JP6440576B2 - 移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、苗を複数の畝にわたって移植可能な移植機に関するものである。
乗用型の移植機として、特許文献1に示す移植機がある。特許文献1の移植機は、走行可能な機体と、この機体の後部に連結されたフレームと、このフレームに上下動可能に設けられ且つ畝に苗を植え付ける植付具と、植付具の前方に設けられ且つ畝に接地して当該畝を整地する2つの整地ローラとを備えている。この移植機にあっては、畝に2つの苗を植え付けることができる2条用の移植機である。
特開2000−139122号公報
上述した特許文献1に示した移植機では、2つの整地ローラを備えているため、同時に2つの畝を整地することが可能である。しかしながら、特許文献1の移植機では、フレームに別々に整地ローラを設けているため、整地ローラの高さ調整や幅調整が難しい。また、整地ローラで畝の高さを検出する場合には、それぞれの整地ローラの設定位置が異なると、2つの畝の高さを適正に検出することが難しい。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、少なくとも2つの畝を適正に整地し且つ畝の高さを適正に検出することができる移植機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
植機は、機体と、前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第1植付具と、前記第1植付具と幅方向に並んで前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第2植付具と、前記第1植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地し且つ畝の高さを検出する第1検知ローラと、前記第2植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地すると共に畝の高さを検出する第2検知ローラと、前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第1植付具が設けられる第1取付体と、前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第2植付具が設けられる第2取付体と、前記第1検知ローラを回転自在に支持する第1支持部と、前記第2検知ローラを回転自在に支持する第2支持部と、前記第1支持部及び前記第2支持部を連結し且つ前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を変更可能な連結部と、一端側が前記機体に横軸周りに揺動自在に枢支され且つ、他端側が前記連結部に設けられた揺動部と、前記揺動部に連結されて当該揺動部の揺動角度を設定する揺動設定部材と、を備えている。
植機は、前記連結部に連結され且つ、当該連結部の揺動に応じて移動可能な揺動検出部材を備えている。
移植機は、機体と、前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第1植付具と、前記第1植付具と幅方向に並んで前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第2植付具と、前記第1植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地し且つ畝の高さを検出する第1検知ローラと、前記第2植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地すると共に畝の高さを検出する第2検知ローラと、前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第1植付具が設けられる第1取付体と、前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第2植付具が設けられる第2取付体と、前記第1検知ローラを回転自在に支持する第1支持部と、前記第2検知ローラを回転自在に支持する第2支持部と、前記第1支持部及び前記第2支持部を連結し且つ前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を変更可能な連結部と、前記連結部に連結され且つ、当該連結部の揺動に応じて移動可能な揺動検出部材と、を備えている。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明によれば、移植機は、第1植付具と、第2植付具と、第1検知ローラと、第2検知ローラと、第1取付体と、第2取付体とを備えている。そのため、第1植付具及び第2植付具によって、隣接する2つの畝にそれぞれ1つの苗を植え付けるこができること(1畝1条)に加え、隣接する畝の間隔が変わった場合や畝自体の大きさが変わった場合にも、畝に合わせて、苗を植え付けることができる。
また、移植機は、第1支持部と、第2支持部と、連結部を備えている。そのため、第1
支持部に支持された第1検知ローラによって、一方の畝の整地及び高さの検出を行うことができると共に、第2支持部に支持された第2検知ローラによって一方の畝に隣接する他の畝の整地及び高さの検出を行うことができる。即ち、2つの畝を適正に整地し且つ畝の高さを適正に検出することができる。
