JP2013207964A - アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ - Google Patents

アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2013207964A
JP2013207964A JP2012076150A JP2012076150A JP2013207964A JP 2013207964 A JP2013207964 A JP 2013207964A JP 2012076150 A JP2012076150 A JP 2012076150A JP 2012076150 A JP2012076150 A JP 2012076150A JP 2013207964 A JP2013207964 A JP 2013207964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
aluminum
copper
solder
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012076150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5988083B2 (ja
Inventor
Takashi Suzuki
孝史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2012076150A priority Critical patent/JP5988083B2/ja
Publication of JP2013207964A publication Critical patent/JP2013207964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5988083B2 publication Critical patent/JP5988083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】アルミ線と銅線の半田付け時の品質と作業性に優れ、アルミ用半田の使用量を低減して安価に提供できる接続方法及びこの接続方法により構成されたモータを得ること。
【解決手段】モータコイル14としてアルミ線18を用い、リード線19としてを銅線を用いたモータ10において、アルミ線18の端部の樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出し、このアルミ芯線22にアルミ用フラックス26を塗布する工程と、このラックス26を塗布した部分にアルミ用半田27を半田付けする工程と、前記アルミ芯線22に形成したアルミ用フラックス26の残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田27部分とリード線19の銅芯線24を絡げる工程と、この絡げた部分に銅用半田28で半田付けする工程とからなる。絡げることに代えて接続基板21を用いてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータコイルなどのアルミ線とリード線などの銅線を半田付けで接続するアルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータに関するものである。
図2は、誘導モータ10を示しており、モータコイル14を巻き付けた固定子鉄心11の内径側には、回転軸を有する回転子12を配置し、図示しない軸受を介して図示しないモータブラケットに対して回転軸13を回転自在に取り付けたものである。
前記モータコイル14として用いられているアルミ線18は、リード線19に絡げて半田で接続され、接続部分は、収縮チューブ20で被覆される。
また、図3は、モータコイル14のアルミ線18をリード線19に絡げる代わりに接続基板21の上で半田で接続し、接続部分は、図示しない絶縁紙で包みこんだり、シール部材やワニスで被覆する。
しかるに、特許文献1によれば、近時、モーターコイルは、銅線の高騰によりアルミ線(アルミ単独線又はアルミの合金線、以下同じ)が用いられるようになってきた。このようなアルミ線とリード線(銅線)を半田付けで接続するには、アルミ線により構成されているモーターコイルの引き出し端部をリード線の端部に絡げて半田付けする方法と、半田付けに代えて予めワニス処理されたセミキュアースリーブ又はシートで接続部を包被する方法が記載されている。
アルミ線18をリード線19に絡げて半田付けし、接続部分を収縮チューブ20で被覆するという従来の接続方法の詳細は、図6に示される。
(a)アルミ線18の樹脂被膜23は、アルミ芯線22に対し焼き付けにより密着しており、この樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出させる。これに対し、リード線19の樹脂被覆25は、密着することなく覆われているだけであり、この樹脂被覆25を剥離して銅芯線24を露出させる。
(b)アルミ線18のアルミ芯線22をリード線19の銅芯線24に絡げる。
(c)この絡げた部分をアルミ用フラックス26の槽に浸漬し、アルミ用フラックス26を塗布する。フラックスには、次の役割がある。
(1)洗浄(金属表面の酸化物を遊離させる)
(2)酸化防止(空気との間に薄い膜を作って、半田と母材表面を保護)
(3)濡れ促進(界面張力を減らし、半田を広がり易くする)
リード線19の樹脂被覆25は、密着することなく覆われているだけであるため、アルミ用フラックス26は、樹脂被覆25と銅芯線24の隙間に侵入する。
