JP2013224876A - 半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法 - Google Patents

半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法 Download PDF

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Shunsuke Taniguchi
俊介 谷口
Takayuki Nakadai
隆之 仲代
Shigeru Goto
繁 後藤
Takayuki Yano
隆幸 矢野
Yuji Maruyama
祐治 丸山
Kazuki Nakane
和記 中根
Susumu Koshinuma
進 越沼
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Abstract

【課題】プローブの柔軟性の限界を超えてプローブの先端に荷重が加わると、プローブの形状が元に戻ることができなくなったり、プローブが折れたりするので、プローブの先端に過荷重が加わることを抑制する。
【解決手段】半導体試験装置1は、プローブカード基板4と、プローブカード基板に設けられたプローブ8と、プローブカード基板に設けられ、プローブの上方に配置された接触部材と、プローブと接触部材との接触を検知する検知部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法に関する。
ステージに載置された半導体ウエハに形成された半導体装置の電極にプローブ(探針)の先端を接触させ、プローブから半導体装置の電極に所定の電圧を印加することにより、半導体装置の電気的特性の試験が行われている。半導体装置の電気的特性の試験の際、プローブの先端と半導体装置の電極との接触位置から更にステージを上昇させ、プローブの先端に荷重を加えることにより、半導体装置の電極とプローブとを確実に接触させることが行われている。
特開2004−93248号公報 特開平11−304837号公報
プローブの先端と反対側の端部はプローブカードに固定されており、プローブの先端に荷重を加えることによりプローブは撓る様に曲がる。プローブの先端に加えられた荷重をなくすと、プローブ自体の柔軟性により、プローブは元の形状に戻る。しかし、プローブの柔軟性の限界を超えてプローブの先端に荷重が加わると、プローブの形状が元に戻ることができなくなったり、プローブが折れたりする等のプローブの破損が起こる。プローブの破損が起こると、プローブの交換等の修理を行わなければ、プローブの使用ができなくなる。本開示は、プローブの先端に過荷重が加わることを抑制することを目的とする。
本開示の一観点による半導体試験装置は、プローブカード基板と、前記プローブカード基板に設けられたプローブと、前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材と、前記プローブと前記接触部材との接触を検知する検知部と、を備える。
本開示によれば、プローブの先端に過荷重が加わることを抑制することができる。
図1は、実施例1に係る半導体試験装置の構成を示す図である。 図2Aは、実施例1に係るプローブカードの上面図である。 図2Bは、図2Aの点線A−A’におけるプローブカードの断面図である。 図2Cは、実施例1に係るプローブカードの部分拡大斜視図である。 図3は、実施例1に係る等価回路図である。 図4は、実施例1に係る電気的特性の試験の説明図であり、半導体装置の電気的特性の試験を行う前の通常時の状態を示している。 図5は、実施例1に係る電気的特性の試験の説明図であり、半導体装置の電気的特性の試験開始時の状態を示している。 図6は、実施例1に係る電気的特性の試験の説明図であり、半導体装置の電気的特性の試験時の状態を示している。 図7は、実施例1に係る電気的特性の試験の説明図であり、プローブの屈曲部と絶縁ワイヤとが接触し、絶縁ワイヤが上方向に押し上げられた状態を示している。 図8は、実施例1に係るプローブカードの部分拡大斜視図である。 図9は、実施例2に係る等価回路図である。 図10は、実施例2に係る電気的特性の試験の説明図である。 図11は、実施例3に係るプローブカードの部分拡大斜視図である。 図12は、実施例3に係る電気的特性の試験の説明図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係る半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法について説明する。以下の実施例の構成は例示であり、本実施形態に係る半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法は実施例の構成に限定されない。
本実施形態に係る半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法の第1の実施例(実施例1)について説明する。
〈半導体試験装置の構成〉
図1は、実施例1に係る半導体試験装置(プローブ装置)1の構成を示す図である。図1に示すように、半導体試験装置1は、半導体ウエハ2が設置されるステージ(載置台)3と、プローブカード4と、プローブカード4が接続されているテストヘッド5と、制御装置6と、計測装置7と、を備える。制御装置6は、検知部の一例である。半導体ウエハ2の表面(上面)には、トランジスタ等の機能素子、コンデンサ等の受動素子及び配線層等によって半導体装置が形成されている。半導体ウエハ2には、複数の半導体装置がアレイ状に形成されている。
ステージ3は、駆動装置(図示せず)により、上下方向及び水平方向、即ち、X方向、Y方向、Z方向に移動可能である。テストヘッド5は、駆動装置(図示せず)により、上下方向及び水平方向、即ち、X方向、Y方向、Z方向に移動可能である。
プローブカード4には、半導体装置の電極と接触する複数のプローブ(探針)8が設けられている。具体的には、プローブカード4の下面(一方の面)に電極端子9が設けられ、電極端子9にプローブ8が接続されている。プローブ8は、例えば、カンチレバー型のプローブである。プローブカード4の上面(他方の面)には電極端子10が設けられ、電極端子10は、テストヘッド5の電極端子11に接続されている。