特に、連結部によって、第1支持部及び第2支持部を連結しているため、検知ローラ(第1検知ローラ、第2検知ローラ)によって2つの畝を同時に整地することができる。また、第1検知ローラと第2検知ローラとの間隔を変更することができるため、隣接する2つの畝の幅や大きさに対応して、整地を行うことができる。さらに、第1検知ローラ及び第2検知ローラによって、2つの畝の高さの検出も同時に行うことができる。
移植機は、揺動部と、揺動設定部材とを備えている。そのため、揺動部の揺動角度、即ち、揺動部を介して連結部の揺動角度を変更することができる。つまり、連結部の揺動角度の変更によって、連結部に設けられた第1支持部及び第2支持部の角度を変更できるため、畝に対する第1検出ローラ及び第2検出ローラの高さの設定を同時に行うことができる。
移植機は、揺動検出部材を備えている。そのため、苗の植え付けを行っている状況下において、一方の畝、他方の畝のいずれの高さが変化した場合でも、揺動検出部材によって、連結部の揺動を検出することができる。つまり、一方の畝及び他方の畝の高さの変化を検出することができる。また、一方の畝の高さと、他方の畝の高さとの差(相対高さの変化)も簡単に検出することができる。
移植機の全体側面図である。 移植機の機体の側面図である。 移植フレームの側面図である。 移植フレームの正面図である。 苗供給カップと苗ガイドと植付カップとの位置関係を示す正面図である。 苗供給カップと苗ガイドと植付カップとの位置関係を示す側面図である。 苗供給カップと苗供給カップを移送する移送機構の平面図である。 移送機構の駆動側の側面図である。 植付装置の平面図である。 植付装置の正面の断面図である。 植付装置の側面図である。 移植機の前部の斜視図である。 第1検知ローラ及び第2検知ローラの拡大斜視図である。 覆土輪の正面図である。 移植機の前部の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、移植機の全体側面図である。この移植機は、畝に沿って走行しながらたばこや野菜等の苗(ソイルブロック苗)を畝(圃場)に移植する機械である。
図1に示すように、移植機1は、機体2と、前輪3と、後輪4と、エンジン5(動力源)と、予備苗載せ台6と、操向ハンドル7と、ミッションケース8と、座席9と、移植装置10とを備えている。以下の説明において、説明の便宜上、図1の左側(座席9の左側)を前方、図1の右側(座席9の左側)を後方、図1の紙面の貫通方向を幅方向という。
機体2は、パイプ材やアングル材やみぞ形鋼や板材等からなるフレーム材を組み合わせて構成されている。図2に示すように、機体2は、当該機体2の中心部及び後部を構成するメインフレーム(第1フレーム)11と、当該機体2の前部を構成し且つメインフレーム11に連結された移植フレーム(第2フレーム)12とを有している。
メインフレーム11には、前輪3、後輪4、エンジン5、予備苗載せ台6、ミッションケース8及び座席9が取り付けられている。前輪3は、メインフレーム11の左及び右に設けられている。また、後輪4もメインフレーム11の左及び右に設けられている。さら
に、座席9もメインフレーム11の左及び右に設けられている。メインフレーム11の左及び右には、前下がり傾斜状に配置された前輪支持アーム13が設けられている。前輪支持アーム13の下端部には、前輪3が回転自在に支持されている。
また、メインフレーム11の左及び右には、後下がり傾斜状に配置された伝動ケース14が設けられている。伝動ケース14の下端部には、後輪4が回転自在に支持されている。伝動ケース14の上端側には、ミッションケース8が設けられている。したがって、エンジン5からの動力がミッションケース8及び伝動ケース14に伝達され、後輪4が駆動する。
図2〜図4に示すように、移植フレーム12は、下横フレーム材16,17と、下連結フレーム材18と、縦フレーム材19と、中央上フレーム材20と、上横フレーム材21と、上連結フレーム材22と、中央下フレーム材23とを有している。
下横フレーム材16,17は、前及び後に配置された棒状の部材である。下連結フレーム材18は、下横フレーム材16,17の下面同士を幅方向の中央部で連結する棒状の部材である。縦フレーム材19は、下横フレーム材17の左端部及び右端部に立設された棒状の部材である。中央上フレーム材20は、左の縦フレーム材19と右の縦フレーム材19との間に配置された棒状の部材である。上横フレーム材21は、左の縦フレーム材19と右の縦フレーム材19とを連結する棒状の部材である。上連結フレーム材22は、上横フレーム材21と下横フレーム材16とを連結する棒状の部材である。中央下フレーム材23は、左の中央上フレーム材20の下部と下横フレーム材17とを連結し且つ、右の中央上フレーム材20の下部と下横フレーム材17とを連結する部材である。移植フレーム12において、幅方向の中央部であるセンターCは、移植機1のセンターCと一致する。
