JP4325170B2 - 画像の大きさに応じて異なるモードで行う印刷 - Google Patents

画像の大きさに応じて異なるモードで行う印刷 Download PDF

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    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • B41J11/425Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering for a variable printing material feed amount

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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドット記録ヘッドを用いて記録媒体の表面にドットの記録を行う技術に関し、特に、大きな画像と小さな画像を効率的に記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの出力装置として、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出するプリンタが広く普及している。このようなプリンタは、多数のノズルを設けて一度に多数のノズルでドットを記録することで、大きな画像を高速に印刷することができる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−232806号公報
【0004】
図19は、インターレース印刷の例を示す図である。上記のようなプリンタにおいて高品質な印刷を行うために、インターレース印刷が行われることがある。インターレース印刷を行う場合には、印刷される画像Imgの各部分は、様々なノズルで記録される。たとえば、画像Imgの上端近辺の部分は、ノズル列のうち副走査方向SSの上流端(図19において下端)近辺のノズル#10、#11でも記録され、副走査方向SSの下流端(図19において上端)近辺のノズル#1でも記録される。そして、画像Imgの下端近辺の部分も、ノズル列の上流端近辺のノズル#12でも記録され、ノズル列の下流端近辺のノズル#2,#3でも記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
インターレース印刷においては、画像Imgの印刷は、図19に示すように、ノズル列の上流端(図19において下端)近辺のノズル#10,#11が画像Imgの上端と向かい合う位置において開始され、ノズル列の下流端(図19において上端)近辺のノズル#3,#4が画像Imgの上端と向かい合う位置において終了する。
【0006】
一方、インターレース印刷においては、印刷開始時に下流側(ノズル#1、#2など)が記録する領域は、各種走査ラインを隙間なく記録することができないので、画像の記録に使用することはできない。よって、最初の画像Imgの印刷が終了した後、その相対位置から次の画像Imgの印刷を開始する場合には、図19において破線で示す位置に、画像Imgを記録することになる。
【0007】
よって、連続用紙上に画像を複数回印刷する場合には、各画像は所定の間隔を開けて印刷しなければならなかった。このため、印刷する画像が小さい場合には、画像の印刷に使用される印刷用紙の面積に対して、画像が印刷されず廃棄される印刷用紙の面積の割合が大きくなる。
【0008】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、大きな画像を高速に印刷でき、かつ、小さな画像を印刷用紙上に効率的に記録する技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、印刷媒体の表面にドットの記録を行うドット記録装置において所定の処理を行う。この印刷装置は、印刷媒体上にドットを形成するための複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドと、ドット記録ヘッドと印刷媒体の少なくとも一方を駆動して主走査を行う主走査駆動部と、主走査の最中に複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、主走査の合間に印刷媒体を主走査の方向と交わる方向に駆動して副走査を行う副走査駆動部と、主走査駆動部、ヘッド駆動部および副走査駆動部を制御する制御部と、を備える。
【0010】
そのような印刷装置において、副走査の方向について比較的大きい画像を印刷する場合には、複数のドット形成要素のうち比較的多数のドット形成要素を使用し、送り量の平均値が比較的大きい副走査を行ってドットを形成する第1の印刷モードによる印刷を行う。副走査の方向について比較的小さい画像を印刷する場合に、複数のドット形成要素のうち比較的少数のドット形成要素を使用して、送り量の平均値が比較的小さい副走査を行ってドットを形成する第2の印刷モードによる印刷を行う。このような態様とすれば、大きな画像を高速に印刷でき、かつ、小さな画像を印刷用紙上に効率的に記録することができる。
【0011】
なお、第2の印刷モードによる印刷は、比較的小さい画像を、同一の印刷媒体上の副走査の方向についてそれぞれ異なる位置に複数個印刷する場合に特に有効である。そして、第2の印刷モードによる印刷は、印刷媒体がロール紙である場合に、有効である。
【0012】
また、第1の印刷モードにおいては、比較的大きい一定の第1の送り量による副走査を行い、第2の印刷モードにおいては、比較的小さい一定の第2の送り量による副走査を行う態様とすることができる。このような態様とすれば、単純な処理で印刷を行うことができる。
【0013】
そして、第1の印刷モードにおいては、送り量の平均値が比較的大きい複数の送り量の組み合わせによる副走査を繰り返し行い、第2の印刷モードにおいては、送り量の平均値が比較的小さい複数の送り量の組み合わせによる副走査を繰り返し行う態様とすることもできる。このような態様とすれば、印刷結果の品質の高い印刷を行うことができる。なお、第1の印刷モードにおいては、最大の送り量が比較的大きい複数の送り量の組み合わせによる副走査を繰り返し行い、第2の印刷モードにおいては、最大の送り量が比較的小さい複数の送り量の組み合わせによる副走査を繰り返し行う態様とすることもできる。また、送り量の組み合わせは、互いに異なる送り量の組み合わせとすることが好ましい。
【0014】
なお、複数のドット形成要素のうち、副走査の方向について比較的上流の範囲に設けられた比較的少数のドット形成要素で構成される第1の使用ドット形成要素群と、副走査の方向について比較的下流の範囲に設けられた比較的少数のドット形成要素で構成さる第2の使用ドット形成要素群と、を使用して、第2の印刷モードを実行することもできる。その場合には、少なくとも一部の主走査において、第1の使用ドット形成要素群と、第2の使用ドット形成要素群と、によってそれぞれドットを形成する。そして、第2の使用ドット形成要素群を使用せずに、第1の使用ドット形成要素群を使用して、比較的小さい画像を1枚印刷すると同時に、第1の使用ドット形成要素群を使用せずに、第2の使用ドット形成要素群を使用して、比較的小さい画像を別に1枚印刷する。このような態様とすれば、同じ画像を印刷する際に第1の印刷モードによる場合に比べて、少ない主走査回数で印刷を行うことができる。
