JP2013226621A - 工具収納ケース - Google Patents

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聡志 辻
Atsushi Hori
篤 堀
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    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
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Abstract

【課題】肩掛けベルトにより肩から掛けるようにして工具収納ケースを持ち運びできつつ、さらに肩に掛けるようにして持ち運びするにあたっての工具収納ケースの箱形向きをユーザの好みに応じた向きに変更できるようにする。
【解決手段】ケース本体11および蓋体21には、普通型工具収納ケース10を掛け状態とする肩掛けベルトを取付け可能とするベルトループ91,93が配設されている。このベルトループ91,93に肩掛けベルトを取り付けた場合には、ユーザの肩から肩掛けベルトを介してぶら下げるようにして、肩掛けバッグのように持ち運ぶことができる。また、ベルトループ93は、ケース本体11の側面の4つの境界角に対して形成されているので、ケース本体11の側面を鉛直線上側に向く面として2つの種類の側面を設定させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、動力工具を含む工具類を収納するための工具収納ケースに関する。
従来、電動工具に代表されるように電力を動力源とするような動力工具が、広く使用されている。このような動力工具を外で持ち運ぶ際、この動力工具を収納可能とする工具収納ケースに収納される。このような工具収納ケースは、このような動力工具を含む工具類を収納することができるように、箱形にプラスチック樹脂を成形して形成される(例えば、特許文献1参照)。
一方、このような工具収納ケースを利用するユーザが、この工具収納ケースを持ち運ぶには、この工具収納ケースに配設される取っ手を握ることによって持ち運びされている。
特開2010−64227号
他方、上記した工具収納ケースを利用するユーザから、この工具収納ケースを持ち運ぶにあたって、取っ手を握って工具収納ケースを持ち運びするほか、肩掛けバッグのように肩掛けベルトにて工具収納ケースを持ち運びしたい、との要請がある。さらに、このように肩掛けにて持ち運びするには、肩に掛けた際の工具収納ケースの箱形向きをユーザの好みに応じた向きに変えれるようにして欲しい、との要請がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、動力工具を含む工具類を収納するための工具収納ケースにおいて、肩掛けベルトにより肩から掛けるようにして工具収納ケースを持ち運びできつつ、さらに肩に掛けるようにして持ち運びするにあたっての工具収納ケースの箱形向きをユーザの好みに応じた向きに変更できるようにすることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る工具収納ケースは次の手段をとる。
すなわち、本発明の第1の発明に係る工具収納ケースは、内部に動力工具が収容可能にされるケース本体と、該ケース本体の上側に配設され且つ該ケース本体の内部を開け閉めする蓋体とを具備し、該ケース本体と閉じた該蓋体とにより六面体の箱形をなす工具収納ケースであって、通常配置時の底面を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかが、該工具収納ケースを掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定されるように、前記ケース本体もしくは前記蓋体のいずれかには、該工具収納ケースを掛け状態とするベルト部材を取付け可能とするベルト受け形状が配設されていることを特徴とする。
なお、上記したように特定される「通常配置」とは、工具収納ケースを単体で配置する場合における通常の配置状態を意味し、具体的には、前記ケース本体の内部に動力工具を収容したり取り出したりすることができるように、ケース本体の内部を開け閉めするように蓋体を開閉動作可能とする工具収納ケースの配置状態を意味する。このため、蓋体が開閉動作可能となるような、ケース本体の上側に蓋体が位置する状態が、通常配置の状態となる。
この第1の発明に係る工具収納ケースによれば、ケース本体もしくは蓋体のいずれかには、工具収納ケースを掛け状態とするベルト部材を取付け可能とするベルト受け形状が配設されているので、このベルト受け形状にベルト部材を取り付けた場合には、ユーザの肩からベルト部材を介してぶら下げるようにして、肩掛けバッグのように持ち運ぶことができる。さらに、この第1の発明に係る工具収納ケースによれば、通常配置時の底面を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかが、工具収納ケースを掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定されるようになっているので、肩からかけて持ち運びするにあたっては、肩に掛けた際の工具収納ケースの箱形向きをユーザの好みに応じた向きに変更することができる。これによって、工具収納ケースをユーザの好みに応じた向きにして、肩からぶら下げるようにして持ち運ぶことができる。
第2の発明に係る工具収納ケースは、前記第1の発明に係る工具収納ケースにおいて、前記ケース本体には、該工具収納ケース同士を高さ方向で重ねて配置した際の上下構成を一体で連結する連結構造が設けられており、前記ベルト受け形状は、該工具収納ケースを掛け状態とした際の前記鉛直線上側に向く面のうちの互いに対向する辺同士に対して配設されていることを特徴とする。この第2の発明に係る工具収納ケースによれば、ケース本体には、工具収納ケース同士を高さ方向で重ねて配置した際の上下構成を一体で連結する連結構造が設けられているので、工具収納ケースを重箱のように複数積み重ねて配置し、これらの工具収納ケースを一体化するように連結することができる。ここで、ベルト受け形状は、工具収納ケースを掛け状態とした際の鉛直線上側に向く面のうちの互いに対向する辺同士に対して配設されているので、ユーザの肩からベルト部材を介してぶら下げるようにして持ち運ぶにあたって、ベルト部材にてぶら下げられる工具収納ケースの支持位置を工具収納ケースの面に跨って設定することができる。これによって、工具収納ケースをベルト部材を介して肩から掛けた場合に、この工具収納ケースをバランス良くぶら下げれるようになる。
