JP3082428U - 旅行用ケース - Google Patents

旅行用ケース

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JP3082428U
JP3082428U JP2001003601U JP2001003601U JP3082428U JP 3082428 U JP3082428 U JP 3082428U JP 2001003601 U JP2001003601 U JP 2001003601U JP 2001003601 U JP2001003601 U JP 2001003601U JP 3082428 U JP3082428 U JP 3082428U
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JP2001003601U
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夬卯 中村
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株式会社松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース本体の内部に収納したノートパソコン
などの精密機器等を、ケース本体の内部に備える仕切り
を用いて外部からの衝撃に対し十分に保護できるように
した旅行用ケースを提供する。 【解決手段】 ケース本体1の内部に仕切板18を備
え、その仕切板18に精密機器等の収納部21を設け、
その仕切板18の下端部をケース本体1の底部に接続す
るとともに、その仕切板18の上端部をフリーになし
て、その仕切板18の上端部を分離可能な連結具20付
きの吊りベルト19を介してケース本体1の上面部に接
続することにより当該仕切板18を宙吊り状態で支持可
能としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は旅行用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な旅行用ケースは、そのケース本体の内部に仕切りを備えているが、そ の仕切りはケース本体の内部を区画して、ケース本体の内部に収納する種々の物 品を整理する機能しか有していない。
【0003】 ところで、最近は、旅行にノートパソコン等の精密機器を携帯することが多い 。したがって、そのノートパソコン等精密機器をケース本体の内部に収納する必 要があるが、従来の旅行用ケースは、外部からの衝撃に対し、収納したノートパ ソコン等精密機器の保護が不十分であるという不満がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、上記の不満を解消すること、すなわち、ケース本体の内部に 収納したノートパソコンなどの精密機器等を、ケース本体の内部に備える仕切り を用いて外部からの衝撃に対し十分に保護できるようにした旅行用ケースの提供 を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の旅行用ケースは、ケース本体1の内部に 仕切板18を備え、その仕切板18に精密機器等の収納部21を設け、その仕切 板18の下端部をケース本体1の底部に接続するとともに、その仕切板18の上 端部をフリーになして、その仕切板18の上端部を分離可能な連結具20付きの 吊りベルト19を介してケース本体1の上面部に接続することにより当該仕切板 18を吊り状態で支持可能としたことを特徴とする、という構成にしたものであ る。
【0006】 なお、上記の本考案の旅行用ケースは、ハード素材で成形した前部シェル体2 と、同じくハード素材で成形して前部シェル体2に対し開閉自在とした後部シェ ル体3とによりケース本体1を構成することができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。なお、図は本考案の 旅行用ケースの一種であるキャリーケースを示したものである。まず、ケース本 体1は前部シェル体2と後部シェル体3とにより構成することができる。この前 部シェル体2と後部シェル体3は共にハードな素材(セミハード素材も含むもの とする)で、例えば、ABS樹脂等の硬質プラスチック等で成形することができ る。
【0008】 前部シェル体2と後部シェル体3は互いに開閉自在に合体させている。すなわ ち、前部シェル体2と後部シェル体3は開閉自在なスライドファスナ4などを介 して接続している。なお、図示したものは、スライドファスナ4を、底部の一端 から左マチ、上面、右マチ、及び底部の他端まで一連に設けて、底部の中間部は ヒンジ部材5(図1参照)で連結している。
