JP2003287553A - プローブカード及びそれを製造するための基板 - Google Patents

プローブカード及びそれを製造するための基板

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JP2003287553A JP2002091138A JP2002091138A JP2003287553A JP 2003287553 A JP2003287553 A JP 2003287553A JP 2002091138 A JP2002091138 A JP 2002091138A JP 2002091138 A JP2002091138 A JP 2002091138A JP 2003287553 A JP2003287553 A JP 2003287553A
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Giichi Arisaka
義一 有坂
Kunihiro Itagaki
邦弘 板垣
Shigenobu Ishihara
重信 石原
Sukehiro Giga
資裕 儀賀
Naoyoshi Kikuchi
直良 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストを低減することができるプローブカ
ードを提供すること。 【解決手段】プローブカード1は、プローブカード基板
2、フレキシブル基板3、コンタクトプローブ4とを備
える。コンタクトプローブ4は、ポリイミド樹脂からな
るフレキシブル基板である。コンタクトプローブ4に
は、複数本の配線がパターニングされ、その配線の先端
がポリイミド樹脂から突出して接触子6とされている。
コンタクトプローブ4の接触子6を試験対象のLSIチ
ップ5に接触させて電気的な試験が行われる。汎用基板
には複数の配線が等間隔で並列にパターニングされてお
り、同汎用基板をLSIチップ5におけるパッド数に応
じた配線数となるよう切断することでコンタクトプロー
ブ4が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置あるい
はその他の基板に対し通電試験を行う際に使用するプロ
ーブカード及びそれを製造するための基板に関するもの
である。
【0002】半導体装置の製造工程中に行われるウェハ
試験では、ウェハ基板上に形成された半導体装置の多数
のパッドにそれぞれプローブを接触させ、あらかじめ設
定されたプログラムに基づいて種々の特性を測定する通
電試験が行われる。その通電試験に用いられるプローブ
カードには、現在複数種類の構造のものが存在し、例え
ばカンチレバータイプやパターニングタイプなどがあ
る。近年、半導体製造技術が進歩し、半導体装置(LS
I)における高集積化、挟ピッチ化、高周波化が図られ
ており、そのLSIを試験するプローブカードにおいて
も、挟ピッチ化、高周波化のニーズが高まっている。そ
のニーズに答えるものとして、パターンニングタイプの
プローブカードの開発が進められており、特に、コスト
性に優れたプローブカードが必要となっている。
【0003】
【従来の技術】図7は、パターンニングタイプのプロー
ブカードに用いられるコンタクトプローブ41を示す。
同コンタクトプローブ41は、ポリイミド樹脂からなる
フィルム状の絶縁板42に、フォトリソグラフ技術を利
用して複数の配線43がパターニングされて形成されて
いる。
【0004】コンタクトプローブ41は、略台形状をな
し、絶縁板42における配線43は、その幅広の端部か
ら幅狭の端部に向けて形成されている。そして、幅狭の
端部において、配線43の先端が絶縁板42から突出す
ることで、LSIのパッドに接触する接触子(コンタク
トピン)44が形成されている。このコンタクトプロー
ブ41では、各接触子44の相対的位置精度を保持すべ
く、LSIの製造プロセスにおける配線の焼付け技術に
相当したレベルで各配線43を形成している。従って、
コンタクトプローブ41は、カンチレバータイプのプロ
ーブよりも高位置精度を確保することができ、LSIの
高集積化、挟ピッチ化に対応して、接触子44(幅狭の
端部における配線43)のピッチは、例えば、44μm
となっている。
【0005】LSIの高集積化、挟ピッチ化に伴い、コ
ンタクトプローブ41を用いた通電試験時には、電源電
流の増大や高速動作に伴うノイズが試験、評価に悪影響
を及ぼしてしまう。そのノイズ対策として、コンタクト
プローブ41は、幅広の端部側ほど配線43の幅を広く
し、幅広の端部側において所定の配線43を貫通して図
示しないグランド層に接続するスルーホール45を形成
している。このスルーホール45を介して所定の配線4
