JP2017036997A - 両面回路基板の検査装置及び検査方法 - Google Patents

両面回路基板の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造で被検査物の固定を可能とし、その被検査物の電気回路を表裏両面で同時に導通検査等することができる検査装置及び検査方法を提供する。【解決手段】被検査物1の表面1a及び裏面1bのそれぞれに設けられた表面電極11及び裏面電極12を通じて、被検査物1の電気的特性を測定するための検査装置10であって、被検査物1を位置決めするガイド台2と、その被検査物1の表面電極1aに接触して電気的特性を測定する複数の第1プローブ3と、被検査物1の裏面電極12に接触して電気的特性を測定する第2プローブ5とを備え、ガイド台2に載せられた被検査物1の表面電極11に接触させる第1プローブ3の総接触荷重よりも小さい総接触荷重で第2プローブ5を裏面電極12に接触させる両面回路基板の検査装置によって上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、両面に回路を有する両面回路基板の導通検査等を、プローブを用いて正確に行うことができる検査装置及び検査方法に関する。
両面に回路を有する両面回路基板の導通検査等を、プローブを用いて行う検査装置が知られている。例えば特許文献1には、両面に回路を有する基板に各種電子部品を実装した回路基板検査装置が提案されている。この回路基板検査装置は、測定すべき実装回路基板を回路基板支持板に位置決めして保持した後、保持された実装回路基板を下向きのコンタクトピンと上向きのコンタクトピンとで両面同時に導通検査することができる装置である。
また、例えば特許文献2には、半導体ウエハや半導体チップ等の被検査物の両面に設けられた電極を通じてその電気特性を測定する半導体試験装置が提案されている。この半導体試験装置は、被検査物の裏面を非固定状態で保持した後、裏面プローブと表面プローブとを表裏両面に接触させて電気的特性を測定することができる装置であって、裏面電極に複数の裏面プローブが接触した後に、その裏面プローブに囲まれた領域内の表面電極に表面プローブを接触させて測定する装置である。
実開昭61−161773号公報 特開2013−120887号公報
プローブを用いた導通検査装置においては、被検査基板が複雑な形状であってもその被検査基板が傾く等することなく正確に測定することができる検査装置が求められている。
特許文献1の回路基板検査装置は、基板面を保持部材(押圧ピン)で固定した上で、下向きのコンタクトピンと上向きのコンタクトピンとで被検査物である両面回路基板を同時に検査するので、保持部材を設けるためのスペースが必要であり、複雑な形状の多層基板等の被検査物の検査がむずかしくなることがある。詳しくは、被検査物は、回路基板支持板に載せられ、上側からの複数の押圧ピンにより上下方向を固定した上でコンタクトピンにより上下同時に導通検査される。この被検査物は、複数の電子部品を装着した回路基板であるので、部品が装着されていない基板上のスペースに押圧ピンを固定できるが、パッケージされていない電子部品やベアチップ等を実装した両面回路基板等においては、微小サイズで上下方向に固定するためのスペースがほとんどなく、押圧ピンを用いた固定ができないことがあり、そうしたスペースを確保できない複雑な形状の多層基板等の被検査物の検査がむずかしくなることがある。
特許文献2の半導体試験装置は、特許文献1のような回路基板支持板は採用しないものの、被検査物を特定のプローブで保持した上で、下向きのプローブと上向きのプローブとで被検査物の両面を同時に検査する装置であるので、裏面プローブから先に接触することによって被検査物が浮いてしまうという難点がある。詳しくは、半導体ウエハや半導体チップ等の被検査物の電気的特性を測定する際に、従来の真空吸着固定等による不具合(吸着面に異物があった場合に被検査物を破損させる等)を防止するために、被検査物支持体に載せた被検査物を裏面(下面)からプローブを接触させ、次に表面(上面)からプローブを接触させて両面を同時に電気測定することで、被検査物に負荷による破損を防止している。しかし、この方法は、裏面からのプローブの接触により被検査物が支持板から持ち上がって不安定な状態となる可能性があるので、表面側の電極と表面からのプローブとの接触時に位置ずれを生じ、正確な測定ができないおそれがある。
本発明は、上記した従来の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、両面に回路を有する両面回路基板の導通検査等を、プローブを用いて正確に行うことができる検査装置及び検査方法であって、より詳しくは、被検査物を表裏両面から固定するための押圧ピン等を別に有さずとも、簡単な構造で被検査物の固定を可能とし、その被検査物の電気回路を表裏両面で同時に導通検査等することができる検査装置及び検査方法を提供することにある。
