JPH10223710A - 半導体集積回路装置およびそのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびそのテスト方法

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JPH10223710A
JPH10223710A JP2055197A JP2055197A JPH10223710A JP H10223710 A JPH10223710 A JP H10223710A JP 2055197 A JP2055197 A JP 2055197A JP 2055197 A JP2055197 A JP 2055197A JP H10223710 A JPH10223710 A JP H10223710A
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test
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
displacement
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Tsuyoshi Yamada
強 山田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路装置をウエハ状態でテストす
る際、電極パッドとプローブ針とが位置ずれを起こして
いてもテストが続行され、正常な半導体チップを不良と
判定したり、半導体チップおよびプローブ針を無用に傷
つけて劣化や破壊を招く。 【解決手段】 半導体チップ12表面に、出力端子とな
る電極パッド13のうちの電源パッド13cと内部で電
気的に接続された位置ずれ検出用の電極パッド14を配
設し、ウエハプロービングの際、位置ずれ検出用の電極
パッド14の電圧をLSIテスタ19で測定し、電源電
圧が得られるか否かにより、上記電極パッド13,14
と上記プローブ針16,17との位置ずれ検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、特に、半導体集積回路基板を半導体ウエハ
段階でテストする際のウエハプロービングに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ上には、半導体チップが多
数配列され、この半導体チップ上に半導体集積回路装置
が形成される。図7は、従来の半導体集積回路装置の構
造を示す平面図で、図7(a)は半導体ウエハ状態のも
の、図7(b)は1個の半導体チップを示す。図におい
て、1は半導体ウエハ、2は半導体集積回路装置が搭載
された半導体チップ(以下、LSIチップと称す)、3
はLSIチップ2の周辺部に多数設けられ、半導体集積
回路装置の入出力端子となる電極パッド、4は半導体ウ
エハ1上の各LSIチップ2を切り離すために縦横に設
けられたダイシングライン部である。
【0003】この様な半導体集積回路装置を半導体ウエ
ハ段階でテスト(以下、ウエハテストと称す)する方法
を、以下に示す。図8は、従来の半導体集積回路装置に
おいてウエハテストを行うためにウエハプロービングを
行っている状態を示す平面図である。図において、5は
LSIチップ2の電極パッド3とLSIテスタ(図示せ
ず)とを電気的に接続するためのプローブ針、6はプロ
ーブ針5を固定する為のプローブカード基板である。プ
ローブカード基板6はウエハプローバ(図示せず)に固
定されており、このウエハプローバによって、電極パッ
ド3とプローブ針5との先端の位置を検出し機械的にプ
ローブ針5の先端と電極パッド3とを接触させる。これ
により、LSIテスタとLSIチップ2とが電気的に接
続され、LSIチップ2毎にウエハテストが行われる。
【0004】次に、LSIチップ2のウエハテストにお
けるテストフローの例を図9に基づいて以下に示す。ま
ず、テストされるLSIチップ2がLSIテスタと電気
的に接続されているかどうかをピンコンタクトテスト
(S1)によって確認する。その結果がOK(PAS
S)であれば、続いて、LSIチップ2の電気的な特性
検査、例えば、電源電流試験やVOH/VOL試験等を
DCパラメトリックテスト(S2)によって行い、さら
に、LSIチップ2の論理が設計通りに動作するかどう
かをファンクションテスト(S3)によって検査する。
全てのテスト(S1〜S3)の結果がOK(PASS)
であれば、そのLSIチップ2を良品と判定し、いずれ
かのテスト(S1〜S3)の結果でNG(FAIL)が
発生すると、その時点でそのLSIチップ2を不良品と