3をグランド層に接続することで、グランドの強化を図
り、ノイズによる試験、評価への悪影響を防止する。
【0006】図7のコンタクトプローブ41は、LSI
チップにおける1辺に沿って形成されたパッドに接続す
るためのものである。つまり、LSIチップを試験する
ためのプローブカードは、LSIチップの各辺に対応す
る4つのコンタクトプローブを1セットとして備えてい
る。そして、プローブカードの製造時には、図8に示す
ように、4つのコンタクトプローブ用の配線がフィルム
状の絶縁板47にパターニングされ、その絶縁板47を
所定形状(略台形状)に切削加工することで、各コンタ
クトプローブ41が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、試験対象と
なるLSIにおいてその種類が異なると、パッドの数や
グランドの強化を要するパッドの位置が異なる。この場
合、それに応じてプローブカードの形状を変更する必要
がある。つまり、プローブカードの製造時には、LSI
チップの種類に応じてフィルム状の絶縁板における配線
パターン(配線数やスルーホールの形成位置等)を変更
する必要がある。従って、パターニングタイプのプロー
ブカードは、大量生産するのに不向きであり、その製造
コストが他の種類のプローブカードと比較して高価とな
ってしまう。
【0008】また、LSIの試験時におけるコンタクト
回数が増加すると、コンタクトプローブ41は、それに
伴う劣化や、アクシデント等による物理的ダメージ(例
えば先端の欠落)を受けることがある。ここで、コンタ
クトプローブ41において1本の接触子44がダメージ
を受けその修理を行う場合、配線43がパターンニング
してあるフィルム状の絶縁板42全体に影響を及ぼすの
で、コンタクトプローブ41自体を交換する必要があ
る。
【0009】さらに、コンタクトプローブ41は、図8
に示すように、フィルム状の絶縁板に4辺分の配線がパ
ターニングされ、その絶縁板47を所定形状に切削加工
することで形成されている。従って、1つのコンタクト
プローブ41がダメージを受けた場合、絶縁板47にお
いて4辺のうちの1辺分のみの部位が修理・交換のため
に使用され、残りの3辺分は修理・交換に使用されるこ
となく無駄となってしまい、多大な修理コストを要する
こととなる。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、製造コストを低減する
ことができるプローブカード及びそれを製造するための
基板を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、複数の配線を等間隔で並列にパターニングして
なる基板が、試験対象のチップにおけるパッド数に応じ
た配線数となるよう切断されることでコンタクトプロー
ブが形成される。この場合、同一基板から配線数が異な
る複数種類のコンタクトプローブを形成することができ
る。つまり、コンタクトプローブを形成するための基板
の汎用化を図ることができ、その製造コストが低減され
る。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、接触子が
ボンディングワイヤを介してグランド層に接続される。
このようにすると、接触子とグランド層との接続が試験
対象のチップ近傍で行われることとなり、プローブカー
ドにおけるグランドの強化が確実に実施される。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、グランド
層から延びる配線を介して全ての接触子とグランド層と
が予め接続され、所定の信号や高電位の電源を供給する
ための接触子については、同接触子につながる配線が切
断(パターンカット)される。このようにすれば、接触
子とグランド層との接続が試験対象のチップ近傍で行わ
れることとなり、プローブカードにおけるグランドの強
化が確実に実施される。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、接触子が
ボンディングワイヤ介して電源層に接続される。このよ
うにすると、接触子と電源層との接続が試験対象のチッ
プ近傍で行われることとなり、プローブカードにおける
電源の強化が確実に実施される。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、接触子と
グランド層とを接続するための穴が接触子の近傍にてレ
ーザ加工により形成される。このようにしても、請求項
2及び請求項4と同様に、接触子とグランド層との接続
が試験対象のチップ近傍で行われることとなり、プロー