【0015】
なお、本発明は、以下に示すような種々の態様で実現することが可能である。
(1)ドット記録方法、印刷制御方法、印刷方法。
(2)ドット記録装置、印刷制御装置、印刷装置。
(3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム。
(4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
(5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.装置の構成:
A2.印刷:
B.第2実施例:
C.変形例:
C1.変形例1:
C2.変形例2:
C3.変形例3:
【0017】
A.第1実施例:
A1.装置の構成:
図1は、本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピュータ90を備えている。プリンタ22とコンピュータ90とは、広義の「印刷装置」と呼ぶことができる。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、プリンタ22に転送するための画像データDが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。スキャナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読み取られ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
【0018】
このアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信号(ここではシアン、マゼンタ、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエロ、ブラックの各色についての多値化された信号)に変換している。図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色補正モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、モード決定部101とが備えられている。また、色補正テーブルLUT、ドット形成パターンテーブルDTおよび印刷モードテーブルPMTも記憶されている。
【0019】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データの解像度、即ち、単位長さ当りの画素数をプリンタドライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3色からなる画像情報であるから、色補正モジュール98は色補正テーブルLUTを参照しつつ、各画素ごとにプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンタ(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各色のデータに変換する。なお、「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録する位置を規定するために、印刷媒体上に(場合によっては印刷媒体の外側にまで)仮想的に定められた方眼状の升目である。
【0020】
色補正されたデータは、例えば256階調等の幅で階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、ドットを分散して形成することによりプリンタ22で、この階調値を表現するためのハーフトーン処理を実行する。ハーフトーンモジュール99は、ドット形成パターンテーブルDTを参照することにより、画像データの階調値に応じて、それぞれのインクドットのドット形成パターンを設定した上で、ハーフトーン処理を実行する。
【0021】
一方、モード決定部101は、印刷モードを決定する。モード決定部101における処理については後述する。そして、ラスタライザ100は、ハーフトーン処理され、モード決定部101で印刷モードを決定された画像データを、印刷モードテーブルPMTを参照しつつ、プリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替える。そして、最終的な印刷データPDとして出力する。印刷データPDは、各主走査時のドットの記録状態を表すラスタデータと副走査送り量を示すデータとを含んでいる。本実施例では、プリンタ22は印刷データPDに従ってインクドットを形成する役割を果たすのみであり画像処理は行っていないが、勿論これらの処理をプリンタ22で行うものとしても差し支えない。このプリンタドライバ96が特許請求の範囲にいう「第1の印刷データ生成部」と「第2の印刷データ生成部」に相当する。
【0022】
次に、図2によりプリンタ22の概略構成を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙送りモータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31を用紙Pの搬送方向と垂直な方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出およびインクドットの形成を行う機構と、これらの紙送りモータ23、キャリッジモータ24、印刷ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを行ってこれらを制御する制御回路40とから構成されている。
【0023】
キャリッジ31を印刷用紙Pの搬送方向と垂直な方向に往復動させる機構は、印刷用紙Pの搬送方向と垂直な方向に架設され、キャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジ31とキャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。
【0024】
キャリッジ31には、黒インク(K)用のカートリッジ71とシアン(C),ライトシアン(LC)、マゼンタ(M),ライトマゼンダ(LM)、イエロ(Y)の6色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッジ31に黒(K)インク用のカートリッジ71およびカラーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各インクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインクの供給が可能となる。
【0025】