制御装置6は、ステージ3の駆動装置及びテストヘッド5の駆動装置を制御することにより、ステージ3及びテストヘッド5を所定方向に移動させる。制御装置6は、マイクロプロセッサ又はCPU(Central Processing Unit)等の1又は複数のプロセッサと、こ
のプロセッサの処理に利用される周辺回路(ROM、RAM、インタフェース回路等)と、を有する。制御装置6は、ROM等の記憶装置に記憶されているプログラムを実行するとともに、各種データについての演算と各構成の制御とを実行することにより、半導体試験装置1の処理を実行する。計測装置7は、電流計又は電圧計である。また、計測装置7は、電流計及び電圧計としての機能を有する装置であってもよい。
ステージ3に載置された半導体ウエハ2に形成された半導体装置の電極にプローブ8の先端を接触させて、半導体装置に試験信号等を入力することにより、半導体装置の電気的特性の試験が行われる。試験信号は、ケーブル20を介して半導体試験装置1と接続されたテスタ21によって生成される。
図1では、半導体試験装置1内に計測装置7を設ける例を示すが、テスタ21内に計測装置7を設けるようにしてもよいし、半導体試験装置1及びテスタ21とは異なる装置内に計測装置7を設けるようにしてもよい。また、計測装置7をプローブカード4内に設けるようにしてもよいし、計測装置7をテストヘッド5内に設けるようにしてもよい。
プローブカード4は、略円形状のプローブカード基板12と、プローブカード基板12の下側に配置された複数のプローブ8と、プローブ8を固定するモールド樹脂13と、を有している。プローブカード基板12の中央部には、プローブカード基板12を貫通する開口部14が設けられている。
〈プローブカードの構成〉
図2Aは、実施例1に係るプローブカード4の上面図である。図2Bは、図2Aの点線A−A’におけるプローブカード4の断面図である。図2Cは、実施例1に係るプローブカード4の部分拡大斜視図である。
プローブカード4の下面には、プローブ8が固定されるモールド樹脂13が設けられている。開口部14の周辺には、複数のプローブ8が平行に配列されている。すなわち、開口部14の一辺又は複数辺に沿って複数のプローブ8が配置されている。プローブ8は、途中で屈曲した屈曲部8Aを有しており、プローブ8は、略L字状の形状となっている。プローブ8の根元部(一方の端部)は、プローブカード基板12の下面に設けられた電極端子9に接続されている。プローブ8の中間部分の一部は、モールド樹脂13で固定されている。モールド樹脂13で固定されているプローブ8の部分を固定部とも称する。
ステージ3を上方向(+Z方向)に移動させて、半導体ウエハ2を上昇させることにより、プローブ8の先端部(他方の端部)8Bが、半導体ウエハ2と直角又は直角よりも少し傾斜した角度で半導体装置の電極30と接触する。
プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを接触させた状態で、半導体ウエハ2を更に上昇させることによりプローブ8に荷重を加えると、プローブ8の先端部8Bから屈曲部8Aまでは、上方向(+Z方向)に押し上げられる。プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを接触させた状態でプローブ8に荷重を加えることを、オーバードライブとも称する。
半導体装置の複数の電極30に高低差がある場合、複数のプローブ8が半導体装置の全ての電極30に接触するまで、半導体ウエハ2を上昇させ、複数のプローブ8と半導体装置の複数の電極30とを電気的に接続させる。この場合、高さが高い電極30と接触するプローブ8に対してオーバードライブが行われることになる。また、半導体装置の電極30の表面に酸化膜が形成されている場合、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを単に接触させただけでは、プローブ8と半導体装置の電極30とが電気的に接続されない。オーバードライブを行い、プローブ8の先端部8Bを半導体装置の電極30上で滑らすことにより、半導体装置の電極30の表面に形成された酸化膜が削り取られ、プローブ8と半導体装置の電極30とが電気的に接続される。
オーバードライブが行われると、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までが湾曲する。プローブ8の上方には、導体の周囲を絶縁性の樹脂で被覆した絶縁ワイヤ40が設けられている。絶縁ワイヤ40は、接触部材の一例である。プローブ8の屈曲部8Aが上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触する。また、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までの何れかの部分が上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aから
固定部までの何れかの部分と絶縁ワイヤ40とが接触するようにしてもよい。
プローブカード4の開口部14の角には突起部41が設けられている。絶縁ワイヤ40の両端の端子は、プローブカード4の突起部41が有する孔部に挿入され、プローブカード4の内部配線42と接続されている。図2Aに示す例では、プローブカード4の開口部14の角に突起部41を設けているが、突起部41をプローブカード4の下面に設けるようにしてもよい。プローブカード4の内部配線42は、テストヘッド5を介して計測装置7に接続されている。
プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触すると、絶縁ワイヤ40が上方向(+Z方向)に押し上げられ、絶縁ワイヤ40の一方の端子とプローブカード4の内部配線42との接続が外れる。制御装置6は、計測装置7によって計測される計測値を読み取る。制御装置6は、読み取った計測値に変化があった場合、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する。
例えば、図3の等価回路図に示すように、直流電源50から電圧が印加され、電流計51によって電流が計測される。図3の等価回路図において、直流電源50による印加電圧値を100mVとし、抵抗52の抵抗値を5Ωとする。プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触する前は、電流計51によって計測される電流値は20mAである。
