JP2001110858A - 半導体装置およびその製造方法、ならびにバーンイン装置 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法、ならびにバーンイン装置

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JP2001110858A
JP2001110858A JP28501699A JP28501699A JP2001110858A JP 2001110858 A JP2001110858 A JP 2001110858A JP 28501699 A JP28501699 A JP 28501699A JP 28501699 A JP28501699 A JP 28501699A JP 2001110858 A JP2001110858 A JP 2001110858A
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semiconductor
electrodes
extraction
contactor
burn
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Tomoyuki Sasaki
智之 佐々木
Mei Arita
盟 在田
Shinji Hashimoto
真司 橋本
Takeshi Nakano
武志 中野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用可能な最大端子数の制限を緩和させた半
導体装置を提供すること。 【解決手段】 複数のパッド電極12が配列された主面
を有する半導体素子11と、半導体素子11の主面上に
形成された第1絶縁層13および第2絶縁層20と、絶
縁層20上に二次元的に配列され、複数のパッド電極1
2の少なくとも1つに各々が電気的に接続された複数の
第1取出し電極15と、隣接する複数の第1取出し電極
15の間に位置する複数の第2取出し電極16とを備え
た半導体装置である。複数の取出し電極16のそれぞれ
は、複数のパッド電極15の少なくとも1つに各々が電
気的に接続されており、第2取出し電極16の面積は、
第1取出し電極15の面積よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法、ならびにバーンイン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置(以下、「半
導体装置」と称する。)を搭載した電子機器の小型化及
び低価格化の進展は目ざましく、これに伴って、半導体
装置に対する小型化及び低価格化の要求が強くなってい
る。
【0003】通常、半導体装置は、半導体チップとリー
ドフレームとがボンディングワイヤによって電気的に接
続された後、半導体チップ及びリードフレームが樹脂又
はセラミクスにより封止された状態(パッケージされた
状態)で供給され、プリント基板に実装される。ところ
が、電子機器の小型化の要求から、半導体ウェハから切
り出した半導体チップ(ダイチップ)のサイズでパッケ
ージを施した半導体装置(以下、このパッケージ形態ま
たは半導体装置を「CSP(チップ・サイズ・パッケー
ジ)」と称する。)をプリント基板に直接実装する方法
が開発され、この方法が主流になってきている。
【0004】しかしながら、CSPを一個ずつ個別に取
り扱うことは時間的にもコスト的にも問題が多い。特
に、半導体装置の初期不良を短期に除去するために実行
されるバーンインなどの検査工程では、CSPを個別に
取り扱うのに特別の治具を用いるため、多くのコストが
かかる。また、検査工程を簡略化してCSPに対してバ
ーンインなどの検査を充分に行わない状態でCSPを電
子機器に実装した場合には、実装された電子機器の検査
工程において多くの不良が検出されることになる。その
結果、不良基板の廃棄やリワークを行う必要が生じ、多
大な損害が発生する。そこで、CSPを個別で取り扱う
工程を減らすために、ウェハ状態のまま複数のCSPを
製造する技術やウェハ状態で検査を行う技術が提案され
ている。
【0005】以下、図13(a)および(b)を参照し
ながら、従来の技術を説明する。なお、本明細書におい
ては、ダイシング等によって最終的にウェハから切り出
されるチップを、ウェハから切り出される前の状態にお
いても、「チップ」と呼ぶこととする。また、ウェハ状
態のCSPをウェハレベルCSPと呼び、ウェハ状態で
のバーンインのことをウェハレベルバーンインと呼ぶこ
ととする。
【0006】ウェハ状態のまま複数のCSPを製造する
技術は、特開平8−102466号公報に開示されてい
る。図13(a)は、従来のウェハレベルCSP100
の断面を模式的に示している。同図では1つのウェハレ
ベルCSP100を示しているが、ウェハレベルCSP
100は、一枚の半導体ウェハにおいて複数形成されて
いる。
【0007】ウェハレベルCSP100は、半導体ウェ
ハ101と、半導体ウェハ101上に形成された第1絶
縁層103および第2絶縁層104と、第1絶縁層10
3と第2絶縁層104との間に位置する金属配線105
とを有している。半導体ウェハ101の主面には、チッ
プ単位ごとに複数のパッド電極102が配列されてお
り、パッド電極102は内部回路(不図示)に電気的に
接続されている。パッド電極102は、配線105に電
気的に接続されており、配線105の一部は、第2絶縁
層104に設けられた開口部106内で露出している。
開口部106内で露出している配線105の一部は、配
線基板(プリント基板など)に電気的に接続可能な取出
し電極として機能する。ウェハレベルCSP100にお
いては、従来のパッケージ形態で使用されていたリード
フレームの代わりに配線105を用いてパッド電極10
2と取出し電極との間を電気的に接続するとともに、樹
脂封止を行うことの代わりに絶縁層を形成することによ
って、ウェハ状態で複数のCSPが製造される。
【0008】ウェハ状態で検査を行うために、フレキシ
ブル基板上にバンプが設けられた薄膜型のプローブカー
ドからなるコンタクタが提案されている(日東技報 Vo
l.28,No.2(Oct. 1990 PP.57-62)参照)。図13
(b)は、カード型のコンタクタ110を用いてウェハ
状態で検査を行う状態を模式的に示している。
【0009】コンタクタ110は、ポリイミド基板11
1と、ポリイミド基板111上に形成された配線112
およびスルホール配線114と、スルホール配線114
に電気的に接続されたバンプ113とを備えている。バ
ンプ113は、プローブ端子として機能し、半導体ウェ
ハ101に設けられた検査用電極として機能するパッド
116に電気的に接続される。コンタクタ110のバン
プ113を半導体ウェハ101のパッド116に押し付
けた後、配線112を介して電源電圧または信号電圧を
バンプ113に印加すると、バーンインなどの検査を行
うことができる。バーンインなどの検査を行うことによ
って、チップ状態で品質保証がされたKGD(Know
n Good Die)が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】KGDやウェハレベル
CSPの絶対サイズは、ダイチップサイズによって決定
されてしまう。このため、これらの半導体装置を機能さ
せるために必要な端子(取出し電極)は、ダイチップサ
イズによって決定されたサイズ内にて配置されていなけ
ればならない。一方、半導体装置に使用可能な最小端子
ピッチは、コスト的制約および製造技術的な制約により
決定される配線基板の最小端子ピッチによって規定され
る。従って、ダイチップサイズと配線基板の最小端子ピ
ッチとによって、使用できる最大総端子数は決定される
ことになる。例えば、標準的な8mm×8mmのダイサ
イズを有する半導体装置において、端子ピッチを0.8
mmとし、周辺余裕を1mmとした場合、使用できる最
大総端子数は49パットとなる。このパット数は一般に
実際に必要とされるパット数よりも遙かに少ない。この
ように、従来のKGDやウェハレベルCSPでは使用で
きる最大端子数は極めて制限されている。
【0011】また、ウエハレベルバーンインを実行する
場合には次の問題がある。ウエハレベルバーンインを行