(d)アルミ用フラックス26の塗布した部分をアルミ用半田槽に浸漬してアルミ用半田27を半田付けする。半田付けした部分以外のアルミ用フラックス26の残渣を洗浄するため、アルコールや水につけ、かつ、布などで拭き取る。
(e)半田付け部分に空気の遮断と絶縁のため収縮チューブ20を嵌め込み、ヒーターで加熱して収縮させ接続部分に密着させる。
特開昭52−98901号公報。
図6に示す従来の方法では、(c)のアルミ用フラックス26の浸漬工程において、リード線19の樹脂被覆25は、密着することなく覆われているだけであるため、樹脂被覆25と銅芯線24の隙間に容易にフラックス26が侵入する。そのため、(e)の洗浄工程では、十分に洗い流すことができず、銅芯線24が酸化力の強いアルミ用フラックス26により腐食して断線するおそれがある。
アルミ用フラックス26(腐食性が強いので洗浄が欠かせない)とアルミ用半田27(例えば、Sn−Zn半田)は、銅用フラックス29(腐食性が弱いので洗浄不要)や銅用半田28(例えば、Sn−Cu−Ni半田、Sn−Ag−Cu半田)に比較するとかなり高価である。
等の問題があった。
本発明は、アルミ線と銅線の接続時における半田付けによる接続の品質と作業性に優れ、かつ、アルミ用半田の使用量を低減し、安価に提供できる接続方法及びこの接続方法により構成されたモータを提供することを目的とするものである。
本発明によるアルミ線と銅線の接続方法は、アルミ芯線22が樹脂被膜23で被膜されたアルミ線18の端部の樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出する工程と、前記アルミ芯線22にフラックス26を塗布してアルミ用半田27を半田付けする工程と、前記アルミ線18からフラックス26の残渣を洗浄する工程と、前記アルミ線18のうちアルミ用半田27を半田付けされた部分と銅線19とを銅用半田28で半田付けして接続する工程とからなる。
具体的には、固定子鉄心11と、この固定子鉄心11と対向する回転子12と、前記固定子鉄心11に巻回されたモータコイル14とを具備し、このモータコイル14はアルミ芯線22が樹脂被膜23で被膜されたアルミ線18からなり、このアルミ線18の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線24が樹脂被覆25で被覆された銅線19を接続するようにしたモータ10であって、前記アルミ線18の引き出し端部の樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出し、かつ、前記銅線19の端部の樹脂被覆25を剥離して銅芯線24を露出する工程と、前記アルミ芯線22にフラックス26を塗布する工程と、このフラックス26を塗布した部分にアルミ用半田27を半田付けする工程と、前記アルミ線18からフラックス26の残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田27を半田付けしたアルミ芯線22と前記銅芯線24とを絡げる工程と、この絡げた部分に銅用半田28を半田付けする工程とからなる。
本発明は、アルミ芯線22と銅芯線24を絡げて接続する方法の他に、アルミ芯線22と銅芯線24を接続基板21の半田付けランド31に銅用半田28で半田付けする方法とすることができる。
接続基板21を用いて接続する方法において、アルミ線18の引き出し端部にリード線を接続した接続基板を、モータコイルの固定子鉄心から軸方向に突出したコイルエンドに取り付ける工程と、この接続基板をモータコイルの軸方向に突出したコイルエンドとともにワニスで含浸する工程とを付加することで露出したアルミ芯線の酸化や腐食を防止することができる。
上述したアルミ線と銅線の接続方法によりモータを構成したので、アルミ線が断線したり、リード線が腐食したりすることのない高品質のモータを得ることができる。
請求項1記載の発明によれば、アルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線の端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布してアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ線のうちアルミ用半田を半田付けされた部分と銅線とを銅用半田で半田付けして接続する工程とからなるので、アルミ用半田を介してアルミ線と銅線とを銅用半田で半田付けすることにより銅線に絡げる前のアルミ線にだけアルミ用半田を半田付けするため、高価なアルミ用半田の使用量を大幅に減らすことができる。アルミ用フラックスは、アルミ芯線だけに使用するので、アルミ用フラックスの残渣の洗浄が極めて容易になり、銅線の樹脂被覆の隙間に侵入することがない。アルミ線と銅線は、アルミ用半田を介して接触し、直接接触することがないから、腐食の恐れがない。
請求項2記載の発明によれば、固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記銅芯線とを絡げる工程と、この絡げた部分に銅用半田を半田付けする工程とからなるので、アルミ用フラックスがリード線として用いた銅線の樹脂被覆の中に侵入することがなく、銅線の腐食が防止されて信頼性の高いモータを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記リード線の銅芯線とを接続基板の半田付けランドに銅用半田で半田付けする工程とからなるので、アルミ用半田部分とリード線の銅芯線の絡げる作業がなく、接続工程が容易になる。
