JP2003227848A - プローブカード、半導体試験システム及びプローブの接触方法 - Google Patents

プローブカード、半導体試験システム及びプローブの接触方法

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JP2003227848A JP2002138078A JP2002138078A JP2003227848A JP 2003227848 A JP2003227848 A JP 2003227848A JP 2002138078 A JP2002138078 A JP 2002138078A JP 2002138078 A JP2002138078 A JP 2002138078A JP 2003227848 A JP2003227848 A JP 2003227848A
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Tsutomu Tatematsu
勉 立松
Kenji Togashi
健志 冨樫
Tetsuhiro Nanbu
哲浩 南部
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重信 石原
Morihiko Hamada
守彦 浜田
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義一 有坂
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    • G01R1/07342Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being at an angle other than perpendicular to test object, e.g. probe card

Abstract

(57)【要約】 【課題】プローブをパッドに確実に接触可能としなが
ら、コストの上昇を抑制し得るプローブカードを提供す
る。 【解決手段】プローブカード基板11に多数のプローブ
13が設けられ、プローブ13を被接触体に接触させな
がらスライドさせて、該プローブ13を被接触体に接触
させる。プローブカード基板11には、プローブ13の
スライド方向に位置して、該プローブ13のスライドを
規制するストッパー14が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置ある
いはその他の基板に対し通電試験を行う際に使用するプ
ローブカード、及びそれを用いた半導体試験システム、
プローブの接触方法に関するものである。
【0002】半導体装置の製造工程中に行われるウェハ
試験では、ウェハ基板上に形成された半導体装置の多数
のパッドにそれぞれプローブを接触させ、あらかじめ設
定されたプログラムに基づいて種々の特性を測定する通
電試験が行われる。近年の半導体製造技術の進歩によ
り、半導体基板上に形成される回路は益々大規模化さ
れ、パッド数も増大している。そして、このようなパッ
ドに対し確実にプローブを接触させることが必要となっ
ている。
【0003】
【従来の技術】ウェハ試験におけるプロービングテスト
では、プローブカードに多数設けられるプローブをウェ
ハ基板上に形成されたパッドに所定の針圧で当接させ、
その状態で試験装置にあらかじめ設定されているプログ
ラムに基づいて、通電試験が行われる。
【0004】パッドにプローブを接触させるには、図1
3(a)に示すように、ウェハ基板1上に形成されたパ
ッド2にプローブ3の先端を当接させ、この状態で図1
3(b)に示すようにウェハ基板1をプロービング装置
で上方へ距離Aを持ち上げる。すると、プローブ3の先
端がパッド2に押圧されて、接触する状態となる。
【0005】近年の半導体製造技術の進歩により、ウェ
ハ上の1つのチップに搭載される回路数は増加の一途を
たどり、パッド数の増大及びパッド面積の縮小化が進ん
でいる。また、プロービングテストに要する時間の短縮
を図るために、複数のチップに対しプロービングテスト
を並行して行う必要も生じている。
【0006】従って、プローブカードには600ピン〜
800ピンあるいは1000ピンを越えるプローブが設
けられ、その各プローブ間の間隔も益々狭小化されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプローブ
カードでは、プローブ数の増大にともなってプローブの
針元部分が階層化されている。従って、プローブ3の先
端部分の高さが不揃いとなりやすく、またパッド2に対
する各プローブ3の進入角αも浅くなっている。
【0008】このような状況において、各プローブ3を
パッド2に確実に接触させるには、図13(b)におい
てウェハ基板1を持ち上げる距離Aを十分に確保する必
要がある。
【0009】ところが、距離Aを十分に確保すると、ウ
ェハ基板1を上方に持ち上げるにつれてプローブ3の先
端はパッド2に食い込み、かつ図13(b)に示す矢印
B方向にスライドする。すると、パッド2の表面がプロ
ーブ3の先端により削り取られ、パッド2上には図14
に示すような凹部4が形成されるとともに、プローブ3
の先端部にはパッド2の削り屑が付着する。
【0010】近年の薄膜構造のパッドでは、プローブ3
の先端部がパッド2に食い込みながら滑るとき、パッド
2の下層まで達することがあり、プローブ3の先端には