ブカードにおけるグランドの強化が確実に実施される。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、シグナル
層における配線は、写真技術(フォトリソグラフ技術)
を利用してパターニングされ、所定の配線ピッチで並列
して複数形成される。このように、フォトリソグラフ技
術により配線をパターニングする場合、配線の狭ピッチ
化が可能となり、配線とグランド層とを接続するスルー
ホールを、LSIチップの近傍で形成することが困難と
なる。この場合に、請求項2〜5に記載の発明を適用す
ると、プローブカードにおけるグランド又は電源の強化
を確実に実施することができるので、実用上好ましいも
のとなる。
【0017】請求項7に記載の発明によれば、基板に
は、複数の配線が等間隔で並列にパターニングされ、同
基板がコンタクトプローブにおける配線数に応じて切り
出されることで、請求項1〜6に記載のプローブカード
が製造される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図面に従って説明する。図1は、プローブカー
ドの平面図であり、図2は、プローブカードの断面図で
ある。なお、図1では、説明の便宜上、図2における固
定部材を省略して示している。
【0019】図1に示すように、プローブカード1は、
プローブカード基板2、フレキシブル基板3、コンタク
トプローブ4等を備えている。試験対象となるLSIチ
ップ5は、プローブカード1の中央に配置されている。
同LSIチップ5は、正方形状をなし、各辺に沿って複
数のバンプ(図示しない突起電極)が設けられている。
このLSIチップ5における4つの辺に対応して、プロ
ーブカード1にはフレキシブル基板3及びコンタクトプ
ローブ4がそれぞれ4個設けられている。
【0020】カード基板2は、絶縁性を備えた材質で略
円板状に形成され、その中央部に円形状の開口部2aが
形成されている。同開口部2aの周囲には複数の配線
(図示しない)が形成され、その配線は、基板周囲に形
成されたランド(図示しない)を介して試験装置に接続
可能となっている。
【0021】フレキシブル基板3は、台形形状に形成さ
れ、その幅広の一辺はプローブカード基板2における開
口部2aの縁部に配置され、幅狭の他の辺は開口部2a
内に配置されている。このフレキシブル基板3は、ポリ
イミド樹脂からなり、複数本の配線がフォトリソグラフ
技術を利用してパターニングされている。フレキシブル
基板3における配線は、コンタクトプローブ4とプロー
ブカード基板2とを接続するように幅狭の端部から幅広
の端部に向けて延び、その配線ピッチがカード基板2側
ほど広くなるよう放射線状に形成されている。
【0022】コンタクトプローブ4も、フレキシブル基
板3と同様に、ポリイミド樹脂(絶縁基材)からなり、
フォトリソグラフ技術を利用して複数本の配線がパター
ニングされている。本実施形態のコンタクトプローブ4
は、長方形状をなし、その長手方向に沿って延びる配線
が並列して複数形成されている。コンタクトプローブ4
における各配線の一方の端部は、フレキシブル基板3の
配線と電気的に接続されており、他方の端部には、その
配線の先端がポリイミド樹脂から突出することで接触子
(コンタクトピン)6が形成されている。
【0023】図2に示すように、プローブカード基板2
は、上側固定部材7と下側固定部材8との間には挟み込
まれ、ネジ10により固定されている。また、フレキシ
ブル基板3における幅広の端部は、プローブカード基板
2上に配置され同カード基板2とともに上側固定部材7
と下側固定部材8との間に固定されている。一方、フレ
キシブル基板3における幅狭の端部は、コンタクトプロ
ーブ4と接続され、その接続部が固定部材9の先端面に
固定されている。同固定部材9は、その基端部が上側固
定部材7に固定され、その先端面は所定角度で傾斜した
テーパ面となっている。この固定部材9の先端面に沿っ
てコンタクトプローブ4が固定されることで、コンタク
トプローブ4の接触子6が所定角度でLSIチップ5に
当接される。
【0024】次に、本実施形態におけるコンタクトプロ
ーブ4の構成を説明する。図3(a)は、コンタクトプ
ローブ4の平面図であり、図3(b)は、同コンタクト
プローブ4の断面図である。
【0025】コンタクトプローブ4は、シグナル層1
1、グランド層12、電源層13を有する3層構造のフ
レキシブル基板である。図3において最下位層となるシ
グナル層11には、複数の配線11aが所定の配線ピッ
チ(具体的には、44μm)で並列に形成されている。
そのシグナル層11の上層には、絶縁層(ポリイミド樹
脂層)14を介してグランド層12が形成され、グラン
