JP2013192480A - 蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機及び乾燥食品等の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】素材が持つ風味や成分等を多く残存させた乾燥食品等を効率良く製造する。
【解決手段】本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1は、被乾燥物Aを収容する開口部3を備えた乾燥室本体5と、乾燥室本体5の開口部3を閉塞する開閉扉7と、被乾燥物Aにマイクロ波を照射して乾燥させるマイクロ波照射装置9と、被乾燥物Aに蒸気を供給して加熱する蒸気供給装置201と、乾燥室本体5内を減圧雰囲気にする減圧装置301と、を具備することによって構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、茶葉を主原料とした乾燥食品等を製造するのに好適な蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機及び該蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を使用することによって風味豊かな乾燥食品等を効率良く製造することができる乾燥食品等の製造方法に関する。
緑茶を製造する場合には、収穫した生茶葉を原料とし、該生茶葉に対して蒸熱、冷却、粗揉、揉捻・中揉、精揉、乾燥の各工程を実行することによって荒茶を製造する荒茶製造ラインが一般に採用されている。
また、茶葉を主原料とした乾燥食品等を製造する場合には、上記荒茶製造ラインで製造した所定の水分量になるまで乾燥された荒茶や上記粗揉ないし揉捻工程後の予備乾燥された茶葉等を原料として使用している。
そして、上記蒸熱工程では100℃の蒸気を1〜2分、生茶葉に当てて高温で蒸した後冷却し、粗揉工程では100℃近くの熱風を茶葉に当て、ヘラ状の撚り手で押し付けながら約45分、熱風乾燥している。
一方、野菜等の加熱調理の分野では、100℃以下の低温蒸気を使用することで素材の持つ風味や栄養素等の成分を壊すことなく美味しく調理できる低温蒸しを利用した種々の装置が下記の特許文献1〜3に示すように開発されている。
そして、このような装置には、加熱調理する野菜等を収容する蒸し室と、該蒸し室内を減圧雰囲気にするための減圧装置と、上記蒸し室内に低温蒸気を供給する低温蒸気供給装置と、が基本的に備えられている。
特開平9−26103号公報 特開平4−48102号公報 特開2007−135806号公報
しかしながら、上述した蒸熱工程や粗揉工程では、茶葉を100℃程度まで加熱するため、生茶葉の段階で有していた風味や色味、香りあるいはビタミン、ミネラル、カテキン等の成分が損われるという問題を有していた。
また、上述したような低温蒸気供給装置を使用すれば生茶葉の風味等を残した蒸熱は可能になるが、飲用や種々の乾燥食品等にブレンドして使用される乾燥茶葉を製造するためには、更に蒸熱した茶葉を撹拌しながら乾燥させる必要がある。
そして、当該乾燥工程で100℃近くの高温で茶葉を乾燥させた場合には、上記蒸熱工程で保つことができた生茶葉の風味等が大きく損われてしまう。
本発明は、このような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、本来素材が持っている風味や成分等を多く残存させることができ、茶葉を主原料とした乾燥食品等を製造するのに好適な蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機及び該蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を使用することによって風味豊かな乾燥食品等を効率良く製造することができる乾燥食品等の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機は、
被乾燥物を収容する開口部を備えた乾燥室本体と、上記開口部に開閉可能な状態で取り付けられ、閉塞時に上記乾燥室本体内に遮蔽空間を形成する開閉扉と、上記乾燥室本体に対して取り付けられ、該乾燥室本体内に収容される被乾燥物に向けてマイクロ波を照射して被乾燥物を乾燥させるマイクロ波照射装置と、上記乾燥室本体に対して接続され、該乾燥室本体内に収容される被乾燥物に向けて蒸気を供給して被乾燥物を加熱する蒸気供給装置と、上記開口部を閉塞した状態で上記乾燥室本体内を減圧雰囲気にする減圧装置と、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項2による蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機は、請求項1記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機において、上記開閉扉が閉塞状態にある時、上記開口部外方の上記乾燥室本体と上記開閉扉の対向面に位置して上記乾燥室内を気密状態にするシール部材を備えたシート構造と、上記開口部と上記シール構造との中間経路上に設けられ、上記開口部側に位置する第1チョークと、上記シール構造側に位置する第2チョークと、が向い合わせになるように周方向に所定ピッチで連続的に配置されたダブルチョーク一体構造のマイクロ波漏洩防止機構と、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項3による蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機乾燥機は、請求項1または2記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機において、上記減圧装置は、上記乾燥室本体内を減圧雰囲気にする水封式真空ポンプと、上記水封式真空ポンプを駆動するための水を給排水する循環式給排水装置と、を備えることによって構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4による乾燥食品等の製造方法は、100℃以下の低温蒸気を所定時間、被乾燥物に浴びせて加熱する予備加熱工程と、上記予備加熱された被乾燥物を所定の水分量になるまで撹拌しながら乾燥させる予備乾燥工程と、上記予備乾燥された被乾燥物を目標水分量になるまで撹拌しながら更に乾燥させる一次乾燥工程と、を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項5による乾燥食品等の製造方法は、請求項4記載の乾燥食品等の製造方法において、上記予備加熱工程では請求項1〜3のいずれかに記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を使用し、上記予備乾燥工程と一次乾燥工程ではマイクロ波減圧撹拌乾燥機を使用するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6による乾燥食品等の製造方法は、請求項4または5記載の乾燥食品等の製造方法において、上記予備乾燥工程の後、予備乾燥された被乾燥物をそのまま、あるいは揉捻後に冷凍保管する冷凍保管工程を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項7による乾燥食品等の製造方法は、請求項4〜6のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法において、上記一次乾燥工程では、上記予備乾燥工程で予備乾燥された被乾燥物に加えて、乾燥したまたは未乾燥の他の種類の被乾燥物を添加するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項8による乾燥食品等の製造方法は、請求項4〜7のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法において、上記一次乾燥工程の後、一次乾燥された被乾燥物を計量し、プレス装置にかけて所定厚さのシート状中間乾燥品に加工する計量・プレス工程と、上記計量・プレス工程で加工されたシート状中間乾燥品をマイクロ波減圧乾燥機に投入して所定の水分量以下になるまで乾燥させる二次乾燥工程と、上記二次乾燥工程で加工されたシート状乾燥品を切断機に投入して所定形状の乾燥食品等に切断する切断工程と、を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項9による乾燥食品等の製造方法は、請求項4〜8のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法において、上記被乾燥物は、生茶葉であり、上記乾燥食品等は、茶葉を主原料とした抽出用または食用の茶葉乾燥食品であることを特徴とするものである。
そして、上記手段によって以下のような作用が得られる。まず、本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機において、マイクロ波照射装置と蒸気供給装置の2種類の装置を備えているから、単一の乾燥室本体内に収容された被乾燥物に対してマイクロ波を利用した被乾燥物表面の水切りや殺菌あるいは補助的な乾燥と蒸気を利用した加熱とを必要に応じて使い分けたり、これらを同時にあるいは連続して実行することが可能になる。従って、上記2種類の加工を装置間の移動なしで実行することができるようになる。
また、減圧装置を備えているから、マイクロ波による乾燥温度を低く抑えた乾燥が可能になり、100℃以下の低温蒸気による低温蒸しと併用することで一連の加工を低い温度で実行できるようになって、被乾燥物の風味や成分等を壊すことなく良質の乾燥食品等を得ることが可能になる。
また、上記開口部と上記シール構造との中間経路上にダブルチョーク一体構造のマイクロ波漏洩防止機構を備えた場合には、マイクロ波漏洩防止機構の外方へのマイクロ波の漏洩が高レベルで高周波回路的に防止されるようになる。従って、上記シール構造に対するマイクロ波の被曝が防止されるから該マイクロ波の被曝によって生ずるシール部材の劣化が防止されて開閉扉を閉塞した時の乾燥室本体内の気密性が長期に亘って持続される。
上記減圧装置を、上記乾燥室本体内を減圧雰囲気にする水封式真空ポンプと該水封式真空ポンプを駆動するための水を給排水する循環式給排水装置とを備えることによって構成した場合には、比較的簡単な構成で乾燥室本体内のドレンや水分を含んだ不用のガスを外部に排出しながら乾燥室本体内の雰囲気を減圧状態にすることができるようになる。
また、循環式給排水装置の採用によって、水封式真空ポンプを駆動するための水の消費量を減らして、効率の良い減圧装置の運転が可能になる。
次に、本発明の乾燥食品等の製造方法において、100℃以下の低温蒸気を使用した予備加熱工程と、減圧雰囲気下でマイクロ波を照射して撹拌しながら乾燥させる予備乾燥工程及び一次乾燥工程と、を備えているから、予備加熱工程では100℃以下の低温蒸気を使用した低温蒸しによって被乾燥物の素材の持つ風味や成分等を壊すことなく、所定の予備加熱状態を得ることができるようになる。
また、予備乾燥工程及び一次乾燥工程では、予備加熱された被乾燥物に対して減圧雰囲気下で、撹拌しながらマイクロ波による低温での乾燥を実行できるから、被乾燥物の有する風味や成分等を多く残した状態で所定の水分量になるまで乾燥させた乾燥食品等を得ることができるようになる。
また、上記予備加熱工程で請求項1〜3のいずれかに記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を使用した場合には、単一の乾燥室本体内に収容された被乾燥物を回転させながら、均一に蒸気を当てて予備加熱することができるようになる。
また、上記予備乾燥工程と一次乾燥工程でマイクロ波減圧撹拌乾燥機を使用した場合には、茶葉のように水分を多く含んだ状態において塊になり易い被乾燥物に対して当該塊をほぐしながら均一にマイクロ波を当てて予備乾燥ないし一次乾燥を行うことが可能になる。
また、上記予備乾燥工程の後、予備乾燥された被乾燥物を冷凍保管する冷凍保管工程を実行するようにした場合には、次に行う一次乾燥工程を農繁期である新茶の摘採時期を避けて実行することが可能になり、適当な時期に解凍して通年加工することができるようになる。
また、上記一次乾燥工程で上記予備乾燥された被乾燥物に加えて乾燥した、または未乾燥の他の種類の被乾燥物を添加するようにした場合には、従来にない新しい風味や新食感の乾燥食品等を製造することが可能になる。
また、上記一次乾燥工程の後、計量・プレス工程と二次乾燥工程と切断工程とを備えた場合には、従来にない新たな形状の乾燥食品等を製造することが可能になり、乾燥状態を高めることで保存性が向上する。また、上記切断工程を経て製造された乾燥食品等を使用した二次加工品の製造が容易になる。
また、上記被乾燥物を生茶葉、上記乾燥食品等を茶葉を主原料とした抽出用または食用の茶葉乾燥食品とした場合には、茶葉の有する爽やかな香りと色味、自然な甘みを有し、ビタミン、ミネラル、カテキン等の健康に良い成分を多く含んだ乾燥食品等を製造することが可能になる。
本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機によると、本来素材が持っている風味や成分等を壊すことなく被乾燥物を所定の加熱状態ないし乾燥状態に加工することが可能になる。
