JP4395011B2 - 移植機 - Google Patents

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本発明は、畝を跨いで走行しながら該畝に苗を植え付ける移植機に関するものである。
移植機として、図5及び図6に示すように、畝Rと畝Rとの間の溝(畝間溝)30を転動する左右一対の前後輪14,15を有する走行体1と、この走行体1の後方に装着されていて畝Rに苗Nを植え付ける移植装置3とを備え、畝Rを跨いで且つ畝Rに沿って走行しながら該畝Rに苗Nを自動的に植え付ける移植機2がある(特許文献1又は2参照)。
この移植機2は後部に操向ハンドル9を有する歩行型の移植機2を例示している。
特開平2000−217406号公報 特開平2000−245207号公報
畝にマルチを敷設する機械として、トラクタの後方にロータリ耕耘機、畝立て器、マルチャを順次連設して備え、耕耘と畝立てとマルチの敷設とを1行程で行えるようにした畝立てマルチャがあり、この畝立てマルチャとして、左右方向で隣り合うマルチの端と端とを畝間溝において重ね合わせることにより該マルチとマルチとの間を開けずに圃場全体をマルチで被覆する全面マルチャがあり、この全面マルチャとして、耕耘された土をコンベヤで持ち上げ、この土を一定の間隔をおいてマルチ7が敷設された後の畝間溝30に落とすことにより畝間溝30に土を置き、この畝間溝30に置かれた置き土31(図5及び図6参照)によってマルチ7を押さえるようにしたものがある。
また、隣接する畝間溝30に置かれる置き土31は、前後方向(畝Rの長手方向)に対して位置ズレして置かれている(千鳥状に配置されている)。
前述の全面マルチャでマルチ7を敷設した圃場に苗Nを植え付ける場合、畝間溝30を転動する車輪14,15の左右一方が置き土31に乗り上げると機体1Aが左右に傾き、このため植付体4が左右方向に位置ズレした状態で苗Nが植え付けられることとなる。
そして、左右の車輪14,15が置き土31に交互に乗り上げることにより機体1Aが横揺れし、これによって苗Nが蛇行した状態で植え付けられることとなって植付け精度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、移植機の機体の横揺れを防止し、苗が蛇行状に植付けられるのを低減して植付け精度の向上を図ることを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、畝間溝を転動する左右一対の前後輪を有する走行体を備え、畝を跨いで走行しながら該畝に苗を植え付ける移植機において、マルチフィルムが敷設された後の畝間溝上に置かれた置き土を均すスクレーパを前輪の前方に設け
畝間溝の前輪の前方側を転動してマルチフィルムが敷設された後の畝間溝上に置かれた置き土を押し潰す鎮圧輪を設け、この鎮圧輪を畝間溝の底面に対して近接離反自在に支持すると共に畝間溝の底面に向けて付勢するように構成したことを特徴とする。
この構成のものにあっては、スクレーパによって置き土を均すことにより、前輪又は後輪が置き土に乗り上げることに起因する機体の横揺れを防止でき、植付け精度の向上を図ることができる。
また、鎮圧輪によって置き土を押し潰すことにより、前輪又は後輪が置き土に乗り上げることに起因する機体の横揺れを防止でき、植付け精度の向上を図ることができる。また、鎮圧輪が置き土を押し潰す際に地面側から受ける荷重は、鎮圧輪を畝間溝の底面に向けて付勢する付勢力に抗して該鎮圧輪が畝間溝の底面から離反する方向に移動することにより吸収させることができるので、鎮圧輪が置き土に乗り上げて機体が傾くというのを防止することができる。
また、他の技術的手段は、畝間溝の前輪の前方側を転動して畝に敷設されたマルチフィルム上に置かれた置き土を押し潰す鎮圧輪を設け、この鎮圧輪を畝間溝の底面に対して近接離反自在に支持すると共に畝間溝の底面に向けて付勢し、この鎮圧輪の後方側に、該鎮圧輪で潰した置き土を均すスクレーパを設けたことを特徴とする。
この構成ものにあっては、鎮圧輪で置き土を押し潰すと共に、潰しきれなかった土をスクレーパで均すことにより確実に機体の横揺れを防止できる。
