JP3567798B2 - 印刷装置、印刷方法並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インタレース方式で副走査を行いつつドットを形成して画像を印刷する印刷装置において、画像を記録する領域を拡張するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットを形成するヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、印刷するプリンタにおいては、印刷速度を高めるために、副走査方向に複数のノズルを備えたノズルアレイが用いられることが多い。特に、インクを吐出してドットを形成するインクジェットプリンタにおいては、ノズルアレイを用いるのが通常である。近年では、印刷速度を高めるために、副走査方向のノズル数を増やす傾向にあり、結果としてノズルアレイが大型化する傾向にある。
【0003】
かかるプリンタにおいて、画質を向上させる記録方式の一つとして、米国特許第4,198,642号等に開示されている「インタレース方式」と呼ばれる技術がある。図18はインタレース方式による記録の例を示す説明図である。ここでは、ドットの形成に使用されるノズルの個数Nが3個の例を示した。各ノズルのピッチk[ラスタ]、即ち記録ヘッドにおけるノズルの中心点間隔は2ラスタである。各副走査における紙送り量Lは3ラスタである。図18において、2桁の数字を含む丸は、それぞれドットの記録位置を示している。2桁の数字のうち、左側の数字は該ドットを記録するノズル番号を示しており、右側の数字は何回目の主走査で記録されたかを示している。
【0004】
図18の例では、1回目の主走査において、2番ノズル、3番ノズルにより各ラスタのドットを形成する。1番ノズルではドットを形成しない。次に、3ラスタ分の紙送りを行った後、2回目の主走査を行いつつ、1番ノズルから3番ノズルまでを用いて各ラスタを形成する。以後、同様に3ラスタ分の紙送りと、主走査によるラスタの形成とを繰り返し実行することにより、画像を記録する。ここで明らかな通り、1回目の主走査において1番ノズルによりラスタを形成しなかったのは、該ラスタの下に隣接するラスタは2回目以降の主走査で形成され得ないからである。
【0005】
インタレース方式とは、このようにラスタを副走査方向に間欠的に形成しつつ、画像を記録する方式をいう。インタレース方式は、ノズルのピッチ、副走査の送り精度、インクの吐出特性等のばらつきを、記録画像上で分散させることができる。従って、これらの要因で生じるドットの形成位置のずれを緩和して画質を向上させることができるという効果を奏する。インタレース方式による記録は、図18に示した例の他、ノズルピッチ、ノズル数、スキャン繰り返し数等に応じて種々の送り量で実現可能であるのインタレース方式による記録が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インタレース方式では、最後に記録を行う下端側において、画像を記録し得ない領域が不可避的に生じる。図19はインタレース方式による記録の下端近傍の様子を示す説明図である。ここでは、4ラスタ相当のノズルピッチで7個のノズルを備えるヘッドによるインタレース記録の例を示した。副走査の送り量は、7ラスタの一定量である。図19中の「○」は各主走査におけるヘッドの副走査方向の位置を示す。丸の中の番号はノズル番号である。
【0007】
図19には、用紙の下端近傍において、L−6回目〜L回目までの7回分の主走査の様子を示した。ここで、L回目の主走査における7番ノズルは、印刷時にノズルが位置することができる下端限界に相当するものとする。インタレース記録を行う場合には、図示する通り、領域Aの下端に隣接するラスタで、ドットを記録し得ない部分、即ち、ラスタの抜けを生じる。従って、下端限界よりも18ラスタ上方の領域までしか印刷を行うことができない。
【0008】
かかる印刷不可能領域は、ノズルアレイを構成するノズル数が大きくなる程大きくなる。近年では、ノズルアレイが大型化するため、かかる印刷不可能領域が看過し得なくなってきた。印刷不可能領域が大きくなることは、プリンタの価値を大きく損ねる。なお、近年では、高画質かつ高速での印刷が要求されているため、画質を犠牲にしつつ、印刷不可能領域を小さくすることはもちろん許容されるものではない。
【0009】
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、インタレース方式による記録を行う場合において、画質を極端に損ねることなく、印刷可能な領域を十分確保する技術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印刷装置は、次の構成を採用した。
本発明の印刷装置は、
ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置であって、
前記ヘッドはドットを形成するための形成要素を前記副走査の方向に2ドット以上の所定の間隔で複数備えるヘッドであり、
前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送して、前記副走査を行う第1の搬送手段と、
前記第1の副走査手段による副走査を実現し得ない場合に、前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送して、副走査を行う第2の搬送手段と、
前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行うデータ供給手段と、
前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成するラスタ形成手段と、
前記第1の搬送手段および第2の搬送手段を順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う副走査手段とを備えることを要旨とする。
【0011】
印刷装置には、画像を印刷する際に高い精度で副走査を行う手段と、画像の印刷終了後に印刷媒体を排出する手段とが備えられているのが通常である。本発明の印刷装置によれば、前者を第1の搬送手段として用い、後者を低い精度で副走査を行う第2の搬送手段として用いる。その上で、第1の搬送手段による副走査が実現し得なくなった後は、第2の搬送手段を用いて副走査を行いつつ、画像を印刷する。先に示した通り、インタレース記録を行う場合には、限界位置まで副走査を行っても下方に印刷不可能な領域が存在した。これに対し、本発明の印刷装置では、第2の搬送手段を用いることで、副走査の限界位置を広げることができる。従って、インタレース記録における画像を印刷可能な領域を拡張することができる。
【0012】
さらに、本発明の印刷装置は、第1の搬送手段により形成されたラスタ間に、第2の搬送手段により形成されたラスタが混在する領域が生じるように副走査を行う。第1の搬送手段および第2の搬送手段は順次用いられるため、印刷された画像は、「第1の搬送手段によって印刷される領域(以下、高精度領域とよぶ)」、「第1の搬送手段と第2の搬送手段の両者で形成されるラスタが混在する領域(以下、混在領域とよぶ)」、「第2の搬送手段によって印刷される領域(以下、低精度領域とよぶ)」がこの順序または逆の順序で副走査方向に配列される。
【0013】
第2の搬送手段は、第1の搬送手段よりも低精度であるから、低精度領域の画質は高精度領域の画質よりは劣る。仮に混在領域を介することなく、高精度領域と低精度領域とを隣接させた場合には、画質の低下が顕著に視認されるとともに、ドットの形成位置のずれに起因する疑似輪郭が境界部分に生じることがある。これに対し、本発明の印刷装置では、高精度領域と低精度領域との間に混在領域を介在させるため、両者の画質の差違による影響を緩和することができる。また、境界部分での疑似輪郭の発生を抑制することができる。この結果、本発明の印刷装置によれば、画質を損ねることなく、印刷可能領域を拡張することができる。
【0014】
なお、上記説明では、印刷媒体の排出手段を第2の搬送手段として適用する場合を例にとって説明した。本発明の印刷装置は、かかる態様に限定されるものではない。印刷媒体の排出手段であるか否かに関わらず、搬送精度および搬送可能領域の異なる2つの搬送手段が備えられている種々の印刷装置に適用可能である。
【0015】
本発明の印刷装置において、上記条件を満足する送り量は、種々の設定が可能である。