また、本発明の乾燥食品等の製造方法によると、100℃以下の低温蒸気による低温蒸しと、減圧雰囲気下でのマイクロ波による低温乾燥とによって素材の持つ風味や成分等を多く残存させた乾燥食品等を製造することが可能になり、茶葉を主原料とした乾燥食品等を製造するのに好適な風味豊かな乾燥食品等を効率良く製造することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機の全体構成と配管経路の概要を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を示す左側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、乾燥室を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、乾燥室を示す右側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図6中の矢視Aから見た状態の開閉扉の背面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図6中のB部の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、開閉扉を拡開した状態の開閉扉の取付け部位を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、減圧装置の全体構成と配管経路の概要を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、減圧装置を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、減圧装置を示す右側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、減圧装置を示す左側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、減圧装置を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、本発明の乾燥食品等の製造方法を実施する乾燥食品等の製造ラインの概要を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、予備乾燥工程ないし一次乾燥工程で使用するマイクロ波減圧撹拌乾燥機を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、予備乾燥工程ないし一次乾燥工程で使用するマイクロ波減圧撹拌乾燥機を示す右側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、予備乾燥工程ないし一次乾燥工程で使用するマイクロ波減圧撹拌乾燥機を示す左側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、予備乾燥工程ないし一次乾燥工程で使用するマイクロ波減圧撹拌乾燥機を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、本発明の乾燥食品等の製造方法を実施して抽出用の茶葉乾燥食品を製造する時と既存の荒茶の製造方法で荒茶を製造する時の工程を比較するために図表化した説明図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、本発明の乾燥食品等の製造方法を実施する乾燥食品等の製造ラインの概要を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機の全体構成と配管経路の概要を示す説明図である。
以下、図1〜図14に示す第1の実施の形態を例にとって、本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機の構成と作動態様を説明し、図15〜20に示す第2の実施の形態と、図21に示す第3の実施例の形態と、の3つの実施の形態を例にとって、本発明の乾燥食品等の製造方法の構成を説明する。
(1)第1の実施の形態(図1〜図14参照)
本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1は、被乾燥物Aを収容する開口部3を備えた乾燥室本体5と、上記開口部3に開閉可能な状態で取り付けられ、閉塞時に上記乾燥室本体5内に遮蔽空間を形成する開閉扉7と、上記乾燥室本体5に対して取り付けられ、該乾燥室本体5内に収容される被乾燥物Aに向けてマイクロ波を照射して被乾燥物Aを乾燥させるマイクロ波照射装置9と、上記乾燥室本体5に対して接続され、該乾燥室本体5内に収容される被乾燥物Aに向けて蒸気を供給して被乾燥物Aを加熱する蒸気供給装置201と、上記開口部3を閉塞した状態で上記乾燥室本体5内を減圧雰囲気にする減圧装置301と、を具備することによって基本的に構成されている。
そして、本実施の形態では蒸気供給装置201に対して、ボイラー設備203から供給された高温の蒸気を真空減圧弁205等によって100℃以下の低温蒸気にして上記乾燥室本体5内に供給する蒸気供給経路207と、上記乾燥室本体5外に排出された低温蒸気を再び蒸気供給経路207に導いて再利用する蒸気循環経路209と、が備えられている。
更に、図示の実施の形態にあっては、高真空を発生させるエゼクター211の作用で蒸気供給経路207中及び蒸気循環経路209中の不凝縮ガスとドレンを吸収して蒸気の安定供給や温度調整に寄与する蒸気調整経路213が備えられている。
図示の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1は、アングル材等を矩形枠状に組み立てることによって構成される支持架台23に対して、上記ターンテーブル37が内部に備えられている乾燥室本体5と開閉扉7とによって構成される乾燥室25を一例として前方左側上部に配置している。
また、上記乾燥室25の一例として下部には蒸気供給装置201の低温蒸気生成部202が設けられており、該低温蒸気生成部202の一例として後方空間を利用して蒸気発生部となる上述したボイラー設備203が配置されている。
また、上記支持架台23の近傍には、同じくアングル材等を矩形枠状に組み立てることによって構成される別の支持架台303が設けられており、該支持架台303に対して、上記乾燥室本体5内を減圧雰囲気にする水封式真空ポンプ305と、該水封式真空ポンプ305を駆動するための水を給排水する循環式給排水装置307と、を備える減圧装置301が設けられている。
この他、前記乾燥室25の一例として右側には、前面に表示部27と操作ボタン29とを備えた制御ボックス31が配置されており、上記乾燥室25と蒸気供給装置201との間と、上記乾燥室25と減圧装置301との間には、蒸気やドレン等を供給ないし排出するための配管が適宜、配置されている。
上記開閉扉7の前面の中央には、点検窓39が設けられており、該点検窓39の左右に開閉扉7を開閉する際に手を掛ける一例としてアーチ型のグリップ41と、開閉扉7を乾燥室本体5の一例として前面に回動可能な状態で接続するヒンジ部43と、が設けられている。
