JP2013226622A - 工具収納ケース - Google Patents

工具収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP2013226622A
JP2013226622A JP2012100158A JP2012100158A JP2013226622A JP 2013226622 A JP2013226622 A JP 2013226622A JP 2012100158 A JP2012100158 A JP 2012100158A JP 2012100158 A JP2012100158 A JP 2012100158A JP 2013226622 A JP2013226622 A JP 2013226622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool storage
storage case
case
disposed
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012100158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5836877B2 (ja
Inventor
Satoshi Tsuji
聡志 辻
Atsushi Hori
篤 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2012100158A priority Critical patent/JP5836877B2/ja
Priority to CN 201320052925 priority patent/CN203141473U/zh
Priority to DE201320003741 priority patent/DE202013003741U1/de
Publication of JP2013226622A publication Critical patent/JP2013226622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5836877B2 publication Critical patent/JP5836877B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
    • B25H3/00Storage means or arrangements for workshops facilitating access to, or handling of, work tools or instruments
    • B25H3/02Boxes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Stackable Containers (AREA)
  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Abstract

【課題】動力工具を含む工具類を収納するための工具収納ケースにおいて、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケースのうちの下側の工具収納ケースから、上側の工具収納ケースを分離して持ち上げ易いようにする。
【解決手段】下側の大型工具収納ケース50の前側面502と後側面503との双方には手掛け用凹部65が設けられる。上側の普通型工具収納ケース10を持ち上げる際にユーザの手を引っ掛けることができる。また、手掛け用凹部65は、大型工具収納ケース50の収納側に入り込む凹形状を有して形成されている。また、手掛け用凹部65は、ケース本体51の上側に配設され且つケース本体51の内部を開け閉めする蓋体61に対して凹形状が形成されることにより配設されている。このようにして、側面に出っ張り形状を形成することなく、電動工具を収容する範囲に影響を与えることなく、手掛け用凹部65を形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力工具を含む工具類を収納するための工具収納ケースに関する。
従来、電動工具に代表されるように電力を動力源とするような動力工具が、広く使用されている。このような動力工具を外で持ち運ぶ際、この動力工具を収納可能とする内部構造を有した工具収納ケースに収納される。このような工具収納ケースは、このような動力工具を含む工具類を収納することができるように、プラスチック樹脂を箱形に成形して形成される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような工具収納ケースにあっては、複数の工具収納ケースを重箱のように積み重ねられて連結されるものが知られている。このように工具収納ケースを積み重ねて連結した場合には、複数の工具収納ケースが一体となった段組の工具収納ケースとして持ち運びすることができて便利となる。
特開2010−64227号
しかしながら、上記した重箱のように複数積み重ねらた工具収納ケースを1つずつ持ち上げようとする場合には、通常の重箱のように持ち上げようとする工具収納ケースの両側面を両手で挟み込んで持ち上げるようにしなければならなかった。このため、工具収納ケースに重量の重い動力工具が収納されていると、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケースのうちの下側の工具収納ケースから、上側の工具収納ケースを分離して持ち上げるのが難しくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、動力工具を含む工具類を収納するための工具収納ケースにおいて、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケースのうちの下側の工具収納ケースから、上側の工具収納ケースを分離して持ち上げ易いようにすることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る工具収納ケースは次の手段をとる。
すなわち、本発明の第1の発明に係る工具収納ケースは、高さ方向で重ねられるように配置可能に構成されつつ、このように高さ方向で重ねられて配置した上下構成を一体に連結する連結構造を具備する、段組可能な工具収納ケースであって、重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面と、該一の側面とは反対側に配置される他の側面とには、該工具収納ケースを持ち上げる際に、ユーザの手を引っ掛けることができるように機能する手掛け部が配設されていることを特徴とする。
この第1の発明に係る工具収納ケースによれば、一の側面と反対側の他の側面とには手掛け部が配設されているので、工具収納ケースを持ち上げる際にユーザの手を引っ掛けることができる。これによって、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケースのうちの下側の工具収納ケースから、上側の工具収納ケースを分離して容易に持ち上げることができる。
第2の発明に係る工具収納ケースは、前記第1の発明に係る工具収納ケースにおいて、前記手掛け部は、該工具収納ケースの収納側に入り込む凹形状を有して形成されていることを特徴とする。この第2の発明に係る工具収納ケースによれば、手掛け部は工具収納ケースの収納側に入り込む凹形状を有して形成されているので、この手掛け部が配設される側面に出っ張り形状を形成することなく、手掛け部を形成することができる。これによって、側面を張り出すことなく手掛け部を配設することができて、以前の配置スペースと変わらない配置スペースで工具収納ケースを配置することができる。
