JPWO2016084184A1 - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機及び回転電機の製造方法 Download PDF

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Abstract

表面に樹脂被膜層が形成されたアルミ線が巻き付けられた固定子と、固定子の内側に配置された回転自在の回転子と、を備え、アルミ線は、端末線に形成され、樹脂被膜層が剥離されてアルミ芯線が露出しているアルミ露出部を有し、固定子は、アルミ露出部と回転子を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線とが取り付けられ、アルミ露出部と電源供給線との電気的導通に利用される端子と、アルミ露出部の表面全体を覆うように端子上に形成され、アルミ露出部と端子とを接合する第1のはんだ層とを有するものである。

Description

本発明は、回転電機及び回転電機の製造方法に関するものである。
銅線はアルミ線等と比較すると価格が高いため、回転電機の固定子コイルとしてアルミ線が用いられるようになってきている。ここで、回転電機は、固定子コイルの端末線と外部電源線とを電気的に接続する銅端子が設けられている。ここで、銅端子に固定子コイルの端末線を接合する場合において、銅端子と固定子コイルの端末線との接合部に水などが浸入すると、金属間の電極電位差に起因する異種金属腐食が生じ、電極電位の低いアルミ線が腐食される。
このため、従来、アルミ線が採用された固定子コイルと銅端子の接合をする手段としては、たとえば、アルミとの電極電位差の小さい亜鉛を含有するはんだ材を用いてはんだを接合する手段、及び水分の侵入を防ぐことで腐食を抑制する手段などが採用されている。
たとえば、アルミ線と銅端子とを接合をする手段として、銅端子上にアルミ線を設置した状態で銅端子でアルミ線を圧着し、この圧着部を亜鉛を有するはんだではんだ付けするものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、特許文献1に記載の技術では、圧着部にシール材を設けている。特許文献1に記載の技術では、圧着部のはんだ付けをすること及び圧着部にシール材を設けることで、水などが圧着部に侵入することを防止し、アルミ線などの腐食を抑制している。
また、亜鉛を含むはんだで銅ピンとアルミ線とを接合し、接合部のアルミ線をはんだで被覆するとともに、アルミ線のうちはんだで被覆されていない部分を樹脂で被覆する手段が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。このように、特許文献2に記載の技術では、アルミ線の一部をはんだで被覆し、アルミ線の他部を樹脂で被覆することで、水などが接合部分に侵入することを防止し、アルミ線などの腐食を抑制している。
特開2013−80682号公報 特開2014−112509号公報
アルミ線と銅端子との接合手段には、導電性を得る圧着工程と、水などの侵入を防止するはんだ付け工程及びシール材を設ける工程といったように、複数の工程を経ている。これらの工程を経ることで、アルミ線と銅端子との導電性を確保し、さらに、止水性を確保している。このように、接合部が、圧着部、はんだ付け部及びシール材などを有する態様では、回転電機の生産性が低下し、製造コストが増大してしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、銅端子と端末線との接合部分の腐食をより確実に回避しながら、生産性を向上させることができる回転電機及び回転電機の製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る回転電機は、表面に樹脂被膜層が形成されたアルミ線が巻き付けられた固定子と、固定子の内側に配置された回転自在の回転子と、を備え、アルミ線は、端末線に形成され、樹脂被膜層が剥離されてアルミ芯線が露出しているアルミ露出部を有し、固定子は、アルミ露出部と回転子を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線とが取り付けられ、アルミ露出部と電源供給線との電気的導通に利用される端子と、アルミ露出部の表面全体を覆うように端子上に形成され、アルミ露出部と端子とを接合する第1のはんだ層とを有するものである。
