JP5224564B2 - コアレスモータのロータ組立て方法 - Google Patents

コアレスモータのロータ組立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5224564B2
JP5224564B2 JP2007250750A JP2007250750A JP5224564B2 JP 5224564 B2 JP5224564 B2 JP 5224564B2 JP 2007250750 A JP2007250750 A JP 2007250750A JP 2007250750 A JP2007250750 A JP 2007250750A JP 5224564 B2 JP5224564 B2 JP 5224564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
tap
wire
capacitor
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007250750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009081974A (ja
Inventor
将克 大久保
Original Assignee
シチズンマイクロ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シチズンマイクロ株式会社 filed Critical シチズンマイクロ株式会社
Priority to JP2007250750A priority Critical patent/JP5224564B2/ja
Publication of JP2009081974A publication Critical patent/JP2009081974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5224564B2 publication Critical patent/JP5224564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

本発明は、円筒状コイルから引き出された複数のタップ線をコンデンサ基板に電気的接続する工程に係るコアレスモータのロータ組立て方法に関する。
従来、円筒状に巻かれたコイルを永久磁石の周りで回転させるコアレスモータにおいては、円筒状コイルの端部よりコイル素線を引出し、これを整流子片(セグメント)に接続する作業を必要とする。下記の特許文献1に記載された技術は、従来のコイル素線を整流子片に接続する際、円筒状コイルの製造工程中にタッピング工程を必要とし、また引き出されたコイル素線をツイストした後の、ディッピングによりウレタン絶縁被膜を除去しつつ半田をのせて整流子方向に曲げて溶接する作業が非常に煩雑であるため、このような従来の問題点を解消するためになされたものである。
そのため、特許文献1では、円筒状コイルのコイル素線の折り返し部近傍に形成した導電部を整流子セグメント(整流子片)と接続することによって、上記のようなタッピング工程を省略し、作業を簡素化するようにしている。
ところが、この文献に開示された技術においても、コイル素線の折り返し部近傍に形成した導電部と整流子セグメントとを接続する手段として半田を使用しているため、この点では従来の接続方法となんら変わらないものであった。
ところで近年において、モータには高出力性能が要求され、これに伴って駆動中のモータ本体が高温となるため、耐熱対策が必要となっている。そこで、問題となるのが、電気的接続を半田で行った場合、モータ本体からの発熱によって半田が溶解し、溶解した半田がモータ内に飛散して冷却後に固まると、モータが回転不能になるという不都合が生じていた。
また、従来、整流子片にタップ線としてのコイル素線とコンデンサ基板とを電気的に接続する際、夫々の接続作業を別工程にて半田等で接続を行っていたため、この点でも、作業が煩雑になるという不都合があった。
特開昭53−3603号公報
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、円筒状コイルからの複数のタップ線をコンデンサ基板に電気的接続する工程において、煩雑な作業となる半田を使用することなく、またモータ駆動時において半田が溶解するという不都合を解消し得るコアレスモータのロータ組立て方法を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1に記載したコアレスモータのロータ組立て方法は、コイル素線を円筒状に巻いた円筒状コイルの端部にシャフトによって軸支された整流子台を組み込んでなる整流子を有するコアレスモータにおいて、整流子台に設けられた各整流子片に対応する位置に整流子台を貫通する溶接孔を形成し、整流子台の外周に円筒状コイルから引き出した所定数のタップ線に対応するタップ溝が設けられ、各タップ線を夫々のタップ溝に係止した状態で整流子台の上面に引き出すことにより、各タップ線を各整流子片の上面に載置したコンデンサ基板の各端子に当接し、整流子台の夫々の溶接孔に一方の電極を挿通して各整流子片の裏面に当てる一方、他方の電極をタップ線に当て、これら一対の電極を用いて各整流子片にコンデンサ基板の各端子と各タップ線とを電気溶接することにより、各タップ線がコンデンサ基板の各端子を経由して各整流子片に溶接され、コンデンサ基板が故障である場合は通電せずに溶接されないことによってコンデンサ基板の通電性を確認できるようにしたことを特徴とする。
本発明のコアレスモータのロータ組立て方法は、円筒状コイルから引き出された複数のタップ線をコンデンサ基板に電気的接続する工程において、一対の電極を利用した電気溶接によって接続することを可能としたことにより、煩雑な作業となる従来の半田を使用することなく、またモータの発熱による半田の溶解が無くなり、モータの耐熱性の向上を図ることが可能となる。
