JP2013219871A - モータ制御装置 - Google Patents

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    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration

Abstract

【課題】 減速応答を向上し、モータの回転速度を十分に安定させることができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 モータ制御装置(700)であって、モータ(101)により回転される回転体(1)の回転速度を検出する検出手段(104)と、目標速度と前記回転速度との差に従って第1の制御量を求める第1制御量決定手段(202)と、前記第1の制御量の変化量から第2の制御量を求める第2制御量決定手段(203)と、前記第2の制御量に従って、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段(204)と、を有するモータ制御装置。
【選択図】 図7

Description

本発明は、モータの回転速度を制御するモータ制御装置に関する。
複写機、プリンタ等の電子写真画像形成装置は、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体にトナー像を形成し、像担持体上のトナー像を紙、OHPシート等の記録材に転写した後、記録材上のトナー像を定着させる機構を備えている。
感光体ドラムは、その上にトナー像が形成され、また、トナー像を中間転写ベルトへ転写するので、一般的に、感光体ドラムは、トナー像が伸縮してしまわぬように定速回転されている。
同様に、感光体ドラムからトナー像を転写され、記録材へトナー像を転写する中間転写ベルトもトナー像が伸縮してしまわぬように、搬送される記録材と等速になるように定速回転されている。
感光体ドラムまたは中間転写ベルトのどちらの速度変動も、記録材上に最終的に形成される画像の再現性に影響を与える。微小な回転速度ムラによる画像の伸縮であっても、バンディングと呼ばれる濃度の変動ムラとして、記録材上の画像に現れ、画像劣化の一因となる。
また、カラー電子写真画像形成装置は、4色分の感光体ドラムを直列に備え、画像が重なるようにタイミングを合わせて、中間転写ベルト上に画像を転写するタンデム方式が主流になっている。タンデム方式の場合、4色ドラム各色の速度変動は、本来の画像形成及び転写位置からのズレになり、中間転写ベルトの速度変動は、各感光体ドラムでの転写位置のズレになる。形成される画像は、各色画像が、本来の転写位置からずれた状態、いわゆる色ずれとなって記録材上に現れ、画像劣化の一因となる。色ずれは100μmになると、視認で十分画像劣化と確認できる。他の要因も含めて色ずれによる画像劣化を防止するために、色ずれを数十μmより小さく抑制するといった設計がなされている。
従来、感光体ドラムや、中間転写ベルトを回転する駆動ローラは、ブラシレス直流モータを用いたPLL(位相同期回路)制御で駆動されている。PLL制御では、モータの回転位置を示すFG信号と呼ばれる回転速度情報を持った信号と、外部から与えられるクロック信号とを同期させるように制御することで、回転速度の安定性を高めている。PLL制御は、安定した定周期のクロック信号とその定周期あたりの回転量を同期させるので、一定速が得られる。PLL(位相同期回路)は、汎用のドライバICとしても普及しているので、PLL制御は、一般的に用いられている。
また、感光体ドラムや中間転写ベルトを駆動するために、モータ出力を低速高トルクに変換するための、ある減速比をもったギヤを1段、または、2段用いている画像形成装置がある。その場合は、単純にギヤを介さずモータ軸とドラムとが直接つながっている場合と比較して、ギヤ軸の偏心が原因で、モータ速度を一定にしてもドラム速度が一定にならないという問題がある。そこで、モータの回転位置を検知するFG信号を用いずに、負荷軸(感光体ドラムや中間転写ベルト駆動ローラ)にエンコーダ等の速度検知センサを設け、ドラムの回転速度を制御する手法も用いられている。
上記制御方法はいずれも、負荷トルクが略一定である場合には十分に定速制御することができる。しかし、負荷変動が大きい系、または、微小な変動も許されない系(本件の数十μmの色ずれが該当)において、モータ駆動方法上、加速応答と減速応答が線形な特性ではなく、減速応答が摩擦力に依存することから、高い周波数の応答ができなかった。
そこで、減速応答を向上させるために、摩擦ブレーキを追加することが行われている。しかし、摩擦ブレーキを追加することなく、減速応答を改善する方法として、特許文献1に示すものが提案されている。
特開平6−197576号公報
特許文献1は、速度偏差の正負によって制御器のゲインを独立に設定し、温度変化に応じてその値を変えることを開示している。しかし、定速駆動のために定常偏差を補正する積分動作を含んだ制御器において、特許文献1の制御装置では、モータの回転速度を十分に安定化させることができない。
そこで、本発明は、減速応答を向上し、モータの回転速度を十分に安定させることができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、モータ制御装置であって、モータにより回転される回転体の回転速度を検出する検出手段と、目標速度と前記回転速度との差に従って第1の制御量を求める第1制御量決定手段と、前記第1の制御量の変化量から第2の制御量を求める第2制御量決定手段と、前記第2の制御量に従って、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を有するモータ制御装置を提供する。
本発明によれば、減速応答を向上し、モータの回転速度を十分に安定させることができる。
画像形成装置の概略構成図。 ブラシレス直流モータを駆動するPLL制御系のブロック図。 120°通電方式のPLL制御のタイミングチャート。 速度制御時の速度、PWMDuty、発生トルクの応答図。 減速応答の説明図。 実施例1によるモータ制御装置を使用した感光体ドラムの駆動部を示す図。 実施例1によるモータ制御装置のブロック図。 実施例1のCPUの動作を示すフローチャート。 従来技術の積分動作において加速時と減速時で同じゲインを用いた場合の応答を示す図。 従来技術の積分動作において速度偏差の符号に従って異なるゲインを用いた場合の応答を示す図。 実施例1における積分動作の応答を示す図。 実施例1の実測データ。 実施例2によるモータ制御装置のブロック図。 実施例2のCPUの動作を示すフローチャート。 モータのコイルに流れる電流を示す図。
(画像形成装置)
図1は、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)100の概略構成図である。画像形成装置100は、4つの画像形成部PC(イエロー画像形成部PCy、マゼンタ画像形成部PCm、シアン画像形成部PCc、およびブラック画像形成部PCbk)を有している。
