によって変わってしまう。
これに対して、これらの発明では、被記録媒体が搬送方向の所定位置にあるときの、複
数の山部分及び複数の谷部分のそれぞれについてギャップ情報を取得し、さらに、取得し
たギャップ情報を、被記録媒体の実際の搬送方向位置に応じて補正するため、被記録媒体
がどのような位置にある場合であっても、正しいギャップ情報を取得することができる。
第2の発明に係るインクジェットプリンタは、第1の発明に係るインクジェットプリン
タにおいて、前記波形状生成機構は、前記インクジェットヘッドよりも前記搬送方向上流
側に位置する第1波形状生成部と、前記インクジェットヘッドよりも前記搬送方向下流側
に位置する第2波形状生成部とを有することを特徴とする。
ヘッドの上流側と下流側にそれぞれ2つの波形状生成部がある場合には、被記録媒体の
搬送方向位置によって、2つの波形状生成部によって波形状が生成される状態と、何れか
一方の波形状生成部のみによって波形状が生成される状態が生じるが、これらの状態の間
では波形状が異なった形状となる。つまり、被記録媒体の搬送方向位置によって、波形状
が異なってくる。これに対して、本発明では、搬送方向位置に応じてギャップ情報を補正
するため、被記録媒体がどのような位置にある場合であっても、正しいギャップ情報を取
得することができる。
第3の発明に係るインクジェットプリンタは、第2の発明に係るインクジェットプリン
タにおいて、前記補正手段は、前記被記録媒体の前記搬送方向における位置によって、前
記被記録媒体が、前記第1波形状生成部によってのみ前記波形状が形成されている第1姿
勢、前記第1波形状生成部と前記第2波形状生成部の両方によって前記波形状が形成され
ている第2姿勢、及び、前記第2波形状生成部によってのみ前記波形状が形成されている
第3姿勢の、何れの姿勢にあるのかを判断し、前記被記録媒体の姿勢に応じて、前記ギャ
ップ情報を補正することを特徴とする。
搬送方向位置によって、被記録媒体は、少なくとも、上流側の波形状生成部のみで押さ
えられている状態(第1姿勢)、上流側と下流側の波形状生成部で押さえられている状態
(第2姿勢)、及び、下流側の波形状生成部のみで押さえられている状態(第3姿勢)の
、3つの姿勢を取り得る。これに対して、本発明では、これら3つの姿勢のそれぞれに応
じて、補正手段がギャップ情報を補正するため、ギャップ情報を精度よく取得することが
できる。
第4の発明に係るインクジェットプリンタは、第2又は第3の発明に係るインクジェッ
トプリンタにおいて、前記補正手段は、前記被記録媒体の前記搬送方向の位置に応じた前
記波形状の振幅の変化に基づいて、前記ギャップ情報を補正することを特徴とする。
2つの波形状生成部のいずれか一方又は他方のみで波形状が生成されている場合と、2
つの波形状生成部で波形状が生成されている場合とでは、被記録媒体の拘束条件が変わる
ため、各々の山部分及び谷部分の振幅も変わってくる。これに対して、本発明では、搬送
方向の位置が変化して拘束条件が変わったときの、山部分及び谷部分の振幅の変化に基づ
いて、ギャップ情報を補正するため、ギャップ情報を精度よく取得することができる。
第5の発明に係るインクジェットプリンタは、第4の発明に係るインクジェットプリン
タにおいて、前記補正手段は、前記被記録媒体の前記搬送方向の位置に応じた、前記被記
録媒体自体の前記インク吐出面と直交する方向に関する位置の変化にも基づいて、前記ギ
ャップ情報を補正することを特徴とする。
2つの波形状生成部の一方又は他方のみで波形状が生成されている場合と、2つの波形
状生成部で波形状が生成されている場合とでは、被記録媒体の拘束条件が変わるため、被
記録媒体自体のインク吐出面に対する位置も変わってくる。これに対して、本発明では、
被記録媒体自体の位置の変化にも基づいて、ギャップ情報を補正するため、ギャップ情報
をより精度よく取得することができる。
第6の発明に係るインクジェットプリンタは、第1〜第5の何れかの発明に係るインク
ジェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッドが前記走査方向に移動しつつ前記
ノズルからインクを吐出させる際の、前記ノズルの吐出タイミングを、前記補正手段によ
って補正された前記ギャップ情報を用いて決定する、吐出タイミング決定手段をさらに有
することを特徴とする。
本発明によると、補正手段によって補正されたギャップ情報に基づいて吐出タイミング
を決定することにより、ギャップに起因する着弾位置ズレを抑えることができる。
第7の発明に係るインクジェットプリンタは、第1〜第6のいずれかの発明に係るイン
クジェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッド及び前記ヘッド走査手段を制御
して、前記被記録媒体に、前記インクジェットヘッドの前記走査方向への移動時に吐出さ
れたインクの、前記走査方向における着弾位置ズレ量を検出するための着弾ズレ検出パタ
ーンを、走査方向に複数印刷させる、パターン印刷制御手段と、前記被記録媒体に印刷さ
れた前記複数の着弾ズレ検出パターンを検出するパターン検出手段と、前記パターン検出
手段による検出結果から、前記被記録媒体の前記走査方向の前記所定範囲内における前記
着弾位置ズレ量を取得する着弾位置ズレ量取得手段と、を有し、前記ギャップ情報保持手
段は、前記着弾位置ズレ量取得手段で取得された前記着弾位置ズレ量を前記ギャップ情報
として保持し、前記補正手段は、前記位置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬
送方向の位置に応じて、前記着弾位置ズレ量を補正することを特徴とする。
本発明によると、印刷した着弾ズレ検出パターンを読み取ることにより、ギャップに関
連する情報としての着弾位置ズレ量を取得し、取得した着弾位置ズレ量を、被記録媒体の
搬送方向の位置に応じて補正することによって、正しい着弾位置ズレ量を取得することが
できる。
本発明によれば、被記録媒体が搬送方向の所定位置にあるときの、複数の山部分及び複
数の谷部分のそれぞれについてギャップ情報を取得し、さらに、取得したギャップ情報を
、被記録媒体の実際の搬送方向位置に応じて補正するため、被記録媒体がどのような位置
にある場合であっても、正しいギャップ情報を取得することができる。
本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 印刷部の平面図である。 (a)が図2を矢印IIIAの方向から見た図であり、(b)が図2を矢印IIIBの方向から見た図である。 (a)が図2のIVA−IVA線断面図であり、(b)が図2のIVB−IVB線断面図である。 制御装置の機能ブロック図である。 インクの吐出タイミングを決定する手順を示すフローチャートであり、(a)がこのうち印刷前に実行させる工程、(b)が印刷時に実行させる工程を示している。 (a)が記録用紙に印刷された着弾ズレ検出パターン、及び、その読み取り位置を示す図であり、(b)が(a)の一部分を拡大して、着弾ズレ検出パターンの一例を示した図である。 記録用紙の紙送り方向に関する位置の変化を模式的に示した図である。 図8に示す各状態における、記録用紙の波形状の振幅、及び、インク吐出面と記録用紙とのギャップを示す図である。 変形例1の図3(a)相当の図である。 変形例1で記録用紙が図8(f)相当の位置にきたときの記録用紙の状態を示す図である。 変形例2の図3(a)相当の図である。 変形例2の図11相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1は、記録用紙Pに対する印刷のほか、画
