JPH1120238A - ドット記録方法および装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ドット記録方法および装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH1120238A
JPH1120238A JP10124186A JP12418698A JPH1120238A JP H1120238 A JPH1120238 A JP H1120238A JP 10124186 A JP10124186 A JP 10124186A JP 12418698 A JP12418698 A JP 12418698A JP H1120238 A JPH1120238 A JP H1120238A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンディングの発生を低減する。 【解決手段】 副走査送りは、Fドットの一定の送り量
で実行される。また、ノズルピッチをkドット(kは3
以上の整数)としたときに、1回の主走査中に使用され
るノズルの個数N(Nは3以上の整数)とパラメータN
a,Nb,m,Lとが、以下の(1)〜(4)式を満足
する。 N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
数、をそれぞれ示し、演算子Rd[]はかっこ内の値の
小数部を丸める演算を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドット記録ヘッ
ドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行う技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】主走査方向と副走査方向に走査しながら
ドット記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置として
は、シリアルスキャン型プリンタやドラムスキャン型プ
リンタ等のようなインクジェット記録装置がある。イン
クジェット記録装置は、印刷ヘッドの複数のノズルから
インクを吐出させることによって文字や画像を印刷媒体
上に形成する。すなわち、印刷ヘッドの各ノズルにはイ
ンクが充填された圧力室と電気機械変換素子とが配設さ
れており、この電気機械変換素子に電気信号を印加する
と圧力室内に圧力が発生して、ノズルからインク滴が吐
出される。
【0003】インクジェット記録装置における画質向上
のための技術の一つとして、米国特許第4,198,6
42号に開示されている「インターレース方式」と呼ば
れる技術がある。図16は、従来のインターレース記録
方式の説明図である。印刷ヘッド1は、番号#1〜#1
1で示される11個のノズルを有している。ノズルの副
走査方向のピッチkは4ドットである。ここで、[ドッ
ト]という単位は、印刷媒体上に記録されるドットの副
走査方向の最小ピッチP[インチ]を意味しており、k
ドットはk×Pインチに相当する。図16において、パ
ス1,パス2…と記載されている印刷ヘッド1の位置
は、主走査時における副走査方向の位置を示している。
ここで、「パス」とは1回の主走査を意味している。各
主走査後には、11ドットの一定の送り量Fで副走査送
りが実行される。
【0004】従来のインターレース記録方式では、主走
査ライン(以下、「ラスタ」とも呼ぶ)に抜けや重複が
無いように記録するために、以下の2つの条件が設定さ
れる。 [条件1]使用ノズル個数Nとノズルピッチkとは、互
いに素の関係にある整数である。(ここで、「互いに
素」とは、1以外の公約数が無いことを言う。) [条件2]副走査送り量Fは、使用ノズル個数Nに等し
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録装
置に対しては、印刷速度の向上と画質の向上との2つの
要求がある。印刷速度を向上するためには、印刷ヘッド
のノズル個数を増加させればよい。しかし、インターレ
ース記録方式では、副走査送り量Fが使用ノズル個数N
に等しく設定されるので、ノズル個数を増加すると副走
査送り量も増大する。
【0006】ところが、副走査送り量の増大にほぼ比例
して機械的な副走査送り精度が悪化するので、ノズル個
数を増加させると副走査送り精度が悪化する。特に、隣
接するラスタの記録の間に複数回の副走査送りが行われ
ると、複数回分の副走査送りの誤差が累積されて、隣接
するラスタ間のピッチが正しいピッチからかなりずれて
しまうことがある。例えば、図16の2番目のラスタの
記録時の主走査と3番目のラスタの記録時の主走査との
間には、3回の副走査送りが行われる。従って、これら
の2本のラスタの間のピッチには、累積された副走査送
り誤差が含まれる。
【0007】図17は、図16において記録されるドッ
トをより詳細に示す説明図である。2番目と3番目のラ
スタのピッチは、累積された副走査送り誤差によって拡
大されており、この結果、目に付きやすい筋状の画質劣
化部分が生じている。このような筋状の画質劣化部分
は、「バンディング」と呼ばれている。バンディング
は、画質を劣化させるので、従来からバンディングをな
るべく低減したいという要望があった。
【0008】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、バンディングの
発生を低減することのできるドット記録技術を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、ドット記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドッ
トの記録を行うドット記録装置であって、前記ドット記
録ヘッドの前記印刷媒体に対面する箇所に、副走査方向
に沿ってほぼ一定のピッチで同一色の複数個のドットを
形成するための複数のドット形成要素が配列されたドッ
ト形成要素アレイと、前記ドット記録ヘッドと前記印刷
媒体の少なくとも一方を駆動して主走査を行う主走査駆
動手段と、前記主走査の最中に前記複数のドット形成要
素のうちの少なくとも一部を使用してドットの形成を行
わせるヘッド駆動手段と、前記主走査が終わる度に前記
ドット記録ヘッドと前記印刷媒体の少なくとも一方を駆
動して副走査を行う副走査駆動手段と、を備える。前記
副走査駆動手段は、一定の送り量F×P(Pはドットの
副走査方向の最小ピッチ、Fは整数)で副走査送りを実
行する。また、前記複数のドット形成要素の副走査方向