判定し、次のLSIチップ2のウエハテストに移る。ピ
ンコンタクトテスト(S1)、DCパラメトリックテス
ト(S2)、およびファンクションテスト(S3)は、
それぞれ不良カテゴリーの番号が決められており、LS
Iチップ2毎にどのテスト項目で不良が発生したかを識
別できる。
【0005】次に、ピンコンタクトテスト(S1)の手
法の一例を図10に基づいて以下に示す。LSIチップ
2には、図10(b)に示すように、LSIの論理を実
現するLSI内部回路7とその周辺の保護回路8と電極
パッド3とが搭載されている。電極パッド3は、信号パ
ッド3a、GNDパッド3b、および電源パッド3cで
構成され、信号パッド3aは保護回路8を介してLSI
内部回路7に、GNDパッド3bおよび電源パッド3c
は直接LSI内部回路7に電気的に接続される。ピンコ
ンタクトテスト(S1)では、図10(a)に示すよう
に、まず、LSIテスタ9の定電流源10から、プロー
ブ針5を介して信号パッド3aに定電流Iを流す。この
時、LSI内部回路7の電源は、予めLSIテスタ9等
により0Vに設定しておく。
【0006】上記定電流Iは保護回路8内に流れ込む
が、保護回路8は図に示すようにトランジスタの寄生ダ
イオード成分があるので、ここに定電流Iが流れようと
すると、ダイオードの抵抗成分に対して電流が流れ、そ
の結果電圧が生じる。この電圧を信号パッド3aおよび
プローブ針5を介してLSIテスタ9に伝達し、LSI
テスタ9のコンパレータ11で測定する。この測定電圧
が所望のものであれば、その信号パッド3aについてピ
ンコンタクトOKである。このような試験を全ての信号
パッド3aについて行う。全ての信号パッド3aについ
てピンコンタクトOKであれば、ピンコンタクトテスト
(S1)OKとなる。なお、定電流源10から流す定電
流Iは、LSIの種類や回路方式によって異なるので一
概には言えないが、ダイオードのしきい値を越えないよ
うに数マイクロアンペア程度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置の構造およびウエハテストの方法は、上述した様な
ものであるため、ウエハプローバが電極パッド3とプロ
ーブ針5との位置合わせに失敗して電極パッド3とプロ
ーブ針5とが位置ずれを起こしていても、図9における
LSIテストのフローチャートに示すように、ピンコン
タクト不良として処理される。図11は、ウエハプロー
ビングの際、位置ずれが発生した状態を示す平面図であ
り、図11(a)は横方向のずれ、図11(b)は回転
方向のずれを示したものである。この様な位置ずれが発
生した状態でも、ピンコンタクト不良として処理される
ため、LSIチップ2そのものが正常であっても不良と
判定されたり、電極パッド3とプローブ針5とが位置ず
れを起こした状態でウエハテストを続行して次々とLS
Iチップ2をテストすることにより、本来は良品である
LSIチップ2を、プローブ針5で傷つけて破壊するこ
ともあった。また、LSIチップ2上の予期せぬ領域に
プローブ針5が接触することで、プローブ針5の劣化や
破壊を招くこともあった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、ウエハテストの際のウ
エハプロービングにおける電極パッドとプローブ針との
位置ずれを検出して、ウエハテストの信頼性を向上さ
せ、また、LSIチップおよびプローブ針の劣化や破壊
を防止できる、半導体集積回路装置の構造およびウエハ
テストの方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる半導体集積回路装置は、半導体チップ表面の周辺部
に入出力端子となる多数の電極パッドを有する半導体集
積回路装置であって、外部からプローブ針を上記電極パ
ッドに接触させる際の位置ずれ検出用の電極パッドを、
上記半導体集積回路装置の電源あるいはGNDと同電位
となるように形成して、上記入出力端子となる電極パッ
ドとは別に配設したものである。
【0010】この発明の請求項2に係わる半導体集積回
路装置は、位置ずれ検出用の電極パッドを、入出力端子
となる電極パッドよりも小さいパッド面積で形成したも
のである。
【0011】この発明の請求項3に係わる半導体集積回
路装置は、位置ずれ検出用の電極パッドを、半導体チッ
プにおける対角線上のコーナーに2個配設したものであ
る。
【0012】この発明の請求項4に係わる半導体集積回
路装置のテスト方法は、半導体チップ表面の電極パッド
とプローブ針とをウエハプロービングによって接触させ
た後、位置ずれ検出用の電極パッドの電圧をLSIテス
タで測定し、所望の電圧が得られるか否かにより、上記