(1)上記課題を解決するための本発明に係る両面回路基板の検査装置は、被検査物の表面及び裏面のそれぞれに設けられた表面電極及び裏面電極を通じて、前記被検査物の電気的特性を測定するための検査装置であって、
前記被検査物を位置決めするガイド台と、前記被検査物の前記表面電極に接触して電気的特性を測定する複数の第1プローブと、前記被検査物の前記裏面電極に接触して電気的特性を測定する第2プローブとを備え、前記ガイド台に載せられた前記被検査物の前記表面電極に接触させる前記第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で前記第2プローブを前記裏面電極に接触させることを特徴とする。
この発明によれば、被検査物の表裏両面の電極に対して第1プローブと第2プローブとを接触させることができるので、表裏両面の電気的特性を同時に測定することができる。このとき、ガイド台に載せられた被検査物の表面電極に接触させる第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で第2プローブを裏面電極に接触させるので、被検査物は第1プローブの総接触荷重から第2プローブの総接触荷重を引いた差分の荷重によりガイド台に押圧固定される。その結果、専用の固定部材(例えばチャック、クランプ、上下方向を固定するための押圧ピン等)が不要であり、被検査物が複雑な形状であっても簡単な構造で固定を可能とし、表裏両面の電気回路を同時に導通検査等することができる。
本発明に係る両面回路基板の検査装置において、前記被検査物の側から見て前記第1プローブ側及び/又は前記第2プローブ側には、前記被検査物に接触するが電気的特性を測定しない補助プローブを備えていてもよい。この補助プローブは、電気的に絶縁されていることが望ましい。
この発明によれば、被検査物に接触するが電気的特性を測定しない補助プローブを備えているので、その補助プローブが被検査物に接触することによって、被検査物の表裏両面の電極や当該電極が存在しない部分を固定することができる。その結果、複雑な構造の両面回路基板であっても、その基板面構造に応じた補助プローブを設けることにより、簡単な構造で上下方向の固定をバランスよく行うことができる。
(2)上記課題を解決するための本発明に係る両面回路基板の検査方法は、被検査物の表面及び裏面のそれぞれに設けられた表面電極及び裏面電極を通じて、前記被検査物の電気的特性を測定するための検査方法であって、
ガイド台に載せられた前記被検査物の前記表面電極に複数の第1プローブを接触させる第1プローブ接触ステップと、前記第1プローブを接触させた後の前記被検査物の裏面電極に、前記第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で、前記第2プローブを接触させる第2プローブ接触ステップと、前記第1プローブ及び前記第2プローブによって前記被検査物の電気的特性を測定する測定ステップと、を有することを特徴とする。
この発明によれば、上記した各ステップによって、ガイド台に載せた被検査物を第1プローブで表面側からガイド台の所定位置に押圧固定した後に、表面電極に接触させる第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で第2プローブを裏面側から接触させるので、専用の固定部材(例えばチャック、クランプ、上下方向を固定するための押圧ピン等)が不要であり、被検査物が複雑な形状であっても簡単な構造で固定を可能とし、表裏両面の電気回路を同時に導通検査等することができる。
本発明に係る両面回路基板の検査方法において、前記被検査物の側から見て前記第1プローブ側及び/又は前記第2プローブ側には、前記被検査物に接触するが電気的特性を測定しない補助プローブを備えていてもよい。この補助プローブは、電気的に絶縁されていることが望ましい。
本発明によれば、被検査物を固定するための従来のような押圧ピン等を有さずとも、簡単な構造で被検査物の固定を可能とし、被検査物の電気回路を表裏両面で同時に導通検査等可能な検査装置及び検査方法を提供することができる。
本発明に係る両面回路基板の検査装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明に係る両面回路基板の検査方法のフロー図である。 第1プローブが上側から接触した後で第2プローブが下側から接触する前の状態を示す模式的な断面図である。 (A)は第1プローブの総接触荷重よりも第2プローブの総接触荷重が小さい例であり、(B)は第1プローブの総接触荷重よりも第2プローブの総接触荷重が大きい例である。 (A)は被検査物に接触する第1プローブと第2プローブの面内位置のバランスがよい場合であり、(B)は被検査物に接触する第1プローブと第2プローブの面内位置のバランスが悪い場合である。 電極設置エリアと電極非設置エリアの位置関係が対象ではない場合の被検査物の平面図(A)との側面図(B)とを示す模式図である 両面回路基板の検査装置及び検査方法での各プロセスでの状態図の一例である。
