JP5237767B2 - 整流子及び該整流子を備える電機子及びモータ並びに該電機子の製造方法及びモータの製造方法 - Google Patents
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また、本発明の他の目的は、ヒュージング時に巻線が強固に固定されるとともに端子部の溶断が発生しない巻線と端子部との接合方法を適用した電機子の製造方法及びモータの製造方法を提供することにある。
また、上記構成によって、対向面の一部に開口部が形成されるように、凸部は端子片のいずれか一方の板面の一部を切り起こして形成されていることで、凸部が形成された対向面は幅の狭い部分が形成される。このため、凸部からの電流により対向面においても発熱させることができるため発熱位置をさらに効果的に分散させることができ、これにより絶縁皮膜を除去していない巻線を使用してヒュージングを行っても、端子部の溶断が発生する前に巻線と端子部との結線を完了することができる。また、巻線と接触する端子片の面積が減少し、端子片を巻線の絶縁皮膜に容易に圧入させることができるため、端子片が圧入された部分の絶縁皮膜の除去が容易となり、従って、巻線と端子片との結線を容易に行うことができる。
また、このように、端子片のいずれか一方の板面の一部に開口部が形成されていることで、開口部が形成された対向面の幅が狭くなる部分が生じるため巻線の絶縁皮膜に対向面を容易に圧入させることができ、通電加熱の際に対向面が圧入された部分の絶縁皮膜の除去が容易となる。また、開口部が形成された対向面の通電する面積が減少するため、対向面は発熱しやすくなる。
また、このように、巻線のうち、開口部に対向する部分は、端子片に対して非接触であることで、巻線と接触する端子片の面積が減少し、端子片のうち、開口部が形成された対向面を巻線の絶縁皮膜に容易に容易に圧入させることができる。
また、このように、凸部と対向面を連結する連結部との間の位置に巻線を配設可能に構成されていることで巻線を一層確実に保持することができる。
このように、本発明の電機子は、請求項1の特徴を備えたものを得ることが可能となる。
また、上記構成によれば、対向面の一部に開口部が形成されるように、凸部を端子片のいずれか一方の板面の一部を切り起こすことにより形成することで、凸部が形成された対向面は幅の狭い部分が形成される。このため、凸部からの電流により対向面においても発熱させることができるため発熱位置をさらに効果的に分散させることができ、これにより絶縁皮膜を除去していない巻線を使用してヒュージングを行っても、端子部の溶断が発生する前に巻線と端子部との結線を完了することができる。また、巻線と接触する端子片の面積が減少し、端子片を巻線の絶縁皮膜に容易に圧入させることができるため、端子片が圧入された部分の絶縁皮膜の除去が容易となり、従って、巻線と端子片との結線を容易に行うことができる。
また、このように、端子片のいずれか一方の板面の一部に開口部を形成することで、開口部が形成された対向面の幅が狭くなる部分が生じるため巻線の絶縁皮膜に対向面を容易に圧入させることができ、通電加熱の際に対向面が圧入された部分の絶縁皮膜の除去が容易となる。また、開口部が形成された対向面の通電する面積が減少するため、対向面は発熱しやすくなる。
また、このように、巻線のうち、開口部に対向する部分を、端子片に対して非接触とすることで、巻線と接触する端子片の面積が減少し、端子片のうち、開口部が形成された対向面を巻線の絶縁皮膜に容易に容易に圧入させることができる。
また、このように、端子片のうち、凸部と対向面を連結する連結部との間の位置に仮止めされた巻線であることで、巻線を一層確実に保持することができる。
このように、結線工程において、端子部の一部を巻線の絶縁皮膜に圧入させるように構成することで、圧入部分における絶縁皮膜の厚みを薄くすることができる。よって、端子部が通電されて発熱し、その熱が、凸部やその周辺の部位を介して絶縁皮膜の薄くなった部位に入熱されると、薄くなった部位の絶縁皮膜が熱劣化によって従来よりも短時間で消失して芯線が露出され、芯線と端子部とが導通可能な状態となる。
さらに、前記課題は、請求項6に記載のモータの製造方法によれば、絶縁皮膜を有する巻線と前記巻線に結線される端子部とを備えるモータの製造方法であって、前記巻線が係止される端子部に、所定寸法離間された対向面を形成するとともに前記対向面の一方から他方に向かって伸びる凸部を形成する凸部形成工程と、前記端子部のうち、前記凸部と前記対向面を連結する連結部との間の位置に仮止めされた前記巻線を前記対向面の間で所定の加圧力で押圧するとともに、前記端子部に通電して発熱させることにより前記巻線の絶縁皮膜を消失させて前記巻線の芯線を露出させ、該芯線と前記端子部とを導通させる結線工程と、前記結線工程において、前記凸部を他方の前記対向面に所定の加圧力で圧接させて、前記凸部と他方の前記対向面との間を通電させながら前記凸部を変形させる凸部変形工程と、を行い、前記凸部形成工程は、前記端子部の前記対向面を、前記端子片の自由端側の板面と、前記端子部の基端部側の板面として形成し、前記凸部を、前記端子片のいずれか一方の前記板面の一部を切り起こすことにより形成すると共に、前記一方の前記板面の一部に開口部を形成し、前記結線工程は、前記巻線を前記対向面間に挟んで押圧することにより、前記端子片の一部を前記巻線の絶縁皮膜に圧入させ、前記巻線のうち、前記開口部に対向する部分を、前記端子部に対して非接触とすることにより解決される。