第3の発明に係る工具収納ケースは、前記第1または前記第2の発明に係る工具収納ケースにおいて、該工具収納ケースを掛け状態とした際の前記鉛直線上側に向く面が、通常配置時の前記ケース本体の側面に設定されていることを特徴とする。この第3の発明に係る工具収納ケースによれば、工具収納ケースを掛け状態とした際の鉛直線上側に向く面が、通常配置時のケース本体の側面に設定されているので、ケース本体の側面を鉛直線上側に向く面として設定することができる。これによって、工具収納ケースの高さ長が短い場合に、このケース本体の側面を鉛直線上側に向く面に設定することができて、持ち運ぶ際の取り回しに有利となる。
第4の発明に係る工具収納ケースは、前記第3の発明に係る工具収納ケースにおいて、前記ベルト受け形状は、前記ケース本体の側面の4つの境界角のうちの少なくとも3つの境界角に対して、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されていることを特徴とする。この第4の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト受け形状は、ケース本体の側面の4つの境界角のうちの少なくとも3つの境界角に対して形成されているので、ケース本体の側面を鉛直線上側に向く面として2つの種類の側面を設定させることができる。ここでベルト受け形状は、ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有しているので、ベルト部材を挿し通すことによってベルト部材の付け替えを省略できる上、ベルト部材の長さ調節もし易くなり、肩に掛けるにあたって便利となる。
第5の発明に係る工具収納ケースは、前記第3の発明に係る工具収納ケースにおいて、前記ベルト受け形状は、前記ケース本体の側面の4つの境界角の全ての境界角に対して、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されており、該4つのベルト受け形状の全てには、連なる一つの前記ベルト部材が挿し通されていることを特徴とする。この第5の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト受け形状はケース本体の側面の4つの境界角の全ての境界角に対してベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されており、4つのベルト受け形状の全てには連なる一つのベルト部材が挿し通されているので、ベルト部材を介して工具収納ケースを肩から掛けるに際して、ベルト部材の付け替えずに鉛直線上側に向く面を4つの側面から選択できて便利となる。
第6の発明に係る工具収納ケースは、前記第1から前記第5のいずれかの発明に係る工具収納ケースにおいて、前記ベルト受け形状は、前記六面体の前記箱形の外形状を保ちながら、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されていることを特徴とする。この第6の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト受け形状は、六面体の箱形の外形状を保ちながらベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されているので、ベルト受け形状を設けながらもケースとしての取回しに有利な形状を維持できる。これによって、ベルト受け形状を設けながらも、ケースとして利用し易くなる。
第1の発明に係る工具収納ケースによれば、工具収納ケースをユーザの好みに応じた向きにして、肩からぶら下げるようにして持ち運ぶことができる。
第2の発明に係る工具収納ケースによれば、工具収納ケースをベルト部材を介して肩から掛けた場合に、この工具収納ケースをバランス良くぶら下げれるようになる。
第3の発明に係る工具収納ケースによれば、持ち運ぶ際の取り回しに有利となる。
第4の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト部材を挿し通すことによってベルト部材の付け替えを省略できる上、ベルト部材の長さ調節もし易くなり、肩に掛けるにあたって便利となる。
第5の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト部材の付け替えずに鉛直線上側に向く面を4つの側面から選択できて便利となる。
第6の発明に係る工具収納ケースによれば、ベルト受け形状を設けながらも、ケースとして利用し易くなる。
上下2段で段組された工具収納ケースの外観を示す外観斜視図である。 図1に示す段組された工具収納ケースを側面視にて示す側面図である。 普通型工具収納ケースの個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。 図3の普通型工具収納ケースの底面外観を平面視にて示す平面図である。 図3の普通型工具収納ケースの開閉ラッチを外した外観を示す斜視図である。 図3の普通型工具収納ケースの蓋体を開けた外観を示す斜視図である。 大型工具収納ケースの個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。 図7の大型工具収納ケースの底面外観を平面視にて示す平面図である。 図3におけるIX−IX断面矢視を示す断面図である。 図3におけるX−X断面矢視を示す断面図である。 図7におけるXI−XI断面矢視を示す断面図である。 図7におけるXII−XII断面矢視を示す断面図である。 肩掛けベルトを取り付けた際に鉛直線上側に向く面として前側面が設定される普通型工具収納ケースの斜視図である。 肩掛けベルトを取り付けた際に鉛直線上側に向く面として右側面が設定される普通型工具収納ケースの斜視図である。 連なる一つの肩掛けベルトを4つのベルトループに取り付けた際の普通型工具収納ケースの斜視図である。