本発明に係る両面回路基板の検査装置及び検査方法について図面を参照しつつ説明する。本発明は、以下に示す実施の形態により限定されるものではない。
[検査装置及び検査方法]
本発明は、図1及び図2に示すように、被検査物1の表面1a及び裏面1bのそれぞれに設けられた表面電極11及び裏面電極12を通じて、被検査物1の電気的特性を測定するための検査装置及び検査方法である。
検査装置10は、図1に示すように、被検査物1を位置決めするガイド台2と、被検査物1の表面電極11に接触して電気的特性を測定する複数の第1プローブ3と、被検査物1の裏面電極12に接触して電気的特性を測定する複数の第2プローブ5とを備えている。そして、ガイド台2に載せられた被検査物1の表面電極11に接触させる第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さい総接触荷重F2で第2プローブ5を裏面電極12に接触させること、すなわち、第1プローブ3の総接触荷重F1が第2プローブ5の総接触荷重F2よりも大きいことに特徴がある。
検査方法は、図2に示すように、ガイド台2に載せられた被検査物1の表面電極11に複数の第1プローブ3を接触させる第1プローブ接触ステップと、第1プローブ3を接触させた後の被検査物1の裏面電極12に、第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さい総接触荷重F2で第2プローブ5を接触させる第2プローブ接触ステップと、第1プローブ3及び第2プローブ5によって被検査物1の電気的特性を測定する測定ステップと、を有することに特徴がある。
こうした検査装置及び検査方法は、被検査物1の表裏両面の電極11,12に対して第1プローブ3と第2プローブ5とを接触させることができるので、表裏両面の電気的特性を同時に測定することができる。このとき、ガイド台2に載せられた被検査物1の表面電極11に接触させる第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さい総接触荷重F2で第2プローブ5を裏面電極12に接触させるので、被検査物1は第1プローブ3の総接触荷重F1から第2プローブ5の総接触荷重F2を引いた差分の荷重によりガイド台2に押圧固定される。その結果、専用の固定部材(例えばチャック、クランプ、上下方向を固定するための押圧ピン等)が不要であり、被検査物1が複雑な形状であっても簡単な構造で固定を可能とし、表裏両面の電気回路を同時に導通検査等することができる。
本願において、被検査物1は、両面1a,1bに電極11,12を有したプリント基板や半導体回路基板等であり、その被検査物1をガイド台2に載せるように設置するので、「表面」は上面と言い換えることができ、「裏面」は下面と言い換えることができる。また、被検査物の高さ方向(厚さ方向)を上下方向ということがある。
[各構成要素]
以下、本発明に係る両面回路基板の検査装置及び検査方法の各構成要素を説明する。
(被検査物)
被検査物1は、両面(1a,1b)に回路を有する両面回路基板である。この両面回路基板は、通常、図1に示すように、一方の面を下にしてガイド台2に設置されるので、上側の面を表面(上面)1aとし、下側の面を裏面(下面)1bという。表面1aには、表面電極11が設けられており、裏面1bには裏面電極12が設けられている。本発明に係る検査装置と検査方法は、こうした被検査物1の電気的特性を測定する。
被検査物1としては、回路パターンが形成された両面回路基板、回路基板が積層された多層積層基板、回路基板に電子部品が実装された実装基板等を挙げることができる。また、半導体ウエハ、半導体チップ、ベアチップ等の半導体装置であってもよいし、これら以外の両面回路基板であってもよい。被検査物1の両面には、それぞれ、表面電極11と裏面電極12とが設けられており、この表面電極11と裏面電極12に、上方(上面側)から第1プローブ3が表面電極11に接触し、下方(下面側)から第2プローブ5が裏面電極12に接触し、その両プローブ3,5を通じて被検査物1の電気的特性が測定される。