なお、移植機1は、機体2(メインフレーム11)を昇降させる昇降機構(図示省略)を備えている。昇降機構は、メインフレーム11に対して前後に移動自在で且つ伝動ケース14に連結する作動フレームと、この作動フレームに連結する昇降シリンダと、作動油の供給によって昇降シリンダを伸縮可能な制御弁と、伝動ケース14と前輪支持アーム13とを連結するリンク部材を有している。昇降機構によれば、制御弁のスプールを作動させることによって、制御弁から昇降シリンダに作用する作動油の流量(圧力)が変化し、昇降シリンダが伸縮する。昇降シリンダが伸縮することによって、作動フレームが前又は後ろに移動し、作動フレームの前又は後ろの移動によって、メインフレーム11に対する伝動ケース14の角度が変わる。即ち、図1に示すように、伝動ケース14がメインフレーム11に設けられた横軸14aの周りに回動する。このとき、前輪支持アーム13は、メインフレーム11に設けられた横軸13aを中心として、伝動ケース14とは反対方向に回動する。したがって、前輪支持アーム13及び伝動ケース14の回動によって機体2が昇降する。
図1に示すように、移植装置10は、第1植付装置30Lと、第2植付装置30Lと、苗載せ台26と、苗供給装置28と、苗ガイド29と、覆土輪31とを有する。
第1植付装置30Lは、左側で苗を植え付ける第1植付具27Lを有している。第2植付装置30Lは、右側で苗を植え付ける第2植付具27Rを有している。以下、説明の便宜上、第1植付具27L及び第2植付具27Rのことを、植付具ということがある。
苗載せ台26は、ソイルブロック苗が育苗された苗トレイを載置する台である。苗供給装置28は、圃場(畝)に苗を植え付ける植付具に苗を供給する装置である。苗ガイド29は、苗供給装置28から植付具へと苗を案内するガイドである。覆土輪31は、植え付けられた苗の両側を鎮圧すると共に覆土する部材である。
さらに、図3及び図4に示すように、移植フレーム12は、苗供給装置支持部材(第1支持部材)32と、苗ガイド支持部材(第2支持部材)33と、シャフト支持部材(第3支持部材)35と、植付装置支持部材(第4支持部材)36と、覆土輪支持部材(第5支持部材)37とを有している。
第1支持部材32は、苗供給装置28を支持するもので、移植フレーム12の後部上方において左及び右に配置されている。左の縦フレーム材19の上端及び右の縦フレーム材19の上端には、支持ステー38が設けられている。支持ステー38に第1支持部材32
が固定されている。
第2支持部材33は、苗ガイド29を支持する部材で、パイプ材で構成されている。第2支持部材33は、移植フレーム12の上部であって、前後の中央側に固定された取付ブラケット39に固定されている。第2支持部材33は、幅方向に延びる支持部33aと、この支持部33aの端部から後方側に延びる延設部33bとを有する。
第3支持部材35は、移植装置10を駆動する駆動シャフト34を支持する部材で、板面が幅方向を向く板材で構成されている。第3支持部材35は、移植フレーム12の幅方向の中央部に配置されている。第3支持部材35の下部であって、後部が下横フレーム材17に固定されている。第3支持部材35には、駆動シャフト34や該駆動シャフト34を支持する軸受40の挿通用の挿通孔41が形成されている。
第4支持部材36は、第1植付装置30L及び第2植付装置30Rを支持する部材で、板面が前後を向く板材で構成されている。第4支持部材36は、移植フレーム12の左及び右にそれぞれ配置されている。第4支持部材36は、下横フレーム材17,縦フレーム材19及び中央上フレーム材20の前面側に配置されている。
第4支持部材36の下端は、下横フレーム材17の前面に固定されている。第4支持部材36の幅方向の外端は、縦フレーム材19の前面に固定されている。第4支持部材36の幅方向の内端における上部は、中央上フレーム材20に固定されている。第4支持部材36の上部には、正面視で円形状である孔(上取付孔42という)が幅方向に所定の間隔をあけて多数形成されている。第4支持部材36の下部には、正面視で長円状である孔(下取付孔43という)が形成されている。
図2、図12に示すように、第5支持部材37は、覆土輪31等を支持する部材である。第5支持部材37は、移植フレーム12の前端の下部であって、左及び右に設けられている。具体的には、第5支持部材37は、上部が下横フレーム材16の前面に固定された前面部37aと、この前面部37aの幅方向の両端部から後方に延びる側壁部37bとを有する。第5支持部材37による覆土輪31の支持は後述する。
図1に示すように、苗載せ台26は、座席9の前方側に配置され、第1支持部材32にブラケット等を介して取り付けられている。
図6に示すように、苗供給装置28は、座席9に着座した作業者によって苗が上方から供給されて当該苗を保持可能であると共に底部が開閉自在とされていて苗を下方に落下排出する苗供給カップ46(苗供給体)と、この苗供給カップ46を移送させるカップ移送機構47と、苗供給カップ46の底部の開きを規制する規制部材48とを有する。
図7に示すように、苗供給カップ46は、平面視でループ状に一定間隔で並べられている。なお、苗供給カップ46は、第2支持部材33の支持部33aの後方で且つ延設部33b間に位置している。
苗供給カップ46は、筒状のカップ本体49と、カップ本体49の底部に形成された開口を塞ぐ底蓋50とを有している。底蓋50は、ヒンジ等を介してカップ本体49に取り付けられている。底蓋50の下方に規制部材48が位置しているときは当該底蓋50は閉鎖し、規制部材48が位置していないときは、当該底蓋50は、開放する。なお、規制部材48の位置は、幅方向に調整が可能である。規制部材48の位置を調整することによって、底蓋50の開放する位置を変更することができる。
カップ移送機構47は、駆動スプロケット53と、この駆動スプロケット53に離れて設けられた従動スプロケット54と、これら駆動スプロケット53及び従動スプロケット54にわたって巻掛けられた移送チェーン55とを有している。