電極パッドと上記プローブ針との位置ずれ検出を行う位
置ずれ検出試験を含むものである。
【0013】この発明の請求項5に係わる半導体集積回
路装置のテスト方法は、半導体チップ表面の電極パッド
とプローブ針とをウエハプロービングによって接触させ
た後、位置ずれ検出用の電極パッドに所定の電圧を印加
して流れる電流をLSIテスタで測定し、所望の電流が
得られるか否かにより、上記電極パッドと上記プローブ
針との位置ずれ検出を行う位置ずれ検出試験を含むもの
である。
【0014】この発明の請求項6に係わる半導体集積回
路装置のテスト方法は、位置ずれ検出試験で位置ずれが
検出された時点で、テストを中断するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路装置の構造を示す平面図で、半導体ウエハ
上に多数配列される中の1個の半導体チップを示す。図
において、12は半導体集積回路装置が搭載された半導
体チップ(以下、LSIチップと称す)、13はLSI
チップ12の周辺部に多数設けられ、半導体集積回路装
置の入出力端子となる電極パッドで、多数の信号パッド
13aとGNDパッド13bと電源パッド13cとで構
成される。また、14は同じくLSIチップ12の周辺
部に設けられた位置ずれ検出用の電極パッド(以下、位
置ずれ検出パッドと称す)、15はLSIチップ12の
表面を覆う絶縁層である。図1に示すように、位置ずれ
検出パッド14は、他の電極パッド13に比べてパッド
面積が小さく形成され、LSIチップ12における対角
線上のコーナーに2個配設される。この位置ずれ検出パ
ッド14および他の電極パッド13の表面には、絶縁層
15は形成されない。また、位置ずれ検出パッド14と
電源パッド13cとは、LSIチップ12の内部回路に
おいて、アルミ配線などにより電気的に接続されたもの
とする。
【0016】この様なLSIチップ12をウエハテスト
する方法を、以下に示す。図2は、LSIチップ12に
おいてウエハテストを行うためにウエハプロービングを
行っている状態を示す平面図である。図において、16
はLSIチップ12の電極パッド13に接触されるプロ
ーブ針で、特に16aは信号パッド13aに、16bは
GNDパッド13bに、16cは電源パッド13cにそ
れぞれ接触されるプローブ針である。17はLSIチッ
プ12の位置ずれ検出パッド14に接触される位置ずれ
検出用プローブ針、18はプローブ針16,17を固定
する為のプローブカード基板である。19はLSIテス
タ、20はLSIテスタ19から電位を供給するための
電源装置、21はLSIテスタ19のピンエレクトロニ
クスカードで、テスト信号を供給するドライバー21a
(図示せず)と、LSIチップ12からのテスト信号を
受信して判定するコンパレータ21b(図示せず)とで
構成される。また、22はプローブ針16,17とLS
Iテスタ19とを電気的に接続する配線である。
【0017】図に示すように、LSIテスタ19の電源
装置20は電源パッド13cに接触されるプローブ針1
6cに配線22を介して接続され、ピンエレクトロニク
スカード21は信号パッド13aに接触されるプローブ
針16aに配線22を介して接続される。プローブカー
ド基板18はウエハプローバ(図示せず)に固定されて
おり、このウエハプローバによって、電極パッド13,
14とプローブ針16,17との先端の位置を検出し機
械的にプローブ針16,17の先端と電極パッド13,
14とを接触させる。これにより、LSIテスタ19と
LSIチップ12とが電気的に接続され、LSIチップ
12毎にウエハテストが行われる。
【0018】次に、LSIチップ12のウエハテストに
おけるテストフローの例を図3に基づいて以下に示す。
まず、テストされるLSIチップ12の電極パッド1
3,14とプローブ針16,17とが位置ずれを起こす
こと無く、正確にウエハプロービングが行われているか
どうかを位置ずれ検出試験(S0)によって確認する。
その結果がNG(FAIL)すなわち位置ずれが検出さ
れた場合、ウエハテストを中断する。また、位置ずれ検
出試験(S0)の結果がOK(PASS)の場合、続い
てテストされるLSIチップ12がLSIテスタ19と
電気的に接続されているかどうかをピンコンタクトテス
ト(S1)によって確認する。その結果がOK(PAS
S)であれば、続いて、LSIチップ12の電気的な特
性検査、例えば、電源電流試験やVOH/VOL試験等
をDCパラメトリックテスト(S2)によって行い、さ
らに、LSIチップ12の論理が設計通りに動作するか
どうかをファンクションテスト(S3)によって検査す
る。