図1において、接尾語y、m、c、およびbkが付された符号は、それぞれイエロー画像形成部PCy、マゼンタ画像形成部PCm、シアン画像形成部PCc、およびブラック画像形成部PCbkの構成を示す。4つの画像形成部PCの構成は同様であるので、以下の説明では、接尾語y、m、c、およびbkを省略した符号を用いて説明する。
4つの画像形成部PCのそれぞれは、感光体ドラム(像担持体)1、帯電ローラ2、露光装置3、現像器4、現像器4内の現像スリーブ41、1次転写ローラ53、およびドラムクリーナー6を有する。画像形成装置100は、4つの感光体ドラム1を直列に備えたタンデム方式である。
4つの感光体ドラム1の下に中間転写ベルト51が回転可能に配置されている。中間転写ベルト51は、駆動ローラ58、従動ローラ59、および2次転写対向ローラ56の周りに張り渡されている。中間転写ベルト51は、感光体ドラム1と1次転写ローラ53との間に挟まれて、感光体ドラム1と中間転写ベルト51との間に一次転写部FTを形成している。
ベルトクリーナー55は、従動ローラ59に対向して中間転写ベルト51に接触して設けられている。2次転写ローラ57は、2次転写対向ローラ56に対向して中間転写ベルト51に接触して設けられている。2次転写対向ローラ56と2次転写ローラ57は、中間転写ベルト51を挟んで、中間転写ベルト51と2次転写ローラ57との間に2次転写部STを形成している。
紙やOHPシートなどの記録材Pは、給送部(不図示)から2次転写部STへ給送される。2次転写部STの下流側に定着器7が配置されている。
上位CPU400(図2)は、画像形成装置100の全体を制御する。上位CPU400は、画像形成命令を受けると、感光体ドラム1、中間転写ベルト51の駆動ローラ58、帯電ローラ2、現像スリーブ41、1次転写ローラ53、2次転写ローラ57、および定着ローラ7の回転を始める。
帯電ローラ2には、高圧電源(不図示)が接続されている。高圧電源(不図示)は、帯電ローラ2に、直流電圧、又は、直流電圧に正弦波電圧を重畳した重畳電圧を印加する。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する。露光装置3は、帯電された感光体ドラム1の表面に、画像信号に従って変調されたレーザー光Lを照射して、感光体ドラム1の表面上に静電潜像を形成する。
現像器4の現像スリーブ41には、高圧電源(不図示)が接続されている。高圧電源(不図示)は、現像スリーブ41に、直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧を印加する。現像スリーブ41は、現像剤(トナー)により、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像に現像する。
4つの感光体ドラム1上のトナー像は、それぞれの1次転写部FTで、それぞれの1次転写ローラ53によって中間転写ベルト51の上に順次重ねて転写される。重ね合わされたトナー像は、2次転写部STで、2次転写ローラ57によって記録材Pへ転写される。なお、1次転写ローラ53および2次転写ローラ57にも、トナー像を転写するための直流電圧が高圧電源(不図示)から印加されている。感光体ドラム1上に残った転写残トナーは,ドラムクリーナー6によって掻き取られて回収される。中間転写ベルト51上に残った転写残トナーは,ベルトクリーナー55によって掻き取られて回収される。記録材Pに転写されたトナー像は、定着器7によって加熱および加圧されてカラー画像として記録材Pに定着される。
(前提技術)
まず、本発明の前提技術としてのモータドライバ300を説明する。前提技術に基づいて、三相ブラシレス直流モータ(以下、モータという。)101の駆動原理を説明し、その後、減速応答について説明する。
図2は、モータ101を駆動するPLL制御系のブロック図である。モータドライバ300は、PID制御を使用したPLL制御によりモータ101を駆動する。モータ101の駆動方式は、120°通電矩形波駆動である。
モータ101は、コイル301a、301b、301cおよびホール素子(回転位置検出手段)303a、303b、303cを有するステータ(固定子)と、永久磁石を有するロータ(回転子)302とからなる。
永久磁石を組み込んだロータ302が回転することにより、ホール素子303(303a、303b、303c)を透過する磁束が変化する。ホール素子303は、磁束密度に比例した電圧を発生する。モータドライバ300のヒステリシスコンパレータ304は、ホール素子303が発生する電圧を、ロータ302の位置を示す電圧信号H(Ha、Hb、Hc)に変換する。ヒステリシスコンパレータ304は、電圧信号Hを、スイッチ論理回路305へ出力する。
スイッチ論理回路305は、ヒステリシスコンパレータ304の電圧信号H(Ha、Hb、Hc)に基づいて、電流を流すコイル301a、301b、301cの選択を行い、選択されたコイル301に電流を流すためのスイッチングパターンを生成する。スイッチ論理回路305へ入力されるENB信号は、モータ101の駆動のON/OFFを指示する信号である。ENB信号がOFFのとき、スイッチ論理回路305は、すべてのコイル301への電流の流れをOFFするスイッチングパターンとなる。
ロータ302の回転速度を検出するセンサとしてのFGパターン(検出手段)306は、ロータ302の永久磁石に対向して配置されている。FGパターン306は、磁束の変化が電流を発生する原理を利用して、ロータ302の回転速度に対応する周波数の正弦波であるFG信号を発生する。FG信号は、モータドライバ300の波形整形回路307に入力される。波形整形回路307は、FG信号のゼロクロス時にFGパルスを発生する。波形整形回路307は、FGパルスを位相差出力回路309へ出力する。
目標速度を指示する基準クロック信号(基準CLK)は、外部から基準パルス発生回路308に入力される。基準パルス発生回路308は、基準クロック信号のエッジ(CLKエッジ)でCLKパルス(基準クロックパルス)を発生する。基準パルス発生回路308は、CLKパルスを位相差出力回路309へ出力する。
位相差出力回路309は、FGパルスとCLKパルスとの位相差を偏差量に変換する。位相差出力回路309は、偏差量をPID制御器310へ出力する。
PID制御器310は、偏差量の比例動作、積分動作、および微分動作を行い、偏差量から制御量を導出する。PID制御器310は、制御量をPWM信号発生回路311へ出力する。
三角波信号発生回路312は、パルス幅変調のための三角波信号を生成し、三角波信号をPWM信号発生回路311へ出力する。
PWM信号発生回路311は、制御量と三角波信号とを比較してパルス幅変調信号(以下、PWM信号という。)を生成する。PWM信号発生回路311は、PWM信号をAND回路315a、315b、315cへ出力する。PWM信号は、モータ101を駆動するための駆動信号としてAND回路315a、315b、315cへ入力される。