図6及び図8に示すように、駆動スプロケット53には、スプロケット駆動軸58が設けられている。スプロケット駆動軸58には、エンジン5からの動力がチェーン巻掛け伝動機構59を介して伝達され、これにより、駆動スプロケット53が回転する。また、移送チェーン55には、連結ピン57が取り付けられ、当該連結ピン57にカップ本体49に設けられた連結部56が取り付けられている。したがって、駆動スプロケット53を回転することによって、移送チェーン55が動き、これにより、苗供給カップ46を移送することができる。
図5に示すように、苗供給カップ46の下方には、支持ステー77が設けられている。支持ステー77は、移植フレーム12のセンターCの左及び右に設けられている。左の支持ステー77の下部、及び、右の支持ステー77の下部には、苗ガイド取付部材76が取り付けられている。苗ガイド取付部材76に苗ガイド29が設けられている。苗ガイド29は、苗供給カップ46から排出された苗を下方の植付具に案内する。
支持ステー77には、長穴が形成され、苗ガイド取付部材76にも、孔が形成されていて、支持ステー77の長穴及び苗ガイド取付部材76の孔に、ボルト等の締結具を挿入して、締結具を締め付けることによって、苗ガイド取付部材76を支持ステー77に取り付けることができる。なお、支持ステー77の長穴に対する締結具の挿入位置を代えることによって、苗ガイド取付部材76(苗ガイド29)の位置を変更することができる。
図9及び図10に示すように、第4支持部材36の前方側には、幅方向に延びる軸心を有する駆動シャフト34が配置されている。この駆動シャフト34は、第1植付装置30L及び第2植付装置30Lに動力を伝達する軸である。駆動シャフト34は、第3支持部材35に取り付けられた軸受40に回転自在に支持されている。また、駆動シャフト34の中央部には、当該駆動シャフト34と一体回転する伝動筒97が嵌め込まれている。伝動筒97には、当該伝動筒97と一体回転する入力スプロケット98(動力入力部材)が設けられている。
入力スプロケット98の離れた位置には、出力スプロケット100が設けられ、この出力スプロケット100と入力スプロケット98には伝動チェーン103が巻掛けられている。出力スプロケット100は、移植フレーム12の背面側に配置された中継軸96と一体回転するものである。出力スプロケット100の右側には、中継軸96と一体回転する中継スプロケット101が設けられ、出力スプロケット100の左側には、中継軸96と一体回転する伝動スプロケット102が設けられている。
中継スプロケット101には、エンジン5からの動力がミッションケース8及びその他の動力伝達機構を介して伝達され、中継軸96が回転する。中継軸96の動力は、出力スプロケット100,伝動チェーン103及び入力スプロケット98を介して駆動シャフト34に伝達され、駆動シャフト34が回転する。なお、中央下フレーム材23には、中継軸96を回転自在に支持する軸受99が設けられている。
さて、図1及び図9等に示すように、機体2の前部であって、移植フレーム12のセンターCから見て左側には、第1植付装置30Lが設けられている。移植フレーム12のセンターCから見て右側には、第2植付装置30Rが設けられている。
第1植付装置30Lは、第1植付具27Lと、第1取付体104Lと、昇降装置105Lと、伝動機構106Lとを有している。
図9〜図11に示すように、第1取付体104Lは、第1植付具27Lを支持する(設ける)部材であって、機体2に対して幅方向の位置が変更可能である。第1取付体104Lは、取付ベース107と、伝動機構支持部材(第6支持部材)108とを有している。
取付ベース107は、第4支持部材36に取り付けられる。取付ベース107の上部には、取付孔109を形成する環状の縁部が形成されている。取付孔109を形成する環状の縁部は、取付ベース107の上部の左及び右に設けられている。取付ベース107の下部には、取付孔110を形成する環状の縁部が形成されている。
取付ベース107を第4支持部材36に取り付けるには、取付孔109と第4支持部材36の上部に形成された上取付孔42とを合わせて、当該取付孔109及び上取付孔42に締結具であるボルト111等を挿入する。また、取付孔110と第4支持部材36の下部に形成された下取付孔43とを合わせて、取付孔110及び下取付孔43に、締結具であるボルト等を挿入する。
したがって、第4支持部材36への取付ベース107の取付時に、上取付孔42に対する取付孔109の位置を変更することによって、取付ベース107(第1取付体104Lの機体2に対する幅方向の位置)を、変更することができる。
取付ベース107から前方には、第6支持部材108が設けられている。第6支持部材108は、板材によって構成されている。第6支持部材108の後部は、取付ベース10
7に固定されている。第6支持部材108には、軸受118が設けられている。この軸受118は、駆動シャフト34が挿入された伝動筒119を回転自在に支持している。この伝動筒119は、駆動シャフト34と一体回転自在であって、当該駆動シャフト34に対して軸心方向に移動自在である。したがって、駆動シャフト34は、伝動筒119及び軸受118を介して第1取付体104Lに軸心回りに回転自在に支持されている。また、第1取付体104Lは、駆動シャフト34に沿って幅方向に移動自在である。
