JP2013170591A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直線姿勢と屈曲姿勢との間の切替えの際のリンク側板と支持体の支持面との摺動による摩擦粉を防止するケーブル類保護案内装置を提供すること。
【解決手段】一のリンク側板120が、先行するリンク側板120’に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部121と後続するリンク側板120”に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部122と前方側板部121と後方側板部122との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部123とで一体に構成され、一のリンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが、後続するリンク側板120”の継ぎ手部123”の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が、後続するリンク側板120”の継ぎ手部123”のケーブル長手方向中心M1よりケーブル長手方向前側に設けられているケーブル類保護案内装置100。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、産業用機械や、車両などの移動部と静止部とを接続して電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや油圧や空気圧を供給するホース等の可撓性ケーブル類を安全確実に保護案内するケーブル類保護案内装置に関する。
従来、左右に離間配置した一対のリンク側板とこの一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置が知られている(例えば、特許文献1乃至3)。
このような従来のケーブル類保護案内装置として、例えば、図13(A)および図13(B)に示すようなケーブル類保護案内装置500がある。
ここで、図13(A)は、直線姿勢のケーブル類保護案内装置500のリンク側板510を示す図であり、図13(B)は、屈曲し始めたときのリンク側板510を示す図である。
従来のケーブル類保護案内装置500は、屈曲自在な継ぎ手部材520でケーブル長手方向に複数のリンク側板510、510…を連結して構成されている。
また、リンク側板510の屈曲外周側には、直線状部511およびこの直線状部511のケーブル長手方向後側に円弧状部512が形成されている。
そして、ケーブル類保護案内装置500が直線姿勢のときは、リンク側板510の屈曲外周側となる直線状部511が支持体530の支持面531と当接して支持面531に支持されている。
また、円弧状部512は、ケーブル長手方向後側の継ぎ手部材520に対応する屈曲外周側の位置に配設され、継ぎ手部材520におけるケーブル長手方向中心M5を円弧中心O5として、直線姿勢のときの継ぎ手部材520から支持面531までの長さを曲率半径r3とする円弧状に形成されている。
そして、屈曲姿勢となる際、ケーブル長手方向前側から順に継ぎ手部材520が撓むことにより、ケーブル長手方向前側のリンク側板510から順に屈曲姿勢となる。
特開2007−92939号公報 特開2007−247716号公報 特表2004−527706号公報
しかしながら、上述した従来のケーブル類保護案内装置500は、円弧状部512が、ケーブル長手方向後側の継ぎ手部材520に対応する屈曲外周側の位置に配設され、継ぎ手部材520におけるケーブル長手方向中心M5を円弧中心O5として、直線姿勢のときの継ぎ手部材520から支持面531までの長さを曲率半径r3とする円弧状の構造であったため、図13(B)に示すように、直線姿勢から屈曲姿勢となる際に円弧状部512が支持面531と接触して支持面531上を摺動して摩擦粉が生じるという問題があった。
また、屈曲姿勢から直線姿勢となる際にも円弧状部512が支持面531と接触して支持面531上を摺動して摩擦粉が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、直線姿勢と屈曲姿勢との間の切替えの際のリンク側板と支持体の支持面との摺動による摩擦粉を防止するケーブル類保護案内装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、左右に離間配置した一対のリンク側板と該一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、前記リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、前記一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、前記ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部と前記前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、前記一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が、前記後続するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、前記後続するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記一のリンク側板の後方側板部の第2屈曲外周端面が、前記一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、前記一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、左右に離間配置した一対のリンク側板と該一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、前記リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、前記一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、前記ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する後方側板部と前記前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、前記一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が、前記一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、前記一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加え、前記一のリンク側板の前方側板部の第2屈曲外周端面が、前記先行するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、前記先行するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項2または請求項4に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加え、前記第1屈曲外周端面の曲率半径および第2屈曲外周端面の曲率半径が、前記支持体の支持面から該支持面に接触しているリンク側板の継ぎ手部までの長さであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明は、左右に離間配置した一対のリンク側板とこの一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部と前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が、後続するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、後続するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、後続するリンク側板の継ぎ手部が撓んでいない状態から撓んで後続するリンク側板の継ぎ手部の略中心を回転中心として一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が移動する際、一のリンク側板が少しでも屈曲姿勢になると一のリンク側板の円弧状の第1屈曲外周端面の円弧中心が屈曲内周側である支持体から離間する側へ移動して一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との間に隙間が生じるため、一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
同様に、後続するリンク側板の継ぎ手部が撓んだ状態から元に戻り後続するリンク側板の継ぎ手部の略中心を回転中心として一のリンク側板の後方側板部が支持体の支持面と当接するまでの間で一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との間に隙間が生じているため、一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
さらに、後方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動しないため、後方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との摺動による騒音を防止できる。
本請求項2に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1に係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、一のリンク側板の後方側板部の第2屈曲外周端面が、一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、屈曲姿勢となったときに一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面と先行するリンク側板の後方側板部の第2屈曲外周端面とが側視段差の無い状態で交差するため、屈曲外周縁をなめらかにすることができるとともに直線姿勢に戻る際に周囲の物が噛み込まれてしまうことを防止できる。
また、ケーブル移動端側に直線姿勢をガイドするガイド部材がある場合には、ケーブル移動端側で直線姿勢から屈曲姿勢となるときにガイド部材とリンク側板の後方側板部の第2屈曲外周端面との間に隙間が生じるため、後方側板部の第2屈曲外周端面がガイド部材に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
本請求項3に係る発明は、左右に離間配置した一対のリンク側板とこの一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する後方側板部と前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が、一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、一のリンク側板の継ぎ手部が撓んでいない状態から撓んで一のリンク側板の継ぎ手部の略中心を回転中心として一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が移動する際、一のリンク側板が少しでも屈曲姿勢になると一のリンク側板の円弧状の第1屈曲外周端面の円弧中心が屈曲内周側である支持体から離間する側へ移動して一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との間に隙間が生じるため、一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
同様に、一のリンク側板の継ぎ手部が撓んだ状態から元に戻り一のリンク側板の継ぎ手部の略中心を回転中心として一のリンク側板の前方側板部が支持体の支持面と当接するまでの間で一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との間に隙間が生じているため、一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
さらに、前方側板部の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動しないため、前方側板部の第1屈曲外周端面と支持体の支持面との摺動による騒音を防止できる。
本請求項4に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項3に係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、一のリンク側板の前方側板部の第2屈曲外周端面が、先行するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、先行するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、屈曲姿勢となったときに一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面と先行するリンク側板の前方側板部の第2屈曲外周端面とが側視段差の無い状態で交差するため、屈曲外周縁をなめらかにすることができるとともに直線姿勢に戻る際に周囲の物が噛み込まれてしまうことを防止できる。
また、ケーブル移動端側に直線姿勢をガイドするガイド部材がある場合には、ケーブル移動端側で直線姿勢から屈曲姿勢となるときにガイド部材とリンク側板の前方側板部の第2屈曲外周端面との間に隙間が生じるため、前方側板部の第2屈曲外周端面がガイド部材に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