例えば、第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で主として実行される副走査の送り量と共通であるものすることができる。
【0016】
インタレース記録を行う場合には、先に図19で示したラスタの抜けが生じるため、高精度での印刷領域に限界が生じる。但し、図19に示した例から明らかな通り、L−2回目〜L回目の主走査においても、印刷不可能領域において、間欠的に高精度のラスタを形成することが可能である。このまま第2の搬送手段による副走査を行えば、図中で抜けが生じているラスタを順次形成することができる。この結果、第1の搬送手段で形成されたラスタと第2の搬送手段で形成されたラスタとが混在する領域を形成することができる。
【0017】
図19では、特定のノズルピッチ、ノズル数の例を示したが、インタレース記録を行う場合には、同様の印刷を行うことができる。つまり、第1の搬送手段および第2の搬送手段のいずれによって副走査が行われているかに関わらず、両者に共通する所定の送り量で副走査を行うことにより、混在領域を形成することができる。上記構成の印刷装置によれば、搬送手段に応じて副走査の制御を変更する必要がないため、非常に簡易な制御で混在領域を含む印刷を実現することができる。
【0018】
なお、図19では、7ラスタ相当の一定の送り量で副走査を行う場合を示した。本発明における所定の送り量とは、必ずしも一定の送り量である必要はない。ノズルピッチ、ノズル数によっては、一定の周期で変化する複数の送り量によってインタレース記録を行う場合がある。かかる場合には、該周期で変化する送り量をそのまま適用すればよい。
【0019】
本発明の印刷装置においては、高精度領域、混在領域、低精度領域の三者で共通の送り量を適用する必要もない。特に、低精度領域では、高精度領域に比較して、副走査の送り精度低いため、精度の低下を補償する送り量を設定することも好ましい。
【0020】
例えば、第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で主として実行される副走査の平均の送り量よりも小さい送り量であるものとすることができる。
【0021】
一般に副走査の精度は送り量が小さくなるにつれて向上する。従って、低精度領域では、高精度領域よりも小さい送り量で副走査を行うことにより、副走査精度の低下を補償することができる。従って、低精度領域でも高精度領域と遜色ない画質を維持することができる。なお、平均の送り量とは、高精度領域で一定の送り量で副走査が行われる場合にはその送り量を意味し、周期的に変化する複数の送り量で副走査が行われる場合にはそれらの平均値を意味する。第2の搬送手段で実行される副走査の送り量も同様にして平均値の送り量で評価すればよい。
【0022】
また別の設定として、第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で副走査を行う際に各ラスタを形成するのに要する形成要素の数よりも多くの形成要素を用いて各ラスタを形成可能に設定された送り量であるものとすることも可能である。
【0023】
かかる設定では、低精度領域において、いわゆるオーバラップ方式での記録を行う。オーバラップ方式での記録とは各ラスタを複数の形成要素で形成する記録方式をいう。例えば、1回目の記録では、各ラスタ上の奇数番目の画素にのみドットを形成し、2回目の記録では、異なる形成要素を用いて偶数番目の画素にドットを形成する方法が挙げられる。オーバラップ方式での記録を行うと、インタレース記録と同様、ドットの形成位置のずれを画像内で分散させることができるため画質を向上させることができる。上記設定では、低精度領域において、高精度領域よりも多くの形成要素を用いたオーバラップ記録を行うため、副走査精度の低下を補償することができる。従って、低精度領域でも高精度領域と遜色ない画質を維持することができる。
【0024】
本発明の印刷装置は、上述の条件を満足する送り量のみで印刷を行う構成とすることも可能であるが、
さらに、前記第1の搬送手段のみを用いて、予め設定された送り量で副走査を行う第2の副走査手段と、
前記副走査手段と第2の副走査手段とを所定の条件に基づいて、選択的に使用する選択手段とを備えるものとすることが望ましい。
【0025】
かかる構成の印刷装置では、第1の印刷モードとして、「高精度領域」、「混在領域」、「低精度領域」を含む印刷を行い、第2の印刷モードとして「高精度領域」のみでの印刷を行う。そして、選択手段により両者を使い分けることができる。こうすることで、使用者の要求により適した印刷を実現することができ、印刷装置の利便性を向上することができる。
【0026】
かかる印刷装置において、選択の条件は、種々の設定が可能である。
例えば、前記副走査手段を利用する印刷モードと前記第2の副走査手段を利用する印刷モードとの選択指示に従って選択するものとしてもよい。
こうすれば、使用者が必要に応じて第1の印刷モードと第2の印刷モードとを使い分けることができる。
【0027】
上述の構成から明らかな通り、第1の印刷モードは低精度領域を含むものの第2の印刷モードよりも、印刷可能領域が広い利点がある。かかる特長に基づき、印刷モードを自動的に使い分けるものとしてもよい。
つまり、前記画像が所定以上のサイズの場合に、前記副走査手段を選択するものとしてもよい。
【0028】
こうすれば、印刷装置の利便性を大きく向上することができる。もちろん、上記2つの選択方法を組みあわせて適用し、画像が所定以上のサイズである場合に、使用者の指示に従って印刷モードの使い分けを行うものとしてもよい。選択条件は、これらに限らず、種々の設定が可能である。例えば、文字データであるか自然画像であるかなど、画像データの種類によって使い分けるものとしてもよい。
【0029】
なお、第2の副走査手段を用いる場合においては、
さらに、前記画像が印刷される領域のうち、副走査方向の少なくとも一端に位置する領域においては、中央近傍の領域における副走査の平均送り量よりも小さい平均送り量で副走査を行うものとすることもできる。
【0030】
かかる構成では、高精度領域の下端近傍で副走査の送り量を小さくする。こうすることにより、副走査方向にラスタを密に形成することが可能となるため、インタレース記録における印刷不可能領域(図19参照)を低減することができる。つまり、高精度領域を拡張することが可能となる。
【0031】
本発明はドットを形成して印刷を行う種々のタイプの印刷装置に適用可能であるが、特に前記形成要素はインクを吐出してドットを形成する要素であり、
前記第1の搬送手段は、前記第2の搬送手段よりも前記副走査の上流側に位置するものとすることが望ましい。
【0032】
インクを吐出してドットを形成する印刷装置では、インクの吐出特性のばらつきに起因してドットの形成位置がずれることが多い。また、隣接するドットの間でのにじみや混色を回避するため、隣接するラスタは時間間隔を開けて形成することが好ましい。かかる観点から、インクを吐出してドットを形成する印刷装置には、インタレース記録の有効性が特に高いため、本発明を有効に適用することができる。
【0033】
また、インクを吐出してドットを形成する印刷装置においては、インクが十分に乾燥するまで印刷面を保護する必要がある。一般に印刷面を保護しながら、高精度での副走査を行うことは困難である。従って、第1の搬送手段を副走査の上流側に位置させ、第2の搬送手段を下流側に位置させることにより、本発明の印刷装置を適切に構成することができる。
【0034】
かかる搬送手段として、例えば、
前記第1の搬送手段は、前記副走査の上流側において所定の摩擦力で前記印刷媒体を搬送する上流側ローラを備える手段であり、
前記第2の搬送手段は、前記副走査の下流側において前記上流側よりも小さい摩擦力で前記印刷媒体を搬送する下流側ローラであるものとすることができる。
【0035】
本発明は以下に示す印刷方法として構成することもできる。
即ち、本発明の印刷方法は、
副走査の方向に2ドット以上の間隔を開けてラスタを形成するヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上に印刷する印刷方法であって、
(a) 前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行う工程と、
(b) 前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成する工程と、