像の読み取りなども行うことが可能な、いわゆる複合機である。インクジェットプリンタ
1は、印刷部2(図2参照)、給紙部3、排紙部4、読取部5、操作部6、表示部7など
を備えている。また、インクジェットプリンタ1の動作は、制御装置50(図5参照)に
よって制御されている。
印刷部2は、インクジェットプリンタ1の内部に設けられており、記録用紙Pに対する
印刷を行う。なお、印刷部2の詳細な構成については、後程説明する。給紙部3は、印刷
部2により印刷が行われる記録用紙Pを供給するための部分である。排紙部4は、印刷部
2により印刷が行われた記録用紙Pが排出される部分である。読取部5(パターン検出手
段)は、スキャナなどであって、後述する着弾ズレ検出パターンなどの画像の読み取りを
行う部分である。操作部6は、ボタンなどを備えており、ユーザは、操作部6のボタンな
どを操作することによって、インクジェットプリンタ1に対して必要な操作を行う。表示
部7は液晶ディスプレイなどであって、インクジェットプリンタ1の使用時に必要な情報
を表示する。
次に、印刷部2について説明する。印刷部2は、図2〜図4に示すように、キャリッジ
11(ヘッド走査手段)、インクジェットヘッド12、給紙ローラ13(供給ローラ)、
プラテン14、複数のコルゲートプレート15、複数のリブ16、排紙ローラ17(排出
ローラ)、複数のコルゲート拍車18、19、スイッチバックローラ20、用紙センサ2
1、22、メディアセンサ23などを備えている。ただし、図2では、図面を見やすくす
るために、キャリッジ11を二点鎖線で図示し、キャリッジ11の下方に位置する部分を
実線で図示している。
キャリッジ11は、図示しないガイドレールなどに沿って走査方向に往復移動する。イ
ンクジェットヘッド12は、キャリッジ11に搭載されており、その下面であるインク吐
出面12aに形成された複数のノズル10からインクを吐出する。
給紙ローラ13は、一対のローラであって、給紙部3から供給された記録用紙Pをニッ
プして、走査方向と直交する紙送り方向に搬送する。プラテン14は、インク吐出面12
aと対向するように配置されており、給紙ローラ13により搬送される記録用紙Pは、プ
ラテン14の上面に沿って搬送される。
複数のコルゲートプレート15は、プラテン14の紙送り方向上流側の端部の上面と対
向するように配置されており、走査方向にほぼ等間隔に配列されている。給紙ローラ13
に搬送される記録用紙Pは、プラテン14とコルゲートプレート15との間を通過し、複
数のコルゲートプレート15は、その下面である押さえ面15aにより記録用紙Pを上か
ら押さえる。
複数のリブ16は、プラテン14の上面の、走査方向に関するコルゲートプレート15
の間の部分に配置されており、走査方向にほぼ等間隔に配列されている。リブ16は、そ
れぞれ、プラテン14の上面からコルゲートプレート15の押さえ面15aよりも上方ま
で突出しているとともに、プラテン14の紙送り方向に関する上流側の端部から紙送り方
向下流側に向かって延びている。これにより、プラテン14上の記録用紙Pは、複数のリ
ブ16によって下方から支持されている。
排紙ローラ17は、一対のローラであって、記録用紙Pの走査方向に関して複数のリブ
16と同じ位置にある部分をニップして、記録用紙Pを排紙部4に向けて紙送り方向に搬
送する。なお一対のローラである排紙ローラ17のうち上側の排紙ローラは、記録用紙P
に着弾したインクが付着しにくいように拍車となっている。
複数のコルゲート拍車18は、排紙ローラ17の紙送り方向下流側の、走査方向に関し
てコルゲートプレート15とほぼ同じ位置に配置されている。複数のコルゲート拍車19
は、複数のコルゲート拍車18の紙送り方向下流側の、走査方向に関してコルゲートプレ
ート15とほぼ同じ位置に配置されている。また、複数のコルゲート拍車18、19は、
上下方向に関して、排紙ローラ17が記録用紙Pをニップする位置よりも下方に位置して
おり、この位置で、記録用紙Pを上方から押さえている。なお、コルゲート拍車18、1
9は外周面が平坦なローラではなく拍車であるので、記録用紙Pに着弾したインクが付着
しにくい。
そして、プラテン14上の記録用紙Pは、複数のコルゲートプレート15及び複数のコ
ルゲート拍車18、19により上から押さえられるとともに、複数のリブ16により下方
から支持されることによって曲げられ、図3に示すように、上側(インク吐出面12a側
)に突出した山部分Pmと、下側(インク吐出面12aと反対側)に窪んだ谷部分Pvと
が交互に並ぶ波形状となっている。また、山部分Pmは、走査方向に関して、リブ16の
中央部とほぼ同じ位置にある部分が、上側に最も大きく突出した山頂部分Ptとなってい
る。また、谷部分Pvは、走査方向に関して、コルゲートプレート15及びコルゲート拍
車18、19とほぼ同じ位置にある部分が、最も下側に窪んだ谷底部分Pbとなっている
。なお、本実施の形態では、このように、記録用紙Pを波形状にするコルゲートプレート
15、リブ16及びコルゲート拍車18、19を合わせたものが、本発明に係る波形状生
成機構に相当する。また、これらのうち、コルゲートプレート15とリブ16のインクジ
ェットヘッド12よりも紙送り方向上流側の部分が、本発明に係る第1波形状生成部に相
当し、コルゲート拍車18、19が、本発明に係る第2波形状生成部に相当する。
スイッチバックローラ20は、一対のローラであり、コルゲート拍車19の紙送り方向
下流側に配置されている。スイッチバックローラ20は、記録用紙Pの両面に印刷を行う
場合に、片面の印刷が完了した記録用紙Pを、プラテン14の下方を通して給紙ローラ1
3の上流側に戻すスイッチバック機構を形成するものである。また、スイッチバックロー
ラ20は、印刷が全て完了した記録用紙Pを、排紙ローラ17とともに、排紙部4に向け
て紙送り方向下流側に搬送する。なお、スイッチバック機構は、従来と同様のものである
ので、スイッチバックローラ20以外のスイッチバック機構の構成についての詳細な説明
は省略する。
用紙センサ21は、給紙ローラ13の紙送り方向上流側に配置されており、記録用紙の
有無を検出する。用紙センサ21は、例えば、光学式のセンサなどである。用紙センサ2
2は、コルゲート拍車19の紙送り方向下流側に配置されている。用紙センサ22は、レ
バー22aを有している。レバー22aの先端部は、排紙ローラ17により搬送された記
録用紙Pが通過する位置にあり、排紙ローラ17により搬送されてきた記録用紙Pがレバ
ー22aの先端部に接触すると、レバー22aが記録用紙Pによって持ち上げられる。そ
して、用紙センサ22は、レバー22aが持ち上げられているか否かによって記録用紙P
の有無を検出する。