また、プリンタ22は、印刷用紙Pとしてのロール紙をセット可能なロール紙ホルダ(図示せず)を備えている。ロール紙は、軸に巻きつけられている印刷媒体である。ロール紙は、軸に巻きつけられた状態で用意されることから、印刷媒体の形状については、巻き取られている軸の方向の幅に対して軸に垂直な方向の長さが10倍以上あることが多い。ロール紙ホルダにセットされたロール紙は、先端部を引き出され、紙送りモータ23で駆動される搬送ローラによって印刷ヘッド28と向かい合う位置に搬送される。そして、ロール紙は、搬送ローラによって印刷用紙Pの先端側の部分が送られるにつれ、順に軸から解かれて引き出される。印刷ヘッド28によって画像を記録された印刷用紙Pは、搬送ローラによって印刷ヘッド28と向かい合う位置からさらに下流に送られる。
【0026】
プリンタ22は、さらに、印刷ヘッド28に対して印刷用紙Pの送りの方向の下流側にカッター(図示せず)を備えている。このカッターは、印刷媒体の幅寸法以上の幅寸法を有しており、印刷用紙Pの送り方向に対して垂直に配されている。画像を記録され、搬送ローラによって印刷ヘッド28と向かい合う位置からさらに下流に送られた印刷用紙Pは、このカッターで後側部分から切り離される。
【0027】
図3は、印刷ヘッド28におけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図である。これらのノズルの配置は、ブラック(K)、シアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンダ(LM)、イエロ(Y)各色ごとにインクを吐出する6組のノズルアレイから成っており、それぞれ13個のノズルが一定のノズルピッチkで一列に配列されている。これらの6組のノズルアレイは主走査方向に沿って並ぶように配列されている。なお、「ノズルピッチ」とは、印刷ヘッド上に配されるノズルの副走査方向の間隔が何ドット分(すなわち、何画素分)であるかを示す値である。
【0028】
A2.印刷:
本実施例においては、高速モードと印刷用紙節約モードも二つのモードで印刷が行われる。そして、いずれのモードにおいても、インターレース印刷が行われる。「インターレース印刷」においては、主走査において、以前に記録された主走査ラインの隙間の主走査ラインにドットを記録しつつ、新たに記録する領域については、新たに一本または数本おきの主走査ラインにドットを記録する、という動作が繰り返される。インターレース印刷においては、すでに記録された主走査ライン群が位置する範囲と、新たにドットを記録される主走査ライン群が位置する範囲が、常に一部重複する。また、隣り合う主走査ラインが異なるノズルで記録されるので、ノズルの特性が特定の領域の記録に反映されにくい。このため、印刷結果の品質が高い。
【0029】
(1)高速モード:
図4および図5は、高速モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするため、1列のノズル列のみを使用して説明する。主走査の際には、各ノズルが一つの主走査ラインの記録を担当する。ここで、「主走査ライン」とは、主走査方向に並ぶ画素の列である。そして、「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録する位置を規定するために、印刷媒体上に仮想的に定められた方眼状の升目である。ここでは、各ノズルは4ドットピッチ(k=4)で配されているものとする。
【0030】
図4および図5において、縦に並ぶ1列の升目は、印刷ヘッド28を表している。各升目の中の1〜13の数字が、ノズル番号を示している。明細書中では、これらの番号に「#」を付して各ノズルを表す。また、図4および図5においては、印刷ヘッド28上のノズルがドットを記録しうる主走査ラインについて、上から順に付した番号を、図の左側に記載している。以降、ドットの記録を説明する図面においても同様である。
【0031】
図4および図5では、時間とともに副走査方向に相対的に送られる印刷ヘッド28を、順に左から右にずらして示している。実際には、印刷用紙Pが印刷ヘッドに対して搬送されて両者の相対位置が変わるが、図4および図5では、説明を簡単にするために、印刷ヘッドが印刷用紙Pに対して下方に移動するかのように、表示している。図4に示すように、高速モードにおいては、印刷において13個のノズルを使用し、13ドットづつの副走査送りを行う。この高速モードの印刷が、特許請求の範囲にいう「第1の記録モード」における印刷である。
【0032】
なお、本明細書では、印刷用紙Pに記録する画像データの上下に対応させて印刷用紙Pの端を呼ぶ場合は、「上端(部)」、「下端(部)」の語を使用することがあり、プリンタ22上での印刷用紙Pの副走査送りの進行方向に対応させて印刷用紙Pの端を呼ぶ場合は、「前端(部)」、「後端(部)」の語を使用する。ノズル群(ノズル列)中のノズルの位置を示す場合も、印刷用紙Pに記録する画像データの上下に対応させてノズルの位置を示す場合は、「上端(部)」、「下端(部)」の語を使用することがあり、プリンタ22上での印刷用紙Pと印刷ヘッドの副走査送りの進行方向に対応させてノズルの位置を示す場合は、「前端(部)」、「後端(部)」の語を使用する。本明細書では、印刷用紙Pにおいて「上端(部)」が「前端(部)」に対応し、「下端(部)」が「後端(部)」に対応する。印刷用紙を搬送する場合の印刷用紙の送りの方向で言うと、「上端」および「前端」が副走査送りの下流の方向に位置する端であり、「下端」および「後端」が副走査送りの上流の方向に位置する端である。また、本明細書では、印刷用紙上へのドットの記録を説明する際には、印刷用紙Pが紙送りモータ23によって送られる際の前端の方向を「上方」と呼び、後端の方向を「下方」と呼ぶことがある。
【0033】
本実施例においては、主走査の際には、各ノズルが一つの主走査ラインの記録を担当する。しかし、図4において、最上段から36本目の主走査ライン(以下、「第36ライン」と表記する。他の主走査ラインについても同様である。)は、印刷の際の主走査においてノズルが通過しない。第32ライン、第28ラインなどについても同様である。すなわち、第36ラインよりも上方の領域については、各主走査ラインが隙間なく記録されない。よって、本実施例では、第36ラインおよびそれよりも上方の領域は、画像を記録するために使用することはしない。
【0034】
本実施例において画像を記録するために使用する主走査ラインは、印刷ヘッド28上のノズルがドットを記録しうる主走査ラインのうち、副走査方向上流の端から37番目以降の主走査ラインである。この画像を記録するために使用できる主走査ラインの領域を「印刷可能領域」と呼ぶ。また、画像記録のために使用しない主走査ラインの領域を「印刷不可領域」と呼ぶ。図4および図5においては、印刷可能領域をApで表し、印刷不可能領域をAnで表す。
【0035】
高速モードの印刷で、たとえば副走査方向について16ドットの幅を有する画像Imgを印刷する場合には、画像Imgの上端の主走査ラインは、印刷可能領域Apの上端の第37ラインに位置することになる。したがって、画像Imgは、第37ラインから第52ラインまでの16ラインに記録される。画像Imgが記録される領域を図4および図5において、Ai1で表す。