また、上記開閉扉7の前面の上縁と下縁には、一例として2ヶ所ずつ回転式のロックハンドル45が設けられており、該ロックハンドル45の先端の係止爪47が上記乾燥室本体5の前面に設けられている係止フック49に係止されることによって開閉扉7の閉塞状態がロックできるように構成されている。
また、図6に示すように上記乾燥室25の一例として側面には、乾燥室25内に窒素ガス等の不活性ガスを充填するためのガス導入部35が設けられている。尚、このガス導入部に代えて空気導入部とすることもできる。
また、上記乾燥室25内には、被乾燥物Aを載置した状態で回転する一例として円板状のターンテーブル37が水平姿勢で設けられている。
尚、上記ターンテーブル37の下面の中心には、乾燥室本体5の底面部に設けられる軸受ブロック51によって回転自在に支持されている回転軸53が鉛直方向下方に向けて延長形成されている。
そして、上記回転軸53の下端部には、カップリング55が配置されており、該カップリング55を介して、下方に設けられるギアモータ57の出力軸の回転が上記回転軸53に伝達されるように構成されている。
また、乾燥室本体5の開閉扉7を除く三方の側面部にはパンチングメタルにより形成された小室が設けられており、蒸気供給経路207をここに接続して蒸気が供給されるようになっている。これは、スチームトラップに代わってドレン等を下に落下させ、蒸気をより均一に被乾燥物Aに浴びせることができるようにしたものである。
尚、乾燥室本体5の上面部にはスタラファンを備えることができ、この場合はターンテーブル37を省略して乾燥を実施することも可能であるが、両者を併用する構成とするのが好ましい。
乾燥室本体5内に収容される被乾燥物Aとしては、緑茶の生茶葉のほか、ハーブの生葉あるいはイチゴ、みかん、柿等の果物やトマトその他の野菜または肉等、種々の食材等が適用可能であり、それぞれに適した蒸し温度がある(例えば、葉物野菜であれば50℃)。そして、本実施の形態では被乾燥物Aとして生茶葉A0を使用しており、生茶葉A0としては、新しい芽が出てきて1芯2〜3葉くらいで摘採した緑茶の「みる芽」や新しい芽が出てきて1芯2葉くらいの時期に、遮光率85%程度のネットを茶園に掛けて2週間程してからネットをめくって摘採した「かぶせ茶」等が適用可能である。
乾燥室本体5は、一例として前面に矩形状の開口部3が形成されている矩形筺体状の部材で、上記開口部3の周囲外方の前面が次に述べる開閉扉7の背面に設けられるシール構造13に対向するシール面61になっている。
開閉扉7は、上記開口部3より一回り大きな矩形板状の部材で、該開閉扉7の背面の外周寄りには、開閉扉7を閉塞状態にした時、上記シール面61に当接する一例としてリング状のゴムパッキンによって構成されるシール部材11を備えるシール構造13が設けられている。
また、上記シール構造13の内方における開閉扉7の背面にはマイクロ波漏洩防止機構21が設けられている。
マイクロ波漏洩防止機構21は、上記開口部3と上記シール構造13との中間経路63上に設けられており、上記開口部3側に位置する第1チョーク17と、上記シール構造13側に位置する第2チョーク19と、が向い合わせになるように周方向に所定ピッチで連続的に配置されたダブルチョーク一体構造のシール構造になっている。
具体的には、図9に示すように開閉扉7の背面から垂直に立ち上げられた長尺な遮蔽板65の上端縁に先端部67が基端部69に対して90°折り曲げられた断面L字形状の第1チョーク17を設け、該遮蔽板65の下端縁に上記第1チョーク17と同形状、同サイズの第2チョーク19を上記第1チョーク17と対向する位置に配置することによってマイクロ波漏洩防止機構21が構成されている。
また、上記第1チョーク17の先端部67と第2チョーク19の先端部67との間には、ギャップGが形成されており、該ギャップGの中点Oから第1チョーク17及び第2チョーク19のそれぞれの先端部67と基端部69の接続点Bまでの距離L1は、上記中点Oから遮蔽板65側に下ろした垂線と遮蔽板65の対向面との接点Cまでの距離L2とほぼ等しく、共に使用するマイクロ波の波長λの1/4程度の長さになるように設定される。
因みに、このような寸法設定を採用することによって、上記中間経路63中に上記波長λの1/4の長さの迂回路が形成され、該迂回路での反射波と上記接続点Bから中点Oに向かう波との位相差が上記波長λの1/2になって互いに打ち消し合うことになり、乾燥室25外へのマイクロ波の漏洩が防止されるのである。
マイクロ波照射装置9は、上述した乾燥室25の天板の上方に設けられており、該マイクロ波照射装置9から照射されるマイクロ波を上記乾燥室本体5内に導くための図示しない開口が乾燥室25の天板に形成されている。
尚、上記マイクロ波照射装置9としては、マイクロ波の最大可変出力が一例として3000w程度のものが1基設けられており、該マイクロ波照射装置9の側傍には、マイクロ波を照射することによって過熱したマイクロ波照射装置9を冷却するための冷却ファンが設けられている。
蒸気供給装置201は、前述したように蒸気発生部となるボイラー設備203と、該ボイラー設備203から供給された高温の蒸気を100℃以下の低温蒸気(本実施例の形態では40〜70℃程度の低温蒸気を使用)にする低温蒸気生成部202と、これらのボイラー設備203及び蒸気生成部202と前記乾燥室本体5とを接続する前述した蒸気供給経路207、蒸気循環経路209及び蒸気調整経路213と、を備えることによって一例として構成されている。
ボイラー設備203としては、一例として液化石油ガスを燃料とする最高出力が0.68MPa程度のボイラー215が適用でき、該ボイラー215から延びる蒸気供給経路207には、該ボイラー215の使用圧力範囲を調整するための圧力ゲージ233、減圧弁237あるいはバイパス弁245等が適宜配置されている。
低温蒸気生成部202は、上記ボイラー設備203から供給された蒸気の温度を制御して上述した所定の温度の低温蒸気にする真空減圧弁205と、蒸気調整経路213を高真空にして蒸気供給経路207中の不凝縮ガスやドレンを吸引するエゼクター211と、エゼクター211用の駆動水を貯えるタンク217と、該タンク217内の駆動水を加圧するラインポンプ219と、蒸気調整経路213中のドレンを排除して安定した蒸気の供給を可能にするスチームトラップ221を備えることによって基本的に構成されている。
また、この他、上記タンク217にはレベルセンサ223とタンク217内に水を補給する場合に使用するモータ駆動式の二方弁225が設けられている。更に、上記真空減圧弁205の下流の蒸気供給経路207と蒸気調整経路213の接続部には、冷水補給口を兼ねた過熱防止弁227が設けられており、蒸気調整経路213の途中には適宜、圧力ゲージ233が配置されている。
蒸気供給経路207は、蒸気調整経路213との接続点を経て更に乾燥室本体5の上部側方に向けて延びている。そして、上述した過熱防止弁227の下流には蒸気供給経路207内を流れる低温蒸気の温度を計測する温度センサ229が配置されており、該温度センサ229の下流には低温蒸気の圧力を検知する圧力センサ231が配置されている。更に、該圧力センサ231の下流には二方弁225が配置されており、上記乾燥機本体5との接続部近傍にも圧力センサ231が配置されている。