請求項4記載の発明によれば、固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部のアルミ線被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記リード線の銅芯線とを接続基板の半田付けランドに銅用半田で半田付けする工程と、前記アルミ線の引き出し端部にリード線を接続した接続基板を、前記モータコイルの固定子鉄心から軸方向に突出したコイルエンドに取り付ける工程と、この接続基板をモータコイルのコイルエンドとともにワニスで含浸する工程とからので、アルミ線の端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出した部分がワニスで確実にシールされ酸化や腐食を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、モータは、請求項2,3又は4記載のアルミ線と銅線の接続方法により構成されたので、信頼性が高く、より安価なモータを提供することができる。
本発明によるアルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータの一実施例を示す工程説明図である。 誘導モータ10のモータコイル14として用いたアルミ線18を銅線からなるリード線19に絡げて半田付けにより接続した例を示す断面図である。 誘導モータ10のモータコイル14として用いたアルミ線18と銅線からなるリード線19を接続基板21を介在して半田付けにより接続した例を示す断面図である。 接続基板21の正面図である。 図4の接続基板21を用いてアルミ線18とリード線19を半田付けにより接続した断面図である。 従来のアルミ線と銅線の接続方法の工程の説明図である。
本発明は、アルミ線と銅線の接続方法に関するものであり、アルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線の端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布してアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ線のうちアルミ用半田を半田付けされた部分と銅線とを銅用半田で半田付けして接続する工程とからなる。
具体的な例として、固定子鉄心11と、この固定子鉄心11と対向する回転子12と、前記固定子鉄心11に巻回されたモータコイル14とを具備し、このモータコイル14はアルミ芯線22が樹脂被膜23で被膜されたアルミ線18からなり、このアルミ線18の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線24が樹脂被覆25で被覆された銅線19を接続するようにしたモータ10に応用され、前記アルミ線18の引き出し端部の樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出し、かつ、前記銅線19の端部の樹脂被覆25を剥離して銅芯線24を露出する工程と、前記アルミ芯線22にフラックス26を塗布する工程と、このフラックス26を塗布した部分にアルミ用半田27を半田付けする工程と、前記アルミ線18からフラックス26の残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田27を半田付けしたアルミ芯線22と前記銅芯線24とを絡げる工程と、この絡げた部分に銅用半田28を半田付けする工程とからなることを特徴とするアルミ線と銅線の接続方法である。
本発明は、アルミ用半田27を半田付けしたアルミ芯線22と前記銅芯線24とを接続するには、前記絡げる工程に代えて、アルミ用半田27を半田付けしたアルミ芯線22と前記リード線19の銅芯線24とを接続基板21の半田付けランド31に銅用半田28で半田付けする工程とすることができる。
また、接続基板21を用いて半田付けする場合において、アルミ線18の引き出し端部にリード線19を接続した接続基板21を、前記モータコイル14の固定子鉄心11から軸方向に突出したコイルエンドに取り付ける工程と、この接続基板21をモータコイル14のコイルエンドとともにワニスで含浸する工程とを付加することができる。
図1に基づき、アルミ線18(アルミ単独線又はアルミの合金線を含むものとする)と銅線からなるリード線19を絡げて半田付けにより接続する本発明のアルミ線と銅線の接続方法の工程を説明する。
A:アルミ線18とリード線19を絡げて半田付けする例(図1及び図2)
(a)アルミ線18の樹脂被膜23は、アルミ芯線22に焼き付けにより密着しており、このアルミ線18の樹脂被膜23を剥離してアルミ芯線22を露出させる。剥離するには、アルミ線18をアルミ半田槽に入れて溶融する方法、ローラを使用した剥離機等により剥離する方法等がある。リード線19の樹脂被覆25は、密着することなく単に覆われているだけであり、この樹脂被覆25を剥離して銅芯線24を露出させる。
(b)アルミ線18のアルミ芯線22をアルミ用フラックス槽に浸漬し、アルミ用フラックス26を塗布する。フラックスには、前述の通り、次の3つの役割がある。
(1)洗浄(金属表面の酸化物を遊離させる)
(2)酸化防止(空気との間に薄い膜を作って、半田と母材表面を保護)
(3)濡れ促進(界面張力を減らし、半田を広がり易くする)
しかるに、酸化力の強いアルミ用フラックス26は、樹脂被膜23が焼き付けで密着しているアルミ線18では、樹脂被膜23の中に侵入するおそれはない。また、銅線からなるリード線19は、アルミ用フラックス槽に浸漬しないので、樹脂被覆25と銅芯線24の隙間にアルミ用フラックス26が侵入するおそれはない。