伝動機構106Lは、駆動側スプロケット120(駆動側部材)と、従動側スプロケット121と、これらスプロケットに巻掛けられた伝動チェーン122と、この伝動チェーン122にテンションを付与するテンションスプロケット123とを有する。
駆動側スプロケット120は、第6支持部材108の内部又は側方に配置されている。また、駆動側スプロケット120は、伝動筒119に一体回転自在に設けられていて、伝動チェーン122を介して従動側スプロケット121に動力を伝達する。従動側スプロケット121は、第6支持部材108の前部に設けられている。この従動側スプロケット121には、昇降装置105に動力を伝達する伝動軸124が固定されている。
昇降装置105Rは、第1回転ケース126と、第2回転ケース127と、カップ支持体128と、スプリング129とを有している。第1回転ケース126は、伝動軸124を介して回転自在に支持されている。第2回転ケース127は、第1回転ケース126に回転自在に支持されている。カップ支持体128は、第2回転ケース127の支持されている。スプリング129は、カップ支持体128を上方に付勢している。カップ支持体128には、第1植付具27Lが支持されている。
この昇降装置105Rによれば、伝動軸124によって第1回転ケース126が回転して、当該第1回転ケース126の回転に連動して第2回転ケース127は、第1回転ケース126とは逆方向に回転する。そして、第1回転ケース126は、回転することによってカップ支持体128が上下動し、これにより植付具27Rが上下動する。
第1植付具27Lは、上述した部材によって、機体2に対して上下動移動自在に支持されている。第1植付具は、下降時に圃場に突入して植付穴を形成すると共に、植付穴に苗を植え付けるものである。この第1植付具27Lは、上方が開放されていて、上方から投入された苗5を保持可能である。詳しくは、第1植付具27Lは、開閉可能な開口器(くちばし型のオープナー)を有する。
第1植付具27Lが上昇した位置(上死点位置)に達すると、当該第1植付具27Lの上方に位置する苗供給カップ46の底蓋50が開いて苗が落下する。苗供給カップ46から排出された苗は苗ガイド29を介して第1植付具27L内に供給される。このとき第1植付具27Lは閉じた状態であって、当該第1植付具27Lの内部に苗が保持される。
その後、第1植付具27Lは、苗を保持したまま下降して、当該第1植付具27Lの下部が圃場(畝)に突入し、第1植付具27Lは畝に突入すると開いて畝に植穴を形成すると共に該植穴に苗を放出する。したがって、第1植付具27Lによって、機体2の下側にある畝の左側に苗を植え付けることができる。
第2植付装置30Rは、第2植付具27Rと、第2取付体104Rと、昇降装置105Rと、伝動機構106Rとを有している。第2植付具27Rは、機体2の右側に設けられるものであって、第2植付具27Lとは反対側に位置している。第2植付具27Rは、第1植付具27Lとは反対側に位置している以外は、構成が同じであるため、説明を省略する。
第2取付体104Rは、第2植付具27Rを支持する(設ける)部材であって、機体2に対して幅方向の位置が変更可能である。第2取付体104Rは、機体2の右側に設けられるものであって、第1取付体104Lとは反対側に位置している。なお、第2取付体104Rも、第1取付体104Lとは反対側に位置している以外は、第1取付体104Lと同じであるため、説明を省略する。また、昇降装置105R及び伝動機構106Rも、機体2の右側に設けられるものであって、昇降装置105L及び伝動機構106Lとは反対側に位置している。昇降装置105R及び伝動機構106Rも、昇降装置105L及び伝動機構106Lとは反対側に位置している以外は、昇降装置105L及び伝動機構106
Lと同じであるため、説明を省略する。
つまり、第2植付装置30Rの構成に関しては、第1植付具27Lを第2植付具27Rに読み替え、第1取付体104Lを第2取付体104Rに読み替え、昇降装置105Lを昇降装置105Rに読み替え、伝動機構106Lを伝動機構106Rに読み替えればよい。
図2、図12及び図14に示すように、覆土輪31は、第1植付具27Lの両側にけられている。また、第2植付具27Rの両側にも設けられている。つまり、第1植付具27L及び第2植付具27Rのそれぞれの両側に覆土輪31が設けられる。したがって、第1植付具27Lで形成された植穴に供給された苗の両側を転動して苗の植穴を塞ぐと共に、第2植付具27Rで形成された植穴に供給された苗の両側を転動して苗の植穴を塞ぐことができる。
詳しくは、一方の側壁部37bと他方の側壁部37bとの間には、多角形の棒材から構成された支持バー132が架け渡されている。この支持バー132には、当該支持バー132の長手方向(幅方向)に沿って移動自在な移動部材134が設けられている。移動部材134は、支持バー132の軸心周りに回転自在である。移動部材134には、ピン134aが突出自在に設けられており、ピン134aを支持バー132に当接することによって、移動部材134の支持バー132に対する幅方向の位置や回動を規制することができる。移動部材134には、1組の覆土輪31をそれぞれ回転自在に支持する支持アーム131が取り付られている。したがって、移動部材134を支持バー132に沿って幅方向に移動させることにより、第1植付具27Lや第2植付具27Rに対応して位置を変更することができる。