本発明に係る回転電機によれば、端末線のうちの樹脂被膜層が剥離された部分の表面全体を覆うようにはんだ付けがされているため、端末線との接合部分の腐食をより確実に回避することができる。また、このはんだ付けによって、導電性の確保及び止水性の確保の両方を実現することができ、生産性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る回転電機の断面図である。 図1に示す回転電機に被駆動機械であるプロペラファンを連結した状態の断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転電機のモールド前の固定子の斜視図である。 本実施の形態に係る回転電機のモールド前の固定子の外周側部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係る回転電機のモールドされた後の固定子の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転電機の端子とアルミ線の端末線との接合部の断面図である。 端子とコイルの端末線との接合部について、塩水噴霧試験を実施した際の接合部の抵抗値変化を示すグラフである。 端末線接続部に穴を形成する代わりに溝部を形成し、アルミ露出部を第1のはんだで覆った場合の断面図である。 図8を側面から見た場合の断面図である。 融点の異なる2種類のはんだではんだ付けした場合の接合部の断面図である。
以下、本発明に係る回転電機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る回転電機100の断面図である。図2は、図1に示す回転電機100に被駆動機械であるプロペラファン12を連結した状態の断面図である。図1及び図2を参照して回転電機100の概要構成の一例について説明する。
本実施の形態に係る回転電機100は、生産性を向上させながら、銅端子と固定子コイルの端末線との接合部分の腐食をより確実に抑制することができる改良がくわえられたものである。
[回転電機100の構成]
回転電機100は、ブラシレスDCモータである場合を一例に説明する。また、本実施の形態では、回転電機100は、空気調和装置の室外機のプロペラファン12を駆動する態様を例に説明する。
回転電機100は円筒形の固定子2を有し、内部に回転子3を収容する収容空間が形成されたモータハウジング4を備えている。モータハウジング4は、有底円筒状のケーシング5と、ケーシング5の開口側を覆うベアリングハウジング6及び板金カバー9で構成されたブラケットカバー10とを備えている。モータハウジング4は、ケーシング5の内面に固定子2の内周面が露出するように、ケーシング5と固定子2とがモールド樹脂によって一体に成型されたものである。回転子3は、その外周面が固定子2の内周面と対向するように、固定子2の内側に配置されている。固定子2及び回転子3は、同軸上に配置されている。
回転子3は、シャフト7が圧入によって接続されている。また、シャフト7の先端部はプロペラファン12に連結されている。シャフト7は、一対の軸受8を介してモータハウジング4に回転自在に支持されている。一対の軸受8は、軸受保持部により保持されている。具体的には、一方の軸受8aは、ケーシング5の底壁部に取り付けられている。また、他方の軸受8bは、ブラケットカバー10に取り付けられた樹脂性のベアリングハウジング6に取り付けられている。
ケーシング5及びベアリングハウジング6を構成しているモールド樹脂は、たとえば、不飽和ポリエステルなどの熱硬化性樹脂を採用することができる。また、回転電機100には、回転子3の磁極位置を検知するホール素子が実装されたプリント基板11が設けられている。プリント基板11は、たとえばプリント基板保持器に溶着などによって固定される。なお、プリンン基板保持器は、たとえば回転子3の端面とベアリングハウジング6の間に配設されている。
[固定子2について]
図3は、本実施の形態に係る回転電機100のモールド前の固定子2の斜視図である。図4は、本実施の形態に係る回転電機100のモールド前の固定子2の外周側部分の拡大図である。図3及び図4を参照して樹脂モールド前の固定子2の構成などについて説明する。
回転電機100の固定子2は、固定子鉄心13と、固定子鉄心13に嵌合されたインシュレータ14と、インシュレータ14に巻装されたコイル15とを備えている。たとえば、固定子鉄心13は、たとえば、複数の磁極片を環状に配置することで構成することができる。インシュレータ14は、隣接するコイル15同士の絶縁などに用いられる。コイル15は、アルミ芯線と、アルミ芯線の表面に形成された樹脂皮膜層とを有するアルミ線である。ここで、このコイル15は、端末線15aの樹脂皮膜層が剥離されてアルミ芯線が露出している。コイル15の端末線15aのうち、アルミ芯線が露出している部分がアルミ露出部16aに対応する。アルミ露出部16aが、後述する端子17に、後述する第1のはんだで接合される。なお、コイル15は、その直径が、たとえば0.9mm以上のものが採用される。
回転電機100の固定子2は、インシュレータ14上の予め設定された位置に固定される端子17を備えている。端子17は、樹脂被膜層が剥離された端末線15aのアルミ露出部16aが接合されるとともに、回転子3を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線(図示省略)が接合されるものである。つまり、端子17は、端末線15aと電源供給線との電気的導通に利用される部材である。なお、電源供給線は、回転電機100を動作させる外部電源に接続されている。