被検査物1は、表面電極11と裏面電極12の配置が表裏両面で異なる場合があり、また、被検査物1の面内で表面電極11と裏面電極12の位置が偏っている場合(例えば図6を参照)もある。こうした被検査物1において、表面電極11の位置と裏面電極12の位置だけに第1プローブ3と第2プローブ5を配置した場合、表裏両面での第1プローブ3の配置分布と第2プローブの配置分布が異なる。そうした配置分布の相違は、表裏両面から第1プローブ3と第2プローブ5を所定の荷重で付加した場合、被検査物1に加わる表裏両面側からの付加荷重のバランスがくずれ、被検査物1の片側が浮き上がってしまうおそれがあることから(例えば図5(B)を参照)、そのバランスを保つために、後述の補助プローブ9をバランスよく配置して、被検査物1に接触するプローブの配置バランスを均衡化させることが望ましい。その結果、第1プローブ3と第2プローブ5の正確な接触を実現でき、正確な電気的特性を測定することができる。
被検査物1の形態は特に限定されず、平面視形状は四角形でも他の多角形でもよいし、曲面部分を有する角形基板であってもよいし、曲面からなる円形基板や楕円形基板であってもよい。また、その大きさも限定されず、大型基板でも小型基板でもよいし、厚い多層積層基板でも、薄いシート状基板であってもよい。
(ガイド台)
ガイド台2は、図1に示すように、被検査物1を載せて位置決めをする部材である。ガイド台には、被検査物1を所定の位置に位置決めするための位置決め加工がされていてもよいし、位置決め部材(治具等)が設けられていてもよい。位置決め加工としては、被検査物1である両面回路基板の外形寸法に適合させた矩形段差(図1等参照)やテーパー段差等の加工を挙げることができる。また、位置決め部材としては、被検査物1である両面回路基板の外形寸法に適合させた位置決めピンや位置決めプレート等を挙げることができる。なお、ガイド台2に固定させる被検査物1の仕様が変更される場合は、位置決め加工や位置決め部材が設けられたガイド台2を交換して対応することができる。
ガイド台2の上面には、例えばバネ、ゴム、クッション材等の弾性部材41が設けられている。この弾性部材41は、弾性機能を有しており、被検査物1が載ったガイド台2に、上方(表面側)から第1プローブ3を備えた第1プローブ台4が降下した場合に、その第1プローブ台4がガイド台2に接触する際の衝撃を緩和するように作用する。この弾性部材41はその種類によって必要な数がガイド台2に設けられる。例えばバネの場合は、四角形のガイド台2であれば、少なくとも左右両側に1つずつ設けられている。なお、このガイド台2の動作は、後の実施例において図7を参照しつつ説明する。
(第1プローブ)
第1プローブ3は、被検査物1の表面電極11に表面側(上方)から接触して電気的特性を測定するプローブである。この第1プローブ3は、被検査物1の表面(上面)1aに設けられた表面電極11の位置に対応して配置されている。したがって、第1プローブ3の本数は、少なくとも表面電極11の数と同じ数だけ設けられていればよいが、必要に応じて1つの電極に2つ以上設ける等、表面電極11の数以上に設けられていてもよい。
所定数の第1プローブ3は被検査物1に接触するが、そのときの総接触荷重F1は、後述する所定数の第2プローブ5の総接触荷重F2よりも大きくなっている。F1>F2の関係になっていることにより、非固定状態でガイド台2に載せられた被検査物1は上方から接触する第1プローブ3によって押し下げた場合に、第2プローブ5の総接触荷重F2よりも大きい総接触荷重F1の第1プローブ3が上方から加わる。
そのため、ガイド台2に非固定状態で載せられた被検査物1は、第2プローブ5の総接触荷重F2を超える第1プローブ3の総接触荷重F1によってガイド台2に上方(表面側)から押圧固定されるので、ガイド台2から浮き上がることがない。その結果、第1プローブ3と第2プローブ5が被検査物1の表面電極11と裏面電極12に正確に接触することになるので、被検査物1の電気的特性を精度よく測定することができる。
第1プローブ3には、それぞれ第1プローブ配線3aが接続されている。そうした第1プローブ3と第1プローブ配線3aは、第1プローブ台4に取り付けられている。第1プローブ台4の形状や構造は特に限定されず、第1プローブ3を固定し、第1プローブ配線3aとともに一体的に上下動する台であればよい。なお、この上下動は、後の実施例において図7を参照しつつ説明する。
第1プローブ3は、個々に荷重付加機構を有している。その荷重付加機構としては、プローブにスプリングが内蔵されている場合、プローブ自体の屈曲による弾性力を利用する場合等を挙げることができる。こうした各第1プローブ3が有する荷重付加機構の荷重の合計が、「総接触荷重F1」となって被検査物1の表面電極11に上方から押し付けられる。具体的には、電子部品の電気的特性を測定することができる一般的なプローブを用いることができ、その形態は特に限定されない。一例としては、金めっきされたスプリングプローブ、ワイヤープローブ、カンチレバー等を挙げることができる。第1プローブ3の線径や長さも特に限定されず、被検査物1の大きさや表面電極11の大きさや電極間ピッチ等によって任意に選択される。
