JP5798748B2 - 移植機 - Google Patents
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Description
この移植機は、機体フレームの前部に苗を畝に植え付ける植付体を備え、機体フレームの前後各々に、該機体フレームを走行可能に支持する左右一対の車輪を設けている。各車輪は上端側が機体フレームに支持された車輪支持アームの下端側に設けられている。
圃場に畝を形成する場合、トラクタの後部に畝成形装置を装着して走行しながら畝を形成するが、傾斜地に畝を形成する場合、傾斜方向に略直交する方向に走行しながら畝を形成するので、地面に作用する車輪の接地荷重は山側の車輪に比べて谷側の車輪が大きくなり、山側の畝間溝に比べて谷側の畝間溝が深くなる傾向にある。したがって、傾斜地に形成された畝に、前記移植機で走行しながら苗を植え付ける場合、移植機の車輪は畝間溝を転動するので、畝の上面に対して移植機の機体フレームが左右方向に傾く場合がある。畝の上面に対して移植機の機体フレームが左右方向に傾くと植付状態がわるくなるという問題がある。
この移植機にあっては、前後の左右各車輪支持アームの上部を機体フレームに左右軸回りに上下揺動自在に支持し、左右方向で同じ側にある前後の車輪支持アームを連動ロッドで連動連結し、油圧シリンダによって左右一方の連動ロッドを後方に押動すると共に左右他方の連動ロッドを前方に引動するよう構成している。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、簡易な構成で機体フレームの左右方向の傾きを調整することができる移植機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、機体フレームの前後一側に苗を畝に植え付ける植付体を備え、機体フレームの前後各々に、該機体フレームを走行可能に支持する左右一対の車輪を設け、各車輪を上端側が機体フレームに支持された車輪支持アームの下端側に設け、前後の左右車輪のうちの植付体が設けられた側の左右車輪の一方の車輪が設けられる車輪支持アームの下端側に軸心を縦向きにして配置した支持筒を固定し、この支持筒に下方から上下移動自在に内嵌された可動筒を備え、この可動筒に車輪を取り付け、支持筒に対する可動筒の上下位置を調節することにより、前記一方の車輪を車輪支持アームに対して上下位置調整自在としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、機体フレームの前部に植付体を設けると共に左右の前車輪の一方を車輪支持アームに対して上下位置調整自在に支持し、機体フレームの後部に座席を設け、この座席側から操作できる位置に操作ハンドルを配置し、この操作ハンドルと前記ネジ軸とを連動機構によって連動連結したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前後一側にある左右車輪の一方の車輪を車輪支持アームに対して上下位置調整自在に支持することにより、簡易な構成で機体フレームの左右方向の傾きを調整することができる移植機を提供することができる。また、車輪支持アームに対して上下位置調整自在に支持される車輪は、前後の左右車輪のうちの植付体が設けられた側の左右車輪の一方の車輪であるので、機体フレームの植付体配置部分の左右方向の傾き調整に大きく作用する。
請求項2に係る発明によれば、簡易な構成で可動筒の上下位置の調整をすることができる。
請求項3に係る発明によれば、機体フレームの左右方向の傾きを調整する機構を安価に構成することができる。
請求項5に係る発明によれば、機体フレームの左右方向の傾きを調整する機構を、機体フレームに対して前後の左右車輪支持アームを同時に揺動させることにより機体フレームを昇降するようにした移植機に簡易に設けることができる。
図1及び図2において、符号1は、畝に沿って走行しながら該畝(圃場)に苗を植え付ける移植機である。
この移植機1は、機体フレーム2と、この機体フレーム2を走行可能に支持する左右一対の前車輪3及び左右一対の後車輪4と、畝Rに苗を植え付ける移植装置5と、エンジン6と、オペレータ(植付作業者)が座るための座席7とを備えた乗用型とされている。