端子17は、インシュレータ14に接続されている基部17Aと、電源供給線が絡げられる電源供給線接続部17aと、コイル15の端末線15aが絡げられる端末線接続部17bとを備えている。端子17は、電気抵抗が小さくなるように、銅材で構成されている。基部17Aには、インシュレータ14に接続されている側とは反対側に電源供給線接続部17aが形成されている。また、基部17Aには、基部17Aの周縁部に端末線接続部17bが接続されている。端末線接続部17bは、基部17Aの周縁部の接続位置から、固定子2の径が大きくなる側に延びるように形成されている。
電源供給線接続部17aには、電源供給線が挿入される穴が形成されている。具体的には、電源供給線には旗型端子が設けられており、この旗型端子を電源供給線接続部17aの穴に挿入し、旗型端子及び電源供給線接続部17aを圧接している。これにより、旗型端子と電源供給線接続部17aとが接続されて、電源供給線と端子17との導通が確保される。
固定子2は、アルミ露出部16a及び端末線接続部17bを接合する部位に接合部18が形成されている。すなわち、接合部18は、アルミ芯線が露出しているアルミ露出部16aと、端子17の端末線接続部17bと、アルミ露出部16a及び端末線接続部17bの接合をする第1のはんだ(第1のはんだ層19)とを備えている。
[固定子2の樹脂モールドについて]
図5は、樹脂モールドされた後の固定子2の斜視図である。固定子2は、端子17の電源供給線接続部17aを除き、樹脂21により被覆される。つまり、端子17は、基部17A及び端末線接続部17bが樹脂によって被覆され、電源供給線接続部17aが露出している。したがって、樹脂21内へ水などの進入を防止することができ、接合部18の腐食を抑制することができるようになっている。なお、冷却と過熱が繰り返される過酷な状況下においては、樹脂21内に水分が進入してしまう場合もある。しかし、本実施の形態に係る回転電機100は、アルミ露出部16aが第1のはんだで覆われた接合部18を備えているので、水などが樹脂21内に侵入しても、腐食してしまうことを抑制することができるようになっている。
[接合部18について]
図6は、本実施の形態に係る回転電機100の端子17とアルミ線の端末線15aとの接合部18の断面図である、図6と前述の図3及び図4とを参照して接合部18などについて説明する。
端末線接続部17bには、端末線15aが挿入される穴が形成されている。端末線15aと端子17は、端末線接続部17bの穴に端末線15aが挿入された状態で第1のはんだで接合される。具体的には、端子17には、端末線15aが絡げられ、端末線15aのアルミ露出部16aが挿入される穴が形成され、アルミ露出部16aの表面全体を覆うように、穴の形成位置に第1のはんだ層19が形成されている。
アルミ露出部16aと端末線接続部17bは、亜鉛(Zn)と銀(Ag)の含有量がそれぞれ質量%で0.1%未満、銅(Cu)の含有量が質量%で1.0%未満の第1のはんだによって被覆されている。すなわち、接合部18は、アルミ露出部16a及び端末線接続部17bの接合をする第1のはんだで構成された第1のはんだ層19を備えている。接合部18では、アルミ露出部16aの表面全体が被覆されているので、止水性が保たれ、アルミ露出部16aの腐食が抑制される。
[回転電機100の製造方法について]
ここで、回転電機100の製造方法について説明する。回転電機100の製造方法では、巻付工程、剥離工程、絡げ工程、フラックス塗布工程、接合工程及びはんだ層被覆工程を備えている。
巻付工程では、樹脂被膜で被覆されたアルミ線(コイル15)を固定子2に巻き付ける工程である。巻付工程の後に剥離工程を実施する。剥離工程では、アルミ線(コイル15)の端末線15aの樹脂被膜を剥離し、アルミ芯線を露出する。剥離工程の後に絡げ工程を実施する。絡げ工程では、端末線15aを銅材の端子17に絡げ、端子17に取り付ける。
絡げ工程の後に、フラックス塗布工程を実施する。フラックス塗布工程では、端末線15a及び端子17にフラックスを塗布する工程である。フラックス塗布工程を実施することにより、第1のはんだの表面張力を低下させはんだ付けをしやすくしたり、アルミ露出部16a及び端子17の表面の汚れを除去したり、アルミ露出部16a及び端子17の表面の表面を覆ってはんだ付け中に酸化してしまうことを抑制したりすることができる。
フラックス塗布工程の後に、接合工程を実施する。接合工程では、質量%で0.1%未満の亜鉛、及び質量%で0.1%未満の銀を含有した第1のはんだで、端末線15aのアルミ露出部16aの表面全体を覆うように、アルミ露出部16aと端子17とを接合する工程である。接合工程では、アルミ露出部16aの表面全体を覆うように第1のはんだ層19を形成する工程であり、コイル15と外部電源線との導通を図ること、及び、アルミ露出部16aに水が浸入することを抑制することの両方を実現している。つまり、接合工程だけで、導通及び止水を実現でき、回転電機100の製造にあたり、より生産性を向上させることができるようになっている。