蒸気循環経路209は、上記乾燥機本体5の下部から次に述べる減圧装置301に向けて延びている排出経路235の途中から上述した蒸気供給経路207と蒸気調整経路213に向けて形成されている。
蒸気循環経路209の上流側には二方弁225と逆止弁239が配置されており、分岐241で蒸気供給経路207側と蒸気調整経路213側の2経路に分かれている。このうち蒸気供給経路207側に延びている経路は、上述した温度センサ229が配置されている接続点に合流しており、その経路途中にスチームトラップ221とバイパス弁245が配置されている。一方、蒸気調整経路213側に延びている経路は、蒸気調整経路213に配置されているスチームトラップ221の下流位置の接続点に合流している。
減圧装置301は、前述したように水封式真空ポンプ305と循環式給排水装置307を備えることによって基本的に構成されており、更に両者の間に給水経路309と排水経路311が配設されている。
水封式真空ポンプ305は、水蒸気や水滴を含んだ気体の排気等に利用されるポンプで、シリンダに対して偏心して取り付けられる羽根車の回転を利用してシリンダの内壁に封水リングを形成し、該封水リングと羽根車の羽根によって囲まれた空間の容積変化を利用してポンプ作用を行うようにしたものである。
循環式給排水装置307は、支持架台303の内部に上記タンク313と下部タンク315を備えることによって一例として構成されており、上部タンク313には、外部から水を供給するための給水ノズル317と、上部タンク313内の水位を計測するためのボールタップ319と、上部タンク313内の水温を計測するための温度センサ321と、が配置されている。
一方、下部タンク315内には、水中ポンプ323が配置されており、上述した水封式真空ポンプ305から排出され、排出経路311を通って下部タンク315内に貯まった水を汲み上げて上部タンク313に供給できるように構成されている。
尚、上記水中ポンプ323と上部タンク313とを接続する循環経路325の途中には、一例としてモータによって駆動される三方弁327が配置されており、当該三方弁327を適宜切り替えることによって、上記水中ポンプ323によって汲み上げた水を上部タンク313内に供給したり、外部に排水できるように構成されている。
また、上部タンク313内の底部から上述した給水経路309が延びており、該給水経路309の他端が上述した水封式真空ポンプ305に接続されている。更に、上記乾燥室本体5と水封式真空ポンプ305を接続している排出経路235の途中には、外部から空気を取り込んで経路内の圧力を調整するニードル弁247が配置されている。
次に、このようにして構成される第1の実施の形態による蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1を使用して被乾燥物Aを加熱ないし乾燥する場合の作業手順と、上記シール構造13とマイクロ波漏洩防止機構21の作用について説明する。
まず、加熱ないし乾燥させる被乾燥物Aをコンテナ59等の容器に入れ、グリップ41を握って開閉扉7を手前に開き、開口部3から乾燥室本体5内のターンテーブル37上に載置する。
次に、グリップ41を握り開閉扉7を閉めて開口部3を閉塞状態にする。続いて、ロックハンドル45を握り所定の方向にロックハンドル45を回してロックハンドル45の係止爪47を乾燥機本体5の前面に設けられている係止フック49に係止して開閉扉7の閉塞状態をロックする。
次に、制御ボックス31の前面の操作ボタン29を押して減圧装置301と蒸気供給装置201を起動して40〜70℃程度の低温蒸気を10〜30分程度、乾燥室本体5内に供給して乾燥室本体5内の生茶葉A0を予備加熱する。
更に、予備加熱した予備加熱茶葉A1の表面の水切りや殺菌あるいは次工程の予備乾燥ないし本乾燥を円滑にするための補助的な乾燥を行う場合には、操作ボタン29を押して蒸気供給装置201の駆動を停止し、乾燥室本体5を密閉し乾燥を行う。尚、乾燥室本体5の側面のガス導入部35から窒素ガスを乾燥室本体5内に充填するか、空気を導入して乾燥を行うことも可能である。
また、ギアモータ57を起動してターンテーブル37と該ターンテーブル37上に載置されているコンテナ59を被乾燥物Aとともに所定の回転数で回転させる。
更に、マイクロ波照射装置9を起動して乾燥室25内の被乾燥物Aに向けてマイクロ波を照射し、図1中に図示したスタラファンを起動してマイクロ波の照射を均一化して均等に加熱するとともに、マイクロ波照射装置9と乾燥室25内の偏った温度上昇を防止する。
そして、設定した入力情報や乾燥室25内の温度等が表示部27に表示されるようになり、設定した乾燥時間の間、被乾燥物Aに対するマイクロ波による乾燥が実行される。
この時、乾燥室25内の気密性は、シール構造13により開閉扉7背面のシール部材11が乾燥室本体5の前面のシール面61に圧接されることによって保たれており、マイクロ波の乾燥室25外への漏洩は、上述したマイクロ波漏洩防止機構21による作用で高周波回路的に防止されている。
尚、本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1によって加工できる被乾燥物Aは、前述したように「みる芽」ないし「かぶせ茶」等の生茶葉A0に限らない。例えば、凍結保存した生茶葉A0を使用することも可能であり、この場合には、前記マイクロ波照射装置9を生茶葉A0の解凍の目的で使用することが可能である。
また、蒸気供給装置201を使用して行う予備加熱を生茶葉A0以外の他の被乾燥物Aに対して行う場合には、上述した低温蒸気の温度と加熱時間に限定されることなく、当該被乾燥物Aにとって最適な低温蒸気の温度と加熱時間を採用することが可能である。
(2)第2の実施の形態(図15〜図20参照)
本発明の乾燥食品等の製造方法は、被乾燥物Aを100℃以下の低温蒸気を所定時間、被乾燥物Aに浴びせて予備加熱する予備加熱工程S0と、上記予備加熱された被乾燥物Aに減圧雰囲気下でマイクロ波を照射して所定の水分量になるまで撹拌しながら乾燥させる予備乾燥工程S1と、上記予備乾燥された被乾燥物Aに減圧雰囲気下でマイクロ波を照射して目標水分量になるまで撹拌しながら更に乾燥させる一次乾燥工程S2と、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、本実施の形態では、上記予備乾燥工程S0において、前述した本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1を使用しており、上記予備乾燥工程S1と一次乾燥工程S2において、後述するマイクロ波減圧撹拌乾燥機421を使用している。