ド層12の上層には絶縁層15を介して電源層13が形
成されている。また、電源層13の上層に絶縁層16が
形成されている。グランド層12及び電源層13は、銅
(Cu)などの金属の薄膜が平面状に配設されてなる。
つまり、コンタクトプローブ4におけるグランド層12
及び電源層13は、プレーナ型の電極(グランド電極及
び電源電極)となっている。
【0026】また、シグナル層11における配線11a
の先端(図3における左側の端部)は絶縁層14から突
出し、その部位がLSIチップ5に接触する接触子6と
なる。コンタクトプローブ4において、接触子6側の端
部は、その断面が階段状となっており、グランド層12
及び電源層13の一部が外部に露出している。
【0027】そして、所定の接触子6が、アルミニウム
(Al)や金(Au)などの線材(ボンディングワイ
ヤ)17a,17bを介してグランド層12又は電源層
13における露出部と電気的に接続される。このよう
に、接触子6がグランド層12又は電源層13に接続さ
れることにより、コンタクトプローブ4は、そのグラン
ド及び電源が強化されて、耐ノイズ性が向上される。
【0028】また、本実施形態におけるコンタクトプロ
ーブ4は、従来技術のようにスルーホールを形成するの
ではなくボンディングワイヤ17aにより、接触子6と
グランド層12とを接続するようにしたので、図4に示
すような汎用基板18から切り出して製造することが可
能となる。
【0029】汎用基板18は、コンタクトプローブ用配
線の長さの略2倍の幅を有し、その幅方向(図の上下方
向)に沿って延びるコンタクトプローブ用の配線が基板
18の長手方向(図の左右方向)に沿って2列分パター
ニングされたフレキシブル基板である。同汎用基板18
には、配線が形成されたシグナル層11に加え、プレー
ナ型のグランド層12と電源層13とが絶縁層14,1
5を介して積層されている。
【0030】そして、LSIの設計製造段階で、通電試
験を必要とする1辺あたりのパッドが決定されると、そ
のLSI専用のコンタクトプローブ4を製造するため
に、LSIのパッド数に対応する配線数Nxとなるよう
汎用基板18が切断加工される。なお、この加工は、グ
ラインダー等の工作機械を用いて行われる。そして、切
断加工された基板に対してグランド又は電源の強化が必
要な接触子6にワイヤボンディングを実施することによ
りコンタクトプローブ4が完成する。
【0031】また、汎用基板18において、配線数が任
意の本数となるよう切断加工することができるため、別
のLSI用のコンタクトプローブ(例えば、配線数Ny
のプローブ)を製造することもできる。
【0032】以上記述したように、上記実施形態によれ
ば、下記の効果を奏する。 (1)複数の配線を等間隔で並列にパターニングしてな
る汎用基板18が、試験対象のLSIチップ5における
パッド数に応じた配線数となるよう切断されることでコ
ンタクトプローブ4が形成される。この場合、同一の汎
用基板18から配線数(接触子6の数)が異なる複数種
類のコンタクトプローブを形成することができる。この
ように、コンタクトプローブ4を製造するための基板1
8の汎用化が図られることにより、同汎用基板18の生
産性を向上することができ、製造コストを低減すること
ができる。また、コンタクトプローブ4の修理・交換の
ために汎用基板18の一部を使用した場合、残った汎用
基板18を別のコンタクトプローブの修理・交換に使用
することができるので、修理・交換のためのコストも低
減することができる。
【0033】(2)コンタクトプローブ4において、接
触子6がボンディングワイヤ17a,17bを介してグ
ランド層12及び電源層13に接続される。このように
すれば、接触子6とグランド層12との接続、接触子6
と電源層13との接続が試験対象のLSIチップ5の近
傍で行われることとなり、プローブカード1におけるグ
ランド及び電源の強化を確実に実施することができる。
また、これらグランドの強化及び電源の強化は、試験対
象となるLSIに応じて容易にカスタマイズすることが
できる。さらに、グランド及び電源の強化を実施するこ
とにより、プローブカード1の耐ノイズ性を高めること
ができ、試験、評価の品質を向上できる。
【0034】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・プローブカード1において、図3のコンタクトプロー
ブ4に代えて、図5に示すコンタクトプローブ21や図
6に示すコンタクトプローブ31を用いることもでき
る。
【0035】図5のコンタクトプローブ21は、シグナ
ル層22、グランド層23を有するフレキシブル基板で
ある。シグナル層22には、複数の配線22aが所定の