なお、接合工程では、超音波はんだ付け工法を用いて端末線15aのアルミ露出部16aと端子17とを接合することもできる。超音波はんだ付け工法では、たとえば、はんだごてを超音波振動させて半田付けを実施するため、フラックスを用いなくてもアルミ露出部16a及び端子17の汚れなどを除去することができる。したがって、接合工程において、超音波はんだ付け工法を採用する場合には、フラックス塗布工程を省くことができる。このため、回転電機100の製造にあたり、より生産性を向上させることができる。
[接合部18の抵抗値変化試験]
図7は、端子17とコイル15の端末線15aとの接合部18について、塩水噴霧試験を実施した際の接合部18の抵抗値変化を示すグラフである。Alとの電極電位差が大きい銀含有はんだを用いた場合には、はんだに覆われていない非被覆部が生じると速やかにアルミ芯線が腐食され、接触抵抗が大きく上昇する。
本実施の形態のように、銀を含有しないSn−Cu系はんだである第1のはんだを用いることで、腐食進行が抑えられ、接合部18の抵抗値の増加は抑制される。このため、回転電機100の製造方法において、製造工程のバラツキによりアルミ芯線が第1のはんだに覆われない非被覆部が仮に生じた場合であっても、腐食が進行しにくい接合部18を形成することができる。
[変形例1]
図8は、端末線接続部17bに穴を形成する代わりに溝部17b1を形成し、アルミ露出部16aを第1のはんだで覆った場合の断面図である。図9は、図8を側面から見た場合の断面図である。
アルミ露出部16aのうち被覆されない部分が、より生じないようにするため、端末線接続部17bにアルミ露出部16aを設置する溝部17b1を設けてもよい。これにより、端子17の端末線接続部17bにアルミ露出部16aを絡げる穴を形成しなくても、溝部17b1内にアルミ露出部16aを絡げることができる。そして、溝部17b1にアルミ露出部16aが絡げられた状態で第1のはんだではんだ付けを実施する。このとき、図8及び図9に示すように、溝部17b1に第1のはんだが充填されるように第1のはんだではんだ付けを実施する。はんだ付けする作業者は、溝部17b1が形成されているため、容易に第1のはんだを溝部17b1に充填することができる。そして、溝部17b1に第1のはんだが充填されることで、アルミ露出部16aの表面全体を覆われ、より確実にアルミ露出部16aの腐食を抑制することができる。
[変形例2]
図10は、融点の異なる2種類のはんだではんだ付けした場合の接合部18の断面図である。また、第1のはんだを用いてはんだ付けした後、第1のはんだより低融点の第2のはんだを用いてさらにはんだ付けしてもよい。変形例2では、図10に示すように、固定子2の接合部18は、第1のはんだ層19の表面上に形成され、第1のはんだ層19よりも融点が低い第2のはんだ層20をさらに有している。
ここで、回転電機100の製造方法については、はんだ層被覆工程をさらに備えていてもよい。つまり、接合工程の後に、第1のはんだが固化して形成された第1のはんだ層19を覆うように、第1のはんだよりも融点が低い第2のはんだではんだ付けを実施し、接合部18に第2のはんだ層20を形成してもよい。
[本実施の形態に係る回転電機100の有する効果]
回転電機100は、冷却と加熱が繰り返される過酷な状況下で使用される場合もある。たとえば、回転電機100を空気調和装置の室外機に搭載される送風機に適用した場合が考えられる。室外機には、凝縮器又は蒸発器として機能する熱交換器が設置され、また、設置位置によっては雨水などが侵入してくる場合もある。このような状況下では、固定子2の樹脂モールド内部へ水分が進入してくる場合がある。
本実施の形態に係る回転電機100は、接合部18のアルミ露出部16aの表面全体が、第1のはんだに覆われているため、樹脂モールド内部へ水分が侵入してきたとしても、腐食をより確実に抑制することができる。また、第1のはんだのはんだ付けによって、接合部18における導電性の確保及び止水性の確保の両方を実現することができ、回転電機100の生産性を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機100は、第1のはんだに覆われていない部分が生じたとしても、アルミニウムとの電位差の大きい銀の含有率が小さい第1のはんだで端子17の接合をするため、腐食速度を抑えることができる。
本実施の形態に係る回転電機100は、接合部18の接合に用いる第1のはんだが、Alとの電極電位差が比較的小さいSnを多く含み、銅の含有量が質量%で1%未満のSn−Cu系はんだであるため、腐食速度をさらに抑えることができる。
本実施の形態に係る回転電機100は、はんだ自体の耐食性が小さくならないように、亜鉛の含有率が小さい第1のはんだで接合部18を接合しているため、腐食をより確実に抑制することができる。
本実施の形態に係る回転電機100は、端子17とアルミ露出部16aとのはんだ付け行程だけで、端子17とアルミ露出部16aとの導電性及び接合部18の止水性を得ることができ、生産生が向上している。