うためには、図13(b)に示すコンタクタ110のバ
ンプ113と半導体ウェハ101のパッド116との間
に安定なコンタクトを形成する必要がある。このため、
コンタクタ110のバンプ113を半導体ウェハ101
に対して強く押圧しなければならない。しかしながら、
単位面積当たりの圧力に制約があるため、単位面積当た
りのパッド数が増加すると、バンプ113とパッド11
6と間に印加される1ピン当たりの圧力は逆比例的に低
下することになる。例えば、界面が不安定なアルミパッ
ド116に対して大気圧を用いて押圧する方法の場合、
1平方mm当たり0.7パッド程度しか安定なコンタク
トを得ることができない。従って、この場合、ダイチッ
プサイズが標準的な8mm×8mmの寸法であるときに
は、ウェハレベルバーンインを実行することができるパ
ット数は1チップ当たり45パッド程度に制限される。
その結果、ウェハレベルバーンインを実行可能にするた
めに、最大端子数が制限されたウェハレベルCSPしか
製造することができなかった。
【0012】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、使用可能な最大端子数の制限
を緩和させた半導体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
は、複数のパッド電極が配列された主面を有する半導体
素子と、前記半導体素子の前記主面上に形成された絶縁
層と、前記絶縁層上に二次元的に配列され、前記複数の
パッド電極の少なくとも1つに各々が電気的に接続され
た複数の第1取出し電極と、隣接する前記複数の第1取
出し電極の間に位置し、前記複数のパッド電極の少なく
とも1つに各々が電気的に接続された複数の第2取出し
電極とを備え、前記第2取出し電極の面積は、前記第1
取出し電極の面積より小さい。
【0014】本発明による他の半導体装置は、複数のパ
ッド電極が配列された主面を有する半導体素子と、前記
半導体素子の前記主面上に形成された絶縁層と、前記絶
縁層上に二次元的に配列され、前記複数のパッド電極の
少なくとも1つに各々が電気的に接続された複数の第1
取出し電極と、前記複数の第1取出し電極の内の前記主
面の最外周にある第1取出し電極より外周に位置するよ
うに前記絶縁層上に形成され、前記複数のパッド電極の
少なくとも1つに各々が電気的に接続された複数の第2
取出し電極とを備え、前記第2取出し電極の面積は、前
記第1取出し電極の面積より小さい。前記複数のパッド
電極が前記主面の外周領域に配列されいる場合、前記複
数の第2取出し電極は、前記主面の前記外周領域上に配
列されていることが好ましい。
【0015】前記第2取出し電極の面積は、前記第1取
出し電極の面積の半分以下であることが好ましい。
【0016】前記複数の第2取出し電極の少なくとも一
部は絶縁層で被覆されていてもよい。
【0017】本発明による半導体装置の製造方法は、複
数のパッド電極を有する複数の半導体素子が二次元的に
配列された半導体ウェハを用意する工程と、前記複数の
半導体素子の前記複数のパッド電極を露出している絶縁
層を前記半導体ウェハ上に形成する工程と、露出されて
いる前記複数のパッド電極の少なくとも一つに各々が電
気的に接続される複数の取出し電極を前記絶縁層上に形
成する工程と、前記複数の半導体素子の内の或る半導体
素子の複数のパッド電極に電気的に接続された前記複数
の取出し電極の少なくとも一つと、前記或る半導体素子
に隣接する半導体素子の複数のパッド電極に電気的に接
続された前記複数の取出し電極の少なくとも一つとを電
気的に接続する配線を形成する工程と、前記配線が形成
された前記半導体ウェハに対してウェハ状態での測定検
査を行う工程と、前記半導体ウェハから前記複数の半導
体素子のそれぞれを分離する工程とを包含する。
【0018】本発明によるバーンイン装置は、複数のパ
ッド電極を有する複数の半導体素子が二次元的に配列さ
れた半導体ウェハに対してウェハ状態でのバーンインを
行うバーンイン装置であり、バーンインされる前記半導
体ウェハにおける前記複数の半導体素子の前記複数のパ
ッド電極の少なくとも一つに各々が電気的に接続された
複数の取出し電極に対して、電気的に接続可能な複数の
プローブ端子を有するコンタクタを備え、前記複数のプ
ローブ端子の総数は、前記複数の取出し電極の総数の半
分以下である。
【0019】前記複数のプローブ端子は、バーンインさ
れる半導体ウェハにおける複数の半導体素子の列に対し
て一列飛ばし毎又は二列以上飛ばし毎にて列状に配列さ
れていることが好ましい。
【0020】前記プローブ端子は、バーンインされる半
導体ウェハにおける複数の半導体素子に対して千鳥格子
状に配列されていてもよい。
【0021】前記コンタクタは、楕円状の外形を有する
ことが好ましい。
【0022】本発明による他のバーンイン装置は、第1
機能を有する複数の半導体素子から構成される列と、前
記第1機能と異なる第2機能を有する複数の半導体素子
から構成される列とを含む半導体ウェハに対して、ウェ
ハ状態でのバーンインを行うバーンイン装置であって、
前記第1機能を有する複数の半導体素子の前記列に対し
て電気的に接続可能な複数のプローブ端子が列状に配列
された第1コンタクタと、前記第2機能を有する複数の
半導体素子の前記列に対して電気的に接続可能な複数の
プローブ端子が列状に配列された第2コンタクタとを備
える。
【0023】本発明のよるバーンイン装置は、第1機能
を有する複数の半導体素子が千鳥格子状に配列され、且
つ前記第1機能と異なる第2機能を有する複数の半導体
素子が千鳥格子状に配列された半導体ウェハに対して、
ウェハ状態でのバーンインを行うバーンイン装置であっ
て、前記第1機能を有する複数の半導体素子に対して電
気的に接続可能な複数のプローブ端子が千鳥格子状に配
列された第1コンタクタと、前記第2機能を有する複数
の半導体素子に対して電気的に接続可能な複数のプロー
ブ端子が千鳥格子状に配列された第2コンタクタとを備
える。
【0024】前記第1および第2コンタクタは、楕円状
の外形を有していてもよい。
【0025】本発明による別のバーンイン装置は、複数
のパッド電極を有する複数の半導体素子が二次元的に配
列された半導体ウェハであって、前記複数のパッド電極
の少なくとも一つに各々が電気的に接続された複数の取
出し電極を前記複数の半導体素子の各々は有しており、
且つ前記複数の取出し電極は第1機能を有する複数の第
1取出し電極と、前記第1機能と異なる第2機能を有す
る第2取出し電極とを含む半導体ウェハに対して、ウェ
ハ状態でのバーンインを行うバーンイン装置であり、バ
ーンインされる半導体ウェハにおける前記複数の半導体
素子の前記複数のパッド電極に電気的に接続された前記
複数の取出し電極に接続可能な複数のプローブ端子と、
前記複数のプローブ端子に電気的に接続された配線とを
有するコンタクタを備え、前記コンタクタの前記配線
は、前記複数の第1取出し電極に電気的に接続可能な複
数のプローブ端子の各々に電気的に接続された共通配線
を含む。ある実施形態では、前記複数の第1取出し電極
は、データ入力端子またはデータ入出力端子として機能
する。
【0026】本発明による更に別のバーンイン装置は、
複数のパッド電極を有する複数の半導体素子が二次元的
に配列された半導体ウェハであって、前記複数のパッド
電極の少なくとも一つに各々が電気的に接続された複数
の取出し電極を前記複数の半導体素子の各々は有してお
り、且つ前記複数の取出し電極は第1機能を有する第1
取出し電極と、前記第1機能と異なる第2機能を有する
第2取出し電極とを含む半導体ウェハに対して、ウェハ
状態でのバーンインを行うバーンイン装置であり、バー
ンインされる半導体ウェハにおける前記複数の半導体素
子の前記複数のパッド電極に電気的に接続された前記複
数の取出し電極に接続可能な複数のプローブ端子と、前
記複数のプローブ端子に電気的に接続された配線とを有
するコンタクタを備え、前記コンタクタの前記配線は、
第1取出し電極に電気的に接続可能な第1プローブ端子
と、第2取出し電極に電気的に接続可能な第2プローブ
端子とに電気的に接続された共通配線を含み、前記共通
配線は、共通電源配線または共通接地配線として機能す
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。以下の図面においては、簡単さ