メディアセンサ23は、キャリッジ11に搭載されており、プラテン14上の記録用紙
Pの有無を検出する。具体的には、例えば、メディアセンサ23は、発光素子と受光素子
とを備えており、発光素子からプラテン14の上面に向けて光を照射する。プラテン14
の上面の色は黒となっており、プラテン14上に記録用紙Pがないときには、発光素子か
ら照射された光は、プラテン14の上面では反射せず、受光素子において光は受光されな
い。これに対して、プラテン14上に記録用紙Pがある場合には、発光素子から照射され
た光は、記録用紙Pで反射して受光素子で受光される。このことを利用して、メディアセ
ンサ23は受光素子において光が受光されるか否かによって、記録用紙Pの有無を検出す
る。
そして、以上のような構成の印刷部2では、ローラ13、17、20によって記録用紙
Pを紙送り方向に搬送させつつ、キャリッジ11とともに走査方向に往復移動するインク
ジェットヘッド12からインクを吐出させることにより、記録用紙Pに印刷を行う。なお
、本実施の形態では、ローラ13、17、20が、本発明に係る搬送手段に相当する。
次に、インクジェットプリンタ1の動作を制御するための制御装置50について説明す
る。制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory
)、RAM(Random Access Memory)、制御回路等からなり、これらが、図5に示すよう
に、記録制御部51、読取制御部52、着弾位置ズレ量取得部53、着弾位置ズレ量記憶
部54、用紙位置検出部55、着弾位置ズレ量補正部56、吐出タイミング決定部57な
どとして機能する。
記録制御部51は、インクジェットプリンタ1において印刷を行うときのキャリッジ1
1、インクジェットヘッド12、給紙ローラ13、排紙ローラ17、スイッチバックロー
ラ20などの動作を制御する。読取制御部52は、後述する着弾ズレ検出パターンなどの
画像の読み取りを行う際の読取部5の動作を制御する。着弾位置ズレ量取得部53は、読
取部5で読み取った後述の着弾ズレ検出パターンから、記録用紙Pの複数の山頂部分Pt
及び谷底部分Pbにおけるインクの着弾位置ズレ量(ギャップ情報)を取得する。着弾位
置ズレ量記憶部54(ギャップ情報保持手段)は、着弾位置ズレ量記憶部53が取得した
着弾位置ズレ量を記憶する(保持する)。
用紙位置検出部55は、印刷時に搬送される記録用紙Pの位置を検出する。より詳細に
説明すると、用紙センサ21により記録用紙Pが検出され始めた時点からの給紙ローラ1
3及び排紙ローラ17による記録用紙Pの搬送量から、記録用紙Pの先端の位置を検出し
、用紙センサ21により記録用紙Pが検出されなくなった時点からの給紙ローラ13及び
排紙ローラ17による記録用紙Pの搬送量から、記録用紙Pの後端の位置を検出する。
また、用紙位置検出部55は、用紙センサ22により記録用紙Pが検出された(記録用
紙Pの先端が用紙センサ22に到達した)ときに、記録用紙Pが正常に排紙ローラ17よ
りも紙送り方向の下流側に搬送されたことを検出し、その後、用紙センサ22により記録
用紙Pが検出されなくなった(当該記録用紙Pの後端が用紙センサ22を通過した)とき
に、記録用紙Pがスイッチバックローラ20などによる搬送を開始させるべき位置まで搬
送されたことを検出する。
着弾位置ズレ量補正部56は、記録用紙Pへの印刷時に、着弾位置ズレ量記憶部54に
記憶された着弾位置ズレ量を、搬送される記録用紙Pの紙送り方向の位置によって補正す
る。吐出タイミング決定部57は、着弾位置ズレ量補正部56において補正された、補正
後の着弾位置ズレ量に基づいて、ノズル10からのインクの吐出タイミングを決定する。
次に、インクジェットプリンタ1において、ノズル10からのインクの吐出タイミング
を決定する手順について説明する。ノズル10からのインクの吐出タイミングを決定する
ためには、以下に説明するように、印刷の前に、予め、図6(a)に示すように、ステッ
プS101、S102(以下、単にS101、S102などとする)の処理を実行させて
おき、印刷時に、図6(b)に示すように、S201〜S203の処理を実行させる。
S101では、記録用紙Pに、図7に示すような、複数の着弾ズレ検出パターンQから
なるパッチTを印刷する(パターン印刷ステップ)。より詳細に説明すると、例えば、キ
ャリッジ11を走査方向の右側に移動させつつ、ノズル10からインクを吐出させること
により、それぞれが紙送り方向に平行に延び、走査方向に配列された複数の直線L1を印
刷させる。その後、キャリッジ11を走査方向の左側に移動させつつ、ノズル10からイ
ンクを吐出させることにより、それぞれが紙送り方向に対して傾いており、複数の直線L
1とそれぞれ重なる複数の直線L2を印刷させる。これにより、図7に示すように、互い
に交差する直線L1と直線L2の組によってそれぞれ形成された着弾ズレ検出パターンQ
が、走査方向に沿って複数配列されたパッチTが印刷される。なお、このときには、例え
ば、記録用紙Pが波形状となっておらず平坦であるとした場合の設計上の吐出タイミング
でノズル10からインクを吐出させる。あるいは、これよりも前に、後述する手順で着弾
位置ズレ量の調整や、吐出タイミングの決定が行われている場合には、決定後の吐出タイ
ミングでインクを吐出させてもよい。
S102では、印刷した複数の着弾ズレ検出パターンQを読取部5で読み取り、着弾位
置ズレ量取得部53により、読み取った着弾ズレ検出パターンQから、複数の山頂部分P
t及び谷底部分Pbにおける着弾位置ズレ量の情報を取得し、取得した着弾位置ズレ量を
、着弾位置ズレ量記憶部54に記憶させる。
より詳細に説明すると、例えば、図7に示すような着弾ズレ検出パターンQを印刷した
場合、直線L1、L2は、キャリッジ11を走査方向の右側に移動させるときと左側に移
動させるときの着弾位置にズレがあると、走査方向に互いにずれて印刷される。そのため
、直線L1と直線L2とは、走査方向に関する着弾位置ズレ量に応じて、直線L1、L2
の中央部から紙送り方向にずれた位置において重なる。また、読取部5において着弾ズレ
検出パターンQを読み取った場合、直線L1と直線L2とが重なる部分が他の部分よりも
検出される輝度が高くなる。したがって、着弾ズレ検出パターンQを読み取り、最も輝度
が高くなる部分の位置を取得することにより、直線L1と直線L2とが重なっている位置
を検出することができる。
そこで、本実施の形態では、複数の着弾ズレ検出パターンQのうち、パッチTの各山頂
部分Pt及び各谷底部分Pbにそれぞれ対応する部分Ta、Tbを形成する着弾ズレ検出
パターンQを読み取り、読み取った着弾ズレ検出パターンQにおいて、それぞれ最も輝度
が高くなる部分の位置を取得することで、複数の山頂部分Pt及び谷底部分Pbの着弾位
置ズレ量を取得し、取得した着弾位置ズレ量を、着弾位置ズレ量記憶部54に記憶させる
。なお、本実施の形態では、上述のS101とS102とを合わせたものが、本発明に係
るギャップ情報取得ステップに相当する。
また、S102では、上述のとおり、部分Ta、Tbを形成する着弾ズレ検出パターン
Qのみを読み取るため、S101では、これらの着弾ズレ検出パターンQのうち、少なく