(c)アルミ用フラックス26を塗布したアルミ線18だけをアルミ用半田槽に浸漬してアルミ用半田27を半田付けする。アルミ用半田27を半田付けした部分以外のアルミ用フラックス26の残渣を洗浄するため、水につけ、かつ、布などでその残渣を拭き取る。アルミ線18は、リード線19に絡げていないので、簡単に、かつ、十分にアルミ用フラックス26の残渣を除去することができる。フラックスの洗浄液は、水に限られず、フラックスの種類によりアルコールや他の溶剤などを用いることができる。
(d)アルミ線18をリード線19に絡げる。
(e)絡げた部分を銅用フラックス槽に浸漬し、銅用フラックス29を塗布する。この工程で被覆した銅用フラックス29は、酸化力が弱いので洗浄工程を省略することができる。しかも、前述したように、銅用フラックス29と銅用半田28は、アルミ用フラックス26とアルミ用半田27に比較して安価である。
(f)銅用フラックス29を塗布した部分を銅用半田槽に浸漬して銅用半田28を半田付けする。アルミ線を半田付けする際は、アルミ用半田を用いなければならないが、アルミ用半田を介することによって、銅用半田による半田付けが可能になる。
(g)アルミ線18とリード線19の接続部分をシール部材30で被覆し、140℃程度に加熱してシール部材30を硬化することにより半田付け部分を密封して空気を遮断するとともに、絶縁する。シール部材30には、熱硬化性のエポキシ樹脂を用い、半硬化(Bステージ)状態で塗布した後、加熱することですぐに硬化するので作業性がよい。
(h)アルミ線18とリード線19の接続部分に収縮チューブ20を嵌め込み、ヒーターで加熱して収縮させ密着することにより半田付け部分を密封して接続部分を保護する。必要に応じてモータコイル14の根元からリード線19の途中までシリコンガラスチューブで被覆してから、全てのアルミ線18とリード線19を束ねて誘導モータ10のモータコイル14の軸方向に突出したコイルエンドにのせて絶縁紐などで縛った後、ワニスで固着する。なお、ワニスは、モータコイルを固めると共にモータコイルの放熱性を高め、さらに、モータコイルの線間を絶縁すると共に固定子鉄心を錆から防ぐことを目的として、特に誘導モータでよく用いられる。
B:接続基板21を用いてアルミ線18とリード線19を半田付けする例(図1、図3、図4及び図5)
図4において、前記接続基板21は、FRP(ガラス繊維補強の合成樹脂)などの絶縁板を横長のランド面部34と、固定子鉄心11におけるモータコイル14の取り付け孔に差し込まれる下向きの2本の脚部35とからなり、ランド面部34には、モータコイル14のアルミ線18の引き出し端部の本数だけ半田付けランド31が設けられ、この半田付けランド31の上部に位置してリード線挿入部32と、このリード線挿入部32の底部からアルミ線挿入部33が設けられている。このアルミ線挿入部33の底部から半田付けランド31の上端部まで隙間aだけ離して半田付けランド31が形成されている。この接続基板21を用いてアルミ線18と銅線19を半田付けで接続する方法は以下の通りである。
アルミ線18は、図1(a)(b)(c)と同様の前処理が行われる。この前処理を行うことで、接続基板21を用いて銅用半田でアルミ線18とリード線19とを接続することができる。アルミ線18は、前述のように、アルミ用半田を用いなければ半田付けすることができない。接続基板21を用いてアルミ用半田で半田付けを行うには、基板上にアルミ用フラックスを塗布する必要があるが、基板上でのアルミ用フラックスの塗布や除去作業は非常に煩雑である。アルミ線18に図2(a)〜(c)と同様の前処理を行うことで、以下にのべるように、銅用のフラックスと半田を用いることができる。
(i)図5に示すように、アルミ線18を接続基板21のアルミ線挿入部33に仮固定しつつ、アルミ芯線22に予め形成したアルミ用半田27の部分を、銅用半田28で半田付けランド31に半田付けする。このとき、アルミ用半田27の形成されていないアルミ芯線22の基部Aは、アルミ線挿入部33に位置させず、アルミ線挿入部33と半田付けランド31の隙間aに位置させる。このように、アルミ芯線22の露出している基部Aを半田付けランド31の隙間aに位置させると、後述の(k)工程にてこのアルミ芯線22の基部を、接続基板21上でシール部材30により確実に被覆することができるため、基部の酸化や腐食を防止できる。
(j)次に、接続基板21のリード線挿入部32にリード線19を仮固定し、リード線19の銅芯線24を銅用半田28で半田付けランド31に半田付けする。
なお、前記工程では、(i)工程で、アルミ線18を先に半田付けし、(j)工程で、リード線19を後で半田付けした。しかし、アルミ線18を接続基板21のアルミ線挿入部33に仮固定するとともに、リード線19を接続基板21のリード線挿入部32に仮固定し、アルミ線18とリード線19とを一緒に半田付けランド31の上に半田付けするようにしてもよい。この場合も、アルミ芯線22を、アルミ線挿入部33と半田付けランド31の隙間aに位置させて半田付けすることが望ましい。