AND回路315a、315b、315cは、電界効果トランジスタ(以下、FETという。)314a、314b、314cにそれぞれ接続されている。また、AND回路315a、315b、315cは、スイッチ論理回路305に接続されている。
FET313a、313b、313cは、スイッチ論理回路305に接続されている。モータ101のコイル301aは、FET313aとFET314aとに接続されている。コイル301bは、FET313bとFET314bとに接続されている。コイル301cは、FET313cとFET314cとに接続されている。
FET313a、313b、313cは、接地に接続されている。FET314a、314b、314cは、電源Vccに接続されている。
スイッチ論理回路305は、ヒステリシスコンパレータ304からの電圧信号Ha、Hb、Hcに従って、スイッチ信号a−、b−、c−をFET313a、313b、313cへ送信する。FET313a、313b、313cは、スイッチ信号a−、b−、c−を受けると、ONになる。
AND回路315a、315b、315cは、スイッチ論理回路305からの信号に従って、スイッチ信号a+、b+、c+をFET314a、314b、314cへ送信する。スイッチ信号a+、b+、c+は、PWM信号である。FET314a、314b、314cは、スイッチ信号a+、b+、c+を受けると、PWM信号に従ってONおよびOFFを繰り返す。
すなわち、スイッチ論理回路305から得られたスイッチングパターンに基づいて、FET313a、313b、313cは、スイッチ論理回路305からのスイッチ信号a−、b−、c−によりそれぞれ切り替えられる。FET314a、314b、314cは、AND回路315a、315b、315cにてコイル電流量を変化させるPWM信号とスイッチングパターンとの論理積をとったスイッチ信号a+、b+、c+によりそれぞれ切り替えられる。電源Vccの電圧は、モータ101の駆動に使われる。このようにして、ロータ302の位置すなわち磁石の位置に従って、コイル301a、301b、 301cに流す電流を切り替え、PWM制御で電流量を制御することで、モータ101は、所望の速度で回転させられる。
スイッチングパターンの各信号のタイミングチャートを図3に示す。A、B、Cは、それぞれコイル301a、301b、301cに電流が流れるタイミングを示している。
図2に示したPLL制御系の減速応答が摩擦力に依存していることを以下に説明する。
外乱による速度変化に対する速度制御されたPWM信号のデューティ比(以下、PWMDutyという。)と、発生トルクの変化を描くと図4のようになる。定速制御は、ステップ目標値追従制御なので、単純のため、I(積分)制御である。概略、発生トルクはコイル電流値に比例し、コイル電流値はPWMDutyに比例するという関係(発生トルク∝コイル電流値∝PWMdutyの関係)がある。図4からわかるように、目標速度に対して実際の速度が超えた場合でも、発生トルクを回転方向に対して負のトルクで速度を下げる制御を行っていない。発生トルクを小さくして摩擦力によって速度低下するのを待つ構成となっている。
この手法のメリットは、負荷トルクにつりあうPWMdutyに収束することである。デメリットは、図5のように応答周波数が高くなると加速が応答できる周波数に対して、制御器の指令する制御量では、摩擦力が小さく減速ができない場合がある。
画像形成装置における定速駆動においては図5のように減速応答ができない現象が課題となり、別途、摩擦ブレーキを追加することが行われてきた。
以下に、新たに摩擦部材を追加することなく、減速応答を向上した実施例を説明する。
図6から図12を用いて、実施例1によるモータ制御装置700を説明する。
図6は、実施例1によるモータ制御装置700を使用した感光体ドラム(回転体)1の駆動部150を示す図である。図7は、実施例1によるモータ制御装置700のブロック図である。図7において、図1に示す構造と同様の構造には、同様の参照符号が付されている。
図7に示すように、モータ制御装置700は、モータ101を駆動するモータドライバ316と、モータドライバ316を制御するCPU(制御部)200とを有する。
モータ101は、画像形成装置100の感光体ドラム1を駆動する。モータ制御装置700は、モータ101を制御して感光体ドラム1の定速制御を行う。
図7に示すように、モータ101は、3つのコイル301a、301b、301cがスター結線(Y結線)によって結線された巻き線を有する。モータ101は、120°通電方式で駆動される。モータ101の駆動は、6つのFET(半導体素子)313a、313b、313c、314a、314b、314cを用いてコイル301a、301b、301cへ双方向電流を流すバイポーラ駆動である。
図6に示すように、モータ101とモータドライバ316は、同じ基板105の上に実装されている。感光体ドラム1のドラム軸(回転軸)11には、ドラムギヤ102が取り付けられている。ドラムギヤ102は、モータ101のモータ軸(回転軸)106に取り付けられたモータギヤ103と係合している。モータ101の駆動は、モータ軸106、モータギヤ103、ドラムギヤ102、およびドラム軸11を介して感光体ドラム1へ伝達され、感光体ドラム1は、回転する。また、ドラム軸11には、回転速度検出手段としてのエンコーダ(検出手段)104が取り付けられている。エンコーダ104は、等間隔にプリントされた複数のスリット(光透過部)を備えた円盤104aとフォトセンサ104bとを有する。エンコーダ104は、フォトセンサ104bを通過する円盤104aのスリットを検出して、ON/OFF信号(エンコーダ信号)を出力する。エンコーダ信号は、CPU200に入力される。CPU200は、エンコーダ信号を使用して、感光体ドラム1の回転速度を目標速度にあわせるためのPWM信号、及び、モータ101の駆動のON/OFFを決定するENB信号を生成する。CPU200は、PWM信号およびENB信号をモータドライバ316へ出力する。
CPU200は、エッジカウント部201と、PID制御部(第1制御量決定手段)202と、制御量判断部(第2制御量決定手段)203と、PWM信号生成部(モータ制御手段)204と、ENB信号生成部205とを有する。
モータドライバ316は、ヒステリシスコンパレータ304と、スイッチ論理回路305と、AND回路315と、FET313、314とを有する。
図8は、実施例1のCPU200の動作を示すフローチャートである。
上位CPU400は、ユーザーからの画像形成命令を受けると、駆動指令とパルスカウント値とをシリアル通信でCPU200へ送る。パルスカウント値は、感光体ドラム1の目標速度(目標回転速度情報)を表す。CPU200は、上位CPU400から駆動指令とパルスカウント値を受信する(S0)。CPU200は、駆動指令を受信すると、ENB信号生成部205からモータドライバ316へENB信号を出力する(S1)。
エッジカウント部201は、エンコーダ104からのエンコーダ信号の立ち上がりエッジの間または立ち下がりエッジの間の時間をカウントして、カウント値を求める(S2)。カウント値は、感光体ドラム1の実際の回転速度を検出した検出速度(検出回転速度情報)を表す。