とも部分Ta、Tbを形成する着弾ズレ検出パターンQを印刷すればよい。
S201では、用紙位置検出部55により、用紙センサ21の検出結果から、搬送され
る記録用紙Pの先端及び後端の位置を検出する。
ここで、印刷時に搬送される記録用紙Pは、まず、図8(a)に示すように、給紙ロー
ラ13にニップされているとともに、コルゲートプレート15により押さえられた状態と
なる。その後、記録用紙Pの先端が排紙ローラ17に達したときに、図8(b)に示すよ
うに、さらに排紙ローラ17にニップされた状態となる。なお、本実施の形態では、図8
(a)、(b)に示す状態での記録用紙Pの姿勢が、本発明に係る第1姿勢に相当する。
その後、記録用紙Pがコルゲート拍車18、19に達したときに、図8(c)に示すよ
うに、さらにコルゲート拍車18、19によって押さえられた状態となる。その後、記録
用紙Pの先端がスイッチバックローラ20に達したときに、図8(d)に示すように、さ
らにスイッチバックローラ20によってニップされた状態となる。さらに、記録用紙Pの
後端が給紙ローラ13を通過したときに、記録用紙Pは、図8(e)に示すように、給紙
ローラ13にニップされなくなり、排紙ローラ17及びスイッチバックローラ20にニッ
プされるとともに、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19によって下方
に押さえられた状態となる。なお、本実施の形態では、図8(c)〜図8(e)に示す状
態での記録用紙Pの姿勢が、本発明に係る第2姿勢に相当する。
さらに、記録用紙Pの後端がコルゲートプレート15を通過したときに、記録用紙Pは
、図8(f)に示すように、コルゲートプレート15によって押さえられなくなり、排紙
ローラ17及びスイッチバックローラ20にニップされるとともに、コルゲート拍車18
、19によって下方に押さえられた状態となる(第3姿勢)。
このとき、記録用紙Pは、図8(a)〜(f)のいずれの位置に配置されているかによ
って、その先端及び後端の位置が異なる。したがって、S201において記録用紙Pの先
端及び後端の位置を検出することによって、記録用紙Pが図8(a)〜(f)のいずれの
位置にあるかを検出することができる。
S202では、S102において取得した着弾位置ズレ量を、S201において検出し
た記録用紙Pの先端及び後端の位置に応じて補正する(補正ステップ)。
より詳細に説明すると、記録用紙Pは、図8(a)、(b)に示す状態では、コルゲー
トプレート15及びコルゲート拍車18、19のうち、コルゲートプレート15によって
のみ押さえられて波形状にされ、図8(c)〜(e)に示す状態では、コルゲートプレー
ト15とコルゲート拍車18、19の両方によって押さえられて波形状にされ、図8(f
)に示す状態では、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19のうち、コル
ゲート拍車18、19によってのみ押さえられて波形状にされる。
そして、記録用紙Pが、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19のいず
れによって押さえられて波形状となっているかにより、記録用紙Pの拘束条件が変わり、
記録用紙Pの波形状の振幅(山頂部分Ptと谷底部分Pbとの高さの差)や、記録用紙P
全体の高さが変わってくる。
また、記録用紙Pは、図8(a)に示す状態では、給紙ローラ13によってのみニップ
され、図8(b)、図8(c)に示す状態では、給紙ローラ13及び排紙ローラ17によ
ってニップされ、図8(d)に示す状態では、給紙ローラ13、排紙ローラ17及びスイ
ッチバックローラ20にニップされ、図8(e)、(f)に示す状態では、排紙ローラ1
7及びスイッチバックローラ20にニップされる。
そして、記録用紙Pが、給紙ローラ13、排紙ローラ17及びスイッチバックローラ2
0のうち、いずれのローラにニップされているかによって、記録用紙Pの拘束条件が変わ
り、記録用紙Pの波形状の振幅や、記録用紙P全体の上下方向の位置が異なってくる。
具体的に説明すると、記録用紙Pの波形状の振幅、及び、記録用紙Pの平均の高さとイ
ンク吐出面12aとのギャップの変化は、図9(a)〜(e)に示すようになる。ここで
、図9(a)は、記録用紙Pの先端が排紙ローラ17に到達するまでの状態(図8(a)
)を示している。図9(b)は、その後、記録用紙Pの先端がスイッチバックローラ20
に到達するまでの状態(図8(b)、(c)の状態)を示している。図9(c)は記録用
紙Pの後端が給紙ローラ13を通過するまでの状態(図8(d)の状態)を示している。
図9(d)は、記録用紙Pの後端がコルゲートプレート15を通過するまでの状態(図8
(e)の状態)を示している。図9(e)は、記録用紙Pの後端がコルゲートプレート1
5を通過した後の状態(図8(f)の状態)を示している。
すなわち、図9(a)〜(e)に示すように、記録用紙Pの波形状の振幅は、記録用紙
Pが紙送り方向下流側に搬送されるほど大きくなる(A5>A4>A3>A2>A1とな
っている)。一方、インク吐出面12aと、記録用紙Pの平均の高さに位置する部分との
ギャップは、図9(d)に示す状態で最も大きく、以下、図9(b)に示す状態、図9(
a)に示す状態、図9(c)に示す状態、図9(e)に示す状態の順に小さくなる(G4
>G2>G1>G3>G5となっている)。
以上のように、記録用紙Pの紙送り方向の位置によって、記録用紙Pの波形状の振幅や
記録用紙P全体の上下方向の位置が異なってくる。そのため、記録用紙Pの紙送り方向の
位置によらず、ノズル10から同じタイミングでインクを吐出して印刷を行った場合、記
録用紙Pが図8(a)〜(f)のいずれの状態にあるかによって、インクの着弾位置ズレ
量は異なってくる。
一方、S101において印刷される着弾ズレ検出パターンQは、印刷される記録用紙P
のサイズや、記録用紙Pのどの部分に印刷されるかに応じて、図8(a)〜(f)のいず
れかの状態で印刷される。そのため、着弾ズレ検出パターンQは、記録用紙Pが、着弾ズ
レ検出パターンQが印刷されたときと同じ位置(基準位置)に配置されている状態での着
弾位置ズレ量に対応したものとなる。
そこで、S202では、S102で取得した着弾位置ズレ量を、記録用紙Pの紙送り方
向の位置(具体的には、記録用紙Pの先端と後端の位置)に応じて補正する。より詳細に
は、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応じた、記録用紙Pの波形状の振幅の変化や、記録
用紙P全体の上下方向の位置の変化に基づいて、着弾位置ズレ量を補正する。
具体的には、例えば、S102で取得した着弾位置ズレ量がYである場合に、補正後の
着弾位置ズレ量Y’を、Y’=a・Y+bのようにする。ここで、aは、着弾ズレ検出パ
ターンQが印刷された状態における波形状の振幅に対する、実際の波形状の振幅の比によ
って決まる値であり、bは、着弾ズレ検出パターンQが印刷された状態におけるインク吐
出面12aと記録用紙Pとのギャップに対する、実際のギャップの比によって決まる値で