(c) 前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送する第1の副走査と、前記第1の副走査を実現し得ない領域で前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送する第2の副走査とを順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う工程とを備える印刷方法である。
【0036】
かかる印刷方法によれば、先に印刷装置で説明したのと同様の作用により、画質を損ねることなく、印刷可能領域を拡張することができる。なお、印刷方法として構成する場合も先に印刷装置で説明した種々の付加的要素を適用することができるのは言うまでもない。
【0037】
また、本発明は以下に示す記録媒体として構成することもできる。
即ち、本発明の記録媒体は、
副走査の方向に2ドット以上の間隔を開けてラスタを形成するヘッドを主走査するとともに、第1の精度での副走査および該第1の精度よりも低い第2の精度での副走査を順次実行して、画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置を駆動するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体であって、
前記第1の精度での副走査および第2の精度での副走査のいずれが実行されているかに関わらず、予め設定された所定の送り量で副走査を行う副走査機能を実現するプログラムを記録した記録媒体である。
【0038】
さらに、第1の精度での副走査のみを行う第2の副走査機能と、
前記副走査機能と前記第2の副走査機能とを所定の条件に基づいて選択的に実行する機能とを実現するプログラムを記録するものとしてもよい。
【0039】
上記プログラムがそれぞれ実行されると、先に示した印刷装置を実現することができる。なお、記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。また、コンピュータに上記各機能を実現させるコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様も含む。本発明は、この他、上記機能を実現するプログラム自体、およびこれと同視し得る種々の信号として構成することも可能である。
【0040】
以上で説明した全ての発明は、主走査としてヘッドを印刷媒体に対し相対的に往復動させつつ各ラスタを形成する印刷装置、および形成要素をラスタ方向に複数備えることにより主走査を行わずにラスタを形成可能な印刷装置の双方に適用可能である。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
(1)装置の構成:
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。図1は、本発明の実施例としてのプリンタPRTを用いた印刷システムの構成を示す説明図である。プリンタPRTは、コンピュータPCに接続され、コンピュータPCから印刷データを受け取って印刷を実行する。プリンタPRTはコンピュータPCがプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアを実行することにより動作する。コンピュータPCは、外部のネットワークTNに接続されており、特定のサーバSVに接続することにより、プリンタPRTを駆動するためのプログラムおよびデータをダウンロードすることも可能である。また、フレキシブルディスクドライブFDDやCD−ROMドライブCDDを用いて、必要なプログラムおよびデータをフレキシブルディスクやCD−ROMなどの記録媒体からロードすることも可能である。
【0042】
図1にプリンタPRTの機能ブロックの構成を併せて示した。プリンタPRTには、入力部91、バッファ92、主走査部93、第1副走査部94A、第2副走査部94Bおよび制御部97が備えられている。
【0043】
入力部91は、コンピュータPCから印刷データおよび印刷モードデータを受け取り、バッファ92に一旦記憶する。コンピュータPCから与えられる印刷データは印刷すべき画像データをハーフトーン処理したデータ、つまり2次元的に配列された各画素ごとに各色のドットのオン・オフを特定するデータである。主走査部93は、インクを吐出するノズルを複数備えたヘッドを往復動して、その方向のドット列たるラスタを形成する主走査を行う。制御部97は各主走査に際し、バッファ92からヘッドへのデータの供給を行うとともに、ドットを形成すべきでないノズルをマスクする。
【0044】
第1副走査部94A、第2副走査部94Bは、主走査が終了する度に印刷用紙を搬送する副走査を行う。プリンタPRTは2つの印刷モードで印刷を行うことができる。第1副走査部94Aは、第1の印刷モードに応じた送り量で副走査を行う。第2副走査部94Bは、第2の印刷モードに応じた送り量で副走査を行う。制御部97は、印刷モードデータに応じて両者の使い分けを行う。
【0045】
次に、図2によりプリンタPRTの概略構成を説明する。図示するように、このプリンタPRTは、紙送モータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印字ヘッド28を駆動してインクを吐出する機構と、これらの紙送モータ23,キャリッジモータ24,印字ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。
【0046】
用紙Pを搬送する機構について説明する。図3は上述のプリンタPRTの用紙Pを搬送する機構を示す側断面図である。用紙Pを搬送する機構は、給紙側に備えられた給紙ローラ25aおよび従動ローラ25bと、排紙側に備えられた排紙ローラ27aおよびギザローラ27bとから構成される。これらのローラは、図2に示した紙送モータ23の回転をギヤトレインにより伝達することにより駆動される。図3に示す通り、用紙Pは給紙側から給紙ローラ25aおよび従動ローラ25bに挟持され、両ローラの回転により搬送される。用紙Pの上端が排紙ローラ27aおよびギザローラ27bに挟持されると、これらのローラによっても排紙側に送られるようになる。用紙Pには、プラテン26上の領域にヘッド28により画像が記録される。
【0047】
なお、給紙側のローラ25a,25bは高い圧力で用紙Pを挟持するため、精度良く用紙Pを搬送することができる。これに対し、排紙ローラ27aおよびギザローラ27bは、印刷面を保護するため低い圧力で用紙Pを挟持する。従って、用紙Pの下端が給紙ローラ25aおよび従動ローラ25bから外れた後、排紙ローラ27aおよびギザローラ27bによって搬送される場合には、送り量の精度が給紙側のローラ25a,25bにより搬送される場合に比べて若干低くなる。以下の説明では、給紙側のローラ25a,25bを用いた副走査を高精度送りと称し、排紙ローラ27aおよびギザローラ27bのみを用いた副走査を低精度送りと称する。
【0048】
キャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。
【0049】
このキャリッジ31には、黒インク(K)用のカートリッジ71とシアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部の印字ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61〜66が形成されている。キャリッジ31にカートリッジ71、72を装着すると、各インクカートリッジからヘッド61〜66にインクが供給される。
【0050】
図4はヘッド61〜66におけるノズルNzの配列を示す説明図である。これらのノズルは、各色ごとにインクを吐出する6組のノズルアレイから成っており、各ノズルアレイには複数のノズルNzが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列されている。各ノズルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。
【0051】
図5はヘッド28によるドットの形成原理を示す説明図である。図示の都合上、黒インク(K)、シアン(C),ライトシン(LC)のインクを吐出する部分について示した。インク用カートリッジ71,72がキャリッジ31に装着されると、各色のインクは図5に示すインク通路68を通じて各色ヘッド61〜66に供給される。