CPU200は、上位CPU400のパルスカウント値とエッジカウント部201のカウント値との差分を速度偏差(速度誤差)としてPID制御器202へ入力する(S3)。速度偏差は、目標速度からエンコーダ104により検出された検出速度を引くことにより求められる。CPU200は、PID制御器202により速度偏差のPID制御演算をして、第1の制御量C1を導出する(S4)。PID制御器202は、第1の制御量C1を制御量判断部203へ出力する。
制御量判断部203は、第1の制御量C1を所定の周期でサンプリングする。制御量判断部203は、サンプリングした第1の制御量C1を記憶する記憶装置を有していてもよい。制御量判断部203は、第1の制御量C1と1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastとの大小関係から、第2の制御量C2を導出する。
具体的には、CPU200は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する(S5)。C1−C1pastが0以上であるとき(S5でYES)、すなわち、第1の制御量C1が1サンプリング前に導出された第1の制御量C1past以上であるとき、第1の制御量C1を第2の制御量C2とする(C2=C1 )(S6)。
一方、制御量判断部203は、第1の制御量C1が、以前にサンプリングした第1の制御量C1pastに対して減少していると判断したときに、第1の制御量C1よりも小さい第2の制御量C2を求める。
具体的には、C1−C1pastが0より小さいとき(S5でNO)、即ち、第1の制御量C1が1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastより小さいとき、C2=C1−k×(C1past−C1)の式により第2の制御量C2を求める(S7)。ここで、kは、加速時と減速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が等しいときに、加速応答と減速応答とが同等になるように調整した係数である。kは、正の整数であるが、これに限定されるものではない。
制御量判断部203は、第2の制御量C2をPWM信号生成部204へ出力する。
第2の制御量C2は、PWM信号生成部204により生成されるPWM信号のデューティ比を変更するために使用される。PWM信号のデューティ比PWMDutyは、パルス幅τをパルス信号の周期Tで割ったものである。
Figure 2013219871
PWM信号生成部204は、パルス信号の一周期を0(ゼロ)から最大値までカウントするカウンタ(不図示)と、カウンタのカウント値と第2の制御量C2とを比較する比較器(不図示)とを有する。PWM信号生成部204は、第2の制御量C2がカウント値以上のときにパルス信号の電圧レベルを高にし、第2の制御量C2がカウント値よりも小さいときにパルス信号の電圧レベルを低にして、PWM信号を生成する。PWM信号生成部204は、第2の制御量C2に従って、モータ101を駆動する電流量を調整する調整手段として機能する。
CPU200は、PWM信号をPWM信号生成部204からモータドライバ316のAND回路(電流調整手段)315a、315b、315cへ出力する(S8)。AND回路315は、PWM信号に基づいてモータ101のコイル301に流れる電流量を変化させる。
ここで、制御量判断部203による第2の制御量C2の導出について、加速時と減速時のC1−C1pastの絶対値が等しい場合の例を挙げて、説明する。なお、第1の制御量C1および第2の制御量C2により制御されるPWM信号のデューティ比をC1およびC2の後ろのカッコ内に示す。
まず、加速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が1である場合の例を説明する。
PID制御器202から制御量判断部203へ入力された第1の制御量C1が、C1(51%)であったとする。C1(51%)は、PWM信号のデューティ比を51%にするための第1の制御量を表す。第1の制御量C1(51%)の1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastが、C1past(50%)であったとする。
CPU200は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する。
C1(51%)−C1past(50%)=51−50=1≧0
上記計算から、C1−C1pastが0以上であるので、第1の制御量C1(51%)を第2の制御量C2(51%)にする。
すなわち、PWM信号のデューティ比を50%から51%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1と同じ1%だけ増加してモータ101を加速する。
次に、減速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が1である場合の例を説明する。
PID制御器202から制御量判断部203へ入力された第1の制御量C1が、C1(50%)であったとする。第1の制御量C1(50%)の1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastが、C1past(51%)であったとする。
CPU200は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する。
C1(50%)−C1past(51%)=50−51=−1<0
上記計算から、C1−C1pastが0より小さいので、C2=C1−k×(C1past−C1)の式により第2の制御量C2を求める。ここで、k=2とする。
C1−k×(C1past−C1)=50−2×(51−50)=48
上記計算から、第2の制御量C2(48%)を求める。第2の制御量C2(48%)は、第1の制御量C1(50%)よりも小さい。
すなわち、PWM信号のデューティ比を51%から48%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1よりも大きい3%だけ減少してモータ101を減速する。
このように、第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が加速時と減速時とで等しい場合であっても、加速時の制御量の変化量(この例では増加量1%)よりも減速時の制御量の変化量(この例では減少量3%)を大きくすることができる。これによって、減速応答を改善することができる。
ホール素子(回転位置検出手段)303(303a、303b、303c)は、ロータ302の回転により変化する電圧を発生する。ホール素子は、ロータ302の回転位置を検出する検出手段として機能する。
モータドライバ316のヒステリシスコンパレータ304は、ホール素子303が発生する電圧を、ロータ302の位置を示す電圧信号H(Ha、Hb、Hc)に変換する。ヒステリシスコンパレータ304は、電圧信号Hを、スイッチ論理回路(電流切り替え手段)305へ出力する。