また、本発明の請求項5と6によれば、端子片から切り起こされた凸部を備える構成は絶縁皮膜を有する巻線とモータに設けられた端子部とを接合するモータの製造方法として広く用いることができる。
図1〜図8は本発明の第1の実施形態に係るものであり、図1はモータの断面図、図2は電機子の斜視図、図3は整流子の断面斜視図、図4、図5は端子部の斜視図および断面図、図6〜図8は端子部と巻線の接合方法を示す説明図である。また、図9は改変例に係る端子部の説明図である。
図1は、モータMの断面図である。本実施形態に係るモータMは、一端側がモータMの出力軸となるシャフト11に巻線12が巻回された電機子コア13及び整流子20を固定してなる電機子10と、電機子コア13の外周を囲むように配設された磁石14と、電機子10および磁石14を内部に収納するヨークハウジング15と、シャフト11を回転可能に支承する軸受16A,16Bと、整流子20に摺接するブラシを備えたブラシ装置17と、ヨークハウジング15の整流子20側の開口を閉塞するエンドプレート18等を主要構成要素とする。
整流子20の固定部22は例えば樹脂により形成され、整流用セグメント23は導電性の金属により形成されている。整流子20は、例えば、円筒形状の金属部材の内周側に樹脂を注入して中心に貫通孔21が形成された一体成型品を成形し、貫通孔21にシャフト11を圧入固定した後に外周側の金属部材(整流子形成板材)を切削加工し、軸方向に整流子溝24を形成して複数の整流用セグメント23を分離形成することによって製造することができる。なお、シャフト11に一体成型品を圧入固定する前に整流子溝24を形成してもよい。また、一体成型でなく固定部22と整流用セグメント23とを組み立てて製造してもよい。
ヨークハウジング15の円筒部の内周側には、モータMの固定子としての磁石14が固定されている。磁石14は、電機子コア13に巻回された巻線12と所定のギャップを介して対向するように配設されている。
ブラシ装置17は、複数の整流用セグメント23の表面に接触する状態で保持されたブラシを備えており、本実施形態ではエンドプレート18の内側に固定されている。整流子20の回転時には、このブラシが整流用セグメント23の表面に摺接するようになっている。
本実施形態では、図3に示すように、各整流用セグメント23に端子部として設けられた端子片25が、整流子20の外周側に略U字形に屈曲され折り返されてフック状に形成されている。より詳しく述べると、端子片25は、図4、図5に示すように、自由端側の板面と基端部側の板面とが対向するようになっており、所定寸法離間された略平行な対向面25a,25bと、これらの対向面25a,25bを連結する略U字状の連結部25cとを有して形成されている。そして、対向面25aには、図4、図5に示すように凸部26が形成されている。図4、図5は図3の点線で囲んだ領域Aの拡大図(斜視図および断面図)であるが、図4は巻線12が係止されていない状態を示し、図5は端子片25に巻線12が係止された状態を示している。
凸部26は、対向面25aの一部を切り起こして対向面25b側に向けて折り曲げられて形成されている。より詳細には、凸部26は、対向面25aの自由端側(連結部25cの逆側)で連結を保つように、対向面25aの中心部分を略矩形状に三方を切断され、連結が保たれた部分に沿って切断された略矩形領域を整流用セグメント23側にほぼ直角に折り曲げられて形成されている。また、凸部26の先端と対向面25bとの間の隙間は任意であり、巻線12を係止する際の工程や巻線12の線径によって適宜選択される。
(凸部形成工程)
まず、シャフト11に圧入固定された固定部22の外周側に配設された整流子形成板材の軸方向に整流子溝24を形成することで分離形成された複数の整流用セグメント23のそれぞれに巻線12が係止される端子部を形成する。端子部は、各整流用セグメント23に設けられた端子片25を整流子20の外周側に略U字形に折り返して所定寸法離間された対向面25a,25bとして形成され、対向面25aには対向面25bに向かって伸びる凸部26が形成される。この凸部26は対向面25aの一部を切り起こすことにより形成される。形成方法は公知の任意のものを適宜使用することができる。
なお、端子片25に凸部26を形成した後に整流用セグメント23をシャフト11に固定して整流子を形成する手順であってもよい。