のために、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一
の参照符号で示す。 (実施形態1)図1から図4を参照しながら、本発明に
よる実施形態1を説明する。本実施形態による半導体装
置の説明を容易にするために、まず、第1取出し電極1
5が形成された半導体装置10aの説明をする。図1
(a)は、半導体装置10aの上面を模式的に示し、図
1(b)は、図1(a)における1b−1b’線に沿っ
た断面を模式的に示している。図1(c)は、図1
(b)における1c−1c’線に沿った断面図であり、
半導体チップの主面に形成されたパッド電極のレイアウ
ト10bを示している。
【0028】半導体装置10aは、半導体チップ(半導
体素子)11と、複数のパッド電極12が形成された半
導体チップ11の主面の上に形成された第1絶縁層13
と、第1絶縁層13上に形成され、パッド電極(電極部
パッド)12に電気的に接続された配線14と、配線1
4の一部に電気的に接続された第1取出し電極15を備
えている。第1取出し電極15は、配線14を覆うよう
に第1絶縁層13上に形成された第2絶縁層20の上に
形成されており、配線基板(プリント基板など)に電気
的に接続可能な外部端子として機能する。第1絶縁層1
3は、パッド電極12を露出するコンタクトホールを有
しており、第2絶縁層20は、配線14と第1取出し電
極15とを電気的に接続するためのコンタクトホールを
有している。
【0029】半導体チップ11のパッド電極12は、半
導体チップ11内の内部回路(不図示)に電気的に接続
されている。パッド電極12は、例えば、100μm程
度の端子ピッチにて、半導体チップ11の主面の外周領
域に配列されている。なお、パッド電極12は半導体チ
ップ11における主面の外周領域に設けられている必要
はない。
【0030】第1取出し電極15は、パッド電極12の
少なくとも1つに配線14を介して電気的に接続されて
いる。例えば、パッド電極12aと取出し電極15Aと
が電気的に接続され、パッド電極12bと取出し電極1
5Bとが電気的に接続されている。同様に、パッド電極
12c〜12zのそれぞれと取出し電極15C〜Zのそ
れぞれとが電気的に接続されている。なお、配線14の
接続を変更することによって、パッド電極12と取出し
電極15との電気的接続は任意に変更することができ
る。
【0031】第1取出し電極15は、第2絶縁層20上
に二次元的に配列されている。第1取出し電極15の総
端子数は、半導体チップ11のダイチップサイズや第1
取出し電極15の端子ピッチによって決定された個数と
なる。図1(a)には、総端子数48個(6個×8個)
の第1取出し電極15が例示されている。
【0032】第1取出し電極15の形状は例えば円形
(直径:400μm程度)であり、第1取出し電極15
の端子ピッチは、例えば800μm程度である。隣接す
る第1取出し電極15同士の間(例えば第1取出し電極
15Aと15Bとの間)には、例えば400μm程度の
隙間(端子間隔)が設けられている。また、最外周にあ
る第1取出し電極(例えば、取出し電極15A〜F)と
第2絶縁層20の外縁との間には、周辺余裕として1m
m程度の隙間が設けられている。なお、これらの条件
は、半導体装置を実装する配線基板の制約および製造技
術上の制約によって設定されるものであるため、上記形
状および数値に限定されるものではない。特に、第1取
出し電極15の端子間隔は、微細化技術の進展によって
400μm程度よりも小さくなり得るため、第1取出し
電極15の端子間隔は400μm程度に限定されない。
【0033】次に、図1(d)および(e)を参照しな
がら、本実施形態による半導体装置10の説明をする。
図1(d)は、半導体装置10の上面を模式的に示し、
図1(e)は、図1(d)における1e−1e’線に沿
った断面を模式的に示している。
【0034】半導体装置10は、第1取出し電極15に
加えて、第2取出し電極16および第3取出し電極17
を有している点において図1(a)および(b)に示し
た半導体装置10aと異なる。第2取出し電極16は、
隣接する第1取出し電極15の間に位置するように形成
されいる。一方、第3取出し電極17は、最外周にある
第1取出し電極15よりも外周に位置するように形成さ
れている。
【0035】隣接する第1取出し電極15の間に位置す
る第2取出し電極16の面積は、第1取出し電極15の
面積よりも小さい。その理由は、配線基板の制約などに
よって決定された所定の端子間隔を有する第1取出し電
極15同士の間に、第2取出し電極16を形成するため
である。第1取出し電極が形成できないような狭い領域
に第2取出し電極を形成するために、第2取出し電極1
6の面積は、第1取出し電極15の面積の半分以下であ
ることが好ましい。
【0036】第2取出し電極の形状は、例えば円形であ
り、第1取出し電極15同士の隙間が400μm程度で
あるとき、第2取出し電極の直径は例えば50〜200
μm程度である。第2取出し電極の端子数は、半導体素
子11のパッド電極12の端子数などに応じて適宜設定
すればよい。
【0037】第2取出し電極16の各々は、半導体チッ
プ11の主面上にあるパッド電極12の少なくとも1つ
に電気的に接続されている。第2取出し電極16は、第
1取出し電極15に電気的に接続されたパッド電極12
a〜12zを除くパッド電極12のいずれかに電気的に
接続されていても良いし、パッド電極12a〜12zの
いずれかに電気的に接続されていても良い。
【0038】最外周にある第1取出し電極15よりも外
周に位置する第3取出し電極17の面積は、第1取出し
電極15の面積よりも小さい。その理由は、最外周にあ
る第1取出し電極と第2絶縁層20の外縁との間の周辺
余裕に第3取出し電極16を形成するためである。第1
取出し電極が形成できないような狭い領域に第3取出し
電極を形成するために、第3取出し電極16の面積は、
第1取出し電極15の面積の半分以下であることが好ま
しい。
【0039】第3取出し電極の形状は例えば正方形であ
り、最外周にある第1取出し電極と第2絶縁層20の外
縁との間の周辺余裕が1mm程度であるとき、第3取出
し電極の一辺の長さは例えば50〜200μm程度であ
る。第3取出し電極の端子数は、半導体素子11のパッ
ド電極12の端子数などに応じて適宜設定すればよい。
【0040】第3取出し電極17の各々は、半導体チッ
プ11の主面上にあるパッド電極12の少なくとも1つ
に電気的に接続されている。第3取出し電極16は、第
1取出し電極15と電気的に接続されたパッド電極12
a〜12zを除くパッド電極12のいずれかに電気的に
接続されていても良いし、パッド電極12a〜12zの
いずれかに電気的に接続されていても良い。
【0041】本実施形態の半導体装置10には、第1取
出し電極15に加えて、第2取出し電極16および第3
取出し電極17が形成されているので、第1取出し電極
15の総端子数よりも多くの端子数を使用することがで
きる。具体的には、図2に示すように、半導体装置10
の製造工程中に実行される半導体装置の検査・測定を行
うとき、第1取出し電極15の総端子数よりも多くの端
子数を検査用端子として使用することができる。従っ
て、電気特性の検査・測定を行う検査装置19に電気的
に接続されたプローブ18を、第1取出し電極15だけ
でなく第2取出し電極16および第3取出し電極17に
も接触させて、半導体装置10の検査・測定を行うこと
ができる。図2に示す半導体装置10がウェハレベルC
SPのときには、第1取出し電極15の総端子数よりも
多くの端子数を使用してウェハ状態での検査・測定を行
うことができる。
【0042】なお、第2取出し電極16および第3取出
し電極17は、検査用端子だけでなく、電気的ストレス
を印加するための端子(例えば、バーンイン端子)とし
ても使用することができる。図2に示す半導体装置10
がウェハレベルCSPのときには、第1取出し電極15
の総端子数よりも多くの端子数を使用してウェハレベル
バーンインを行うことができる。また、第2取出し電極
16および第3取出し電極17は、半導体装置10の電
気信号用端子、グランド用端子、電源接続用端子として
使用することも可能であり、さらにチップコンデンサの