プローブ8の屈曲部8Aが絶縁ワイヤ40に接触し、絶縁ワイヤ40が上方向(+Z方向)に押し上げられることにより、絶縁ワイヤ40の一方の端子とプローブカード4の内部配線42との接続が外れる。絶縁ワイヤ40の一方の端子とプローブカード4の内部配線42との接続が外れると、絶縁ワイヤ40とプローブカード4の内部配線42との電気的接続が解除される。
絶縁ワイヤ40とプローブカード4の内部配線42との電気的接続が解除されると、図3に示す等価回路の抵抗値は5Ωから∞Ωになる。その結果、電流計51によって計測される電流値は、20mAから0mAに変化する。制御装置6は、電流計51によって計測される電流値が20mから0mAに変化したことを検出することにより、絶縁ワイヤ40とプローブカード4の内部配線42との電気的接続が解除されたことを検知する。すなわち、制御装置6は、電流計51によって計測される電流値が20mから0mAに変化したことを検出することにより、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する。
図3の等価回路図は、電圧印可電流測定の例を示しているが、電流計51に替えて電圧計を設け、電流印可電圧測定により、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知してもよい。
制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する場合、オーバードライブを解除する。すなわち、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する場合、ステージ3を制御することにより、ステージ3の上昇を停止するとともに、ステージ3を下降させる。
〈電気的特性試験の説明〉
図4から図7は、実施例1に係る電気的特性の試験の説明図である。図4の(A)及び(B)は、半導体装置の電気的特性の試験を行う前の通常時の状態を示している。図4の(A)及び(B)に示す例では、プローブ8と半導体装置との位置合わせが行われた状態(セットアップ初期状態)において、プローブ8の先端部8Bと半導体ウエハ2との距離は、200μmに設定されている。したがって、プローブ8の先端部8Bは、半導体装置
の電極30とは接触していない。また、図4の(A)及び(B)に示す例では、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離は、50μmに設定されている。
図5の(A)及び(B)は、半導体装置の電気的特性の試験開始時の状態を示している。図5の(A)及び(B)に示すように、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とが接触している。例えば、図5の(A)及び(B)に示す半導体装置の電極30の高さが5μmである場合、制御装置6は、ステージ3の駆動装置を制御し、ステージ3を上方向(+Z方向)に195μm移動させることにより、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを接触させる。
図6の(A)及び(B)は、半導体装置の電気的特性の試験時の状態を示している。図6の(A)及び(B)に示すように、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とが接触している。半導体装置の電気的特性の試験時においては、オーバードライブが行われており、プローブ8の先端部8Bから屈曲部8Aまでは、上方向(+Z方向)に押し上げられる。したがって、半導体装置の電気的特性の試験時におけるプローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離は、半導体装置の電気的特性の試験開始時におけるプローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離よりも短くなる。図6の(A)及び(B)に示す例では、制御装置6は、ステージ3の駆動装置を制御し、ステージ3を上方向(+Z方向)に更に40μm移動させることにより、オーバードライブを行い、半導体装置の電気的特性の試験を行う。図6の(A)及び(B)に示す例では、ステージ3が上方向(+Z方向)に更に40μm移動したため、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離は、10μmとなっている。
図7の(A)及び(B)は、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触し、絶縁ワイヤ40が上方向(+Z方向)に押し上げられた状態を示している。図7の(B)に示すように、絶縁ワイヤ40の一方の端子とプローブカード4の内部配線42との接続が外れ、絶縁ワイヤ40とプローブカード4の内部配線42との電気的接続が解除されている。制御装置6は、計測装置7によって計測される計測値を読み取ることによって、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知し、オーバードライブを解除する。制御装置6は、ステージ3の駆動装置を制御し、ステージ3を下方向(−Z方向)に移動させることにより、ステージ3をセットアップ初期状態の位置に戻す。
プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、過剰なオーバードライブが行われることが抑制される。すなわち、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、プローブ8に対して過荷重が加わることが抑制される。プローブ8に対する荷重量が大きいと、プローブ8の湾曲した部分が元に戻らなくなったり、プローブ8が折れたりする等のプローブ8の破損が起こる場合がある。
ステージ3がセットアップ初期状態の位置に戻った後、目視や顕微鏡カメラ等による検査を実施し、プローブ8に対する過荷重の原因の確認が行われる。例えば、ステージ3の初期状態の位置がずれているかどうか、プローブ8の先端部8Aと半導体装置の電極30との間に異物があるかどうか等の確認が行われる。プローブ8に対する過荷重の原因が除去された後、半導体試験装置1の再セットアップ、プローブ8と半導体装置との位置合わせが実施され、半導体装置の電気的特性の試験が行われる。