【0036】
高速モードにおいては、図4に示すように、4回の主走査を行えば範囲Ai1に含まれるすべての主走査ラインにドットを記録することができる。4回目の主走査ラインが終わったときには、ノズル#1は、図5に示すように第40ラインの位置に来ている。
【0037】
範囲Ai1に画像Imgを記録し終えた後、さらに画像Imgを印刷する場合について考える。図4から分かるように、印刷可能領域Apは、印刷開始時のノズル列の相対位置を基準として表現すると、ノズル#10が位置する主走査ラインおよびそれよりも下方の領域である。よって、最初の画像の記録を終えた後、次の画像を印刷する場合には、その画像を記録できる領域は、そのときノズル#10が位置する主走査ラインおよびそれよりも下方の領域である。すなわち、図5において第76ラインおよびそれよりも下方の領域である。したがって、次の画像は、第76ラインから第91ラインまでの16ラインに記録される。次の画像が記録される領域を図5において、Ai2で表す。Ai1の下端とAi2の上端との間には23ラインの空白領域Abができる。
【0038】
同様のことが、さらに次の画像を印刷する場合にもいえる。すなわち、高速モードにおいて副走査方向の幅が16ドットの画像Imgを複数印刷する場合には、各画像の間には23ラインの空白領域ができる。
【0039】
図6は、高速モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図である。図6において、各画像Imgを記録する領域をAi1〜Ai6で示す。各画像Imgは、間に23ラインの空白領域Abをあけて記録される。その結果、画像Imgは、副走査方向について200ラインの幅を有する区間内に5個記録される。また、各画像Imgは、4パスで記録される(図4参照)。
【0040】
図7は、高速モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2がどのように印刷されるかを示す説明図である。図中の各表記は、図4と同様である。この場合にも、画像Img2の上端の主走査ラインは、印刷可能領域Apの上端の第37ラインに位置することになる。したがって、画像Imgは、第37ラインから第236ラインまでの200ラインに記録される。画像Img2が記録される領域を図7において、Aiで表す。図7に示すように、高速モードによる印刷では、19回目の主走査でノズル#1によって第235ラインが記録されて画像の印刷を終了する。すなわち、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2は、高速モードにおいては19パスで印刷される。
【0041】
(2)用紙節約モード:
図8は、用紙節約モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図である。図中の各表記は、図4と同様である。図8に示すように、用紙節約モードにおいては、印刷においてノズル#1〜#5の5個のノズルを使用し、5ドットづつの副走査送りを行う。なお、図8において、印刷に使用しないノズル#6〜#13は表示していない。この用紙節約モードの印刷が、特許請求の範囲にいう「第2の記録モード」における印刷である。
【0042】
図8において、第12ライン、第7ライン、第8ラインなどは、印刷の際の主走査においてノズルが通過しない。よって、本実施例では、第12ラインおよびそれよりも上方の領域は、画像を記録するために使用することはしない。本実施例において画像を記録するために使用する主走査ラインは、印刷ヘッド28上のノズルがドットを記録しうる主走査ラインのうち、副走査方向上流の端から13番目以降の主走査ラインである。
【0043】
用紙節約モードの印刷で、たとえば副走査方向について16ドットの幅を有する画像Imgを印刷する場合には、画像Imgの上端の主走査ラインは、印刷可能領域Apの上端の第13ラインに位置することになる。したがって、画像Imgは、第13ラインから第28ラインまでの16ラインに記録される。
【0044】
用紙節約モードにおいては、図8に示すように、6回の主走査を行えば範囲Ai1に含まれるすべての主走査ラインにドットを記録することができる。6回目の主走査ラインが終わったときには、ノズル#1は、図8に示すように第26ラインの位置に来ている。
【0045】
範囲Ai1に画像Imgを記録し終えた後、さらに画像Imgを印刷する場合について考える。図8から分かるように、用紙節約モードの印刷において、印刷可能領域Apは、印刷開始時のノズル列の相対位置を基準として表現すると、ノズル#4が位置する主走査ラインおよびそれよりも下方の領域である。よって、最初の画像の記録を終えた後、次の画像を印刷する場合には、その画像を記録できる領域は、そのときノズル#4が位置する主走査ラインおよびそれよりも下方の領域である。すなわち、図8において第38ラインおよびそれよりも下方の領域である。したがって、次の画像は、第38ラインから第53ラインまでの16ラインに記録される。最初の画像が記録される領域Ai1の下端と、次の画像が記録される領域Ai2の上端との間には9ラインの空白領域Abができる。よって、用紙節約モードにおいて副走査方向の幅が16ドットの画像Imgを複数印刷する場合には、各画像の間には9ラインの空白領域ができる。
【0046】
図9は、用紙節約モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図である。図9において、各画像Imgを記録する領域をAi1〜Ai9で示す。各画像Imgは、間に9ラインの空白領域Abをあけて記録される。その結果、画像Imgは、副走査方向について200ラインの幅を有する区間内に8個記録される。また、各画像Imgは、6パスで記録される(図8参照)。
【0047】
図10は、用紙節約モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2がどのように印刷されるかを示す説明図である。この場合にも、画像Img2の上端の主走査ラインは、印刷可能領域Apの上端の第13ラインに位置することになる。したがって、画像Imgは、第13ラインから第212ラインまでの200ラインに記録される。画像Img2が記録される領域を図10において、Aiで表す。図10に示すように、用紙節約モードによる印刷では、43回目の主走査でノズル#1によって第211ラインが記録されて画像の印刷を終了する。すなわち、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2は、用紙節約モードにおいては43パスで印刷される。
【0048】
図11は、高速モードと、用紙節約モードとを比較した表である。高速モードにおいては、16ラインの幅の画像を印刷する場合には、各画像は互いに23ラインの空白領域をあけて印刷用紙上に記録される(図6参照)。よって、副走査方向について、画像が記録されうる領域の存在割合(以下、「記録可能割合」という。)は、(16ライン)/(23+16)ラインで得られる。高速モードの記録可能割合は、41.0%である。これに対して、用紙節約モードにおいては、印刷用紙上には9ラインの空白領域をあけて16ラインの幅の領域に画像が記録される(図9参照)。よって、用紙節約モードの記録可能割合は、(16ライン)/(9+16)ラインで得られ、64.0%である。よって、用紙節約モードの方が記録可能割合は高い。すなわち、用紙節約モードの印刷を行えば、高速モードに比べて印刷用紙上に効率的に画像を記録することができる。