また、機体フレーム2の前部には畝R上面を転動しながら該畝R上面を押圧して平坦状に均す整地ローラ8と畝R上面に接地して畝R上面の凹凸(畝Rの高さ)を感知する感知部材9とが設けられ、機体フレーム2の後部にはミッションケース10と機体フレーム2後端から後方に延出する操向ハンドル11とが設けられている。
植付体12は左右一対設けられていて、本実施形態では2条植えの移植機1とされている。
左右の植付体12は左右の前車輪3の間に配置され、図示省略の昇降機構によって昇降自在に支持されている。
覆土輪14は、左右各植付体12の後方側に左右一対設けられ、畝R上面を転動して植え穴に放出された苗の根本部分を左右両側から押圧することにより、苗の根本部分を覆土・鎮圧する。
各苗供給ポット15は上端開口状で底部が開閉自在とされており、上方からオペレータによってポット苗が供給され、苗受け取り位置に位置する植付体12の上方位置にて底部を開くことにより、植付体12に対して苗を落下放出するよう構成されている。
図1〜図4に示すように、ミッションケース10は左右の座席7間の前部下方に配置され、該ミッションケース10内の動力伝達機構にはエンジン6からの動力が伝達される。
左右各サポート部材には、後輪支軸17(車輪支軸)の左右方向内端側が後車輪用サポート部材16の左右方向外端から左右方向移動自在に挿入され、該後輪支軸17は固定手段によって後車輪用サポート部材16に対して左右方向移動不能に固定されている。
前記後車輪用サポート部材16の前方で且つ該サポート部材16よりも低い位置に前車輪用サポート部材20が設けられている。この前車輪用サポート部材20は左右方向の軸心を有する筒体によって形成され、機体フレーム2の左右一端側から他端側にわたるように形成されており、機体フレーム2に左右軸回りに回動自在に支持されている。
また、左右各前輪支軸21は前車輪用サポート部材20と一体回動する。
左右各前輪支軸21の左右方向外端側には、筒体から構成された前輪支持アーム22(車輪支持アーム)の上端側が固定されている。
前記左右各後車輪用サポート部材16にはブラケット24が下方側に延出状に設けられ、前記前車輪用サポート部材20には、後車輪用サポート部材16に固定の左右各ブラケット24の前方に対応する位置に位置するブラケット25が上方側に延出状に設けられている。
また、左側の後車輪用サポート部材16に設けたブラケット24の後方側には、油圧シリンダからなる昇降シリンダ27が設けられ、この昇降シリンダ27のピストンロッド28が左側の後車輪用サポート部材16に設けたブラケット24に枢支連結されている。
本実施形態の移植機1にあっては、前記昇降シリンダ27のピストンロッド28を出退させると、左右の伝動ケース18が同時に上下揺動すると共に、連動部材26が前後に押し引きされて左右の前輪支持アーム22が同時に上下揺動する。すると、左右前車輪3と左右後車輪4とが機体フレーム2に対して4輪同時に昇降し、機体フレーム2が接地面に対して昇降する。これによって、機体フレーム2の高さ変更・高さ制御が可能とされている。
また、本実施形態の移植機1にあっては、左右の後車輪用サポート部材16に対して左右の後輪支軸17を左右方向に位置変更すると共に、前車輪用サポート部材20に対して左右の前輪支軸21を左右方向に位置変更することにより、後車輪4及び前車輪3のトレッド幅の調整が可能とされている。
この傾き調整機構30は、図3〜図8に示すように、前輪支持アーム22の下端側に軸心を縦向きにして配置して固定した支持筒31と、この支持筒31に下方から上下移動自在に内嵌された可動筒32と、この可動筒32に設けたナット部33と、このナット部33に螺合するネジ軸34と、前輪支持アーム22の上部に前上方延出状に設けられた支持ステー35と、この支持ステー35の上部に軸心回りに回動自在に支持されたハンドル軸36と、このハンドル軸36に固定された操作ハンドル37とを有する。
可動筒32は支持筒31に対して軸心回りに回動不能に嵌合する六角筒状に形成されている。
ナット部33は、ネジ孔38を有するナット部材によって構成され、ネジ孔38が可動筒32の内孔39に連通するように(ネジ孔38の軸心と可動筒32の内孔39の軸心とが一致するように)可動筒32の上面に固定されている(なお、ナット部33は可動筒32に一体形成されていてもよい)。