オーバードライブが行われる際、プローブ8の破損が起こる前にプローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触するように、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離を設定しておく。また、半導体装置の電気的特性の試験を阻害しないように、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離を設定しておく。すなわち、過剰なオーバー
ドライブが行われずに半導体装置の電気的特性の試験が実施されている場合、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触しないように、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離を設定しておく。プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との距離は、プローブ8の材質、半導体装置の電極30の材質、プローブ8の屈曲部8Aの角度等により、予め算出しておけばよい。
実施例1によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の上方に絶縁ワイヤ40を設けることが可能である。そのため、実施例1によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知することができ、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例1によれば、プローブ8の上方に絶縁ワイヤ40を設けており、プローブ8に対して過荷重が加わる場合、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40とが接触するため、半導体装置の電気的特性の試験に対する影響が少ない。実施例1によれば、プローブ8の上方に絶縁ワイヤ40を設けているため、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知することができる。したがって、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例1では、制御装置6が、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する例を示した。これに限らず、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する検知装置を、プローブカード4又はテストヘッド5の内部に設けるようにしてもよい。検知装置は、検知部の一例である。検知装置は、プローブ8の屈曲部8Aと絶縁ワイヤ40との接触を検知する場合、制御装置6に検知信号を送り、制御装置6が検知信号を受け取ることにより、オーバードライブを解除するようにしてもよい。
本実施形態に係る半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法の第2の実施例(実施例2)について説明する。実施例2では、図8に示すように、実施例1の絶縁ワイヤ40に替えて、プローブ8の上方に導電体60を設け、制御装置6が、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知することにより、オーバードライブを解除する。図8は、実施例2に係るプローブカード4の部分拡大斜視図である。導電体60は、接触部材の一例である。
以下、図面を参照して、実施例2の詳細な説明を行う。実施例2に係る半導体試験装置1及びプローブカード4については、実施例1とほぼ同様であるので、実施例1と異なる構成要素について説明し、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一の符号を付し、その説明を省略する。
オーバードライブが行われると、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までが湾曲する。プローブ8の上方には、導電体60が設けられている。導電体60は、例えば、金属ワイヤ及び金属プレート等である。プローブ8の屈曲部8Aが上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触する。また、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までの何れかの部分が上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までの何れかの部分と導電体60とが接触するようにしてもよい。
プローブカード4の開口部14の角には突起部41が設けられている。導電体60の両端は、プローブカード4の突起部41が有する孔部に挿入され、導電体60の一端が、プ
ローブカード4の内部配線42と接続されている。図2Aに示す例では、プローブカード4の開口部14の角に突起部41を設けているが、突起部41をプローブカード4の下面に設けるようにしてもよい。プローブカード4の内部配線42は、テストヘッド5を介して計測装置7に接続されている。計測装置7は、電流計又は電圧計である。また、計測装置7は、電流計及び電圧計としての機能を有する装置であってもよい。
プローブ8の根元部(一方の端部)は、プローブカード基板12の下面に設けられた電極端子9に接続され、プローブカード4の内部配線42を介して計測装置7に接続されている。プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触すると、プローブ8と導電体60とが電気的に接続される。制御装置6は、計測装置7によって計測される計測値を読み取る。制御装置6は、読み取った計測値に変化があった場合、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する。例えば、図9の等価回路図に示すように、直流電源50から電圧が印加され、電流計51によって電流が計測される。図9の等価回路図において、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触する前は、電流計51によって計測される電流値は0mAである。
