JPH0491648A

JPH0491648A - 電動機の固定子

Info

Publication number: JPH0491648A
Application number: JP2208366A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Sasaki; 佐々木　常雄
Original assignee: KUSATSU DENKI KK
Current assignee: KUSATSU DENKI KK
Priority date: 1990-08-06
Filing date: 1990-08-06
Publication date: 1992-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、コイル端末線と電源用リード線と安全保護
装置用リード線の接続と安全保護装置の設置が容易に行
なえるコネクタを備えた電動機の固定子に関するもので
ある。

従来の技術第６図は、従来の電動機の固定子構造を示すもので、図
において１は固定子鉄心、２は固定子鉄心に挿入される
固定子コイルのコイルエンド、５はコイルエンドの端部
から出るコイル端末線、６はコイル端末線と接続するた
めの電源用リード線、２１はこのリード線の接続部の絶
縁を確保するために保凄する絶縁チューブ９８はこの絶
縁チュブをコイルエンドにしばる結束糸である。

上記のように、コイル端末線とＮｇ用リード線の接続は
、ハンダ付は等により接続し、その接続部に絶縁チュー
ブを通して保護し、結束糸でコイルエンドにしばり付け
ていた。

また、さらにコイル焼損を防ぐ過熱防止用の温度ヒユー
ズ、サーモスタット等の安全ｍＷ装［４を備えたものに
ついては、コイルエンド２の上部または側部に結束バン
ド２２等の結束部材で固定し、コイル端末線５と電源用
リード線６間に安全保護装置用リード線７を接続する際
には、上記同様の処理が必要であった。

また、このような接続方法であれば、コイル端末線の切
断位置、リード線との接続位置等の位置づれができ、リ
ード線の末端にバラツキが発生した６発明が解決しようとする間怠点このように従来のものはコイル端末１！５と電源用リー
ド線６の接続作業及びこれに絶縁チューブ２１を通す作
業、糸しばり作業等の煩雑な手作業を必要とし、また、
コイル端末線５をコイルエンド２に糸で固定するとき、
コイル端末線５が極めて細いので、これを損傷する恐れ
があった。

また、最近は安全確保のため温度ヒユーズ等の安全保Ｓ
装置を取り付けた電動機が多用されており、上記のコイ
ル端末ｌｌＡ３と電源用リードｌ／ＩＡ６の接続と同様
に、次のような手作業を必要とする。

温度ヒユーズ等の安全保護装置４をコイルエンド２に結
束バンド２２等にてしばり付けたうえ、安全保護装置用
リード線７とコイル端末＠Ｓとを接続し、また、もう一
方の安全保護装置用リード！Ｉ７と電源用リード線６と
を接続し、その各々に対して接続部をハンダ付は等にて
接続し、その接続部を絶縁チューブ２１を通して、結束
糸８にてコイルエンド２に固定しなければならず、安全
保護装置４の取り付けが面倒で時間がかかるうえ、手作
業が多いため、作業者の勘に頼るところが多く、安全保
護装置４の接続位置も不安定となり品質にも間層点を含
んでい九〇この発明はかかる従来の間怠点を解消するためになされ
たもので、コイル端末線と電源用リード線と安全保護装
置との接続を簡単にするとともに、安全保護装置の取り
付けも短時間に闇単に行なうことができるとともに、信
頼性の向上と、コストの低減をともに達成できる電動機
の固定子を得ることを目的とする。

間層点を解決するための手段この間怠点を解決するために、この発明に係る電動機の
固定子は、コイル端末線と電源用リード線をハンダ付は
等によりコネクタに接続保持し、コネクタの収納部に取
り付けられた温度ヒユーズ等の安全保護装置用リード線
も、一方はコイル端末線と、もう一方は電源用リード線
とをハンダ付は等によりコネクタに接続保持される構造
である。