(k)半田付け後、アルミ芯線22の露出している部分だけ又は全体をシール部材30で被覆する。接続基板21に全てのアルミ線18とリード線を半田付けで接続した後、接続基板21の脚部35を固定子鉄心11のモータコイル14の嵌合孔に差し込み、必要に応じて全てのアルミ線18とリード線19を束ねて誘導モータ10のモータコイル14の軸方向に突出したコイルエンドにのせて絶縁紐などで縛った後、図3の2点鎖線で示すように、固定鉄心11、モータコイル14、接続基板21など、回転子12や回転軸13を除いて、ワニス36で被覆する。このワニス36は、シール部材30で被覆した後、その上に被覆してもよいし、シール部材30を省略してワニス36だけで被覆してもよい。本実施例では接続基板21によりアルミ線とリード線とを接続するため、接続部分をコイルエンドに固定する必要がなくなる。また、接続基板21を固定子鉄心11等と共にワニス36により被覆するため、図2に示すような収縮チューブ20を使用しないで済む。
10…誘導モータ、11…固定子鉄心、12…回転子、13…回転軸、14…モータコイル、18…アルミ線、19…リード線、20…収縮チューブ、21…接続基板、22…アルミ芯線、23…樹脂被膜、24…銅芯線、25…樹脂被覆、26…アルミ用フラックス、27…アルミ用半田、28…銅用半田、29…銅用フラックス、30…シール部材、31…半田付けランド、32…リード線挿入部、33…アルミ線挿入部、34…ランド面部、35…脚部、36…ワニス。

Claims (5)

  1. アルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線の端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布してアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ線のうちアルミ用半田を半田付けされた部分と銅線とを銅用半田で半田付けして接続する工程とからなることを特徴とするアルミ線と銅線の接続方法。
  2. 固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記銅芯線とを絡げる工程と、この絡げた部分に銅用半田を半田付けする工程とからなることを特徴とするアルミ線と銅線の接続方法。
  3. 固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部の樹脂被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記リード線の銅芯線とを接続基板の半田付けランドに銅用半田で半田付けする工程とからなることを特徴とするアルミ線と銅線の接続方法。
  4. 固定子鉄心と、この固定子鉄心と対向する回転子と、前記固定子鉄心に巻回されたモータコイルとを具備し、このモータコイルはアルミ芯線が樹脂被膜で被膜されたアルミ線からなり、このアルミ線の引き出し端部に、外部から電力を供給するリード線として銅芯線が樹脂被覆で被覆された銅線を接続するようにしたモータのアルミ線と銅線の接続方法であって、前記アルミ線の引き出し端部のアルミ線被膜を剥離してアルミ芯線を露出し、かつ、前記銅線の端部の樹脂被覆を剥離して銅芯線を露出する工程と、前記アルミ芯線にフラックスを塗布する工程と、このフラックスを塗布した部分にアルミ用半田を半田付けする工程と、前記アルミ線からフラックスの残渣を洗浄する工程と、前記アルミ用半田を半田付けしたアルミ芯線と前記リード線の銅芯線とを接続基板の半田付けランドに銅用半田で半田付けする工程と、前記アルミ線の引き出し端部にリード線を接続した接続基板を、前記モータコイルの固定子鉄心から軸方向に突出したコイルエンドに取り付ける工程と、この接続基板をモータコイルのコイルエンドとともにワニスで含浸する工程とからなることを特徴とするアルミ線と銅線の接続方法。
  5. 請求項2,3又は4記載のアルミ線と銅線の接続方法により構成されたことを特徴とするモータ。
JP2012076150A 2012-03-29 2012-03-29 アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ Active JP5988083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076150A JP5988083B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076150A JP5988083B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013207964A true JP2013207964A (ja) 2013-10-07
JP5988083B2 JP5988083B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=49526561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076150A Active JP5988083B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5988083B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015170572A1 (ja) * 2014-05-08 2015-11-12 三菱電機株式会社 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置及び圧縮機用電動機の製造方法
WO2016084184A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 三菱電機株式会社 回転電機及び回転電機の製造方法
WO2017134722A1 (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 三菱電機株式会社 回転電機、及び回転電機の製造方法