【0052】
図示する通り、ヘッド61〜66には、各ノズル毎にピエゾ素子PEが配置されている。ピエゾ素子PEは、周知の通り、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図5に矢印で示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された用紙Pに染み込むことにより印刷が行われる。
【0053】
次に制御回路40の内部構成を説明する。図6は制御回路40の内部構成を示す説明図である。図示する通り、制御回路40の内部には、CPU41,PROM42,RAM43を中心に以下に示す種々の回路がバス48で相互に接続されている。PCインタフェース44はコンピュータPCとのデータのやりとりを行う。周辺入出力部(PIO)45は、紙送りモータ23、キャリッジモータ24および操作パネル32などとの信号をやりとりする。クロック46は各回路の動作の同期をとる。駆動用バッファ47はヘッド61〜66に各ノズルごとのドットのオン・オフの信号を駆動信号生成部55に出力する。
【0054】
駆動信号生成部55は、発信器50から周期的に入力される原駆動信号に基づき、ヘッド61〜66の各ノズル列に出力する駆動波形を生成する。こうして生成された駆動波形を、駆動用バッファ47から供給されたデータに応じてドットを形成すべきノズルに対して出力する。駆動用バッファ47から駆動信号生成部55へは、印刷の進捗状況に合わせて、ヘッドの各ノズルが対応するラスタのデータが供給される。印刷の開始当初や終了付近など形成すべきラスタが存在しないノズルに対しては、ドットの非形成を意味するマスクデータを供給する。これらの制御は、CPU41が行う。
【0055】
CPU41は、またPIO45を通じて紙送りモータ23の動作を制御することにより、副走査を行う。副走査の送り量は、PROM42に予め記憶されている。プリンタPRTは副走査の送り量が異なる2つの印刷モードで印刷を実行するため、各印刷モードに対応した送り量が記憶されている。CPU41は、指定された印刷モードに応じた送り量のデータをPROM42から読みとり、副走査を実行する。
【0056】
なお、本実施例では、上述の通りピエゾ素子を用いてインクを吐出するヘッドを備えたプリンタPRTを用いているが、他の方法によりインクを吐出するプリンタを用いるものとしてもよい。例えば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によりインクを吐出するタイプのプリンタに適用するものとしてもよい。
【0057】
(2)ドット形成制御:
次に本実施例におけるプリンタPRTによる印刷について説明する。図7はドット形成制御処理のフローチャートである。この処理はプリンタPRTの制御回路40のCPU41が実行する処理である。
【0058】
ドット形成制御ルーチンが開始されると、CPU41は印刷データおよび印刷モードを入力する(ステップS10)。印刷データはコンピュータPCがプリンタドライバによって、原画像データに対して色補正、ハーフトーン処理を施して生成したデータであり、各色のドットのオン・オフを各画素ごとに特定するデータである。ステップS10で印刷する画像に関する全てのデータを入力するものとしてもよいし、後述するドットの形成処理と並行して順次データを入力するものとしてもよい。
【0059】
プリンタPRTは、標準モードと拡張モードの2種類の印刷モードで印刷を行うことができる。図8は標準モードで印刷された画像の様子を示す説明図である。標準モードでは印刷用紙P上の画像は、通常印刷領域と下端処理領域の2つの領域を副走査方向に隣接して配置した状態で印刷される。いずれの領域も高精度送りで形成される。図9は拡張モードで印刷された画像の様子を示す説明図である。拡張モードでは印刷用紙P上の画像は、高精度領域、混在領域、低精度領域の3つの領域を副走査方向にこの順序で隣接して配置した状態で印刷される。高精度領域は高精度送りで形成される。低精度領域は低精度送りで形成される。混在領域は、高精度送りと低精度送りとが混在した状態で形成される。拡張モードは標準モードに比べて印刷可能領域が広い。つまり、印刷可能領域の下端側の余白は、標準モードよりも拡張モードの方が狭い。
【0060】
プリンタPRTの使用者が印刷時にいずれかの印刷モードを指定することにより、各モードでの印刷が行われる。印刷モードに応じた印刷を実現するため、CPU41は、入力された印刷モードが拡張モードであるか否かを判定し(ステップS20)、その結果に応じて以下の処理を実行する。
【0061】
拡張モードではないと判定された場合には、標準モードでの印刷を行う。つまり、CPU41は、図8中の通常印刷領域を記録する処理として、インタレース方式による記録を行う(ステップS30)。図10は標準モードの通常印刷領域における記録の様子を示す説明図である。図示の都合上、4ドットピッチで7つのノズルを備えるヘッドを例示した。図の左側には、1回目〜6回目の各主走査におけるヘッドの副走査方向の位置を示した。丸囲みの数字がそれぞれノズルを意味する。数字はノズル番号である。図の右側には、各ノズルで形成されるドットの様子を示した。図示する通り、各ラスタを1回の主走査で形成しつつ、7ラスタの一定の送り量で副走査を行うことにより、図中の印刷可能領域に画像を印刷することができる。
【0062】
かかるインタレース方式による記録は、主走査用データの設定、主走査、副走査量設定、副走査の各処理を繰り返し実行することで行われる。主走査用データの設定とは、ヘッドの各ノズルに対し、主走査で形成すべき1ラスタ分の印刷データを供給する処理である。各ノズルが印刷すべきラスタは、図10の例から明らかな通り、印刷開始からの副走査の履歴に基づいて一義的に特定される。主走査は、ヘッドを移動しつつ、こうして設定されたデータに基づいて各画素にドットを形成する処理である。副走査量の設定は、図10に示した例では、一定値7ドットとなる。副走査量は、ノズルピッチ、ノズル数、および各ラスタを形成するのに要する主走査数に応じてラスタの抜けが生じないように予め設定され、メモリに記憶されている。図7のステップS30では、こうして設定された副走査量での高精度送りにより副走査が行われる。
【0063】
通常印刷領域の下端まで印刷が終了すると、CPU41は、図8中の下端処理領域を印刷する処理を行う(ステップS40)。本実施例では、通常印刷領域で、予め設定された所定数のラスタの印刷が終了すると、下端処理領域に移行する。下端処理の手順自体は、通常印刷領域と同様である。つまり、主走査用のデータ設定、主走査、副走査量設定、および副走査を繰り返し実行する。下端処理では、副走査の送り量が通常印刷領域と相違する。下端処理の送り量も以下に示す通り、予め設定され、メモリに記憶されている。
【0064】
図11は下端処理領域における記録の様子を示す説明図である。図10と同様、4ドットピッチで7つのノズルを備えるヘッドについて例示した。図中には、L−6回目〜L+5回目までの12回の主走査におけるヘッドの副走査方向の位置を示した。なお、L−6回目、L−5回目の主走査におけるヘッドの位置は、図19におけるヘッドの位置と対応している。以下では、図11と図19とを比較しつつ、本実施例における下端処理の意義について説明する。
【0065】
図11に示す通り、本実施例では、L−4回目の主走査が終了すると、下端処理として、5ラスタの送り量で副走査を行い、その後は3ラスタずつの送り量で副走査を行う。それまで実行していた7ラスタの送り量よりも小さい送り量での副走査を実行する。L−3回目以降の主走査では、既に形成済みのラスタを走査するノズルも存在する。かかるノズルは適宜マスクされ、ラスタが未形成のノズルによってのみドットが形成される。これらの送りは全て高精度送りで行われる。図19では7ラスタの送りを継続するため、L回目の主走査でヘッドは高精度送りが可能な限界に位置している。これに対し、図11に示した下端処理では小さい送り量で副走査を行うため、高精度送りが可能な範囲でさらに多くの主走査を行うことができ、L+5回目までの主走査が可能である。
【0066】
また、図11に示した下端処理では、一定の送り量(図19)で副走査を行う場合に比較して小さな送り量で副走査を実行するため、ラスタを副走査方向に密に形成することができる。この結果、図11に示す通り、領域Bの範囲内でラスタの抜けを生じることなく画像を印刷することができる。図11には、一定の送りによる印刷可能領域Aの範囲を合わせて示した。図19中の領域Aに対応する範囲である。両者の比較から明らかな通り、下端処理を行うことにより、高精度送りでの印刷可能領域を拡張することができる。図11に示した例では、印刷不可能領域が一定送りの場合の18ラスタに対し、6ラスタにまで低減する。