のピッチをk×P(kは3以上の整数)としたときに、
1回の主走査中に使用されるドット形成要素の個数N
(Nは3以上の整数)とパラメータNa,Nb,m,L
とが、以下の(1)〜(4)式を満足する。
【0010】N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
数、をそれぞれ示し、演算子Rd[]はかっこ内の値の
小数部を丸める演算を示す。
【0011】このドット記録装置では、一色のドットの
記録に関して、1個のノズルで記録が完了する第1タイ
プの主走査ラインと、2個のノズルで記録が完了する第
2タイプの主走査ラインとが、ほぼ規則的に配列される
ように、各主走査ラインが記録される。このうちの第2
タイプの主走査ラインは、2個のノズルで記録されるの
で、バンディングの発生を低減することができる。但
し、第2タイプの主走査ラインは、第1タイプの主走査
ラインの2倍の走査時間を要するので、記録速度が1/
2となる。しかし、上記(1)〜(4)を満足するよう
にすると、一部の主走査ラインが第1タイプの主走査ラ
インとなるので、すべての主走査ラインを第2タイプの
主走査ラインにする場合に比べて記録速度の低下を緩和
することができる。
【0012】なお、各主走査ライン上において、Nb個
のドット形成要素によって記録されるドットと、Na個
のドット形成要素によって記録されるドットとが相補的
な位置関係になるように前記ドット記録ヘッドを駆動す
るようにしてもよい。
【0013】あるいは、各主走査ライン上において、N
b個のドット形成要素によって記録されるドットが、N
a個のドット形成要素によって記録されるドットと重な
るように前記ドット記録ヘッドを駆動するようにしても
よい。
【0014】前記ドット記録ヘッドが、複数色のドット
を記録するための複数のドット記録要素アレイを有して
おり、また、前記複数のドット記録要素アレイが1回の
主走査において同一の主走査ラインの記録を行い得るよ
うにそれぞれのドット記録要素が配置されているとき
に、主走査が往復で双方向に行われる際に往路と復路と
でそれぞれドットの記録を実行するようにしてもよい。
こうすれば、往路と復路とで記録された主走査ラインの
色の違いを目立たなくすることができる。
【0015】本発明によるドット記録方法は、副走査方
向に沿ってほぼ一定のピッチで同一色の複数のドットを
形成するための複数のドット形成要素が配列されたドッ
ト形成要素アレイを有するドット記録ヘッドを用い、前
記副走査方向とほぼ垂直な方向に沿って主走査を行いつ
つ印刷媒体の表面にドットの記録を行う方法であって、
一定の送り量F×P(Pはドットの副走査方向の最小ピ
ッチ、Fは整数)で副走査送りを実行し、前記複数のド
ット形成要素の副走査方向のピッチをk×P(kは3以
上の整数)としたときに、1回の主走査中に使用される
ドット形成要素の個数N(Nは3以上の整数)とパラメ
ータNa,Nb,m,Lとが、上記(1)〜(4)式を
満足することを特徴とする。
【0016】また、本発明による記録媒体は、副走査方
向に沿ってほぼ一定のピッチで同一色の複数のドットを
形成するための複数のドット形成要素が配列されたドッ
ト形成要素アレイを有するドット記録ヘッドを備えた印
刷装置に、前記副走査方向とほぼ垂直な方向に沿って主
走査を行いつつ印刷媒体の表面にドットの記録を行わせ
るためのコンピュータプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、一定の送り量F×
P(Pはドットの副走査方向の最小ピッチ、Fは整数)
で副走査送りを実行する機能と、前記複数のドット形成
要素の副走査方向のピッチをk×P(kは3以上の整
数)としたときに、1回の主走査中に使用されるドット
形成要素の個数N(Nは3以上の整数)とパラメータN
a,Nb,m,Lとが、上記(1)〜(4)式を満足す
るようにドットの記録を行う機能と、をコンピュータに
実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0017】このような方法や記録媒体によっても、上
記の装置と同様に、バンディングの発生を低減すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
A.装置の構成:図1は、本発明の実施例としてのカラ
ー画像処理システムの構成を示すブロック図である。こ
のカラー画像処理システムは、スキャナ30と、パーソ
ナルコンピュータ90と、インクジェット記録装置22
とを有している。パーソナルコンピュータ90は、カラ
ーディスプレイ21を備えている。スキャナ30は、カ
ラー原稿からカラー画像データを読み取り、R,G,B
の3色の色成分からなる原カラー画像データORGをコ
ンピュータ90に供給する。
【0019】コンピュータ90の内部には、図示しない
CPU,RAM,ROM等が備えられており、所定のオ
ペレーティングシステムの下で、アプリケーションプロ
グラム95が動作している。オペレーティングシステム
には、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組
み込まれており、アプリケーションプログラム95から
はこれらのドライバを介して、最終カラー画像データで
ある印字データFNLが出力されることになる。画像の
レタッチなどを行なうアプリケーションプログラム95
は、スキャナから画像を読み込み、これに対して所定の
処理を行ないつつビデオドライバ91を介してCRTデ
ィスプレイ93に画像を表示している。このアプリケー
ションプログラム95が、印刷命令を発行すると、コン
ピュータ90のプリンタドライバ96が、画像情報をア
プリケーションプログラム95から受け取り、これをイ
ンクジェット記録装置22が印字可能な信号(ここでは
CMYKの各色についての2値化された信号)に変換し
ている。図1に示した例では、プリンタドライバ96の
内部には、アプリケーションプログラム95が扱ってい
るカラー画像データをドット単位の画像データに変換す
るラスタライザ97と、ドット単位の画像データに対し
てインクジェット記録装置22が使用するインク色CM
Yおよび発色の特性に応じた色補正を行なう色補正モジ
ュール98と、色補正モジュール98が参照する色補正
テーブルCTと、色補正された後の画像情報からドット
単位でのインクの有無によってある面積での濃度を表現
するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフ
トーンモジュール99とが備えられている。
【0020】図2は、インクジェット記録装置22の構