また、スクレーパを前輪側に設けると、機体を昇降させるために前輪を支持する前輪支持アームを傾動させた際に、スクレーパの角度(姿勢)が変わるという問題があるが、スクレーパを鎮圧輪と一体移動自在に設けることにより、スクレーパの姿勢を一定に保つことができると共に、スクレーパを地面に対して追従させることができる。
本発明によれば、機体の横揺れを防止でき、植付け精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3において、1は移植機の走行体を示しており、この走行体1の後方には、図5及び図6に示した従来の移植機2と略同様の移植装置3が装着される。
この移植装置3は、図5及び図6に示すように、野菜等のブロック苗Nを植え付けるものであり、走行体1の機体1Aの後部に後方突出状に取付固定されたフレームFと、畝Rに苗Nを植え付ける植付体4と、この植付体4に苗Nを供給する苗供給装置5と、苗Nの株際を覆土・鎮圧する覆土輪6と、畝Rを被覆するマルチ(マルチフィルム)7に植付け用の穴を形成する穿孔手段8とを備えている。
フレームFは、前部が走行体1のミッションケースMに取付固定された主フレームF1と、前部がミッションケースMに左右軸回りに回動自在に枢着された可動フレームF2とを有し、主フレームF1上に苗供給装置5が設けられると共に、主フレームF1の後端部に操向ハンドル9が取り付けられ、可動フレームF2に植付体4、覆土輪6及び穿孔手段8が支持されている。
植付体4は、可動フレームF2にリンク機構によって前後移動しながら昇降するように支持されており、上部に上下開口状のガイド筒を備えると共に下部が下方に向けて先窄まり状となるくちばし状を呈していて前後に開閉自在に形成され、該植付体4は、その移動軌跡の上死点側において下部を閉じた状態で苗Nが落下供給され、苗Nを保持した状態で下降し、下死点側で畝Rに突入して下部が前後に開くことにより畝Rに植穴を形成すると共に該植穴に苗Nを落下させて植え付けるように構成されている。
苗供給装置5は、苗トレイ11を載置する苗載せ台10と、この苗載せ台10上の苗トレイ11から1つずつ苗Nを取り出して植付体4に搬送する苗分送装置12とを有する。
苗トレイ11は、プラスチック製で薄肉に形成されて可撓性を有し、縦横に所定ピッチで碁盤目状に配列形成された多数のポット部を備え、該ポット部に床土を供給してそこに播種し育苗Nすることによりソイルブロック苗Nが育成されている。
覆土輪6は、植付体4の後方側に左右一対配置されており、植付け後の苗Nの左右両側を転動して植え付けた苗Nの株際に土寄せすると共に該株際を鎮圧する。
穿孔手段8は、植付体4の前側に配置されていて、可動フレームF2に平行リンク機構を介して昇降自在に支持され、下降したときに加熱体をマルチ7に押し当てることにより、マルチ7に植え付け用の穴を形成する。
また、図5及び図6に示すものでは、植付体4及び苗分送装置12は左右一対備えており、覆土輪6は各植付体4について左右一対設けられており、さらに、一対の植付体4等は畝Rの左右方向中央部から一側にオフセットされており、移植機2を畝Rに対して往復移動させて植付け作業を行うことにより、4条植ができるように構成されている。
なお、前記走行体1に装着される移植装置3は、図5及び図6に示した構造以外の構造の移植装置3を採用してもよいし、植付形式としては、移植機2を畝Rに対して片道移動させて植付け作業を行うことにより1つの植付体4で畝Rの左右方向中央部に苗Nを植え付ける1条植(本実施の形態では、この形式のものが採用される)又は左右一対の植付体4によって畝R上面の左右両側部に苗Nを植え付ける2条植、移植機2を畝Rに対して往復移動又は1往復半移動等させることにより1又は複数の植付体4で1つの畝Rに苗Nを複数条植え付ける形式のもの等であってもよい。
本実施の形態における走行体1は、左右各前輪14の前方側に、マルチ7敷設後の畝間溝30に置かれた、全面マルチ7の押え用の置き土31を押し潰す鎮圧輪32と、該置き土31を均すスクレーパ33とを有する均し装置34を備えている点で、前記従来の移植機2の走行体1と構成が大幅に相違しており、その他の点については略同様の構成であるので、図5及び図6をも参照して走行体1の構造を説明する。
この走行体1は、ミッションケースMの前部に架台16を前方突出状に取付固定すると共に、この架台16上にエンジンE、燃料タンクT、バッテリーB等を搭載して構成された機体1Aを備え、この機体1Aを、その左右両側に備えた前輪14及び後輪15とによって走行可能に支持している。