配線ピッチ(具体的には、44μm)で並列に形成され
ており、そのシグナル層22の上層には、絶縁層(ポリ
イミド樹脂層)24を介してグランド層23が形成され
ている。グランド層23は、銅(Cu)などの金属の薄
膜が平面状に形成されてなる。また、各配線22aの先
端(図5における左側の端部)は絶縁層24から突出
し、その部位がLSIチップ5に接触する接触子26と
なっている。
【0036】このコンタクトプローブ21におけるグラ
ンドの強化処理は、全接触子26に対して予め施されて
いる。すなわち、絶縁層24の上層において、接触子2
6側の端部では、グランド層23から各接触子26に向
けて配線23aが延設されており、コンタクトプローブ
21における全ての接触子26がその配線23aを介し
てグランド層23に接続されている。そして、試験対象
であるLSIチップ5に応じて、所定の信号や高電位の
電源を供給するための接触子26については、同接触子
26につながる配線23aを切断することにより、コン
タクトプローブ21が製造される。
【0037】このコンタクトプローブ21も、上記実施
形態と同様に、汎用的な基板を用いて製造することがで
きるので、製造コストを低減することができる。また、
接触子26とグランド層23との接続がLSIチップ5
の近傍で行われるので、プローブカード1におけるグラ
ンドの強化を確実に実施できる。また、コンタクトプロ
ーブ21は、接触子26につながる配線23aをレーザ
加工等によって切断することにより、試験対象となるL
SIに応じて容易にカスタマイズすることができる。
【0038】また、図6のコンタクトプローブ31も、
同様に、シグナル層32、グランド層33を有するフレ
キシブル基板である。シグナル層32には、複数の配線
32aが所定の配線ピッチで並列に形成されており、そ
のシグナル層32の上層には、絶縁層34を介してグラ
ンド層33が形成されている。グランド層33は、銅
(Cu)などの金属の薄膜が平面状に形成されてなる。
また、各配線32aの先端(図6における左側の端部)
は絶縁層34から突出し、その部位がLSIチップ5に
接触する接触子36となっている。
【0039】このコンタクトプローブ31におけるグラ
ンドの強化処理としては、接触子36の近傍において、
前記絶縁層34を通して配線32aにつながる穴37を
レーザで開ける。その後、めっき処理等により、その穴
37に導電材を充填し、さらに、その穴37とグランド
層33とを接続する配線33aを形成することで、グラ
ンド強化が必要な接触子36がグランド層33に接続さ
れる。
【0040】このコンタクトプローブ31も、汎用的な
基板を用いて製造することができるので、製造コストを
低減することができる。また、接触子36とグランド層
33との接続がLSIチップ5の近傍で行われるので、
プローブカード1におけるグランドの強化を確実に実施
できる。
【0041】・図5や図6のコンタクトプローブ21,
31において、グランド層23,33の上層に、絶縁層
を介して電源層を形成し、図3のコンタクトプローブ4
と同様に、ボンディングワイヤにて、所定の接触子と電
源層とを接続するようにしてもよい。このようにすれ
ば、グランドの強化に加えて、電源の強化も実施できる
ので、耐ノイズ性をより向上することができる。
【0042】・図4に示すように、コンタクトプローブ
4を製造するための汎用基板18には、2列分の配線を
形成していたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、1列分の配線を汎用基板に形成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プローブカードの製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるプローブカードの概略構
成図である。
【図2】プローブカードの断面図である。
【図3】(a)はコンタクトプローブの平面図、(b)
は同コンタクトプローブの断面図である。
【図4】 汎用基板を示す説明図である。
【図5】(a)は別のコンタクトプローブの平面図、
(b)は同コンタクトプローブの断面図である。
【図6】(a)は別のコンタクトプローブの平面図、
(b)は同コンタクトプローブの断面図である。
【図7】従来のプローブにおける配線を示す説明図であ
る。