更に、本実施の形態では、上記基本的構成に冷凍保管工程S12ないし揉捻工程S11を加えた構成が開示されており、図15に示すように予備加熱工程S0と予備乾燥工程S1と冷凍保管工程S12(揉捻工程S11)と一次乾燥工程S2の4つないし5つの工程によって本発明の乾燥食品等の製造方法を実施する乾燥食品等Dの製造ラインLDが構成されている。
このうち、予備加熱工程S0では、前述したように被乾燥物Aとして生茶葉A0を使用する場合には、生茶葉A0を前述した蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1に入れ、低温蒸気の温度を40〜70℃程度に設定し、10〜30分程度、生茶葉A0を低温蒸しして、予備加熱茶葉A1を製造する。
次に、予備乾燥工程S1に移行して、上記予備加熱工程S0で製造された予備加熱茶葉A1をマイクロ波減圧撹拌乾燥機421に投入して水分量が約45%程度になるまで、乾燥温度が約40℃、乾燥時間が約30分の設定条件で乾燥させる。
そして、このようにして乾燥された予備乾燥茶葉A2は、直ちに一次乾燥工程S2に移行して一次乾燥茶葉A3に加工することも可能であるが、予備乾燥茶葉A2の状態で冷凍保管しておいて、必要な時に取り出して一次乾燥茶葉A3に加工することも可能である。
この場合には、図15に示すように予備乾燥工程S1で予備乾燥された予備乾燥茶葉A2をそのまま冷凍保管工程S12に移行させるか、揉捻工程S11を経て冷凍保管工程S12に移行させるようにする。
次に、一次乾燥工程S2に移行して、上記予備乾燥工程S1で製造された予備乾燥茶葉A2をマイクロ波減圧撹拌乾燥機421で水分量が23%以下になる目標水分量まで乾燥させてボロボロした塊状の一次乾燥茶葉A3を得る。尚、本実施の形態では、本工程S2で製造された一次乾燥茶葉A3が完成した乾燥食品等Dになり、抽出して飲む抽出用の茶葉乾燥食品D5として使用したり、ドリンク剤等に入れる原料茶として使用することが可能になる。
また、図15において併せて示すように、上記一次乾燥工程S2では、上記予備乾燥工程S1で予備乾燥された予備乾燥茶葉A2に加えて、乾燥した、または未乾燥の他の種類の被乾燥物Aを添加することが可能である。
この場合には、生または乾燥した所定分量のカット野菜または果実等によって構成されるフレーバーFを添加することが可能であり、フレーバーFの具体例としては、みかん、メロン、ブルーベリー、梅、トマト、生姜、わさびの葉、ごぼう等が挙げられる。また、上記フレーバーFの添加量の目安は、茶葉の重量の概ね5〜10%である。
次に、図16〜図19に基づいて上記予備乾燥工程S1ないし一次乾燥工程S2で使用されるマイクロ波減圧撹拌乾燥機421の構造について説明する。
マイクロ波減圧撹拌乾燥機421は、矩形枠状の支持フレーム423に対して一例として前方中央上部に上面が開放された乾燥室425を備え、該乾燥室425の上部に上記開放された乾燥室425の上面を塞ぐように一例として上下回動式の開閉扉427を配設している。
開閉扉427の前端面には前方に張り出すようにハンドル429が設けられており。開閉扉427の左右の面端縁近傍には、開閉扉427の不用意な開閉動作を防止するロック装置431、431が設けられている。
また、開閉扉427の上面には、マイクロ波照射装置433が1基設けられており、開閉扉427の一例として右方には制御盤435が設けられている。
乾燥室425の下半部は半円筒形状に形成されており、乾燥室425の内部には撹拌軸437を中心に回転する撹拌羽根439と切断羽根441が設けられている。
また、上記乾燥室425の一例として右側の端面の外方には、上向きで撹拌モータ443が配置されており、ギアヘッド445を介して図示しない出力軸が乾燥室425側に延長されて上記撹拌軸437に接続するように構成されている。
乾燥室425の下方には、排出口447が設けられており、所定重量比になるまで乾燥された一次乾燥茶葉A3は、上記排出口447から排出されて下方にセットされている排出箱449内に搬出されるように構成されている。
また、乾燥室425の背面には図24に示すように吸引パイプ451の一端が接続されており、該吸引パイプの451の他端は、支持フレーム423の一例として後部下方に配設されている真空ポンプ453に接続されている。
また、乾燥室425の一例として前面には図18に示すように供給ホース455の一端が接続されており、該供給ホース455の他端は、一例として窒素ガス等の不活性ガスが充填されたガスボンベ457が接続されている。
因みに、上記真空ポンプ453と吸引パイプ451は、乾燥室425内を減圧することでより低い温度で蒸気を発生させるようにするために設けられており、上記ガスボンベ457と供給ホース455は、乾燥室425内での蒸気の結露を防止するために設けられている。
尚、このようにして構成されるマイクロ波減圧撹拌乾燥機421による乾燥時間は一例として60分であり、マイクロ波照射装置433のマイクロ波容量は一例として1.9kw、マイクロ波出力は一例として80%〜40%である。
尚、乾燥中の予備加熱茶葉A1の品温は図示しない放射型温度計で計測されており、常時その品温が35〜45℃(本実施の形態では一例として40℃)になるように上記マイクロ波出力が制御されている。
また、上記撹拌軸437の回転数は一例として20rpm、取出し含水率は上述したように重量比で20〜30(本実施の形態では一例として重量比を25)に設定されている。
このようにして構成される本実施の形態の乾燥食品等の製造方法によると、図20の説明図に示すように既存の茶葉の製造方法において100℃以上の高温の蒸気で生茶葉A0を加熱していた蒸熱工程が、本実施の形態では40〜70℃の低温蒸気で生茶葉A0を加熱する予備加熱工程S0によって構成されている。そして、予備加熱工程S0では、減圧雰囲気下で低温蒸しを行うようにしたから、被乾燥物Aの素材の持つ風味や成分等を壊すことなく、短時間で所定の予備加熱状態を得ることができるようになっている。
また、既存の荒茶の製造方法において100℃程度の熱風を使用している粗揉工程が本実施の形態では40℃程度の低い温度で予備乾燥を行う予備乾燥工程S1で実行されるようになり、更に既存の荒茶の製造方法における中揉工程や80〜90℃程度の高温で行われる精揉、乾燥の各工程が本実施の形態では、40℃程度の低い温度で一次乾燥される一次乾燥工程S2や同じく同様の低い温度で二次乾燥される二次乾燥工程S4で実行されるようになっている。
そして、予備乾燥工程S1と一次乾燥工程S2でも減圧雰囲気下で撹拌しながらマイクロ波による低温での乾燥を行うようにしたから、被乾燥物の有する風味や成分等を多く残した状態で所定の水分量に短時間で乾燥できるようになる。従って良質の茶葉乾燥食品等を効率良く製造できるようになる。
(3)第3の実施の形態(図21参照)
本実施の形態では、前記第2の実施の形態の一次乾燥工程S2の後に、計量工程S31とプレス工程S32によって構成される計量・プレス工程S3と、二次乾燥工程S4と、切断工程S5と、を備えている。