スイッチ論理回路305は、ホール素子303からの電圧信号Hに基づき、モータ101のコイル301に流れる電流の切り替えを指示する。すなわち、スイッチ論理回路305は、ヒステリシスコンパレータ304の電圧信号Hに基づいて、電流を流すコイル301a、301b、301cの選択を行い、選択されたコイル301に電流を流すためのスイッチングパターンを生成する。
スイッチ論理回路305は、スイッチングパターンに基づき、AND回路315a、315b、315cおよびFET313a、313b、313cへ信号を送信する。具体的には、スイッチ論理回路305は、ヒステリシスコンパレータ304からの電圧信号Ha、Hb、Hcに従って、スイッチ信号a−、b−、c−をFET313a、313b、313cへ送信する。FET313a、313b、313cは、スイッチ信号a−、b−、c−を受けると、ONになる。すなわち、スイッチ論理回路305から得られたスイッチングパターンに基づいて、FET313a、313b、313cは、スイッチ論理回路305からのスイッチ信号a−、b−、c−によりそれぞれ切り替えられる。
また、AND回路315a、315b、315cは、スイッチ論理回路305からの信号(スイッチングパターン)とPWM信号生成部204のPWM信号との論理積をとったスイッチ信号a+、b+、c+をFET314a、314b、314cへ送信する。FET314a、314b、314cは、スイッチ信号a+、b+、c+によりそれぞれ切り替えられる。
FET313a、313b、313cおよびFET314a、314b、314cを切り替えることにより、スイッチ論理回路305のスイッチングパターンに従ってコイル301a、301b、301cに流す電流が切り替えられる。
このようにして、ロータ302の位置(磁石の位置)に従って、コイル301a、301b、301cに流す電流を切り替えてモータ101を回転させる。また、PWM信号生成部204により生成されるPWM信号により電流量を制御することができるので、モータ101は、上位CPU400からのパルスカウント値に相当する目標速度でドラム軸11を定速回転させる。
図8のフローチャートへ戻って、CPU200は、上位CPU400から停止命令を受信したか否かを判断する(S9)。CPU200は、上位CPU400から停止命令を受信していないときは(S9のNO)、S2からS8の工程を繰り返してモータ101の回転速度を制御する。CPU200は、上位CPU400から停止命令を受信したときは(S9でYES)、制御演算を停止し、ENB信号生成部205のENB信号をOFFにする(S10)。ENB信号は、CPU200のENB信号生成部205からスイッチ論理回路305へ入力される。ENB信号がOFFのとき、スイッチ論理回路305は、すべてのコイル301への電流の流れをOFFするスイッチングパターンとなる。
実施例1によれば、減速応答を改善し、制御帯域を広げることができる。
図9ないし図11を用いて、実施例1と従来技術とを比較する。実際には、PID制御であるが、現象をわかりやすくするため、積分動作単独での応答の様子を模式的に示す。
図9は、従来技術の積分動作において加速時と減速時で同じゲインを用いた場合の応答を示す図である。図9(a)は、時間に対する速度の変化を示す図である。図9(b)は、時間に対するPWM信号のデューティ比(PWMduty)の変化を示す図である。
減速時のPWMdutyの変化量が加速時のPWMdutyの変化量と等価であっても、速度がゆるやかに低下するので、減速応答が遅くれていることがわかる。
図10は、従来技術の積分動作において速度偏差の符号に従って異なるゲインを用いた場合の応答を示す図である。図10(a)は、時間に対する速度の変化を示す図である。図10(b)は、時間に対するPWMdutyの変化を示す図である。
速度偏差が正のときのゲインは、1であり、速度偏差が負のときのゲインは、2である。白抜きの丸は、同じサンプリング時間でのゲイン補正がなかった場合のPWMdutyであり、同タイミングで白抜きの丸がないところは、黒丸に重なっている。
速度偏差の正負が変化したタイミングは、PWMdutyの方向と必ずしも一致しないので発振する。比例動作のみであれば、このようなことは起きないが、目標速度での定速駆動を行う時、定常偏差を考えると、積分動作を用いないことは現実的でない。
図11は、実施例1における積分動作の応答を示す図である。図11(a)は、時間に対する速度の変化を示す図である。図11(b)は、時間に対するPWMdutyの変化を示す図である。
図11は、第1の制御量C1>C1pastのときのゲインを1とし、C2=C1−k×(C1past−C1)の式のkを2とした場合の応答を示している。
白抜きの丸は、同じサンプリング時間でのゲイン補正がなかった場合のPWMDutyであり、同タイミングで白抜きの丸がないところは、黒丸に重なっている。
第1の制御量C1の変化量が負のときだけ、PWMdutyが大きく下げられて減速応答が改善される。第1の制御量C1の変化量が0(ゼロ)以上のときは、PID制御器202からの第1の制御量C1の値は維持される(C2=C1)。よって、実施例1によれば、PWMdutyは、目標速度に対応する値にすばやく収束する。
このように、実施例1によれば、減速応答を改善し、かつ、PWM信号のデューティ比の収束性を維持することも可能である。
図12は、実施例1の実測データを示す。速度偏差をFFT解析にかけた結果であり、周波数ごとの速度偏差強度を表す。図12(a)は、オープンループの固定PWMduty、図12(b)は、PID制御のみ、図12(c)は、図12(b)と同一のPID制御+実施例1の結果である。図12(a)の3.3Hz、6.6Hzはドラムギヤ102の偏心周期とその2倍波である。30Hzはモータ101の1周回転ムラの周期である。制御をかけると、図12(b)、図12(c)どちらも低周波に関しては、抑制している。しかしながら、図12(b)では、減速応答性が高周波までないので30Hz以上で発振が見られる。実施例1によれば、図12(c)に示すように高周波においてもモータは、応答性を維持することができている。
実施例1によれば、摩擦部材を追加することなく減速応答を向上し、加速応答と同等の性能の減速応答を得ることができる。また、PID制御器の制御量には影響を与えないので、PWMdutyを目標速度に相当する値に収束させて、実際の速度を目標速度で安定させることができる。
実施例1において、感光体ドラム1のドラム軸11の回転速度を検知するために、エンコーダ104を用いている。しかし、感光体ドラム1のドラム軸11の代わりに、モータ101のモータ軸106の回転速度を検出してもよい。モータ101のモータ軸106の回転速度を検出するために、FGパターン(検出手段)によりモータ101の回転速度に対応する周波数の正弦波であるFG信号を検出してもよい。または、モータ軸106に別途取り付けたエンコーダ(検出手段)からのエンコーダ信号をCPU200のエッジカウント部201へ入力してもよい。