【0049】
一方、16ラインの幅の画像を印刷する場合、一つの画像を印刷するのに要するパス数は、高速モードが4パスであるのに対して、用紙節約モードは6パスである。よって、大まかには、ロール紙上に同じ数の画像Imgを印刷する場合には、高速モードは低速モードの2/3の時間で印刷を完了する。また、200ラインの幅を有する画像を印刷する場合には、高速モードは、19パスで画像の印刷を終える(図7参照)。これに対して、用紙節約モードは、印刷を終えるまでに43パスを要する(図10参照)。よって、高速モードによる印刷を行えば、用紙節約モードに比べて高速に印刷を行うことができる。
【0050】
(3)印刷モードの決定:
図12は、モード決定部101が印刷モードを決定する手順を示すフローチャートである。モード決定部101は、ハーフトーンモジュール99から印刷データを受け取ると、ステップS10において、その画像データの副走査方向の大きさAiが、{(N−1)×k/2}よりも小さいか否かを判定する。ここで、Nは、同じインクを吐出するノズルであって、副走査方向について異なる位置に配されているノズルの数である。本実施例においてはNは13である。kは、ドット数で表したノズルピッチである。本実施例においてはkは4である。Aiは、画像データの副走査方向の大きさをドットで表現したときの値である。
【0051】
ステップS10において、Aiが{(N−1)×k/2}以上である場合には、モード決定部101は、ステップS20で、ハーフトーンモジュール99から受け取った印刷データに高速モードを表すデータを付加する。そして、ステップS30で印刷データをラスタライザ100に送る。
【0052】
一方、ステップS10において、Apが{(N−1)×k/2}よりも小さいと判定された場合には、モード決定部101は、ステップS40において、CRT21に「高速モード」と「用紙節約モード」との選択肢を表示する。そして、ユーザは、マウス13またはキーボード14を通じて、自己の選択をコンピュータ90に入力する。モード決定部101は、ステップS50において印刷モードの選択結果を受け取り、ステップS60で、用紙節約モードであるか否かを判定する。ユーザの選択が高速モードである場合には、ステップS20の処理に進む。以降のステップS20,S30における処理は前述の通りである。
【0053】
ステップS60において、ユーザの選択が用紙節約モードであった場合には、ステップS70で、受け取った印刷データに用紙節約モードを表すデータを付加する。そして、ステップS30で印刷データをラスタライザ100に送る。
【0054】
ラスタライザ100は、印刷モードに関するデータが付加された印刷データを受け取って、印刷モードテーブルPMTを参照しつつ、プリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替える。印刷モードテーブルPMTは、各印刷モードについて、使用するノズル、副走査の送り量などのパラメータを有している。ラスタライザ100は、それらのパラメータを参照して印刷モードに応じてプリンタ22に転送すべきデータ順に印刷データを並べ替える。プリンタ22は、ラスタライザ100が高速モードに応じて並べ替えたデータを受け取った場合には、高速モードによる印刷を実行する(図4および図5参照)。また、ラスタライザ100が用紙節約モードに応じて並べ替えたデータを受け取った場合には、用紙節約モードによる印刷を実行する(図8参照)。
【0055】
本実施例では、画像の大きさが所定の判断基準よりも大きい場合には、高速モードによる印刷を行う。このため大きな画像を短時間で印刷する事ができる。また、画像の大きさが所定の判断基準よりも大きい場合には、ユーザに高速モードと用紙節約モードとを選択させる。その結果、用紙節約モードが選択された場合には、印刷用紙上に効率的に画像を印刷することができる。
【0056】
B.第2実施例:
第2実施例の印刷装置では、高速モード、用紙節約モードによる印刷のほかに、分割モードによる印刷が可能である。また、高速モードは第1実施例と同様であるが、用紙節約モードは、使用ノズル数、送り量が第1実施例とは異なる。他の点は、第1実施例の印刷装置と同様である。
【0057】
(1)用紙節約モード:
図13は、用紙節約モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図である。図中の各表記は、図4と同様である。図13に示すように、第2実施例の用紙節約モードにおいては、印刷においてノズル#1〜#3の3個のノズルを使用し、3ドットづつの副走査送りを行う。このような印刷においては、印刷可能領域Apは印刷開始時の印刷ノズル列のノズル#2に対して2ライン下のラインおよびそれよりも下の領域である。その結果、副走査方向の幅が16ラインの画像を複数回印刷する場合には、各画像の間には5ライン分の空白領域Abができる。また、各画像Imgは、8パスで記録される。
【0058】
図14は、第2実施例の用紙節約モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図である。図14において、各画像Imgを記録する領域をAi1〜Ai10で示す。各画像Imgは、間に5ラインの空白領域Abをあけて記録される。その結果、画像Imgは、副走査方向について200ラインの幅を有する区間内に9個記録される。
【0059】
図15は、第2実施例の用紙節約モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2がどのように印刷されるかを示す説明図である。画像Imgは、第7ラインから第206ラインまでの200ラインに記録される。図15に示すように、第2実施例の用紙節約モードによる印刷では、69回目の主走査でノズル#1によって第206ラインが記録されて画像の印刷を終了する。すなわち、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2は、第2実施例の用紙節約モードにおいては69パスで印刷される。
【0060】
(2)分割モード:
図16および図17は、第2実施例の分割モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を2枚印刷した場合の印刷結果を示す説明図である。分割モードにおいては、副走査方向について比較的下流に位置するノズル#1〜#3と、副走査方向について比較的上流に位置するノズル#11〜#13が使用される。副走査の送り量は3ドットである。分割モードは、印刷する画像の副走査方向の大きさが、所定の基準値よりも小さい場合に実行される。この基準値は、用紙節約モードを実行するか否かの判定の際の基準値{(N−1)×k/2}よりもさらに小さい。
【0061】