WO2018062351A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日本電産株式会社 モータ
CN108475955A (zh) * 2016-01-26 2018-08-31 三菱电机株式会社 电动机、压缩机、制冷循环装置及电动机的制造方法
JP2020102896A (ja) * 2018-12-19 2020-07-02 日本電産テクノモータ株式会社 ステータユニット、モータ、および、ステータユニットの製造方法
CN114221504A (zh) * 2021-11-22 2022-03-22 重庆登鸿机电有限公司 马达转子绕线装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043046A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 導体の接続方法
JPH0491648A (ja) * 1990-08-06 1992-03-25 Kusatsu Denki Kk 電動機の固定子
JPH0723542A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Kusatsu Denki Kk モ−ルドモ−タ
JP2007190603A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Nippon Alum Co Ltd はんだ接合方法及びはんだ接合体
JP2009142096A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Panasonic Corp モータの製造方法
JP2010057278A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Mitsuba Corp ブラシレスモータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043046A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 導体の接続方法
JPH0491648A (ja) * 1990-08-06 1992-03-25 Kusatsu Denki Kk 電動機の固定子
JPH0723542A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Kusatsu Denki Kk モ−ルドモ−タ
JP2007190603A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Nippon Alum Co Ltd はんだ接合方法及びはんだ接合体
JP2009142096A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Panasonic Corp モータの製造方法
JP2010057278A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Mitsuba Corp ブラシレスモータ

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015170572A1 (ja) * 2014-05-08 2015-11-12 三菱電機株式会社 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置及び圧縮機用電動機の製造方法
JP2015216728A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 三菱電機株式会社 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置及び圧縮機用電動機の製造方法
CZ309602B6 (cs) * 2014-05-08 2023-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Elektromotor pro kompresor, kompresor, zařízení chladicího cyklu a způsob výroby elektromotoru pro kompresor
CN106256072A (zh) * 2014-05-08 2016-12-21 三菱电机株式会社 压缩机用电动机、压缩机、制冷循环装置以及压缩机用电动机的制造方法
GB2547837A (en) * 2014-11-27 2017-08-30 Mitsubishi Electric Corp Rotating electric machine and rotating electric machine manufacturing method
US10790718B2 (en) 2014-11-27 2020-09-29 Mitsubishi Electric Corporation Electric motor having stator with solder layer on aluminum exposed portion of terminal wire and method of manufacturing electric motor
US20170317550A1 (en) * 2014-11-27 2017-11-02 Mitsubishi Electric Corporation Electric motor and method of manufacturing electric motor