計量・プレス工程S3は一次乾燥された一次乾燥茶葉A3を計量器415で計量し、プレス装置417にかけて所定厚さ(例えば5〜10mm)のシート状中間乾燥品T1に加工する工程である。
二次乾燥工程S4は、上記計量・プレス工程S3で加工されたシート状中間乾燥品T1をマイクロ波減圧乾燥機461に投入して目標水分量(例えば23%)以下になるまで乾燥させてシート状乾燥品T2を得る工程である。
尚、二次乾燥工程S4で使用されるマイクロ波減圧乾燥機461としては、マイクロ波容量が約1.9kw、マイクロ波出力が一例として80〜40%のマイクロ波照射装置を2基配設したものが一例として使用でき、乾燥中のシート状中間乾燥品T1の品温が常時40℃程度になるようにマイクロ波出力を制御して、上記水分量になるまで所定時間、シート状中間乾燥品T1を乾燥させてシート状乾燥品T2を得るようにする。
切断工程S5は、上記二次乾燥工程S4で加工されたシート状乾燥品T2を切断機491に投入して所定形状の乾燥食品等Dに切断する工程である。
具体的には、円板状のカッタ刃493を上記カット幅の間隔で複数枚配設し、上記シート状乾燥品T2を投入ホッパ495に投入して図21に示すような角棒状の茶葉乾燥食品D0を得る。次いで、得られた角棒状の茶葉乾燥食品D0を再び切断機491の投入ホッパ495に横向きで投入すれば、図21に示すようにキューブ状の茶葉乾燥食品D1が多数得られる。
更に、図21では、上記切断工程S5で得られたキューブ状の茶葉乾燥食品D1を使用した包装工程S6と、上記切断工程S5で製造した角棒状の茶葉乾燥食品D0を使用した膨化発泡工程S7が図示されている。
このうち包装工程S6は、切断工程S5でキューブ状に切断された茶葉乾燥食品D1をツイスト包装で1個ずつ包装し個別包装品としての茶葉乾燥食品D2を作り、または横ピロー包装で4〜6個ずつ包装して小分け包装品としての茶葉乾燥食品D3を作り、更にこれらをまとめて複数量カートンに詰めて本包装する工程である。
尚、このようにして製造された茶葉乾燥食品D2、D3は、従来には存在しなかった形状及び包装形態を有しており、用途の拡大によって緑茶の需要の拡大にも大きく貢献する。
また、膨化発泡工程S7は、上記切断工程S5で得られた角棒状の茶葉乾燥食品D0を密閉容器である膨化発泡装置481に入れて加熱し高圧になったところで開放して膨化発泡された茶葉乾燥食品D4を得る工程である。
そして、このような膨化発泡工程S7を採用した場合には、「フワフワ」「サクサク」の食感を呈し、より一層おいしく食べられる。勿論、湯や水を入れてその抽出液を飲むこともできるし、残った固形分を食べることができる。また、抽出しないでそのまま食べてもおいしく食べることが可能であり、粗砕ないし粉末状に二次加工すれば粉末茶、打錠用原料、食品添加物またはドリンク茶の抽出原料等として使用することも可能である。
尚、本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1及び乾燥食品等の製造方法は、上記の実施の形態のものに限定されずその発明の要旨内での変更が可能である。
例えば、蒸気供給装置の構成は、前述した第1の実施の形態で述べた構成の蒸気供給装置201に限らず、同様の低温蒸気生成能力を有する種々の構成が採用可能である。具体的には、図22に示すようにボイラー設備503と、冷却機505と、蒸気供給経路507とを備えた構成の蒸気供給装置501を採用することが可能である。
図22に示す蒸気供給装置501では、前述した第1の実施の形態で述べた図1に示す蒸気供給装置201のボイラー設備203と同様のボイラー設備503が設けられており、該ボイラー設備503には、ボイラー509と圧力ゲージ511と減圧弁513とバイパス弁515とが備えられている。そして、上記ボイラー設備503から乾燥室本体5に向けて蒸気供給経路507が延びており、該蒸気供給経路507の上流位置に二方弁517を経由して冷却機505が配置されている。
冷却機505としては、冷却ファン519と冷却管路521とを備えた送風式の冷却装置が一例として適用でき、該冷却機505の下流には、温度センサ523を経由して給水タンク525から延びる給水経路527との合流点に設けられているミストノズル529に至るように構成されている。尚、上記冷却ファン519による風量は、上記温度センサ523で検知した蒸気温の高低に基づいて適宜、増減し得るように制御されている。
給水タンク525には、冷却機505によって冷却された蒸気の温度が高い場合に当該蒸気の温度を下げるための水が蓄えられており、更に当該水の水位を検出するためのボールタップ531と、水位が低くなった場合に水を補給するノズル533とが設けられている。また、上記給水タンク525の下流の給水経路527上には二方弁535が設けられている。
上記ミストノズル529に供給された水はミスト化され、冷却機505から供給された低温蒸気といっしょになって、下流側の蒸気供給経路507を通って途中、二方弁535を経由して乾燥室本体5内へ導かれる。また、蒸気供給経路507の下流側の終端には、圧力センサ537が設けられており、当該圧力センサ537によって検知されたミスト混合蒸気の圧力の大小に基づいて前述した冷却機505の上流位置の二方弁517の開閉が適宜、制御されるように構成されている。
そして、このようにして構成される図22に示す蒸気供給装置501を使用しても、安定して十分な低温蒸気を供給し、この低温蒸気を使用した低温蒸しを行うことが可能であり、前述した図1に示す蒸気供給装置201と同様の作用、効果を発揮することができる。
また、減圧装置301の構成も前述した第1の実施の形態で述べた構成に限られないし、ボイラー設備203の能力やマイクロ波照射装置9のマイクロ波容量も加工する被乾燥物Aの種類や量によって適宜、可変することが可能である。
この他、蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機1の開閉扉7の構造は、前述した第1の実施の形態で述べた片開き式の開閉扉7に限らず、スライド式の開閉扉7でもよく、乾燥室本体5の大きさや被乾燥物Aの種類に応じて被乾燥物Aの出し入れがし易い種々の構造の開閉扉7を採用することが可能である。
本発明の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機及び乾燥食品等の製造方法は、蒸気による加熱と乾燥を組み合わせた乾燥食品等の製造・使用分野等で利用でき、特に茶葉を利用した抽出用と食用の両方に利用できる茶葉乾燥食品を効率良く製造したい場合に利用可能性を有する。
1 蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機
3 開口部
5 乾燥室本体
7 開閉扉
9 マイクロ波照射装置
11 シール部材
13 シール構造
17 第1チョーク
19 第2チョーク
21 マイクロ波漏洩防止機構
23 支持架台
25 乾燥室
27 表示部
29 操作ボタン
31 制御ボックス
35 ガス導入部
37 ターンテーブル
39 点検窓
41 グリップ