【0019】全てのテスト(S0〜S3)の結果がOK
(PASS)であれば、そのLSIチップ12を良品と
判定し、次のLSIチップ12のウエハテストに移る。
位置ずれ検出試験(S0)の結果でNG(FAIL)が
発生すると、その時点でウエハテストを中断し、次のL
SIチップ12にも移らない。その後、プローブ針1
6,17やプローブカード基板18等のテスト治具に異
常がないか点検した後、再度ウエハプロービングをやり
直す。ピンコンタクトテスト(S1)、DCパラメトリ
ックテスト(S2)、およびファンクションテスト(S
3)のいずれかのテスト(S1〜S3)の結果でNG
(FAIL)が発生すると、その時点でそのLSIチッ
プ12を不良品と判定し、次のLSIチップ12のウエ
ハテストに移る。ピンコンタクトテスト(S1)、DC
パラメトリックテスト(S2)、およびファンクション
テスト(S3)は、それぞれ不良カテゴリーの番号が決
められており、LSIチップ12毎にどのテスト項目で
不良が発生したかを識別できる。
【0020】次に、位置ずれ検出試験(S0)の手法を
以下に示す。まず、LSIテスタ19の電源装置20か
らプローブ針16cを介して電源パッド13cに電源電
圧を与える。続いて位置ずれ検出パッド14の電圧を、
位置ずれ検出用プローブ針17を介して、LSIテスタ
19のコンパレータ21bによって測定する。2個の位
置ずれ検出パッド14の電圧が、双方とも電源電圧とほ
ぼ同じであれば、位置ずれを起こすこと無く、正確にウ
エハプロービングが行われていると判断され、位置ずれ
検出試験(S0)の結果はOK(PASS)となる。位
置ずれ検出パッド14から電源電圧が得られない場合、
位置ずれが発生したと判断され、位置ずれ検出試験(S
0)の結果はNG(FAIL)となり、ウエハテストを
中断する。
【0021】位置ずれ検出パッド14と電源パッド13
cとは、LSIチップ12の内部回路において、アルミ
配線などにより電気的に接続されたものであるため、位
置ずれを起こすこと無く、正確にウエハプロービングが
行われていれば、位置ずれ検出パッド14から電源電圧
が得られる。このためLSIテスタ19のコンパレータ
21bで位置ずれ検出パッド14の電圧を測定し、電源
電圧が得られるかどうかを判定することによって、位置
ずれが検出できる。図4は、LSIチップ12において
ウエハテストを行うためのウエハプロービングの際、回
転による位置ずれを発生した状態を示す平面図である。
【0022】図5は、位置ずれ検出試験(S0)の際の
位置ずれ検出パッド14と位置ずれ検出用プローブ針1
7との接触の様子を説明する回路図である。図5(a)
は位置ずれを起こすこと無く、正確にウエハプロービン
グが行われている状態で、位置ずれ検出パッド14と位
置ずれ検出用プローブ針17とは接触している。図にお
いて、23はLSIチップ12の内部回路において位置
ずれ検出パッド14が電源と同じ電圧になるように作り
込まれていることを示しており、これにより、電源電圧
とほぼ同じ電圧が、位置ずれ検出用プローブ針17と配
線22とを介してLSIテスタ19に供給され、コンパ
レータ21bで測定され、位置ずれを起こしていないと
判断される。図5(b)は、ウエハプロービングにおい
て図4のように位置ずれを発生した状態で、位置ずれ検
出パッド14と位置ずれ検出用プローブ針17とは接触
していない。これにより、位置ずれ検出パッド14の電
圧(電源電圧とほぼ同じ電圧)はLSIテスタ19に供
給されず、コンパレータ21bで測定され、位置ずれが
発生したと判断される。
【0023】この実施の形態では、LSIチップ12の
ウエハテストにおいて、以上のような位置ずれ検出試験
(S0)をまず行い、その後続いてピンコンタクトテス
ト(S1)、DCパラメトリックテスト(S2)、およ
びファンクションテスト(S3)を行う。ピンコンタク
トテスト(S1)、DCパラメトリックテスト(S
2)、およびファンクションテスト(S3)については
従来と同様のテストである。このため、ウエハプローバ
が電極パッド13,14とプローブ針16,17との位
置合わせに失敗して電極パッド13,14とプローブ針
16,17とが位置ずれを起こしていても、従来はピン
コンタクト不良として処理されていたのが、位置ずれの
検出が可能となりウエハテストを中断させる。このた
め、本来の電気的な接触不良(ピンコンタクト不良)と
位置ずれとを分離でき、ウエハテストの信頼性が向上す
る。またこれにより、LSIチップ12そのものが正常
であっても不良と判定したり、電極パッド13,14と
プローブ針16,17とが位置ずれを起こした状態でウ