実装エリアとしても使用することもできる。チップコン
デンサの実装エリアとは、信号配線/電源配線の不要な
変動をおさえるために実装する小型のコンデンサの実装
エリアのことを意味する。
【0043】図1(d)および(e)に示したように第
2取出し電極16および第3取出し電極17の両方を設
けなくとも、第2取出し電極16または第3取出し電極
17のいずれか一方だけを設けても本発明の効果を得る
ことができる。また、第2取出し電極16および第3取
出し電極17のそれぞれをバンプ電極12に電気的に接
続するだけでなく、第1取出し電極15、第2取出し電
極16および第3取出し電極17を相互に電気的に接続
してもよい。第1取出し電極15、第2取出し電極16
および第3取出し電極17の形状は、円形、矩形(正方
形)などに限定されず、適宜、所望の電極形状にすれば
よい。さらに、第1取出し電極、第2取出し電極16お
よび第3取出し電極17は、ランド型の電極でも、スタ
ッドバンプ型の電極でもよく、また両者を組み合わせた
ものであってもよい。
【0044】また、図3に示すように、パッド電極12
が半導体チップ11の主面の外周領域に配列されている
場合、パッド電極12が配列された外周領域上に第3取
出し電極17が形成された構成を有する半導体装置10
cにすることが好適である。さらに好適には、外周領域
に配列された複数のパッド電極12の一部の位置または
全ての位置の上に第3取出し電極17が形成された構成
にする。このような構成にすることによって、半導体素
子の製造工程中に用いた試験治具や試験装置を図3に示
す半導体装置にも利用することが可能になる。特に、ウ
ェハレベルCSPを作製する場合、半導体ウェハの検査
工程で用いたプローブ配置をウェハレベルCSPにも利
用できるため、半導体ウェハの検査工程で使用した試験
治具や試験装置を半導体装置にも利用することができ
る。
【0045】パッド電極12上に形成された第3取出し
電極17と、パッド電極12とを電気的に接続する目的
のために、パッド電極12を露出する第1絶縁層12の
コンタクトホール上に第2絶縁層20のコンタクトホー
ルが形成されることが好ましい。このようにコンタクト
ホールが形成された場合、パッド電極12と第3取出し
電極17との間は、例えば、第1絶縁層12のコンタク
トホールに充填された配線14aと、第1絶縁層12上
に形成された14bと、第2絶縁層20のコンタクトホ
ールに充填された配線14cとによって電気的に接続す
る。
【0046】また、半導体装置の検査工程やバーンイン
工程を実行した後は、図4に示すように、配線基板の実
装に使用されない取出し電極を絶縁層20aによって被
覆した構成を有する半導体装置10dにすることができ
る。このような構成にすれば、配線基板の実装に使用さ
れない取出し電極(以下、「未実装取出し電極」とい
う。)が電気的に絶縁されるため、未実装取出し電極の
接触リークを防止することができる。具体的には、半導
体装置10dを配線基板に半田実装する場合、未実装取
出し電極と取出し電極との間の好ましくない半田ブリッ
ジ、配線基板の配線(例えば信号線)と未実装取出し電
極との間の好ましくない半田ブリッジ、または導電性異
物による電気的ショートなどの電気的傷害を防止するこ
とができる。なお、全ての未実装取出し電極に絶縁層2
0aを被覆しなくとも、一部の未実装取出し電極だけに
絶縁層20aを被覆しても良い。 (実施形態2)図5を参照しながら、本発明による実施
形態2を説明する。図5は、複数のウェハレベルCSP
が形成された半導体ウェハ30の上面を模式的に示して
いる。
【0047】半導体ウェハ30は、互いに隣接するウェ
ハレベルCSP21および22を有している。図示して
いないが、半導体ウェハ30には更に他の複数のウェハ
レベルCSPが形成されている。ウェハレベルCSP2
1および22のそれぞれは、複数の取出し電極150を
絶縁層200上に有している。
【0048】複数の取出し電極150の内の取出し電極
23および取出し電極24は、それぞれウェハレベルC
SP21の入力端子Aおよび入力端子Bとして機能す
る。一方、複数の取出し電極150の内の取出し電極2
5および26は、それぞれウェハレベルCSP22の入
力端子Aおよび入力端子Bとして機能する。入力端子A
として機能する取出し電極23および25は、共通の信
号配線27によって電気的に接続されており、入力端子
Bとして機能する取出し電極24および26は、共通の
信号配線28によって電気的に接続されている。
【0049】なお、本明細書において、入力端子として
機能する取出し電極を「入力端子としての機能を有する
取出し電極」と呼ぶ場合がある。また、例えば入力端子
としての機能を有する取出し電極同士を、同一機能を有
する取出し電極と呼ぶ場合がある。
【0050】図5に示す半導体ウェハ30は、次のよう
にして作製される。まず、複数のパッド電極を有する複
数の半導体チップ(半導体素子)が二次元的に配列され
た半導体ウェハを用意した後、半導体チップのパッド電
極を露出する絶縁層200を半導体ウェハ上に形成す
る。次に、露出されている複数のパッド電極の少なくと
も1つに各々が電気的に接続される複数の取出し電極1
50を絶縁層200上に形成することによって、複数の
ウェハレベルCSPが形成された半導体ウェハを得る。
次に、複数のウェハレベルCSPの内のウェハレベルC
SP21の取出し電極23と、ウェハレベルCSP21
に隣接するウェハレベルCSP22の取出し電極25と
を電気的に接続する信号配線27を形成する。同様にし
て、ウェハレベルCSP22の取出し電極24と、ウェ
ハレベルCSP22の取出し電極26とを電気的に接続
する信号配線27を形成する。このようにして、図3に
示す半導体ウェハ30が得られる。なお、先に信号配線
27および28を形成した後に取出し電極150を形成
してもよい。
【0051】次に、信号配線27および28が形成され
た半導体ウェハ30に対してウェハ状態での測定検査を
行う。ウェハレベルCSP21および22の入力端子A
(取出し電極23および25)は、共通の信号配線27
によって電気的に接続されているので、何れか一方のウ
ェハレベルCSPの入力端子Aに対して、検査装置のコ
ンタクタに設けられたプローブ端子を接触させて信号入
力を行えば、同時に他方のウェハレベルCSPの入力端
子Aにも信号入力を行うことができる。同様に、何れか
一方のウェハレベルCSPの入力端子Bに対して信号入
力を行えば、同時に他方のウェハレベルCSPの入力端
子Bに信号入力を行うことができる。従って、入力端子
の総数よりも少ない数のプローブ端子を設けたコンタク
タ用いて、ウェハ状態での測定検査を行うことが可能と
なる。
【0052】半導体ウェハ30に対してウェハ状態で測
定検査を行った後、半導体ウェハ30から複数のウェハ
レベルCSPを分離することによって、半導体装置を得
る。分離するときに信号配線27および28は切断され
るため、隣接するウェハレベルCSP21および22の
間の電気的接続は切断されることになる。
【0053】なお、本実施形態では、入力端子Aおよび
Bについて説明したが、他の入力端子に対しても共通の
信号配線を設けることができる。接触リークを防止する
ために、信号配線27および28は絶縁層によって被覆
されていてもよい。
【0054】本実施形態では、隣接するウェハレベルC
SP間に共通配線を形成し、且つ隣接するウェハレベル
CSPのそれぞれに含まれる同一機能を有する取出し電
極(例えば、取出し電極23と25、または取出し電極
24と26)と共通配線とを電気的に接続する。このた
め、ウェハレベルCSPを形成した半導体ウェハに対し
てウェハ状態での測定検査を行うとき、検査測定に用い
られるコンタクタに形成されているプローブ端子の個数
を従来の構成よりも削減することができる。(実施形態
3)図6(a)および(b)を参照しながら、本発明に
よる実施形態3を説明する。図6(a)は、バーンイン
される半導体ウェハ32の上面を模式的に示している。
図6(b)は、ウェハレベルバーンインを行うバーンイ
ン装置(以下、「WLBI装置」と呼ぶ。)のコンタク
タ31を模式的に示している。
【0055】バーンインされる半導体ウェハ32には、
複数のウェハレベルCSPが形成されている。ウェハレ