感光体ドラム1を回転させるモータ101のモータ制御装置700を用いて、実施例1を説明した。しかし、本発明は、中間転写ベルト(回転体)51を回転させるモータのモータ制御装置にも適応可能である。つまり、本発明は、対象物をブラシレス直流モータにより定速回転させるためのモータ制御装置に適応可能である。
次に、図13から図15を用いて、実施例2によるモータ制御装置800を説明する。実施例2の感光体ドラムの駆動部は、図6に示す実施例1の構成と同様であるので説明を省略する。図13は、実施例2によるモータ制御装置800のブロック図である。実施例2において、実施例1の構成と同様の構成には同様の参照符号を付して説明を省略する。
実施例1との差異は、実施例2においてPWM信号がOFFの期間に、相間短絡、いわゆる電気制動を用いることである。相間短絡とは、図13において、スイッチ論理回路305の選択によらず、FET314a、314b、314cをOFFし、FET313a、313b、313cをONした状態である。
図13に示すように、モータ制御装置800は、モータ101を駆動するモータドライバ616と、モータドライバ616を制御するCPU(制御部)500とを有する。
CPU500は、エッジカウント部201と、PID制御部202と、制御量判断部203と、PWM信号生成部204と、ENB信号生成部205と、PWM制動信号生成部(モータ制御手段)206とを有する。
モータドライバ616は、ヒステリシスコンパレータ304と、スイッチ論理回路305と、AND回路315と、制動論理回路(短絡切り替え手段)317と、FET313、314とを有する。
図14は、CPU500の動作を示すフローチャートである。
上位CPU400は、ユーザーからの画像形成命令を受けると、駆動指令とパルスカウント値とをシリアル通信でCPU500へ送る。パルスカウント値は、感光体ドラム1の目標速度(目標回転速度情報)を表す。CPU500は、上位CPU400から駆動指令とパルスカウント値を受信する(S00)。CPU500は、駆動指令を受信すると、ENB信号生成部205からモータドライバ616へENB信号を出力する(S11)。
次に、CPU500は、PWM信号生成部204からモータドライバ616へPWM信号を出力する(S12)。ここで、PWM信号のデューティ比は、100%である。ただし、PWM信号のデューティ比を固定の任意の値に設定してもよい。また、後述のPWM制動信号による電気制動スイッチングパターンの方が優先されるので、PWM信号は、第2の制御量C2に従って制御量判断部203により生成されてもよい。
エッジカウント部201は、エンコーダ104からのエンコーダ信号の立ち上がりエッジの間または立ち下がりエッジの間の時間をカウントして、カウント値を求める(S13)。カウント値は、感光体ドラム1の実際の回転速度を検出した検出速度(検出回転速度情報)を表す。
CPU500は、上位CPU400のパルスカウント値とエッジカウント部201のカウント値との差分を速度偏差(速度誤差)としてPID制御器202へ入力する(S14)。速度偏差は、目標速度からエンコーダ104により検出された検出速度を引くことにより求められる。CPU500は、PID制御器202により速度偏差のPID制御演算をして、第1の制御量C1を導出する(S15)。PID制御器202は、第1の制御量C1を制御量判断部203へ出力する。
制御量判断部203は、第1の制御量C1を所定の周期でサンプリングする。制御量判断部203は、サンプリングした第1の制御量C1を記憶する記憶装置を有していてもよい。制御量判断部203は、第1の制御量C1と1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastとの大小関係から、第2の制御量C2を導出する。
具体的には、CPU500は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する(S16)。C1−C1pastが0以上であるとき(S16でYES)、すなわち、第1の制御量C1が1サンプリング前に導出された第1の制御量C1past以上であるとき、第1の制御量C1を第2の制御量C2とする(C2=C1)(S17)。
一方、制御量判断部203は、第1の制御量C1が、以前にサンプリングした第1の制御量C1pastに対して減少していると判断したときに、第1の制御量C1よりも小さい第2の制御量C2を求める。
具体的には、C1−C1pastが0より小さいとき(S16でNO)、即ち、第1の制御量C1が1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastより小さいとき、C2=C1−k×(C1past−C1)の式より第2の制御量C2を求める(S18)。ここで、kは、加速時と減速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が等しいときに、加速応答と減速応答とが同等になるように調整した係数である。kは、正の整数であるが、これに限定されるものではない。
制御量判断部203は、第2の制御量C2をPWM制動信号生成部206へ出力する。
第2の制御量C2は、PWM制動信号生成部206により生成されるPWM制動信号のデューティ比を変更するために使用される。
PWM制動信号生成部206は、パルス信号の一周期を0(ゼロ)から最大値までカウントするカウンタ(不図示)と、カウンタのカウント値と第2の制御量C2とを比較する比較器(不図示)とを有する。PWM制動信号生成部206は、第2の制御量C2がカウント値以上のときにパルス信号の電圧レベルを低にし、第2の制御量C2がカウント値よりも小さいときにパルス信号の電圧レベルを高にして、PWM制動信号を生成する。PWM制動信号の電圧レベルが低のときは、モータ101に電気制動をかけない。PWM制動信号の電圧レベルが高のときは、モータ101に電気制動をかける。PWM制動信号生成部206は、第2の制御量C2に従って、モータ101を駆動する電流量を調整する調整手段として機能する。
CPU500は、PWM制動信号をPWM制動信号生成部206からモータドライバ616の制動論理回路317へ出力する(S19)。
ここで、制御量判断部203による第2の制御量C2の導出について、加速時と減速時のC1−C1pastの絶対値が等しい場合の例を挙げて、説明する。なお、第1の制御量C1および第2の制御量C2により制御されるPWM制動信号のデューティ比をC1およびC2の後ろのカッコ内に示す。
まず、加速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が1である場合の例を説明する。
PID制御器202から制御量判断部203へ入力された第1の制御量C1が、C1(51%)であったとする。C1(51%)は、PWM信号のデューティ比を51%にするための第1の制御量を表す。PWM信号のデューティ比を51%にするために、制御量判断部203は、49%のデューティ比のPWM制動信号を生成する。第1の制御量C1(51%)の1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastが、C1past(50%)であったとする。
