JP2013215177A - 移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】苗の条間の調整範囲を広くとることができる移植機を提供する。
【解決手段】昇降自在に支持されていて上昇した際に苗が供給され下降した際に圃場に苗を植え付ける植付体27を左右方向に複数設けた移植機において、左右軸回りに回転駆動される駆動シャフト34を備え、この駆動シャフト34に沿って左右方向に移動調整自在であって且つ移動調整した位置で機体フレーム2に固定可能とされた支持体104を植付体27の数に対応して設け、各支持体104に植付体27を昇降させる昇降装置105を支持し、前記駆動シャフト34からの動力を各昇降装置105に動力伝達する伝動機構106を各支持体104に設ける。
【選択図】図13

Description

本発明は、苗の条間調整が可能な移植機に関するものである。
昇降自在に支持されていて上昇した際に苗が供給され下降した際に圃場に苗を植え付ける植付体を左右方向に複数設け、左右の植付体の左右間隔を調整することにより植え付けた苗の条間を変更自在とした移植機として、特許文献1に開示された移植機がある。
この移植機にあっては、該移植機の機体フレームに固定された伝動ケースを備え、この伝動ケースに植付体を昇降させる昇降装置を装着し、エンジンからの動力をミッションケースを介して伝動ケースに入力し、この伝動ケースの出力軸から昇降装置に動力伝達している。
前記昇降装置は連結部材を有し、この連結部材に設けたボスに位置調整軸を左右方向位置調整自在に支持し、この位置調整軸の一端に植付体を固定している。
この移植機にあっては、連結部材のボスに対して位置調整軸を左右方向に移動することにより植付体の左右位置が調整され、植付体の左右位置を調整することにより左右の植付体の左右間隔を変更自在としている。
特開2012−50352号公報
前記従来の移植機にあっては、条間の調整範囲を広くするためには、位置調整軸の長さを長くしなければならないが、この移植機にあっては、植付体は連結部材に位置調整軸を介して片持ち状に支持されていることから、条間の調整範囲を広くするのに構造的に限界がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、苗の条間の調整範囲を広くとることができる移植機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、昇降自在に支持されていて上昇した際に苗が供給され下降した際に圃場に苗を植え付ける植付体を左右方向に複数設けた移植機において、
左右軸回りに回転駆動される駆動シャフトを備え、この駆動シャフトに沿って左右方向に移動調整自在であって且つ移動調整した位置で機体フレームに固定可能とされた支持体を植付体の数に対応して設け、各支持体に植付体を昇降させる昇降装置を支持し、前記駆動シャフトからの動力を各昇降装置に動力伝達する伝動機構を各支持体に設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記駆動シャフトと一体回転自在で且つ駆動シャフトの軸心方向にスライド自在な伝動筒を各支持体に設け、各伝動筒に前記伝動機構の駆動側部材を一体回転自在に設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記駆動シャフトの左右方向中央部を機体フレームに支持すると共に、該駆動シャフトの左右方向中央部に、駆動源からの動力を駆動シャフトに伝達するための動力入力部材を設け、支持体を駆動シャフトに端部側から組み付け可能としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、各支持体に駆動シャフトを軸心回りに回転自在に支持すると共に該駆動シャフトに沿ってスライド自在な軸受を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、植付体の左右間隔を調整するのに、機体フレームに固定
される支持体を左右方向に移動調整するという構造を採ったので、条間の調整範囲を広く採っても植付体の支持に問題はなく、条間の調整範囲を広く採ることができる。
また、複数の支持体を1本の駆動シャフトに沿って左右移動調整可能とし、この駆動シャフトから、複数の植付体に対応して設けられる昇降装置に動力を伝達するという構造を採ったので、条間の調整範囲を広く採ることができる機構を容易に構築することができる。
請求項2に係る発明によれば、各支持体に、伝動機構の駆動側部材と一体回転する伝動筒を、駆動シャフトと一体回転自在で且つ駆動シャフトの軸心方向にスライド自在に設けたので、支持体の左右位置調整をスムーズに行える。
請求項3に係る発明によれば、駆動シャフトの左右方向中央部を機体フレームに支持し且つ該駆動シャフトの左右方向中央部に駆動源からの動力を伝達する動力入力部材を設けることにより、駆動シャフトの端部側から支持体を容易に組み付けることができ、また、条間の調整範囲を広く採ることができる機構に容易に対応できる。
請求項4に係る発明によれば、各支持体に設けた軸受で駆動シャフトを軸心回りに回転自在に支持することにより、条間の調整範囲を広く採っても、駆動シャフトを安定して支持することができる。