Al、Au、Ni等の削り屑が付着する。
【0011】従って、このようプロービング装置によ
り、多数の被試験デバイスのパッド2にプローブ3を繰
り返し当接させると、プローブ3の先端にパッド2及び
パッド2の下層の削り屑が堆積し、接触不良が発生す
る。
【0012】また、被試験デバイスの高集積化、多機能
化に基づいて、試験内容が複雑化し、試験作業が多工程
にわたる場合には、プローブを同一パッドに繰り返し接
触させる必要がある。
【0013】このような場合には、パッド2がプローブ
3により繰り返し削り取られ、パッド2上に形成される
凹部4の面積が拡大する。すると、ボンディング工程に
おいて、ボンディングワイヤの接着不良が生じやすくな
る。
【0014】特開平11−142437号では、ガイド
板に設けたガイド穴でプローブ針を案内することによ
り、プローブ針の位置決め精度を向上させる構成が開示
されている。
【0015】しかし、このような構成では針圧を適正に
調整することが困難であるとともに、ガイド穴の精度を
十分に確保するために、プロービング装置のコストが上
昇するという問題点がある。
【0016】特開2000−327402号では、プロ
ーブを案内する案内部品を微細な機械加工を施し得る材
料で形成することにより、プローブとパッドとの接触位
置の精度を向上させる構成が開示されている。
【0017】しかし、案内部品を特殊な材料で形成する
ことは、プロービング装置のコストを上昇させるという
問題点がある。特開2000−108708号では、パ
ッドに対するプローブの滑り量を削減して、プローブと
パッドとの接触位置の精度を向上させる構成が開示され
ている。
【0018】しかし、ガイドの加工精度を確保するため
にコストが上昇するとともに、プローブは先端に向かっ
て徐々に細くなる構成であるので、十分な針圧を確保し
難く、接触不良が発生するという問題点がある。
【0019】この発明の目的は、プローブをパッドに確
実に接触可能としながら、コストの上昇を抑制し得るプ
ローブカード、及びそれを用いた半導体試験システム、
プローブの接触方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1に示すプローブカー
ドは、プローブカード基板11に多数のプローブ13が
設けられ、前記プローブ13を被接触体に接触させなが
らスライドさせて、該プローブ13を前記被接触体に接
触させる。前記プローブカード基板11には、前記プロ
ーブ13のスライド方向にのみ位置して、該プローブ1
3のスライドを規制するストッパー14が設けられる。
【0021】また、前記ストッパー14は、前記プロー
ブカード基板11の中央部に設けられ、前記プローブ1
3は前記プローブカード基板11の周囲から前記プロー
ブカード基板11の中央部に向かってそれぞれ延設され
て、前記被接触体との接触に基づいて前記プローブカー
ド基板11の中央部方向にスライドして、ストッパー1
4に当接する。
【0022】また、図9に示すように、前記プローブ1
3は、前記プローブカード基板11の周囲から前記プロ
ーブカード基板11の中央部に向かって延設されるとと
もに、前記プローブ13の先端部はプローブカード基板
11の外側に向かって屈曲されて、前記被接触体との接
触に基づいて前記プローブカード基板の周囲部方向にス
ライドして、ストッパー14に当接する。
【0023】図10に示す半導体試験システムは、プロ
ーバ装置21と試験装置23を備える。プローバ装置2
1は、プローブカード27を用い、ウェハ基板1のパッ
ドにプローブ13を接触させる。試験装置23は、ウェ
ハ基板1の通電試験を行うための試験信号を生成してプ
ローブ13に供給する。
【0024】また、プローブカード27におけるストッ
パー14は、該ストッパー14とプローブ13との接触
を検知する手段(電極31)を備える。図1のプローブ
カードにおいて、プローブカード基板11の周囲から該
プローブカード基板11の中央部に向かって延設される
プローブ13を被接触体に接触させながら、該プローブ
13をプローブカード基板11の中央部に向かってスラ
イドさせる。そのプローブ13がストッパー14に当接
することによりプローブ13のスライド量が規制され
る。
【0025】図9のプローブカードにおいて、プローブ
カード基板11の周囲から該プローブカード基板11の
中央部に向かって延設されるとともに、先端部がプロー
ブカード基板11の周囲部に向かって屈曲されたプロー
ブ13を被接触体に接触させながら、該プローブ13を
プローブカード基板11の周囲部に向かってスライドさ
せる。そのプローブ13がストッパー14に当接するこ
とによりプローブ13のスライド量が規制される。
【0026】図10のプローブカード27はプローバ装
置21に装着され、該プローバ装置21のステージ25
が移動される。これにより、該ステージ25上に載置さ
れたウェハ基板1のパッドとプローブ13とが接触され
る。その後、プローブ13とストッパー14との接触が
検知され、そのときのステージ25の位置に基づいて該
ステージ25の移動量が調整される。
【0027】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)図1〜図4
は、この発明を具体化したプローブカードの第一の実施
の形態を示す。プローブカード基板11は絶縁性を備え
た材質で円板状に形成され、中央部に四角形状の開口部
12が形成されている。
【0028】前記開口部12の周囲には、複数の配線