(第1プローブの動作)
第1プローブ3は、上下動する。その上下動は、例えば図1に示すように、第1プローブ3が設けられた第1プローブ台4の上下動によって行われる。第1プローブ台4の上下動は、第1プローブ台4を押し下げる押し下げ機構8と、押し下げられた第1プローブ台4を押し上げる弾性部材(例えばバネ等)41とによって動作する。その上下動は、第1プローブ3を所定の総接触荷重F1で表面電極11に接触させるストロークで行われる。なお、第1プローブ3の総接触荷重F1は、後述する第2プローブ5の総接触荷重F2よりも大きい。
第1プローブ台4は、第1プローブ3を装着する台であり、被検査物1に対向して設けられている。第1プローブ台4の形態は特に限定されないが、第1プローブ3が装着され、その第1プローブ3を一体として被検査物1に接触させるように上下動するものであればよい。図1に例示するようなブロック状でもよいし、プレート状でもよい。なお、この第1プローブ台4は、図1に示すように、左右に配置された駆動ガイド(ガイドプレート)7に沿って上下に駆動するようになっている。
この第1プローブ台4は、装着した第1プローブ3を被検査物1の表面電極11に接触させるストロークで押し下げられる。その際の第1プローブ3の総接触荷重F1は、第1プローブ3の押し込みストローク長や、第1プローブ3のスプリング力等で調整される。押し込みストローク長は、第1プローブ台4を所定のストローク長で押し下げることによって制御するのが便利である。例えば図1に示すように、第1プローブ台4の下面がガイド台2の上面に当たるまで押し下げることができる。このとき、第1プローブ台4の押し下げストローク長と、第1プローブ3のスプリング力とを考慮して、第1プローブ台4を押し下げて第1プローブ3の先端が表面電極11に接触した時点から、さらにどの程度の長さを押し下げるかによって、第1プローブ台4からガイド台2までの長さを調整することができる。例えば後述の実施例1に示すように、第1プローブ台4が押し下げられて10本の第1プローブ3の先端が表面電極11に接触してから、さらに第1プローブ台4はガイド台2に接触するまで0.6mm押し下げられ、その0.6mmのストローク長によって第1プローブ3(10本)は圧縮され、1本あたりの荷重4gfで第1プローブ3を表面電極11に接触させる。そして、この総接触荷重F1(40gf)が、被検査物1をガイド台2に安定して固定することになる。
押し下げ機構8は、例えば図1に示すように、押し下げ機構ガイド81によってガイドされ、第1プローブ台4を押し下げるように動作する。図1の例では、押し下げ機構は1つだけであるが、同期させた複数の押し下げ機構が設けられていてもよい。押し下げ機構8は、図示しない駆動装置に接続されている。その駆動装置は特に限定されないが、エアー駆動、モーター駆動、電磁駆動(ソレノイドアクチュエータ)等を挙げることができる。
弾性部材41は、第1プローブ台4が被検査物1に接触した後に、その第1プローブ台4を上方向に押し上げる弾性力を有するものである。弾性部材41としては、弾性を有するバネ、ゴム、クッション材等を挙げることができる。弾性部材41はその種類によって必要な数や大きさで第1プローブ台4に設けられる、例えばバネの場合は、四角形の第1プローブ台4であれば、少なくとも左右に1つずつ設けられている。
(第2プローブ)
第2プローブ5は、被検査物1の裏面電極12に裏面側(下方)から接触して電気的特性を測定するプローブである。この第2プローブ5は、被検査物1の裏面(下面)1bに設けられた裏面電極12の位置に対応して配置されている。したがって、第2プローブ5の本数は、少なくとも裏面電極12の数と同じ数だけ設けられていればよいが、必要に応じて1つの電極に2つ以上設ける等、表面電極12の数以上に設けてもよい。
所定数の第2プローブ5は被検査物1に接触するが、そのときの総接触荷重F2は、上述した所定数の第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さくなっている。F2<F1の関係になっていることにより、上記の第1プローブ3の欄で説明したように、ガイド台2に非固定状態で載せられた被検査物1は、第2プローブ5の総接触荷重F2を超える第1プローブ3の総接触荷重F1によってガイド台2に上方(表面側)から押圧固定されるので、ガイド台2から浮き上がることがない。その結果、第1プローブ3と第2プローブ5が被検査物1の表面電極11と裏面電極12に正確に接触するので、被検査物1の電気的特性を精度よく測定することができる。