移植機の全体側面図である。 移植機の機体フレームの側面図である。 機体フレームの一部である移植フレームの側面図である。 機体フレームの一部である移植フレームの正面図である。 苗供給カップと苗ガイドと植付カップとの位置関係を示す正面図である。 苗供給カップと苗ガイドと植付カップとの位置関係を示す側面図である。 苗供給カップと苗供給カップを移送する移送機構の平面図である。 (a)は苗供給カップを移送する移送機構の駆動側の平面図、(b)は苗供給カップを移送する移送機構の駆動側の側面図である。 苗供給カップと該苗供給カップの底蓋の開きを規制する規制部材とを示す平面図である。 苗供給カップの配置経路の前側直線部分を示す平面図である。 苗供給カップに対する苗ガイドの取付け位置を示す正面図である。 苗ガイドの取付部分の側面一部断面図である。 植付装置を示す側面図である。 植付装置を示す平面図である。 植付装置の動力入力部を示す側面図である。 植付装置の支持体の側面図である。 植付装置の動力入力部分を示す平面断面図である。 植付装置の取付基部側の正面一部断面図である。 植付装置の動力入力部分を示す正面断面図である。 植付装置支持部材を示す正面図である。 左右の植付カップの間隔と、苗ガイド取付部材の取付け位置と、苗ガイドの取付け状態との関係を示す正面図である。 左右の植付カップの間隔と、苗ガイド取付部材の取付け位置と、苗ガイドの取付け状態との関係を示す正面図である。 左右の植付カップの間隔と、苗ガイド取付部材の取付け位置と、苗ガイドの取付け状態との関係を示す正面図である。 覆土輪取付部分を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1において、符号1は、畝に沿って走行しながら野菜等の苗(ソイルブロック苗)を畝に(圃場に)移植する移植機である。
この移植機1は、機体フレーム2の左右両側に畝間溝を転動する前後輪3,4を備え、機体フレーム2の後部にエンジン5(動力源),予備苗載せ台6及び操向ハンドル7を備え、機体フレーム2の前後方向中途部にミッションケース8及び座席9を備え、機体フレーム2の前部に移植装置10を備えている。
本実施形態の移植機1では、座席9は左右一対設けられ、移植機1のセンターから左右振り分け状に配置される。
機体フレーム2はパイプ材やアングル材やみぞ形鋼や板材等からなるフレーム材を組み合わせて枠組みされており、図2に示すように、メインフレーム11と、このメインフレーム11の前部に連結された移植フレーム12とから主構成され、メインフレーム11に前後輪3,4,エンジン5,予備苗載せ台6,操向ハンドル7,ミッションケース8及び座席9が取り付けられ、移植フレーム12に移植装置10が取り付けられている。
図1に示すように、左右の前輪3は機体フレーム2前部の左右両側に前下がり傾斜状に配置された前輪支持アーム13の下端側に左右軸回りに回転自在に支持され、前輪支持アーム13は上端側がメインフレーム11に支持されている。
左右の後輪4は、機体フレーム2中途部の左右両側に後下がり傾斜状に配置された伝動ケース14の下端側に左右軸回りに回転自在に支持され、伝動ケース14は上端側がミッションケース8に支持されている。この後輪4はエンジン5からの動力がミッションケース8内の動力伝達機構及び伝動ケース14内の動力伝達機構を介して動力伝達されて回転駆動される駆動輪とされている。
移植フレーム12は、図3及び図4に示すように、左右方向に配置された前後の下横フレーム材16,17と、この前後の下横フレーム材16,17の下面同士を左右方向中央部分(中央側)において連結する下連結フレーム材18と、後側の下横フレーム材17の左右両側に立設された縦フレーム材19と、左右縦フレーム材19の上部間の中央部分(中央側)において上下方向に配置された左右の中央上フレーム材20と、この左右中央上フレーム材20の上部同士を連結する上横フレーム材21と、上横フレーム材21と前側の下横フレーム材16とを連結する上連結フレーム材22と、左右の各中央上フレーム材20の下部と後側の下横フレーム材17とを連結する中央下フレーム材23とから主構成されている。
この移植フレーム12の左右方向のセンターCは移植機1のセンターCと一致する。
移植装置10は、図1に示すように、ソイルブロック苗が育苗された苗トレイを載置する苗載せ台26と、圃場に苗を植え付ける植付カップ27(植付体)に苗を供給する苗供給装置28と、苗供給装置28から植付カップ27へと苗を案内する苗ガイド29と、植付カップ27を有する植付装置30と、植え付けられた苗の左右両側を鎮圧して覆土する覆土輪31とを有する。
前記移植フレーム12には、図3及び図4に示すように、苗供給装置28を支持する苗供給装置支持部材32、苗ガイド29を支持する苗ガイド支持部材33、移植装置10を駆動する駆動シャフト34を支持するシャフト支持部材35、植付装置30を支持する植付装置支持部材36と、覆土輪31を支持する覆土輪支持部材37とを有する。
苗供給装置支持部材32は、移植フレーム12の後部上方において左右方向に配置されていて、左右各縦フレーム材19の上端に設けられた支持ステー38に固定されている。
苗ガイド支持部材33は、パイプ材からなり、移植フレーム12の上部の前後方向中央側に固定された取付ブラケット39に固定されている。この苗ガイド支持部材33は左右方向に延びる支持部33aと、この支持部33aの左右両端から後方側に延びる延設部33bとを有する(図9参照)。
シャフト支持部材35は、板面が左右方向を向く板材からなり、移植フレーム12の左右方向中央側の下部に配置され、その下部後端側が後側の下横フレーム材17に固定されている。このシャフト支持部材35には、駆動シャフト34や該駆動シャフト34を支持する軸受40の挿通用の挿通孔41が形成されている。