(図示しない)が形成され、その配線は、基板周囲に形
成されたランド(図示しない)を介して試験装置に接続
可能となっている。
【0029】前記プローブカード基板11の下面におい
て、前記開口部12の周囲には、多数のプローブ13が
配設されている。前記プローブ13は、タングステン、
BeCu等の材質で形成され、その基端部が前記開口部
12の四辺に沿ってプローブカード基板11に支持され
るとともに、前記配線に接続されている。
【0030】前記プローブ13は、開口部12の中心部
に向かって進入角αで斜め下方に延設され、その先端部
はパッド(被接触体)に対し進入角がさらに大きくなる
ように、さらに下方に向かって屈曲されている。
【0031】また、プローブ13のピン数の増大及び狭
ピッチ化により、各プローブ13の基端部はプローブカ
ード基板11に対し上下方向に階層状に支持され、先端
部は図7に示すように直線状に配置される場合、あるい
は図8に示すようにプローブ13の突出位置を交互に変
化させる場合がある。
【0032】前記開口部12にはストッパー14が取着
される。前記ストッパー14は、前記開口部12内に挿
入可能に形成され、その上部に前記開口部12より大き
な面積を有する取付片15が形成され、アルミナセラミ
クス等の絶縁材で構成される。
【0033】そして、図3に示すように、ストッパー1
4が開口部12内に挿通された状態で取付片15がプロ
ーブカード基板11に固定され、この状態ではストッパ
ー14は前記プローブ13の先端部間に位置している。
プローブ13の先端とストッパー14との間隔は、5〜
15μmに設定される。
【0034】各プローブ13の先端部が直線状に配置さ
れている場合、図7に示すように、ストッパー14の端
面は平面状に形成されている。各プローブ13の先端が
交互に突出する場合、図8に示すように、ストッパー1
4の端面には一つおきのプローブ13に対し凹部16が
形成されて凹凸面状に形成され、各プローブ13とスト
ッパー14との間隔が等距離となるように設定されてい
る。
【0035】次に、上記のように構成されたプローブカ
ードの作用を説明する。図5(a)に示すように、ウェ
ハ基板1上のパッド2にプローブ13の先端を当接さ
せ、この状態で図5(b)に示すようにウェハ基板1を
プローバ装置で上方へ持ち上げる。すると、プローブ1
3の先端がパッド2に押圧されて、接触する状態とな
る。
【0036】このとき、ウェハ基板1を上方へ持ち上げ
るにつれて、プローブ13の先端はパッド2に食い込
み、かつ図5(b)に示す矢印C方向にわずかにスライ
ドするが、ほどなくストッパー14に当接してそれ以上
のスライドが阻止される。
【0037】このとき、パッド2上でのプローブ13の
スライドによりパッド2の表面が削り取られ、図6に示
すように凹部16が形成されるが、プローブ13がスト
ッパー14に当接した後は、ウェハ基板1の上方への移
動に基づいてプローブ13の針圧Dが確実に増大する。
【0038】上記のように構成されたプローブカードで
は、次に示す作用効果を得ることができる。 (1)ウェハ基板1を上方へ持ち上げてパッド2にプロ
ーブ13を当接させるとき、ストッパー14によりプロ
ーブ13のスライドを規制することができる。従って、
プローブ13とパッド2との接触位置の精度を向上させ
ることができる。
【0039】(2)プローブ13のスライドを規制する
ことができるので、ウェハ基板1の上方への持ち上げ動
作に基づいて、針圧Dを確実に増大させることができ
る。従って、パッド2に対するプローブ13の進入角α
を増大させることなく、十分な針圧を確保することがで
きる。
【0040】(3)パッド2表面上でのプローブ13の
スライドを抑制することができるので、プローブ13に
よるパッド2表面の削り取り量を削減することができ
る。従って、プローブ13への削り屑の付着を削減し
て、プローブ13とパッドとの接触不良の発生を抑制す
ることができる。
【0041】(4)パッド2表面に形成される凹部16
の面積を縮小することができるので、ボンディング工程
において、ボンディングワイヤのパッドへの接着不良の
発生を防止することができる。
【0042】(5)プローブ13の先端とストッパー1
4との間隔は、5〜15μmに設定すればよく、厳密な
精度を必要としない。従って、ストッパー14の取り付
けによるコストの上昇は僅かであり、(1)〜(4)の
作用効果による試験制度の向上及びボンディング工程で
の不良発生の抑制によるコスト削減効果で補って余りあ
る。
【0043】(第二の実施の形態)図9は、第二の実施
の形態を示す。この実施の形態は、プローブ13の先端
部をプローブカード基板11の外側に向かって屈曲し、
同プローブ13の中間部は合成樹脂で形成されてプロー
ブカード基板11に取着された支持部材17に貫通され
て、同支持部材17で支持されている。
【0044】そして、支持部材17の下端において、前
記プローブ13の先端部の外側にストッパー14が取着
されている。このように構成されたプローブカードで
は、プロービング装置でパッド2にプローブ13の先端
を当接させると、ウェハ基板1を上方へ持ち上げるにつ
れて、プローブ13の先端はパッド2に食い込み、かつ
図9に示す矢印E方向にわずかにスライドする。そし
て、ほどなくストッパー14に当接してそれ以上のスラ
イドが阻止される。
【0045】このとき、パッド2上でのプローブ13の
スライドによりパッド2の表面が削り取られ、図6に示
