JP6720046B2 - モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
電源から供給される電力によって稼働し、モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とした回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分の値が目標値になるように、前記モータの巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分の値を制御することによって、前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、
前記回転子の目標位相を表す指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように、前記トルク電流成分の目標値を設定する第1設定手段と、
前記モータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流の前記トルク電流成分の値と前記第1設定手段によって設定された前記トルク電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、駆動電圧を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧に基づいて、前記巻線に駆動電流を供給する駆動回路と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が所定値よりも大きく且つ前記速度決定手段によって決定された回転速度が所定速度より大きい場合は前記弱め界磁の程度が第1の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定し、前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が前記所定値よりも大きいこと、及び、前記速度決定手段によって決定された回転速度が前記所定速度より大きいこと、の少なくとも一方を満たさない場合は前記弱め界磁の程度が前記第1の程度よりも小さい第2の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定する第2設定手段と、
を備えることを特徴とする。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられている画像形成装置であるモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
次に、本実施形態におけるモータ制御装置について説明する。本実施形態におけるモータ制御装置は、ベクトル制御を用いてモータを制御する。なお、以下の説明においては、負荷を駆動するモータとしてステッピングモータが用いられているが、これに限定されるものではない。また、モータは2相モータであるとは限らない。更に、本実施形態におけるモータには、モータの回転子の回転位相を検出するためのロータリエンコーダなどのセンサは設けられていないが、ロータリエンコーダなどのセンサが設けられている構成であっても良い。
iα=I*cosθe (1)
iβ=I*sinθe (2)
これらの電流値iα及びiβは、座標変換器511と誘起電圧決定器512に入力される。
id= cosθ*iα+sinθ*iβ (3)
iq=−sinθ*iα+cosθ*iβ (4)
Vα=cosθ*Vd−sinθ*Vq (5)
Vβ=sinθ*Vd+cosθ*Vq (6)
Eα=Vα−R*iα−L*diα/dt (7)
Eβ=Vβ−R*iβ−L*diβ/dt (8)
θ=tan^−1(−Eβ/Eα) (9)
ω=dθ/dt (10)
次に、弱め界磁について説明する。前述したように、モータの各相の巻線には、回転子が回転することによって誘起電圧が発生する。モータの巻線に誘起電圧が発生すると、モータの巻線に印加することができる電圧(以下、使用可能電圧と称する)が小さくなってしまう。具体的には、例えば、電源1から出力される電圧値がVccである場合、使用可能電圧Vα´及びVβ´は、各相の巻線に誘起電圧が発生することに起因して、以下の式(11)及び(12)に示す値に制限されてしまう。
Vα´=Vcc−eα (11)
Vβ´=Vcc−eβ (12)
ここで、eαは正弦波状に変化する誘起電圧Eαの振幅を示す。また、eβは正弦波状に変化する誘起電圧Eβの振幅を示す。
e=Ke*ω (13)
ここで、Keは誘起電圧係数であり、モータに固有の値である。
ω>ωth (14)
Vα>Vα´*γ=(Vcc−eα)*γ (15)
402 回転子
502 位相制御器
503 電流制御器
506 PWMインバータ
507、508 電流検出器
509 ステッピングモータ
512 誘起電圧決定器
513 位相決定器
515 速度決定器
540 界磁制御器
Claims (9)
- 電源から供給される電力によって稼働し、モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とした回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分の値が目標値になるように、前記モータの巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分の値を制御することによって、前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、
前記回転子の目標位相を表す指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように、前記トルク電流成分の目標値を設定する第1設定手段と、
前記モータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流の前記トルク電流成分の値と前記第1設定手段によって設定された前記トルク電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、駆動電圧を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧に基づいて、前記巻線に駆動電流を供給する駆動回路と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が所定値よりも大きく且つ前記速度決定手段によって決定された回転速度が所定速度より大きい場合は前記弱め界磁の程度が第1の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定し、前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が前記所定値よりも大きいこと、及び、前記速度決定手段によって決定された回転速度が前記所定速度より大きいこと、の少なくとも一方を満たさない場合は前記弱め界磁の程度が前記第1の程度よりも小さい第2の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定する第2設定手段と、
を備えることを特徴とするモータ制御装置。 - 電源から供給される電力によって稼働し、モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記モータの回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とした回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分の値が目標値になるように、前記モータの巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分の値を制御することによって、前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、
前記回転子の目標速度を表す指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように、前記トルク電流成分の目標値を設定する第1設定手段と、
前記モータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流の前記トルク電流成分の値と前記第1設定手段によって設定された前記トルク電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、駆動電圧を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧に基づいて、前記巻線に駆動電流を供給する駆動回路と、
前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が所定値よりも大きく且つ前記速度決定手段によって決定された回転速度が所定速度より大きい場合は前記弱め界磁の程度が第1の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定し、前記生成手段によって生成された駆動電圧の値が前記所定値よりも大きいこと、及び、前記速度決定手段によって決定された回転速度が前記所定速度より大きいこと、の少なくとも一方を満たさない場合は前記弱め界磁の程度が前記第1の程度よりも小さい第2の程度になるように前記励磁電流成分の値を設定する第2設定手段と、
を備えることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて、前記回転子の回転によって前記巻線に誘起される誘起電圧の値を決定する誘起電圧決定手段を有し、
前記所定値は、前記電源から前記駆動回路に出力される電圧の値から前記誘起電圧の値を減算した値以下の値であることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。 - 前記第2の程度には、前記弱め界磁が行われない状態が含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- 前記位相決定手段は、前記誘起電圧決定手段によって決定された誘起電圧の値に基づいて前記回転子の回転位相を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- シートを搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラを駆動するモータと、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のモータ制御装置であって、前記搬送ローラを駆動するモータを制御するモータ制御装置と、
を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 原稿が積載される積載部と、
前記積載部に積載された原稿を搬送する搬送部と、
負荷を駆動するモータと、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のモータ制御装置であって、前記負荷を駆動するモータを制御するモータ制御装置と、
を有することを特徴とする原稿読取装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
負荷を駆動するモータと、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のモータ制御装置であって、前記負荷を駆動するモータを制御するモータ制御装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記負荷は、前記記録媒体を搬送する搬送ローラであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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JP2016202132A JP6720046B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016202132A JP6720046B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 |
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JP2016202132A Active JP6720046B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 |
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2016
- 2016-10-13 JP JP2016202132A patent/JP6720046B2/ja active Active
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