さて、機体2の前寄りであって、左側には、第1検知ローラ141Lが配置されている。第1検知ローラ141Lは、第1植付具27Lの前方に配置されると共に、第1植付具27Lの両側に配置された覆土輪31の前方に配置されている。第1検知ローラ141Lは、樹脂製の材料から円柱状に形成されたローラである。第1検知ローラ141Lは、畝に接地して当該畝を整地すると共に、畝の高さを検知する。
また、機体2の前寄りであって、右側には、第2検知ローラ141Rが配置されている。第2検知ローラ141Rは、第2植付具27Rの前方に配置されると共に、第2植付具27Rの両側に配置された覆土輪31の前方に配置されている。第2検知ローラ141Rは、樹脂製の材料から円柱状に形成されたローラである。第2検知ローラ141Rは、畝に接地して当該畝を整地すると共に、畝の高さを検知する。
即ち、移植機1にあっては、第1検知ローラ141Lの側方に第2検知ローラ141Rが位置していて、機体2の幅方向には、第1検知ローラ141Lと第2検知ローラ141Rとが並べられている。
移植フレーム12は、第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141Rを支持する第7支持部材140を有している。第7支持部材140は、第1支持部145と、第2支持部146と、連結部147と、中央部148と、揺動部149とを有している。
第1支持部145は、第1検知ローラ141Lを回転自在に支持するものであって、左ステー145aと、右ステー145bと、取付プレート145cとを有している。左ステー145aは、第1検知ローラ141Lの左側に配置され、右ステー145bは、第1検知ローラ141Lの右側に配置されている。左ステー145aの後端と右ステー145bの後端との間には、第1検知ローラ141Lの回転軸が架け渡され、これにより、第1検知ローラ141Lが回転自在に支持されている。
取付プレート145cは、左ステー145aの前端と右ステー145bの前端とを連結するプレートであって、第1検知ローラ141Lの前方に配置されている。取付プレート145cの前面であって、左及び右には、ボルト等の締結具155をねじ込む孔が形成されている。取付プレート145cの上端には、第1検知ローラ141Lに向かうスクレーパ150が設けられている。スクレーバ150は、第1検知ローラ141Lの表面(接地面)に近接、或いは、接触していて、第1検知ローラ141Lに付着した土等を除去することができる。
第2支持部146は、第2検知ローラ141Rを回転自在に支持するものであって、第1支持部145の反対側に配置されている。第2支持部146は、左ステー146aと、右ステー146bと、取付プレート146cとを有している。左ステー146aは、左ステー145aの反対側に配置されているだけで、配置以外は左ステー145aと同様であるため説明を省略する。右ステー146bも、右ステー145bの反対側に配置されているだけで、配置以外は右ステー145bと同様であるため説明を省略する。取付プレート146cも、取付プレート145cの反対側に配置されているだけで、配置以外は取付プレート145cと同様であるため説明を省略する。
連結部147は、第1支持部145及び第2支持部146を連結する部材である。また、連結部147は、第1支持部145と第2支持部146との間隔を変更可能な部材である。なお、図2に示すように、移植機1を側面視にした場合、第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141Rは重なっていて、第1検知ローラ141Lの回転軸と第2検知ローラ141Rの回転軸とは、略同一直線に位置するように、第1支持部145及び第2支持部146がそれぞれ連結部147に取り付けられている。
連結部147は、幅方向に延びる形鋼151と、形鋼151に取り付けられた取付体152とを有している。形鋼151は、L形のアングル材、C形のチャンネル材等であって、この実施形態では、L形のアングル材を採用している。形鋼(アングル材)151の左端は、取付プレート145cの前方に位置し、形鋼(アングル材)151の右端は、取付プレート146cの前方に位置している。形鋼151は、第1部位151aと、第2部位151bを含んでいる。
第2部位151bの一端寄り(左端寄り)には、長穴151cを形成する環状の縁部が2つ形成されている。2つの長穴151cのそれぞれに、締結具155を挿入して、当該締結具155を締め付けることによって、取付プレート145cを形鋼151(第2部位151b)に取り付けることができる。長穴151cに挿入した締結具155を緩めれば、形鋼151に対する取付プレート145cの幅方向の位置を変更することができる。
また、第2部位151bの他端寄り(右端寄り)にも、長穴151dを形成する環状の縁部が2つ形成されている。2つの長穴151dに、締結具155を挿入して、当該締結具155を締め付けることによって、取付プレート146cを形鋼151に取り付けることができる。長穴151dに挿入した締結具155を緩めれば、形鋼151に対する取付プレート146cの幅方向の位置を変更することができる。
したがって、形鋼151に形成した長穴151c及び締結具155によって、第1支持部145(第1検知ローラ141L)の幅方向の位置を変更することができる。また、形鋼151に形成した長穴151d及び締結具155によって、第2支持部146(第2検知ローラ141R)の幅方向の位置を変更することができる。つまり、形鋼151によって、第1支持部145と第2支持部146との間隔を変更することができる。