以下、本発明に係る工具収納ケースを実施するための実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、上下2段で段組された工具収納ケース10,50の外観を示す外観斜視図である。図2は、図1に示すように上下2段で段組された工具収納ケース10,50を側面視にて示す側面図である。図1および図2では、上下2段で段組された工具収納ケース10,50を示している。これら工具収納ケース10,50は、電力を動力源とする電動工具を収納するケースである。つまり、図示符号Wは、普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50を上下2段で段組した工具収納ケースを指し示している。
図1および図2に示す上側に配置される普通型工具収納ケース10は、例えば釘打ち機に代表されるような、大きさが小型から中型となる電動工具を収容可能に形成される工具収納ケースである。また、この普通型工具収納ケース10の下側に配置される大型工具収納ケース50は、例えばマルノコに代表されるような、大きさが中型から大型となる電動工具を収容可能に形成される工具収納ケースである。なお、これらの釘打ち機やマルノコを含む工具収納ケースに収納される電動工具は、電力源となる充電式バッテリを装着可能に構成されている。
なお、これらの工具収納ケース10,50は、図面にも記載しているが、工具収納ケース10,50の通常配置に基づいて上下を規定しており、工具収納ケース10,50のケース本体11,51内への工具の収容および取出しに基づいて前後と左右を規定している。このため、この通常配置とする工具収納ケース10,50では、ケース本体11,51に対して蓋体21,61が開閉できるように開閉回動軸12,52が設定され、ケース本体11,51に対して上側に蓋体21,61が位置するように配置されている。
ところで、上記した普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、高さ方向に複数積み重ねることができる、いわゆる段積み可能な構成を有している。これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、このように段積みされた状態で、上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる構成を有している。すなわち、これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50のそれぞれには、上下に段積みされるように配置された場合に互いを一体に連結する連結掛止構造40,80が設けられている。すなわち、これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50のそれぞれには、通常配置による高さ方向にて2段で互いに積み重ねられている。これら普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の側面には、このように積み重ねられた工具収納ケース10,50同士を互い連結する連結掛止構造40,80が配設されている。このように上下2段で重ねられて配置された、段積み状態とした普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、連結掛止構造40,80により互いを連結して一体となる。なお、後に説明する開閉掛止構造30,70の開閉ラッチ31,71も、連結係止構造40,80のように機能して、大型工具収納ケース50に普通型工具収納ケース10を2段で組んで一体とする。このように一体に組まれた大型工具収納ケース50と普通型工具収納ケース10とは、段組状態の工具収納ケースWをなす。
つまり、図3および図7に示すように、普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の上面101,501には、ユーザにて手握り可能なハンドル35,75が配設されているが、このハンドル35,75により持ち上げるに際しては、普通型工具収納ケース10の単体もしくは大型工具収納ケース50の単体として持ち上げたり、図1に示す普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との段組体として持ち上げたりすることができる。なお、ユーザにて手握り可能なハンドル35,75は、持ち運びする使用時には、手握り可能に立てることができるようになっており、持ち運びしない不使用時には、上面101が面一となるように倒れることができるようになっている。また、このハンドル35の表面には、手握りした際のグリップ感触が分かるように、凹凸形状をなすシボ36,76が設けられている。
次に、上下2段で組まれて段組状態となる、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とについて説明する。なお、これら工具収納ケース10,50のうち、普通型工具収納ケース10については図3〜図6を参照されたく、また大型工具収納ケース50については図7および図8を参照されたい。ちなみに、図3は、普通型工具収納ケース10の個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。図4は、図3の普通型工具収納ケース10の底面106を平面視にて示す平面図である。図5は、図3の普通型工具収納ケース10の開閉ラッチ31を外した外観を示す斜視図である。図6は、図3の普通型工具収納ケース10の蓋体21を開けた外観を示す斜視図である。図7は、大型工具収納ケース50の個別外観を斜視にて示す外観斜視図である。図8は、図7の大型工具収納ケース50の底面506を平面視にて示す平面図である。