分割モードにおいては、ノズル#1〜#3(以下、「ノズルグループG1」と呼ぶ。)と、ノズル#11〜#13(以下、「ノズルグループG2」と呼ぶ。)は、副走査方向の幅が16ドットの画像をそれぞれ1枚印刷する。その結果、分割モードにおいては、8パスで副走査方向の幅が16ドットの画像が上流側と下流側で合計2個印刷される。それぞれの画像が印刷される領域をAi11,Ai12で示す。領域Ai11の画像はノズルグループG1のみによって印刷され、領域Ai12の画像はノズルグループG2のみによって印刷される。図16および図17に示すように、各ノズルグループは、第1パス〜第8パスの各パスにおいて印刷用紙上にドットを形成する。ノズルグループG1が特許請求の範囲にいう「第2の使用ドット形成要素群」に相当し、ノズルグループG2が特許請求の範囲にいう「第1の使用ドット形成要素群」に相当する。
【0062】
ノズル#1〜#3からなるノズルグループG1の印刷可能領域Ap1は、印刷開始時におけるノズル#2よりも2ライン下のライン、およびそれよりも下の領域である。また、ノズル#11〜#13からなるノズルグループG2の印刷可能領域Ap2は、印刷開始時におけるノズル#12よりも2ライン下のライン、およびそれよりも下の領域である。その結果、二つの画像は、図16に示すように、間に24ラインの空白領域Ab2をあけて印刷される。
【0063】
図18は、高速モードと、用紙節約モードと、分割モードとを比較した表である。幅が16ラインの画像を印刷する際の高速モードの記録可能割合は、第1実施例で示したように、41.0%である。一方、第2実施例の用紙節約モードにおいては、印刷用紙上には5ラインの空白領域をあけて16ラインの幅の領域に画像が記録される(図14参照)。よって、用紙節約モードの記録可能割合は、(16ライン)/(5+16)ラインで得られ、76.2%である。よって、用紙節約モードの方が記録可能割合は高い。すなわち、用紙節約モードの印刷を行えば、高速モードに比べて印刷用紙上に効率的に画像を記録することができる。
【0064】
一方、16ラインの幅の画像を印刷する場合、一つの画像を印刷するのに要するパス数は、高速モードが4パスであるのに対して、用紙節約モードは8パスである。また、200ラインの幅を有する画像を印刷する場合には、高速モードは、19パスで画像の印刷を終える(図7参照)。これに対して、用紙節約モードは、印刷を終えるまでに69パスを要する(図15参照)。よって、高速モードによる印刷を行えば、用紙節約モードに比べて高速に印刷を行うことができる。
【0065】
さらに、16ラインの幅の画像を2枚だけ印刷する場合には、印刷に要するパス数(総処理パス数)は、高速モードが8パス、印刷用紙節約モードが16パス、分割モードが8パスである。よって、この場合には、分割モードも短時間で印刷を終了することができる。そして、画像を2枚だけ印刷する間の副走査の送り量の合計(総送り量)は、高速モードが39ドット、印刷用紙節約モードが42ドット、分割モードが21ドットである。すなわち、分割モードの総送り量が一番少ない。このため、分割モードは、副走査の送り誤差が印刷結果に反映される程度が低く、印刷結果の品質が高い。
【0066】
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0067】
C1.変形例1:
上記実施例では、各モードの印刷における副走査の送り量は一定であった。しかし、副走査は異なる送り量の組み合わせに従って実行することができる。たとえば、13個のノズルを使用する高速モードにおいては、13ドット、15ドット、9ドット、11ドット、17ドットの送り量の組み合わせを繰り返し実行するようにすることができる。そして、5個のノズルを使用する用紙節約モードにおいては、7ドット、3ドット、5ドットの組み合わせを繰り返し実行するようにすることもできる。すなわち、送り量の平均値が異なる複数のモードを有するもので有ればよい。また、送り量の最大値が異なる複数のモードとすることもできる。ただし、各モードの送り量の平均値の比は、各モードで使用するノズルの数の比と等しいことが好ましい。そのようにすれば、各モードにおける印刷結果の品質を近いものとすることができる。
【0068】
さらに、一方の印刷モードでは、一定の送り量での副走査を行い、他方の印刷モードでは、複数の送り量の組み合わせを繰り返し実行することとしてもよい。なお、一定の送り量で副走査を実行する場合には、送り量はドット数で表したときのノズルピッチと素であることが好ましい。
【0069】
また、分割モードにおいては、一定のパターンの送りを繰り返し実行しない態様とすることもできる。すなわち、各ノズルグループのノズルによって所定の領域を副走査方向について隙間なく記録することができるような送りとすることができる。たとえば、印刷開始後のいくつかの副走査と、印刷終了前のいくつかの副走査は、その間の副走査よりも送り量を小さくする、といった印刷を行ってもよい。そのようにすれば、より大きな画像を分割モードで印刷することができる。なお、各グループがそれぞれ記録することができる領域は、互いに重複していてもよい。
【0070】
上記第2実施例では、分割モードは、高速モードと用紙節約モードの他に第3のモードとして用意されていた。しかし、印刷装置は、高速モードと分割モードの二つを有する態様とすることもできる。すなわち、印刷装置は、以下のような二つにモードを備えることができる。第1の印刷モードは、副走査の方向について比較的大きい画像を印刷する場合に、複数のドット形成要素のうち比較的多数のドット形成要素を使用し、送り量の平均値が比較的大きい副走査を行ってドットを形成する印刷モードである。そして、第2の印刷モードは、副走査の方向について比較的小さい画像を、同一の印刷媒体上の副走査の方向についてそれぞれ異なる位置に複数個印刷する場合に、複数のドット形成要素のうち比較的少数のドット形成要素を使用して、送り量の平均値が比較的小さい副走査を行ってドットを形成する印刷モードである。
【0071】
C2.変形例2:
上記実施例では、印刷媒体はロール紙であったが、印刷媒体は他の物とすることができる。たとえば、布であってもよいし、樹脂製のシートであってもよい。また、印刷媒体は軸に巻き付けられているものに限られず、他の形状、態様のものであってもよい。ただし、印刷のために印刷装置にセットされたときに、副走査の方向の寸法が主走査の方向の寸法の5倍以上である場合に、この印刷装置は特に有効である。また、印刷開始時において、主走査の方向の寸法に対する副走査の方向の寸法は、10倍以上であることがより好ましく、20倍以上であることがより好ましい。
【0072】
また、各色のノズル数は13個であったがこれに限らず、他の数とすることもできる。そして、第2の印刷モードに相当する用紙節約モード、分割モードにおいて使用するノズルの数は、3個、5個以外の他の数とすることができる。すなわち、高速モードよりも少ない数のノズルを使用するものであればよい。第1実施例においては、用紙節約モードにおける使用ノズル数は5個であった。そして、第2実施例においては、用紙節約モードにおける使用ノズル数は3個であり、分割モードにおける使用ノズル数は6個であった。これらの使用ノズル数は、いずれも高速モードにおける使用ノズル数13個よりも少ない。すなわち、高速モードが特許請求の範囲にいう「第1の印刷モード」に相当し、用紙節約モードおよび分割モードが、特許請求の範囲にいう「第2の印刷モード」である。