上記安全保護装置の取り付けは、コネクタ収納部に固定
しているので、コイルエンドの上部と対向した状態にて
設置できる。

作　　　　業この発明においては、コネクタの貫通穴にてコイル端末
線と電源用リード線と安全保護装置用リード線との相互
接続ができる。

安全保護装置は、コイルエンドに結束糸等にてしばり付
けることなく、コネクタの収納部に固定することができ
る。

また、固定子鉄心の固定子コイルを収納するスロットに
固定子コイルを挟持するようにコネクタに設けられてい
る突起片を挿入する。

実　　施　　例本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。

第１図は、電動機の固定子構造を示すもので、１は固定
子鉄心、２はこの固定子鉄心に巻装された固定子コイル
のコイルエンド、３は安全保Ｓ装置４の収納とコイルエ
ンドのコイル端末線５と電源用リード線６と安全保護装
置用リードｓＩ７どの接続部を収納できる絶縁性樹脂成
形品よりなるコネクタ、８は安全保護装置を所定の位置
に収納後、コイルエンドとコネクタと電源用リード線と
温度ヒユーズ用リード線とコイル端末線とを固定する結
束糸である。

第２図は、コイルエンドにコネクタを取り付けた状態を
示す要部断面図である。

このコネクタ３には、コイルエンド２と対向する位置に
安全保護装置４を収納する収納部９と、コイル端末線と
リード線との接続部を収納する複数の貫通穴１０を設け
ている。

一方、コネクタ３は逆Ｕ字型に形成されており。

両側下部には内側突起片１１Ａと外側突起片１１Ｂとを
一体に設けている。

この内側突起片１１Ａと外側突起片１１Ｂとは、固定子
鉄心１に設けられた連続した２つのスロット１２に跨が
って挿入できるように各々２本ずつよりなり、隣り合っ
た各々２本は互に対になっている。

半径の異なる同心状のそれぞれ一対の突起片１１ＡとＩ
ＩＢは、２つのスロットに跨がって、スロット１２に収
納された固定子コイル（図示せず）をそれぞれ内側と外
・側より互に挟持するように挿入固定する。

また、スロット１２の外側に挿入する外側突起片１１Ｂ
の根元には、固定子鉄心１の端面で止まるように段差１
３を設けている。

なお、スロット１２の内側に挿入する内側突起片１１Ａ
の方が、スロット１２の外側に挿入する外側突起片１１
Ｂの方より長くして、優先順を付けることにより挿入性
が向上できる。

また、温度ヒユーズ等の安全保護装置の収納部９をコイ
ルエンド２上面側に設けているのでコイルエンド２の発
熱温度と安全保護装置４の動作温度には安定した関係が
得られるので固定子コイルが不安定となる高温になった
ときには、必ず安全保護装ｗＩ４が動作し固定子コイル
への通電を切断する。

第３図は、本発明のコネクタの平面図を示すもので、９
は安全保護装置の収納部で、安全保護装置を収納する。

この収納部９には、段差部１４を設けて安全保護装置の
収納位置が一定になるように形成されている、１０はコイル端末線とリード線を接続する接続部を収納
する貫通穴である。

１１ＡとＩＩＢはそれぞれ内側突起片と外側突起片で固
定子鉄心のスロットの内側と外側に合致するように、各
々一対ずつ同一円周上に設ける。

第４図は、本発明のコネクタの正面図を示すもので、貫
通穴には小径部１５と大径部１６との間に段付部１７を
設け、小径部の部分を短く、大径部の部分を長く形成し
ている。

第５図は、電源用リード線と安全保護装置用リド線とコ
イル端末線とを接続した状態を示す正面図である。（コ
ネクタは図示せず）次に、第４図、第５図に基づいて説明する。

電源用リード線６の接続は、電源用リード線６の外径よ
り少し太い径の貫通穴の）Ｊｓ径部１５の方より挿入し
て、コネクタ３の外部まで取り出して、コイル端末線５
と電源用リード線６とをハンダ付は等にて接続する。

また、安全保護装置４の安全保護装置用リード線７の接
続は、コイル端末線５と電源用リード線６間にハンダ付
は等にて接続する。

接続後は、電源用リードＩＩＡ６を出口方向である矢印
の方向に引きもどすと、接続部１８が小径部１５より太
くなるため、段付部１７にて各々のリード線の接続部１
８が揃って止まる。

なお、チューブトワイヤーのようにシース１９で一括固
定できる多心の電源用リード線を使用すると、構造上シ
ース１９から出た電源用リード線６寸法を一定寸法に揃
えると加工中の移動がないため、より一層接続部１８が
揃うとともに引張り強度にも耐える。