図9の等価回路図において、直流電源50による印加電圧値を100mVとし、抵抗52の抵抗値を5Ωとする。プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触し、プローブ8と導電体60とが電気的に接続されることにより、電流計51によって計測される電流値は、0mAから20mAに変化する。制御装置6は、電流計51によって計測される電流値が0mから20mAに変化したことを検出することにより、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する。
図9の等価回路図は、電圧印可電流測定の例を示しているが、電流計51に替えて電圧計を設け、電流印可電圧測定により、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知してもよい。また、電流計51に替えて所定値を越える電流が流れると溶断するヒューズを設け、制御装置6がヒューズの溶断を検知することにより、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知してもよい。
制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する場合、オーバードライブを解除する。すなわち、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する場合、ステージ3を制御することにより、ステージ3の上昇を停止するとともに、ステージ3を下降させる。
〈電気的特性試験の説明〉
図10は、実施例2に係る電気的特性の試験の説明図である。半導体装置の電気的特性の試験を行う前の通常時の状態及び半導体装置の電気的特性の試験開始時の状態については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
図10の(A)は、半導体装置の電気的特性の試験時の状態を示している。図10の(A)に示すように、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とが接触している。半導体装置の電気的特性の試験時においては、オーバードライブが行われており、プローブ8の先端部8Bから屈曲部8Aまでは、上方向(+Z方向)に押し上げられる。したがって、半導体装置の電気的特性の試験時におけるプローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離は、半導体装置の電気的特性の試験開始時におけるプローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離よりも短くなる。
図10の(B)は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触した状態を示している。図10の(B)に示すように、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触し、プローブ8と導電体60とが電気的に接続されている。制御装置6は、計測装置7によって
計測される計測値を読み取ることによって、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知し、オーバードライブを解除する。制御装置6は、ステージ3の駆動装置を制御し、ステージ3を下方向(−Z方向)に移動させることにより、ステージ3をセットアップ初期状態の位置に戻す。
プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、過剰なオーバードライブが行われることが抑制される。すなわち、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、プローブ8に対して過荷重が加わることが抑制される。
オーバードライブが行われる際、プローブ8の破損が起こる前にプローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触するように、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離を設定しておく。また、半導体装置の電気的特性の試験を阻害しないように、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離を設定しておく。すなわち、過剰なオーバードライブが行われずに半導体装置の電気的特性の試験が実施されている場合、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触しないように、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離を設定しておく。プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との距離は、プローブ8の材質、半導体装置の電極30の材質、プローブ8の屈曲部8Aの角度等により、予め算出しておけばよい。
実施例2によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の上方に導電体60を設けることが可能である。そのため、実施例2によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知することができ、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例2によれば、プローブ8の上方に導電体60を設けており、プローブ8に対して過荷重が加わる場合、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60とが接触するため、半導体装置の電気的特性の試験に対する影響が少ない。実施例2によれば、プローブ8の上方に導電体60を設けているため、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知することができる。したがって、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例2では、制御装置6が、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する例を示した。これに限らず、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する検知装置を、プローブカード4又はテストヘッド5の内部に設けるようにしてもよい。検知装置は、検知部の一例である。検知装置は、プローブ8の屈曲部8Aと導電体60との接触を検知する場合、制御装置6に検知信号を送り、制御装置6が検知信号を受け取ることにより、オーバードライブを解除するようにしてもよい。