成を示す概念図である。このインクジェット記録装置2
2は、印字ヘッド1と、キャリッジ軸2と、キャリッジ
ベルト3と、主走査モータ4と、主走査モータ4を駆動
するキャリッジ駆動回路5と、プラテンローラ6と、ギ
ヤ7と、副走査モータ8と、副走査モータ8を駆動して
印刷媒体PMを搬送する印刷媒体搬送制御回路9と、固
定台10,11と、印字データ制御回路13と、を備え
ている。プラテンローラ6と、ギヤ7と、副走査モータ
8と、印刷媒体搬送制御回路9とは、副走査駆動手段を
構成する。なお、キャリッジ駆動回路5と印刷媒体搬送
制御回路9と印字データ制御回路13とは、1つの制御
回路によって実現されていてもよい。また、これらの回
路5,9,13を統括して制御する制御回路が別個に設
けられていてもよい。
【0021】主走査は、キャリッジ駆動回路5が主走査
モータ4を駆動することによって実現される。すなわ
ち、主走査モータ4がキャリッジベルト3を移動させる
と、キャリッジベルト3に固定された印字ヘッド1が2
つの固定台10,11の間で往復動作を行う。印字ヘッ
ド1は、往路または復路の動作中に、印字データ制御回
路13から供給される印字データに応じてインク滴を印
刷媒体PM上に吐出する。このような1回の主走査が終
了すると、印刷媒体搬送制御回路9が副走査モータ8を
駆動し、印刷媒体PMを所定の量だけ移動させる。
【0022】図3は、印字ヘッド1におけるインクジェ
ットノズルの配列を示す説明図である。印字ヘッド1に
は、4色のインクのための4つのノズルアレイ61〜6
4が設けられている。すなわち、第1ないし第4のノズ
ルアレイ61〜64は、ブラック(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のインクを
それぞれ噴射する。なお、各ノズルには、インクを吐出
するためのピエゾ素子(図示せず)が設けられており、
印字データ制御回路13から供給される印字データに応
じてピエゾ素子が駆動されて、この結果、各ノズルから
インクが吐出される。
【0023】4組のノズルアレイ61〜64は、副走査
方向に沿って一定のノズルピッチkで千鳥状に配列され
た複数個(例えば32個や48個)のノズルnをそれぞ
れ備えている。なお、各ノズルアレイに含まれる複数個
のノズルnは、千鳥状に配列されている必要はなく、一
直線上に配置されていてもよい。但し、図3(A)に示
すように千鳥状に配列すれば、製造上、ノズルピッチk
を小さく設定し易いという利点がある。
【0024】図3(B)は、1つのノズルアレイによっ
て形成される複数のドットの配列を示している。この実
施例では、インクノズルの配列が千鳥状か直線状かに関
わらず、1つのノズルアレイによって形成される複数の
ドットは、副走査方向に沿ってほぼ一直線上に並ぶよう
に、各ノズルを駆動するためのピエゾ素子(図示せず)
に駆動信号が供給される。例えば、図3(A)のように
ノズルアレイが千鳥状に配列されている場合には、同一
のノズルアレイにおける2つのノズル列の間のピッチd
[インチ]を主走査駆動速度v[インチ/秒]で除した
時間d/v[秒だけ2列の駆動信号のタイミングをずら
せる。こうすれば、1つのノズルアレイによって形成さ
れる複数のドットを副走査方向に沿って一直線上に配列
させることができる。なお、後述するように、各ノズル
アレイ61〜64に設けられている複数個のノズルは、
常に全数が使用されるとは限らず、ドット記録方式によ
っては、その一部のノズルのみが使用される場合もあ
る。
【0025】なお、4つのノズルアレイ61〜64の複
数のノズルnは、1回の主走査時に、同一の複数の主走
査ライン上において4色のドットをそれぞれ形成できる
ように、副走査方向の互いに同じ位置に配置されてい
る。
【0026】B.ドット記録方式の実施例:図4は、本
発明の第1実施例のドット記録方式を示す説明図であ
る。このドット記録方式は、以下に再掲する(1)〜
(4)式を満足している。
【0027】N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、Nは使用ノズル個数、kはノズルピッチ[ドッ
ト]、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
数、Fは副走査送り量[ドット]、をそれぞれ示し、演
算子Rd[]はかっこ内の値の小数部を丸める演算を示
す。また、演算子±は、加算と減算のいずれでも良いこ
とを示す。
【0028】なお、図4のドット記録方式における各パ
ラメータの値は、N=14,Na=11,Nb=3,k
=4,F=11,m=3,L=1である。ここでは、
(2)式の右辺の±の演算としては減算が使用され、丸
め演算Rd[]としては切り上げが使用されている。な
お、副走査方向のドットピッチ(印刷ピッチ)Pは、例
えば720DPIの印刷解像度に相当する値(すなわち
1/720インチ)である。
【0029】上記(1)式に示されているように、使用
ノズル個数Nは、2つの整数Na,Nbの和で与えられ
る。第1の整数Naは副走査送り量Fの値に等しいの
で、この第1の整数Naは図16に示した従来のインタ
ーレース記録方式におけるノズル個数に相当する。そこ
で、以下ではこの第1の整数Naを「基本ノズル個数」
と呼び、基本ノズル個数Naに含まれるノズルを「基本
ノズル」と呼ぶ。また、第2の整数Nbを「付加ノズル
個数」と呼び、付加ノズル個数Nbに含まれるノズルを
「付加ノズル」と呼ぶ。図4の例では、ノズル#1〜#
11が基本ノズルであり、ノズル#12〜#14が付加
ノズルである。基本ノズル個数Naと付加ノズル個数N
bの意義については後述する。
【0030】図4の右端には、印刷媒体上に形成された
記録ドットが示されている。ラスタ番号が1であるラス
タよりも下に存在するラスタの範囲が、実際の記録の対
象となる範囲(有効記録領域)である。
【0031】図5は、第1実施例において、各パスにお
いて各ノズルに割り当てられる印字データ(ラスタデー
タ)を示す説明図である。パス1(最初の主走査)にお
いては、3つの付加ノズル#12、#13、#14に印
字データが供給され、印字ヘッド1が主走査方向に移動
している間に記録が実行される。このとき、図4に示す
ように基本ノズル#1〜#11は有効記録領域から外れ
ているので、印字データ制御回路13は、0データ(非
記録データ)を基本ノズル#1〜#11に供給する。同
様に、パス2においては、6つのノズル#9〜#14に
印字データが供給されて記録が実行される。このとき、
ノズル#1〜#8は有効記録領域から外れているので、
印字データ制御回路13は、0データ(非記録データ)