ベルCSPのそれぞれは、複数の取出し電極(不図示)
を備えており、取出し電極は、ウェハレベルCSP内の
半導体チップのパッド電極に電気的に接続されている。
なお、以下においてウェハレベルCSPを単に「チッ
プ」と呼ぶこととする。
【0056】WLBI装置のコンタクタ31は、チップ
1個分に対応するチップコンタクタ33を複数備えてい
る。複数のチップコンタクタ33のそれぞれは、チップ
の取出し電極に電気的に接続可能な複数のプローブ端子
133を有している。チップコンタクタ33は、バーン
インされる半導体ウェハ32におけるチップの列に対し
て一列飛ばし毎にて列状に配列されている。従って、コ
ンタクタ31に含まれるプローブ端子133の総数は、
取出し電極の総数の半分以下にされている。
【0057】WLBI装置のコンタクタ31を用いるウ
ェハレベルバーンインは、次のように実行される。ま
ず、1回目に測定可能な半導体ウェハ32のポジション
34にコンタクタ31上のチップコンタクタ33を移動
させた後、ポジション34に位置するチップの複数の取
出し電極のそれぞれに、チップコンタクタ33の複数の
プローブ端子133のそれぞれを電気的に接触させ、1
回目のバーンインを行う。次に、2回目に測定可能なポ
ジション35にチップコンタクタ33を移動させた後、
ポジション35に位置するチップの複数の取出し電極の
それぞれに、チップコンタクタ33の複数のプローブ端
子133のそれぞれを電気的に接触させて2回目のバー
ンインを行う。このようにして2回のバーンインを行う
ことによって、半導体ウェハ32の全面をバーンインす
る。
【0058】本実施形態では、コンタクタ31に含まれ
るプローブ端子133の総数が取出し電極の総数の半分
以下であるため、1ピン当たりの圧力を従来よりも増大
させることができる。このため、取出し電極の数が多い
チップに対してウェハレベルバーンインをする場合であ
っても、バーンインされる半導体ウェハの取出し電極と
プローブ端子との間に安定したコンタクトを形成するこ
とができる。
【0059】なお、コンタクタ31では、1列飛ばし毎
にてチップコンタクタ33を列状に配列したが、2列飛
ばし以上毎にてチップコンタクタ33を列状に配列して
もよい。コンタクタ31に含まれるプローブ端子133
の総数をさらに減らすことによって、取出し電極の数が
さらに多い場合であっても、取出し電極とプローブ端子
との間に安定したコンタクトを形成することが可能にな
る。2列飛ばし以上毎にてチップコンタクタを列33状
に配列した場合には、3回以上ポジションを移動させて
バーンインを行えば、半導体ウェハ32の全面をバーン
インすることができる。
【0060】次に、バーンインされる半導体ウェハ32
の左端周辺に対してバーンインを行うのに好適なコンタ
クタについて説明する。
【0061】図7(a)に示すように、バーンインされ
る半導体ウェハ32の左端周辺においては、列Aのポジ
ション39にチップが存在しない領域がある。図7
(b)に示すように、列Aおよび列Cのチップ配列に対
応させたコンタクタ36を用いてバーンインを行うと、
1回目の列Aおよび列Cに対するバーンインは適切に行
えるけれども、2回目の列Bおよび列Dに対するバーン
インは、B列のポジション37に位置するチップに対し
てバーンインを行うことができない。従って、2回目の
バーンインを適切に行うために、図7(c)に示すよう
に、1回目のバーンインにおいて接触するチップが存在
しないポジションにダミーチップコンタクタ33aを設
けたコンタクタ40が好適に用いられる。
【0062】なお、半導体ウェハ32の左端領域の場合
について説明したが、半導体ウェハ32の右端領域、上
端領域および下端領域においても同様にダミーチップコ
ンタクタ33aを設けることが好ましい。
【0063】上記実施形態では、1列飛ばし毎または2
列飛ばし以上毎にてチップコンタクタ33を列状に配列
したコンタクタを用いたが、図8に示すように、チップ
コンタクタ33bを千鳥格子状に配列したコンタクタ4
1を用いることもできる。コンタクタ41を用いた場合
でも、コンタクタ41に含まれるプローブ端子の総数
を、取出し電極の総数の半分以下にすることができるた
め、取出し電極とプローブ端子との間に安定したコンタ
クトを形成することが可能になる。コンタクタ41を用
いて半導体ウェハの全面をバーンインを行う場合、1回
目のバーンインを行った後、ポジションを移動させて2
回目のバーンインを行えばよい。
【0064】また、上記実施形態では、図9(a)に示
すようにバーンインされる半導体ウェハの外形に対応さ
せて円形の外形を有するコンタクタ42を用いた。しか
し、図9(b)に示すように、複数回行われるコンタク
タと半導体ウェハとの位置合わせを行う場合、楕円形の
外形を有するコンタクタ43を用いてもよい。コンタク
タの合わせ位置をずらして使用する場合、楕円形の外形
を有するコンタクタ43は、コンタクタからウェハがは
み出さない最小面積の形状のコンタクタとなる。このた
め、楕円形の外形を有するコンタクタ43を採用すれ
ば、コンタクタの外形形状の簡素化を図ることができ
る。(実施形態4)図10(a)から(c)を参照しな
がら、本発明による実施形態4を説明する。図10
(a)は、ウェハ状態で検査される半導体ウェハ46の
上面を模式的に示している。図10(b)および(c)
は、コンタクタ44および45をそれぞれ模式的に示し
ている。コンタクタ44および45は、WLBI装置に
電気的に接続されており、コンタクタ44および45を
用いてウェハレベルバーンインを行うことができる。
【0065】半導体ウェハ46は、第1機能を有する複
数のチップから構成される列47と、第1機能と異なる
第2機能を有する複数のチップから構成される列48と
を含んでおり、列47と列48とは交互に配列されてい
る。第1機能を有するチップは、複数の第1取出し電極
(不図示)を有しており、第2機能を有するチップは、
複数の第2取出し電極(不図示)を有している。第1機
能を有するチップとしては、例えばダイナミックラムが
挙げられ、第2機能を有するチップとしては、例えばマ
イクロコントローラーが挙げられる。
【0066】コンタクタ44は、列47に対応して列状
に配列されたチップコンタクタ144を有し、チップコ
ンタクタ144は、第1機能を有するチップの第1取出
し電極に電気的に接続可能な複数のプローブ端子144
aを有している。一方、コンタクタ45は、列48に対
応して列状に配列されたチップコンタクタ145を有
し、チップコンタクタ145は、第2機能を有するチッ
プの第2取出し電極に電気的に接続可能な複数のプロー
ブ端子145aを有している。
【0067】コンタクタ44および45を用いるバーン
イン検査は、次のように実行される。まず、第1機能を
有するチップの列47上にコンタクタ44のチップコン
タクタ50aを移動させた後、チップコンタクタ144
のプローブ端子144aと第1取出し電極とを電気的に
接触させ、次いで半導体ウェハ46内の全ての第1機能
を有するチップをバーンイン検査する。チップコンタク
タ144の列の数を列47の総数よりも少なくしたコン
タクタ44を用いることもできる。この場合、複数回ポ
ジションを移動させることによって、半導体ウェハ46
内の第1機能を有するチップ全てをバーンイン検査すれ
ばよい。
【0068】次に、第2機能を有するチップの列48上
にコンタクタ45のチップコンタクタ145を移動させ
た後、チップコンタクタ145のプローブ端子145a
と第2取出し電極とを電気的に接触させ、次いで半導体
ウェハ46内の全ての第2機能を有するチップをバーン
イン検査する。上記コンタクタ44と同様の理由で、チ
ップコンタクタ145の列の数を列48の総数よりも少
なくしたコンタクタ45を用いることもできる。
【0069】本実施形態では、コンタクタ44および4
5を用いてバーンインを複数回することによってウェハ
全面をバーンインするので、各コンタクタのプローブ端
子の総数を半導体ウェハ46に形成された取出し電極の
総数よりも減少させることができる。従って、1ピン当
たりの圧力を従来よりも増大させることができるため、
取出し電極の数が多いチップに対してウェハレベルバー
ンインする場合であっても、バーンインされる半導体ウ
ェハの取出し電極とプローブ端子との間に安定したコン
タクトを形成することができる。