本実施形態に係る半導体試験装置、プローブカード及び半導体試験方法の第3の実施例(実施例3)について説明する。実施例3では、図11に示すように、実施例1の絶縁ワイヤ40に替えて、プローブ8の上方に同軸ケーブル70を設け、制御装置6が、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知することにより、オーバードライブを解除する。図11は、実施例3に係るプローブカード4の部分拡大斜視図である。同軸ケーブル70は、接触部材の一例である。
以下、図面を参照して、実施例3の詳細な説明を行う。実施例3に係る半導体試験装置
1及びプローブカード4については、実施例1とほぼ同様であるので、実施例1と異なる構成要素について説明し、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一の符号を付し、その説明を省略する。
オーバードライブが行われると、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までが湾曲する。プローブ8の上方には、同軸ケーブル70が設けられている。プローブ8の屈曲部8Aが上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触する。また、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までの何れかの部分が上方向(+Z方向)に所定位置を越えて押し上げられた場合、プローブ8の屈曲部8Aから固定部までの何れかの部分と同軸ケーブル70とが接触するようにしてもよい。
プローブカード4の開口部14の角には突起部41が設けられている。同軸ケーブル70の両端は、プローブカード4の突起部41が有する孔部に挿入され、プローブカード4の内部を通り、計測装置7に接続されている。例えば、特性インピーダンス50Ωで、0dBmの高周波信号が入力される場合、1dB/mの損失が生じる同軸ケーブル70を用いてもよい。
計測装置7は、信号発生器(シグナルジェネレータ)及びスペクトラムアナライザとしての機能を有する装置であってもよい。信号発生器は、所定周波数の計測用信号を生成して同軸ケーブル70に入力する。スペクトラムアナライザは、計測用信号の周波数成分毎の電力又は電圧を計測する。
計測装置7は、信号発生器及びパワーディテクタとしての機能を有する装置であってもよい。パワーディテクタは、計測用信号の電力に応じた電圧を計測する。パワーディテクタによって計測された電圧値は、図示しないAD変換器によってAD変換され、制御装置6に入力される。AD変換器は、制御装置6又は計測装置7に設けられていてもよい。
計測装置7が信号発生器及びスペクトラムアナライザとしての機能を有する装置である場合、計測装置7は、高周波信号を同軸ケーブル70に入力し、高周波信号の周波数成分毎の電力又は電圧を計測する。プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触すると、計測装置7によって計測される高周波信号の波形が歪む。すなわち、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触すると、同軸ケーブル70を介して計測装置7によって計測される電力又は電圧が変化する。制御装置6は、計測装置7によって計測される電力値又は電圧値を読み取る。制御装置6は、読み取った電力値又は電圧値に変化がある場合、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する。
計測装置7が信号発生器及びパワーディテクタとしての機能を有する装置である場合、計測装置7は、高周波信号を同軸ケーブル70に入力し、高周波信号の電力に応じた電圧を計測する。プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触すると、同軸ケーブル70を介して計測装置7によって計測される電圧が変化する。制御装置6は、計測装置7によって計測される電圧値を読み取る。制御装置6は、読み取った電圧値に変化がある場合、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する。
制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する場合、オーバードライブを解除する。すなわち、制御装置6は、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する場合、ステージ3を制御することにより、ステージ3の上昇を停止するとともに、ステージ3を下降させる。
〈電気的特性試験の説明〉
図12は、実施例3に係る電気的特性の試験の説明図である。半導体装置の電気的特性の試験を行う前の通常時の状態及び半導体装置の電気的特性の試験開始時の状態については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
図12の(A)は、半導体装置の電気的特性の試験時の状態を示している。図12の(A)に示すように、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とが接触している。半導体装置の電気的特性の試験時においては、オーバードライブが行われており、プローブ8の先端部8Bから屈曲部8Aまでは、上方向(+Z方向)に押し上げられる。したがって、半導体装置の電気的特性の試験時におけるプローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離は、半導体装置の電気的特性の試験開始時におけるプローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離よりも短くなる。