第3の発明に係る工具収納ケースは、前記第2の発明に係る工具収納ケースにおいて、内部に動力工具が収容可能にされるケース本体と、該ケース本体の上側に配設され且つ該ケース本体の内部を開け閉めする蓋体とを備え、前記手掛け部は、前記凹形状が前記蓋体に対して形成されることにより配設されていることを特徴とする。この第3の発明に係る工具収納ケースによれば、手掛け部はケース本体の上側に配設され且つケース本体の内部を開け閉めする蓋体に対して凹形状が形成されることにより配設されているので、動力工具を収容する範囲に影響を与えることなく、手掛け部を形成することができる。これによって、手掛け部を形成しながらも、動力工具の収容領域を良好に確保することができる。
第4の発明に係る工具収納ケースは、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係る工具収納ケースにおいて、前記手掛け部によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位には、該ユーザが触った感触により該把持部位として他の前記工具収納ケースの外周面と識別される識別形状が設けられていることを特徴とする。この第4の発明に係る工具収納ケースによれば、手掛け部によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位には、ユーザが触った感触により把持部位として他の工具収納ケースの外周面と識別される識別形状が設けられているので、ユーザは、触った感触によりユーザが手を引っ掛けるべき把持部位であることを認識することができる。これによって、ユーザが手を引っ掛けるに際しての目視確認を行うこと無くして、手を引っ掛ける際の利便性を向上させる。
第5の発明に係る工具収納ケースは、前記第4の発明に係る工具収納ケースにおいて、前記把持部位は、高さ方向で重ねられて配置した上下の該工具収納ケースのうち、下側に配置される該工具収納ケースに対して配設された前記手掛け部によって外部に露出されることとなる、上側に配置される該工具収納ケースに対して設けられており、前記識別形状は、該把持部位が設けられる該工具収納ケースの他の外周面と比較して凹凸形状を有するようにして設定されており、該識別形状をユーザが触った感触が、該他の外周面と比較して該把持部位として識別可能になっていることを特徴とする。この第5の発明に係る工具収納ケースによれば、把持部位は、下側の工具収納ケースに対して配設された手掛け部によって外部に露出されることとなる、上側に配置される工具収納ケースに対して設けられているので、工具収納ケースを支持することによって工具収納ケースを持ち上げることができる。これによって、下側の工具収納ケースに対して上側の工具収納ケースを分離して持ち上げるための形状を新規に形成することなく、この上側の工具収納ケースを分離して持ち上げることができる。また、識別形状は、把持部位が設けられる工具収納ケースの他の外周面と比較して凹凸形状を有するようにして設定されているので、ユーザが把持部位の識別形状を触ることにより、工具収納ケースを持ち上げる際の把持部位として識別することができて便利となる。
第1の発明に係る工具収納ケースによれば、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケースのうちの下側の工具収納ケースから、上側の工具収納ケースを分離して容易に持ち上げることができる。
第2の発明に係る工具収納ケースによれば、以前の配置スペースと変わらない配置スペースで工具収納ケースを配置することができる。
第3の発明に係る工具収納ケースによれば、手掛け部を形成しながらも、動力工具の収容領域を良好に確保することができる。
第4の発明に係る工具収納ケースによれば、ユーザが手を引っ掛けるに際しての目視確認を行うこと無くして、手を引っ掛ける際の利便性を向上させる。
第5の発明に係る工具収納ケースによれば、上側の工具収納ケースを分離して持ち上げるための形状を新規に形成することなく、この上側の工具収納ケースを分離して持ち上げることができる。
上下2段で段組された工具収納ケースの外観を示す外観斜視図である。 図1に示す段組された工具収納ケースを側面視にて示す側面図である。 普通型工具収納ケースの個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。 図3の普通型工具収納ケースの底面外観を平面視にて示す平面図である。 図3の普通型工具収納ケースの開閉ラッチを外した外観を示す斜視図である。 図3の普通型工具収納ケースの蓋体を開けた外観を示す斜視図である。 大型工具収納ケースの個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。 図7の大型工具収納ケースの底面外観を平面視にて示す平面図である。 図3におけるIX−IX断面矢視を示す断面図である。 図3におけるX−X断面矢視を示す断面図である。 図7におけるXI−XI断面矢視を示す断面図である。 図7におけるXII−XII断面矢視を示す断面図である。 肩掛けベルトを取り付けた際に鉛直線上側に向く面として前側面が設定される普通型工具収納ケースの斜視図である。 肩掛けベルトを取り付けた際に鉛直線上側に向く面として右側面が設定される普通型工具収納ケースの斜視図である。 連なる一つの肩掛けベルトを4つのベルトループに取り付けた際の普通型工具収納ケースの斜視図である。
以下、本発明に係る工具収納ケースを実施するための実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、上下2段で段組された工具収納ケース10,50の外観を示す外観斜視図である。図2は、図1に示すように上下2段で段組された工具収納ケース10,50を側面視にて示す側面図である。図1および図2では、上下2段で段組された工具収納ケース10,50を示している。これら工具収納ケース10,50は、電力を動力源とする電動工具を収納するケースである。つまり、図示符号Wは、普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50を上下2段で段組した工具収納ケースを指し示している。
図1および図2に示す上側に配置される普通型工具収納ケース10は、例えば釘打ち機に代表されるような、大きさが小型から中型となる電動工具を収容可能に形成される工具収納ケースである。また、この普通型工具収納ケース10の下側に配置される大型工具収納ケース50は、例えばマルノコに代表されるような、大きさが中型から大型となる電動工具を収容可能に形成される工具収納ケースである。なお、これらの釘打ち機やマルノコを含む工具収納ケースに収納される電動工具は、電力源となる充電式バッテリを装着可能に構成されている。
なお、これらの工具収納ケース10,50は、図面にも記載しているが、工具収納ケース10,50の通常配置に基づいて上下を規定しており、工具収納ケース10,50のケース本体11,51内への工具の収容および取出しに基づいて前後と左右を規定している。このため、この通常配置とする工具収納ケース10,50では、ケース本体11,51に対して蓋体21,61が開閉できるように開閉回動軸12,52が設定され、ケース本体11,51に対して上側に蓋体21,61が位置するように配置されている。