第2プローブ5には、それぞれ第2プローブ配線5aが接続されている。そうした第2プローブ5と第2プローブ配線5aは、第2プローブ台6に取り付けられている。第2プローブ台6の形状や構造は特に限定されず、第2プローブ5を固定し、第2プローブ配線5aとともに一体化されて設置される。なお、この第2プローブ台6は、駆動装置で上下動するように構成してもよい。
第2プローブ5は、第1プローブ3と同様、個々に荷重付加機構を有している。その荷重付加機構としては、プローブにスプリングが内蔵されている場合、プローブ自体の屈曲による弾性力を利用する場合等を挙げることができる。こうした各第2プローブ5が有する荷重付加機構の荷重の合計が、「総接触荷重F2」となって被検査物1の裏面電極12に下方から押し付けられる。具体的には、第1プローブ3と同様、電子部品の電気的特性を測定することができる一般的なプローブを用いることができ、その形態は特に限定されない。一例としては、金めっきされたスプリングプローブ、ワイヤープローブ、カンチレバー等を挙げることができる。第2プローブ5の線径や長さも特に限定されず、被検査物1の大きさや裏面電極12の大きさや電極間ピッチ等によって任意に選択される。
(第2プローブの動作)
第2プローブ5は、第2プローブ台6に装着されている。そして、上記した第1プローブ3の動作の欄で説明したように、ガイド台2は、第1プローブ台4に押されて押し下がる。ガイド台2には被検査物1が第1プローブ3の総接触荷重F1によって固定されているので、押し下げられる被検査物1には、先ず、上方に先端が向いてセットされた第2プローブ5に接触する。そのとき、被検査物1の裏面電極12と第2プローブ5の先端とが接触する。接触した後、さらにガイド台2が第2プローブ台6に突き当たるまで押し下げられる。これによって、被検査物1の裏面電極12には、第2プローブ5の総接触荷重F2が加わる。このときにガイド台2が第2プローブ台6にまで突き当たるストローク長は、第2プローブ5の総接触荷重F2が第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さくなる所定値となるように設定される。そのストローク長は、例えば後述の実施例1に示すように、ガイド台2が押し下げられて7本の第2プローブ5の先端が裏面電極12に接触してから、さらにガイド台2は第2プローブ台6に接触するまで0.6mm押し下げられ、その0.6mmのストローク長によって第2プローブ5は圧縮され、1本あたりの荷重4gfで第2プローブ5(7本)を裏面電極12に接触させる。そして、この総接触荷重F2(28gf)が総接触荷重F1よりも小さいことから、ガイド台2への検査物1の固定を維持するとともに、被検査物1の電気的特性を安定して測定することになる。
なお、前記の説明では第2プローブ台6は上下動せずに固定されているが、押し上げ機構(図示しない)を備えた上下動するものであってもよい。
(第2プローブ台)
第2プローブ台6には、先端が上向きの第2プローブ5が装着されている。第2プローブ台6の上面には、例えばバネ、ゴム、クッション材等の弾性部材61が設けられている。その弾性部材61は、第2プローブ台6と上方から降下してくるガイド台2との間で作用し、ガイド台2が第2プローブ台6に突き当たる際の衝撃を緩和するように作用する。弾性部材61の弾性力は、上記した第1プローブ台4がガイド台2に突き当たるまで押し下がらない程度の弾性力、又は、第1プローブ3が表面電極11に所定の荷重で接触した状態を維持しながらガイド台2が押し下がる程度の弾性力であることが望ましい。したがって、この弾性部材61の弾性力は、上述した弾性部材41の弾性力(例えばバネの弾性力)よりも大きいことが望ましい。こうした弾性部材61がガイド台2に下に設けられていることにより、第1プローブ3を表面電極11に安定して接触させることができ、第1プローブ3が表面電極11に接触した後においては、第1プローブ台4の押し込みストローク長を受け止めることができる。
弾性部材61はその種類によって必要な数が第2プローブ台6に設けられる。例えばバネの場合は、四角形の第2プローブ台6であれば、少なくとも左右両側に1つずつ設けられている。
(補助プローブ)
補助プローブ9は、被検査物1には接触するが電気的特性を測定しないプローブである。この補助プローブ9は、被検査物1から見て上方の第1プローブ側及び/又は下方の第2プローブ側に、本数も含め、必要に応じて設けられている。補助プローブ9によって、表面電極11や裏面電極12が存在しない部分を固定することができる。その結果、複雑な構造の両面回路基板を被検査物1とした場合であっても、その基板面構造に応じた補助プローブ9を設けることにより、簡単な構造で上下方向の固定をバランスよく行うことができる。