図12の(B)は、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触した状態を示している。図12の(B)に示すように、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触し、同軸ケーブル70を介して計測装置7によって計測される電力又は電圧が変化する。制御装置6は、計測装置7によって計測される電力値又は電圧値を読み取ることによって、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知し、オーバードライブを解除する。制御装置6は、ステージ3の駆動装置を制御し、ステージ3を下方向(−Z方向)に移動させることにより、ステージ3をセットアップ初期状態の位置に戻す。
プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、過剰なオーバードライブが行われることが抑制される。すなわち、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触する場合、オーバードライブが解除されることにより、プローブ8に対して過荷重が加わることが抑制される。
オーバードライブが行われる際、プローブ8の破損が起こる前にプローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触するように、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離を設定しておく。また、半導体装置の電気的特性の試験を阻害しないように、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離を設定しておく。すなわち、過剰なオーバードライブが行われずに半導体装置の電気的特性の試験が実施されている場合、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触しないように、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離を設定しておく。プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との距離は、プローブ8の材質、半導体装置の電極30の材質、プローブ8の屈曲部8Aの角度等により、予め算出しておけばよい。
実施例3によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の上方に同軸ケーブル70を設けることが可能である。そのため、実施例3によれば、隣接するプローブ8とプローブ8との距離が短い場合であっても、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知することができ、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例3によれば、プローブ8の上方に同軸ケーブル70を設けており、プローブ8に対して過荷重が加わる場合、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70とが接触するため、半導体装置の電気的特性の試験に対する影響が少ない。実施例3によれば、プローブ8の上方に同軸ケーブル70を設けているため、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知することができる。したがって、プローブ8が1ピンであっても、プローブ8が複数ピンであっても、プローブ8に対して過荷重が加わることを抑制することができる。
実施例3では、制御装置6が、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を
検知する例を示した。これに限らず、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する検知装置を、プローブカード4又はテストヘッド5の内部に設けるようにしてもよい。検知装置は、検知部の一例である。検知装置は、プローブ8の屈曲部8Aと同軸ケーブル70との接触を検知する場合、制御装置6に検知信号を送り、制御装置6が検知信号を受け取ることにより、オーバードライブを解除するようにしてもよい。
例えば、カメラ等でプローブ8の先端部8Bの位置を確認することによって、過剰なオーバードライブが行われる前にオーバードライブを解除する方法がある。この方法は、プローブ8の先端部8Bの位置の確認が高頻度で実施されるため、半導体装置の電気的特性の試験に要する時間が長くなる。実施例1から実施例3に係る半導体試験方法によれば、過剰なオーバードライブが行われているか否かをリアルタイムに検知することができるため、プローブ8の先端部8Bの位置の確認の頻度が大幅に削減され、半導体装置の電気的特性の試験に要する時間を短縮することができる。
実施例1から3では、ステージ3を上方向(+Z方向)に移動させて、半導体ウエハ2を上昇させることにより、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを接触させる例を示した。また、実施例1から3では、ステージ3を上方向(+Z方向)に移動させて、半導体ウエハ2を上昇させることにより、オーバードライブを行う例を示した。本実施形態では、プローブカード4を下方向(−Z方向)に移動させて、プローブ8を下降させることにより、プローブ8の先端部8Bと半導体装置の電極30とを接触させてもよい。また、本実施形態では、プローブカード4を下方向(−Z方向)に移動させて、プローブ8を下降させることにより、オーバードライブを行うようにしてもよい。
以上の実施例1から3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
プローブカード基板と、
前記プローブカード基板に設けられたプローブと、
前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材と、
前記プローブと前記接触部材との接触を検知する検知部と、
を備えることを特徴とする半導体試験装置。
(付記2)
前記接触部材は、絶縁ワイヤであり、