ところで、上記した普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、高さ方向に複数積み重ねることができる、いわゆる段積み可能な構成を有している。これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、このように段積みされた状態で、上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる構成を有している。すなわち、これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50のそれぞれには、上下に段積みされるように配置された場合に互いを一体に連結する連結掛止構造40,80が設けられている。すなわち、これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50のそれぞれには、通常配置による高さ方向にて2段で互いに積み重ねられている。これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の側面には、このように積み重ねられた工具収納ケース10,50同士を互い連結する連結掛止構造40,80が配設されている。このように上下2段で重ねられて配置された、段積み状態とした普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、連結掛止構造40,80により互いを連結して一体となる。なお、後に説明する開閉掛止構造30,70の開閉ラッチ31,71も、連結係止構造40,80のように機能して、大型工具収納ケース50に普通型工具収納ケース10を2段で組んで一体とする。このように一体に組まれた大型工具収納ケース50と普通型工具収納ケース10とは、段組状態の工具収納ケースWをなす。
つまり、図3および図7に示すように、普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の上面101,501には、ユーザにて手握り可能なハンドル35,75が配設されているが、このハンドル35,75により持ち上げるに際しては、普通型工具収納ケース10の単体もしくは大型工具収納ケース50の単体として持ち上げたり、図1に示す普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との段組体として持ち上げたりすることができる。なお、ユーザにて手握り可能なハンドル35,75は、持ち運びする使用時には、手握り可能に立てることができるようになっており、持ち運びしない不使用時には、上面101が面一となるように倒れることができるようになっている。また、このハンドル35の表面には、手握りした際のグリップ感触が分かるように、凹凸形状をなすシボ36,76が設けられている。
次に、上下2段で組まれて段組状態となる、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とについて説明する。なお、これら工具収納ケース10,50のうち、普通型工具収納ケース10については図3〜図6を参照されたく、また大型工具収納ケース50については図7および図8を参照されたい。ちなみに、図3は、普通型工具収納ケース10の個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。図4は、図3の普通型工具収納ケース10の底面106を平面視にて示す平面図である。図5は、図3の普通型工具収納ケース10の開閉ラッチ31を外した外観を示す斜視図である。図6は、図3の普通型工具収納ケース10の蓋体21を開けた外観を示す斜視図である。図7は、大型工具収納ケース50の個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。図8は、図7の大型工具収納ケース50の底面506を平面視にて示す平面図である。
これら普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、上記したように内部に電動工具(動力工具)が収容可能にされるケース本体11,51と、ケース本体11,51の上側に配設され且つケース本体11,51の内部を開け閉めする蓋体21,61とを備える。つまり、この蓋体21,61は、ケース本体11,51に対して開け閉め可能に取り付けられている。このように構成される普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、ケース本体11,51と閉じた蓋体21,61とにより六面体の箱形をなすように構成される。すなわち、これらの普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、図示符号のとおりで、上面101,501、前側面102,502、後側面103,503、右側面104,504、左側面105,505、底面106,506として規定されている。
これらの普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とには、ケース本体11,51に対する蓋体21,61の閉じ状態を保持する開閉掛止構造30,70が設けられている。この開閉掛止構造30,70は、概略、ケース本体11,51に対して配設される開閉ラッチ31,71と、蓋体21,61に設けられる係止凸部23,63(開閉掛止構造70は不図示)とを備える。例えば図5および図6に示すように、このケース本体11にて支持される開閉ラッチ31は、蓋体21に設けられる係止凸部23を保持することにより、ケース本体11に対する蓋体21の相対的な開きを規制するように機能する。つまり、開閉ラッチ31は、下部がケース本体11に対して回転可能に軸支持されて上部がケース本体11に対して揺動することにより、係止凸部23,63(開閉掛止構造70は不図示)を保持あるいは非保持とし、掛止あるいは掛止解除するように構成される。開閉ラッチ31の中間内部には、特に図示していないが、ケース本体11に設けられる係止凸部15と蓋体21に設けられる係止凸部23とを一体に保持する形状が設けられている。
このように開閉ラッチ31が、ケース本体11の係止凸部15と蓋体21の係止凸部23とを一体に保持するように掛止すると、ケース本体11に対しての蓋体21の閉じ状態は保持されることとなる。逆に、この開閉ラッチ31の掛止が解除(掛止解除)されていると、蓋体21はケース本体11に対して開け閉めすることができることとなる。また、開閉ラッチ31の上端部は、ユーザの指を掛けることができる指掛け形状32が形成されている。この指掛け形状32は、指を掛け易くするために下側に向けて凹状をなして形成される。凹状をなす指掛け形状32は、この指掛け形状32に指を掛けて掛止あるいは掛止解除するにあたって、掛けた指が痛くならないように丸みを有した凹状に形成されている。なお、このケース本体11に対する開閉ラッチ31の軸支持は、ケース本体11に対して上下に相対的にスライド可能となっている。このため、開閉ラッチ31は、後に詳述するように、発明に係る連結構造に相当する機能も併せ持つこととなる。
また、特に図示して説明していないが、大型工具収納ケース50における開閉ラッチ71を含む開閉掛止構造70にあっても、普通型工具収納ケース10における開閉ラッチ31を含む開閉掛止構造30と同様の構成を有して同様に機能する。なお、この大型工具収納ケース50の開閉掛止構造70は、普通型工具収納ケース10の開閉掛止構造30と同様、開閉ラッチ71には指掛け形状72が設けられている。
ところで、これら普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とには、2段積みした際に下側に配置される工具収納ケースと、下側工具収納ケースの上側に載置される工具収納ケースとを一体で連結するための連結掛止構造40,80が配設されている。つまり、この連結掛止構造40,80は、本発明に係る連結構造に相当する機能を有する。なお、以下では説明の便宜上、2段積みした際の下側に配置される工具収納ケースを「下側ケース」と称することがあり、この下側配置ケースの上側に載置される工具収納ケースを「上側ケース」と称することがある。