植付装置支持部材36は、板面が前後を向く板材からなり、シャフト支持部材35の左右にそれぞれ配置されている。左右の植付装置支持部材36は、後側の下横フレーム材1
7,縦フレーム材19及び中央上フレーム材20の前面側に配置されていて、下端側が後側の下横フレーム材17の前面に固定され、左右方向外端側が縦フレーム材19の前面に固定され、上部の左右方向内端側が中央上フレーム材20の下部前面に固定されている。左右各植付装置支持部材36の上部には円形孔からなる上取付孔42が左右方向に多数形成され、左右各植付装置支持部材36の下部には左右方向に長い長円孔からなる下取付孔43が形成されている。
覆土輪支持部材37は、板材を折曲してなり、移植フレーム12の前端側下部に、移植フレーム12のセンターCから左右に振り分け状に設けられている。
各覆土輪支持部材37は、上部が前側の下横フレーム材16の前面に固定された前面部37aと、この前面部の左右両端下部から後方に延びる左右側壁部37bとを有する。
苗載せ台26は、図1に示すように、座席9の前方側に配置され、苗供給装置支持部材32にブラケット等を介して取付固定されている。
苗供給装置28は、図5、図6、図7及び図9に示すように、座席9に着座した作業者によって苗が上方から供給されて該苗を保持可能であると共に底部が開閉自在とされていて苗を下方に落下排出する苗供給カップ46A,46B(苗供給体)と、この苗供給カップ46A,46Bを移送させるカップ移送機構47と、苗供給カップ46A,46Bの底部の開きを規制する規制部材48A〜Eとを有する。
前記苗供給カップ46A,46Bは、図7に示すように、平面視で左右方向に長い長円形を呈するようにループ状に一定間隔で並べて配置され、移植フレーム12の後部上方に配置されていると共に、苗ガイド支持部材33の支持部33aの後方で且つ延設部33b間に位置している。
この苗供給カップ46A,46Bは、図7に示すように、移植フレーム12の左側で苗を落下排出する第1苗供給カップ46Aと、移植フレーム12の右側で苗を落下排出する第2苗供給カップ46Bとが前記長円形状のカップ配置経路(苗供給カップ46A,46Bの配置経路)に沿って交互に並べて配置されている。
苗供給カップ46A,46Bは、図6に示すように、上下開口状の筒状のカップ本体49と、このカップ本体49の底部開口を開閉自在に塞ぐ底蓋50とから主構成されている。また、苗供給カップ46A,46Bは、カップ配置経路に沿って図7及び図9に矢視Aで示す方向に周回移送される。
苗供給カップ46A,46Bの底蓋50は、図6及び図9に示すように、そのカップ移送方向A前端側が、カップ移送方向Aに直交する水平方向の軸心回りに枢支されていて、カップ本体49を塞ぐ状態から枢支部51回りに回転して下方に開く。
また、各苗供給カップ46A,46Bの底蓋50にはカップ移送方向Aに直交する水平方向に突出する係合部52が設けられ、第1苗供給カップ46Aの係合部52はカップ配置経路(周回移送経路)の外周側に突出し、第2苗供給カップ46Bの係合部52はカップ配置経路(周回移送経路)の内周側に突出している。
前記カップ移送機構47は、図7に示すように、苗供給カップ46A,46Bの長円形状のカップ配置経路の内周側に配置され、該カップ配置経路の右側に配置された駆動スプロケット53と、カップ配置経路の左側に配置された従動スプロケット54と、これらスプロケット53,54にわたって巻掛けられたエンドレスの移送チェーン55とから主構成されている。
図6に示すように、各苗供給カップ46A,46Bのカップ本体49の下部には、カップ配置経路の内周側に位置する連結部56が設けられ、この連結部56が移送チェーン55(のリンク)に立設された連結ピン57を介して連結されている。各連結部56に対して連結ピン57は、苗供給カップ46A,46Bの移送方向Aに一対設けられている。
図7に示すように、カップ移送機構47の駆動スプロケット53を駆動するスプロケット駆動軸58は、エンジン5からの動力を伝達するチェーン巻掛け伝動機構59によって上下軸回りに回転駆動される。
図8に示すように、スプロケット駆動軸58の上端に筒軸61が一体回転自在に取り付けられ、この筒軸61には、駆動スプロケット58の下面側に位置する円板状の連結板6
2が固定されている。
駆動スプロケット58は筒軸61に相対回転自在に外嵌され、連結板62と駆動スプロケット58とがスプロケット固定ボルト63及びスプロケット固定ナット64によって締結されていることにより、駆動スプロケット58がスプロケット駆動軸58と一体回転する。本実施形態では、スプロケット固定ボルト63及びスプロケット固定ナット64は3組設けられている。
連結板62に駆動スプロケット58を固定するためのスプロケット固定ナット64は連結板62の下面に固定され、スプロケット固定ボルト63は上方から駆動スプロケット58及び連結板62を貫通してスプロケット固定ナット64に螺合される。駆動スプロケット58に形成されたボルト挿通孔65は、スプロケット駆動軸58の軸心(駆動スプロケット58の回転中心)を中心とする円弧状の長孔状に形成され、スプロケット固定ボルト63を緩めることにより、駆動スプロケット58を連結板62に対して相対回転することができる(駆動スプロケット58と連結板62との回転位相を変更することができる)。