本請求項5に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項2または請求項4に係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、第1屈曲外周端面の曲率半径および第2屈曲外周端面の曲率半径が、支持体の支持面からこの支持面に接触しているリンク側板の継ぎ手部までの長さであることにより、継ぎ手部が撓んでいない状態から撓んで継ぎ手部の略中心を回転中心として第1屈曲外周端面が移動する際、第1屈曲外周端面と支持体の支持面との間により確実に隙間が生じるため、第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することをより確実に防止して摩擦粉が生じることを防止できる。
また、直線姿勢のときおよび屈曲姿勢のときの第1屈曲外周端面および第2屈曲外周端面で形成される屈曲外周縁がなめらかになるため、外観をきれいにすることができるとともに外縁に物が引っかかることを防止できる。
本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の概略正面図。 本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の斜視図。 本発明の第1実施例の第2リンク側板を外側から見た斜視図。 本発明の第1実施例の第2リンク側板を内側から見た斜視図。 本発明の第1実施例の第2リンク側板を外側から見た図。 本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の直線姿勢を示す図。 本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の屈曲し始めを示す図。 本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の屈曲姿勢を示す図。 本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置の概略正面図。 本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置の直線姿勢を示す図。 本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置の屈曲し始めを示す図。 本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置の屈曲姿勢を示す図。 従来技術のケーブル類保護案内装置のリンク側板を示す図。
本発明は、左右に離間配置した一対のリンク側板とこの一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部と前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が、後続するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、後続するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることによって、一のリンク側板の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して一のリンク側板の第1屈曲外周端面の摩擦粉が生じることを防止するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
または、一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が、一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることによって、一のリンク側板の第1屈曲外周端面が支持体の支持面に対して摺動することを防止して一のリンク側板の第1屈曲外周端面の摩擦粉が生じることを防止するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本発明のケーブル類保護案内装置に用いるリンク側板の具体的な素材は、エンジニアリング樹脂などの合成樹脂、または、アルミニウムなどの金属のいずれであっても良く、また、リンク側板の具体的な形状は、リンク枠体の一部を構成するとともにケーブル長手方向にそれぞれ連結してリンク枠体内に挿通したケーブル類をケーブル固定端とケーブル移動端との間でケーブル長手方向に曲げ返して相対的に移動させることが可能であれば、如何なる形状であっても何ら構わない。
また、ケーブル類は、可撓性の線状体であれば、いかなるものでもよく、例えば、機械において、電力の供給や信号の伝達を行う電気ケーブル、および、流体を含む物質を導くホース等を含む。
以下に、本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100について、図1乃至図8に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100の概略正面図であり、図2は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100の斜視図であり、図3は、本発明の第1実施例の第2リンク側板120を外側から見た斜視図であり、図4は、本発明の第1実施例の第2リンク側板120を内側から見た斜視図であり、図5は、本発明の第1実施例の第2リンク側板120を外側から見た図であり、図6は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100の直線姿勢を示す図であり、図7は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100の屈曲し始めを示す図であり、図8は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100の屈曲姿勢を示す図である。
本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、図1乃至図8に示すように、ケーブル類Cを備える機械(図示されず)に備えられて、このケーブル類Cを保護するとともに案内するために使用される。
前記機械は、例えば、半導体製造装置、創薬試験装置、車両用ドア開閉装置または工作機械である。
ケーブル類保護案内装置100は、左右に離間配置した一対のリンク側板である第1リンク側板110および第2リンク側板120とこの第1リンク側板110および第2リンク側板120のケーブル屈曲外周側を架橋した第1連結アーム130と第1リンク側板110および第2リンク側板120のケーブル屈曲内周側を架橋した第2連結アーム140とで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類Cをケーブル固定端E2からケーブル移動端E1へ向かって収納案内して支持体150の支持面151と接触した直線姿勢と支持面151から離間した屈曲姿勢とを呈するように構成されている。
具体的には、図1に示すように、ケーブル類保護案内装置100のケーブル固定端E2が取り付け部103を介して前記機械の静止部と接続され、ケーブル類保護案内装置100のケーブル移動端E1が取り付け部103を介して前記機械の可動部と接続され、ケーブル類保護案内装置100は、可動部と静止部との間でのケーブル類Cの移動に応じて、全体または局所的に、直線姿勢または屈曲姿勢をとることができるように、可撓性を有している。