ある。
S203では、S202において補正された後の着弾位置ズレ量に基づいて、印刷時に
おけるノズル10からのインクの吐出タイミングを決定する。このとき、S102では山
頂部分Pt及び谷底部分Pbにおける着弾位置ズレ量のみを取得しているが、本実施の形
態では、上述のとおり、コルゲートプレート15、リブ16、コルゲート拍車18、19
により、記録用紙Pを山頂部分Ptと谷底部分Pbとが交互に並ぶ波形状にしているため
、山頂部分Pt及び谷底部分Pbの位着弾位置ズレ量の情報を取得することができれば、
山部分Pmの山頂部分Pt以外の部分、及び、谷部分Pvの谷底部分Pb以外の部分にお
ける着弾位置ズレ量は推定できる。したがって、山部分Pmの山頂部分Pt以外の部分、
及び、谷部分Pvの谷底部分Pb以外の部分に着弾させるインクの吐出タイミングについ
ては、推定される着弾位置ズレ量に応じて決定する。
なお、S102で、山部分Pmの山頂部分Pt以外の部分や、谷部分Pvの谷底部分P
b以外の部分に対応する着弾ズレ検出パターンQを読み取って着弾位置ズレ量を取得し、
取得した着弾位置ズレ量と、記録用紙Pの紙送り方向の位置と応じて、ノズル10からの
インクの吐出タイミングを決定することも可能である。ただし、この場合には、着弾位置
ズレ情報取得部53が取得し、着弾位置ズレ量記憶部54に記憶される着弾位置ズレ量の
数が膨大になる。その結果、制御装置50のRAMを容量の大きなものにする必要などが
ある。
以上に説明した実施の形態によると、記録用紙Pを複数の山部分Pmと複数の谷部分P
vとが走査方向に交互に並ぶ波形状とした場合、インク吐出面12aと記録用紙Pとのギ
ャップが記録用紙Pの部分毎に変動する。一方、インク吐出面12aと記録用紙Pとのギ
ャップが異なっている場合に、記録用紙Pが平坦であるとした場合と同じ吐出タイミング
でノズル10からインクを吐出させると、キャリッジ11を走査方向の右側に移動させつ
つノズル10から吐出させたインクの着弾位置と、キャリッジ11を走査方向の左側に移
動させつつノズル10から吐出させたインクの着弾位置とのズレ量が、インク吐出面12
aと記録用紙Pとのギャップに応じて変わってくる。そのため、記録用紙Pをこのように
波形状とした場合に、適切な位置にインクを着弾させるためには、ノズル10からのイン
クの吐出タイミングを、記録用紙Pの部分毎に上記ギャップに応じて決定する必要がある
そこで、本実施の形態では、波形状となった記録用紙Pに、着弾ズレ検出パターンQを
印刷し、印刷された着弾ズレ検出パターンQを読み取ることで、山頂部分Pt及び谷底部
分Pbにおける着弾位置ズレ量の情報を取得している。
ただし、上述の通り、記録用紙Pが搬送方向に関してどの位置にあるかによって、記録
用紙Pの波形状の振幅や記録用紙P全体の上下方向の位置が変わる。そのため、記録用紙
Pの位置によらず、S102において取得した着弾位置ズレ量に基づいて、ノズル10か
らのインクの吐出タイミングを決定すると、インクの着弾位置ズレが生じ、画質の低下に
つながる。
これに対して、本実施の形態では、上述したように、S102において取得した着弾位
置ズレ量を、印刷時の記録用紙Pの搬送方向の位置に応じて補正するため、記録用紙Pの
位置によらず、正しい着弾位置ズレ量を取得することができる。そして、補正後の着弾位
置ズレ量に応じてノズル10からのインクの吐出タイミングを決定するため、記録用紙P
の搬送方向の位置によらず、波形状となった記録用紙Pの適切な位置にインクを着弾させ
ることができる。
また、本実施の形態では、上述のとおり、記録用紙Pが、コルゲートプレート15及び
コルゲート拍車18、19のうちのいずれによって押さえられて波形状とされているか、
及び、ローラ13、17、20のいずれによってニップされているかによって、記録用紙
Pの波形状の振幅や記録用紙P全体の上下方向の位置が異なってくる。これに対して、本
実施の形態では、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応じて、着弾位置ズレ量を補正するた
め、記録用紙Pの位置に応じて精度よく着弾位置ズレ量を補正することができる。
さらに、このとき、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応じた、記録用紙Pの波形状の振
幅及び記録用紙P全体の上下方向の位置に基づいて、着弾位置ズレ量を補正するため、着
弾位置ズレ量をさらに精度よく補正することができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の
形態と同様の構成を有するものについては、適宜その説明を省略する。
上述の実施の形態では、同じ高さの複数のリブ16が、隣接するコルゲートプレート1
5の間の走査方向に関する略中央位置に配置されており、波形状となった記録用紙Pは、
いずれのリブ16に対応する部分においてもほぼ同じ振幅であったが、これには限られな
い。
一変形例(変形例1)では、図10に示すように、複数のリブ16のうち、走査方向に
関する外側の2つずつのリブ16aが、他のリブ16よりも高さが低くなっている。ここ
で、リブ16aを他のリブ16よりも高さの低いものとしているのは、リブ16aの高さ
が高いと、波形状とした記録用紙Pは走査方向における両端部において自身のコシによっ
て跳ね上がり、山部分Pmや谷部分Pvが安定して形成されないことがあり、これを防止
するためである。
この場合、記録用紙Pが図8(a)〜(e)の状態にあるときは、波形状となった記録
用紙Pは、リブ16aに対応する部分の振幅A11が、他のリブ16に対応する部分の振
幅A12よりも小さくなる。そして、記録用紙Pが、図8(f)に示すように、記録用紙
Pの後端がコルゲートプレート15を通過した後には、図11に示すように、記録用紙P
の走査方向に関する両端部に山部分Pmや谷部分Pvができず、平坦になる。そこで、変
形例1では、リブ16aの高さが低い場合に、記録用紙Pが図8(f)に示す位置にきた
ときには、記録用紙Pの走査方向の両端部に着弾させるインクの吐出タイミングについて
は、S102において取得した着弾位置ズレ量に基づく吐出タイミングの補正を行わず、
記録用紙Pを波形状としない場合と同じ吐出タイミングでインクを吐出させる。
また、別の一変形例(変形例2)では、図12に示すように、最も左側のリブ16の右
側、左から2、4、5、7番目のリブ16の左右両側、最も右側リブ16の左側に、それ
ぞれ、リブ16よりも高さの低い補助リブ71が形成されている。各補助リブ71の高さ
は等しい。そして、走査方向に関して外側のコルゲートプレート15に近接して配置され
ている補助リブ71ほど、対応するリブ16との走査方向における間隔が大きくなってい
る(図12でX1>X2>X3>X4となっている)。
ここで、記録用紙Pを波形状とするためには、波形状とされる前の記録用紙Pを走査方
向両側から引き寄せて押し下げることになるが、このとき、記録用紙Pの走査方向の両端
から通り、走査方向の中央部分ほど記録用紙Pを押し下げにくい。そのため、このままだ
と、記録用紙Pの走査方向の中央部分が正常に波形状とならない虞がある。