また、駆動スプロケット58には、該駆動スプロケット58の円周方向に間隔をおいて形成された一対の位置決め孔66が形成され、この一対の位置決め孔66のスプロケット円周方向の間隔は、苗供給カップ46A,46Bの配列ピッチP1分に設定されている。
また、前記筒軸61には、該筒軸61から径方向に突出するアーム67と、このアーム67の延出端に固定された位置決め筒68とが設けられ、この位置決め筒68は、その内孔が前記位置決め孔66に対して上下方向に同心状となるように設けられており、位置決め筒68と一方の位置決め孔66とにわたって位置決めピン69が挿通可能とされている。
したがって、駆動スプロケット58を連結板62に対して相対回転する場合は、位置決めピン69を抜脱して行う。また、これら位置決め孔66、位置決め筒68及び位置決めピン69によって、苗供給カップ46A,46Bの配列ピッチP1分、駆動スプロケット58を連結板62に対して相対回転させることができる。
前記規制部材48A〜Eは、苗供給カップ46A,46Bの底蓋50の開きを規制するものであって、図9に示すように、カップ配置経路の右側円弧部分からカップ配置経路の後側直線部分を経てカップ配置経路の左側円弧部分にわたって設けられていて第1,2苗供給カップ46A,46Bの底蓋50の開きを規制する第1規制部材48Aと、カップ配置経路の前側直線部分の中央部分(中央側)からカップ配置経路の右側円弧部分の前側にわたって設けられていて第1苗供給カップ46Aの底蓋50の開きを規制する第2規制部材48Bと、カップ配置経路の左側円弧部分の前側からカップ配置経路の前側直線部分の中央部分にわたって設けられていて第2苗供給カップ46Bの底蓋50の開きを規制する第3規制部材48Cと、カップ配置経路の前側直線部分の左側に設けられていて第1苗供給カップ46Aの底蓋50の開きを規制する第4規制部材48Dと、カップ配置経路の前側直線部分の右側に設けられていて第2苗供給カップ46Bの底蓋50の開きを規制する第5規制部材48Eとから構成されている。
各規制部材48A〜Eはロッドによって形成されている。
第1規制部材48Aはカップ配置経路上に配置されていて第1,2苗供給カップ46A,46Bの底蓋50下面に接当して該底蓋50の開きを規制する。
第2規制部材48Bと第4規制部材48Dとは、カップ配置経路の外周側(カップ配置経路の前側直線部分の前側)に配置され、且つ左右方向(カップ移送方向A)に間隔をおいて設けられている。また、これら第2規制部材48B及び第4規制部材48Dは第1苗供給カップ46Aの係合部52の下面に接当して該第1苗供給カップ46Aの底蓋50の開きを規制する。したがって、第1苗供給カップ46Aの係合部52が第4規制部材48Dから外れると第1苗供給カップ46Aの底蓋50が開き、苗が下方に排出される。この底蓋50が開いた第1苗供給カップ46Aがカップ移送方向Aに進んで、係合部52が第2規制部材48Bに乗り上げると底蓋50が閉じる。
第3規制部材48Cと第5規制部材48Eとは、カップ配置経路の内周側(カップ配置経路の前側直線部分の後側)に配置され、且つ一部オーバーラップしている。また、第5
規制部材48Eと第1規制部材48Aの右側端部とは左右方向(カップ移送方向A)に間隔をおいて設けられていると共に、第3規制部材48C及び第5規制部材48Eは第2苗供給カップ46Bの係合部52の下面に接当して該第2苗供給カップ46Bの底蓋50の開きを規制する。したがって、第2苗供給カップ46Bの係合部52が第5規制部材48Eから外れると第2苗供給カップ46Bの底蓋50が開き、苗が下方に排出される。この底蓋50が開いた第2苗供給カップ46Bがカップ移送方向Aに進んで、底蓋50が第1規制部材48Aに乗り上げると底蓋50が閉じる。
苗供給カップ46A,46Bは、第2規制部材48Bと第4規制部材48Dとの間、及び、第1規制部材48Aと第5規制部材48Eとの間以外は、第1〜第5規制部材48A〜Eによって底蓋50が閉じられたままで移送され、苗はカップ配置経路の後側の直線部分で作業者によって苗供給カップ46A,46Bに供給される。
図5に示すように、前記苗ガイド29は、左右一対設けられており、苗供給カップ46A,46Bの配置経路の前側直線部分の下方において、移植フレーム12のセンターCから左右振り分け状に配置されている。各苗ガイド29は苗が落下排出される苗供給カップ46A,46Bの下方に位置し、苗供給カップ46A,46Bから排出された苗を下方の植付カップ27に案内する。
図12に示すように、苗ガイド29は下方に行くに従って縮径する上下開口状の截頭円錐筒状に形成され、左右各苗ガイド29の前面側には被取付部材71(取付ブラケットという)が固定されている。この取付ブラケット71は、縦壁72と、この縦壁72の左右両側縁から後方に延出する側壁73とを有する。
取付ブラケット71の縦壁72には円形の取付孔74(ブラケット取付孔という)が上下一対貫通形成されていると共に、該縦壁72の背面には各ブラケット取付孔74と同心状に上下一対のナット75(ブラケット取付ナットという)が固定されている。
各取付ブラケット71は苗ガイド取付部材76にボルト固定され、この苗ガイド取付部材76は苗ガイド支持部材33の支持部33aに固定された支持ステー77にボルト固定されている。
苗ガイド取付部材76及び支持ステー77は苗ガイド29に対応して左右一対設けられている(図5、図11参照)。