電機子コア13側から延出された巻線12をフック状の端子片25の対向面25a,25b間に係止して仮止めする。そして、端子片25に仮止めされた巻線12を対向面25a,25bの間で所定の加圧力で押圧することにより端子片25の一部を巻線12の絶縁皮膜12aに圧入させるとともに、端子片25に通電して発熱させることにより巻線12の絶縁皮膜12aを消失させて巻線12の芯線12bを露出させ、芯線12bと端子片25とを導通可能に結合する結線工程を行う。
結線工程において、対向面25a,25bの間に加圧力を付加して押圧する際に、凸部26は対向面25bに圧接するため凸部26からも通電させることができる。このとき、凸部26を対向面25bに圧接させつつ変形させる凸部変形工程を行うことで、対向面25aの対向面25a側への移動が妨げられることがなくなる。従って、対向面25a,25bによって巻線12を潰し、より強固に端子片25に巻線12を固定することができる。
図6(a)、(b)に示すように、抵抗溶接装置の溶着電極P1を端子片25の対向面25a側に当接させ、溶着電極P2を端子面25b側に当接させるとともに、固定部22の裏面側が不図示の治具で支持された状態で、溶着電極P1を矢印B1の方向に押圧することにより、挟持された端子片25を加圧する。
なお、図6〜図8においては結線する巻線12を2本としているが、結線される巻線12は1本若しくは3本以上であってもよく、端子片25の材質は特に限定されるものではないが従来から使用されている材質によっても構成することができる。また、巻線12は、対向面25a,25bの間、且つ、連結部25cと凸部26との間に保持した状態でしっかりと保持されているため、凸部26や連結部25cと接する部分の絶縁皮膜12aを除去することもできる。
また、上記実施形態では、端子片25が整流子用セグメント23の一端に一体的に形成されていたが、このような構成に限定されず、整流子用セグメントと端子部とが電気的に導通可能に構成されていればよい。
図9(c)〜図9(f)に、上記実施形態を改変した例を説明する。
上述した実施形態では、対向面25aの中心部を切り起こして凸部26を設けていた(図7(a),(b)参照)が、図9(c)〜図9(f)に示すように、対向面25aの自由端部側を対向面25b側に向けて屈曲して凸部26を構成してもよい。なお、図9(a),(c),(e)は端子部の上面図、図9(b),(d),(f)はそれぞれI−I断面図,II−II断面図,III−III断面図である。
なお、開口部25d,35d,45dの形状は矩形状や半円状に限定されず、任意の形状とすることができる。
例えば、ブラシレスモータの結線端子部に本発明を適用した例を第2の実施形態として以下に説明する。
図10〜図12は本発明の第2の実施形態に係るものであり、図10と図11はモータの断面図、図12は給電用ターミナルと各V相コイル端との接合方法を示す説明図である。
なお、以下の各実施の形態において、第1の実施形態と同様部材、配置等には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
具体的には、V相コイルから導出された第1V相コイル端53aは、V相コイルから導出された第2V相コイル端53bまでステータ60の環状に沿って延び、各V相コイル端53a,53bは給電用ターミナル52aに本発明を適用したヒュージングにより電気的に接続されている。
同じく、W相コイルから導出された第1W相コイル端55a及び第2W相コイル端55bと、を給電用ターミナル52cに本発明を適用したヒュージングにより電気的に接続されている。
このように、各相のコイル端53a〜55bを電気的に接続することにより、各給電用ターミナル52a,52b,52cを介して、対応する相の駆動電流が供給されるようになっている。
図12に給電用ターミナル52aと各V相コイル端53a,53bとの接合方法を示した。
図12(a)はロータの回転方向の断面模式図であり、図12(b)はロータの径方向の断面模式図である。
図12に示すように、抵抗溶接装置の溶着電極P1,P2によって給電用ターミナル52aを挟持し、溶着電極P1,P2を矢印B1,B2の方向にそれぞれ押圧することにより、挟持された給電用ターミナル52aを加圧する。
さらに通電を継続すると、給電用ターミナル52aと各V相コイル端53a,53bの芯線とが溶着される。このようにして、給電用ターミナル52aと各V相コイル端53a,53bの芯線とが接合されてヒュージングによる接合が完了する。
Claims (6)
- 回転電機のシャフトに固定される固定部と、該固定部の外周面に周方向に配列され互いに電気的に絶縁された複数の整流用セグメントと、を備え、前記整流用セグメントには巻線に接合するための端子部が設けられた整流子であって、
前記端子部は、前記整流用セグメントの電機子コア側の端部から延出形成され、略U字状に屈曲した薄板状の端子片を備え、