そこで、変形例2では、外側の補助リブ71ほど対応するリブ16との走査方向におけ
る間隔を大きくすることで、記録用紙Pを走査方向の中央部から遠い部分ほどを押し下げ
にくくしている。これにより、記録用紙Pの押し下げやすさが均一になり、記録用紙Pを
確実に波形状にすることができる。
しかしながら、この場合には、外側の補助リブ71ほど、コルゲートプレート15に近
い位置で記録用紙Pを下方から支持するため、記録用紙Pは、走査方向における外側の部
分ほど、下側に撓みにくい。そのため、記録用紙Pがコルゲートプレート15によって押
さえられない図8(f)に示す状態で、記録用紙Pの走査方向に関する両端部に谷部分P
vが正常に形成されず、例えば、図13(a)に示すように、両端部の谷底部分Pb1の
高さが記録用紙Pの平均の高さ程度になることで、波形状の振幅が小さくなったり、図1
3(b)に示すように、谷底部分Pbが形成される部分の高さが山部分Pmと同じ高さと
なったりする。
そこで、この場合にも、記録用紙Pが図8(f)に示す位置にきたときには、記録用紙
Pの走査方向の両端部に着弾させるインクの吐出タイミングについては、S202におい
て着弾位置ズレ量を補正するときに、走査方向の両端部については、それ以外の部分と補
正の仕方を変える。具体的には、図13(a)のようになる場合には、走査方向両端部の
谷底部分Pbの着弾位置ズレ量を、高さが記録用紙Pの平均の高さであるときの着弾位置
ズレ量に置き換える。また、図13(b)のようになる場合には、走査方向両端部の谷底
部分Pbの着弾位置ズレ量を、高さが山頂部分Ptであるときの着弾位置ズレ量に置き換
える。
また、上述の実施の形態では、記録用紙Pがコルゲートプレート15及びコルゲート拍
車18、19のうちいずれによって押さえられているか、及び、記録用紙Pがローラ13
、17、20のいずれによってニップされているかに応じて、着弾位置ズレ量を補正した
が、これには限られない。
例えば、インクジェットヘッド12は紙送り方向に関して給紙ローラ13と排紙ローラ
17との間に位置しているため、排紙ローラ17よりも紙送り方向下流側に配置されたス
イッチバックローラ20が記録用紙Pをニップしているか否かによる、記録用紙Pの波形
状の振幅や、記録用紙P全体の上下方向の位置の変化は、ローラ13、17が記録用紙P
をニップしているか否かによるこれらの変化に比べれば小さい。
そこで、記録用紙Pがスイッチバックローラ20によってニップされているか否かにつ
いては考慮せず、記録用紙Pが、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19
のうちいずれによって押さえられているかと、ローラ13、17のうち何れによってニッ
プされているかとによって、着弾位置ズレ量を補正してもよい。具体的には、記録用紙P
が、図8(a)の位置にあるか、図8(b)〜(d)の位置にあるか、図8(e)、(f
)の位置にあるかによって、着弾位置ズレ量を補正してもよい。
また、上述の実施の形態では、記録用紙Pの両面に印刷を行うことができるようにする
ために、スイッチバックローラ20を含むスイッチバック機構が設けられていたが、スイ
ッチバック機構は設けられていなくてもよい。そして、この場合にも、記録用紙Pがスイ
ッチバックローラ20によってニップされているか否かについては考慮せずに、着弾位置
ズレ量を補正してもよい。
また、記録用紙Pは、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19によって
押さえられることで波形状とされるため、記録用紙Pがコルゲートプレート15及びコル
ゲート拍車18、19のうちいずれによって押さえられているかによる、記録用紙Pの波
形状の振幅の変化は、記録用紙Pがローラ13、17、20のいずれによってニップされ
ているかによる、記録用紙Pの波形状の振幅の変化に比べて大きい。
そこで、記録用紙Pが、コルゲートプレート15及びコルゲート拍車18、19のうち
いずれによって押さえられているかに応じてのみ、着弾位置ズレ量を補正してもよい。具
体的には、記録用紙Pが、図8(a)、(b)の位置にあるか、図8(c)〜(e)の位
置にあるか、図8(f)の位置にあるかに応じて、着弾位置ズレ量を補正してもよい。
また、上述の実施の形態では、記録用紙Pが、インクジェットヘッド12よりも紙送り
方向の上流側に配置されたコルゲートプレート15と、インクジェットヘッドよりも紙送
り方向の下流側に配置されたコルゲート拍車18、19とによって押さえられていたが、
これには限られない。すなわち、コルゲートプレート15、及び、コルゲート拍車18、
19のうち、いずれか一方のみが設けられていてもよい。
また、この場合には、記録用紙Pは、波形状とされている間、常に、コルゲートプレー
ト15及びコルゲート拍車18、19のうち上記一方にのみ押さえられた状態となってい
るため、記録用紙Pがローラ13、17、20のいずれによってニップされているかに応
じてのみ、着弾位置ズレ量を補正するなどすればよい。
また、上述の実施の形態では、S202において、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応
じた、記録用紙Pの波形状の振幅の変化、及び、記録用紙P全体の上下方向の位置の変化
に基づいて、着弾位置ズレ量を補正したが、これには限られない。
例えば、記録用紙Pの、紙送り方向の位置による上下方向の位置の変化は、紙送り方向
の位置による波形状の振幅の変化に比べて小さいため、S202において、記録用紙P全
体の上下方向の位置の変化は考慮せずに、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応じた記録用
紙Pの波形状の振幅の変化のみに基づいて、着弾位置ズレ量を補正してもよい。
さらには、記録用紙Pの紙送り方向の位置に応じて着弾位置ズレ量を補正する際に、記
録用紙Pの紙送り方向の位置によって変わり、且つ、インク吐出面12aと、波形状にさ
れた記録用紙Pの各部分とのギャップに影響を与える、記録用紙Pの波形状の振幅の変化
、及び、記録用紙P全体の上下方向の位置の変化以外の要素に基づいて、着弾位置ズレ量
を補正してもよい。
また、上述の実施の形態では、印刷した着弾ズレ検出パターンQを、インクジェットプ
リンタ1の読取部5で読み取ることで、山頂部分Pt及び谷底部分Pbにおける着弾位置
ズレ量を取得したが、これには限られない。
例えば、印刷した着弾ズレ検出パターンQをメディアセンサ23で読み取ってもよい。
、この場合、メディアセンサ23の発光素子から照射された光が着弾ズレ検出パターンQ
の直線L1、L2に当たったときには、光が反射されず、受光素子において光は受光され
ない。一方、メディアセンサ23の発光素子から照射された光が記録用紙Pの直線L1、
L2が印刷されていない部分に当たったときには、光が反射されて、受光素子において光
が受光される。したがって、メディアセンサ23によっても、受光素子により光が受光さ
れるか否かによって直線L1、L2の有無を読み取ることができ、これにより、直線L1
、L2の交点位置から、着弾ズレ量を取得することができる。