苗ガイド取付部材76は、図11及び図12に示すように、正面視縦長矩形状の支持壁78と、この支持壁78の上縁から前方に延出する上壁79と、支持壁78の左右側縁から側壁80とを有する。支持壁78には上部及び下部にそれぞれ左右一対の取付孔81が貫通形成され、上壁79には円形の取付孔82が1つ(又は複数)貫通形成されている。
図12に示すように、この苗ガイド取付部材76の上壁79の下面には、該上壁79に形成された取付孔82と同心状にナット83(ステー取付ナットという)が固定されている。
図11に示すように、前記支持壁78に形成された取付孔81のうち、上部の一対の取付孔81及び下部の一方の取付孔81は円形孔に形成され、下部の他方の取付孔81は、その真上に位置する取付孔81の中心を中心とする円弧状に形成されている。
円弧状の取付孔81の真上の取付孔81を第1取付孔81A、円弧状の取付孔を第2取付孔81B、第1取付孔81Aの左右方向の隣の取付孔81を第3取付孔81C、この第3取付孔81Cの真下の取付孔を第4取付孔81Dという。
図12に示すように、前記苗ガイド29に設けた取付ブラケット71の縦壁72は、苗ガイド取付部材76の縦壁78の背面に重ね合わされて、苗ガイド取付部材76に形成された取付孔81及びブラケット取付孔74を挿通してブラケット取付ナット75に螺合される上下一対の取付ボルト84によって取付固定される。
前記構成の苗ガイド29の取付構造にあっては、図11に示すように、第1取付孔81Aに上側ブラケット取付孔74を一致させると共に第2取付孔81Bに下側ブラケット取付孔74を一致させて苗ガイド29を取り付けた状態と、第3取付孔81Cに上側ブラケット取付孔74を一致させると共に第4取付孔81Dに下側ブラケット取付孔74を一致させて苗ガイド29を取り付けた状態とを選択することにより、苗ガイド取付部材76に
対して苗ガイド29が左右方向2位置に取付位置変更可能とされており、これによって苗ガイド29の下端の苗放出口を左右方向で位置変更させることができる。
また、第1取付孔81Aに上側ブラケット取付孔74を一致させると共に第2取付孔81Bに下側ブラケット取付孔74を一致させて苗ガイド29を取り付けた状態において、苗ガイド29を第1取付孔81Aを中心として揺動させた状態で取り付けることによっても、苗ガイド29の下端の苗放出口を左右方向で位置変更させることができる。
これらによって、図21〜図24に示すように、苗ガイド29の下方に位置する植付カップ27を左右方向に位置調整した際に(植付カップ27の左右位置を変更した際に)、該位置調整した植付カップ27に対して、苗が良好に投入されるように、苗ガイド29下端の苗放出口を対応させることができる。
前記支持ステー77は、図12に示すように、苗ガイド支持部材33の支持部33aの前面に固定された縦壁86と、この縦壁86から前方に延出する上壁87とからL字状に形成されている。各支持ステー77の上壁87には円形のボルト挿通孔88が貫通形成され、該ボルト挿通孔88は、図10に示すように、左右方向に間隔をおいて複数(本実施形態では3つ)形成されている。
この支持ステー77の上壁87に形成されたボルト挿通孔88のピッチP2は苗供給カップ46A,46Bの配列ピッチP1と同じピッチに形成されている。
図12に示すように、苗ガイド取付部材76の上壁79は支持ステー77の上壁87の下面に重ね合わされて、該苗ガイド取付部材76の上壁79に形成された取付孔82及びボルト挿通孔88を挿通してステー取付ナット83に螺合される取付ボルト89によって取付固定される。
したがって、本実施形態にあっては、図11に示すように、苗ガイド取付部材76の支持ステー77に対する取付位置が左右方向において植付カップ27の配列ピッチP1で3位置に位置変更可能とされている。
図10及び図12に示すように、左側の支持ステー77には第4規制部材48Dに固定された取付部材91が取付固定され、右側の支持ステー77には第5規制部材48Eに固定された取付部材92が取付固定されている。
図10に示すように、左右の取付プレート91,92には、それぞれ取付孔93(規制部材取付孔という)が形成され、図12に示すように、苗ガイド取付部材76を支持ステー77に取り付けるための前記取付ボルト89によって、左右の取付プレート91,92が左右方向で同じ側にある支持ステー77に共締めで取付固定される。したがって、苗ガイド取付部材76の位置変更に伴って第4規制部材48D及び第5規制部材48Eの位置も変更され、苗供給カップ46A,46Bの開き位置が苗ガイド29の位置変更に対応した位置に変更可能とされている。
図10に示すように、前記規制部材取付孔93は、左右方向に長い長孔状に形成され、第4規制部材48D及び第5規制部材48Eの左右方向の位置の微調整が可能とされている。
図14及び図18に示すように、左右の植付装置支持部材36の前方側には、左右方向の軸心を有する駆動シャフト34が配置されている。
この駆動シャフト34は、植付装置30を駆動するものであって、移植フレーム12の背面側に配置された中継軸96から動力伝達されて左右方向の軸心回りに回転駆動される。
駆動シャフト34は、本実施形態では断面6角柱状に形成され、前記シャフト支持部材35に取り付けられた軸受40を挿通していて、該軸受40に軸心回りに回転自在に支持され、左端が左側の植付装置支持部材36の左端近傍に位置し、右端が右側植付装置支持部材36の左端近傍に位置するように、左右方向に設けられている。
図17及び図19に示すように、駆動シャフト34の左右方向中央部分(左右方向中央側)には伝動筒97が一体回転自在に外嵌され、この伝動筒97がシャフト支持部材35に取り付けられた軸受40に回転自在に支持されている。また、伝動筒97には、入力スプロケット98(動力入力部材)が一体回転自在に設けられている。