これら普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、上記したように内部に電動工具(動力工具)が収容可能にされるケース本体11,51と、ケース本体11,51の上側に配設され且つケース本体11,51の内部を開け閉めする蓋体21,61とを備える。つまり、この蓋体21,61は、ケース本体11,51に対して開け閉め可能に取り付けられている。このように構成される普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とは、ケース本体11,51と閉じた蓋体21,61とにより六面体の箱形をなすように構成される。すなわち、これらの普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50は、図示符号のとおりで、上面101,501、前側面102,502、後側面103,503、右側面104,504、左側面105,505、底面106,506として規定されている。
これらの普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とには、ケース本体11,51に対する蓋体21,61の閉じ状態を保持する開閉掛止構造30,70が設けられている。この開閉掛止構造30,70は、概略、ケース本体11,51に対して配設される開閉ラッチ31,71と、蓋体21,61に設けられる係止凸部23,63(開閉掛止構造70は不図示)とを備える。例えば図5および図6に示すように、このケース本体11にて支持される開閉ラッチ31は、蓋体21に設けられる係止凸部23を保持することにより、ケース本体11に対する蓋体21の相対的な開きを規制するように機能する。つまり、開閉ラッチ31は、下部がケース本体11に対して回転可能に軸支持されて上部がケース本体11に対して揺動することにより、係止凸部23,63(開閉掛止構造70は不図示)を保持あるいは非保持とし、掛止あるいは掛止解除するように構成される。開閉ラッチ31の中間内部には、特に図示していないが、ケース本体11に設けられる係止凸部15と蓋体21に設けられる係止凸部23とを一体に保持する形状が設けられている。
このように開閉ラッチ31が、ケース本体11の係止凸部15と蓋体21の係止凸部23とを一体に保持するように掛止すると、ケース本体11に対しての蓋体21の閉じ状態は保持されることとなる。逆に、この開閉ラッチ31の掛止が解除(掛止解除)されていると、蓋体21はケース本体11に対して開け閉めすることができることとなる。また、開閉ラッチ31の上端部は、ユーザの指を掛けることができる指掛け形状32が形成されている。この指掛け形状32は、指を掛け易くするために下側に向けて凹状をなして形成される。凹状をなす指掛け形状32は、この指掛け形状32に指を掛けて掛止あるいは掛止解除するにあたって、掛けた指が痛くならないように丸みを有した凹状に形成されている。なお、このケース本体11に対する開閉ラッチ31の軸支持は、ケース本体11に対して上下に相対的にスライド可能となっている。このため、開閉ラッチ31は、後に詳述するように、発明に係る連結構造に相当する機能も併せ持つこととなる。
また、特に図示して説明していないが、大型工具収納ケース50における開閉ラッチ71を含む開閉掛止構造70にあっても、普通型工具収納ケース10における開閉ラッチ31を含む開閉掛止構造30と同様の構成を有して同様に機能する。なお、この大型工具収納ケース50の開閉掛止構造70は、普通型工具収納ケース10の開閉掛止構造30と同様、開閉ラッチ71には指掛け形状72が設けられている。
ところで、これら普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とには、2段積みした際に下側に配置される工具収納ケースと、下側工具収納ケースの上側に載置される工具収納ケースとを一体で連結するための連結掛止構造40,80が配設されている。つまり、この連結掛止構造40,80は、本発明に係る連結構造に相当する機能を有する。なお、以下では説明の便宜上、2段積みした際の下側に配置される工具収納ケースを「下側ケース」と称することがあり、この下側配置ケースの上側に載置される工具収納ケースを「上側ケース」と称することがある。
すなわち、連結掛止構造40,80は、概略、ケース本体11,51に対して配設される連結ラッチ41,81と、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部16,56とを備える。ここで、下側ケースとして配置されるケース本体11,51にて支持される連結ラッチ41,81は、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部16,56を保持することにより、下側ケースに対する上側ケースの相対的な連結を発揮するように機能する。例えば図5および図6に示すように、連結ラッチ41は、上記した開閉ラッチ31と略同様に、下部がケース本体11に対して回転可能に軸支持されて上部がケース本体11に対して揺動することにより、連結凸部16,56を保持あるいは非保持とし、もって連結あるいは連結解除するように構成される。この連結ラッチ41の上端部も、上記した開閉ラッチ31の指掛け形状32と同様の、ユーザの指を掛けることができる指掛け形状42が形成されている。このケース本体11に対する連結ラッチ41の軸支持は、ケース本体11に対して上下に相対的にスライド可能となっている。つまり、この連結掛止構造40,80は、段積みされた状態で上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる。
また、特に図示して説明していないが、大型工具収納ケース50における連結ラッチ81を含む連結掛止構造80にあっても、普通型工具収納ケース10における連結ラッチ41を含む連結掛止構造40と同様の構成を有して同様に機能する。なお、この大型工具収納ケース50の連結掛止構造80は、普通型工具収納ケース10の連結掛止構造40と同様、連結ラッチ81には指掛け形状82が設けられている。