【0009】 ケース本体1の内部、すなわち、前部シェル体2と後部シェル体3の内部には 、もちろん物品を収納することができる。そして、その収納物品を整理するため に、ケース本体1の内部には、図1及び図2に示すように、前後方向の略中央部 に仕切板18を設けている。そして、その仕切板18にはノートパソコンなどの 精密機器等の収納部21を設けている。なお、仕切板18には、その他に、その 精密機器等の付属品等を収納するためのポケット22a,22b,22c,22 dを設けることもできる。
【0010】 仕切板18は下端部をケース本体1の底部に接続して、上端部はフリーとなし 、その上端部を分離可能な連結具20付きの吊りベルト19を介してケース本体 1の上面部に接続している。すなわち、仕切板18を宙吊り状態にして支持して いる。これにより、ケース本体1に外部から衝撃が加えられたときに、その衝撃 が直接仕切板18には及びにくいので、仕切板18に保持された精密機器等が破 損しにくくなる。なお、図示したものは、前部シェル体2のマチを後部シェル体 3のマチより幅広にしているので、仕切板18の上下両端を前部シェル体2に対 し接続しているが、後部シェル体3のマチを前部シェル体2のマチより幅広にし て、仕切板18の上下両端を後部シェル体3に対し接続することも可能である。
【0011】 図1に示すように、ケース本体1における後部シェル体3又は前部シェル体2 の内面部(図示したものは後部シェル体3の内面部)には、裏地28を張って、 その裏地28に対し下辺部を接続するとともに、両サイドはスライドファスナ2 4を介して接続し、さらに上辺部はフリーにした仕切板23を設けて、その仕切 板23の裏側を物品の収納スペース29とすることができる。この収納スペース 29は、仕切板23の両サイドのスライドファスナ24を開いて仕切板23を起 こすことができるので、物品をスムースに出し入れすることができて使い勝手が 良い。なお、この仕切板23にはポケット25を設けることもできる。また、そ の仕切板23の上方、すなわち、収納スペース29の開口部の上方にはU字状も しくは逆U字状に曲がったスライドファスナ27で蓋部26を開閉自在とした収 納袋部30をマチ部材(図示せず)を介して裏地28に接続することにより設け ることができる。この収納袋部30はマチ部材を有することにより立体的に膨れ た形状となり、嵩のある物品、例えば折畳傘などを収納するのに適している。ま た、この収納袋部30は、そのスライドファスナ27を全開することにより蓋部 26を捲り返すことができるので、上記の収納スペース29と同様に物品をスム ースに出し入れすることができて使い勝手が良い。なお、この収納袋部30を収 納スペース29の開口部の上方に設けたことにより、収納スペース29から物品 が脱出しようとしても収納袋部30のマチ部材に阻まれることになる。すなわち 、収納スペース29は蓋を設けなくとも物品の脱出を防止することができる。し たがって、収納スペース29は蓋付きの袋状構造にする必要がなく、構造をシン プルにできる利点がある。
【0012】 図3に示すように、ケース本体1には移動手段としてキャスタ10を取付ける ことができ、又、その移動操作を行なうために、つまり、引いたり押したりする ために、伸縮自在なハンドル11を取付けることができる。また、ケース本体1 には運搬手段として、そのケース本体1を縦向き又は横向きにしてそれぞれ運搬 可能とする2つの持ち手12,13を設けることができる。
【0013】 ケース本体1を構成する前部シェル体2と後部シェル体3のそれぞれの外面部 には、図3及び図4に示すように、それら前部シェル体2や後部シェル体3より もサイズが少し小さい前胴体6と後胴体7を設けることができる。これら前胴体 6と後胴体7はソフト素材で、例えば、布帛、塩ビレザー、皮革、合成皮革、人 口皮革等で形成することができる。
【0014】 前胴体6は前部シェル体2に対しスライドファスナ8を介して開閉自在に接続 した構造とすることができる。また、後胴体7も後部シェル体3に対しスライド ファスナ9を介して開閉自在に接続した構造とすることができる。
【0015】 前胴体6は、図6に示すように、内部に背負ベルト15を収納し、前胴体6を 開いてその背負ベルト15を取り出し可能とすることができる。背負ベルト15 は上端部を前部シェル体2に対し固着し、下端部はフリーにして連結用フック1 6を取付けることができる。なお、前部シェル体2の外面下端部には、その連結 用フック16が着脱自在なリング14を取付けることができる。このように背負 ベルト15を設けることにより上記の運搬手段を増加させることができる。なお 、背負ベルト15を使用する場合は、すなわち、ケース本体1を背負って運搬す る場合は、図7に示すように、前胴体6の周囲のスライドファスナ8を閉じて、 その前胴体6を運搬者の背中に接触させることができる。すなわち、前胴体6に クッションの役割を負わせることができる。