なお、本実施形態では、移植フレーム12のセンターCから左側寄りに軸受40が配置され、移植フレーム12のセンターCから右側寄りに入力スプロケット98が配置されている。
図17に示すように、中継軸96は、左右方向の軸心を有し、移植フレーム12の左右の中央下フレーム材23の下部に配置され、これら左右の中央下フレーム材23わたって設けられていて、左右の中央下フレーム材23に取り付けられた軸受99に軸心回りに回転自在に支持されている。
この中継軸96には、前記入力スプロケット98の後方側に位置する出力スプロケット100と、この出力スプロケット100の右側に位置する中継スプロケット101と、出力スプロケット100の左側に位置する伝動スプロケット102とが一体回転自在に設けられている。
出力スプロケット100と入力スプロケット98には伝動チェーン103が巻掛けられ、中継スプロケット101には、エンジン5からの動力がミッションケース8内の動力伝達機構及びその他の動力伝達機構を介して伝達されて中継軸96が回転駆動され、この中継軸96から出力スプロケット100,伝動チェーン103及び入力スプロケット98を介して駆動シャフト34に動力が伝達されて、該駆動シャフト34が回転駆動される。
また、伝動スプロケット102から、図7に示す前記カップ移送機構47に動力を伝達するチェーン巻掛け伝動機構59に動力が伝達されて、苗供給カップ46A,46Bが移送される。
なお、前記駆動シャフト34はスプライン軸等によって構成されていてもよい。
図13及び図14に示すように、植付装置30は、左右一対有し、移植機1のセンターCから左右に振り分け状に配置されている。
この植付装置30は、圃場に苗を植え付ける植付カップ27と、移植フレーム12(機体フレーム2)に着脱自在に取り付けられる支持体104と、この支持体104に取り付けられていて(支持されていて)植付カップ27を昇降させる昇降装置105と、前記駆動シャフト34から昇降装置105へと動力を伝達する伝動機構106とを有する。
なお、本実施形態では、植付カップ27を左右一対設けた移植機1を例示したが、植付カップ27を左右方向に3以上設けてもよい。植付カップ27を3以上設けた場合、支持体104も植付カップ27の数に対応して設けられる。
植付カップ27は先端が下方に向いたくちばし状を呈し、前後の構成体27F,27Rを有していて、該前後の構成体27F,27Rが前後方向で離反・近接することにより開閉自在とされている。この植付カップ27は、閉じた状態で、上方から苗が供給可能で且つ内部に苗が収容可能とされ、開いた状態で苗が下方に落下放出可能とされている。
支持体104は、図16に示すように、板材から形成され前記植付装置支持部材36の前面に重ね合わされて取付固定される取付部材107(取付ベースという)と、この取付ベース107から前方側に(前斜め下方に向けて)延出された伝動機構支持部材108とから構成されている。
左右の支持体104の取付ベース107は、図19及び図20に示すように、左右方向で同じ側にある植付装置支持部材36にそれぞれ取り付けられる。
各取付ベース107には、上部に円形の取付孔109(支持体上取付孔)が左右一対形成され、下部の左右方向外方側に円形の取付孔110(支持体下取付孔)が1つ形成されている。取付ベース107の上部は、支持体上取付孔109と植付装置支持部材36の上部に形成された上取付孔42とに挿通されるボルト111等によって植付装置支持部材36に取り付けられ、取付ベース107の下部は、支持体下取付孔110と植付装置支持部材36の下部に形成された下取付孔43とに挿通されるボルト112等によって植付装置支持部材36に取り付けられている。
左右の支持体104は、左右の植付カップ27が移植機1のセンターCから左右方向同距離の位置に配置されるように植付装置支持部材36に取り付けられる。
植付装置支持部材36の上取付孔42は多数(本実施形態では12)形成されていると共に植付装置支持部材36の下取付孔43は左右方向に長い長孔に形成されているので、
各取付ベース107は、左右方向複数位置(多数位置)に位置変更自在に取り付けられている。
本実施形態では、各取付ベース107は、図20に実線で示す位置から仮想線で示す位置まで9位置に位置変更自在とされていて、植付カップ27の左右方向の間隔(苗の条間)を、9通り(例えば、28cm、30cm、35cm、40cm、45cm、50cm、55cm、60cm、66cm)に変更できるように構成されている。
左右の伝動機構支持部材108は、図14,図16及び図19に示すように、左右方向内方側の内側構成体113と、左右方向外方側の外側構成体114とから主構成されている。内側構成体113は板材によって構成されて取付ベース107に固定されている。
外側構成体114は、取付ベース107から内側構成体113よりも長く延出された縦壁115を有する。また、外側構成体114は、上壁116と下壁117とを有する。
前記駆動シャフト34は左右の伝動機構支持部材108の基部側(後部側)を貫通するように設けられている。
外側構成体114の縦壁115の左右方向外方側を向く面(内側構成体113との対向側とは反対側の面)には軸受118が設けられ、駆動シャフト34に一体回転自在で且つ軸心方向(左右方向)移動自在に外嵌された伝動筒119が、この軸受118に左右軸回りに回転自在に支持されている。