43 ヒンジ部
45 ロックハンドル
47 係止爪
49 係止フック
51 軸受ブロック
53 回転軸
55 カップリング
57 ギアモータ
59 コンテナ
61 シール面
63 中間経路
65 遮蔽板
67 先端部
69 基端部
201 蒸気供給装置
202 低温蒸気生成部
203 ボイラー設備
205 真空減圧弁
207 蒸気供給経路
209 蒸気循環経路
211 エゼクター
213 蒸気調整経路
215 ボイラー
217 タンク
219 ラインポンプ
221 スチームトラップ
223 レベルセンサ
225 二方弁
227 過熱防止弁
229 温度センサ
231 圧力センサ
233 圧力ゲージ
235 排出経路
237 減圧弁
239 逆止弁
241 分岐
245 バイパス弁
247 ニードル弁
301 減圧装置
303 支持架台
305 水封式真空ポンプ
307 循環式給排水装置
309 給水経路
311 排水経路
313 上部タンク
315 下部タンク
317 給水ノズル
319 ボールタップ
321 温度センサ
323 水中ポンプ
325 循環経路
327 三方弁
415 計量器
417 プレス装置
421 マイクロ波減圧撹拌乾燥機
423 支持フレーム
425 乾燥室
427 開閉扉
429 ハンドル
431 ロック装置
433 マイクロ波照射装置
435 制御盤
437 撹拌軸
439 撹拌羽根
441 切断羽根
443 撹拌モータ
445 ギアヘッド
447 排出口
449 排出箱
451 吸引パイプ
453 真空ポンプ
455 供給ホース
457 ガスボンベ
461 マイクロ波減圧乾燥機
481 密閉容器(膨化発泡装置)
491 切断機
493 カッタ刃
495 投入ホッパ
501 蒸気供給装置
503 ボイラー設備
505 冷却機
507 蒸気供給経路
509 ボイラー
511 圧力ゲージ
513 減圧弁
515 バイパス弁
517 二方弁
519 冷却ファン
521 冷却管路
523 温度センサ
525 給水タンク
527 給水経路
529 ミストノズル
531 ボールタップ
533 ノズル
535 二方弁
537 圧力センサ
A 被乾燥物
A0 生茶葉
A1 予備加熱茶葉
A2 予備乾燥茶葉
A3 一次乾燥茶葉
G ギャップ
O 中点
B 接続点
C 接点
L 距離
F フレーバー
D 乾燥食品等
D0 (角棒状の)茶葉乾燥食品
D1 (キューブ状の)茶葉乾燥食品
D2 (ツイスト包装された)茶葉乾燥食品
D3 (横ピロー包装された)茶葉乾燥食品
D4 (膨化発泡された)茶葉乾燥食品
D5 (抽出用の)茶葉乾燥食品
LD 製造ライン
S0 予備加熱工程
S1 予備乾燥工程
S11 揉捻工程
S12 冷凍保管工程
S2 一次乾燥工程
S3 計量・プレス工程
S31 計量工程
S32 プレス工程
S4 二次乾燥工程
S5 切断工程
S6 包装工程
S7 膨化発泡工程
T1 シート状中間乾燥品
T2 シート状乾燥品

Claims (9)

  1. 被乾燥物を収容する開口部を備えた乾燥室本体と、
    上記開口部に開閉可能な状態で取り付けられ、閉塞時に上記乾燥室本体内に遮蔽空間を形成する開閉扉と、
    上記乾燥室本体に対して取り付けられ、該乾燥室本体内に収容される被乾燥物に向けてマイクロ波を照射して被乾燥物を乾燥させるマイクロ波照射装置と、
    上記乾燥室本体に対して接続され、該乾燥室本体内に収容される被乾燥物に向けて蒸気を供給して被乾燥物を加熱する蒸気供給装置と、
    上記開口部を閉塞した状態で上記乾燥室本体内を減圧雰囲気にする減圧装置と、を具備していることを特徴とする蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機。
  2. 上記開閉扉が閉塞状態にある時、上記開口部外方の上記乾燥室本体と上記開閉扉の対向面に位置して上記乾燥室内を気密状態にするシール部材を備えたシート構造と、
    上記開口部と上記シール構造との中間経路上に設けられ、上記開口部側に位置する第1チョークと、上記シール構造側に位置する第2チョークと、が向い合わせになるように周方向に所定ピッチで連続的に配置されたダブルチョーク一体構造のマイクロ波漏洩防止機構と、を具備していることを特徴とする請求項1記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機。
  3. 上記減圧装置は、上記乾燥室本体内を減圧雰囲気にする水封式真空ポンプと、
    上記水封式真空ポンプを駆動するための水を給排水する循環式給排水装置と、を備えることによって構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機。
  4. 100℃以下の低温蒸気を所定時間、被乾燥物に浴びせて加熱する予備加熱工程と、
    上記予備加熱された被乾燥物に減圧雰囲気下でマイクロ波を照射して所定の水分量になるまで撹拌しながら乾燥させる予備乾燥工程と、
    上記予備乾燥された被乾燥物に減圧雰囲気下でマイクロ波を照射して目標水分量になるまで撹拌しながら更に乾燥させる一次乾燥工程と、を備えていることを特徴とする乾燥食品等の製造方法。
  5. 上記予備加熱工程では、請求項1〜3のいずれかに記載の蒸気・マイクロ波併用減圧乾燥機を使用し、
    上記予備乾燥工程と一次乾燥工程ではマイクロ波減圧撹拌乾燥機を使用するようにしたことを特徴とする請求項4記載の乾燥食品等の製造方法。
  6. 上記予備乾燥工程の後、予備乾燥された被乾燥物をそのまま、あるいは揉捻後に冷凍保管する冷凍保管工程を備えていることを特徴とする請求項4または5記載の乾燥食品等の製造方法。
  7. 上記一次乾燥工程では、上記予備乾燥工程で予備乾燥された被乾燥物に加えて、乾燥した、または未乾燥の他の種類の被乾燥物を添加するようにしたことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法。
  8. 上記一次乾燥工程の後、一次乾燥された被乾燥物を計量し、プレス装置にかけて所定厚さのシート状中間乾燥品に加工する計量・プレス工程と、
    上記計量・プレス工程で加工されたシート状中間乾燥品をマイクロ波減圧乾燥機に投入して所定の水分量以下になるまで乾燥させる二次乾燥工程と、
    上記二次乾燥工程で加工されたシート状乾燥品を切断機に投入して所定形状の乾燥食品等に切断する切断工程と、を備えていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法。
  9. 上記被乾燥物は、生茶葉であり、上記乾燥食品等は、茶葉を主原料とした抽出用または食用の茶葉乾燥食品であることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の乾燥食品等の製造方法。
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