すなわち、連結掛止構造40,80は、概略、ケース本体11,51に対して配設される連結ラッチ41,81と、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部16,56とを備える。ここで、下側ケースとして配置されるケース本体11,51にて支持される連結ラッチ41,81は、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部16,56を保持することにより、下側ケースに対する上側ケースの相対的な連結を発揮するように機能する。例えば図5および図6に示すように、連結ラッチ41は、上記した開閉ラッチ31と略同様に、下部がケース本体11に対して回転可能に軸支持されて上部がケース本体11に対して揺動することにより、連結凸部16,56を保持あるいは非保持とし、もって連結あるいは連結解除するように構成される。この連結ラッチ41の上端部も、上記した開閉ラッチ31の指掛け形状32と同様の、ユーザの指を掛けることができる指掛け形状42が形成されている。このケース本体11に対する連結ラッチ41の軸支持は、ケース本体11に対して上下に相対的にスライド可能となっている。つまり、この連結掛止構造40,80は、段積みされた状態で上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる。
また、特に図示して説明していないが、大型工具収納ケース50における連結ラッチ81を含む連結掛止構造80にあっても、普通型工具収納ケース10における連結ラッチ41を含む連結掛止構造40と同様の構成を有して同様に機能する。なお、この大型工具収納ケース50の連結掛止構造80は、普通型工具収納ケース10の連結掛止構造40と同様、連結ラッチ81には指掛け形状82が設けられている。
また、上記した開閉掛止構造30,70にあっても、この連結掛止構造40,80の例と同様に機能する。すなわち、下側ケースとして配置されるケース本体11,51にて支持される開閉ラッチ31,71は、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部17,57を保持可能に構成されている。ここで、この開閉ラッチ31,71が連結凸部17,57を保持した場合には、下側ケースに対する上側ケースの相対的な連結を発揮するように機能する。つまり、この開閉掛止構造30,70にあっても、段積みされた状態で上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる。
なお、この普通型工具収納ケース10の開閉掛止構造30(大型工具収納ケース50にあっては符号70)を構成する、開閉ラッチ31(大型工具収納ケース50にあっては71)と連結凸部17(大型工具収納ケース50にあっては57)との間は、区画支持部131(大型工具収納ケース50にあっては531)として設定される。この区画支持部131(531)は、係止状態となる開閉ラッチ31の外面と面一になる外面を有して形成されており、ケース本体11(51)の中でも厚みを有した形状にて形成されている。このため、このように外面が面一に延在される区画支持部131(531)は、開閉ラッチ31(71)に掛かる力に十分に耐え得る程度の剛性を有することとなる。
また、これと同様に、普通型工具収納ケース10の連結掛止構造40(大型工具収納ケース50にあっては符号80)を構成する、連結ラッチ41(大型工具収納ケース50にあっては81)と連結凸部16(大型工具収納ケース50にあっては56)との間は、区画支持部132(大型工具収納ケース50にあっては532)として設定される。この区画支持部132(532)は、係止状態となる連結ラッチ41の外面と面一になる外面を有して形成されており、ケース本体11(51)の中でも厚みを有した形状にて形成されている。このため、このように外面が面一に延在される区画支持部132(532)は、連結ラッチ41(81)に掛かる力に十分に耐え得る程度の剛性を有することとなる。
図13〜図15に示す普通型工具収納ケース10では、本発明に係るベルト部材に相当する肩掛けベルト90が取り付けられている。この肩掛けベルト90は、この普通型工具収納ケース10を運搬するにあたってユーザの肩から掛けれるようにする、いわゆる運搬用ベルトである。図13は、肩掛けベルト90を取り付けた際に鉛直線上側に向く面として前側面102が設定される普通型工具収納ケース10の斜視図である。図14は、肩掛けベルト90を取り付けた際に鉛直線上側に向く面として右側面105が設定される普通型工具収納ケース10の斜視図である。また、図15は、連なる一つの肩掛けベルト90を4つのベルトループ93に取り付けた際の普通型工具収納ケース10の斜視図である。
ところで、図13および図14に示すように、上記した普通型工具収納ケース10には、本発明に係るベルト部材に相当する肩掛けベルト90が取り付けられる。この肩掛けベルト90は、一般的に肩掛けバッグ等に利用されるベルトと同様であり、普通型工具収納ケース10を肩から掛けるような掛け状態とするようにベルト機能を有するものとなっている。このため、普通型工具収納ケース10の、ケース本体11と蓋体21との双方には、この肩掛けベルト90を取付け可能とする本発明に係るベルト受け形状が設けられている。具体的には、ケース本体11と蓋体21との双方には、肩掛けベルト90を挿し通すことができるループ形状を有した、ベルト受け形状としてのベルトループ91,93が配設されている。なお、この肩掛けベルト90を挿し通すベルト受け形状としてのベルトループ91,93のうち、蓋体21に設けられるベルトループ91については、大型工具収納ケース50の蓋体61に対しても配設されている。
具体的には、蓋体21,61に設けられるベルトループ91は、普通型工具収納ケース10あるいは大型工具収納ケース50を肩掛け状態とする際に、蓋体21,61の上面101,501が鉛直線上側に向く面となるように配設されるものとなっている。すなわち、このベルトループ91は、蓋体21,61の左右の互いに対向する側辺のそれぞれに対して配設されている。
図9の断面図は、図3におけるIX−IX断面矢視を示すものであり、肩掛けベルト90がベルトループ91に挿し通されているのが分かる図である。図9に示すように、ベルトループ91は、上側(鉛直方向)から右側(水平方向)に向けて挿し通されている。具体的には、このベルトループ91は、このように肩掛けベルト90を挿し通すにあたり、肩掛けベルト90を挿し通すための開口形状が上側および右側に向くように形成されている。このため、このベルトループ91の内部には、中間にガイド曲面92が設けられて、このような挿し通しを容易とするように機能している。
これに対して、ケース本体11に設けられるベルトループ93は、この普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に、蓋体21の側面102,103,104,105が鉛直線上側に向く面となるように配設されるようになっている。図10の断面図は、図3におけるX−X断面矢視を示すものであり、ベルトループ93の挿し通し形状が分かる図である。これらのベルトループ93は、ケース本体11の側面の4つの境界角のうちのすべての境界角に対して設けられている。このベルトループ93にあっても、前後あるいは左右の互いに対向する側辺のそれぞれに対して配設されている。図10に示すベルトループ93は、内部が空間形状が設けられつつ、後側から右側に連通する挿し通し形状が形成されている。このように前後方向と左右方向とに向けて肩掛けベルト90を挿し通すことによって、肩掛けベルト90はベルトループ93に取り付けられたものとなっている。