架台16の前部には支持筒17が固定され、この支持筒17の左右両側に、左右方向に配置された前輪支軸18がそれぞれ独立して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、各前輪支軸18には、後方に行くに従って下方に移行する傾斜状(前傾状)に配置された前輪支持アーム19の上端側が左右方向位置調整自在に取付固定され、各前輪支持アーム19の下端側に前輪14が左右方向の軸心回りに回転自在に取り付けられており、前輪支軸18の軸心回りの回動によって、前輪支持アーム19が上下に揺動して、機体1Aに対して左右の前輪14がそれぞれ独立して昇降するように構成されている。
また、ミッションケースMの左右両側には、後方に行くに従って下方に移行する傾斜状(前傾状)に配置された伝動ケース21が設けられ、左右各伝動ケース21の上端側はミッションケースMにそれぞれ独立して左右方向の回動軸心廻りに回動自在に支持されており、各伝動ケース21の下端側に後輪15が左右方向の軸心廻りに回転自在で且つ左右方向位置調整自在に取り付けられており、伝動ケース21がその上端側の回動軸心回りの回動によって、伝動ケース21が上下に揺動して、機体1Aに対して左右の後輪15がそれぞれ独立して昇降するように構成されている。
エンジンEの動力はミッションケースMに入力され、該ミッションケースMから左右の後輪支軸20内の伝動軸及び伝動ケース21内の伝動機構等を介して後輪15に走行系動力が伝達され、該後輪15が回転駆動されるように構成されている。
左右同じ側にある前輪支持アーム19と伝動ケース21とは、各前輪支軸18に一体回動自在に設けられ前ブラケット22と、各伝動ケース21側に一体回動自在に設けられた後ブラケット23と、左右同じ側にある前ブラケット22と後ブラケット23とを連結する連動ロッド24とによって連動連結されており、左右同じ側にある前輪14と後輪15とが機体1Aに対して同時に上下動するように構成されている。
架台16の前後方向中途部には左右方向に配置されたローリング軸25が左右方向の軸心廻りに回動自在で且つ前後移動自在に支持されており、このローリング軸25の左右両側には、ブラケット26が設けられ、このブラケット26と左右同じ側にある後輪支軸20のブラケット23とが連結リンク27によって連動連結されている。
架台16のローリング軸25前方には油圧シリンダからなる昇降シリンダ28が設けられ、この昇降シリンダ28のピストンロッドはローリング軸25に連動連結されており、昇降シリンダ28のピストンロッドを出退させることにより、ローリング軸25が前後移動して左右の連結リンク27が同時に押し引きされて、左右の後輪支軸20が同時に回動し、左右の後輪15と共に左右の前輪14が機体1Aに対して同時に昇降し、これによって機体1Aが昇降するように構成されている。
そして、覆土輪6又は、その他の畝R上面を転動する感知部材によって畝R高さを検出し、この検出信号をもとに機体1Aを昇降させるとにより、畝Rに対する機体1Aの相対位置を一定にする、機体1Aの昇降制御が可能とされている。
また、架台16の側方には油圧シリンダからなるローリングシリンダ29が設けられており、このローリングシリンダ29のピストンロッドは、ローリング軸25に連動連結されており、ローリングシリンダ29のピストンロッドを出退させることにより、ローリング軸25が軸心回りに回動するように構成されている。
ローリング軸25が回動すると左右の連結リンク27が互いに逆の方向に押し引きされ、これによって、左右一方の前後輪14,15と、左右他方の前後輪14,15とが互いに逆の方向に昇降され、これによって、傾斜地等において機体1Aを水平状態にする水平制御が可能とされている。
前記均し装置34は、図1〜図4に示すように、前記鎮圧輪32及びスクレーパ33と、これら鎮圧輪32及びスクレーパ33を支持する支持装置36とを備えており、鎮圧輪32及びスクレーパ33は、これらを左右各前輪14の前方に配置すべく左右一対設けられ、支持装置36は、左右各鎮圧輪32を支持する左右一対の鎮圧輪支持部材37と、この左右鎮圧輪支持部材37を支持する支持フレーム38とを有する。