【0067】
本実施例では、標準印刷モードにおいて可能な限り高精度送りでの印刷可能領域を拡張するため、下端処理を行う。上述の例では、4ドットピッチで7つのノズルを備える場合について説明したが、ドットピッチ、ノズル数に応じて、通常印刷領域よりも小さい範囲で適切な送り量を選択することにより、同様の処理を行うことができる。
【0068】
一方、図7のステップS20において拡張モードが指定されていると判定された場合、拡張モードでの印刷を行う。つまり、CPU41は、インタレース方式により図9中の高精度領域を記録する(ステップS50)。本実施例では、高精度領域の記録は、標準モードにおける通常印刷(図10参照)と同じ記録方法とした。領域における記録の様子を示す説明図である。つまり、4ドットピッチで7つのノズルのヘッドが備えられているものとすれば、7ラスタの一定の送り量で副走査を行う。
【0069】
高精度領域の下端まで印刷が終了すると、CPU41は低精度送りによるインタレース記録に移行する(ステップS60)。本実施例では、ヘッドが高精度送りで副走査可能な限界位置を超えた時点で低精度送りに移行する。但し、後述する通り、高精度送りが終了したか否かの判定は、特に必要とされない。また、標準印刷モードと異なり、下端処理は行わない。
【0070】
図12は拡張印刷モードにおける下端近傍の記録の様子を示す説明図である。4ドットピッチで7つのノズルを備える場合を例示した。拡張印刷モードでは、下端処理を行わずに高精度領域での印刷を実行する。従って、高精度領域下端におけるドットの記録の様子は図19と同等の記録となる。以下、図19との比較により低精度送りでの記録について説明する。
【0071】
図12には、L−3回目〜L+4回目の主走査の様子を示した。L回目の主走査が高精度送り可能なヘッドの限界位置に対応する。図12中の領域Aにおいてラスタの抜けを生じることなく画像を印刷することができる。これが、図9中に示した高精度領域であり、図19中の領域Aに対応する。図19に示した記録方法では、領域Aよりも下端側でラスタの抜けが生じるため、L−2回目の主走査における7番ノズル、L−1回目の主走査における5番〜7番ノズル、L回目の主走査における3番〜7番ノズルではドットの形成を行っていない。これに対し、拡張印刷モードでは、これらのノズルでもラスタの形成を行う。つまり、L回目までの主走査を終えた段階では、領域Aに画像が完成すると同時に図19中に白抜きの丸で示したラスタが間欠的に形成された状態となる。
【0072】
このように高精度送りでの印刷を終えると、拡張印刷モードでは、そのままの送り量で低精度送りでの印刷を実行する。即ち、図12の例では、7ドットの一定の送り量で副走査を行う。図12中のL+1回目〜L+4回目の主走査が低精度送りでの記録に相当する。本実施例では、高精度送りと低精度送りとで副走査の送り量を共通にしているため、高精度送りが終了したか否かの判定を行うことなく、両者の印刷を実現することができるのである。
【0073】
図12中において、ハッチングを付した丸は、低精度送りで記録されたドットを示す。高精度送りと同じ送り量で副走査を行うことにより、インタレース方式で画像を印刷することができる。ここで、先に説明した通り、L回目までの主走査において、領域Aよりも下端には、高精度送りで間欠的にラスタが形成されていた。拡張印刷モードでは、低精度送りで、かかるラスタ間を補完するラスタを形成することができる。この結果、図12に示す通り、L回目の主走査で7番ノズルが位置する範囲までの領域においては、高精度送りによるラスタと低精度送りによるラスタとが混在した領域Tが生じる。これが、図9に示す混在領域に相当する。混在領域よりも下端側の領域Lでは、低精度送りによるラスタのみで画像が印刷される。かかる領域は、図9中の低精度領域に相当する。
【0074】
低精度送りでは、印刷用紙Pの下端側のいかなる位置にも副走査を行うことが可能であるため、ラスタの抜けを生じることなく、十分画像を印刷することができる。但し、印刷用紙Pの下端近傍では、ヘッドの一部が余白にかかることがある。図12中のL+2回目の主走査における7番ノズル、L+3回目の主走査における5番〜7番ノズル、L+4回目の主走査における3番〜7番ノズルがこれに相当する。CPU41は、このように余白部分にかかるノズルに対しては、印刷データが供給されていないため、ドットの非形成を意味するマスクデータを供給しつつ、印刷を実行する。こうして、CPU41は、画像の印刷を完了するまで、低精度送りでの記録を繰り返し実行する。
【0075】
以上で説明した本実施例の印刷装置によれば、拡張印刷モードによる印刷において、低精度送りでの副走査を活用することにより、印刷可能領域を広げることができる。本実施例では、ごくわずかな余白を設けている。これは、副走査の送り誤差に起因して印刷用紙Pの下端からはみ出してプラテンにインクが吐出されることを回避するためである。原理的には、印刷用紙Pの下端限界まで印刷可能領域を拡張することができる。
【0076】
本実施例の印刷装置は、図9および図12に示す通り、高精度領域と低精度領域との間に混在領域を介在させて拡張印刷モードを行う。低精度領域と高精度領域との画質には差違があるが、両者の間に混在領域を介在させることにより、かかる差違を緩和することができる。また、画質の異なる印刷領域を隣接させた場合に通常見られる境界部分での疑似輪郭の発生も抑制することができる。この結果、本実施例の印刷装置によれば、画質を損ねることなく、印刷可能領域を拡張することができる。
【0077】
また、本実施例の印刷装置は、高精度送りでの印刷と低精度送りでの印刷とを、共通の副走査量で行う。従って、非常に簡易な制御処理によって、上述の拡張印刷を実現することができる。
【0078】
本実施例の印刷装置は、標準印刷モードと拡張印刷モードとの2つの印刷モードを使い分けることにより、使用者の要求に応じた印刷を実現することができる。図11に示す通り、標準印刷モードでは、下端処理の効果によって、領域Aよりも下端まで高精度送りでの印刷を拡張することができる。拡張印刷モードでは、図12に示す通り、高精度送りでの印刷は領域Aの範囲で実現される。従って、下端処理で拡張された範囲までの画像を印刷する際には、標準印刷モードを適用すれば、より高画質な印刷を実現することができる。下端処理で拡張された範囲を超える画像に対しては、拡張印刷モードにより画像を印刷することができる。このように2つの印刷モードを備えることで、要求に応じた印刷を実現することができ、印刷装置の利便性を向上することができる。
【0079】
なお、上記実施例では、標準印刷モードと拡張印刷モードのいずれかを使用者が指定するものとして説明した。これに対し、プリンタドライバで適切な印刷モードを選択して指示するものとしても構わない。例えば、下端処理で拡張された範囲を超える画像の場合には、拡張印刷モードを自動的に指定するようにしてもよい。
【0080】
上記実施例では、拡張印刷モードとして、高精度送りと低精度送りとを同じ送り量で行う場合を例示した。拡張印刷モードは、高精度送りと低精度送りとを異なる送り量で行うものとしてもよい。両者の送り量が異なる拡張印刷モードを変形例として以下に示す。
【0081】
図13は第1の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。ヘッドに4ドットピッチで7つのノズルが備えられた場合を例示した。高精度送り、即ちL回目の主走査までの範囲では、実施例と同様、7ドットの一定の送り量で副走査を行う。これらの主走査において高精度領域Aよりも下端側に間欠的にラスタを形成する点も実施例と同様である。図13中の白抜きの丸が高精度送りで形成されたラスタを示している。
【0082】
第1の変形例では、L回目の主走査を終えると、5ドットの送り量で副走査を行い、L+1回目の主走査を行う。その後は、3ドットの送り量で副走査を行いつつ、L+2回目以降の主走査を行う。つまり、低精度送りでは、先に下端処理(図11参照)として説明したのと同様の送り量で記録を行う。それぞれの主走査では、既に形成済みのラスタを走査するノズルが存在するため、これらのノズルについては適宜マスクを施しつつ印刷を実行する。