【図8】従来のフィルム基板を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プローブカード 4 コンタクトプローブ 6 接触子 11 シグナル層 11a 配線 12 グランド層 13 電源層 14,15 絶縁層 18 汎用基板 21 コンタクトプローブ 22 シグナル層 22a 配線 23 グランド層 23a 配線 24 絶縁層 26 接触子 31 コンタクトプローブ 32 シグナル層 32a 配線 33 グランド層 34 絶縁層 36 接触子 37 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 重信 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 儀賀 資裕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 菊地 直良 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AA10 AB01 AG04 2G011 AA15 AA17 AB04 AB06 AB08 AE03 2G132 AA00 AB01 AD01 AF01 4M106 AA01 AA02 BA01 DD17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基材に複数の配線がパターニングさ
    れ、その配線の先端が絶縁基材から突出して接触子とさ
    れたコンタクトプローブが備えられ、該コンタクトプロ
    ーブの接触子が電気的な試験を行う試験対象のチップに
    接触されるプローブカードであって、 前記コンタクトプローブは、複数の配線を等間隔で並列
    にパターニングしてなる基板を前記試験対象のチップに
    おけるパッド数に応じた配線数となるよう切断して形成
    されることを特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】 絶縁基材に複数の配線がパターニングさ
    れ、その配線の先端が絶縁基材から突出して接触子とさ
    れたコンタクトプローブが備えられ、該コンタクトプロ
    ーブの接触子が電気的な試験を行う試験対象のチップに
    接触されるプローブカードであって、 前記コンタクトプローブは、前記複数の配線が形成され
    たシグナル層と、該シグナル層の上層に絶縁層を介して
    形成された平面状のグランド層とを有し、 前記接触子とグランド層とをボンディングワイヤを介し
    て接続したことを特徴とするプローブカード。
  3. 【請求項3】 絶縁基材に複数の配線がパターニングさ
    れ、その配線の先端が絶縁基材から突出して接触子とさ
    れたコンタクトプローブが備えられ、該コンタクトプロ
    ーブの接触子が電気的な試験を行う試験対象のチップに
    接触されるプローブカードであって、 前記コンタクトプローブは、前記複数の配線が形成され
    たシグナル層と、該シグナル層の上層に絶縁層を介して
    形成された平面状のグランド層とを有し、 前記グランド層から延びる配線により全ての前記接触子
    とグランド層とを予め接続しておき、所定の信号や高電
    位の電源を供給するための接触子については、同接触子
    につながる配線を切断したことを特徴とするプローブカ
    ード。
  4. 【請求項4】 前記コンタクトプローブは、前記グラン
    ド層の上層に絶縁層を介して形成された平面状の電源層
    を備え、 前記接触子と前記電源層とをボンディングワイヤを介し
    て接続したことを特徴とする請求項2又は3に記載のプ
    ローブカード。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトプローブは、前記複数の
    配線が形成されたシグナル層と、該シグナル層の上層に
    絶縁層を介して形成された平面状のグランド層とを有
    し、 前記接触子と前記グランド層とを接続するための穴を、
    前記接触子の近傍にてレーザ加工により形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  6. 【請求項6】 前記シグナル層における配線は、写真技
    術を利用してパターニングされ、所定の配線ピッチで並
    列して複数形成されることを特徴とする請求項2〜5の
    いずれか1項に記載のプローブカード。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプ
    ローブカードを製造するための基板であって、複数の配
    線が等間隔で並列にパターニングされ、前記コンタクト
    プローブにおける配線数に応じて切り出されることを特
    徴とする基板。
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