すように凹部16が形成されるが、プローブ13がスト
ッパー14に当接した後は、ウェハ基板1の上方への移
動に基づいてプローブ13の針圧が確実に増大する。
【0046】上記のように構成されたプローブカードで
は、前記第一の実施の形態で得られた作用効果に加え
て、次に示す作用効果を得ることができる。 (1)プローブ13をパッドに接触させた状態で加熱試
験を行う場合、プローブ13あるいは支持部材17の熱
膨張によりプローブ13の先端位置が変動しようとする
場合にも、ストッパー14によりその変動を規制するこ
とができる。従って、加熱試験中においてもプローブ1
3の接触位置及び針圧を安定させることができる。
【0047】(第三の実施の形態)図10は、本実施の
形態における半導体試験システムの概略構成図である。
半導体試験システムは、プローバ装置21と、テストヘ
ッド22と、試験装置(テスタ)23とを備えている。
【0048】プローバ装置21には、ウェハ基板1を載
置するためのステージ25が配設されている。同ステー
ジ25は、モータ等からなるステージ駆動部26により
上下方向に移動可能に構成されている。また、プローバ
装置21の上部にはプローブカード27が装着されてい
る。
【0049】プローブカード27は、プローブカード基
板11、プローブ13、ストッパー14等により構成さ
れる。プローブカード基板11において、四角形状をな
す開口部12の周囲には複数のパッド(図示しない)形
成され、その複数のパッドにテストヘッド22から延び
る複数の接続ピン22aが接触されている。これによ
り、プローブカード27はテストヘッド22を介して試
験装置23に接続される。
【0050】プローブカード基板11の下面には、前記
開口部12の周囲に多数のプローブ13が配設されてい
る。プローブ13は、その基端部が固定部材28を用い
てプローブカード基板11に支持され、該プローブカー
ド基板11に形成されている配線(図示しない)に接続
されている。また、プローブ13は、開口部12の中心
部に向かって斜め下方に延設され、その先端はウェハ基
板1のパッド2に対し進入角が大きくなるように下方に
向かって屈曲されている。
【0051】また、プローブカード基板11の開口部1
2にストッパー14が取着されている。ストッパー14
は、有底四角筒状をなし、開口端部となるストッパー1
4の上部には、外方に向けて延びるつば部29が設けら
れている。さらに、そのつば部29には上方に向けて嵌
合部30が突設されており、同嵌合部30が前記開口部
12の内側に嵌合されて、ストッパー14がプローブカ
ード基板11に固定される。
【0052】このように、本実施の形態のプローブカー
ド27には、前記第一の実施の形態と同様に、プローブ
カード基板11の中央部にストッパー14が配設されて
いる。
【0053】本実施の形態において、プローバ装置21
におけるステージ25が上方に移動すると、先ず、プロ
ーブ13の先端がウェハ基板1におけるパッド2に当接
する。さらに、ステージ25が上方に移動するにつれ
て、プローブ13の先端がウェハ基板1のパッド2に食
い込み、かつ、プローブカード基板11の中央部方向に
スライドするが、ほどなくストッパー14に当接する
(図5(b)参照)。これにより、プローブ13のスラ
イドが規制される。
【0054】さらに、本実施の形態では、図10及び図
11に示すように、ストッパー14において、プローブ
13が当接する位置に、導電材料からなる電極31が形
成されている。また、ストッパー14の底部には、その
電極31に対して所定電圧を印加又は遮断するリレー3
2が設けられている。なお、図11は、ストッパー14
の底部における拡大断面図である。
【0055】図11に示すように、プローブ13は、グ
ランドピン13g、信号ピン13s、電源ピン13vを
有する。ストッパー14の底部において、信号ピン13
sが当接する部位に電極31が形成され、電源ピン13
vが当接する部位及び電極31の周囲には、樹脂等の絶
縁材料からなる絶縁部33が形成されている。一方、グ
ランドピン13gが当接する部位には、絶縁部33は形
成されていない。ストッパー14は、その底部を含む全
体が導電体材料より構成され、プローブ13における複
数のグランドピン13gは、その底部において絶縁部3
3を介すことなく直接接触される。本実施の形態におけ
るストッパー14の底部は、プレーナ型のグランド電極
34となっており、プローブカード27におけるグラン
ドの強化が図られている。
【0056】図12には、本実施形態における半導体試
験システムの電気的構成を示す。試験装置23は、ステ
ージ制御回路41、試験信号処理回路42、リレー制御
回路43、マイクロコンピュータ(マイコン)44とを
備え、各回路41〜43はマイコン44に接続されてい
る。
【0057】マイコン44は、図示しない記憶装置とそ
の記憶装置に記憶されている処理プログラムを実行する
CPU等により構成されている。このマイコン44は、
処理プログラムに従い各回路41〜43を動作させるこ
とにより半導体試験システムを統括的に制御する。
【0058】ステージ制御回路41は、ステージ25を
移動させるための駆動信号を生成してプローバ装置21
におけるステージ駆動部26に出力する。この駆動信号
に基づいてステージ駆動部26が駆動してステージ25
が移動する。また、ステージ制御回路41は、ステージ
25の移動量に対応する信号をステージ駆動部26から