また、整流子片へのコンデンサ基板とタップ線の電気的接続を電気溶接による一工程により行うことができ、組立工程の効率化を図ることが可能となる。
さらに、タップ線をコンデンサ基板を経由して整流子片を溶接するようにしているため、コンデンサ基板が故障である場合は通電せず、このため溶接がなされないこととなり、これによってコンデンサ基板の通電性を確認することができ、従来の半田による接合方法では得られなかった効果を奏することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明によるコアレスモータ1のロータ(2)組立て方法は、図3に示すように、コイル素線を円筒状に巻いた円筒状コイル3の端部にシャフト4によって軸支された整流子台5を組み込んでなる整流子6を有するコアレスモータ1において、整流子台5に設けられた各整流子片7、7…に対応する位置に整流子台5を貫通する溶接孔8、8…を形成し、円筒状コイル3から各タップ線9、9…を引き出して各整流子片7、7…の上面に載置したコンデンサ基板10の各端子10a、10a…に当接して、整流子台5の夫々の溶接孔8に一方の電極11aを挿通して各整流子片7の裏面に当てる一方、他方の電極11bをタップ線9に当て、これら一対の電極11a、11bを用いて各整流子片7、7…にコンデンサ基板10の各端子10a、10a…と各タップ線9、9…とを電気溶接するようにしたものである。
以下、上記の組立て方法について各部の構成を説明しながら述べる。図1は、本実施例に係るコアレスモータ1のロータ2に関する部分断面図であり、ハウジング12内に固定された永久磁石13の中心にて軸受14a、14bに支承されたシャフト4が設けられ、このシャフト4の端部に整流子台5が固設されると共に、整流子台5の周囲にはコイル素線を円筒状に巻いた円筒状コイル3が永久磁石13を包囲した状態で固定されている。
また、整流子6は、図4(b)に示すように、シャフト4に結合された整流子台5を有し、整流子台5の外周には、図2(b)に示すように円筒状コイル3から引き出された所定数のタップ線9、9…に対応するタップ溝17、17…(図4(a)参照)が設けられ、各タップ線9は夫々のタップ溝17に係止された状態で整流子台5の上面に引き出される。
さらに、図2(b)又は図4(a)に示すように、整流子台5の上面には、円筒状コイル3から引き出されたタップ線9、9…に対応する数の整流子片7、7…が設けられ、図1に示すように、シャフト4の外周に集合された整流子片7、7…にはブラシ台15に設けられたブラシ16が接触され、ブラシ台15がハウジング12の端縁内周に固設された構成とされている。
このようなコアレスモータ1の整流子台5には、図4(c)に示すように、各整流子片7に対応する位置に整流子台5を貫通する溶接孔8、8…が形成されている。
また、図4(d)に示すコンデンサ基板10には円筒状コイル3から引き出されたタップ線9の数に対応する端子10a、10a…が設けられ、このコンデンサ基板10を図2(a)に示すようにシャフト4に通して整流子台5の上面に固着する。このとき、コンデンサ基板10の各端子10a、10a…を各整流子片7、7…に重ね、さらに各タップ線9、9…をコンデンサ基板10の各端子各端子10a、10a…に導く。
次いで、図3に示すように、整流子台5の夫々の溶接孔8に一方の電極11aを挿通して各整流子片7の裏面に当てる一方、他方の電極11bをコンデンサ基板10を介してタップ線9に当て、これら一対の電極11a、11b間に通電を行うことによって、電極片11a、11bと整流子片7とコンデンサ基板10の端子とタップ線9とに接触抵抗に基づくジュール熱が発生し、ジュール熱によって各整流子片7、7…とコンデンサ基板10の各端子10a、10a…と各タップ線9、9…とがスポット溶接される。
このような電気溶接によると、各タップ線9、9…はコンデンサ基板10の各端子10a、10a…を経由して各整流子片7、7…に溶接されるため、コンデンサ基板が故障である場合は通電せずに溶接がなされないこととなり、これによってコンデンサ基板10の通電性を確認することができ、従来の半田による接合方法では得られなかった効果を奏することが可能となる。また、上記の電気溶接によって電気抵抗値を高純度にすることができ、溶接部の表面をなめらかにして、その形状も安定化することとなる。
本発明のコアレスモータのロータ組立て方法は、円筒状コイルからの複数のタップ線をコンデンサ基板に電気的接続する工程において、煩雑な作業となる半田を使用することなく、またモータ駆動時において半田が溶解するという不都合を解消し得るコアレスモータのロータ組立て方法として使用することが可能となる。
本発明の実施例に係るコアレスモータの部分断面を含む側面図である。 (a)は本発明の実施例に係るロータの部分断面を含む側面図であり、(b)はロータの端面図である。 本発明の実施例に係るコアレスモータのロータにおける部分断面を含む側面図であり、タップ線と整流子片とコンデンサ基板の端子とを一対の電極によって電気溶接している状況を示す。 (a)は本発明の実施例に係るコアレスモータの整流子台の上面図であり、(b)は整流子台の部分断面を含む側面図であり、(c)は整流子台の内側面図であり、(d)はコンデンサ基板の上面図である。
符号の説明
1 コアレスモータ
2 ロータ
3 円筒状コイル
4 シャフト
5 整流子台
6 整流子
7 整流子片
8 溶接孔
9 タップ線
10 コンデンサ基板
10a コンデンサ基板の端子
11a、11b 一対の電極
12 ハウジング
13 永久磁石
14 軸受
15 ブラシ台
16 ブラシ
17 タップ溝

Claims (1)

  1. コイル素線を円筒状に巻いた円筒状コイルの端部にシャフトによって軸支された整流子台を組み込んでなる整流子を有するコアレスモータにおいて、