なお、図13および図14に示すように、ケース本体11の側面の4つの境界角に設けられる4つのベルトループ93のうち互いに対向する側辺同士のベルトループ93のみに肩掛けベルト90を挿し通してもよい。つまり、図13に示す状態では、前側面102を鉛直線上側に向く面となるように設定することができ、図14に示す状態では、右側面105を鉛直線上側に向く面となるように設定することができる。さらに、図15に示すように、連なる1本の肩掛けベルト90をこれら4つのベルトループ93のすべてに挿し通してもよい。このような場合には、前側面102,後側面103,右側面104,左側面105のいずれかを鉛直線上側に向く面となるように設定することができる。また特に図示していないが、蓋体21に設けられるベルトループ91に肩掛けベルト90を挿し通した場合には、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に上面101を鉛直線上側に向く面に設定することができる。つまり、通常配置時の底面106を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかを、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定することができるように、これらのベルトループ91,93に肩掛けベルト90を挿し通すことができる。
図1および図2では、高さ方向にて2段となるように、通常配置の下側ケースに相当する大型工具収納ケース50の上に、通常配置の上側ケースに相当する普通型工具収納ケース10が積み重ねられている。ここで開閉掛止構造70および連結掛止構造80は、これらの2段で積み重ねられて上下に配置される普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の上下構成を互いに一体で連結している。ここで開閉掛止構造70および連結掛止構造80による、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との連結を解除した際には、普通型工具収納ケース10を持ち上げることができるようにユーザの指(手)が引っ掛けることが可能に機能する手掛け用凹部65が、大型工具収納ケース50の前側面502および後側面503に配設されている。この手掛け用凹部65は、普通型工具収納ケース10との連結を解除した場合に、普通型工具収納ケース10に対してユーザの手を引っ掛けることができるように機能する。具体的には、この手掛け用凹部65は、ユーザが普通型工具収納ケース10の底面106に指を引っ掛けることができるように、大型工具収納ケース50の蓋体61に対して、内側(収納側)に向けた凹形状に切欠かれた形状を有してなる。
すなわち、図1および図2に示すように、大型工具収納ケース50の蓋体61のうち前側面502および後側面503に面した外縁部位には、大型工具収納ケース50の内側(収納側)に入り込む凹形状を有した手掛け用凹部65が設けられる。この手掛け用凹部65によって、大型工具収納ケース50の上側に配置される普通型工具収納ケース10の底面106を一部露出させることができる。この手掛け用凹部65によって一部露出される底面106は、本発明に係るユーザの手が引っ掛けられる把持部位18として形成される。この把持部位18は、ユーザの手が引っ掛けられるべき部位であり、凹凸形状なすシボ19が設けられている。このシボ19は、上記したハンドル35の表面に設けられる凹凸形状をなすシボ36と略同様に形成され、ユーザは、ユーザの指(手)を引っ掛けるべき把持部位18として触った感触により認識できるようになっている。つまり、手掛け用凹部65によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位18には、ユーザが触った感触により把持部位18として工具収納ケース10の他の底面106と識別される識別形状となるシボ19が設けられている。このようにして把持部位18は、この把持部位18が設けられる工具収納ケース10の底面106の他の外周面と比較して、該把持部位18であることを他と比較して識別することができるようになっている。なお、図8に示す大型工具収納ケース50の底面506にも、この普通型工具収納ケース10の底面106に設けられる把持部位18と同様、シボ59が形成される把持部位58が設けられている。
この手掛け用凹部65は、普通型工具収納ケース10を持ち上げる際に、ユーザの手を引っ掛けることができるように機能する本発明に係る手掛け部に相当する。また、手掛け用凹部65が設けられる前側面502は、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50が重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面に相当する。また、手掛け用凹部65が設けられる後側面503は、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50が重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面とは反対側に配置される他の側面に相当する。このように大型工具収納ケース50の前側面502と後側面503との双方に設けられる手掛け用凹部65は、ユーザの指(手)を引っ掛けるべき把持部位18を露出させ、この把持部位18にユーザの指(手)を引っ掛けることにより普通型工具収納ケース10を持ち上げられる。なお、普通型工具収納ケース10にあっても、この大型工具収納ケース50の手掛け用凹部65と同様の、手掛け用凹部25が蓋体21に対して配設されている。
また、図3および図7に示すように、上記した工具収納ケース10,50の蓋体21,61のうち、左右両側のサイド端縁27,67は円く面取りされた曲面形状を有して形成されている。例えば図3の普通型工具収納ケース10に示すように、このように互いに対向する左右の両側のサイド端縁27同士が円く面取りされた曲面形状を有して形成されていると、上記したように工具収納ケース10,50を下側ケースとして配置して、その上側に別の工具収納ケース10,50を上側ケースと載置するにあたって、この上側ケースの位置を決めるにあたってのガイド機能を発揮する。特に上側ケースを並べて載置していく際には、このサイド端縁27に並べられる上側ケースの底面106の角部位を当てて、この上側ケースを正しい位置に向かせるようにガイドすることができる。
また、図3および図7に示すように、上記した工具収納ケース10,50にあっては、例えば製品出荷時にケース本体11,51に対して蓋体21,61を固定保持しておくための結束配設構造45,85が設けられている。図11は、図7におけるXI−XI断面矢視を示す断面図である。例えば図7の大型工具収納ケース50に示すように、この結束配設構造85には、ケース本体51に対して蓋体61を南京錠Kにより結束させてある。この結束配設構造85は、このようにケース本体51に対して蓋体61を南京錠Kにより結束させておいたり、特に図示していないが、例えばポリプロピレン樹脂にて成形されるインシュロック(登録商標)等の結束バンドにより、ケース本体51に対して蓋体61を結束させておくための構造である。具体的には、図11に示すように、ケース本体51と蓋体61とには、互いに上下に貫通される孔形状851,852が設けられている。このように設けられた孔形状851,852に、南京錠Kや不図示の結束バンドを挿し込むようにしてケース本体51と蓋体61とを結束している。このようにケース本体51に対して蓋体61を結束した場合には、ケース本体51に対して蓋体61が勝手に開いてしまうのを防止することができる。なお、この結束配設構造85の内部には、結束バンドや南京錠の挿し通しをガイドするためのガイド傾斜形状863が設けられている。これに対して、この結束配設構造85の上側部分には、結束バンドの結束部分を収容可能とする空間864が形成されている。