また、上記した開閉掛止構造30,70にあっても、この連結掛止構造40,80の例と同様に機能する。すなわち、下側ケースとして配置されるケース本体11,51にて支持される開閉ラッチ31,71は、相手側となる上側ケースに設けられる連結凸部17,57を保持可能に構成されている。ここで、この開閉ラッチ31,71が連結凸部17,57を保持した場合には、下側ケースに対する上側ケースの相対的な連結を発揮するように機能する。つまり、この開閉掛止構造30,70にあっても、段積みされた状態で上下に配置される上下構成を互いに一体に連結することができる。
なお、この普通型工具収納ケース10の開閉掛止構造30(大型工具収納ケース50にあっては符号70)を構成する、開閉ラッチ31(大型工具収納ケース50にあっては71)と連結凸部17(大型工具収納ケース50にあっては57)との間は、区画支持部131(大型工具収納ケース50にあっては531)として設定される。この区画支持部131(531)は、係止状態となる開閉ラッチ31の外面と面一になる外面を有して形成されており、ケース本体11(51)の中でも厚みを有した形状にて形成されている。このため、このように外面が面一に延在される区画支持部131(531)は、開閉ラッチ31(71)に掛かる力に十分に耐え得る程度の剛性を有することとなる。
また、これと同様に、普通型工具収納ケース10の連結掛止構造40(大型工具収納ケース50にあっては符号80)を構成する、連結ラッチ41(大型工具収納ケース50にあっては81)と連結凸部16(大型工具収納ケース50にあっては56)との間は、区画支持部132(大型工具収納ケース50にあっては532)として設定される。この区画支持部132(532)は、係止状態となる連結ラッチ41の外面と面一になる外面を有して形成されており、ケース本体11(51)の中でも厚みを有した形状にて形成されている。このため、このように外面が面一に延在される区画支持部132(532)は、連結ラッチ41(81)に掛かる力に十分に耐え得る程度の剛性を有することとなる。
図13〜図15に示す普通型工具収納ケース10では、本発明に係るベルト部材に相当する肩掛けベルト90が取り付けられている。この肩掛けベルト90は、この普通型工具収納ケース10を運搬するにあたってユーザの肩から掛けれるようにする、いわゆる運搬用ベルトである。図13は、肩掛けベルト90を取り付けた際に鉛直線上側に向く面として前側面102が設定される普通型工具収納ケース10の斜視図である。図14は、肩掛けベルト90を取り付けた際に鉛直線上側に向く面として右側面105が設定される普通型工具収納ケース10の斜視図である。また、図15は、連なる一つの肩掛けベルト90を4つのベルトループ93に取り付けた際の普通型工具収納ケース10の斜視図である。
ところで、図13および図14に示すように、上記した普通型工具収納ケース10には、本発明に係るベルト部材に相当する肩掛けベルト90が取り付けられる。この肩掛けベルト90は、一般的に肩掛けバッグ等に利用されるベルトと同様であり、普通型工具収納ケース10を肩から掛けるような掛け状態とするようにベルト機能を有するものとなっている。このため、普通型工具収納ケース10の、ケース本体11と蓋体21との双方には、この肩掛けベルト90を取付け可能とする本発明に係るベルト受け形状が設けられている。具体的には、ケース本体11と蓋体21との双方には、肩掛けベルト90を挿し通すことができるループ形状を有した、ベルト受け形状としてのベルトループ91,93が配設されている。なお、この肩掛けベルト90を挿し通すベルト受け形状としてのベルトループ91,93のうち、蓋体21に設けられるベルトループ91については、大型工具収納ケース50の蓋体61に対しても配設されている。
具体的には、蓋体21,61に設けられるベルトループ91は、普通型工具収納ケース10あるいは大型工具収納ケース50を肩掛け状態とする際に、蓋体21,61の上面101,501が鉛直線上側に向く面となるように配設されるものとなっている。すなわち、このベルトループ91は、蓋体21,61の左右の互いに対向する側辺のそれぞれに対して配設されている。
図9の断面図は、図3におけるIX−IX断面矢視を示すものであり、肩掛けベルト90がベルトループ91に挿し通されているのが分かる図である。図9に示すように、ベルトループ91は、上側(鉛直方向)から右側(水平方向)に向けて挿し通されている。具体的には、このベルトループ91は、このように肩掛けベルト90を挿し通すにあたり、肩掛けベルト90を挿し通すための開口形状が上側および右側に向くように形成されている。このため、このベルトループ91の内部には、中間にガイド曲面92が設けられて、このような挿し通しを容易とするように機能している。
これに対して、ケース本体11に設けられるベルトループ93は、この普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に、蓋体21の側面102,103,104,105が鉛直線上側に向く面となるように配設されるようになっている。図10の断面図は、図3におけるX−X断面矢視を示すものであり、ベルトループ93の挿し通し形状が分かる図である。これらのベルトループ93は、ケース本体11の側面の4つの境界角のうちのすべての境界角に対して設けられている。このベルトループ93にあっても、前後あるいは左右の互いに対向する側辺のそれぞれに対して配設されている。図10に示すベルトループ93は、内部が空間形状が設けられつつ、後側から右側に連通する挿し通し形状が形成されている。このように前後方向と左右方向とに向けて肩掛けベルト90を挿し通すことによって、肩掛けベルト90はベルトループ93に取り付けられたものとなっている。