取得し、その時々のステージ25の位置を判断する。そ
して、ステージ25が所定の位置まで移動したとき、ス
テージ制御回路41は、ステージ駆動部26への駆動信
号の出力を停止する。ステージ25の位置に関する情報
は、ステージ制御回路41からマイコン44に順次取り
込まれる。
【0059】試験信号処理回路42は、ウェハ基板1の
通電試験を行うための試験信号を生成し、テストヘッド
22、プローブカード基板11を介してプローブ13に
供給する。その試験信号は、プローブ13からウェハ基
板1のパッド2に入力される。そして、試験信号に応答
してウェハ基板1から出力される信号がプローブ13に
取り込まれる。試験信号処理回路42は、その信号を、
プローブカード基板11、テストヘッド22を介して取
り込み、該信号が試験信号に対応する正常な信号か否か
を判定して、その判定結果をマイコン44に出力する。
【0060】リレー制御回路43は、所定電圧をリレー
32に供給する。また、リレー制御回路43は、リレー
32を駆動するための駆動信号を生成して該駆動信号を
リレー32に出力する。この駆動信号によりリレー32
がオンされることで、所定電圧がリレー32を介して電
極31に印加される。
【0061】ここで、ストッパー14とプローブ13と
の接触を検知する場合、電極31にはリレー32を介し
て高電位電圧(例えば、5V)が印加され、信号ピン1
3sは低電位電圧(例えば、0V)とされる。なお、信
号ピン13sは、試験信号処理回路42から出力される
試験信号により低電位電圧とされる。ここで、プローブ
13がストッパー14に接触し、信号ピン13sと電極
31とがショートすると、信号ピン13sの電位が低下
し、試験信号処理回路42は、信号ピン13sの電位の
異常を判定する。この判定結果が試験信号処理回路42
からマイコン44に通知され、マイコン44は、ストッ
パー14とプローブ13の電気的接触を判断することが
可能となる。なおここで、電極31を低電位電圧(0
V)とし、信号ピン13sを高電位電圧(5V)とし
て、ストッパー14とプローブ13の電気的接触を判断
してもよい。
【0062】次に、上記のように構成した半導体試験シ
ステムの作用を説明する。先ず、マイコン44は、ステ
ージ制御回路41から駆動信号を出力させ、その駆動信
号に基づいてステージ駆動部26を駆動する。これによ
り、ステージ25が上方に移動し、プローブ13の先端
がウェハ基板1上のパッド2に当接する(図5(a)参
照)。このとき、図示しないカメラによりプローブ13
の先端およびパッド2が撮影されており、そのカメラの
画像データがマイコン44に取り込まれる。マイコン4
4は、その画像データによりプローブ13がパッド2に
当接したことを画像認識する。そして、マイコン44
は、そのときのステージ25の位置に関する情報をステ
ージ制御回路41から取得し、そのステージ位置を、オ
ーバドライブ量が「0」である基準位置として設定す
る。
【0063】次いで、マイコン44は、リレー制御回路
43から駆動信号を出力させることでリレー32をオン
し、同リレー32を介してストッパー14の電極31に
高電位電圧を印加する。また、マイコン44は、試験信
号処理回路42から試験信号を出力させ、それにより、
信号ピン13sを低電位電圧(例えば、0V)とする。
【0064】さらに、マイコン44は、ステージ制御回
路41からの駆動信号によりステージ駆動部26を駆動
し、ステージ25を上方に移動させる。この移動に伴い
プローブ13の先端がパッド2に押圧されてストッパー
14側(プローブカード基板11の中心方向)に向けて
スライドする。そして、プローブ13がストッパー14
に接触して、信号ピン13sと電極31とがショートす
る。
【0065】このショートにより、信号ピン13sの電
位が低下するため、試験信号処理回路42は、信号ピン
13sの電位の異常を判定し、その判定結果をマイコン
44に通知する。マイコン44は、その判定結果によ
り、ストッパー14とプローブ13との接触を検知し、
さらに、そのときのステージ25の位置情報をステージ
制御回路41から取得することで、プローブ13がスト
ッパー14に接触した地点でのオーバドライブ量を算出
する。
【0066】マイコン44は、そのオーバドライブ量に
基づいて、的確な針圧を確保することができる最適オー
バドライブ量を算出する。ここで、最適オーバドライブ
量は、プローブ13の針圧に加え、プローブ13とスト
ッパー14との当接部P1に加わるストレスを考慮して
決定される。
【0067】そして、マイコン44はその最適オーバド
ライブ量をステージ制御回路41に入力することで、そ
のオーバドライブ量に基づいてステージ制御回路41か
らステージ駆動部26に駆動信号が出力される。これに
より、ステージ25が移動されてプローブ13における
的確な針圧が確保される。その後、リレー制御回路43
によりリレー32がオフされて、ストッパー14におけ
る電極31への高電位電圧の印加が遮断される。
【0068】そして、試験信号処理回路42から各プロ
ーブ13に試験信号が出力され、ウェハ基板1の各種の
特性を測定するための通電試験が実施される。また一般
に、ウェハ基板1には、複数のICチップを構成するた
めの回路が形成されている。そして、プローブカード2
7により1つのICチップ毎に通電試験が繰り返し実施
される。この場合には、通電試験毎にリレー制御による
オーバドライブ量の調整処理を行う必要はない。具体的