また、この大型工具収納ケース50の結束配設構造85や、普通型工具収納ケース10の底面106には、このような結束配設構造85にて取り付けられた結束バンドの外部の突出を抑える、結束バンドの逃がし形状が設けられている。この結束バンドの逃がし形状としては、例えば、普通型工具収納ケース10の底面106に設けられる収容段差部37である。この収容段差部37の段差形状にて、上記したように結束する結束バンドが逃がされていると、結束バンドを取り付けた工具収納ケースを保管するに際して、この工具収納ケースに収容スペースを拡げる必要を無くして、箱形スペースの容量だけを確保すればよいものとなり、工具収納ケースの保管に有利となる。
また、図4に示すように、この普通型工具収納ケース10には、降雨などにより普通型工具収納ケース10に水がかかってしまっても水を溜めずに外部に逃がすように機能する水抜き孔47,48が設けられている。具体的には、図示符号47の水抜き孔は、結束配設構造45に水を溜めてしまわないよう水を抜くための孔である。また、図示符号48の水抜き孔は、普通型工具収納ケース10の底面106から外部に水を逃がすための孔である。また、図8に示すように、大型工具収納ケース50にも図4に示す普通型工具収納ケース10の水抜き孔47,48と同様な水抜き孔88が設けられている。また、図12は図7におけるXII−XII断面矢視を示す断面図であるが、図12に示すように、大型工具収納ケース50の内部に設けられる肉盗み形状79(軽量化または樹脂ヒケ対策)にも水抜き孔87が設けられている。また、この肉盗み形状79には、図11に示すように、各種の工具用のビットBを収容するように形成されるようにしてもよい。具体的には、図11に示すように、外部に面して開口される肉盗み形状79は、ビットBを収容可能な空間として機能するようになっている。この肉盗み形状79にて形成された空間は、カバー部材99により閉塞された空間とすることができ、このように閉塞された空間にビットを収容しておくことができる。
上記した段組状態の工具収納ケースWによれば、次の作用効果を奏することができる。
すなわち、上記した段組状態の工具収納ケースW(10,50)によれば、下側の大型工具収納ケース50の前側面502と後側面503との双方には手掛け用凹部65が設けられるので、上側の普通型工具収納ケース10を持ち上げる際にユーザの手を引っ掛けることができる。これによって、重箱のように複数積み重ねられた工具収納ケース10,50のうちの下側の大型工具収納ケース50から、上側の普通型工具収納ケース10を分離して容易に持ち上げることができる。
また、上記した段組状態の工具収納ケースW(10,50)によれば、大型工具収納ケース50の手掛け用凹部65は大型工具収納ケース50の収納側に入り込む凹形状を有して形成されているので、この手掛け用凹部65が配設される側面に出っ張り形状を形成することなく、手掛け用凹部65を形成することができる。これによって、側面を張り出すことなく手掛け用凹部65を配設することができて、以前の配置スペースと変わらない配置スペースで工具収納ケースW(10,50)を配置することができる。
また、上記した段組状態の工具収納ケースW(10,50)によれば、手掛け用凹部65は、ケース本体51の上側に配設され且つケース本体51の内部を開け閉めする蓋体61に対して凹形状が形成されることにより配設されているので、電動工具を収容する範囲に影響を与えることなく、手掛け用凹部65を形成することができる。これによって、手掛け用凹部65を形成しながらも、電動工具の収容領域を良好に確保することができる。
また、上記した段組状態の工具収納ケースW(10,50)によれば、手掛け用凹部65によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位18には、ユーザが触った感触によって把持部位18として認識することができるシボ19が設けられているので、ユーザは、触った感触によりユーザが手を引っ掛けるべき把持部位18であることを認識することができる。これによって、ユーザが手を引っ掛けるに際しての目視確認を行うこと無くして、手を引っ掛ける際の利便性を向上させる。
また、上記した段組状態の工具収納ケースW(10,50)によれば、把持部位18は、下側の大型工具収納ケース50に対して配設された手掛け用凹部65によって外部に露出されることとなる、上側に配置される普通工具収納ケース10の底面106に対して設けられているので、普通工具収納ケース10の底面106を支持することによって普通工具収納ケース10を持ち上げることができる。これによって、下側の大型工具収納ケース50に対して上側の普通工具収納ケース10を分離して持ち上げるための形状を新規に形成することなく、この上側の普通工具収納ケース10を分離して持ち上げることができる。また、把持部位18には、他の外周面と比較して識別形状となるシボ19(凹凸形状)が設けられているので、ユーザが把持部位18の識別形状を触ることにより、普通工具収納ケース10を持ち上げる際の把持部位18として識別することができて便利となる。
なお、本発明に係る工具収納ケースにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。
すなわち、上記した工具収納ケースにあっては、該工具収納ケースの内部に収容される動力工具として、充電式バッテリを装着する電動工具を例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る工具収納ケースの内部に収容する動力工具としては、この例に限定されることなく、動力源として電力ではなく圧縮エアを用いる等、適宜に構成される動力工具であってもよい。
また、上記した高さ方向で積み重ねての工具収納ケースの段組としては、上記した普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との2段の構成に限定されるものではなく、例えば、普通型工具収納ケース10を2段あるいは3段によるものであってもよい。このように普通型工具収納ケース10を2段あるいは3段で段組した場合には、これらの普通型工具収納ケース10は、開閉掛止構造30および連結掛止構造40により一体となるように連結される。なお、このように複数の普通型工具収納ケース10が段組された場合には、上側に配置されてユーザの手に引っ掛けられる普通型工具収納ケース10の把持部位18は、その下側に配置される普通型工具収納ケース10の手掛け用凹部25により確保されることとなる。
10 普通型工具収納ケース(工具収納ケース、上側ケース)
11 ケース本体
12 開閉回動軸
15 係止凸部
16 連結凸部
17 連結凸部
18 把持部位
19 シボ
21 蓋体
23 係止凸部
25 手掛け用凹部(手掛け部)
27 サイド端縁
30 開閉掛止構造(連結構造)
31 開閉ラッチ
40 連結掛止構造(連結構造)
41 連結ラッチ
45 結束配設構造
50 大型工具収納ケース(工具収納ケース、下側ケース)
51 ケース本体
52 開閉回動軸
56 連結凸部
57 連結凸部
58 把持部位
59 シボ
61 蓋体
63 係止凸部
65 手掛け用凹部(手掛け部)
67 サイド端縁
70 開閉掛止構造
71 開閉ラッチ
80 連結掛止構造
81 連結ラッチ
82 指掛け形状
85 結束配設構造
90 肩掛けベルト(ベルト部材)
91,93 ベルトループ(ベルト受け形状)
92 ガイド曲面
99 カバー部材
101,501 工具収納ケースの上面
102,502 工具収納ケースの前側面(一の側面)
103,503 工具収納ケースの後側面(他の側面)
104,504 工具収納ケースの右側面
105,505 工具収納ケースの左側面
106,506 工具収納ケースの底面
W 段組状態の工具収納ケース

Claims (5)