前記検知部は、前記絶縁ワイヤと、前記絶縁ワイヤに接続される配線との電気的接続が解除されたことを検出することにより、前記プローブと前記絶縁ワイヤとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記1に記載の半導体試験装置。
(付記3)
前記接触部材は、導電体であり、
前記検知部は、前記プローブと前記導電体とが電気的に接続されたことを検出することにより、前記プローブと前記導電体との接触を検知する、
ことを特徴とする付記1に記載の半導体試験装置。
(付記4)
前記接触部材は、同軸ケーブルであり、
前記同軸ケーブルを介して測定される高周波信号の電力又は電圧の変化を検出することにより、前記プローブと前記同軸ケーブルとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記1に記載の半導体試験装置。
(付記5)
プローブカード基板と、
前記プローブカード基板に設けられたプローブと、
前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材と、
前記プローブと前記接触部材との接触を検知する検知部と、
を備えることを特徴とするプローブカード。
(付記6)
前記接触部材は、絶縁ワイヤであり、
前記検知部は、前記絶縁ワイヤと、前記絶縁ワイヤに接続される配線との電気的接続が解除されたことを検出することにより、前記プローブと前記絶縁ワイヤとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記5に記載のプローブカード。
(付記7)
前記接触部材は、導電体であり、
前記検知部は、前記プローブと前記導電体とが電気的に接続されたことを検出することにより、前記プローブと前記導電体との接触を検知する、
ことを特徴とする付記5に記載のプローブカード。
(付記8)
前記接触部材は、同軸ケーブルであり、
前記同軸ケーブルを介して測定される高周波信号の電力又は電圧の変化を検出することにより、前記プローブと前記同軸ケーブルとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記5に記載のプローブカード。
(付記9)
プローブカード基板に設けられたプローブを半導体ウエハの電極に接触させて半導体ウエハの電気的特性を試験する工程と、
前記プローブと、前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材との接触を検知する工程と、
を備えることを特徴とする半導体試験方法。
(付記10)
前記接触部材は、絶縁ワイヤであり、
前記検知する工程は、前記絶縁ワイヤと、前記絶縁ワイヤに接続される配線との電気的接続が解除されたことを検出することにより、前記プローブと前記絶縁ワイヤとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記9に記載の半導体試験方法。
(付記11)
前記接触部材は、導電体であり、
前記検知する工程は、前記プローブと前記導電体とが電気的に接続されたことを検出することにより、前記プローブと前記導電体との接触を検知する、
ことを特徴とする付記9に記載の半導体試験方法。
(付記12)
前記接触部材は、同軸ケーブルであり、
前記検知する工程は、前記同軸ケーブルを介して測定される高周波信号の電力又は電圧の変化を検出することにより、前記プローブと前記同軸ケーブルとの接触を検知する、
ことを特徴とする付記9に記載の半導体試験方法。
1 半導体試験装置
2 半導体ウエハ
3 ステージ
4 プローブカード
5 テストヘッド
6 制御装置
7 計測装置
8 プローブ
8A 屈曲部
8B 先端部
9、10、11 電極端子
12 プローブカード基板
13 モールド樹脂
14 開口部
20 ケーブル
21 テスタ
30 電極
40 絶縁ワイヤ
41 突起部
42 内部配線
50 直流電源
51 電流計
52 抵抗
60 導電体
70 同軸ケーブル

Claims (6)

  1. プローブカード基板と、
    前記プローブカード基板に設けられたプローブと、
    前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材と、
    前記プローブと前記接触部材との接触を検知する検知部と、
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記接触部材は、絶縁ワイヤであり、
    前記検知部は、前記絶縁ワイヤと、前記絶縁ワイヤに接続される配線との電気的接続が解除されたことを検出することにより、前記プローブと前記絶縁ワイヤとの接触を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  3. 前記接触部材は、導電体であり、
    前記検知部は、前記プローブと前記導電体とが電気的に接続されたことを検出することにより、前記プローブと前記導電体との接触を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  4. 前記接触部材は、同軸ケーブルであり、
    前記同軸ケーブルを介して測定される高周波信号の電力又は電圧の変化を検出することにより、前記プローブと前記同軸ケーブルとの接触を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  5. プローブカード基板と、
    前記プローブカード基板に設けられたプローブと、
    前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材と、
    前記プローブと前記接触部材との接触を検知する検知部と、
    を備えることを特徴とするプローブカード。
  6. プローブカード基板に設けられたプローブを半導体ウエハの電極に接触させて半導体ウエハの電気的特性を試験する工程と、
    前記プローブと、前記プローブカード基板に設けられ、前記プローブの上方に配置された接触部材との接触を検知する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体試験方法。
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