取付体152は、形鋼151の幅方向の中央部(長手方向の中央部)に設けられている。取付体152は、形鋼151の長手方向と直行する方向に延びていて、端部に貫通孔152aが形成されている。この取付体152の端部は、後述するように、揺動部149が連結される。
中央部148は、下連結フレーム材18の前端から前方に延びる部材であって、形鋼151の上方に位置している。中央部148は、前方に行くにしたがって下方に移行している。中央部148の前部には、幅方向に貫通する貫通孔148aを形成する環状の縁部が形成されている。
揺動部149は、機体2の前部、即ち、中央部148及び形鋼151に対して揺動自在に支持された部材である。揺動部149は、中央部148の左側に配置された第1板材149aと、中央部148の右側に配置された第2板材149bとを有している。
第1板材149aの上部には、厚み方向に貫通する貫通孔149cを形成する環状の縁部が形成されている。第2板材149bの上部には、厚み方向に貫通する貫通孔149dを形成する環状の縁部が形成されている。
第1板材149aの貫通孔149c、第2板材149bの貫通孔149d及び中央部1
48の貫通孔148aには、ピン153が挿入されている。これによって、揺動部149(第1板材149a及び第2板材149b)の上部が横軸(ピン153)周りに枢支される。
第1板材149aの下部には、厚み方向に貫通する貫通孔149eを形成する環状の縁部が形成されている。第2板材149bの下部には、厚み方向に貫通する貫通孔149fを形成する環状の縁部が形成されている。第1板材149aの貫通孔149e、第2板材149fの貫通孔149f、取付体152に形成した貫通孔152aには、ピン154が挿入されている。これによって、揺動部149(第1板材149a及び第2板材149b)の他端側が横軸(ピン154)周りに枢支されている。
以上の移植機1は、第1植付具27Lと、第2植付具27Rと、第1検知ローラ141Lと、第2検知ローラ141Rと、第1取付体104L、第2取付体104Rを備えている。そのため、第1植付具27L及び第2植付具27Rによって、隣接する2つの畝にそれぞれ1つの苗を植え付けるこができること(1畝1条)に加え、隣接する畝の間隔が変わった場合や畝自体の大きさが変わった場合にも、畝に合わせて、苗を植え付けることができる。
また、移植機1は、第1支持部145と、第2支持部146と、連結部147を備えている。第1支持部145に支持された第1検知ローラ141Lによって、一方の畝の整地及び高さの検出を行うことができると共に、第2支持部146に支持された第2検知ローラ141Rによって一方の畝に隣接する他の畝の整地及び高さの検出を行うことができる。即ち、2つの畝を適正に整地し且つ畝の高さを適正に検出することができる。
特に、連結部147によって、第1支持部145及び第2支持部146を連結しているため、検知ローラ(第1検知ローラ141L、第2検知ローラ141R)によって同時に2つの畝を同時に整地することができる。また、第1検知ローラ141Lと第2検知ローラ141Rとの間隔を変更することができるため、隣接する2つの畝の幅や大きさに対応して、整地を行うことができる。さらに、第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141Rによって、2つの畝の高さの検出も同時に行うことができる。
さて、移植機1は、揺動設定部材160を備えている。揺動設定部材160は、第1板材149aよりも左側に突出したピン154に連結されている。揺動設定部材160は、機体2側である中央部148に対する揺動部149の揺動角度を設定する部材である。揺動部149の揺動角度を変更すれば、第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141Rの畝に対する高さが変更できるため、揺動設定部材160は、検知ローラ(第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141R)の高さを設定する部材とも言える。
揺動設定部材160は、第1継手160aと、設定材160bとを有している。第1継手160aは、ピン154と設定材160bとを繋ぐ部材である。設定材160bは、前後に延びる棒状の部材から構成され、一端(前端)が第1継手160aに接続されている。
設定材160bの他端(後端)は、座席9の周囲まで延びていて、座席9の周囲であって揺動自在に支持されたレバー等に連結されている。レバー等は位置変更可能であって、レバーの位置を変更することにより、設定材160bを前後に動かすことができる。例えば、予め機体2等に取り付けられたプレートに形成した凹部にレバーを係止することによって、レバーの位置(設定材160bの位置)を設定することができる。プレートには、複数の凹部が形成されており、凹部に対するレバーの位置を変更することによって、設定材160bの位置を変更することができる。なお、凹部にレバーを係止した場合であっても、設定材160bは予め設定された範囲で前後に移動可能である。
設定材160bを前方、或いは、後方に移動させれば、第1継手160aを動かして、揺動部149の他端(下端)を、ピン153を中心として回動させることができる。これによって、畝に対して形鋼151(検知ローラ)の高さを変更することができる。