補助プローブ9は、上記した第1プローブ3や第2プローブ5と同じ材質や構成のプローブであることが好ましい。例えば補助プローブ9が第1プローブ3とともに、第1プローブ台4に設けられた場合、被検査物1への第1プローブ3の総接触荷重F1は、この補助プローブ分の付加荷重も含めた総接触荷重F1となる。同様に、補助プローブ9が第2プローブ5とともに、第2プローブ台6に設けられた場合、被検査物1への第2プローブ5の総接触荷重F2は、この補助プローブ分の付加荷重も含めた総接触荷重F2となる。なお、被検査物1には接触するが電気的特性を測定しないプローブであることから、電気的に絶縁されていることが望ましい。
(検査フロー)
上記した検査装置1によって両面回路基板の検査が行われる。検査は、図2に示すように、第1プローブ接触ステップ、第2プローブ接触ステップ、測定ステップの順で行われる。
第1プローブ接触ステップは、既に説明したとおり、ガイド台2に載せられた被検査物1の表面電極11に第1プローブ3を接触させるとともに、被検査物1をガイド台2に押圧固定するステップである。
第2プローブ接触ステップは、既に説明したとおり、第1プローブ3を接触させた後の被検査物1の裏面電極12に、第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さい総接触荷重F2で、第2プローブ5を接触させるステップである。
測定ステップは、第1プローブ3及び第2プローブ5によって被検査物1の電気的特性を測定するステップである。
以上説明したように、本発明の検査装置及び検査方法においては、裏面電極12側を下にしてガイド台2に載せられている被検査物1の表面電極11に対して、複数の第1プローブ3を先に接触させる。被検査物1は、複数の第1プローブ3の接触による荷重(総接触荷重F1)により、ガイド台2に押し付けられて固定されるので、押圧のためのピンを使用しなくても被検査物1を固定でき、第2プローブ5を正確に裏面電極12に接触させることができる。また、表面から接触する第1プローブ3の荷重(総接触荷重1)よりも裏面から接触する第2プローブ3の方が荷重(総接触荷重F2)が小さいので、ガイド台2から被検査物1が浮き上がることがなく、安定した測定が可能になる。
なお、第1プローブ3、第2プローブ5及び補助プローブ9として、スプリングを内蔵したものを使用することが好ましく、総接触荷重F1>総接触荷重F2とする方法としては、そのスプリング荷重を調整する方法、スプリングプローブの押込み量により調整する方法、プローブの本数を第1プローブ>第2プローブとする方法等を挙げることができる。
(プローブの配置)
被検査物1である両面回路基板の形態に応じて、第1プローブ3、第2プローブ5及び補助プローブ9の配置が任意に設定される。図4(A)は、第1プローブ3の総接触荷重F1よりも第2プローブ5の総接触荷重F2が小さい例であり、図4(B)は、第1プローブ3の総接触荷重F1よりも第2プローブ5の総接触荷重F2が大きい例である。また、図5(A)は、被検査物1に接触する第1プローブ3と第2プローブ5の面内位置のバランスがよい場合であり、図5(B)は、被検査物1に接触する第1プローブ3と第2プローブ5の面内位置のバランスが悪い場合である。
図4(B)に示すように、ガイド台2側の第2プローブ5の総接触荷重F2が被検査物1を押える側の第1プローブ3の総接触荷重F1を上回る場合には、被検査物1がガイド台2から外れ、浮き上がってしまい、正確な測定が行えない。また、図5(B)に示すように、両面から接触するプローブの配置バランスが悪い場合には、一部に力が偏り、被検査物1に回転する力が加わり、浮き上がってしまうことがある。
このような2つのパターンを防止するため、プローブの荷重が1箇所に偏らないようなプローブ配列とすることが望ましい。また、被検査物1を押える側の第1プローブ3の総接触荷重F1が、第2プローブ5の総接触荷重F2を上回るように、第1プローブ3の本数を増やしたり、ストローク量を増やしたり、荷重の強い第1プローブ3を選定する等を行うことが望ましい。
以上、本発明に係る検査装置及び検査方法によれば、上下方向を固定するための押圧ピン等を有さずとも、簡単な構造で上下方向の固定を可能とし、表裏両面の電気回路を同時に導通検査等することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例1]
図1に示す構造の検査装置を用い、プローブ本数が裏表同数の場合での両面回路基板の導通検査を行った。電気的特性の測定は、マルチメータによって抵抗値を測定した。
両面回路基板としては、ベアチップを実装した両面積層基板を用いた。基板形状は、図6に示すように、端子部等の両面の実装部品及びボンディング周辺以外に接触が制限される構図形態であり、片寄がある複雑な形状である。基板サイズは縦3.3mmで横3.9mmで厚さ1.8mmであり、測定端子数(電極数)は表面側が9個で裏面側が7個であり、測定端子サイズは縦0.2mmで横0.6mmであり、測定端子ピッチは0.26mmである。