なお、図13および図14に示すように、ケース本体11の側面の4つの境界角に設けられる4つのベルトループ93のうち互いに対向する側辺同士のベルトループ93のみに肩掛けベルト90を挿し通してもよい。つまり、図13に示す状態では、前側面102を鉛直線上側に向く面となるように設定することができ、図14に示す状態では、右側面105を鉛直線上側に向く面となるように設定することができる。さらに、図15に示すように、連なる1本の肩掛けベルト90をこれら4つのベルトループ93のすべてに挿し通してもよい。このような場合には、前側面102,後側面103,右側面104,左側面105のいずれかを鉛直線上側に向く面となるように設定することができる。また特に図示していないが、蓋体21に設けられるベルトループ91に肩掛けベルト90を挿し通した場合には、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に上面101を鉛直線上側に向く面に設定することができる。つまり、通常配置時の底面106を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかを、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定することができるように、これらのベルトループ91,93に肩掛けベルト90を挿し通すことができる。
図1および図2では、高さ方向にて2段となるように、通常配置の下側ケースに相当する大型工具収納ケース50の上に、通常配置の上側ケースに相当する普通型工具収納ケース10が積み重ねられている。ここで開閉掛止構造70および連結掛止構造80は、これらの2段で積み重ねられて上下に配置される普通型工具収納ケース10および大型工具収納ケース50の上下構成を互いに一体で連結している。ここで開閉掛止構造70および連結掛止構造80による、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との連結を解除した際には、普通型工具収納ケース10を持ち上げることができるようにユーザの指(手)が引っ掛けることが可能に機能する手掛け用凹部65が、大型工具収納ケース50の前側面502および後側面503に配設されている。この手掛け用凹部65は、普通型工具収納ケース10との連結を解除した場合に、普通型工具収納ケース10に対してユーザの手を引っ掛けることができるように機能する。具体的には、この手掛け用凹部65は、ユーザが普通型工具収納ケース10の底面106に指を引っ掛けることができるように、大型工具収納ケース50の蓋体61に対して、内側(収納側)に向けた凹形状に切欠かれた形状を有してなる。
すなわち、図1および図2に示すように、大型工具収納ケース50の蓋体61のうち前側面502および後側面503に面した外縁部位には、大型工具収納ケース50の内側(収納側)に入り込む凹形状を有した手掛け用凹部65が設けられる。この手掛け用凹部65によって、大型工具収納ケース50の上側に配置される普通型工具収納ケース10の底面106を一部露出させることができる。この手掛け用凹部65によって一部露出される底面106は、本発明に係るユーザの手が引っ掛けられる把持部位18として形成される。この把持部位18は、ユーザの手が引っ掛けられるべき部位であり、凹凸形状なすシボ19が設けられている。このシボ19は、上記したハンドル35の表面に設けられる凹凸形状をなすシボ36と略同様に形成され、ユーザは、ユーザの指(手)を引っ掛けるべき把持部位18として触った感触により認識できるようになっている。つまり、手掛け用凹部65によりユーザの手に引っ掛けられる把持部位18には、ユーザが触った感触により把持部位18として工具収納ケース10の他の底面106と識別される識別形状となるシボ19が設けられている。このようにして把持部位18は、この把持部位18が設けられる工具収納ケース10の底面106の他の外周面と比較して、該把持部位18であることを他と比較して識別することができるようになっている。なお、図8に示す大型工具収納ケース50の底面506にも、この普通型工具収納ケース10の底面106に設けられる把持部位18と同様、シボ59が形成される把持部位58が設けられている。
この手掛け用凹部65は、普通型工具収納ケース10を持ち上げる際に、ユーザの手を引っ掛けることができるように機能する本発明に係る手掛け部に相当する。また、手掛け用凹部65が設けられる前側面502は、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50が重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面に相当する。また、手掛け用凹部65が設けられる後側面503は、普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50が重ねられて配置された際の高さ方向に沿って延在する一の側面とは反対側に配置される他の側面に相当する。このように大型工具収納ケース50の前側面502と後側面503との双方に設けられる手掛け用凹部65は、ユーザの指(手)を引っ掛けるべき把持部位18を露出させ、この把持部位18にユーザの指(手)を引っ掛けることにより普通型工具収納ケース10を持ち上げられる。なお、普通型工具収納ケース10にあっても、この大型工具収納ケース50の手掛け用凹部65と同様の、手掛け用凹部25が蓋体21に対して配設されている。
また、図3および図7に示すように、上記した工具収納ケース10,50の蓋体21,61のうち、左右両側のサイド端縁27,67は円く面取りされた曲面形状を有して形成されている。例えば図3の普通型工具収納ケース10に示すように、このように互いに対向する左右の両側のサイド端縁27同士が円く面取りされた曲面形状を有して形成されていると、上記したように工具収納ケース10,50を下側ケースとして配置して、その上側に別の工具収納ケース10,50を上側ケースと載置するにあたって、この上側ケースの位置を決めるにあたってのガイド機能を発揮する。特に上側ケースを並べて載置していく際には、このサイド端縁27に並べられる上側ケースの底面106の角部位を当てて、この上側ケースを正しい位置に向かせるようにガイドすることができる。