可動筒32の下端には固定プレート40が固定され、この固定プレート40の下面側には取付プレート41が配置され、この取付プレート41は固定プレート40にボルト固定されている。
前記支持筒31の上端にはプレート部材46が固定され、このプレート部材46上には左右一対の取付プレート47が立設されている。
前記ネジ軸34の上部はプレート部材46を貫通してギヤケース48下端から該ギヤケース48内に挿入されており、ネジ軸34の上部はギヤケース48内に設けられたベアリングによって軸心回りに回動自在に支持されている。
ギヤケース48内には、相互に歯合する一対のベベルギヤ50A,50B(ベベルギヤ伝動機構)が収容され、一方のベベルギヤ50Aはネジ軸34の上端側に一体回動自在に嵌合し、他方のベベルギヤ50Bは伝動軸49に一体回動自在に嵌合していて、伝動軸49とネジ軸34とが一体回動するよう構成されている。
操作ハンドル37は、ハンドルアーム54と、このハンドルアーム54の一端側に取付固定されたグリップ部55とを有し、ハンドルアーム54の他端側がハンドル軸36の後端に取付固定されている。
前記ハンドル軸36、筒軸53、伝動軸49、ベベルギヤ50A,50Bとで操作ハンドル37とネジ軸34とを連動連結する連動機構が構成されている。
この傾き調整機構30にあっては、操作ハンドル37を回動させると、連動機構を介してネジ軸34に回動力が伝達されて該ネジ軸34が軸心回りに回動操作される。
これによって、機体フレーム2の左右方向の傾きを調整することができる。
前記傾き調整機構30は4輪のうちの1輪を上下動させるだけの機構であるので簡易に構成(簡易に組み込むことができ)でき、安価に提供することができる。
なお、圃場においては、左右の前後車輪3,4は若干地面に潜っているので四輪のうちの一輪を上下動させても他の三輪のうちの一輪が浮くことはない。
トラクタの後部に畝R成形装置を装着して走行しながら畝Rを形成した場合、傾斜方向に略直交する方向に走行しながら畝Rを形成するので、地面に作用する車輪の接地荷重は山側の車輪に比べて谷側の車輪が大きくなり、図16(a)に示すように、山側の畝間溝D1に比べて谷側の畝間溝D2が深くなる傾向にある。
そこで、このような場合に、谷側に傾き調整機構30がある場合は、谷側の前車輪3を下げてやることにより左右の植付体12の植付け深さを同じにすることができる。
なお、この使用例に限定されることなく、傾斜地以外の圃場であっても、畝間溝の状態、左右の畝Rの高さが異なる場合等に傾き調整機構30によって機体フレーム2の傾きを調整するようにしてもよい。
図7に示すように、前記固定プレート40の後部は取付プレート41から後方にはみ出しており、この固定プレート40の後部に後方に開放状とされた嵌合溝56が形成され、この嵌合溝56には支持筒31の後方に配置された回止め部材57が挿入されている。
支持筒31と可動筒32とは六角筒状に形成されていて軸心回りに相対回動をしないように構成されているが、支持筒31と可動筒32との間にはガタがある。そこで、前記回止め部材57によって支持筒31に対する可動筒32の軸心回りの回動を規制している。
このゲージ部材58の下端側は固定プレート40に取付固定され、ゲージ部材58の上部は、前記支持筒31上端のプレート部材46に設けられた筒体からなる指標部材59を挿通している。
このゲージ部材58の上部には、図6に示すように、目盛りa1〜a4が設けられている。
指標部材59の略上端に基準目盛りa1が位置している状態で、左右の前車輪3が同じ高さ位置にあり、上下の第1〜3の目盛りa2,a3,a4によって、右側の前車輪3を左側の前車輪3に対して上下にどのくらい移動させたのかわかるようになっている。
図9に示すように、左側の前輪支持アーム22の下端側には円柱状の固定部材61が固定され、この固定部材61に対する左側の前車輪3の支持構造は前記右側の前車輪3の支持構造と同様に構成されている。
可動筒32には、該可動筒32の下方に同芯状に配置された円柱状の位置決め部材42が下方突出状に固定されている。また、取付プレート41には挿通孔43が形成されていると共に該挿通孔43に筒体からなる車軸固定部材44の上端が挿入されると共に該車軸固定部材44が取付プレート41に固定され、前記位置決め部材42が前記車軸固定部材44内に挿入されている。