ケーブル類保護案内装置100は、長手方向に配列されて屈曲可能に連結された複数のリンク列102から構成されるリンク列群101と、複数の第1連結アーム130、130…と、複数の第2連結アーム140、140…とを備えている。
各リンク列102は、互いに横方向に離間して配置された1対の第1、第2リンク板部110、120から構成される。
第1連結アーム130は、ケーブル屈曲外周側で一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120を連結するとともに、取り付け構造Aにより、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120に対して着脱可能である。
ここで、取り付け構造Aは、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120に形成されたヒンジ軸117、127と、第1連結アーム130の両端に形成されたフック131、131とから構成されている。
また、第2連結アーム140は、ケーブル屈曲内周側で一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120を連結するとともに、取り付け構造Bにより、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120に対して着脱可能である。
ここで、取り付け構造Bは、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120に形成された係合部118、128と、第2連結アーム140に形成されたアーム係合部141、141とから構成されている。
続いて、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120について説明する。
第1実施例では、一対の第1、第2リンク側板110、120のそれぞれ一の第2リンク側板120(第1リンク側板110)が、ケーブル長手方向で先行する第2リンク側板120’(第1リンク側板110’)に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部121(111)と、後続する第2リンク側板120”(第1リンク側板110”)に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部122(112)と、前方側板部121(111)と後方側板部122(112)との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部123(113)とで一体に構成されている。
ここで、一対の第1リンク側板110および第2リンク側板120はケーブル長手方向の軸を基準として左右対称となっているので、図3乃至図5を用いて第2リンク側板120について説明することとし、第1リンク側板110の詳しい説明は省略することとする。
また、本明細書では理解を容易にするために、一の第2リンク側板120に対して先行する第2リンク側板、すなわち、一の第2リンク側板120とケーブル長手方向前側で連結する第2リンク側板の符号を120’とし、一の第2リンク側板120に対して後続する第2リンク側板、すなわち、一の第2リンク側板120とケーブル長手方向後側で連結する第2リンク側板の符号を120”として説明する。
さらに、符号の「’」および「”」の付け方については先行する第2リンク側板120’中の部分および後続する第2リンク側板120”中の部分についても同様であり、位置や形状について一の第2リンク側板120中の部分の図示で理解できる場合は先行する第2リンク側板120’中の部分および後続する第2リンク側板120”中の部分の具体的な図示を省略することとする。
具体的に、第2リンク側板120には、ケーブル長手方向で隣接する第2リンク側板120’と連結するための第1連結構造N1〜第3連結構造N3が配設されている。
第1連結構造N1は、前方側板部121に設けられた第1嵌合凸部124aと、後方側板部122に設けられた第1嵌合凹部124bとから構成されており、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第1嵌合凸部124aと、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第1嵌合凹部124b’とが嵌合する。
同様に、第2連結構造N2は、前方側板部121に設けられた第2嵌合凹部124dと、後方側板部122に設けられた第2嵌合凸部124cとから構成されており、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第2嵌合凹部124dと、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第2嵌合凸部124c’とが嵌合する。
さらに、第3連結構造N3は、前方側板部121に設けられ爪が引っかかる形状に形成された第3嵌合凹部124fと、後方側板部122に設けられた爪形状の第3嵌合凸部124eとから構成されており、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第3嵌合凹部124fと、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第3嵌合凸部124e’とがこの第3嵌合凸部124e’の爪が引っかかるように嵌合する。
このようにして、複数の第2リンク側板120、120…がケーブル長手方向に連続して連結される。
さらに、第2リンク側板120には、ケーブル類保護案内装置100を直線姿勢に保持する直線姿勢保持構造N4と、ケーブル類保護案内装置100の屈曲姿勢を最大屈曲姿勢で規制する屈曲姿勢規制構造N5とが配設されている。
ここで、最大屈曲姿勢は、ケーブル類保護案内装置100が継ぎ手部123を基準として図6乃至図8に示す屈曲半径Rを半径として屈曲した姿勢である。
直線姿勢保持構造N4は、第1直線姿勢保持面125a〜第6直線姿勢保持面125fから構成されており、このうち、第1直線姿勢保持面125a、第2直線姿勢保持面125b、第3直線姿勢保持面125cおよび第4直線姿勢保持面125dは、後方側板部122に配設され、第5直線姿勢保持面125eおよび第6直線姿勢保持面125fは、前方側板部121に配設されている。
そして、直線姿勢のとき、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第6直線姿勢保持面125fが、先行する第2リンク側板120’の前方側板部121’の第5直線姿勢保持面125e’と面接触し、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第2直線姿勢保持面125bが、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第1直線姿勢保持面125a’と面接触し、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第4直線姿勢保持面125dが、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第3直線姿勢保持面125c’と面接触する。