あるいは、例えば、インクジェットプリンタ1の製造段階において、インクジェットプ
リンタ1とは別の装置において、インクジェットプリンタ1で印刷した着弾ズレ検出パタ
ーンQを読み取って着弾位置ズレ量を取得してもよい。
この場合には、例えば、インクジェットプリンタ1とは別の装置において取得された着
弾位置ズレ量を、着弾位置ズレ量記憶部54(ギャップ情報保持手段)に書き込み(保持
させ)、着弾位置ズレ量記憶部54に書き込まれた着弾位置ズレ量を、着弾位置ズレ量補
正部56において補正するなどすればよい。また、この場合には、インクジェットプリン
タ1は、読取部5を備えた複合機である必要はなく、印刷のみを行うことが可能なもので
あってもよい。
また、上述の実施の形態では、複数の着弾ズレ量検出パターンQからなるパッチTを読
取部5などで読み取らせることにより、着弾位置ズレ量を取得したが、これには限られな
い。例えば、パッチTをインクの吐出タイミングを一定量ずつずらしつつ複数印刷し、各
山頂部分Pt及び各谷底部分Pbについて、印刷された着弾ズレ量検出パターンQの直線
L1と直線L2との交点が最も中央に近いもの(着弾位置ズレが最も少ないもの)を、そ
れぞれユーザに選択させることによって、着弾位置ズレ量を取得してもよい。
また、上述の実施の形態では、キャリッジ11を走査方向の右側に移動させつつ、ノズ
ル10からインクを吐出させることによって直線L1を印刷させ、キャリッジ11を走査
方向の左側に移動させつつ、ノズル10からインクを吐出させることによって直線L2を
印刷させ、これにより、直線L1と直線L2とが重なる、着弾ズレ検出パターンQを印刷
させたが、これには限られない。
例えば、予め複数の直線L1と同様の直線が印刷された記録用紙Pに、キャリッジ11
を走査方向の右側及び左側のいずれか一方に移動させつつ、ノズル10からインクを吐出
させて、複数の直線L2を印刷させることにより、予め印刷された直線と、印刷した直線
L2とが重なる着弾ズレ検出パターンを印刷してもよい。この場合でも、着弾ズレ検出パ
ターンを読み取ることにより、山頂部分Pt及び谷底部分Pbにおける、所定の基準位置
に対する着弾位置ズレ量を取得することができる。
また、着弾ズレ検出パターンは、交差する2本の直線によって形成されるものであるこ
とにも限られず、着弾位置ズレ量に応じて印刷結果の変わる他の着弾ズレ検出パターンで
あってもよい。
また、上述の実施の形態では、山頂部分Pt及び谷底部分Pbにおける着弾位置ズレ量
の情報に基づいて、ノズル10からのインクの吐出タイミングを決定したが、これには限
られない。山部分Pmの山頂部分Pt以外の部分、及び、谷部分Pvの谷底部分Pb以外
の部分における着弾位置ズレ量の情報に基づいて、ノズル10からのインクの吐出タイミ
ングを決定してもよい。
また、上述の実施の形態では、着弾ズレ検出パターンTを印刷し、印刷した着弾ズレ検
出パターンTを読み取ることによって、インク吐出面12aと記録用紙Pの各部分とのギ
ャップに関連した情報として、山頂部分Pt及び谷底部分Pbにおける着弾位置ズレ量の
情報を取得したが、これには限られない。すなわち、着弾位置ズレ量以外のインク吐出面
12aと記録用紙Pの各部分とのギャップに関連した情報を取得してもよい。さらには、
インク吐出面12aと山頂部分Pt及び谷底部分Pbとのギャップを直接測定するなどし
て、ギャップそのものの情報を取得してもよい。
また、上述の実施形態では、インクジェットヘッド12がキャリッジ11により主走査
方向の左右に移動したが、これには限られない。例えば、インクジェットヘッドが紙送り
方向と直交する直交方向において用紙と同程度の長さを有するラインヘッドを備えたイン
クジェットプリンタにも本発明を適用できる。ラインヘッドのインクジェットプリンタで
は、記録用紙Pが、コルゲートプレート及びコルゲート拍車によって、記録用紙Pの山部
分と谷部分が上記直交方向に並ぶように変形させられる。その為、例えば、記録用紙Pの
山部分に印刷をする場合、当該記録媒体Pの印刷部分が、山部分及び谷部分が生じていな
い平面状の記録媒体に印刷する際にインクジェットヘッドからインクが吐出される時の記
録用紙Pの紙送り方向における吐出位置を通過した後に、インクジェットヘッドがインク
を吐出するようにすればよい。即ち、記録用紙Pの山部分に印刷をする場合には、インク
ジェットヘッドがインクを吐出する吐出タイミングを、平面状の記録媒体にインクを吐出
する吐出タイミングに比べて遅くする。
また、記録用紙Pの谷部分に印刷をする場合、当該記録媒体Pの印刷部分が、山部分及
び谷部分が生じていない平面上の記録媒体に印刷する際にインクジェットヘッドからイン
クが吐出される時の記録用紙Pの紙送り方向における吐出位置に到達する前に、インクジ
ェットヘッドがインクを吐出するようにすればよい。即ち、記録媒体Pの谷部分に印刷を
する場合には、インクジェットヘッドがインクを吐出する吐出タイミングを、平面状の記
録媒体にインクを吐出する吐出タイミングに比べて早くする。
上述の実施例では、平面上の記録媒体を印刷するときにインクジェットヘッドがインク
を吐出するタイミングを基準にして説明したが、谷部分を基準にした着弾位置ズレ量に基
づいて吐出タイミングを設定してもよいし、山部分を基準にした着弾位置ズレ量に基づい
て吐出タイミングを設定してもよい。
また、上述の実施形態では、用紙にインクを吐出して印刷を行っていたが、これには限
られない。例えば、配線基板の基材に導電材の液体を吐出して配線パターンを形成する産
業用のプリンタや、布にインクを吐出して印刷するプリンタ等にも本発明を適用すること
ができる。
1 インクジェットプリンタ
11 キャリッジ
12 インクジェットヘッド
12a インク吐出面
13 給紙ローラ
14 プラテン
15 コルゲートプレート
17 排紙ローラ
16 リブ
18、19 コルゲート拍車
20 スイッチバックローラ
53 着弾位置ズレ量取得部
54 着弾位置ズレ量記憶部
55 用紙位置検出部
56 着弾位置ズレ量補正部
57 吐出タイミング決定部

Claims (9)

  1. インクを吐出するノズルが形成されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドを被記録媒体に対して前記インク吐出面と平行な走査方向に
    往復移動させるヘッド走査手段と、
    前記インク吐出面と平行且つ前記走査方向と交差する搬送方向に関して前記インクジェ
    ットヘッドを挟むように配置された供給ローラと排出ローラを有し、前記被記録媒体を前
    記搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記被記録媒体の前記搬送方向における位置を検出する位置検出手段と、
    前記被記録媒体に、前記走査方向に沿って、前記インク吐出面側に突出した山部分と前
    記インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ、所定の波形状を生じさせる波
    形状生成機構と、
    前記走査方向の所定範囲内にわたって取得された、前記被記録媒体が前記搬送方向にお