【0083】
低精度での記録をかかる送り量で行った場合も、図13に示す通り、高精度領域Aの下端側に、混在領域Tを介して低精度領域Lを形成することができる。従って、実施例と同様の作用により、画質を損ねることなく、印刷可能領域を拡張することができる。第1の変形例では、高精度送りを終えた時点で副走査の送り量を変更するため、記録の履歴から低精度送りを行うべきか否かの判定を行う処理が必要となる。しかしながら、第1の変形例では、高精度送りにおける副走査量よりも小さい送り量で、低精度送りによる副走査を実行する。一般に副走査の送り量を小さくすれば、副走査の送り誤差も小さくなる。従って、第1の変形例では、低精度送りにおける送り精度の低下を補償して画像を印刷することができ、特に低精度領域における画質を向上することができる利点がある。低精度送りでの副走査量は、上述の例に限らず、ノズルピッチ、ノズル数に応じて種々設定可能であることはいうまでもない。
【0084】
第1の変形例は、低精度領域において下端処理を行う場合に相当する。かかる送りには、ヘッドと印刷用紙とが接触する可能性を抑制することができる利点もある。低精度領域において下端処理を行う場合、例えば、図13中の領域Lの印刷を終了した時点(L+9回目の主走査に相当)では、6番ノズルと7番ノズルの2本が印刷用紙の下端からはみ出した状態となっている。低精度領域において下端処理を行わない場合は、図12に示す通り、領域Lの印刷を終了した時点で、4番〜7番ノズルまでの4本が印刷用紙の下端からはみ出した状態となる。低精度領域では、用紙の下端が給紙側のローラから解放されている。用紙が反っていると、その下端がヘッドと接触する可能性がある。かかる接触により、用紙の下端が汚れたり、ヘッドを傷めるなどの弊害が生じる。低精度領域で下端処理を行えば、上述の通り、印刷終了時に用紙からヘッドがはみ出す量を抑制することができる。この結果、用紙下端とヘッドが接触する可能性を低減することができ、上述の弊害を抑制することができる。
【0085】
図14は第2の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。ヘッドに4ドットピッチで8つのノズルが備えられた場合を例示した。高精度送り、即ちL回目の主走査までの範囲では、実施例と同様、7ドットの一定の送り量で副走査を行う。高精度領域、即ちL回目の主走査までの範囲では、8番ノズルを除く、7つのノズルでドットを形成する。こうすることにより、実施例と同様、高精度領域Aに画像を印刷することができる。これらの主走査において高精度領域Aよりも下端側に間欠的にラスタを形成する点も実施例と同様である。図14中の白抜きの丸が高精度送りで形成されたラスタを示している。
【0086】
第2の変形例では、L回目の主走査を終えると、5ドットの送り量で副走査を行い、L+1回目の主走査を行う。その後は、3ドットの送り量で副走査を行いつつ、L+2回目以降の主走査を行う。第1の変形例と同じ送り量で副走査を実行するのである。但し、第2の変形例では、主走査方向のドットの記録方法が第1の変形例と相違する。図14に示す通り、混在領域Tでは、第1の変形例と同様、それぞれの主走査で各ラスタを形成する。これに対し、低精度領域Lでは、各ラスタを2回の主走査で形成する。いわゆるオーバラップ方式での記録を行うのである。
【0087】
図14に示す送り量で副走査を行うことにより、低精度領域Lでは、各ラスタを2本のノズルが走査する。1回目に走査するノズルでは、主走査方向の奇数番目の画素にドットを形成する。図14の領域Lにおいて、ハッチングを付した画素がこれに相当する。2回目に走査するノズルでは、偶数番目の画素にドットを形成する。かかる記録を実現するため、第2の変形例では、低精度送りの際、8番ノズルまでを適宜用いてドットを形成する。
【0088】
第2の変形例においても、高精度領域Aの下端側に、混在領域Tを介して低精度領域Lを形成することができる。従って、実施例と同様の作用により、画質を損ねることなく、印刷可能領域を拡張することができる。また、第2の変形例では、低精度領域においてオーバラップ方式による記録を実行する。オーバラップ方式による記録は、ドットの形成位置のずれを分散させることにより、画質を向上することができる利点がある。従って、第2の変形例では、低精度送りにおける送り精度の低下を補償して画像を印刷することができ、特に低精度領域における画質を向上することができる利点がある。低精度送りでの副走査量は、上述の例に限らず、ノズルピッチ、ノズル数、低精度領域で各ラスタの形成に要する主走査数に応じて種々設定可能であることはいうまでもない。
【0089】
以上で説明した各実施例では、高精度領域において一定の送り量で副走査を行う場合を例示した。また、各ラスタを1回の主走査で形成する場合を例示した。以下に示す通り、副走査の送り量は、必ずしも一定の送り量に限定されるものではない。また、各ラスタを2回以上の主走査で形成するものとしても構わない。図15は第3の変形例における記録の様子を示す説明図である。ここでは、4ドットピッチで8つのノズルを備える場合を例示した。
【0090】
図15は印刷を開始した上端近傍の様子を示している。5ドット、2ドット、3ドット、6ドットの送り量を周期的に繰り返して副走査を行うことにより、図中の印刷可能領域に画像を印刷することができる。また、この場合には、各ラスタを2本のノズルが走査するため、オーバラップ方式による印刷を行うことができる。低精度領域も同じ送り量で記録することにより、実施例に相当する態様での拡張印刷を実現することができる。低精度領域では、高精度領域での平均の送り量4ドットよりも小さな平均送り量で副走査を行うことにより、第1の変形例に相当する態様での拡張印刷を実現することができる。低精度領域では、高精度領域よりも多くの主走査数、即ち3回以上の主走査数で各ラスタを形成することにより、第2の変形例に相当する態様での拡張印刷を実現することができる。
【0091】
以上の各実施例において、上端処理として、画像の印刷を開始する当初に通常の送り量とは異なる送り量での記録を行うものとしてもよい。図16は上端処理による記録の様子を示す説明図である。図15と同様、4ドットピッチで8つのノズルを備える場合を例示した。上端処理として、図示する通り、3ドットの副走査を7回繰り返し実行する。その後、図15と同様の送り量、即ち、5ドット、2ドット、3ドット、6ドットの送り量を周期的に実行する。かかる記録を行うことにより、図15に示す印刷可能領域において、各ラスタを2本のノズルで形成して、画像を印刷することができる。この場合、印刷不可能領域は、上端に18ラスタ存在する。印刷開始当初から、周期的な送り量で記録を行った場合には、図15に示す通り、23ラスタの印刷不可能領域が存在する。上端処理を施すことにより、印刷可能領域を上方にも拡張できる利点がある。上端処理を施した場合でも、高精度領域で主として実行される副走査は、図15の場合と同様であるから、それぞれの態様での拡張印刷を実現することが可能である。
【0092】
また、高精度領域において図11に示す下端処理を行いつつ、低精度領域の記録も行うものとしてもよい。かかる場合の記録例を第4の変形例として示す。図17は第4の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。ここでは、4ドットピッチで7本のノズルを備えるヘッドの場合を例示した。図示する通り、高精度領域においては、図11で示したのと同じ下端処理を実行する。但し、図11では、L+4回目、L+5回目の主走査において、高精度送りで印刷可能な領域Bよりも下端にはみ出す部分のノズルはマスクするものとしたが、第4の変形例では、これらのノズルもラスタを形成する。
【0093】
下端処理が終了すると、L+6回目以降の主走査では、そのまま低精度送りでラスタを記録する。この際の送り量は、下端処理の送り量と同じ3ドット相当である。画像の印刷を終えるまで、かかる送り量での記録を繰り返し実行する。
【0094】
第4の変形例でも、図17に示す通り、高精度領域B、混在領域T、低精度領域Lがそれぞれ隣接して形成される。従って、実施例等で説明したのと同様、画質の極端な低下を招くことなく印刷可能領域を拡張することができる。しかも、第4の変形例によれば、高精度送りで下端処理を行うため、高精度領域Bをも拡張することができる。また、低精度領域は小さい送り量で副走査を行うため、副走査の精度低下を補償した記録を行うことができる。これらの作用により、第4の変形例によれば、高画質な印刷を行うことができる。