CPU500は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する。
C1(51%)−C1past(50%)=51−50=1≧0
上記計算から、C1−C1pastが0以上であるので、第1の制御量C1(51%)を第2の制御量C2(51%)にする。
すなわち、PWM信号のデューティ比を50%から51%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1と同じ1%だけ増加してモータ101を加速する。具体的には、制御量判断部203は、第2の制御量C2(51%)に従って、デューティ比が49%のPWM制動信号を生成する。つまり、PWM制動信号のデューティ比を50%から49%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1と同じ1%だけ減少してモータ101を加速する。
次に、減速時の第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が1である場合の例を説明する。
PID制御器202から制御量判断部203へ入力された第1の制御量C1が、C1(50%)であったとする。第1の制御量C1(50%)の1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastが、C1past(51%)であったとする。
CPU500は、制御量判断部203により、C1−C1pastが0(ゼロ)以上か否かを判断する。
C1(50%)−C1past(51%)=50−51=−1<0
上記計算から、C1−C1pastが0より小さいので、C2=C1−k×(C1past−C1)の式により第2の制御量C2を求める。ここで、k=2とする。
C1−k×(C1past−C1)=50−2×(51−50)=48
上記計算から、第2の制御量C2(48%)を求める。第2の制御量C2(48%)は、第1の制御量C1(50%)よりも小さい。
すなわち、PWM信号のデューティ比を51%から48%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1よりも大きい3%だけ減少してモータ101を減速する。具体的には、制御量判断部203は、第2の制御量C2(48%)に従って、デューティ比が52%のPWM制動信号を生成する。つまり、PWM制動信号のデューティ比を49%から52%へ、第1の制御量C1の変化量の絶対値1よりも大きい3%だけ増加してモータ101を減速する。
このように、第1の制御量C1の変化量の絶対値|C1past−C1|が加速時と減速時とで等しい場合であっても、加速時の制御量の変化量(この例では増加量1%)よりも減速時の制御量の変化量(この例では減少量3%)を大きくすることができる。これによって、減速応答を改善することができる。
モータドライバ616のヒステリシスコンパレータ304は、ホール素子303が発生する電圧を、ロータ302の位置を示す電圧信号H(Ha、Hb、Hc)に変換する。ヒステリシスコンパレータ304は、電圧信号Hをスイッチ論理回路305へ出力する。
スイッチ論理回路305は、ヒステリシスコンパレータ304の電圧信号Hに基づいて、電流を流すコイル301a、301b、301cの選択を行い、選択されたコイル301に電流を流すためのスイッチングパターンを生成する。
スイッチ論理回路305は、スイッチングパターンに基づき、AND回路315a、315b、315cおよび制動論理回路317へ信号を送信する。
スイッチ論理回路305は、FET313a、313b、313c用パターン信号を、そのまま制動論理回路317へ入力する。
スイッチ論理回路305は、FET314a、314b、314c用パターン信号を、AND回路315a、315b、315cへそれぞれ入力する。AND回路315a、315b、315cは、スイッチ論理回路305からのFET314a、314b、314c用パターン信号(スイッチングパターン)とPWM信号生成部204のPWM信号との論理積をとった信号を制動論理回路317へ出力する。
また、CPU500は、PWM制動信号生成部206から制動論理回路317へPWM制動信号を出力する。制動論理回路317は、スイッチ論理回路305によるコイル電流の切り替え動作と、相間短絡動作とを切り替える。
制動論理回路317は、PWM制動信号がON(電圧レベルが高)のとき、スイッチ論理回路305のパターンにかかわらず、FET314a、314b、314cをOFFにし、FET313a、313b、313cをONにする。制動論理回路317は、PWM制動信号がOFF(電圧レベルが低)のとき、スイッチ論理回路305から入力されたスイッチングパターンに基づいてスイッチ信号a−、b−、c−およびスイッチ信号a+、b+、c+を出力する。スイッチ信号a−、b−、c−は、FET313a、313b、313cへ入力される。スイッチ信号a+、b+、c+は、FET314a、314b、314cへ入力される。
スイッチ信号によりFET313およびFET314を切り替えることにより、スイッチ論理回路305のスイッチングパターンに従ってコイル301に流す電流を切り替えて、モータ101を回転させる。
このようにして、ロータ302の位置(磁石の位置)に従って、コイル301a、301b、301cに流す電流を切り替えてモータ101を回転させる。また、PWM制動信号生成部206により生成されるPWM制動信号により電流量を制御することができるので、モータ101は、上位CPU400からのパルスカウント値に相当する目標速度でドラム軸11を定速回転させる。
図14のフローチャートへ戻って、CPU500は、上位CPU400から停止命令を受信したか否かを判断する(S20)。CPU500は、上位CPU400から停止命令を受信していないときは(S20のNO)、S13からS19の工程を繰り返してモータ101の回転速度を制御する。CPU500は、上位CPU400から停止命令を受信したときは(S20でYES)、制御演算を停止し、ENB信号生成部205のENB信号をOFFにする(S21)。ENB信号は、CPU500のENB信号生成部205からスイッチ論理回路305へ入力される。ENB信号がOFFのとき、スイッチ論理回路305は、すべてのコイル301への電流の流れをOFFするスイッチングパターンとなる。
実施例2によれば、減速応答を改善し、制御帯域を広げることができる。
実施例2によれば、摩擦部材を追加することなく減速応答を向上し、加速応答と同等の性能の減速応答を得ることができる。また、PID制御器の制御量には影響を与えないので、PWMdutyを目標速度に相当する値に収束させて、実際の速度を目標速度で安定させることができる。