支持フレーム38は、架台16の前端側に左右方向に配置され且つ該架台16(の前端側に設けられたバッテリー支持枠55)に固定された支持筒39と、この支持筒39の左右両側に設けられた支持アーム40と、左右各支持アーム40にそれぞれ設けられた支持ブラケット41とを有する。
左右の各支持アーム40は左右方向内方側が支持筒39内に内嵌されて該支持筒39に固定されていて、支持筒39から左右方向外方に突出状とされており、この支持アーム40の突出部分に支持ブラケット41が固定されている。
支持ブラケット41は、板材によって形成され、上部側が板厚方向後方側に向けて折曲されると共に下部側が板厚方向前方側に向けて折曲されていて、上部壁41aと、下部壁41bと、上部壁41aの前端と下部壁41bの後端とを連結する中間壁41cとを有する。
支持ブラケット41は、中間壁41cが上方に行くに従って後方に移行する傾斜状となるように配置され、上部壁41a下面及び中間壁51c背面上部が支持アーム40に溶接等によって固着されている。
また、支持ブラケット41の左右方向中央部には、下部壁41bの下面から中間壁41cの背面下部に亘って補強板42が設けられ、該補強板42は支持ブラケット41及び支持アーム40に溶接等によって固定されている。
また、支持ブラケット41の下部壁41cには、補強板42の左右両側に位置すると共に上方に行くに従って後方に移行する傾斜状に配置され且つ下部側が下部壁41cを挿通して溶接等によって該下部壁41cに固定された左右一対の筒体43が設けられている。
鎮圧輪支持部材37は、左右一対の支持杆44と、これら両支持杆44の下端側に固定されたホーク45とを有し、左右の支持杆44は上部が前記左右の筒体43に軸心方向移動自在に挿通されていて上方に行くに従って後方に移行する傾斜状に配置されている。
ホーク45は、左右両支持杆44の下端に固定された上壁45aと、この上壁45aの左右両側から前下方に延出された左右一対のアーム部45bとを有し、この左右アーム部45b間に鎮圧輪32が配置されていて、左右アーム部45bの下端部間に支持された左右方向の支軸46を介して鎮圧輪32が該支軸46の軸心(左右方向の軸心)廻りに回動自在に支持されている。
したがって、鎮圧輪32が支持フレーム38に鎮圧輪支持部材37を介して畝間溝30の底面30aに対して近接離反自在(上下に移動自在に)に支持されている。
また、各支持杆44の筒体43下方側には、支持杆44の上部及び下部に外嵌された上下バネ受け座金47の間にコイルバネ(付勢部材)48が套嵌されている。
支持杆44の下部には、軸心方向に間隔をおいて形成された多数の位置決め孔49が形成され、この位置決め孔49のいずれか1つに選択的に挿通されたピンによって下バネ受け座金47の下方への移動が規制され、上バネ受け座金47は筒体43下端に接当して上方への移動が規制され、コイルバネ48は上下バネ受け座金47の間に圧縮状に介装されており、このコイルバネ48によって、支持杆44及びホーク45を介して鎮圧輪32が下方側、すなわち畝間溝30の底面30aに向けて付勢されており、下バネ受け座金47の位置決めをするピンの位置を変更することにより、前記付勢力が調整できるように構成されている。
また、支持杆44の上部にも、軸心方向に間隔をおいて多数の位置決め孔50が形成され、この位置決め孔50のいずれか1つに、筒体43の上方側において挿通されるピンによって支持杆44の筒体43から下方側への抜け止めができ、該ピンの位置を変更することにより、例えば、畝高さの変更に対応させるべく鎮圧輪32の機体1Aに対する相対高さが調整できるように構成されている。
前記鎮圧輪32は、本実施の形態では、ホイール51の外周に樹脂又はゴム等の弾性材料からなるソリッドタイヤ52を固着してなる車輪53を左右一対備えて構成されている。
なお、前記鎮圧輪32は、広幅の1輪の車輪によって構成してもよいし、外面が平滑面とされた円柱形のローラ等で構成してもよい。
ホーク45の上壁45aは後方側に延出されており、この上壁延出部分45cにステー54が取付固定され、このステー54の下端側にスクレーパ33が固定されていて、該スクレーパ33は鎮圧輪32の後方に配置されている。
ステー54は、板材を折曲して形成され、ホーク45の上壁延出部分45cにボルト等によって取付固定される被取付部54aと、この被取付部54aの後端から下方に延出された立壁部54bと、この立壁部54bの下端から後方に行くに従って下方に移行する傾斜方向に延出されたスクレーパ取付部54cとを備えており、このスクレーパ取付部54cにスクレーパ33が後方側に突出状に固着されている。