連結部147には、揺動検出部材165が連結されている。揺動検出部材165は、連結部147の揺動に応じて移動可能な部材であって、検出部165aと、第2継手165bと、伝達部165cとを有している。検出部165aは、連結部147の形鋼151の
揺動を検出する部材で板状に形成されている。検出部165aの前端は、形鋼151の第1部位151a又は第2部位151bに接続されている。検出部165aの後端は、ピン166を介して第2継手165bに接続されている。
第2継手165bは、検出部165aで検出した揺動を、伝達部165cに伝達する部材で、検出部165aと伝達部165cとを接続する。伝達部165cは、前後に延びる棒状の部材から構成され、一端(前端)が第2継手165bに接続されている。伝達部165cの他端(後端)は、後方に延びて、昇降機構に接続されている。詳しくは、伝達部165cの後端は、昇降機構の制御弁のスプールに接続されており、伝達部165cの前又は後の移動によって当該スプールを動かす。つまり、揺動検出部材165によれば、連結部167(形鋼151)を介して、第1検知ローラ141L及び第2検知ローラ141Rによる畝の高さ、即ち、隣り合う2つの畝の高さの変化を瞬時に検出することができる。また、揺動検出部材165の伝達部165cは、昇降機構に接続されているため、2つの畝の高さ変化に応じて素早く機体2の高さを変えることができる。
以上本発明について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、移植機1に検知ローラを2つ設けて、当該検知ローラを連結部147で連結していたが、検知ローラは複数(2つ以上)であればよく、2つに限定されない。また、検知ローラを幅方向に複数設けた場合は、幅方向に並べた検知ローラを連結部147で連結する。
1 移植機
2 機体
27L 第1植付具
27R 第2植付具
104L 第1取付体
104R 第2取付体
141L 第1検知ローラ
141R 第2検知ローラ
145 第1支持部
146 第2支持部
147 連結部
149 揺動部
160 揺動設定部材
165 揺動検出部材

Claims (3)

  1. 機体と、
    前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第1植付具と、
    前記第1植付具と幅方向に並んで前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第2植付具と、
    前記第1植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地し且つ畝の高さを検出する第1検知ローラと、
    前記第2植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地すると共に畝の高さを検出する第2検知ローラと、
    前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第1植付具が設けられる第1取付体と、
    前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第2植付具が設けられる第2取付体と、
    前記第1検知ローラを回転自在に支持する第1支持部と、
    前記第2検知ローラを回転自在に支持する第2支持部と、
    前記第1支持部及び前記第2支持部を連結し且つ前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を変更可能な連結部と、
    一端側が前記機体に横軸周りに揺動自在に枢支され且つ、他端側が前記連結部に設けられた揺動部と、
    前記揺動部に連結されて当該揺動部の揺動角度を設定する揺動設定部材と、
    を備えている移植機。
  2. 前記連結部に連結され且つ、当該連結部の揺動に応じて移動可能な揺動検出部材を備えている請求項1に記載の移植機。
  3. 機体と、
    前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第1植付具と、
    前記第1植付具と幅方向に並んで前記機体に上下動可能に設けられ、下降によって畝に突入して植付穴を形成し且つ該植付穴に苗を植え付ける第2植付具と、
    前記第1植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地し且つ畝の高さを検出する第1検知ローラと、
    前記第2植付具の前方に設けられ、畝に接地可能で当該畝を整地すると共に畝の高さを検出する第2検知ローラと、
    前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第1植付具が設けられる第1取付体と、
    前記機体に対して幅方向の位置が変更可能で且つ前記第2植付具が設けられる第2取付体と、
    前記第1検知ローラを回転自在に支持する第1支持部と、
    前記第2検知ローラを回転自在に支持する第2支持部と、
    前記第1支持部及び前記第2支持部を連結し且つ前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を変更可能な連結部と、
    前記連結部に連結され且つ、当該連結部の揺動に応じて移動可能な揺動検出部材と、
    を備えている移植機。
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