  1. 高さ方向で重ねられるように配置可能に構成されつつ、このように高さ方向で重ねられて配置した上下構成を一体に連結する連結構造を具備する、段組可能な工具収納ケースであって、
    重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面と、該一の側面とは反対側に配置される他の側面とには、該工具収納ケースを持ち上げる際に、ユーザの手を引っ掛けることができるように機能する手掛け部が配設されていることを特徴とする工具収納ケース。
  2. 請求項1に記載の工具収納ケースにおいて、
    前記手掛け部は、該工具収納ケースの収納側に入り込む凹形状を有して形成されていることを特徴とする工具収納ケース。
  3. 請求項2に記載の工具収納ケースにおいて、
    内部に動力工具が収容可能にされるケース本体と、該ケース本体の上側に配設され且つ該ケース本体の内部を開け閉めする蓋体とを備え、
    前記手掛け部は、前記凹形状が前記蓋体に対して形成されることにより配設されていることを特徴とする工具収納ケース。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の工具収納ケースにおいて、
    前記手掛け部によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位には、該ユーザが触った感触により該把持部位として他の前記工具収納ケースの外周面と識別される識別形状が設けられていることを特徴とする工具収納ケース。
  5. 請求項4に記載の工具収納ケースにおいて、
    前記把持部位は、高さ方向で重ねられて配置した上下の該工具収納ケースのうち、下側に配置される該工具収納ケースに対して配設された前記手掛け部によって外部に露出されることとなる、上側に配置される該工具収納ケースに対して設けられており、
    前記識別形状は、該把持部位が設けられる該工具収納ケースの他の外周面と比較して凹凸形状を有するようにして設定されており、該識別形状をユーザが触った感触が、該他の外周面と比較して該把持部位として識別可能になっていることを特徴とする工具収納ケース。
JP2012100158A 2012-04-25 2012-04-25 工具収納ケース Active JP5836877B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012100158A JP5836877B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 工具収納ケース
CN 201320052925 CN203141473U (zh) 2012-04-25 2013-01-30 工具收纳箱
DE201320003741 DE202013003741U1 (de) 2012-04-25 2013-04-19 Werkzeugverstauungsbehälter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012100158A JP5836877B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 工具収納ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013226622A true JP2013226622A (ja) 2013-11-07
JP5836877B2 JP5836877B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=48522479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012100158A Active JP5836877B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 工具収納ケース

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5836877B2 (ja)
CN (1) CN203141473U (ja)
DE (1) DE202013003741U1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062808A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社マキタ 電源装置
DE202016005078U1 (de) 2015-08-21 2016-09-01 Makita Corporation Werkzeugunterbringungskoffer
JP2018174144A (ja) * 2018-06-25 2018-11-08 株式会社マキタ 電源装置
CN109822531A (zh) * 2019-04-01 2019-05-31 苏州首控光伏电力开发有限公司 一种多功能便携式变电站运维工具箱
US20210114043A1 (en) * 2017-04-11 2021-04-22 Festool Gmbh Adapter frame, assembly, and suction device

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013215159A1 (de) * 2013-08-01 2015-02-05 Atec Innovation Gmbh Behältersystem für Werkzeug
US9393684B2 (en) 2014-04-01 2016-07-19 Meridian International Co., Ltd. Toolbox
TW201600265A (zh) * 2014-06-20 2016-01-01 Es Jintzan Co Ltd 工具箱單元
DE102016112855A1 (de) 2016-07-13 2018-01-18 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Stapelbarer Systembehälter
DE102016112854A1 (de) * 2016-07-13 2018-01-18 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Stapelbarer Systembehälter
DE102016112853A1 (de) 2016-07-13 2018-01-18 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Stapelbarer Systembehälter
DE102017128493B3 (de) 2017-11-30 2018-08-16 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Stapelbarer Systembehälter und Transportsystem
USD918580S1 (en) 2018-08-07 2021-05-11 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Transport case
DE102020104512B3 (de) 2020-02-20 2021-01-07 Bs Systems Gmbh & Co. Kg Gürteladapter und Haltesystem umfassend einen Gürteladapter und ein Trägerelement