また、図3および図7に示すように、上記した工具収納ケース10,50にあっては、例えば製品出荷時にケース本体11,51に対して蓋体21,61を固定保持しておくための結束配設構造45,85が設けられている。図11は、図7におけるXI−XI断面矢視を示す断面図である。例えば図7の大型工具収納ケース50に示すように、この結束配設構造85には、ケース本体51に対して蓋体61を南京錠Kにより結束させてある。この結束配設構造85は、このようにケース本体51に対して蓋体61を南京錠Kにより結束させておいたり、特に図示していないが、例えばポリプロピレン樹脂にて成形されるインシュロック(登録商標)等の結束バンドにより、ケース本体51に対して蓋体61を結束させておくための構造である。具体的には、図11に示すように、ケース本体51と蓋体61とには、互いに上下に貫通される孔形状851,852が設けられている。このように設けられた孔形状851,852に、南京錠Kや不図示の結束バンドを挿し込むようにしてケース本体51と蓋体61とを結束している。このようにケース本体51に対して蓋体61を結束した場合には、ケース本体51に対して蓋体61が勝手に開いてしまうのを防止することができる。なお、この結束配設構造85の内部には、結束バンドや南京錠の挿し通しをガイドするためのガイド傾斜形状863が設けられている。これに対して、この結束配設構造85の上側部分には、結束バンドの結束部分を収容可能とする空間864が形成されている。
また、この大型工具収納ケース50の結束配設構造85や、普通型工具収納ケース10の底面106には、このような結束配設構造85にて取り付けられた結束バンドの外部の突出を抑える、結束バンドの逃がし形状が設けられている。この結束バンドの逃がし形状としては、例えば、普通型工具収納ケース10の底面106に設けられる収容段差部37である。この収容段差部37の段差形状にて、上記したように結束する結束バンドが逃がされていると、結束バンドを取り付けた工具収納ケースを保管するに際して、この工具収納ケースに収容スペースを拡げる必要を無くして、箱形スペースの容量だけを確保すればよいものとなり、工具収納ケースの保管に有利となる。
また、図4に示すように、この普通型工具収納ケース10には、降雨などにより普通型工具収納ケース10に水がかかってしまっても水を溜めずに外部に逃がすように機能する水抜き孔47,48が設けられている。具体的には、図示符号47の水抜き孔は、結束配設構造45に水を溜めてしまわないよう水を抜くための孔である。また、図示符号48の水抜き孔は、普通型工具収納ケース10の底面106から外部に水を逃がすための孔である。また、図8に示すように、大型工具収納ケース50にも図4に示す普通型工具収納ケース10の水抜き孔47,48と同様な水抜き孔88が設けられている。また、図12は図7におけるXII−XII断面矢視を示す断面図であるが、図12に示すように、大型工具収納ケース50の内部に設けられる肉盗み形状79(軽量化または樹脂ヒケ対策)にも水抜き孔87が設けられている。また、この肉盗み形状79には、図11に示すように、各種の工具用のビットBを収容するように形成されるようにしてもよい。具体的には、図11に示すように、外部に面して開口される肉盗み形状79は、ビットBを収容可能な空間として機能するようになっている。この肉盗み形状79にて形成された空間は、カバー部材99により閉塞された空間とすることができ、このように閉塞された空間にビットを収容しておくことができる。
上記した段組状態の工具収納ケースWによれば、次の作用効果を奏することができる。
すなわち、上記した普通型工具収納ケース10によれば、ケース本体11および蓋体61には、普通型工具収納ケース10を掛け状態とする肩掛けベルト90を取付け可能とするベルトループ91,93が配設されているので、このベルトループ91,93に肩掛けベルト90を取り付けた場合には、ユーザの肩から肩掛けベルト90を介してぶら下げるようにして、肩掛けバッグのように持ち運ぶことができる。さらに、上記した普通型工具収納ケース10によれば、通常配置時の底面を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかが、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定されるようになっているので、肩からかけて持ち運びするにあたっては、肩に掛けた際の普通型工具収納ケース10の箱形向きをユーザの好みに応じた向きに変更することができる。これによって、普通型工具収納ケース10をユーザの好みに応じた向きにして、肩からぶら下げるようにして持ち運ぶことができる。
また、上記した普通型工具収納ケース10によれば、通常配置時の普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50とを高さ方向で2段で積み重ねた際に、これらの工具収納ケース10,50同士を互いに連結可能とする開閉掛止構造30および連結掛止構造40が、普通型工具収納ケース10に対して配設されているので、これらの工具収納ケース10,50を重箱のように複数積み重ねて配置し、これらの工具収納ケース10,50を一体化するように連結することができる。これによって、これらの工具収納ケース10,50を2段で1つの工具収納ケースWのように持ち運びすることができる。
また、上記した普通型工具収納ケース10によれば、ベルトループ91,93は、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際の鉛直線上側に向く面のうちの互いに対向する辺同士に対して配設されているので、ユーザの肩から肩掛けベルト90を介してぶら下げるようにして持ち運ぶにあたって、肩掛けベルト90にてぶら下げられる普通型工具収納ケース10の支持位置を普通型工具収納ケース10の面に跨って設定することができる。これによって、普通型工具収納ケース10を肩掛けベルト90を介して肩から掛けた場合に、この普通型工具収納ケース10をバランス良くぶら下げれるようになる。
また、上記した普通型工具収納ケース10によれば、普通型工具収納ケース10を掛け状態とした際の鉛直線上側に向く面が、通常配置時のケース本体11の側面に設定されているので、ケース本体11の側面を鉛直線上側に向く面として設定することができる。これによって、普通型工具収納ケース10の高さ長が短い場合に、このケース本体11の側面を鉛直線上側に向く面に設定することができて、持ち運ぶ際の取り回しに有利となる。