図15は、モータ101のコイル301に流れる電流を示す図である。図15を用いて、PWM信号をOFFして電流量を制御する場合と、PWM制動信号により電気制動で電流量を制御する場合の差異を説明する。
図15(a)は、コイル301aから301bに順方向電流を流すスイッチングパターンで、PWM信号がONの時の回路図である。FET314aおよびFET313bは、ONされている。電圧Vccは、FET314a、コイル301a、コイル301b、およびFET313bに印加されている。
図15(b)は、PWM信号をOFFした場合の回路図である。FET314aは、OFFされている。コイル301aおよび301bは、エネルギーを蓄えているので、FET314aがOFFされても、FET313aの寄生ダイオードを通して、順方向電流が流れ続ける。コイルに蓄えられたエネルギーが消費されると、コイル電流は0A(ゼロアンペア)になる。
図15(c)は、PWM制動信号で相間短絡された場合の回路図である。FET314aは、OFFされ、FET313aは、ONされている。コイル301aおよび301bに蓄えられたエネルギーを消費する順方向電流は、PWM信号をOFFした場合と同じである。しかし、コイル電流が0Aになると、逆起電圧によって、FET313aを通って、逆方向電流が流れだす。この逆電流が、負のトルクを発生し、制動となる。
すなわち、実施例2によれば、速度偏差が小さいときは、制御量の変化量に基づいて加速と減速とで同等の応答になるように速度を制御することができる。また、大きな正方向の速度偏差、例えば、立ち上がりのオーバーシュートにおいては、電気制動により大きな制動力を発生することができる。
なお、上記実施例1および2において、制御量判断部203は、第1の制御量C1と、1サンプリング前の第1の制御量C1pastとの差から第1の制御量C1が減少しているか否かを判断した。しかし、本発明は、これに限るものではない。制御量判断部203は、1サンプリング前の第1の制御量C1pastに対する第1の制御量C1の比から第1の制御量C1が減少しているか否かを判断してもよい。
つまり、制御量判断部203は、(第1の制御量C1)/(1サンプリング前の第1の制御量C1past)≧1であるか否かを判断してもよい。(第1の制御量C1)/(1サンプリング前の第1の制御量C1past)≧1である場合、第1の制御量C1を第2の制御量C2とする。(第1の制御量C1)/(1サンプリング前の第1の制御量C1past)≧1ではない場合、第1の制御量C1よりも小さい第2の制御量C2を求めてもよい。第2の制御量C2を求めるために、第1の制御量C1と、1サンプリング前の第1の制御量C1pastに対する第1の制御量C1の比とから、第2の制御量を求めるための配列(ルックアップテーブル)を記憶装置に記憶させておいてもよい。
また、上記実施例1および2において、制御量判断部203は、第1の制御量C1と1サンプリング前に導出された第1の制御量C1pastとの大小関係から、第2の制御量C2を導出する。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。第1の制御量C1を2サンプリング以前に導出された第1の制御量と比較してもよい。あるいは、第1の制御量C1を以前の複数のサンプリングデータの平均値と比較してもよい。
700、800・・・モータ制御装置
101・・・ブラシレス直流モータ
1・・・感光体ドラム(回転体)
51・・・中間転写ベルト(回転体)
104・・・エンコーダ(検出手段)
202・・・PID制御器(第1制御量決定手段)
203・・・制御量判断部(第2制御量決定手段)
204・・・PWM信号生成部(モータ制御手段)
206・・・PWM制動信号生成部(モータ制御手段)

Claims (11)

  1. モータ制御装置であって、
    モータにより回転される回転体の回転速度を検出する検出手段と、
    目標速度と前記回転速度との差に従って第1の制御量を求める第1制御量決定手段と、
    前記第1の制御量の変化量から第2の制御量を求める第2制御量決定手段と、
    前記第2の制御量に従って、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    を有するモータ制御装置。
  2. 前記検出手段は、前記回転体の回転軸の前記回転速度を検出する請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. モータ制御装置であって、
    回転体を回転させるモータの回転速度を検出する検出手段と、
    目標速度と前記回転速度との差に従って第1の制御量を求める第1制御量決定手段と、
    前記第1の制御量の変化量から第2の制御量を求める第2制御量決定手段と、
    前記第2の制御量に従って、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    を有するモータ制御装置。
  4. 前記検出手段は、前記モータの回転軸の前記回転速度を検出する請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第2制御量決定手段は、
    前記第1の制御量の変化量に応じて前記第1の制御量を調整することにより前記第2の制御量を求め、
    前記第1の制御量の変化量が減少を示している場合の調整は、前記第1の制御量の変化量が増加を示している場合の調整より大きいことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記モータ制御手段は、前記モータを駆動するための電流量を制御することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記第2制御量決定手段は、前記第1の制御量を所定の周期でサンプリングし、前記第1の制御量が、以前にサンプリングした第1の制御量に対して減少していると判断したときに、前記第1の制御量よりも小さい前記第2の制御量を求める請求項1ないし6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記第2制御量決定手段は、前記第1の制御量が、前記以前にサンプリングした第1の制御量に対して減少していないと判断したときに、前記第1の制御量を前記第2の制御量にする請求項7に記載のモータ制御装置。
  9. 前記モータ制御手段は、前記第2の制御量に従って、前記モータを駆動する電流量を調整するためのパルス幅変調信号を生成する請求項1ないし8のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  10. 前記モータ制御装置は、前記モータ制御手段により生成された前記パルス幅変調信号に従って、前記モータを駆動する請求項9に記載のモータ制御装置。
  11. 前記モータ制御装置は、前記モータ制御手段により生成された前記パルス幅変調信号に従って、前記モータに電気制動をかける請求項9に記載のモータ制御装置。
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