をこれらのノズル#1〜#8に供給する。
【0032】図4の記録ドットのパターンを見れば解る
ように、付加ノズル#12〜#14による記録の対象と
なるラスタは、基本ノズルによる記録の対象ともなる。
この明細書では、基本ノズルと付加ノズルの両方によっ
て記録されるラスタを「オーバーラップラスタ」と呼
び、基本ノズルのみで記録されるラスタを「非オーバー
ラップラスタ」と呼ぶ。図4では、ラスタ番号が3,
7,11…のラスタがオーバーラップラスタである。
【0033】図6は、これらの3本のオーバーラップラ
スタに対する印字データの割当てを示す説明図である。
3番目のラスタ上の各画素の印字データは、1,1,
1,0,0,1…である。ここで、値「1」はその画素
位置でドットを記録することを示し、値「0」はドット
を記録しないことを意味する。この第1実施例では、オ
ーバーラップラスタにおいて、付加ノズルが偶数番目の
画素の記録を担当し、基本ノズルが偶数番目の画素の記
録を担当するものとしている。従って、パス1において
付加ノズル#12が3番目のラスタの記録を行う際に
は、付加ノズル#12に対して偶数番目の画素位置の印
字データが供給され、奇数番目の画素位置に関しては常
に0(非記録を示す)が供給される。一方、パス5にお
いて基本ノズル#1が3番目のラスタの記録を行う際に
は、基本ノズル#1に対して奇数番目の画素位置の印字
データが供給され、偶数番目の画素位置に関しては常に
0が供給される。すなわち、3番目のラスタは、パス1
では付加ノズル#12によって1画素おきに記録され、
パス5では基本ノズル#1によって補完するように1画
素おきに記録される。
【0034】7番目のラスタも同様に、パス1において
付加ノズル#13によって1画素おきに記録され、パス
5において基本ノズル#2によって補完するように1画
素おきに記録される。また、11番目のラスタも、パス
1において付加ノズル#14によって1画素おきに記録
され、パス5において基本ノズル#3によって補完する
ように1画素おきに記録される。
【0035】このように、オーバーラップラスタ上の画
素は、1回の主走査時において1個の付加ノズルによっ
て間欠的に記録されるとともに、他の主走査時において
1個の基本ノズルによってこれを補完するように記録さ
れ、これによって、そのオーバーラップラスタ上の全画
素の記録が完了する。換言すれば、オーバーラップラス
タは、1個の付加ノズルと、1個の基本ノズルとによっ
て相補的に記録される。ここで、「相補的」とは、付加
ノズルと基本ノズルによって、1本のラスタ上の全画素
が、抜けや重複が無く記録されることを意味する。
【0036】印刷媒体搬送制御回路9(図2)は、1回
の主走査が終了するたびにNaドット(すなわちP×N
aインチ)だけ印刷媒体PMを副走査方向に搬送し、こ
の結果、印字ヘッド1が、例えば図4のパス1からパス
2の位置に移動する。パス5では、3つの基本ノズル#
1〜#3が、既に付加ノズル#12〜#14によって記
録されているラスタ(3番目と7番目と11番目のラス
タ)上に位置決めされる。そこで、これらの基本ノズル
#1〜#3は、図6に示す印字データに応じて、これら
のオーバーラップラスタ上の奇数番目の画素を記録す
る。この結果、3本のオーバーラップラスタに関する補
完的な記録が完了する。以上の動作を繰り返すことによ
り、文字や画像が印刷媒体PM上に形成される。
【0037】図7は、第1実施例に従って形成された記
録ドットを示す説明図である。図7において、白丸は基
本ノズルによって記録されるドットを示し、黒丸は付加
ノズルによって記録されるドットを示す。この例では、
付加ノズルで記録されたドットの位置は、同じラスタ上
において基本ノズルで記録されたドットの位置から副走
査方向(図7の上下方向)に多少ずれている。
【0038】従来技術において説明したように、隣接す
るラスタの記録の間に複数回の副走査送りが行われる
と、複数回分の副走査送りの誤差が累積されて、隣接す
るラスタ間のピッチが正しいピッチからかなりずれてし
まい、この結果としてバンディングが発生する。しか
し、第1実施例では、隣接する2本のラスタが記録され
る間に副走査送り誤差(搬送誤差)が累積されている場
合でも、その一方のラスタ上の一部のドットが付加ノズ
ルで記録されるので、バンディングとして認識しずらく
なる。この理由は、図7に示されているように、付加ノ
ズルで記録されたドットの位置が、同じラスタ上におい
て基本ノズルで記録されたドットの位置から副走査方向
に多少ずれるからである。
【0039】図8は、基本ノズル#1〜#11によって
記録されたドットと、付加ノズル#12〜#14によっ
て記録されたドットが、ラスタ方向(主走査方向)に位
置ずれした場合を示す説明図である。このような位置ず
れは、印字ヘッド1のラスタ方向の記録開始位置の検出
精度の誤差により発生するものである。図8に示すよう
にラスタ方向に位置ずれすると、基本ノズルのみで記録
されたラスタでは、隣接する記録ドット同士が、ラスタ
方向に一定量ずつ規則正しく重なる配置をとる。一方、
基本ノズルと付加ノズルとで補完記録されたラスタで
は、2個の記録ドットの単位でドット同士の重なりが大
きくなり、ラスタ方向に濃度が変動するので、バンディ
ングとして認識されやすい。しかし、図9に示すよう
に、人間の視覚特性は空間周波数が大きくなると、濃度
差の認識がしにくくなる特性がある。副走査方向のドッ
トピッチを720DPIと仮定すると、図8のようにラ
スタ方向に位置ずれが発生したときのバンディングのピ
ッチは4ラスタ分の4/720インチ=0.14mmで
あり、これに対応する空間周波数(ピッチの逆数)は約
7サイクル/mmである。図9から、この程度の空間周
波数のバンディングは、視覚的に認識しにくい特性を有
することが解る。
【0040】なお、仮に第1実施例においてバンディン
グが発生し、このバンディングが、前述した米国特許第
4,198,642号の技術によって形成されるバンデ
ィングとほぼ同じ空間周波数を有する場合にも、図7と
図17とを比較すれば理解できるように、第1実施例の
ほうが格段にバンディングとして認識し難いものとな
る。
【0041】図10は、本発明の第2実施例の記録方式
を示す説明図である。図4に示した第1実施例との違い
は、基本ノズルと付加ノズルとが、同一のラスタ上のす
べての画素位置のドットをそれぞれ記録することであ
る。例えば、基本ノズル#1と付加ノズル#12とは、
3番目のラスタ上のすべての画素位置のドットをそれぞ
れ記録する。
【0042】図11は、第2実施例における印字データ
の割当てを示す説明図であり、第1実施例における図6