また、上記した普通型工具収納ケース10によれば、ベルトループ93は、ケース本体11の側面の4つの境界角に対して形成されているので、ケース本体11の側面を鉛直線上側に向く面として2つの種類の側面を設定させることができる。ここでベルトループ93は、肩掛けベルト90を挿し通し可能とする形状を有しているので、肩掛けベルト90を挿し通すことによって肩掛けベルト90の付け替えを省略できる上、肩掛けベルト90の長さ調節もし易くなり、肩に掛けるにあたって便利となる。
また、上記した普通型工具収納ケース10によれば、ベルトループ93はケース本体11の側面の4つの境界角の全ての境界角に対して肩掛けベルト90を挿し通し可能とする形状を有して形成されており、4つのベルトループ93の全てには連なる一つの肩掛けベルト90が挿し通されているので、肩掛けベルト90を介して普通型工具収納ケース10を肩から掛けるに際して、肩掛けベルト90の付け替えずに鉛直線上側に向く面を4つの側面から選択できて便利となる。
なお、本発明に係る工具収納ケースにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。
すなわち、上記した工具収納ケースにあっては、該工具収納ケースの内部に収容される動力工具として、充電式バッテリを装着する電動工具を例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る工具収納ケースの内部に収容する動力工具としては、この例に限定されることなく、動力源として電力ではなく圧縮エアを用いる等、適宜に構成される動力工具であってもよい。
また、上記した高さ方向で積み重ねての工具収納ケースの段組としては、上記した普通型工具収納ケース10と大型工具収納ケース50との2段の構成に限定されるものではなく、例えば、普通型工具収納ケース10を2段あるいは3段によるものであってもよい。このように普通型工具収納ケース10を2段あるいは3段で段組した場合には、これらの普通型工具収納ケース10は、開閉掛止構造30および連結掛止構造40により一体となるように連結される。
10 普通型工具収納ケース(工具収納ケース、上側ケース)
11 ケース本体
12 開閉回動軸
15 係止凸部
16 連結凸部
17 連結凸部
18 把持部位
19 シボ
21 蓋体
23 係止凸部
25 手掛け用凹部(手掛け部)
27 サイド端縁
30 開閉掛止構造(連結構造)
31 開閉ラッチ
40 連結掛止構造(連結構造)
41 連結ラッチ
45 結束配設構造
50 大型工具収納ケース(工具収納ケース、下側ケース)
51 ケース本体
52 開閉回動軸
56 連結凸部
57 連結凸部
58 把持部位
59 シボ
61 蓋体
63 係止凸部
65 手掛け用凹部(手掛け部)
67 サイド端縁
70 開閉掛止構造
71 開閉ラッチ
80 連結掛止構造
81 連結ラッチ
82 指掛け形状
85 結束配設構造
90 肩掛けベルト(ベルト部材)
91,93 ベルトループ(ベルト受け形状)
92 ガイド曲面
99 カバー部材
101,501 工具収納ケースの上面
102,502 工具収納ケースの前側面(一の側面)
103,503 工具収納ケースの後側面(他の側面)
104,504 工具収納ケースの右側面
105,505 工具収納ケースの左側面
106,506 工具収納ケースの底面
W 段組状態の工具収納ケース

Claims (6)

  1. 内部に動力工具が収容可能にされるケース本体と、該ケース本体の上側に配設され且つ該ケース本体の内部を開け閉めする蓋体とを具備し、該ケース本体と閉じた該蓋体とにより六面体の箱形をなす工具収納ケースであって、
    通常配置時の底面を除く5つの面のうちの少なくとも2面のいずれかが、該工具収納ケースを掛け状態とした際に鉛直線上側に向く面に設定されるように、前記ケース本体もしくは前記蓋体のいずれかには、該工具収納ケースを掛け状態とするベルト部材を取付け可能とするベルト受け形状が配設されていることを特徴とする工具収納ケース。
  2. 請求項1に記載の工具収納ケースにおいて、
    前記ケース本体には、該工具収納ケース同士を高さ方向で重ねて配置した際の上下構成を一体で連結する連結構造が設けられており、
    前記ベルト受け形状は、該工具収納ケースを掛け状態とした際の前記鉛直線上側に向く面のうちの互いに対向する辺同士に対して配設されていることを特徴とする工具収納ケース。
  3. 請求項1または請求項2に記載の工具収納ケースにおいて、
    該工具収納ケースを掛け状態とした際の前記鉛直線上側に向く面が、通常配置時の前記ケース本体の側面に設定されていることを特徴とする工具収納ケース。
  4. 請求項3に記載の工具収納ケースにおいて、
    前記ベルト受け形状は、前記ケース本体の側面の4つの境界角のうちの少なくとも3つの境界角に対して、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されていることを特徴とする工具収納ケース。
  5. 請求項3に記載の工具収納ケースにおいて、
    前記ベルト受け形状は、前記ケース本体の側面の4つの境界角の全ての境界角に対して、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されており、
    該4つのベルト受け形状の全てには、連なる一つの前記ベルト部材が挿し通されていることを特徴とする工具収納ケース。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の工具収納ケースにおいて、
    前記ベルト受け形状は、前記六面体の前記箱形の外形状を保ちながら、前記ベルト部材を挿し通し可能とする形状を有して形成されていることを特徴とする工具収納ケース。
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