2 固定子、3 回転子、4 モータハウジング、5 ケーシング、6 ベアリングハウジング、7 シャフト、8 軸受、8a 軸受、8b 軸受、9 板金カバー、10 ブラケットカバー、11 プリント基板、12 プロペラファン、13 固定子鉄心、14 インシュレータ、15 コイル、15a 端末線、16a アルミ露出部、17 端子、17A 基部、17a 電源供給線接続部、17b 端末線接続部、17b1 溝部、18 接合部、19 第1のはんだ層、20 第2のはんだ層、100 回転電機。
本発明に係る回転電機は、表面に樹脂被膜層が形成されたアルミ線が巻き付けられた固定子と、固定子の内側に配置された回転自在の回転子と、を備え、アルミ線は、端末線に形成され、樹脂被膜層が剥離されてアルミ芯線が露出しているアルミ露出部を有し、固定子は、アルミ露出部と回転子を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線とが取り付けられ、アルミ露出部と電源供給線との電気的導通に利用される端子と、アルミ露出部と端子とを接合するとともに、アルミ露出部の表面全体を覆うように端子上に形成され、アルミ露出部と端子とを接合する第1のはんだ層とを有するものである。

Claims (11)

  1. 表面に樹脂被膜層が形成されたアルミ線が巻き付けられた固定子と、
    前記固定子の内側に配置された回転自在の回転子と、
    を備え、
    前記アルミ線は、
    端末線に形成され、前記樹脂被膜層が剥離されてアルミ芯線が露出しているアルミ露出部を有し、
    前記固定子は、
    前記アルミ露出部と前記回転子を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線とが取り付けられ、前記アルミ露出部と前記電源供給線との電気的導通に利用される端子と、
    前記アルミ露出部の表面全体を覆うように前記端子上に形成され、前記アルミ露出部と前記端子とを接合する第1のはんだ層とを有する
    回転電機。
  2. 前記第1のはんだ層の表面上に形成され、前記第1のはんだ層よりも融点が低い第2のはんだ層をさらに有する
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記端子には、
    前記アルミ露出部が絡げられ、前記アルミ露出部が挿入される穴が形成され、
    前記アルミ露出部の表面全体を覆うように、前記穴の形成位置に前記第1のはんだ層が形成されている
    請求項1又は2に記載の回転電機。
  4. 前記端子には、
    前記アルミ露出部が絡げられ、前記アルミ露出部が設置される溝部が形成され、
    前記アルミ露出部の表面全体を覆うように、前記溝部に前記第1のはんだ層を構成するはんだが充填されている
    請求項1又は2に記載の回転電機。
  5. 前記端子は、
    銅材で構成され、
    前記第1のはんだ層は、
    質量%で0.1%未満の亜鉛、及び質量%で0.1%未満の銀を含有したはんだで構成されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記第1のはんだ層は、
    質量%で0.1%未満の銅を含有したSn−Cu系はんだで構成されている
    請求項5に記載の回転電機。
  7. 前記アルミ線は、
    直径が0.9mm以上である
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 回転子を回転させる電力を供給するのに利用される電源供給線が取り付けられる銅端子が設けられた固定子を備えた回転電機の製造方法であって、
    樹脂被膜で被覆されたアルミ線を前記固定子に巻き付ける巻付工程と、
    前記アルミ線の端末線の前記樹脂被膜を剥離し、アルミ芯線を露出する剥離工程と、
    前記端末線を前記銅端子に絡げる絡げ工程と、
    質量%で0.1%未満の亜鉛、及び質量%で0.1%未満の銀を含有した第1のはんだで、前記端末線の前記アルミ芯線の表面全体を覆うように、前記端末線と前記銅端子とを接合する接合工程と、
    を備えた
    回転電機の製造方法。
  9. 前記絡げ工程と前記接合工程との間に実施され、前記端末線及び前記銅端子にフラックスを塗布する塗布工程をさらに備えた
    請求項8に記載の回転電機の製造方法。
  10. 前記接合工程では、
    超音波はんだ付け工法を用いて前記端末線と前記銅端子とを接合する
    請求項8に記載の回転電機の製造方法。
  11. 前記第1のはんだが固化して形成されたはんだ層を覆うように、前記第1のはんだよりも融点が低い第2のはんだではんだ付けをするはんだ層被覆工程をさらに備えた
    請求項8〜10のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法。
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