【0095】
以上で説明した各実施例では、4ドットピッチで7つまたは8つのノズルを備える場合を例示した。本発明は、かかる場合に限らず、種々のノズルピッチおよびノズル数のヘッドで実現することができる。主走査を行って各ラスタを形成するプリンタを例示したが、主走査を伴わずにラスタを形成するものとしてもよい。ピエゾ素子を利用してインクを吐出してドットを形成するプリンタを例示したが、インクを吐出する機構は、ヒータへの通電によってインク内に生じるバブルを利用してインクを吐出するものなど、種々の機構が適用可能である。また、ドットを形成する機構自体、インクを吐出するものに限定されるものではない。
【0096】
以上の実施例では、給紙ローラおよび排紙ローラにより用紙の搬送を行う場合を例示した。用紙の搬送手段は、これらに限定されずその他種々の手段が適用可能である。また、実施例では、高精度送りを実現する給紙ローラが副走査の上流側に位置し、低精度送りを行う排紙ローラが副走査の下流側に位置する場合を例示した。逆に、高精度送りを行う機構が副走査の下流側に位置し、低精度送りを行う機構が副走査の上流側に位置する構成も可能である。この場合には、図9の上下を反転させた状態で画像が印刷されることになる。つまり、低精度領域、混在領域、高精度領域が印刷用紙の上端から配置された状態で印刷が行われることになる。
【0097】
以上の実施例では、プリンタPRTが副走査の送り量の設定等を行うものとして説明した。これに対し、コンピュータPCにおいてプリンタドライバで副走査の送り量を設定する態様で実現することも可能である。つまり、プリンタドライバは、図7に示したフローチャートに従って、各主走査ごとの副走査量を設定し、印刷データとともにプリンタPRTに供給する。プリンタPRTでは、プリンタドライバから指定された送り量で副走査を実行する。このような態様で構成することも可能である。
【0098】
以上、本発明の種々の実施例について説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態による実施が可能である。上述の実施例では6色のインクを備えるカラープリンタを例にとって説明したが、本発明はインクの色数には依存せず適用可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのプリンタPRTを用いた印刷システムの構成を示す説明図である。
【図2】プリンタPRTの概略構成を説明する説明図である。
【図3】用紙Pを搬送する機構を示す側断面図である。
【図4】ヘッド61〜66におけるノズルNzの配列を示す説明図である。
【図5】ヘッド28によるドットの形成原理を示す説明図である。
【図6】制御回路40の内部構成を示す説明図である。
【図7】ドット形成制御処理のフローチャートである。
【図8】標準モードで印刷された画像の様子を示す説明図である。
【図9】拡張モードで印刷された画像の様子を示す説明図である。
【図10】標準モードの通常印刷領域における記録の様子を示す説明図である。
【図11】下端処理領域における記録の様子を示す説明図である。
【図12】拡張印刷モードにおける下端近傍の記録の様子を示す説明図である。
【図13】第1の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。
【図14】第2の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。
【図15】第3の変形例における記録の様子を示す説明図である。
【図16】上端処理による記録の様子を示す説明図である。
【図17】第4の変形例における拡張印刷モードの記録の様子を示す説明図である。
【図18】インタレース方式による記録の例を示す説明図である。
【図19】インタレース方式による記録の下端近傍の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
23…紙送モータ
24…キャリッジモータ
25a…給紙ローラ
25b…従動ローラ
26…プラテン
27a…排紙ローラ
27b…ギザローラ
28…印字ヘッド
28…ヘッド
31…キャリッジ
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
42…PROM
43…RAM
44…PCインタフェース
46…クロック
47…駆動用バッファ
48…バス
50…発信器
55…駆動信号生成部
61〜66…インク吐出用ヘッド
68…インク通路
71,72…インク用カートリッジ
91…入力部
92…バッファ
93…主走査部
94A,94B…副走査部
97…制御部

Claims (14)

  1. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置であって、
    前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送して、前記副走査を行う第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない場合に、前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送して、副走査を行う第2の搬送手段と、
    前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行うデータ供給手段と、
    前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成するラスタ形成手段と、
    前記第1の搬送手段および第2の搬送手段を順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う副走査手段とを備え
    前記第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で主として実行される副走査の平均の送り量よりも小さい送り量である印刷装置。
  2. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置であって、
    前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送して、前記副走査を行う第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない場合に、前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送して、副走査を行う第2の搬送手段と、
    前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行うデータ供給手段と、
    前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成するラスタ形成手段と、
    前記第1の搬送手段および第2の搬送手段を順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う副走査手段とを備え、
    前記第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で副走査を行う際に各ラスタを形成するのに要する形成要素の数よりも多くの形成要素を用いて各ラスタを形成可能に設定された送り量である、印刷装置。
  3. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置であって、
    前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送して、前記副走査を行う第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない場合に、前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送して、副走査を行う第2の搬送手段と、
    前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行うデータ 供給手段と、
    前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成するラスタ形成手段と、