    整流子台に設けられた各整流子片に対応する位置に整流子台を貫通する溶接孔を形成し、整流子台の外周に円筒状コイルから引き出した所定数のタップ線に対応するタップ溝が設けられ、各タップ線を夫々のタップ溝に係止した状態で整流子台の上面に引き出すことにより、各タップ線を各整流子片の上面に載置したコンデンサ基板の各端子に当接し、整流子台の夫々の溶接孔に一方の電極を挿通して各整流子片の裏面に当てる一方、他方の電極をタップ線に当て、これら一対の電極を用いて各整流子片にコンデンサ基板の各端子と各タップ線とを電気溶接することにより、各タップ線がコンデンサ基板の各端子を経由して各整流子片に溶接され、コンデンサ基板が故障である場合は通電せずに溶接されないことによってコンデンサ基板の通電性を確認できるようにしたことを特徴とするコアレスモータのロータ組立て方法。
JP2007250750A 2007-09-27 2007-09-27 コアレスモータのロータ組立て方法 Active JP5224564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007250750A JP5224564B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 コアレスモータのロータ組立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007250750A JP5224564B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 コアレスモータのロータ組立て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009081974A JP2009081974A (ja) 2009-04-16
JP5224564B2 true JP5224564B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=40656311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007250750A Active JP5224564B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 コアレスモータのロータ組立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5224564B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54168508U (ja) * 1978-05-18 1979-11-28
JPS56106040U (ja) * 1980-01-15 1981-08-18
JPH11215785A (ja) * 1998-01-26 1999-08-06 Db Seiko:Kk 直流電動機の電機子
JP2002345214A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Canon Precision Inc 小型dcコアレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009081974A (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009219334A (ja) モータ
JP6581378B2 (ja) 電気モータ
MXPA06014136A (es) Maquina electrica y elemento de anillo colector para una maquina electrica.
JP2009535009A (ja) 電気機器のステータのためのバー巻線の製造方法
US20150318768A1 (en) Contact element for an electric machine
JP5849827B2 (ja) 端子金具およびこの端子金具を備えたモータ
JP3908588B2 (ja) 小型モータの回転子及びその製造方法
JP5239248B2 (ja) 接続端子及びその接続端子を有するステータ並びにステータ製造方法
JP5319817B1 (ja) 通電カシメした端子をコネクタ又は端子台にはんだ付けしたモータ構造
US6944933B2 (en) Manufacturing method of a rotor of small motors
JP5237767B2 (ja) 整流子及び該整流子を備える電機子及びモータ並びに該電機子の製造方法及びモータの製造方法
CN113439380B (zh) 通过压合连接实现的定子连接端在pcb上的电接通
JP5987399B2 (ja) モータ
JP5224564B2 (ja) コアレスモータのロータ組立て方法
WO2018062351A1 (ja) モータ
US6664668B2 (en) Rotor for small motors and manufacturing method therefor
JP2006331765A (ja) 巻線の端末接続方法
JP5978701B2 (ja) 端子金具およびこの端子金具を備えたモータ
JP4568075B2 (ja) ブラシ付き小形モータ
JP2013175398A (ja) 端子金具およびこの端子金具を備えたモータ
JP2012157116A (ja) ブラシ付dcモータ
WO2020250600A1 (ja) 整流子と巻線との接続構造及びそれを有するロータ、モータ、並びに整流子と巻線との接続方法
JP2009207224A (ja) 電動モータ
JPWO2017046954A1 (ja) 回転電機の製造方法、回転電機のステータ、及びそのステータを備える回転電機
JP6779818B2 (ja) 直流モータ用整流子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5224564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250