US11884456B2 (en) 2020-09-25 2024-01-30 Techtronic Cordless Gp Tool storage system
MX2021012107A (es) 2020-10-07 2022-04-08 Werner Co Contenedor de almacenamiento con desague integrado.
US20230278191A1 (en) 2022-03-04 2023-09-07 Meridian International Co., Ltd Connection structure of module, storage box and storage box assembly

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082539A (en) * 1999-01-05 2000-07-04 Lee; Pei-Ling Locking device of a tool box
JP2004091207A (ja) * 2001-12-27 2004-03-25 Gifu Plast Ind Co Ltd 分別収集容器
JP2004331185A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Sanhoresuto Kasei Kogyo Kk Iwate Kojo 保冷箱
JP2005512836A (ja) * 2001-12-21 2005-05-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング トランク、特に工作機械トランク
JP2005220642A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Noyasu Seiga Kk 瓦用通函
JP2010260625A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Makita Corp 箱体及びその段積み構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5105188B2 (ja) 2008-09-12 2012-12-19 日立工機株式会社 電動工具収納ケース
JP5666249B2 (ja) 2010-11-04 2015-02-12 アルパイン株式会社 音声出力装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082539A (en) * 1999-01-05 2000-07-04 Lee; Pei-Ling Locking device of a tool box
JP2005512836A (ja) * 2001-12-21 2005-05-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング トランク、特に工作機械トランク
JP2004091207A (ja) * 2001-12-27 2004-03-25 Gifu Plast Ind Co Ltd 分別収集容器
JP2004331185A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Sanhoresuto Kasei Kogyo Kk Iwate Kojo 保冷箱
JP2005220642A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Noyasu Seiga Kk 瓦用通函
JP2010260625A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Makita Corp 箱体及びその段積み構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062808A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社マキタ 電源装置
DE202016005078U1 (de) 2015-08-21 2016-09-01 Makita Corporation Werkzeugunterbringungskoffer
US20210114043A1 (en) * 2017-04-11 2021-04-22 Festool Gmbh Adapter frame, assembly, and suction device
US20220203383A1 (en) * 2017-04-11 2022-06-30 Festool Gmbh Adapter frame, assembly, and suction unit
US11826764B2 (en) * 2017-04-11 2023-11-28 Festool Gmbh Adapter frame, assembly, and suction unit
JP2018174144A (ja) * 2018-06-25 2018-11-08 株式会社マキタ 電源装置
CN109822531A (zh) * 2019-04-01 2019-05-31 苏州首控光伏电力开发有限公司 一种多功能便携式变电站运维工具箱

Also Published As

Publication number Publication date
DE202013003741U1 (de) 2013-04-26
CN203141473U (zh) 2013-08-21
JP5836877B2 (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5836877B2 (ja) 工具収納ケース
US7048133B2 (en) Storage container
EP2474393B1 (en) Container with latch
EP2749382B1 (en) Tool housing case and subcase
JP5739266B2 (ja) 電動工具用収納ケース
USD643624S1 (en) Suitcase with easy access opening with security straps
USD515313S1 (en) Stackable front entry storage tote
PT2189381E (pt) Recipiente de transporte ou de armazenamento portátil
US20140062281A1 (en) Containers
JP2013226621A (ja) 工具収納ケース
JP6118530B2 (ja) 食品容器
JP2017039194A (ja) 工具収納ケース
JP2011040324A (ja) 電池輸送用コンテナ
CN203094665U (zh) 带层盒收纳箱
JP5715787B2 (ja) 家庭用薄葉紙収納容器
KR102210759B1 (ko) 상자 운반용 조립체
JP3214854U (ja) プラスチック製の包装用容器
JP3200076U (ja) キャリーケース
TWM562825U (zh) 具有可滑式把手的容器裝置
JP7089264B2 (ja) 折り畳み式運搬用容器
JP5967919B2 (ja) 運搬容器
JP5246444B2 (ja) 整理ケース
TWM565681U (zh) Logistics box
CA2969677A1 (en) Container
JP3142250U (ja) バッグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5836877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250