【0073】
C3.変形例3:
この発明はドラムスキャンプリンタにも適用可能である。この発明は、いわゆるインクジェットプリンタのみではなく、一般に、印刷ヘッドからドットを形成して画像を印刷する印刷装置に適用することができる。このような印刷装置としては、例えばドットインパクトプリンタがある。
【0074】
C4.変形例4:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU41(図2)の機能の一部をコンピュータ90が実行するようにすることもできる。
【0075】
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータ90は、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からコンピュータ90にコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコンピュータ90のマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータ90が直接実行するようにしてもよい。
【0076】
この明細書において、コンピュータ90とは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータ90に、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図。
【図2】 プリンタ22の概略構成を示す図。
【図3】 印刷ヘッドユニットにおける各色ごとのノズルユニットの配列の例を示す平面図。
【図4】 高速モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図。
【図5】 高速モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図。
【図6】 高速モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図。
【図7】 高速モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像がどのように印刷されるかを示す説明図。
【図8】 用紙節約モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図。
【図9】 用紙節約モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図。
【図10】 用紙節約モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像がどのように印刷されるかを示す説明図。
【図11】 高速モードと、用紙節約モードとを比較した表。
【図12】 印刷モードを決定する手順を示すフローチャート。
【図13】 用紙節約モードにおいて、各主走査ラインがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図。
【図14】 第2実施例の用紙節約モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を繰り返し印刷した場合の印刷結果を示す説明図。
【図15】 第2実施例の用紙節約モードにおいて、副走査方向について200ドットの幅を有する画像Img2がどのように印刷されるかを示す説明図。
【図16】 第2実施例の分割モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を2枚印刷した場合の印刷結果を示す説明図。
【図17】 第2実施例の分割モードにおいて、副走査方向の幅が16ドットの画像を2枚印刷した場合の印刷結果を示す説明図。
【図18】 高速モードと用紙節約モードと分割モードとを比較した表。
【図19】 インターレース印刷の例を示す説明図。
【符号の説明】
12…スキャナ
13…マウス
14…キーボード
21…CRT
22…プリンタ
23…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
28…印刷ヘッド
31…キャリッジ
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
60…印刷ヘッドユニット
61…インク吐出用ヘッド
71…ブラックインク用カートリッジ
72…カラーインク用カートリッジ
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色補正モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…ラスタライザ
101…モード決定部
Ab,Ab2…空白領域
Ai,Ai1〜Ai10…画像を記録する領域
Ap,Ap1,Ap2…印刷可能領域
D…画像データ
DT…ドット形成パターンテーブル
G1…ノズルグループ
G2…ノズルグループ
Img…画像
LUT…色補正テーブル
Nz…インクジェットノズル
ORG…原カラー画像データ
P…印刷用紙
PD…印刷データ
PMT…印刷モードテーブル
k…ノズルピッチ

Claims (3)

  1. 連続印刷媒体の表面にドットの記録を行うドット記録装置であって、
    前記連続印刷媒体上にドットを形成するための複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドと、
    前記ドット記録ヘッドと前記連続印刷媒体の少なくとも一方を移動させて主走査を行う主走査部と、
    前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、
    前記主走査の合間に前記連続印刷媒体を前記主走査の方向と交わる方向に移動させて副走査を行う副走査部と、
    前記主走査部、前記ヘッド駆動部および前記副走査部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記副走査の方向についての画像の大きさを所定の値と比較し、
    前記画像の大きさが前記所定の値よりも大きい場合に、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向について異なる位置に連続して設けられている所定数のドット形成要素を使用し、副走査に関しては、一定の複数の送り量の第1の組み合わせであって前記複数の送り量の平均値が第1の送り量である第1の組み合わせによる副走査を繰り返し行うか、または一定の第2の送り量による副走査を行って、ドットを形成する第1の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記画像の大きさが前記所定の値よりも小さい場合に、前記所定数のドット形成要素のうち前記副走査の方向について第1の範囲または前記第1の範囲よりも下流の第2の範囲内に設けられている連続するドット形成要素を使用し、副走査に関しては、一定の複数の送り量の第2の組み合わせであって前記第1の印刷モードで実行される副走査の前記第1または第2の送り量よりも送り量の平均値が小さい第2の組み合わせによる副走査を繰り返し行うか、または前記第1の印刷モードで実行される副走査の前記第1または第2の送り量よりも小さい一定の送り量による副走査を行って、ドットを形成する第2の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記第1の印刷モードと前記第2の印刷モードはそれぞれ、