これによって、駆動シャフト34は、伝動筒119及び軸受118を介して左右の支持体104に軸心回りに回転自在に支持されていると共に、左右の支持体104は、駆動シャフト34に沿って左右方向に移動自在とされている。
前記伝動機構106は、図14に示すように、駆動側スプロケット120(駆動側部材)と、従動側スプロケット121と、これらスプロケットに巻掛けられた伝動チェーン122と、この伝動チェーン122にテンションを付与するテンションスプロケット123とを有する。
駆動側スプロケット120は、内側構成体113と外側構成体114の縦壁115の基部間に配置され、支持体104に設けられた前記伝動筒119に一体回転自在に設けられていて、伝動チェーン122を介して従動側スプロケット121に動力を伝達する。従動側スプロケット121は、外側構成体114の縦壁115の延出端側(前部)の左右方向内方側に位置しており、この従動側スプロケット121に昇降装置105に動力を伝達する伝動軸124が固定されている。
前記構成のものにあっては、機体フレーム2に固定される支持体104を左右方向に移動調整して苗の条間を調整する構造なので、条間を広く採っても、植付体の支持に問題はなく、条間の調整範囲を広く採ることができる。
また、伝動機構106の駆動側部材である駆動側スプロケット120と一体回転する伝動筒119を、駆動シャフト34と一体回転自在で且つ駆動シャフト34の軸心方向にスライド自在に各支持体104に設けているので、支持体104の左右位置調整をスムーズに行える。
また、駆動シャフト34の中央部分(中央側)を機体フレーム2に支持すると共に該駆動シャフト34の中央部分(中央側)に動力を入力するようにすることにより、支持体104に設けた伝動筒119を駆動シャフト34の端部側から挿通させることができ、これにより、植付カップ27及び昇降装置105をアッセンブリした状態で支持体104を駆動シャフト34の端部側から組み付けることができる。
また、駆動シャフト34を機体フレーム2に固定される支持体104に軸受118を介して回転自在に支持することにより、支持体104を左右方向外方に移動調整して条間を広く採っても、駆動シャフト34を安定して支持することができる。
昇降装置105は、支持体104の外側構成体114の前端側に伝動軸124を介して回転自在に支持された第1回転ケース126と、この第1回転ケース126の遊端側に回転自在に支持された第2回転ケース127と、この第2回転ケース127の支持されたカップ支持体128と、カップ支持体128を上方に付勢するスプリング129とを有し、カップ支持体128に植付カップ27が支持されている。
この昇降装置105にあって、伝動軸124によって第1回転ケース126が回転駆動され、この第1回転ケース126の回転に連動して第2回転ケース127が第1回転ケース126とは逆方向に回転するように、第1回転ケース126及び第2回転ケース127内に動力伝達機構が設けられている。
そして、第1回転ケース126が回転駆動されることによりカップ支持体128が上下動し、これにより植付カップ27を上下運動させるように構成している。
植付カップ27が上昇した位置(上死点位置)で該植付カップ27の上方に位置する苗供給カップ46A,46Bの底蓋50が開いて苗が落下排出され、この苗供給カップ46A,46Bから排出された苗は苗ガイド29を介して植付カップ27内に落下供給される。このとき植付カップ27は閉じた状態であって、該植付カップ27の内部に苗が保持される。
その後、植付カップ27は苗を保持したまま下降して該植付カップ27の下部が圃場(畝)に突入し、植付カップ27は畝に突入すると開いて畝に植穴を形成すると共に該植穴に苗を放出する(苗を植え付ける)。
また、本実施形態の移植機1にあっては、左右の植付カップ27が左右同時に昇降するのではなく、一方の植付カップ27が上昇するときに、他方の植付カップ27が下降するように左右の植付カップ27が昇降され、これによって畝に苗を千鳥状に2条植えする。
すなわち、図11に実線で示すように、右側の苗ガイド取付部材76をX1位置に取り付け、左側の苗ガイド取付部材76をY1位置に取り付けた場合において、右側の植付カップ27が実線で示す上昇位置(苗供給位置)にあるときに、右側の苗ガイド29の上方(略真上)に位置する第2苗供給カップ46Bの底蓋50が開いて、該第2苗供給カップ46B内の苗が落下排出され、該苗は右側の苗ガイド29に案内されて右側の植付カップ27へと落下供給される。このとき、左側の植付カップ27は下降した位置にあり、左側の苗ガイド29の上方(略真上)には第2苗供給カップ46Bが位置し、該第2苗供給カップ46Bの底蓋50は閉じた状態である。
次に、右側の植付カップ27が下降し、左側の植付カップ27が仮想線で示す上昇した位置(苗供給位置)にくると、図11に符号Kで示す第1苗供給カップ46Aが、Y1位置の苗ガイド取付部材76に取り付けられた苗ガイド29の上方に移動し、該第1苗供給カップ46Aの底蓋50が開いて苗が落下排出され、該苗は左側の苗ガイド29に案内されて左側の植付カップ27へと落下供給される。
以下、これを繰り返すことにより畝に苗が千鳥状に2条植えされる。
図21〜図22に、左右の植付カップ27の左右方向の間隔Wと、苗ガイド取付部材76の取付け位置と、苗ガイド29の取付け状態との関係を示す。
図21は、植付カップ27の間隔Wを28cm、30cm、35cmにとった場合の苗ガイド取付部材76の取付け位置と苗ガイド29の取付け状態とを示す。