エハテストを続行してLSIチップ12をプローブ針1
6,17で傷つけて破壊したりすることはない。また、
LSIチップ12上の予期せぬ領域にプローブ針16,
17が接触したり、位置ずれを起こした状態で無用にウ
エハテストを続行したりすることが防止できるため、プ
ローブ針16,17の劣化や破壊が防止でき、プローブ
針16,17の寿命を長くできる。
【0024】また、この実施の形態では、位置ずれ検出
パッド14を、他の電極パッド13に比べてパッド面積
を小さく形成したため、LSIチップ12のチップ面積
の増大を抑止できる。また、位置ずれ検出パッド14を
LSIチップ12における対角線上のコーナーに2個配
設したため、電極パッド13,14とプローブ針16,
17との水平方向および上下方向の双方の位置関係のず
れを、容易に確実に検出できる。
【0025】なお、上記実施の形態1では位置ずれ検出
パッド14をLSIチップ12における対角線上のコー
ナーに2個配設したが、これに限るものではなく、例え
ば、LSIチップ12における4か所のコーナーにそれ
ぞれ配設しても良い。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、位
置ずれ検出パッド14と電源パッド13cとは、LSI
チップ12の内部回路においてアルミ配線などにより電
気的に接続されたものとしたが、位置ずれ検出パッド1
4とGNDパッド13bとを接続する等により、位置ず
れ検出パッド14の電圧をGNDと同じになるように、
LSIチップ12の内部回路において設定しても良い。
この場合も、位置ずれ検出試験(S0)において、位置
ずれ検出パッド14の電圧を、位置ずれ検出用プローブ
針17を介して、LSIテスタ19のコンパレータ21
bによって測定するが、その際、位置ずれ検出パッド1
4からGND電位とほぼ同じ電圧が得られるかどうか
で、位置ずれ検出試験(S0)の結果をOK(PAS
S)かNG(FAIL)かを判定する。この実施の形態
2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0027】実施の形態3.また、位置ずれ検出パッド
14の電圧を電源電圧あるいはGNDと同じになるよう
に、LSIチップ12の内部回路において設定してお
き、位置ずれ検出試験(S0)を以下のように行っても
良い。図6に示すように、LSIテスタ19の定電圧源
24から位置ずれ検出パッド14に所定の電圧を与え
て、位置ずれ検出用プローブ針17に流れる電流をLS
Iテスタ19のコンパレータ21bによって測定する。
この時、所望の電流が流れるかどうかで位置ずれ検出試
験(S0)の結果をOK(PASS)かNG(FAI
L)かを判定する。この実施の形態3においても、上記
実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によると、外部か
らプローブ針を電極パッドに接触させる際の位置ずれ検
出用の電極パッドを、半導体集積回路装置の電源あるい
はGNDと同電位となるように形成して、入出力端子と
なる電極パッドとは別に配設したため、ウエハプロービ
ングにおける電極パッドとプローブ針との位置ずれを容
易に確実に検出できる。
【0029】またこの発明によると、位置ずれ検出用の
電極パッドを、入出力端子となる電極パッドよりも小さ
いパッド面積で形成したため、半導体チップのチップ面
積の増大を抑止できる。
【0030】またこの発明によると、位置ずれ検出用の
電極パッドを、半導体チップにおける対角線上のコーナ
ーに2個配設したため、ウエハプロービングにおける電
極パッドとプローブ針との水平方向および上下方向の双
方の位置関係のずれを、容易に確実に検出できる。
【0031】またこの発明によると、位置ずれ検出用の
電極パッドの電圧をLSIテスタで測定し、所望の電圧
が得られるか否かにより、上記電極パッドと上記プロー
ブ針との位置ずれを検出する位置ずれ検出試験を行うた
め、ウエハプロービングにおける電極パッドとプローブ
針との位置ずれを容易に確実に検出でき、信頼性の高い
半導体集積回路装置のテストが実施できる。
【0032】またこの発明によると、位置ずれ検出用の
電極パッドに所定の電圧を印加して流れる電流をLSI
テスタで測定し、所望の電流が得られるか否かにより、
上記電極パッドと上記プローブ針との位置ずれを検出す
る位置ずれ検出試験を行うため、ウエハプロービングに
おける電極パッドとプローブ針との位置ずれを容易に確
実に検出でき、信頼性の高い半導体集積回路装置のテス
トが実施できる。
【0033】またこの発明によると、位置ずれ検出試験
で位置ずれが検出された時点で、テストを中断するた