プローブ本数は表面側の第1プローブ3が10本で裏面側の第2プローブ5が7本であり、プローブタイプはスプリングプローブであり、プローブサイズはφ0.1mmであり、プローブ圧縮量は表面側が0.6mmで裏面側が0.6mmであり、プローブ総接触荷重は表側の総接触荷重F1が40gfであり、裏面側の総接触荷重F2が28gfであり、基板を押さえる荷重が12gfである。
検査装置の動作と検査手順を、図7(A)〜(D)を参照して説明する。この実施例1での検査手順は以下のとおりである。
(1)第1プローブ台4が退避した状態で、被検査物1である両面回路基板をガイド台2の段差に装着する(図示しない)。
(2)図7(A)に示すように、被検査物1を装着したガイド台2の上に、第1プローブ3を装着した第1プローブ台4を配置する。
(3)図7(B)に示すように、押し下げ機構8で第1プローブ台4を押し下げることより、第1プローブ3の先端を被検査物1の表面電極11に接触させるとともに、第1プローブ台4をさらに押し込んで第1プローブ台4とガイド台2とを突き当てる。このとき、第1プローブ台4とガイド台2とが接触するまでに、第1プローブ3は0.6mm圧縮され、その荷重(40gf)で被検査物1である両面回路基板がガイド台2に押し付けられて固定される。
(4)図7(C)に示すように、第1プローブ台4をガイド台2に突き当てた後に、さらに第1プローブ台4を押し込んで、被検査物1の裏面電極12に第2プローブ5の先端を接触させる。
(5)図7(D)に示すように、第2プローブ5の先端が裏面電極12に接触した後、ガイド台2が第2プローブ台6に突き当たるまで第1プローブ台4を押し込む。なお、第1プローブ台4に設けられた弾性部材(バネ)41の方が第2プローブ台6に設けられた弾性部材(バネ)61よりもバネ力は弱い。このとき、第2プローブ台6とガイド台2とが接触するまでに、第2プローブ5は0.6mm圧縮され、その荷重(28gf)で被検査物1である両面回路基板が第2プローブ5と接触する。
(6)第2プローブ5の総接触荷重F2が第1プローブ3の総接触荷重F1よりも小さいので、被検査物1である両面回路基板がガイド台2から浮き上がることがなく固定され、その状態で、第1プローブ3と第2プローブ5とで安定した電気的特性の測定を行うことができる。
1 被検査物(両面回路基板)
1a 表面(上面)
1b 裏面(下面)
11 表面電極
12 裏面電極
2 ガイド台
3 第1プローブ
3a 第1プローブ配線
4 第1プローブ台
41 弾性部材(バネ)
5 第2プローブ
5a 第2プローブ配線
6 第2プローブ台
61 弾性部材(バネ)
7 駆動ガイド(ガイドレール)
8 押し下げ機構
81 押し下げ機構ガイド
9 補助プローブ
10 検査装置
F1 第1プローブの総接触荷重
F2 第2プローブの総接触荷重

Claims (4)

  1. 被検査物の表面及び裏面のそれぞれに設けられた表面電極及び裏面電極を通じて、前記被検査物の電気的特性を測定するための検査装置であって、
    前記被検査物を位置決めするガイド台と、前記被検査物の前記表面電極に接触して電気的特性を測定する複数の第1プローブと、前記被検査物の前記裏面電極に接触して電気的特性を測定する第2プローブとを備え、前記ガイド台に載せられた前記被検査物の前記表面電極に接触させる前記第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で前記第2プローブを前記裏面電極に接触させることを特徴とする両面回路基板の検査装置。
  2. 前記被検査物の側から見て前記第1プローブ側及び/又は前記第2プローブ側には、前記被検査物に接触するが電気的特性を測定しない補助プローブを備える、請求項1に記載の両面回路基板の検査装置。
  3. 被検査物の表面及び裏面のそれぞれに設けられた表面電極及び裏面電極を通じて、前記被検査物の電気的特性を測定するための検査方法であって、
    ガイド台に載せられた前記被検査物の前記表面電極に複数の第1プローブを接触させる第1プローブ接触ステップと、前記第1プローブを接触させた後の前記被検査物の裏面電極に、前記第1プローブの総接触荷重よりも小さい総接触荷重で、前記第2プローブを接触させる第2プローブ接触ステップと、前記第1プローブ及び前記第2プローブによって前記被検査物の電気的特性を測定する測定ステップと、を有することを特徴とする両面回路基板の検査方法。
  4. 前記被検査物の側から見て前記第1プローブ側及び/又は前記第2プローブ側には、前記被検査物に接触するが電気的特性を測定しない補助プローブを備える、請求項3に記載の両面回路基板の検査方法。
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