スクレーパ33は、板状に形成されていて、スクレーパ取付部54cの下面側に固着されていると共に、該スクレーパ取付部54cから後下方に向けて突出している。
また、スクレーパ33は、その後端側が鎮圧輪32の接地点よりも下方側に位置するようにして設けられていると共に弾性材等によって弾性変形可能に形成され(可撓性を有し)、該スクレーパ33後端側は畝間溝30の底面30aに接当して撓むようになっている。
前記構成の均し装置にあっては、移植機2を畝Rに沿って走行させると、まず鎮圧輪32によって畝間溝30に置かれたマルチ7押さえ用の置き土31を押し潰し、ついで鎮圧輪32によって潰しきれなかった土を略平らに均し、この均した土の上を前輪14が転動するので、前輪14又は後輪15が置き土31に乗り上げることに起因する機体1Aの傾きを防止して該機体1Aの横揺れを防止でき、これによって植付け精度の向上が図れる。
鎮圧輪32が置き土31を押し潰す際に地面側から受ける荷重は、鎮圧輪32を畝間溝30の底面30aに向けて付勢するコイルバネ48の付勢力に抗して該鎮圧輪32が畝間溝30の底面30aから離反する方向に移動することにより吸収され、鎮圧輪32が置き土31に乗り上げて機体1Aが傾くということがない。
また、置き土31はスクレーパ33によって均された後において、該置き土31に上下方向の適度な厚みがないと、マルチ7を押さえるという本来の機能が損なわれるので、スクレーパ33は置き土31を極端に薄くしないように適度な高さに設けられる(及び/又は適度な柔らかさに形成される)。
なお、鎮圧輪32とスクレーパ33の両方を備える方が置き土31の均し効果は大きいが、どちらか一方のみを備えていてもよく、この場合、本実施の形態のような均し装置34がない移植機2に比べて、機体1Aの横揺れ防止効果はある。
また、スクレーパ33のみを設ける場合、該スクレーパ33は前輪支持アーム40側に取り付けられるステーに固着することが考えられるが、この場合、機体1Aを昇降させる際に前輪14を支持する前輪支持アーム40が傾動するので、スクレーパ33の角度(姿勢)が変わるという問題があるが、本実施の形態のように、スクレーパ33を鎮圧輪32側に該鎮圧輪32と一体移動自在に設けることにより、スクレーパ33の姿勢を一定に保つことができると共に、スクレーパ33を地面に対して追従させることができる。
走行体の側面図である。 均し装置の側面図である。 走行体の平面図である。 均し装置の正面図である。 従来の移植機の平面図である。 従来の移植機の側面図である。
符号の説明
1 走行体
7 マルチフィルム
14 前輪
15 後輪
30 畝間溝
30a 底面
31 置き土
32 鎮圧輪
33 スクレーパ
N 苗
R 畝

Claims (3)

  1. 畝間溝(30)を転動する左右一対の前後輪(14,15)を有する走行体(1)を備え、畝(R)を跨いで走行しながら該畝(R)に苗(N)を植え付ける移植機において、
    マルチフィルム(7)が敷設された後の畝間溝(30)上に置かれた置き土(31)を均すスクレーパ(33)を前輪(14)の前方に設け、
    畝間溝(30)の前輪(14)の前方側を転動してマルチフィルム(7)が敷設された後の畝間溝(30)上に置かれた置き土(31)を押し潰す鎮圧輪(32)を設け、この鎮圧輪(32)を畝間溝(30)の底面(30a)に対して近接離反自在に支持すると共に畝間溝(30)の底面(30a)に向けて付勢するように構成したことを特徴とする移植機。
  2. 畝間溝(30)の前輪(14)の前方側を転動して畝(R)に敷設されたマルチフィルム(7)上に置かれた置き土(31)を押し潰す鎮圧輪(32)を設け、この鎮圧輪(32)を畝間溝(30)の底面(30a)に対して近接離反自在に支持すると共に畝間溝(30)の底面(30a)に向けて付勢し、この鎮圧輪(32)の後方側に、該鎮圧輪(32)で潰した置き土(31)を均すスクレーパ(33)を設けたことを特徴とする移植機。
  3. スクレーパ(33)を該鎮圧輪(32)と一体移動自在に設けたことを特徴とする請求項2に記載の移植機。
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