【0070】なお、本実施形態では、第1機能を有する
チップの列47と第2機能を有するチップの列48とを
含む半導体ウェハに対して、コンタクタ44および45
を用いてウェハレベルバーンインを実行したけれども、
これには限定されない。第1機能を有するチップと第2
機能を有するチップとを千鳥格子状に配列させた半導体
ウェハを用意した後、この半導体ウェハに対して、チッ
プコンタクタ144を千鳥格子状に配列させたコンタク
タと、チップコンタクタ145を千鳥格子状に配列させ
たコンタクタとを用いて、ウェハレベルバーンインを実
行することも可能である。
【0071】また、本実施形態では、第1機能を有する
チップおよび第2機能を有するチップを含む場合を例示
したけれども、第3機能または更に他の機能を有するチ
ップを含む場合にも適用可能なことはいうまでもない。
さらに、コンタクタと半導体ウェハとの複数回の位置合
わせをする場合、楕円形の外形を有するコンタクタ43
を用いて、コンタクタの外形形状の簡素化を図ることが
できる。 (実施形態5)図11を参照しながら、本発明による実
施形態5を説明する。図11は、チップ1個分の半導体
装置の検査を行うコンタクタ51を模式的に示してい
る。コンタクタ51は、WLBI装置に電気的に接続さ
れており、コンタクタ51を用いてウェハレベルバーン
インを行うことができる。
【0072】バーンインされる半導体装置は、同一機能
を有する取出し電極を複数個有しており、例えば、デー
タ入力端子(DI端子)を4個有している。また、検査
される半導体装置は、出力端子(DO端子)を例えば4
個有している。
【0073】コンタクタ51は、半導体装置のDI端子
に電気的に接続されるDIプローブ端子52〜55と、
半導体装置のDO端子に電気的に接続されるDOプロー
ブ端子57〜60とを有している。DIプローブ端子5
2〜55のそれぞれは、半導体装置のDI端子0〜DI
端子3のそれぞれに電気的に接続され、DOプローブ端
子57〜60のそれぞれは、半導体装置のDO端子0〜
DO端子3のそれぞれに電気的に接続される。
【0074】コンタクタ51のDIプローブ端子52〜
55のそれぞれは、コンタクタ51に形成された共通配
線56に電気的に接続されている。一方、コンタクタ5
1のDOプローブ端子57〜60のそれぞれは、コンタ
クタ51に形成された配線61〜64のそれぞれに電気
的に接続されている。
【0075】コンタクタ51を用いて検査を行う場合、
共通配線56に電気的に接続されたDI端子0〜DI端
子3には同一種類のデータしか入力することができな
い。しかし、半導体装置のDO端子0〜DO端子3から
出力されたデータは、DOプローブ端子57〜60のそ
れぞれによって独立して検出することができるため、出
力されたデータのそれぞれを個別に判定を行うことがで
きる。従って、コンタクタ51のDIプローブ端子52
〜55のそれぞれに独立して配線を接続した場合と比較
して、DIプローブ端子に接続する配線の数を1/4に
削減することができる。
【0076】また、半導体装置のDI端子0〜DI端子
3を2つのグループに分け、それぞれのグループに異な
るデータ入力を行う場合、コンタクタ51のDIプロー
ブ端子52〜55を2つのグループ分け、各グループ内
のDIプローブ端子を共通配線に接続すればよい。この
ような構成にすることよって、DIプローブ端子の各グ
ループに別々のデータを入力することが可能となり、異
なったデータを入力することによって検出可能な不良の
検査を行うことができる。DIプローブ端子を2つのグ
ループ分けた場合、DIプローブ端子52〜55のそれ
ぞれに独立して配線を接続するときと比べて、DIプロ
ーブ端子に接続する配線の数を1/2に削減することが
できる。
【0077】本実施形態では、最適なグループに分けた
半導体装置のDI端子のグループにあわせてグループ分
けを行ったDIプローブ端子の各グループ内のDIプロ
ーブ端子を共通配線56に電気的に接続したコンタクタ
51を用いる。このため、WLBI装置が持つ不良検出
能力を低下させることなく、コンタクタ51のDIプロ
ーブ端子に電気的に接続する配線の数を削減することが
できる。 (実施形態6)図12を参照しながら、本発明による実
施形態6を説明する。図12は、チップ1個分のコンタ
クタ71を模式的に示している。コンタクタ71は、W
LBI装置に電気的に接続されており、コンタクタ71
を用いてウェハレベルバーンインを行うことができる。
【0078】バーンインされる半導体装置は、異なる機
能を有する取出し電極を複数個有しており、例えば、L
DQM端子、UDQM端子、およびVREF端子を有し
ている。LDQM端子およびUDQM端子はそれぞれ、
半導体装置が半導体メモリである場合、下位バイトに対
するライトマスクイネーブル入力端子、上位バイトに対
するライトマスクイネーブル入力端子を意味し、VRE
F端子は、リファレンス電圧入力端子を意味する。
【0079】コンタクタ71は、半導体装置のLDQM
端子に電気的に接続されるプローブ端子72、半導体装
置のUDQM端子に電気的に接続されるプローブ端子7
3、および半導体装置のVREF端子に電気的に接続さ
れるプローブ端子74を有している。プローブ端子7
2、73および74のそれぞれは、コンタクタ51に形
成された共通配線75に電気的に接続されている。共通
配線75は、例えば、共通電源配線または共通接地配線
として機能する。
【0080】書き込みのマスク機能を特に検査する必要
がない場合には、LDQM端子およびUDQM端子をV
REF端子に短絡させた状態で検査をすることができ
る。このため、例えば、入力データを固定してウェハ状
態で検査を行うような場合には、共通コンタクト配線と
電源配線(または接地配線)とを共有化することができ
るため、プローブ端子72、73および74を共通配線
75に電気的に接続したコンタクタ71を用いて検査を
行うことが可能となる。
【0081】本実施形態によれば、異なる機能を有する
取出し電極(例えば、LDQM端子、UDQM端子、V
REF端子)に電気的に接続可能なプローブ端子72〜
74に電気的に接続した配線75を有しているので、プ
ローブ端子72〜74の各々に独立に複数の配線を接続
した場合と比較して、コンタクタ72に形成する配線の
数を削減することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、隣接する複数の第1取
出し電極の間に、第1取出し電極よりも面積の小さい複
数の第2取出し電極を備えているので、従来の構成より
も取出し電極の個数を増やすことができる。このため、
使用可能な最大端子数の制限を緩和させた半導体装置を
提供することができる。従って、半導体装置の検査を行
う場合、より多くの取出し電極を利用して検査をするこ
とが可能となる。
【0083】本発明によれば、最外周にある第1取出し
電極よりも外周に、第1取出し電極よりも面積の小さい
複数の第2取出し電極を備えているので、従来の構成よ
りも取出し電極の個数を増やすことができる。このた
め、使用可能な最大端子数の制限を緩和させた半導体装
置を提供することができる。従って、半導体装置の検査
を行う場合、より多くの取出し電極を利用して検査をす
ることが可能となる。複数のパッド電極が半導体素子の
主面の外周領域に配列されている場合、前記主面の外周
領域上に複数の第2取出し電極が配列されていると、半
導体ウェハ検査の際に用いた機器治具等を利用して、半
導体装置の検査を行うことができる。
【0084】第2取出し電極の面積が第1取出し電極の
面積の半分以下である場合、第1取出し電極を形成でき
ない狭い領域においても複数の第2取出し電極を形成す
ることができる。複数の第2取出し電極が絶縁層によっ
て被覆されていると、半導体装置の検査後に配線基板に
実装するとき、複数の第2取出し電極と配線基板上の信
号配線との間の接触リークを防止することができる。
【0085】本発明によれば、或る半導体素子の前記複
数の取出し電極の少なくとも一つと、前記或る半導体素
子に隣接する半導体素子の複数の取出し電極の少なくと
も一つとを電気的に接続する配線を形成しているので、
同一機能を有する信号配線を共用化することができる。
このため、半導体ウェハに対してウェハ状態での測定検
査を行うとき、検査測定に用いられるコンタクタに形成