該端子片は所定寸法離間された対向面を有し、該対向面の少なくとも一方には他方の前記対向面に向かって伸びる凸部が形成され、該凸部と前記対向面を連結する連結部との間の位置に前記巻線を配設可能に構成され、
前記対向面は、前記端子片の自由端側の板面と、前記端子片の基端部側の板面または前記整流用セグメントの外周面とによって形成され、
前記凸部は、前記端子片のいずれか一方の前記板面の一部を切り起こして形成され、
前記一方の前記板面の一部に開口部が形成され、
前記巻線のうち、前記開口部に対向する部分は、前記端子片に対して非接触であって、
前記対向面に所定の加圧力を加えることにより、前記凸部は、他方の前記対向面に圧接させながら変形可能に形成されていることを特徴とする整流子。 - 請求項1に記載の整流子を備えることを特徴とする電機子。
- 巻線が巻回された電機子コアと、該電機子コアが固定されるシャフトと、互いに電気的に絶縁された複数の整流用セグメントを有して前記シャフトに固定される整流子と、を備えた電機子の製造方法であって、
前記整流用セグメントの前記巻線が係止される端子部に、前記整流用セグメントの前記電機子コア側の端部から延出形成され、略U字状に屈曲した、所定寸法離間された対向面を有する薄板状の端子片を形成するとともに前記対向面の一方から他方に向かって伸びる凸部を形成する凸部形成工程と、
前記端子片のうち、前記凸部と前記対向面を連結する連結部との間の位置に仮止めされた前記巻線を前記対向面の間で所定の加圧力で押圧するとともに、前記端子片に通電して発熱させることにより前記巻線の絶縁皮膜を消失させて前記巻線の芯線を露出させ、該芯線と前記端子片とを導通させる結線工程と、
該結線工程において、前記凸部を他方の前記対向面に所定の加圧力で圧接させて、前記凸部と他方の前記対向面との間を通電させながら前記凸部を変形させる凸部変形工程と、を行い、
前記凸部形成工程において、
前記端子片の前記対向面を、前記端子片の自由端側の板面と、前記端子片の基端部側の板面または前記整流用セグメントの外周面として形成し、
前記凸部を、前記端子片のいずれか一方の前記板面の一部を切り起こすことにより形成すると共に、前記一方の前記板面の一部に開口部を形成し、
前記結線工程において、前記巻線のうち、前記開口部に対向する部分を、前記端子片に対して非接触とすることを特徴とする電機子の製造方法。 - 前記結線工程において、前記巻線を前記対向面間に挟んで押圧することにより、前記端子片の一部を前記巻線の絶縁皮膜に圧入させることを特徴とする請求項3に記載の電機子の製造方法。
- 絶縁皮膜を有する巻線と前記巻線に結線される端子部とを備えるモータであって、
前記端子部は、所定寸法離間された対向面を有し、該対向面の少なくとも一方には他方の前記対向面に伸びる凸部が形成され、該凸部と前記対向面を連結する連結部との間の位置に前記巻線を配設可能に構成され、
前記対向面は、前記端子部の自由端側の板面と、前記端子部の基端部側の板面とによって形成され、
前記凸部は、前記端子片のいずれか一方の前記板面の一部を切り起こして形成され、
前記一方の前記板面の一部に開口部が形成され、
前記巻線のうち、前記開口部に対向する部分は、前記端子部に対して非接触であって、
前記対向面に所定の加圧力を加えることにより、前記凸部は、他方の前記対向面に圧接させながら変形可能に形成されていることを特徴とするモータ。 - 絶縁皮膜を有する巻線と前記巻線に結線される端子部とを備えるモータの製造方法であって、前記巻線が係止される端子部に、所定寸法離間された対向面を形成するとともに前記対向面の一方から他方に向かって伸びる凸部を形成する凸部形成工程と、
前記端子部のうち、前記凸部と前記対向面を連結する連結部との間の位置に仮止めされた前記巻線を前記対向面の間で所定の加圧力で押圧するとともに、前記端子部に通電して発熱させることにより前記巻線の絶縁皮膜を消失させて前記巻線の芯線を露出させ、該芯線と前記端子部とを導通させる結線工程と、
該結線工程において、前記凸部を他方の前記対向面に所定の加圧力で圧接させて、前記凸部と他方の前記対向面との間を通電させながら前記凸部を変形させる凸部変形工程と、を行い、
前記凸部形成工程において、
前記端子部の前記対向面を、前記端子片の自由端側の板面と、前記端子部の基端部側の板面として形成し、
前記凸部を、前記端子片のいずれか一方の前記板面の一部を切り起こすことにより形成すると共に、前記一方の前記板面の一部に開口部を形成し、
前記結線工程において、
前記巻線を前記対向面間に挟んで押圧することにより、前記端子片の一部を前記巻線の絶縁皮膜に圧入させ、
前記巻線のうち、前記開口部に対向する部分を、前記端子部に対して非接触とすることを特徴とするモータの製造方法。
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