    前記第1の搬送手段および第2の搬送手段を順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う第1の副走査手段と、
    前記第1の搬送手段のみを用いて、予め設定された送り量で副走査を行う第2の副走査手段と、
    前記第1の副走査手段と第2の副走査手段とを所定の条件に基づいて、選択的に使用する選択手段と
    を備える印刷装置。
  4. 前記選択手段は、前記第1の副走査手段を利用する印刷モードと前記第2の副走査手段を利用する印刷モードとの選択指示に従って、前記選択的な使用を実現する手段である請求項記載の印刷装置。
  5. 前記選択手段は、前記画像が所定以上のサイズの場合に、前記第1の副走査手段を選択する手段である請求項記載の印刷装置。
  6. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記第2の副走査手段は、さらに、前記画像が印刷される領域のうち、副走査方向の少なくとも一端に位置する領域においては、中央近傍の領域における副走査の平均送り量よりも小さい平均送り量で副走査を行う手段である印刷装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記形成要素はインクを吐出してドットを形成する要素であり、
    前記第1の搬送手段は、前記第2の搬送手段よりも前記副走査の上流側に位置する印刷装置。
  8. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記第1の搬送手段は、前記副走査の上流側において所定の摩擦力で前記印刷媒体を搬送する上流側ローラを備える手段であり、
    前記第2の搬送手段は、前記副走査の下流側において前記上流側よりも小さい摩擦力で前記印刷媒体を搬送する下流側ローラである印刷装置。
  9. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷方法であって、
    (a)前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行う工程と、
    (b)前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成する工程と、
    (c)前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない領域で前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送する第2の搬送手段とを順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う工程と
    を備え、
    前記第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で主として実行される副走査の平均の送り量よりも小さい送り量である印刷方法。
  10. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷方法であって、
    (a)前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行う工程と、
    (b)前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成する工程と、
    (c)前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない領域で前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送する第2の搬送手段とを順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う工程と、
    を備え、
    第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で副走査を行う際に各ラスタを形成するのに要する形成要素の数よりも多くの形成要素を用いて各ラスタを形成可能に設定された送り量である、印刷方法。
  11. ヘッドを用いてラスタを形成するとともに、該ラスタに交差する方向に副走査を行って、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷方法であって、
    (a)前記画像を印刷するために形成すべきラスタのデータを各形成要素に対応させて前記ヘッドに供給するとともに、形成すべきラスタが存在しない形成要素のマスクを行う工程と、
    (b)前記データ供給手段により供給されたデータに応じて前記ヘッドを駆動して各ラスタを形成する工程と、
    (c)前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を第1の精度で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による副走査を実現し得ない領域で前記ヘッドまたは印刷媒体の少なくとも一方を前記第1の精度よりも低い第2の精度で搬送する第2の搬送手段とを順次用いて、前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う第1の副走査モードと、
    前記第1の搬送手段のみを用いて、予め設定された送り量で副走査を行う第2の副走査モードと、
    を所定の条件に基づいて選択的に実行する工程と、
    を備える印刷方法。
  12. ヘッドを主走査するとともに、第1の精度で搬送を行う第1の搬送手段による副走査および該第1の精度よりも低い第2の精度で搬送を行う第2の搬送手段による副走査を順次実行して、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置を駆動するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体であって、
    前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う副走査機能を実現するプログラムを記録したものであり
    前記第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で主として実行される副走査の平均の送り量よりも小さい送り量である、記録媒体。
  13. ヘッドを主走査するとともに、第1の精度で搬送を行う第1の搬送手段による副走査および該第1の精度よりも低い第2の精度で搬送を行う第2の搬送手段による副走査を順次実行して、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置を駆動するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体であって、
    前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で 副走査を行う副走査機能を実現するプログラムを記録したものであり、
    前記第2の搬送手段で実行される副走査の送り量は、前記第1の搬送手段で副走査を行う際に各ラスタを形成するのに要する形成要素の数よりも多くの形成要素を用いて各ラスタを形成可能に設定された送り量である、記録媒体。
  14. ヘッドを主走査するとともに、第1の精度で搬送を行う第1の搬送手段による副走査および該第1の精度よりも低い第2の精度で搬送を行う第2の搬送手段による副走査を順次実行して、画像を印刷媒体上にインターレース方式で印刷する印刷装置を駆動するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体であって、
    前記第1の搬送手段による副走査中に形成されたラスタ間に、前記第2の搬送手段による副走査中に形成されたラスタが混在する領域が生じる条件下で予め設定された送り量で副走査を行う第1の副走査機能と、
    前記第1の搬送手段のみを用いて、予め設定された送り量で副走査を行う第2の副走査機能と、
    前記第1の副走査機能と第2の副走査機能とを所定の条件に基づいて選択的に実行する選択機能と、
    を実現するプログラムを記録した記録媒体。
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