    ける所定の基準位置にあるときの前記被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに
    関連するギャップ情報を保持するギャップ情報保持手段と、
    前記位置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、
    前記ギャップ情報保持手段に保持されている前記ギャップ情報を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記波形状生成機構は、前記インクジェットヘッドよりも前記搬送方向上流側に位置す
    る第1波形状生成部と、前記インクジェットヘッドよりも前記搬送方向下流側に位置する
    第2波形状生成部とを有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ
  3. 前記補正手段は、
    前記被記録媒体の前記搬送方向における位置によって、前記被記録媒体が、前記第1波
    形状生成部によってのみ前記波形状が形成されている第1姿勢、前記第1波形状生成部と
    前記第2波形状生成部の両方によって前記波形状が形成されている第2姿勢、及び、前記
    第2波形状生成部によってのみ前記波形状が形成されている第3姿勢の、何れの姿勢にあ
    るのかを判断し、
    前記被記録媒体の姿勢に応じて、前記ギャップ情報を補正することを特徴とする請求項
    2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記補正手段は、
    前記被記録媒体の前記搬送方向の位置に応じた前記波形状の振幅の変化に基づいて、前
    記ギャップ情報を補正することを特徴とする請求項2又は3に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  5. 前記補正手段は、
    前記被記録媒体の前記搬送方向の位置に応じた、前記被記録媒体自体の前記インク吐出
    面と直交する方向に関する位置の変化にも基づいて、前記ギャップ情報を補正することを
    特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記インクジェットヘッドが前記走査方向に移動しつつ前記ノズルからインクを吐出さ
    せる際の、前記ノズルの吐出タイミングを、前記補正手段によって補正された前記ギャッ
    プ情報を用いて決定する、吐出タイミング決定手段をさらに有することを特徴とする請求
    項1〜5の何れかに記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記インクジェットヘッド及び前記ヘッド走査手段を制御して、前記被記録媒体に、前
    記インクジェットヘッドの前記走査方向への移動時に吐出されたインクの、前記走査方向
    における着弾位置ズレ量を検出するための着弾ズレ検出パターンを、走査方向に複数印刷
    させる、パターン印刷制御手段と、
    前記被記録媒体に印刷された前記複数の着弾ズレ検出パターンを検出するパターン検出
    手段と、
    前記パターン検出手段による検出結果から、前記被記録媒体の前記走査方向の前記所定
    範囲内における前記着弾位置ズレ量を取得する着弾位置ズレ量取得手段と、を有し、
    前記ギャップ情報保持手段は、前記着弾位置ズレ量取得手段で取得された前記着弾位置
    ズレ量を前記ギャップ情報として保持し、
    前記補正手段は、
    前記位置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向の位置に応じて、前記着
    弾位置ズレ量を補正することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のインクジェット
    プリンタ。
  8. インクを吐出するノズルが形成されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドを被記録媒体に対して前記インク吐出面と平行な走査方向に往
    復移動させるヘッド走査手段と、前記インク吐出面と平行且つ前記走査方向と交差する搬
    送方向に関して前記インクジェットヘッドを挟むように配置された供給ローラと排出ロー
    ラを有し、前記被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送手段と、前記被記録媒体の前記
    搬送方向における位置を検出する位置検出手段と、前記被記録媒体に、前記走査方向に沿
    って、前記インク吐出面側に突出した山部分と前記インク吐出面と反対側に窪んだ谷部分
    とが交互に並んだ、所定の波形状を生じさせる波形状生成機構と、を備えたインクジェッ
    トプリンタの、前記被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに関連するギャップ
    情報を取得する方法であって、
    前記被記録媒体が前記搬送方向における所定の基準位置にあるときの、前記被記録媒体
    と前記インク吐出面との間のギャップに関連するギャップ情報を、前記走査方向における
    所定範囲にわたって取得するギャップ情報取得ステップと、
    前記位置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、
    前記ギャップ情報取得ステップで取得された前記ギャップ情報を補正する補正ステップと

    を有することを特徴とするインクジェットプリンタのギャップ情報取得方法。
  9. 液体を吐出するノズルが形成された吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
    搬送方向に関して前記液体吐出ヘッドを挟むように配置された供給ローラと排出ローラ
    を有し、被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記被記録媒体の前記搬送方向における位置を検出する位置検出手段と、
    前記被記録媒体に、前記搬送方向と直交する直交方向に沿って、前記吐出面側に突出し
    た山部分と前記吐出面と反対側に窪んだ谷部分とが交互に並んだ、所定の波形状を生じさ
    せる波形状生成機構と、
    前記直交方向の所定範囲内にわたって取得された、前記被記録媒体が前記搬送方向にお
    ける所定の基準位置にあるときの前記被記録媒体と前記インク吐出面との間のギャップに
    関連するギャップ情報を保持するギャップ情報保持手段と、
    前記位置検出手段で検出される前記被記録媒体の前記搬送方向における位置に応じて、
    前記ギャップ情報保持手段に保持されている前記ギャップ情報を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
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