JPWO2016084184A1 (ja) * 2014-11-27 2017-07-06 三菱電機株式会社 回転電機及び回転電機の製造方法
WO2016084184A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 三菱電機株式会社 回転電機及び回転電機の製造方法
GB2547837B (en) * 2014-11-27 2021-07-28 Mitsubishi Electric Corp Electric motor and method of manufacturing electric motor
CN108475955A (zh) * 2016-01-26 2018-08-31 三菱电机株式会社 电动机、压缩机、制冷循环装置及电动机的制造方法
CN108475955B (zh) * 2016-01-26 2020-05-05 三菱电机株式会社 电动机、压缩机、制冷循环装置及电动机的制造方法
WO2017134722A1 (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 三菱電機株式会社 回転電機、及び回転電機の製造方法
WO2018062351A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日本電産株式会社 モータ
CN109792184A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 日本电产株式会社 马达
JP2020102896A (ja) * 2018-12-19 2020-07-02 日本電産テクノモータ株式会社 ステータユニット、モータ、および、ステータユニットの製造方法
JP7298807B2 (ja) 2018-12-19 2023-06-27 ニデックテクノモータ株式会社 ステータユニット、モータ、および、ステータユニットの製造方法
CN114221504A (zh) * 2021-11-22 2022-03-22 重庆登鸿机电有限公司 马达转子绕线装置
CN114221504B (zh) * 2021-11-22 2023-02-03 重庆登鸿机电有限公司 马达转子绕线装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5988083B2 (ja) 2016-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5988083B2 (ja) アルミ線と銅線の接続方法及びこの接続方法により構成されたモータ
CN103563220B (zh) 旋转电机及其制造方法
US20110035933A1 (en) Wiring structure of motor and wiring method therof
JP2016127629A (ja) 回転電機用ステータ、および、その製造方法
KR101758166B1 (ko) 절연종이의 침지공정
JP5988084B2 (ja) モータ
US20140209018A1 (en) Method, system, and structure of stator with common insulating and varnishing resin
CN105935824A (zh) 一种铝漆包线定子的焊锡工艺
JP2024029204A (ja) フラックスとはんだ付け方法
JP6351359B2 (ja) コイル、コイルの製造方法、および、コイル製造装置
JP3807662B2 (ja) 電気機械巻線における口出線の接続方法
JP5740363B2 (ja) 回転電機
CN109530839B (zh) 一种连接线沾锡工艺
CN108683303B (zh) 改进的电机线圈组件接线端子铝漆包线的焊锡方法及排水泵
JP2007151284A (ja) 多層絶縁被覆電線の被覆剥離方法及びはんだ付け方法
WO2017134722A1 (ja) 回転電機、及び回転電機の製造方法
JP2002315249A (ja) 回転機の固定子コイル
KR20220057983A (ko) 방수 구조를 가지는 전선
JP2013145775A (ja) 半田によるアルミニウム線と端子の接続方法
JP6101777B2 (ja) 回転電機の固定子
US10790718B2 (en) Electric motor having stator with solder layer on aluminum exposed portion of terminal wire and method of manufacturing electric motor
JP5953389B1 (ja) 回転電機の固定子製造方法
ITMI20122147A1 (it) Procedimento per la brasatura di conduttori elettrici in alluminio
JPH0132326Y2 (ja)
JPS5854581B2 (ja) デンドウキコテイシノ セイゾウホウホウ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160727

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5988083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151