【0016】 後胴体7は、図8に示すように、内部に各種物品を収納可能なポケット17a ,17b,17c,17d,17e,17fを設けることができる。
【0017】 上記のように、前部シェル体2の外面部と後部シェル体3の外面部にそれぞれ ソフト素材で成形した前胴体6と後胴体7を設けることにより、外部から衝撃を 受けた場合にその衝撃を前胴体6と後胴体7が吸収することによってケース本体 1の損傷を防止できるというメリットがある。また、運搬中などにそのソフトな 前胴体6や後胴体7が人体に接触することになるので触感が良いというメリット もある。また、前胴体6や後胴体7の内部に、上記のように、小物等を収納でき るポケット17a,17b,17c,17d,17e,17fなどを容易に設け ることができるというメリットもある。さらに、ケース本体1の外面部に背負ベ ルト15等の運搬手段を設けた場合に、その背負ベルト15等を不使用時に前胴 体6や後胴体7の内部に保管できるというメリットがある。
【0018】
【考案の効果】
本考案の旅行用ケースは、ケース本体1の内部に仕切板18を備え、その仕切 板18に精密機器等の収納部21を設け、その仕切板18の下端部をケース本体 1の底部に接続するとともに、その仕切板18の上端部をフリーになして、その 仕切板18の上端部を分離可能な連結具20付きの吊りベルト19を介してケー ス本体1の上面部に接続することにより当該仕切板18を宙吊り状態で支持する ようにしたので、ケース本体1に外部から衝撃が加えられても、その衝撃が直接 仕切板18には及びにくいので、仕切板18に保持された精密機器等を破損しな いように確実に保護することができる。なお、仕切板18の両側に衣服等の柔ら かい素材の物品を収納できるので、それらにクッションの役割を負わせることが でき、これにより、外部からの衝撃を仕切板18に保持された精密機器等へさら に及びにくくすることができる。 また、請求項2に記載したように、ハード素材で成形した前部シェル体2と、 同じくハード素材で成形して前部シェル体2に対し開閉自在とした後部シェル体 3とによりケース本体1を構成すれば、そのケース本体1が外部からの衝撃を受 け止めて、ケース本体1の内部へは衝撃が及ばないので、仕切板18に保持され た精密機器等の保護がより完全となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後部シェル体を前部シェル体に対し開いた状態
の斜視図である。
【図2】一部切断側面図である。
【図3】前方からの斜視図である。
【図4】後方からの斜視図である。
【図5】前部シェル体と後部シェル体を閉じた状態の断
面図である。
【図6】前胴体を開いた状態の斜視図である。
【図7】背負ベルトを使用する状態の斜視図である。
【図8】後胴体を開いた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 前部シェル体 3 後部シェル体 4 スライドファスナ 5 ヒンジ部材 6 前胴体 7 後胴体 8 スライドファスナ 9 スライドファスナ 10 キャスタ 11 ハンドル 12 持ち手 13 持ち手 14 リング 15 背負ベルト 16 フック 17a,17b,17c,17d,17e,17f ポ
ケット 18 仕切板 19 吊りベルト 20 連結具 21 精密機器等の収納部 22a,22b,22c,22d ポケット 23 仕切板 24 スライドファスナ 25 ポケット 26 蓋部 27 スライドファスナ 28 裏地 29 収納スペース 30 収納袋部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体1の内部に仕切板18を備
    え、その仕切板18に精密機器等の収納部21を設け、
    その仕切板18の下端部をケース本体1の底部に接続す
    るとともに、その仕切板18の上端部をフリーになし
    て、その仕切板18の上端部を分離可能な連結具20付
    きの吊りベルト19を介してケース本体1の上面部に接
    続することにより当該仕切板18を吊り状態で支持可能
    としたことを特徴とする旅行用ケース。
  2. 【請求項2】 ハード素材で成形した前部シェル体2
    と、同じくハード素材で成形して前部シェル体2に対し
    開閉自在とした後部シェル体3とによりケース本体1を
    構成した請求項1記載の旅行用ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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