また、左右各車軸固定部材44にはスクレーパ取付ステー63が後方突出状に固定され、このスクレーパ取付ステー63と前車軸23とにスクレーパ64が取付固定されている。
前記整地ローラ8は、本実施の形態では、図15に示すように、2畝Rにわたるように設けられている(なお、整地ローラ8は1条植えの場合は1畝Rに対応して、また、3条以上の複数条植えの場合は対応する複数の畝Rにわたるように設けられる)。
この整地ローラ8は、中空状に形成されており、図1、図2、図10〜12に示すように、機体フレーム2の前端側に着脱自在に取り付けられた(機体フレーム2から前方突出状に設けられた)ローラ支持フレーム66に左右軸回りに回動自在に支持されている。また、整地ローラ8はローラ支持フレーム66に上下揺動自在に支持され、ローラ支持フレーム66に装備された弾下機構67によって接地側に向けて付勢されている。
このメインフレーム68の主部材73の後部側は、機体フレーム2の左右両側を構成する四角筒体からなる側部フレーム75に前方側から挿入されてボルト等の固定手段によって該側部フレーム75に抜け止め固定されている。
前記支持バー70は、メインフレーム68の前部材74の下端側に設けられ、前部材74間にわたると共に前部材74を貫通して左右各前部材74から左右方向外方に突出している。
前記左右の揺動アーム71は、帯板材によって形成され、後方に向けて下方傾斜状に配置され、上端側が支持バー70の左右方向の端部側に軸受け体65を介して左右軸回りに回動自在に支持されていて、上下揺動自在とされている。
この左右の揺動アーム71の下部間に整地ローラ8が配置され、該整地ローラ8は、揺動アーム71の外側面に取付固定された軸受け体78に左右軸回りに回動自在に支持されている。
このアーム連結部材72は整地ローラ8の上方側に設けられ、後部壁80の後端は整地ローラ8に近接していて、このアーム連結部材72の後部壁80が、整地ローラ8の外周面に付着した土を落とすスクレーパの機能を有する。
弾下ロッド82の上部はフレーム連結部材69の上壁76を軸心方向移動自在に貫通している。また、この弾下ロッド82の上部にはフレーム連結部材69の上壁76上面に接当するワッシャリングからなる当り部材84が外嵌されていると共に該当り部材の上側にピン85が固定されていて、該ピン85により弾下ロッド82の下方移動が規制されている。
付勢バネ83はコイルバネによって形成され、フレーム連結部材69の上壁76の下方側において弾下ロッド82に套嵌されている。
付勢バネ83の下端は弾下ロッド82に軸心方向移動可能に外嵌されたワッシャリングからなるバネ受け部材87に接当しており、該バネ受け部材87は弾下ロッド82に取り付けられたピン89によって下方移動が規制されている。
この弾下ロッド82によって揺動アーム71が下方に向けて揺動する方向に押圧され、これによって、整地ローラ8が接地面に向けて押圧されている(したがって、付勢バネ83は整地ローラ8を接地面に向けて付勢している)。
これによって、整地ローラ8が地面から受ける反力を分散させることができる。
前記感知部材9は、本実施の形態では、図15に示すように、2畝Rにわたるように設けられている(なお、感知部材9は1条植えの場合は1畝Rに対応して、また、3条以上の複数条植えの場合は対応する複数の畝Rにわたるように設けられる)。
この感知部材9は、図13及び図14に示すように、感知部本体91と、支持プレート92と、枢支ブラケット93とを有する。
感知部本体91は、側面視で下方側に向けて凸状の円弧状に形成された板材によって形成され、畝R上面に接地する。
支持プレート92は左右方向中央部及び左右両端側が上方側に延出されており、各延出部分94の上面側に枢支ブラケット93が固定されている。
枢支ブラケット93は前記延出部分94に重合固定された下壁95と、この下壁95の左右両側から延出する左右の側壁96とからコ字形に形成されている。
支持アーム97は左右方向の軸心を有する横軸部98と、この横軸部98に直交する縦軸部99とからL字形に形成され、横軸部98が枢支ブラケット93を貫通しており、この横軸部98回りに感知部材9が上下に揺動自在とされている。