に相当するものである。第2実施例では、基本ノズルと
付加ノズルとがそれぞれ同じラスタ上のすべての画素位
置のドットを記録するので、基本ノズル(例えば#1)
と付加ノズル(例えば#12)とに、ラスタ上のすべて
の印字データがそれぞれ供給される。
【0043】この第2実施例では、バンディングの空間
周波数は第1実施例と同様に比較的短いが、濃淡差が第
1実施例に比べて識別されやすい。この濃淡差が目立つ
場合には、図4に示した第1実施例の方が画質の点から
好ましい。但し、印刷媒体の表面とインクとの接触角が
大きい印刷媒体、例えば、オーバーヘッドプロジェクタ
用紙などを用いる場合には、最大濃度(べた記録)部分
において図8に示すように記録ドットが埋まらない部分
が発生すると、この部分が目立ちやすい。特にオーバー
ヘッドプロジェクタ用紙はプレゼンテーションが主な目
的のため、グラフ、または比較的大きな文字の使用頻度
が高く、べた記録がきれいか否かが重視される。このよ
うな場合には、第2実施例のように、ドットを多重に記
録することによってドットの滲みを発生させ、通常では
埋まらない部分を埋めることによって画質を向上させる
ことができる。
【0044】このように、第1実施例と第2実施例との
いずれが画質の点で好ましいかは、印刷媒体に依存す
る。従って、印刷媒体に応じて第1と第2の実施例の記
録方式を切り替えて使用することにより、高画質の画像
を記録することができる。
【0045】なお、第1実施例では基本ノズルと付加ノ
ズルとが、同一ラスタ上の画素を相補的に記録を行い、
また、第2実施例では基本ノズルと付加ノズルとが同一
ラスタ上の画素位置でドットを重複して記録していた
が、これ以外の記録方式を採用することも可能である。
例えば、基本ノズルと付加ノズルとで相補的に記録を行
い、かつ、付加ノズルにより記録されるドット径の大き
さを基本ノズルにより記録されるドット径よりも大きく
してもよい。こうすれば、上記第2実施例とほぼ同様の
効果が得られる。
【0046】上記第1、第2実施例の他に、上述した
(1)〜(4)式を満足するような種々のドット記録方
式を採用することが可能である。図12は、k=4でL
=1〜3の場合における可能な記録方式のパラメータの
組合せの例を示す説明図である。図12(A)のk=
4,L=1,m=3,Na=11,Nb=3,N=14
の場合は、図4に示した第1実施例に相当する。図13
は、k=6でL=1〜3の場合における可能な記録方式
のパラメータの組合せを例を示す説明図である。これら
の例では、上記(3)式の丸め演算Rd[]として切り
上げが使用されているが、切り捨てを使用することも可
能である。
【0047】図12および図13から解るように、ノズ
ルピッチkの値が与えられたときに、パラメータm,L
の値を適切に設定することによって、好ましい基本ノズ
ル個数Naと付加ノズル個数Nbとを決定することがで
き、これらの和から使用ノズル個数Nが決定される。逆
に、使用したいノズル個数Nが決まっている場合には、
図12や図13を用いて、使用ノズル個数Nから好まし
い基本ノズル個数Naと付加ノズルNbとを決定するこ
とも可能である。これらの場合に、パラメータm,Lと
してどのような値が好ましいかは、後述する各パラメー
タL,Na,Nbの意義を考慮して決定される。
【0048】図14は、図12(B)のk=4,L=
2,m=2,Na=9,Nb=5,N=14の場合に相
当する第3実施例の記録方式を示す説明図である。ま
た、図15は、図12(C)のk=4,L=3,m=
2,Na=7,Nb=6,N=13の場合に相当する第
4実施例の記録方式を示す説明図である。
【0049】図14には、上述した(1)〜(4)式の
各パラメータの意義が示されている。(1)〜(4)式
中の各パラメータの意義は、以下のように考えることが
できる。
【0050】上述した(2)式と(4)式から、副走査
送り量Fは、(m×k±1)ドットの一定値に設定され
る。すなわち、副走査送り量Fは、ノズルピッチkの整
数倍の値m×kに、1を加算または減算した値に設定さ
れる。仮に、副走査送り量Fがノズルピッチkの整数倍
m×kに設定されているとすると、副走査送り後の各ノ
ズルの位置は、副走査送り前のノズルの周期的な位置
(すなわちkドットおきの位置)に再び配置される。従
って、副走査送り量Fが(m×k±1)ドットである場
合には、副走査送り後の各ノズルの位置は、副走査送り
前のノズルの周期的な位置から+1ドットまたは−1ド
ットだけ副走査方向にずれた位置に配置されることにな
る。例えば、図14では、副走査送り量Fの値が(2×
4+1)=9ドットなので、副走査送り後のノズルは、
副走査送り前のノズルの周期的な位置から+1ドットだ
け副走査方向にすれた位置に配置されている。
【0051】ところで、上記(3)式の丸め演算子Rd
を無視し、また、(4)式を用いると、(3)式は次の
(3a)式に書き換えることができる。 L=(Nb×k)/Na =(Nb×k)/F …(3a)
【0052】(3a)式の右辺の分子(Nb×k)は、
付加ノズル個数Nbにノズルピッチkを乗じたものであ
り、ノズルアレイ内における付加ノズルの範囲を示して
いる。付加ノズルの範囲は、図14の例ではノズル#1
0のラスタ位置からノズル#14の3ドット下のラスタ
位置までの範囲である。パラメータLは、(Nb×k)
を副走査送り量Fで除した値にほぼ等しいので、このパ
ラメータLは、あるノズル(例えば最上端の付加ノズル
#10)が付加ノズルの範囲を何回の副走査送りで通過
するか、を示す値であると考えることができる。ところ
で、上述したように、1回の副走査送りによって、各ノ
ズルはその直前のノズルの周期的な位置から1ドットだ
けずれた位置に配置される。従って、或るパスの後のL
回の副走査送りを考えると、最上端の付加ノズル#10
は、L回の副走査の間はそのバスにおける付加ノズルの
範囲内に留まっており、かつ、1回の副走査送り毎にそ
の前のノズルの周期的な位置から1ドットずつずれてゆ
く。例えば、図14において、パス1の後の2回の副走
査送りでは、最上端の付加ノズル#10は、パス3まで
の2回の副走査の間はパス1における付加ノズルの範囲
内に留まっており、また、1回の副走査送り毎にその直
前のノズルの周期的な位置から1ドットずつずれてゆ
く。すなわち、パス2では、最上端の付加ノズル#10
は、パス1における付加ノズルの範囲内において、その
直前のパス1におけるノズル#12の1ドット後に位置
決めされる。また、パス3では、最上端の付加ノズル#
10は、パス1における付加ノズルの範囲内において、