この場合、右側の苗ガイド取付部材76をX1位置に取り付け、左側の苗ガイド取付部材76をY1位置に取り付ける。
図22は、植付カップ27の間隔Wを40cm、45cm、50cmにとった場合の苗ガイド取付部材76の取付け位置と苗ガイド29の取付け状態とを示す。
この場合、右側の苗ガイド取付部材76をX2位置に取り付け、左側の苗ガイド取付部材76をY2位置に取り付ける。
図23は、植付カップ27の間隔Wを55cm、60cm、66cmにとった場合の苗ガイド取付部材76の取付け位置と苗ガイド29の取付け状態とを示す。
この場合、右側の苗ガイド取付部材76をX3位置に取り付け、左側の苗ガイド取付部材76をY3位置に取り付ける。
本実施形態にあっては、苗ガイド取付部材76をX1位置、Y1位置に取り付けた場合と、苗ガイド取付部材76をX3位置、Y3位置に取り付けた場合とは、植付カップ27が苗供給位置に上昇した際に対応する苗供給カップ46A,46Bが開くように苗の供給タイミングが合うが、苗ガイド取付部材76をX2位置、Y2位置に取り付けた場合は、植付カップ27が苗供給位置に上昇した際には対応する苗供給カップ46A,46Bは配
列ピッチP1の1ピッチ分ずれた位置にあり、植付カップ27に対する苗の供給のタイミングが合わない。
そこで、苗ガイド取付部材76をX2位置、Y2位置に取り付ける場合は、図8に示すスプロケット固定ボルト63を緩めると共に位置決め孔66から位置決めピン69を抜脱し、駆動スプロケットを連結板62に対して苗供給カップ46A,46Bの配列ピッチP1の1ピッチ分、相対回転させて、位置決めピン69を他の位置決め孔66に挿通して、連結板62に対して駆動スプロケットを位置決めし、その状態で、スプロケット固定ボルト63を締め付けて駆動スプロケットを連結板62に一体回転自在に固定する。
これによって、苗ガイド取付部材76をX2位置、Y2位置に取り付ける場合における、植付カップ27に対する苗の供給タイミングを合わせることができる。
前記覆土輪31は植付カップ27、1つについて左右一対設けられ(左右一対で1組の覆土輪31を一対の植付カップ27に対応して2組設けられ)、植え付けられた(植付カップ27で形成された植穴に供給された)苗の左右両側を転動して苗の植穴を塞ぐ(苗の根元側を覆土する)と共に苗の根元側を鎮圧する。
図24に示すように、1組の覆土輪31は覆土輪支持ブラケット131に取り付けられ、覆土輪支持ブラケット131は、移植フレーム12の覆土輪支持部材37に設けられた支持バー132に取り付けられている。
支持バー132は、覆土輪支持部材37の一方の側壁部37bと、他方の側壁部37bに固定された支持板133とにわたって左右軸回り回転自在に支架され、一方の側壁部37bと支持板133との間が六角柱状とされている。
覆土輪支持ブラケット131は前記支持バー132に左右方向移動可能で且つ左右軸回りに一体回転自在に嵌合する取付部材134を有し、該取付部材を支持バー132に沿って左右方向に移動させることにより、植付カップ27の変更位置に対応して位置変更可能とされている。
この覆土輪支持ブラケット131の取付部材は、図示省略の固定ボルトによって支持バー132に対して左右移動不能に固定される。
2 機体フレーム
5 駆動源(エンジン)
27 植付体(植付カップ)
34 駆動シャフト
40 軸受
98 動力入力部材(入力スプロケット)
104 支持体
105 昇降装置
106 伝動機構
119 伝動筒
120 駆動側部材(駆動側スプロケット)

Claims (4)

  1. 昇降自在に支持されていて上昇した際に苗が供給され下降した際に圃場に苗を植え付ける植付体(27)を左右方向に複数設けた移植機において、
    左右軸回りに回転駆動される駆動シャフト(34)を備え、この駆動シャフト(34)に沿って左右方向に移動調整自在であって且つ移動調整した位置で機体フレーム(2)に固定可能とされた支持体(104)を植付体(27)の数に対応して設け、各支持体(104)に植付体(27)を昇降させる昇降装置(105)を支持し、前記駆動シャフト(34)からの動力を各昇降装置(105)に動力伝達する伝動機構(106)を各支持体(104)に設けたことを特徴とする移植機。
  2. 前記駆動シャフト(34)と一体回転自在で且つ駆動シャフト(34)の軸心方向にスライド自在な伝動筒(119)を各支持体(104)に設け、各伝動筒(119)に前記伝動機構(106)の駆動側部材(120)を一体回転自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載の移植機。
  3. 前記駆動シャフト(34)の左右方向中央部を機体フレーム(2)に支持すると共に、該駆動シャフト(34)の左右方向中央部に、駆動源(5)からの動力を駆動シャフト(34)に伝達するための動力入力部材(98)を設け、支持体(104)を駆動シャフト(34)に端部側から組み付け可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機。
  4. 各支持体(104)に駆動シャフト(34)を軸心回りに回転自在に支持すると共に該駆動シャフト(34)に沿ってスライド自在な軸受(118)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移植機。
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