め、位置ずれを起こした状態で無用なテストを続行する
ことがなく、半導体チップの破壊およびプローブ針の劣
化が防止でき、プローブ針の寿命を長くできる。また、
位置ずれによる大量の半導体チップの不良が発生するの
が防止でき、歩留まりの向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の構造を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるウエハプロー
ビングを行っている状態を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるウエハテスト
におけるテストフローを説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるウエハプロー
ビングの際、位置ずれを発生した状態を示す平面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1による位置ずれ検出
試験を説明する回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による位置ずれ検出
試験を説明する回路図である。
【図7】 従来の半導体集積回路装置の構造を示す平面
図である。
【図8】 従来のウエハプロービングを行っている状態
を示す平面図である。
【図9】 従来のウエハテストにおけるテストフローを
説明する図である。
【図10】 ピンコンタクトテストを説明する図であ
る。
【図11】 従来のウエハプロービングの際、位置ずれ
を発生した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
12 半導体チップ、13 入出力端子となる電極パッ
ド、13b GNDパッド、13c 電源パッド、14
位置ずれ検出用の電極パッド、16 プローブ針、1
7 位置ずれ検出用プローブ針、19 LSIテスタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ表面の周辺部に入出力端子
    となる多数の電極パッドを有する半導体集積回路装置に
    おいて、外部からプローブ針を上記電極パッドに接触さ
    せる際の位置ずれ検出用の電極パッドを、上記半導体集
    積回路装置の電源あるいはGNDと同電位となるように
    形成して、上記入出力端子となる電極パッドとは別に配
    設したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 位置ずれ検出用の電極パッドを、入出力
    端子となる電極パッドよりも小さいパッド面積で形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 位置ずれ検出用の電極パッドを、半導体
    チップにおける対角線上のコーナーに2個配設したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 半導体集積回路装置をウエハ状態でテス
    トする方法において、半導体チップ表面の電極パッドと
    プローブ針とをウエハプロービングによって接触させた
    後、位置ずれ検出用の電極パッドの電圧をLSIテスタ
    で測定し、所望の電圧が得られるか否かにより、上記電
    極パッドと上記プローブ針との位置ずれ検出を行う位置
    ずれ検出試験を含むことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
  5. 【請求項5】 半導体集積回路装置をウエハ状態でテス
    トする方法において、半導体チップ表面の電極パッドと
    プローブ針とをウエハプロービングによって接触させた
    後、位置ずれ検出用の電極パッドに所定の電圧を印加し
    て流れる電流をLSIテスタで測定し、所望の電流が得
    られるか否かにより、上記電極パッドと上記プローブ針
    との位置ずれ検出を行う位置ずれ検出試験を含むことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体集積
    回路装置のテスト方法。
  6. 【請求項6】 位置ずれ検出試験で位置ずれが検出され
    た時点で、テストを中断することを特徴とする請求項4
    または5記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
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