    前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向に隣接する2個のドット形成要素を使用して第1の主走査において記録した2本の主走査ラインの間の主走査ラインを、前記第1の主走査とは異なる第2の主走査において前記隣接する2個のドット形成要素とは異なるドット形成要素で記録することによって、画像の上端から下端までの印刷を行う印刷モードであり、
    1個の画像を前記連続印刷媒体上に印刷した後に、前記1個の画像の印刷において前記1個の画像を構成する各ドットの形成に使用したドット形成要素と同じドット形成要素を同じ順で使用して、前記1個の画像を構成する各ドットを再度、前記連続印刷媒体上に形成する処理を、前記副走査を行うことなく開始することによって、前記1個の画像を前記連続印刷媒体上に再度、印刷する印刷モードである、印刷装置。
  2. 連続印刷媒体の表面にドットの記録を行うドット記録装置であって、
    前記連続印刷媒体上にドットを形成するための複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドと、
    前記ドット記録ヘッドと前記連続印刷媒体の少なくとも一方を移動させて主走査を行う主走査部と、
    前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、
    前記主走査の合間に前記連続印刷媒体を前記主走査の方向と交わる方向に移動させて副走査を行う副走査部と、
    前記主走査部、前記ヘッド駆動部および前記副走査部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記副走査の方向についての画像の大きさを所定の値と比較し、
    前記画像の大きさが前記所定の値よりも大きい場合に、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向について異なる位置に連続して設けられている所定数のドット形成要素を使用してドットを形成する第1の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記画像の大きさが前記所定の値よりも小さい場合に、前記所定数のドット形成要素のうち前記副走査の方向について第1の範囲または前記第1の範囲よりも下流の第2の範囲内に設けられている連続するドット形成要素を使用してドットを形成する第2の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記第1の印刷モードと前記第2の印刷モードはそれぞれ、
    前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向に隣接する2個のドット形成要素を使用して第1の主走査において記録した2本の主走査ラインの間の主走査ラインを、前記第1の主走査とは異なる第2の主走査において前記隣接する2個のドット形成要素とは異なるドット形成要素で記録することによって、画像の上端から下端までの印刷を行う印刷モードであり、
    1個の画像を前記連続印刷媒体上に印刷した後に、前記1個の画像の印刷において前記1個の画像を構成する各ドットの形成に使用したドット形成要素と同じドット形成要素を同じ順で使用して、前記1個の画像を構成する各ドットを再度、前記連続印刷媒体上に形成する処理を、前記副走査を行うことなく開始することによって、前記1個の画像を前記連続印刷媒体上に再度、印刷する印刷モードであり、
    前記第1の印刷モードにおいては、副走査に関しては、一定の第1の送り量による副走査を行い、
    前記第2の印刷モードにおいては、副走査に関しては、前記第1の送り量より小さく一定の第2の送り量による副走査を行う、印刷装置。
  3. 連続印刷媒体の表面にドットの記録を行って画像を印刷する印刷方法であって、
    (a)複数のドット形成要素のうち副走査の方向について異なる位置に連続して設けられている所定数のドット形成要素を使用し、副走査に関しては、一定の複数の送り量の第1の組み合わせであって前記複数の送り量の平均値が第1の送り量である第1の組み合わせによる副走査を繰り返し行うか、または一定の第2の送り量による副走査を行って、ドットを形成する第1の印刷モードと、
    (b)前記所定数のドット形成要素のうち前記副走査の方向について第1の範囲または前記第1の範囲よりも下流の第2の範囲内に設けられている連続するドット形成要素を使用し、副走査に関しては、一定の複数の送り量の第2の組み合わせであって前記第1の印刷モードで実行される副走査の前記第1または第2の送り量よりも送り量の平均値が小さい第2の組み合わせによる副走査を繰り返し行うか、または前記第1の印刷モードで実行される副走査の前記第1または第2の送り量よりも小さい一定の送り量による副走査を行って、ドットを形成する第2の印刷モードと、
    のうちの一方を選択して実行する印刷方法であって、
    前記副走査の方向についての画像の大きさが所定の値よりも大きい場合に、前記第1の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記副走査の方向についての画像の大きさが前記所定の値よりも小さい場合に、前記第2の印刷モードで画像の印刷を行い、
    前記第1の印刷モードと前記第2の印刷モードはそれぞれ、
    前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向に隣接する2個のドット形成要素を使用して第1の主走査において記録した2本の主走査ラインの間の主走査ラインを、前記第1の主走査とは異なる第2の主走査において前記隣接する2個のドット形成要素とは異なるドット形成要素で記録することによって、画像の上端から下端までの印刷を行う印刷モードであり、
    1個の画像を前記連続印刷媒体上に印刷した後に、前記1個の画像の印刷において前記1個の画像を構成する各ドットの形成に使用したドット形成要素と同じドット形成要素を同じ順で使用して、前記1個の画像を構成する各ドットを再度、前記連続印刷媒体上に形成する処理を、前記副走査を行うことなく開始することによって、前記1個の画像を前記連続印刷媒体上に再度、印刷する印刷モードである、印刷方法。
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