には、例えば、ウェハ基板1における最初の通電試験を
行う前に1回のみオーバドライブ量の調整処理を行う。
このようにすると、オーバドライブ量の調整処理に伴う
試験時間の増大を抑制することが可能となる。
【0069】本実施の形態に対する従来技術を説明す
る。従来、ストッパー14がないプローブカードを用い
る場合には、図13(a)のようにプローブ3の先端と
パッド2とを当接させた状態から図13(b)のように
ウェハ基板1を持ち上げる距離(オーバドライブ量)A
を調整することにより、プローブ3の適切な針圧を確保
するようにしていた。具体的には、カメラによりプロー
ブ3の先端およびパッド2が撮影され、画像データに基
づいてプローブ3の先端およびパッド2の位置が画像認
識される。この画像認識により、プローブ3の先端がパ
ッド2に当接する位置(オーバドライブ量が「0」とな
る基準位置)が算出され、さらに、パッド2に形成され
る針跡の大きさ(プローブ3の先端による削り量)に基
づいてウェハ基板1を持ち上げる距離(オーバドライブ
量)Aが決定されていた。
【0070】ところで、上記第一及び第二の実施の形態
のように、プローブカードにストッパー14を設けるこ
とにより、プローブ13の針圧が増大される。しかし、
オーバドライブ量Aが必要以上に大きくなり、過大な針
圧が加わる場合、ストッパー14によりプローブ13の
スライドが規制されるため、パッド2に形成される針跡
の大きさは変化しない。従って、画像認識により、針圧
に対応する適切なオーバドライブ量を設定することがで
きなくなる。プローブカードにおいて、過大な針圧が加
わる場合には、図5(b)に示すように、プローブ13
とストッパー14との当接部P1に加わるストレスが大
きくなる。そのため、該プローブ13が劣化してプロー
ブ13の寿命が短くなるといった問題が生じてしまう。
【0071】因みに、特開平9−119961号では、
ウェハ基板におけるパッドとプローブの先端との接触位
置を求め、オーバドライブ量を自動で制御する技術が開
示されている。しかし、その技術は、ストッパー14を
設けたプローブカードに対応するものではなく、適切な
オーバドライブ量を設定することができない。
【0072】従って、本実施の形態では、従来例に比
べ、ストッパー14を設けたプローブカードを用いる半
導体試験システムにおいて、過大な針圧が加わることを
防止するためにオーバドライブ量の調整処理を行うこと
ができる。
【0073】上記のように構成された半導体試験システ
ムでは、前記第一の実施の形態で得られた作用効果に加
えて、次に示す作用効果を得ることができる。 (1)プローブ13とストッパー14との接触を検知
し、その検知結果に基づいて、最適オーバドライブ量を
算出するようにしたので、プローブ13とストッパー1
4との当接部P1に過大なストレスが加わることを回避
でき、プローブ13の寿命を向上することができる。
【0074】(2)ストッパー14の底部にプレーナ型
のグランド電極34を形成したので、プローブカード2
7におけるグランドの強化を図ることができる。また、
このグランドの強化により、プローブカード27の耐ノ
イズ性を高めることができ、試験、評価の品質を向上で
きる。
【0075】上記各実施の形態は、次に示すように変更
することもできる。 ・第一及び第三の実施の形態において、ストッパー14
は多数のパッド2及びプローブ13の先端部のレイアウ
トに合わせて、四角形以外の任意の多角形、あるいは円
形等としてもよい。
【0076】・上記第三の実施の形態において、プロー
ブ13の信号ピン13sとストッパー14の電極31と
をショートさせることで、プローブ13とストッパー1
4との接触を判断する構成であったが、これに限定され
るものではない。プローブ13のグランドピン13gや
電源ピン13vをショートさせることにより、プローブ
13とストッパー14との接触を判断してもよい。例え
ば、プローブ13のグランドピン13gによりプローブ
13とストッパー14との接触を判断する場合、ストッ
パー14の底部におけるプレーナ型のグランド電極34
にリレー32を介して所定電圧を印加するように構成す
る。また、ストッパー14において、プローブ13の信
号ピン13sおよび電源ピン13vが当接する位置には
絶縁部を形成することで、信号ピン13s及び電源ピン
13vがストッパー14のグランド電極34との接触を
防ぐ。このようにしても、プローブ13とストッパー1
4との接触を検知することができ、最適なオーバドライ
ブ量を算出できる。
【0077】・第一及び第二の実施の形態に示すストッ
パー14を用いて半導体試験システムを構成する場合、
ストッパー14には電極31やリレー32が設けられて
いないため、試験装置23におけるリレー制御回路43
を省略して具体化する。なおこの場合、予め決められた
オーバードライブ量に基づいて、ステージ制御回路41
からステージ駆動部26に駆動信号が出力され、ステー
ジ25が固定の位置で停止される。
【0078】・第三の実施の形態において、信号ピン1
3sの電位の異常を試験信号処理回路42にて判定する
ことで、プローブ13とストッパー14との当接を判断
するものであったが、これに限定されるものではない。
例えば、ストッパー14の電極31とプローブ13の信
号ピン13sとがショートする際にリレー32に流れる
電流を検知することで、プローブ13とストッパー14
との当接を判断してもよい。
【0079】以上の様々な実施の形態をまとめると、以