前記支軸101は左右一対設けられ、右側の支軸101に右側の支持アーム97のボス部100が固定され、左側の支軸101に中央部と左側の支持アーム97のボス部100が固定されている。
この第1連動ロッド106の後端側は第1中継レバー107に枢支連結され、この第1中継レバー107と左右軸回りに一体化移動する第2中継レバー108には第2連動ロッド109の一端側が枢支連結されている。
したがって、感知部材9が畝Rに追従して上下に揺動すると、第1連動ロッド106、第1中継レバー107、第2中継レバー108、第2連動ロッド109、スプール操作レバー110を介してスプールが中立位置から押し引きされて昇降シリンダ27が駆動され、機体フレーム2が昇降するように構成されている。
また、前記植付深さ調整ハンドル103によって支持アーム97の縦軸部99の上下方向に対する角度を変更することにより、植付け深さを変更することができる。
また、傾き調整機構30のネジ軸34をアクチュエータ(モータ等)によって回動させるようにしてもよい。この場合、アクチュエータを座席7から遠隔操作することができるように構成するのがよい。
移植機1は、1条植え、又は3条植え以上の複数条植えであってもよい。
また、移植機1は、本実施形態のように2畝R(複数の畝R)を跨ぐように使用するのに限定されることなく、1畝Rに対して苗を2条(複数条)植え付けるようにしてもよい。
3 前車輪
4 後車輪
7 座席
12 植付体
18 伝動ケース(車輪支持アーム)
22 前輪支持アーム(車輪支持アーム)
31 支持筒
32 可動筒
33 ナット部
34 ネジ軸
36 ハンドル軸(連動機構構成部材)
37 操作ハンドル
49 伝動軸(連動機構構成部材)
50A ベベルギヤ(連動機構構成部材)
50B ベベルギヤ(連動機構構成部材)
53 筒軸(連動機構構成部材)
R 畝
Claims (5)
- 機体フレーム(2)の前後一側に苗を畝(R)に植え付ける植付体(12)を備え、機体フレーム(2)の前後各々に、該機体フレーム(2)を走行可能に支持する左右一対の車輪(3,4)を設け、各車輪(3,4)を上端側が機体フレーム(2)に支持された車輪支持アーム(18,22)の下端側に設け、前後の左右車輪(3,4)のうちの植付体(12)が設けられた側の左右車輪(3)の一方の車輪(3)が設けられる車輪支持アーム(22)の下端側に軸心を縦向きにして配置した支持筒(31)を固定し、この支持筒(31)に下方から上下移動自在に内嵌された可動筒(32)を備え、この可動筒(32)に車輪を取り付け、支持筒(31)に対する可動筒(32)の上下位置を調節することにより、前記一方の車輪(3)を車輪支持アーム(22)に対して上下位置調整自在としたことを特徴とする移植機。
- 前記可動筒(32)にナット部(33)を設ける共に該ナット部(33)に螺合するネジ軸(34)を設け、このネジ軸(34)を軸心回りに回動させることにより可動筒(32)を上下位置調整自在としたことを特徴とする請求項1に記載の移植機。
- 前記ネジ軸(34)を手動によって回動させるための操作ハンドル(37)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の移植機。
- 機体フレーム(2)の前部に植付体(12)を設けると共に左右の前車輪(3)の一方を車輪支持アーム(22)に対して上下位置調整自在に支持し、機体フレーム(2)の後部に座席(7)を設け、この座席(7)側から操作できる位置に操作ハンドル(37)を配置し、この操作ハンドル(37)と前記ネジ軸(34)とを連動機構(36,53,49,50A,50B)によって連動連結したことを特徴とする請求項3に記載の移植機。
- 各車輪支持アーム(18,22)を機体フレーム(2)に上下揺動自在に支持し、前後の左右車輪支持アーム(18,22)を同時に上下に揺動させることにより、機体フレーム(2)が昇降するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移植機。
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