されているプローブ端子の個数を削減することができ、
その結果、使用可能な最大端子数の制限を緩和させるこ
とができる。
【0086】本発明のバーンイン装置は、コンタクタの
プローブ端子の総数を取出し電極の総数の半分以下にし
ているので、プローブ端子1ピン当たりの圧力を増大さ
せることができる。従って、取出し電極の数が多いウェ
ハレベルCSPに対してバーンインをする場合でも、取
出し電極とプローブ端子との間に安定したコンタクトを
形成することができる。また、バーンインされる半導体
ウェハにおける複数の半導体素子の列に対して一列飛ば
し毎又は二列以上飛ばし毎にて列状にプローブ端子がコ
ンタクタに配列されている場合、取出し電極の数がさら
に多いウェハレベルCSPに対してバーンインをする場
合でも、取出し電極とプローブ端子との間に安定したコ
ンタクトを形成することができる。さらに、バーンイン
される半導体ウェハにおける複数の半導体素子に対し
て、プローブ端子が千鳥格子状に配列されている場合で
も、取出し電極とプローブ端子との間に安定したコンタ
クトを形成することができる。プローブ端子が形成され
ているコンタクタの外形が楕円状に形成されている場
合、コンタクタの外形形状の簡素化を図ることができ
る。
【0087】本発明のバーンイン装置は、第1機能を有
する複数の半導体素子の列に対して電気的に接続可能な
複数のプローブ端子が列状に配列された第1コンタクタ
と、第2機能を有する複数の半導体素子の前記列に対し
て電気的に接続可能な複数のプローブ端子が列状に配列
された第2コンタクタとを備えているため、各コンタク
タのプローブ電極の総数を取出し電極の総数よりも減少
させることができる。その結果、プローブ端子1ピン当
たりの圧力を増大させることができるので、取出し電極
とプローブ端子との間に安定したコンタクトを形成する
ことができる。
【0088】本発明の他のバーンイン装置は、第1機能
を有する複数の半導体素子に対して電気的に接続可能な
複数のプローブ端子が千鳥格子状に配列された第1コン
タクタと、第2機能を有する複数の半導体素子に対して
電気的に接続可能な複数のプローブ端子が千鳥格子状に
配列された第2コンタクタとを備えているため、各コン
タクタのプローブ電極の総数を取出し電極の総数よりも
減少させることができる。その結果、プローブ端子1ピ
ン当たりの圧力を増大させることができるので、取出し
電極とプローブ端子との間に安定したコンタクトを形成
することができる。第1および第2コンタクタの外形が
楕円状に形成されている場合、コンタクタの外形形状の
簡素化を図ることができる。
【0089】本発明の別のバーンイン装置は、複数の第
1取出し電極に電気的に接続可能な複数のプローブ端子
の各々に電気的に接続された共通配線を有するコンタク
タを備えているため、取出し電極をグループ化して検査
することができる。共通配線が、データ入力端子または
データ入出力端子として機能する取出し電極に電気的に
接続可能な複数のプローブ端子の各々に電気的に接続さ
れている場合、前記プローブ端子の各々に独立に複数の
配線を接続した場合と比較して、コンタクタに形成され
る配線の数を削減することができる。
【0090】本発明の更に別のバーンイン装置は、第1
取出し電極に電気的に接続可能な第1プローブ端子と、
第2取出し電極に電気的に接続可能な第2プローブ端子
とに電気的に接続された共通配線であって、共通電源配
線または共通接地配線として機能する共通配線を含むコ
ンタクタを備えている。このため、前記プローブ端子の
各々に独立に複数の配線を接続した場合と比較して、コ
ンタクタに形成される配線の数を削減することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の実施形態1を説明
するための図である。
【図2】本発明の実施形態1にかかる半導体装置の測定
・検査を行う構成を説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態1にかかる半導体装置の改変
例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1にかかる半導体装置の改変
例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態2を説明するための半導体ウ
ェハの平面図である。
【図6】(a)および(b)は、本発明の実施形態3を
説明するための平面図である。
【図7】(a)から(c)は、本発明の実施形態3の改
変例を説明するための平面図である。
【図8】本発明の実施形態3の改変例を説明するための
平面図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明の実施形態3の
改変例を説明するための平面図である。
【図10】(a)から(c)は、本発明の実施形態4の
説明するための平面図である。
【図11】本発明の実施形態5を説明するための平面図
である。
【図12】本発明の実施形態6を説明するための平面図
である。
【図13】(a)は、従来のウェハレベルCSPを示す
断面図であり、(b)は、従来のウェハ状態での検査工
程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10 半導体装置(ウェハレベルCSP) 11 半導体チップ(半導体素子) 12 パッド電極 13 第1絶縁層 14 配線 15 第1取出し電極 16 第2取出し電極 17 第3取出し電極 18 プローブ 19 検査装置 20 第2絶縁層 21 ウエハレベルCSP 22 ウエハレベルCSP 23 取出し電極 24 取出し電極 25 取出し電極 26 取出し電極 150 取出し電極 200 絶縁層 27 信号配線 28 信号配線 30 半導体ウェハ 31 コンタクタ 32 半導体ウェハ 33 チップコンタクタ 33a ダミーチップコンタクタ 33b〜33d チップコンタクタ 133 プローブ端子 34 ポジション 35 ポジション 36 コンタクタ 37 ポジション 39 ポジション 41 コンタクタ 42 コンタクタ 43 コンタクタ 44 コンタクタ 45 コンタクタ 46 半導体ウェハ 47 機能Aを有するチップの列 48 機能Bを有するチップの列 144 チップコンタクタ 144a プローブ端子 145 チップコンタクタ 145a プローブ端子 51 コンタクタ 52〜55 プローブ端子 56 コンタクタ上の配線 57〜60 プローブ端子 61〜64 コンタクタ上の配線 71 コンタクタ 72〜74 プローブ端子 75 コンタクタ上の配線 101 半導体ウェハ 102 パッド 103 第1絶縁層 104 第2絶縁層 105 配線 106 開口部(端子引き出し口) 110 コンタクタ 111 ポリイミド基板 112 配線 113 バンプ 114 スルーホール配線 116 パッド
フロントページの続き (72)発明者 橋本 真司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 武志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA10 AC01 AH00 2G032 AA00 AB02 AK01 AK11 4M106 AA01 AA02 AA04 BA14 CA56 DH01 DJ32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパッド電極が配列された主面を有
    する半導体素子と、 前記半導体素子の前記主面上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層上に二次元的に配列され、前記複数のパッド
    電極の少なくとも1つに各々が電気的に接続された複数
    の第1取出し電極と、 隣接する前記複数の第1取出し電極の間に位置し、前記
    複数のパッド電極の少なくとも1つに各々が電気的に接
    続された複数の第2取出し電極とを備え、 前記第2取出し電極の面積は、前記第1取出し電極の面
    積より小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のパッド電極が配列された主面を有