その直前のパス2におけるノズル#12の1ドット後に
位置決めされる。
【0053】このようなノズル位置の移動を考えると、
パラメータLは、「オーバーラップラスタ(基本ノズル
と付加ノズルとによって記録されるラスタ)が何本連続
して配列されているか」、を示す値であると考えること
ができる。例えば、図14に示す第3実施例では、L=
2なので、オーバーラップラスタが2本連続している。
(なお、図14には、オーバーラップラスタが3本連続
している部分があるが、この理由については後述す
る。)また、付加ノズルは、ノズルアレイ内においてノ
ズルピッチkで配列されているので、k本の連続したラ
スタの中で、はじめのL本がオーバーラップラスタとな
り、残りの(k−L)本が非オーバーラップラスタとな
る。従って、ラスタの配列としては、L本のオーバーラ
ップラスタと(k−L)本の非オーバーラップラスタと
で構成されるk本のラスタ群が、繰り返し配列されたも
のとなる。
【0054】ところで、Na本の基本ノズルによる1回
の主走査で記録されるNa本のラスタの中で、Nb本の
付加ノズルによっても記録されるNb本のラスタがオー
バーラップラスタであり、残りの(Na−Nb)本のラ
スタは非オーバーラップラスタである。すなわち、Na
本のラスタの範囲内には、L本のオーバーラップラスタ
と(k−L)本の非オーバーラップラスタとで構成され
るk本のラスタ群が繰り返し配列され、この結果とし
て、Na本中のNb本がオーバーラップラスタとなり、
残りの(Nb−Na)本が非オーバーラップラスタとな
る。例えば、図14に示す第3実施例では、k=4,N
a=9,Nb=5なので、9本のラスタの範囲内で、2
本のオーバーラップラスタと2本の非オーバーラップラ
スタとで構成されるラスタ群が繰り返し配列され、この
結果、9本中の5本がオーバーラップラスタとなり、残
りの4本が非オーバーラップラスタとなっている。
【0055】図14の右端の図には、Na本毎のラスタ
の区分が示されている。この例では、Na本の1組のラ
スタの中の最後のラスタはオーバーラップラスタであ
り、また、次の1組の最初のL(=2)本のラスタもオ
ーバーラップラスタである。従って、Na本毎のラスタ
の境界において、オーバーラップラスタが3本隣接して
いる。しかし、基本的には、図14のラスタの配列は、
L本のオーバーラップラスタと(k−L)本の非オーバ
ーラップラスタとで構成されるk本のラスタ群が繰り返
し配列されていることが理解できる。
【0056】上述したような、パラメータk,L,N
a,Nbと、オーバーラップラスタおよび非オーバーラ
ップラスタの配列との関係は、他の実施例においても成
立していることが図4、図10、および、図15から理
解できる。
【0057】このように、上述した各実施例では、オー
バーラップラスタと非オーバーラップラスタとがパラメ
ータk,L,Na,Nbに応じてほぼ規則正しく配列さ
れている。すなわち、ほぼL本ずつ連続するオーバーラ
ップラスタが、ほぼ(k−L)本の非オーバーラップラ
スタを挟んでほぼ規則的に配列されるので、これらのオ
ーバーラップラスタによって、バンディングが目立ちに
くくなるという利点がある。
【0058】主走査を双方向に行う双方向印刷の場合に
は、上述したような記録的なオーバーラップラスタの配
列が以下のような効果も発揮する。すなわち、図3に示
したように、YMCKの4色のインクのノズルアレイが
同じラスタを記録するように配置されている場合に、往
路では各ラスタ上にK,C,M,Yの順に各色のドット
が形成される。一方、復路ではこの反対に、各ラスタ上
にY,M,C,Kの順に各色のドットが形成される。従
って、往路で記録されたラスタと、復路で記録されたラ
スタとでは、多少色が違って見える可能性がある。この
とき、オーバーラップラスタを形成せずに、従来のイン
ターレース記録方式でドットを記録すると、往路で記録
されたラスタと復路で記録されたラスタとの色の違いが
目立ってしまい、画質劣化として認識される。そこで、
上記各実施例のように、オーバーラップラスタと非オー
バーラップラスタとをほぼ規則的に配列するようにすれ
ば、このような往路と復路でのラスタの色の違いが目立
たなくなるという利点がある。
【0059】バンディングを目立たなくさせるという意
味からは、すべてのラスタをオーバーラップラスタにす
る(すなわち2つのノズルによって記録する)ことも考
えられる。しかし、すべてのラスタをオーバーラップラ
スタにすると、すべてが非オーバーラップラスタである
場合に比べて約2倍の主走査時間を必要とするので、記
録速度が約1/2になる。これに対して、上述した各実
施例では、オーバーラップラスタと非オーバーラップラ
スタとが混在しているので、すべてをオーバーラップラ
スタにする場合に比べて、記録速度の低下を緩和するこ
とができるという利点がある。
【0060】実際のドット記録装置においては、以下の
手順に従って使用ノズル個数Nと基本ノズル個数Naと
付加ノズル個数Nbの好ましい値を決定することも可能
である。ここでは仮に、ノズルピッチkが6ドットで1
色分のノズルアレイに含まれるノズルの総数が48であ
ると仮定する。このとき、使用ノズル個数Nは48以下
であり、図13(A)〜(C)の中で、使用ノズル個数
Nが48以下であるものが実現可能である。印刷速度の
観点からは、使用ノズル個数Nがなるべく多い方が好ま
しい。従って、例えばL=1の時には、図13(A)か
らN=48,Na=41.Nb=7が好ましいことが解
る。また、L=2の時には、図13(B)からN=4
7,Na=35.Nb=12が好ましく、L=3の時に
は、図13(C)からN=47,Na=31.Nb=1
6が好ましい。パラメータLの好ましい値は、例えばL
の各値に対応する記録方式をそれぞれ用いて実際に画像
を記録し、それらの画質を比較することによって決定す
ることができる。このように、上記(1)〜(4)式の
条件を用いると、ノズルアレイのハードウェア上の制約
を考慮して、使用ノズル個数Nと基本ノズル個数Naと
付加ノズル個数Nbの好ましい値を決定することが可能
である。
【0061】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0062】本発明は、双方向印刷に限らず、決まった
主走査方向のみ(たとえば往路のみ)でドットの記録を
行う単方向印刷にも適用可能である。
【0063】この発明はカラー印刷だけでなくモノクロ
印刷にも適用できる。また、1画素を複数のドットで表
現することにより多階調を表現する印刷にも適用でき
る。また、ドラムスキャンプリンタにも適用できる。