また、内側突起片１１Ａと外側突起片１１Ｂには長短を
設けて、しかも、先端部２０は、第２図、第４図に示す
ように先細り形状とし、スロットの内側に挿入する内側
突起片　１１Ａは憂くて幅はほぼスロット幅としてコネ
クタの挿入性を高め、一方、スロットの外側に挿入する
外側突起片１１Ｂは短くて幅はほぼスロット幅として、
挿入したときのコネクタ３の横へのがたつきをなくして
、取り付けの安定性を高めている。

また、コネクタの突起片１１Ａ、ＩＩＢをスロットへ取
り付は後、固定子コイルはワニス含浸されるため、スロ
ットとコネクタの突起片と固定子コイルはワニスにより
密着して一層補強されます。

また、電源用リード線６に対しても、ワニスがコネクタ
の貫通穴１ｏにも侵入するため、引張り強度も一層補強
されます。

なお、各突起片１１ＡとＩＩＢのスロットへの挿入方向
は１幅広面が固定子コイルを挟持する方向となっている
。

よって、コネクタの突起片１１Ａ、１１Ｂと貫通穴の段
付部１７によりリード線の接続位置が常に一定となる。

なお、本発明においては温度ヒユーズ等の安全保護装置
付きの電動機の固定子について説明しましたが、安全保
護装置のない電動機についても、接続方法が異なるのみ
で本発明のコネクタは使用できる。

安全保護装置の収納部の位置をコイルエンド上面側に設
けているが、この位置に限定されず側面でもよく１貫通
穴の位置及び数についても、また、コネクタの突起片の
形状及び数についても限定されないことはもちろんであ
る。

発明の効果以上、実施例による説明からも明らかなように。

本発明の電動機は次のような効果がある。

（１）コネクタの貫通穴に電源用リード線と安全保護装
置用リード線とコイル端末線との接続部が収納できるの
で絶縁チューブが不要となるので、絶縁チューブの縛糸
も不要となり作業性が向上する。

（２）固定子鉄心のスロットにコネクタの突起片を挿入
固定し、リード線の接続部もコネクタの貫通穴の段付部
にて位置決めができるので、自動的にコネクタよりのリ
ード線の出寸法は一定となる。

（３）温度ヒユーズ等の安全保護装置の取り付けは、絶
縁物でできているコネクタに設けた収納部にはめ込み固
定するのみでよく、従来のように絶縁チューブも結束糸
も必要がないため作業性が向上するとともに、安全保護
装置の取付が一定の位置に固定できるため品質が均一化
するとともに、安全保護装置誤動作等の不良低減を実現
できる。

（４）リード線の接続方法として、従来例以外に端子お
よびプリント基板を使用した接続方法もあるが、安全規
格規制等により空間距離の確保等スペース上の開運から
調速タップのあるリード線の多い１！動機の場合には不
向きであったが、本発明のコネクタを使用するとコネク
タ自体が絶縁物のため、貫通穴を調整するのみで対処で
きる。

以上のように従来の手作業の必要がなくなるため５品質
が安定し９機械的に電動機の組立が可能となるため、従
来の場合と比較して一段とすぐれた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における固定子の正面図、
第２図は、コイルエンドに本発明のコネクタを取り付け
た要部断面図。第３図は、本発明のコネクタの平面図、第４図は、本発
明のコネクタの正面図、第５図は、コイル端末線と電源
用リード線と安全保護装置用リード線とを接続した状態
を示す正面図、第６図は、従来例の固定子の正面図であ
る。図において、１・・固定子鉄心　　　　２・・コイルエンド３・コネ
クタ　　　　　４・り安全保護装置５・・コイル端末線
　　　６・・電源用リード線７・安全保護装置用リード
線　８・結束糸９・・・収納部　　　　　１ｏ・・・貫
通穴１１Ａ・・内側突起片１２・スロット１４　段差部１６・大径部１８・・・接続部２０・先端部２２　結束バンド１Ｂ・・外側突起片３・・段差５・・小径部７・・・段付部９・・シース１　・絶縁チューブなお、各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）固定子のコイルエンドに逆Ｕ字状のコネクタを装
着し、かつ、コイルエンドに対向する位置に温度ヒュー
ズ等の安全保護装置を収納する収納部とコイル端末線と
リード線の接続部を収める複数の貫通穴を一体に設けた
コネクタを有する電動機の固定子。
（２）請求項１記載のコネクタにおいて、固定子鉄心の
スロットに挿入する逆Ｕ字状のコネクタ両側下部に複数
の突起片を設けた電動機の固定子。