    する半導体素子と、 前記半導体素子の前記主面上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層上に二次元的に配列され、前記複数のパッド
    電極の少なくとも1つに各々が電気的に接続された複数
    の第1取出し電極と、 前記複数の第1取出し電極の内の前記主面の最外周にあ
    る第1取出し電極より外周に位置するように前記絶縁層
    上に形成され、前記複数のパッド電極の少なくとも1つ
    に各々が電気的に接続された複数の第2取出し電極とを
    備え、 前記第2取出し電極の面積は、前記第1取出し電極の面
    積より小さいことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のパッド電極は、前記主面の外
    周領域に配列されており、 前記複数の第2取出し電極は、前記主面の前記外周領域
    上に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2取出し電極の面積は、前記第1
    取出し電極の面積の半分以下であることを特徴とする請
    求項1から3の何れかひとつに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の第2取出し電極の少なくとも
    一部が絶縁層で被覆されていることを特徴とする請求項
    1から4の何れかひとつに記載の半導体装置
  6. 【請求項6】 複数のパッド電極を有する複数の半導体
    素子が二次元的に配列された半導体ウェハを用意する工
    程と、 前記複数の半導体素子の前記複数のパッド電極を露出し
    ている絶縁層を前記半導体ウェハ上に形成する工程と、 露出されている前記複数のパッド電極の少なくとも一つ
    に各々が電気的に接続される複数の取出し電極を前記絶
    縁層上に形成する工程と、 前記複数の半導体素子の内の或る半導体素子の複数のパ
    ッド電極に電気的に接続された前記複数の取出し電極の
    少なくとも一つと、前記或る半導体素子に隣接する半導
    体素子の複数のパッド電極に電気的に接続された前記複
    数の取出し電極の少なくとも一つとを電気的に接続する
    配線を形成する工程と、 前記配線が形成された前記半導体ウェハに対してウェハ
    状態での測定検査を行う工程と、 前記半導体ウェハから前記複数の半導体素子のそれぞれ
    を分離する工程とを包含する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数のパッド電極を有する複数の半導体
    素子が二次元的に配列された半導体ウェハに対してウェ
    ハ状態でのバーンインを行うバーンイン装置であって、 バーンインされる前記半導体ウェハにおける前記複数の
    半導体素子の前記複数のパッド電極の少なくとも一つに
    各々が電気的に接続された複数の取出し電極に対して、
    電気的に接続可能な複数のプローブ端子を有するコンタ
    クタを備え、 前記複数のプローブ端子の総数は、前記複数の取出し電
    極の総数の半分以下であるバーンイン装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のプローブ端子が、バーンイン
    される半導体ウェハにおける複数の半導体素子の列に対
    して一列飛ばし毎又は二列以上飛ばし毎にて列状に配列
    されていることを特徴とする請求項7に記載のバーンイ
    ン装置。
  9. 【請求項9】 前記プローブ端子が、バーンインされる
    半導体ウェハにおける複数の半導体素子に対して千鳥格
    子状に配列されていることを特徴とする請求項7に記載
    のバーンイン装置。
  10. 【請求項10】 前記コンタクタは、楕円状の外形を有
    することを特徴とする請求項7から9の何れかひとつに
    記載のバーンイン装置。
  11. 【請求項11】 第1機能を有する複数の半導体素子か
    ら構成される列と、前記第1機能と異なる第2機能を有
    する複数の半導体素子から構成される列とを含む半導体
    ウェハに対して、ウェハ状態でのバーンインを行うバー
    ンイン装置であって、 前記第1機能を有する複数の半導体素子の前記列に対し
    て電気的に接続可能な複数のプローブ端子が列状に配列
    された第1コンタクタと、 前記第2機能を有する複数の半導体素子の前記列に対し
    て電気的に接続可能な複数のプローブ端子が列状に配列
    された第2コンタクタとを備えるバーンイン装置。
  12. 【請求項12】 第1機能を有する複数の半導体素子が
    千鳥格子状に配列され、且つ前記第1機能と異なる第2
    機能を有する複数の半導体素子が千鳥格子状に配列され
    た半導体ウェハに対して、ウェハ状態でのバーンインを
    行うバーンイン装置であって、 前記第1機能を有する複数の半導体素子に対して電気的
    に接続可能な複数のプローブ端子が千鳥格子状に配列さ
    れた第1コンタクタと、 前記第2機能を有する複数の半導体素子に対して電気的
    に接続可能な複数のプローブ端子が千鳥格子状に配列さ
    れた第2コンタクタとを備えるバーンイン装置。
  13. 【請求項13】 前記第1コンタクタおよび前記第2コ
    ンタクタは、楕円状の外形を有することを特徴とする請
    求項7から9の何れかひとつに記載のバーンイン装置。
  14. 【請求項14】 複数のパッド電極を有する複数の半導
    体素子が二次元的に配列された半導体ウェハであって、
    前記複数のパッド電極の少なくとも一つに各々が電気的
    に接続された複数の取出し電極を前記複数の半導体素子
    の各々は有しており、且つ前記複数の取出し電極は第1
    機能を有する複数の第1取出し電極と、第1機能と異な
    る機能の第2機能を有する第2取出し電極とを含む半導
    体ウェハに対して、ウェハ状態でのバーンインを行うバ
    ーンイン装置であって、 バーンインされる半導体ウェハにおける前記複数の半導
    体素子の前記複数のパッド電極に電気的に接続された前
    記複数の取出し電極に接続可能な複数のプローブ端子
    と、前記複数のプローブ端子に電気的に接続された配線
    とを有するコンタクタを備え、 前記コンタクタの前記配線は、前記複数の第1取出し電
    極に電気的に接続可能な複数のプローブ端子の各々に電
    気的に接続された共通配線を含むことを特徴とするバー
    ンイン装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の第1取出し電極は、データ
    入力端子またはデータ入出力端子として機能することを
    特徴とする請求項14に記載のバーンイン装置。
  16. 【請求項16】 複数のパッド電極を有する複数の半導
    体素子が二次元的に配列された半導体ウェハであって、
    前記複数のパッド電極の少なくとも一つに各々が電気的
    に接続された複数の取出し電極を前記複数の半導体素子
    の各々は有しており、且つ前記複数の取出し電極は第1
    機能を有する第1取出し電極と、前記第1機能と異なる
    第2機能を有する第2取出し電極とを含む半導体ウェハ
    に対して、ウェハ状態でのバーンインを行うバーンイン
    装置であって、 バーンインされる半導体ウェハにおける前記複数の半導
    体素子の前記複数のパッド電極に電気的に接続された前
    記複数の取出し電極に接続可能な複数のプローブ端子
    と、前記複数のプローブ端子に電気的に接続された配線
    とを有するコンタクタを備え、 前記コンタクタの前記配線は、第1取出し電極に電気的
    に接続可能な第1プローブ端子と、第2取出し電極に電
    気的に接続可能な第2プローブ端子とに電気的に接続さ
    れた共通配線を含み、 前記共通配線は、共通電源配線または共通接地配線とし
    て機能することを特徴とするバーンイン装置。
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