尚、ドラムスキャンプリンタでは、ドラム回転方向が主
走査方向、キャリッジ走行方向が副走査方向となる。ま
た、この発明は、インクジェット記録装置のみでなく、
一般に、複数のドット形成要素アレイを有する記録ヘッ
ドを用いて印刷媒体の表面に記録を行うドット記録装置
に適用することができる。ここで、「ドット形成要素」
とは、インクジェットプリンタにおけるインクノズルの
ように、ドットを形成するための構成要素を意味する。
【0064】上記実施例において、ハードウェアによっ
て実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換え
るようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現
されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるよう
にしてもよい。例えば、図2に示した印字データ制御回
路13や、キャリッジ駆動回路5、印刷媒体搬送制御回
路9の制御機能を、コンピュータ90が実行するように
することもできる。この場合には、プリンタドライバ9
6等のコンピュータプログラムが、これらの回路と同じ
制御機能を実現する。
【0065】このような機能を実現するコンピュータプ
ログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で
提供される。コンピュータシステム90は、その記録媒
体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装
置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路
を介してプログラム供給装置からコンピュータシステム
90にコンピュータプログラムを供給するようにしても
よい。コンピュータプログラムの機能を実現する時に
は、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラム
がコンピュータシステム90のマイクロプロセッサによ
って実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムをコンピュータシステム90が直接実行
するようにしてもよい。
【0066】この明細書において、コンピュータシステ
ムとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムと
を含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下
で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュ
ータプログラムは、このようなコンピュータシステム
に、上述の各回路の機能を実現させる。なお、上述の機
能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペ
レーションシステムによって実現されていても良い。
【0067】なお、この発明において、「コンピュータ
読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク
やCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各
種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置
や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている
外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図2】本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す概念図。
【図3】印字ヘッド1におけるインクジェットノズルの
配列を示す説明図。
【図4】第1実施例のドット記録方式を示す説明図。
【図5】第1実施例において各ノズルに割り当てられる
印字データを示す説明図。
【図6】第1実施例における印字データのノズルへの割
当てを示す説明図。
【図7】第1実施例で形成された記録ドットの状態を示
す説明図。
【図8】ラスタの開始位置がずれた場合の記録ドットの
状態を示す説明図。
【図9】人間の視覚特性における空間周波数と識別可能
な階調数の関係を示すグラフ。
【図10】第2実施例の記録方式を示す説明図。
【図11】第2実施例において各ノズルに割り当てられ
る印字データを示す説明図。
【図12】k=4でL=1〜3の場合における可能な記
録方式のパラメータの組合せの例を示す説明図。
【図13】k=6でL=1〜3の場合における可能な記
録方式のパラメータの組合せを例を示す説明図。
【図14】第3実施例の記録方式を示す説明図。
【図15】第4実施例の記録方式を示す説明図。
【図16】従来の記録方式を示す説明図。
【図17】バンディングの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…印字ヘッド 2…キャリッジ軸 3…キャリッジベルト 4…モータ 5…キャリッジ駆動回路 6…プラテンローラ 7…ギヤ 8…モータ 9…印刷媒体搬送制御回路 10…固定台 11…固定台 13…印字データ制御回路 20…画像出力装置 21…カラーディスプレイ 22…インクジェット記録装置 30…スキャナ 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 93…CRTディスプレイ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…ラスタライザ 98…色補正モジュール 99…ハーフトーンモジュール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドット記録ヘッドを用いて印刷媒体の表
    面にドットの記録を行うドット記録装置において、 前記ドット記録ヘッドの前記印刷媒体に対面する箇所
    に、副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで同一色の複
    数個のドットを形成するための複数のドット形成要素が
    配列されたドット形成要素アレイと、 前記ドット記録ヘッドと前記印刷媒体の少なくとも一方
    を駆動して主走査を行う主走査駆動手段と、 前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの
    少なくとも一部を使用してドットの形成を行わせるヘッ
    ド駆動手段と、 前記主走査が終わる度に前記ドット記録ヘッドと前記印
    刷媒体の少なくとも一方を駆動して副走査を行う副走査
    駆動手段と、を備え、 前記副走査駆動手段は、一定の送り量F×P(Pはドッ
    トの副走査方向の最小ピッチ、Fは整数)で副走査送り
    を実行し、 前記複数のドット形成要素の副走査方向のピッチをk×
    P(kは3以上の整数)としたときに、1回の主走査中
    に使用されるドット形成要素の個数N(Nは3以上の整
    数)とパラメータNa,Nb,m,Lとが、以下の
    (1)〜(4)式を満足することを特徴とするドット記
    録装置。 N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
    数、をそれぞれ示し、演算子Rd[]はかっこ内の値の
    小数部を丸める演算を示す。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記ヘッド駆動手段は、各主走査ライン上において、N
    b個のドット形成要素によって記録されるドットと、N
    a個のドット形成要素によって記録されるドットとが相
    補的な位置関係になるように前記ドット記録ヘッドを駆
    動する、ドット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記ヘッド駆動手段は、各主走査ライン上において、N
    b個のドット形成要素によって記録されるドットが、N
    a個のドット形成要素によって記録されるドットと重な
    るように前記ドット記録ヘッドを駆動する、ドット記録
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のド
    ット記録装置であって、 前記ドット記録ヘッドは、複数色のドットを記録するた
    めの複数のドット記録要素アレイを有しており、 前記複数のドット記録要素アレイは、1回の主走査にお
    いて同一の主走査ラインの記録を行い得るようにそれぞ
    れのドット記録要素が配置されており、 前記ヘッド駆動手段は、主走査が往復で双方向に行われ
    る際に往路と復路とでそれぞれドットの記録を実行す
    る、ドット記録装置。
  5. 【請求項5】 副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで
    同一色の複数のドットを形成するための複数のドット形
    成要素が配列されたドット形成要素アレイを有するドッ
    ト記録ヘッドを用い、前記副走査方向とほぼ垂直な方向
    に沿って主走査を行いつつ印刷媒体の表面にドットの記
    録を行う方法において、 一定の送り量F×P(Pはドットの副走査方向の最小ピ
    ッチ、Fは整数)で副走査送りを実行し、 前記複数のドット形成要素の副走査方向のピッチをk×
    P(kは3以上の整数)としたときに、1回の主走査中
    に使用されるドット形成要素の個数N(Nは3以上の整
    数)とパラメータNa,Nb,m,Lとが、以下の
    (1)〜(4)式を満足することを特徴とするドット記
    録方法。 N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
    数、をそれぞれ示し、演算子Rd[]はかっこ内の値の
    小数部を丸める演算を示す。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のドット記録方法であっ
    て、 各主走査ライン上において、Nb個のドット形成要素に
    よって記録されるドットと、Na個のドット形成要素に
    よって記録されるドットとが相補的な位置関係になるよ
    うに前記ドット記録ヘッドが駆動される、ドット記録方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のドット記録方法であっ
    て、 各主走査ライン上において、Nb個のドット形成要素に
    よって記録されるドットが、Na個のドット形成要素に
    よって記録されるドットと重なるように前記ドット記録
    ヘッドが駆動される、ドット記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載のド
    ット記録方法であって、 前記ドット記録ヘッドは、複数色のドットを記録するた
    めの複数のドット記録要素アレイを有しており、 前記複数のドット記録要素アレイは、1回の主走査にお
    いて同一の主走査ラインの記録を行い得るようにそれぞ
    れのドット記録要素が配置されており、 主走査が往復で双方向に行われる際に往路と復路とでそ
    れぞれドットの記録が実行される、ドット記録方法。
  9. 【請求項9】 副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで
    同一色の複数のドットを形成するための複数のドット形
    成要素が配列されたドット形成要素アレイを有するドッ
    ト記録ヘッドを備えた印刷装置に、前記副走査方向とほ
    ぼ垂直な方向に沿って主走査を行いつつ印刷媒体の表面
    にドットの記録を行わせるためのコンピュータプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 一定の送り量F×P(Pはドットの副走査方向の最小ピ
    ッチ、Fは整数)で副走査送りを実行する機能と、 前記複数のドット形成要素の副走査方向のピッチをk×
    P(kは3以上の整数)としたときに、1回の主走査中
    に使用されるドット形成要素の個数N(Nは3以上の整
    数)とパラメータNa,Nb,m,Lとが、以下の
    (1)〜(4)式を満足するようにドットの記録を行う
    機能と、をコンピュータに実行させるためのコンピュー
    タプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。 N=Na+Nb …(1) Na=m×k±1 …(2) Nb=Rd[L×Na÷k] …(3) F=Na …(4) ここで、mは1以上の整数、Lは1≦L<kを満たす整
    数、をそれぞれ示し、演算子Rd[]はかっこ内の値の
    小数部を丸める演算を示す。
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