下のようになる。 (付記1)プローブカード基板に多数のプローブを設
け、前記プローブを被接触体に接触させながらスライド
させるプローブカードであって、前記プローブカード基
板には、前記プローブのスライド方向に位置して、該プ
ローブのスライドを規制するストッパーを設けたことを
特徴とするプローブカード。 (付記2)前記プローブは、前記プローブカード基板の
周囲から該プローブカード基板の中央部に向かってそれ
ぞれ延設され、該プローブを前記プローブカード基板の
中央部方向にスライドさせることを特徴とする付記1記
載のプローブカード。 (付記3)前記プローブカード基板の中央部に前記スト
ッパーを設けたことを特徴とする付記2記載のプローブ
カード。 (付記4)前記プローブは、前記プローブカード基板の
周囲から該プローブカード基板の中央部に向かって延設
されるとともに、前記プローブの先端部をプローブカー
ド基板の周囲部に向かって屈曲させて、該プローブを前
記プローブカード基板の周囲部方向にスライドさせるこ
とを特徴とする付記1記載のプローブカード。 (付記5)前記ストッパーは、支持部材を介して前記プ
ローブカード基板に取着されていることを特徴とする付
記4記載のプローブカード。 (付記6)前記ストッパーには、前記各プローブの先端
部との距離を均等にする凹凸面を形成したことを特徴と
する付記1乃至5のいずれかに記載のプローブカード。 (付記7)前記プローブカード基板の中央部に開口部を
設け、前記ストッパーを前記開口部に取着し、前記プロ
ーブの先端部を前記ストッパーの外側面に沿って配設し
たことを特徴とする付記2,3または6のいずれかに記
載のプローブカード。 (付記8)前記プローブの中間部を前記プローブカード
基板に支持された支持部材で支持し、前記支持部材の下
端に前記ストッパーを取着したことを特徴とする付記5
記載のプローブカード。 (付記9)付記1乃至8のいずれかに記載のプローブカ
ードを用い、前記被接触体としてのウェハ基板のパッド
に前記プローブを接触させるプローバ装置と、前記ウェ
ハ基板の通電試験を行うための試験信号を生成して前記
プローブに供給する試験装置とからなることを特徴とす
る半導体試験システム。 (付記10)前記ストッパーと前記プローブとの接触を
検知する手段を備えたことを特徴とする付記9記載の半
導体試験システム。 (付記11)前記ストッパーには、リレーを介して所定
電圧を印加する電極を設け、該電極と前記プローブとを
ショートさせることにより、前記ストッパーと前記プロ
ーブとの接触を検知することを特徴とする付記9記載の
半導体試験システム。 (付記12)前記プローバ装置は、前記ウェハ基板を載
置して前記プローブに接触させるべく移動するステージ
を備え、前記電極と前記プローブとがショートしたとき
の前記ステージの位置に基づいて、オーバドライブ量を
調整することを特徴とする付記11記載の半導体試験シ
ステム。 (付記13)前記試験装置は、前記リレーをオンまたは
オフに制御するための回路と、前記ステージの移動量を
制御するための回路とを備えることを特徴とする付記1
2記載の半導体試験システム。 (付記14)プローブカード基板の周囲から該プローブ
カード基板の中央部に向かって延設されるプローブを被
接触体に接触させながら、該プローブを前記プローブカ
ード基板の中央部に向かってスライドさせ、ストッパー
により前記プローブのスライド量を規制することを特徴
とするプローブの接触方法。 (付記15)プローブカード基板の周囲から該プローブ
カード基板の中央部に向かって延設されるとともに、先
端部がプローブカード基板の周囲部に向かって屈曲され
たプローブを被接触体に接触させながら、該プローブを
前記プローブカード基板の周囲部に向かってスライドさ
せ、ストッパーにより前記プローブのスライド量を規制
することを特徴とするプローブの接触方法。 (付記16)付記1乃至8のいずれかに記載のプローブ
カードをプローバ装置に装着し、該プローバ装置のステ
ージを移動させることにより、該ステージ上に載置され
たウェハ基板のパッドと前記プローブとを接触させるプ
ローブの接触方法において、前記プローブとストッパー
との接触を検知し、そのときの前記ステージの位置に基
づいて該ステージの移動量を調整することを特徴とする
プローブの接触方法。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はプロー
ブをパッドに確実に接触可能としながら、コストの上昇
を抑制し得るプローブカード、及びそれを用いた半導体
試験システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態のプローブカードを示す側
面図である。
【図2】 第一の実施の形態のプローブカードを示す分
解斜視図である。
【図3】 第一の実施の形態のプローブカードを示す斜
視図である。
【図4】 第一の実施の形態のプローブカードを示す底
面図である。
【図5】 第一の実施の形態のプローブカードの動作を
示す説明図である。
【図6】 パッドに形成される凹部を示す平面図であ
る。
【図7】 プローブの配置を示す説明図である。
【図8】 プローブの配置を示す説明図である。
【図9】 第二の実施の形態のプローブカードを示す側
面図である。
【図10】 第三の実施の形態の半導体試験システムを
示す概略構成図である。
【図11】 ストッパーの拡大断面図である。
【図12】 半導体試験システムの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図13】 従来のプローブカードの動作を示す説明図
である。
【図14】 パッドに形成される凹部の従来例を示す説
明図である。
【符号の説明】
11 プローブカード基板 13 プローブ 14 ストッパー 21 プローバ装置 22 試験装置 25 ステージ 27 プローブカード
フロントページの続き (72)発明者 冨樫 健志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 南部 哲浩 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石原 重信 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浜田 守彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 有坂 義一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 板垣 邦弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G011 AA02 AA17 AB05 AB09 AC02 AC13 AC14 AE03 AF07 2G132 AA00 AB01 AE16 AE23 AF03 AL03 AL04 AL26 4M106 AA01 BA01 DD10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブカード基板に多数のプローブを
    設け、前記プローブを被接触体に接触させながらスライ
    ドさせるプローブカードであって、 前記プローブカード基板には、前記プローブのスライド
    方向に位置して、該プローブのスライドを規制するスト
    ッパーを設けたことを特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】 前記プローブは、前記プローブカード基
    板の周囲から該プローブカード基板の中央部に向かって
    それぞれ延設され、該プローブを前記プローブカード基
    板の中央部方向にスライドさせることを特徴とする請求
    項1記載のプローブカード。
  3. 【請求項3】 前記プローブカード基板の中央部に前記
    ストッパーを設けたことを特徴とする請求項2記載のプ
    ローブカード。
  4. 【請求項4】 前記プローブは、前記プローブカード基
    板の周囲から該プローブカード基板の中央部に向かって
    延設されるとともに、前記プローブの先端部をプローブ
    カード基板の周囲部に向かって屈曲させて、該プローブ
    を前記プローブカード基板の周囲部方向にスライドさせ
    ることを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  5. 【請求項5】 前記ストッパーには、前記各プローブの
    先端部との距離を均等にする凹凸面を形成したことを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプローブカ
    ード。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のプロ
    ーブカードを用い、前記被接触体としてのウェハ基板の
    パッドに前記プローブを接触させるプローバ装置と、前
    記ウェハ基板の通電試験を行うための試験信号を生成し
    て前記プローブに供給する試験装置とからなることを特
    徴とする半導体試験システム。
  7. 【請求項7】 前記ストッパーと前記プローブとの接触
    を検知する手段を備えたことを特徴とする請求項6に記
    載の半導体試験システム。
  8. 【請求項8】 プローブカード基板の周囲から該プロー
    ブカード基板の中央部に向かって延設されるプローブを
    被接触体に接触させながら、該プローブを前記プローブ
    カード基板の中央部に向かってスライドさせ、ストッパ
    ーにより前記プローブのスライド量を規制することを特
    徴とするプローブの接触方法。
  9. 【請求項9】 プローブカード基板の周囲から該プロー
    ブカード基板の中央部に向かって延設されるとともに、
    先端部がプローブカード基板の周囲部に向かって屈曲さ
    れたプローブを被接触体に接触させながら、該プローブ
    を前記プローブカード基板の周囲部に向かってスライド
    させ、ストッパーにより前記プローブのスライド量を規
    制することを特徴とするプローブの接触方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5のいずれかに記載のプ
    ローブカードをプローバ装置に装着し、該プローバ装置
    のステージを移動させることにより、該ステージ上に載
    置されたウェハ基板のパッドと前記プローブとを接触さ
    せるプローブの接触方法において、 前記プローブとストッパーとの接触を検知し、そのとき
    の前記ステージの位置に基づいて該ステージの移動量を
    調整することを特徴とするプローブの接触方法。
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