これにより、ケーブル類保護案内装置100の直線姿勢を保持することができる。
また、屈曲姿勢規制構造N5は、第1屈曲姿勢規制面126a〜第6屈曲姿勢規制面126fから構成されており、このうち、第1屈曲姿勢規制面126a、第2屈曲姿勢規制面126b、第3屈曲姿勢規制面126cおよび第4屈曲姿勢規制面126dは、前方側板部121に配設され、第5屈曲姿勢規制面126eおよび第6屈曲姿勢規制面126fは、後方側板部122に配設されている。
そして、最大屈曲姿勢のとき、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第2屈曲姿勢規制面126bが、先行する第2リンク側板120’の前方側板部121’の第1屈曲姿勢規制面126a’と面接触し、一の第2リンク側板120の前方側板部121の第4屈曲姿勢規制面126dが、先行する第2リンク側板120’の前方側板部121’の第3屈曲姿勢規制面126c’と面接触し、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第6屈曲姿勢規制面126fが、先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第5屈曲姿勢規制面126e’と面接触する。
これにより、ケーブル類保護案内装置100の屈曲姿勢を規制することができる。
さらに、第1実施例では、図5に示すように、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが、後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、一の第2リンク側板120の第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が、後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”のケーブル長手方向中心M1よりケーブル長手方向前側に設けられている。
これにより、後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”が撓んでいない状態から撓んで後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”の略中心を回転中心として一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが移動する際、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との間に隙間S(図7および図8参照)が生じる。
また、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第2屈曲外周端面122bが、一の第2リンク側板120の継ぎ手部123の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第2リンク側板120の第2屈曲外周端面122bの円弧中心O2が、一の第2リンク側板120の継ぎ手部123のケーブル長手方向中心M2よりケーブル長手方向後側に設けられている。
これにより、屈曲姿勢となったときに一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと先行する第2リンク側板120’の後方側板部122’の第2屈曲外周端面122b’とが側視段差の無い状態で交差する。
さらに、第1屈曲外周端面122aの曲率半径r1および第2屈曲外周端面122bの曲率半径r2が、支持体150の支持面151からこの支持面151に接触している第2リンク側板120の継ぎ手部123までの長さである。
これにより、継ぎ手部123”が撓んでいない状態から撓んで継ぎ手部123”の略中心を回転中心として第1屈曲外周端面122aが移動する際、第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との間により確実に隙間S(図7および図8参照)が生じるとともに、直線姿勢のときおよび屈曲姿勢のときの第1屈曲外周端面122aおよび第2屈曲外周端面122b’で形成される屈曲外周縁がなめらかになる。
続いて、直線姿勢のときから最大屈曲姿勢になる際の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との関係について図6乃至図8を用いて詳しく説明する。
図6に示すように、ケーブル類保護案内装置100が直線姿勢のときは、第2リンク側板120の後方側板部122の屈曲外周側面が支持体150の支持面151とそれぞれ面接触している。
このとき、第2リンク側板120の後方側板部122の円弧状の第1屈曲外周端面122aは、この第1屈曲外周端面122aにおけるケーブル長手方向前側の部分で僅かに支持体150の支持面151と接触している。
図7に示すように、図6に示す状態からケーブル移動端E1(図1参照)が移動することにより、ケーブル長手方向前側から徐々に屈曲姿勢となる。
具体的には、一の第2リンク側板120と連結する後続の第2リンク側板120”の継ぎ手部123”が撓むことにより、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1直線姿勢保持面125aが、後続する第2リンク側板120”の後方側板部122”の第2直線姿勢保持面125b”から離間するとともに、後続する第2リンク側板120”の前方側板部121”の第1屈曲姿勢規制面126a”が、さらに後続する第2リンク側板(120)の前方側板部(121)の第2屈曲姿勢規制面(126b)に接近する。
ここで、上述したように円弧状の第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が、後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”のケーブル長手方向中心M1よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、一の第2リンク側板120が少しでも屈曲姿勢になると円弧状の第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が屈曲内周側である上方(支持体150から離間する側)へ移動して一の第2リンク側板120の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との間に隙間Sが生じる。
図8に示すように、図7に示す状態からケーブル移動端E1がさらに移動することにより、ケーブル長手方向前側がさらに屈曲姿勢となる。
具体的には、一の第2リンク側板120と連結する後続の第2リンク側板120”の継ぎ手部123”がさらに撓むことにより、一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1直線姿勢保持面125aが、後続する第2リンク側板120”の後方側板部122”の第2直線姿勢保持面125b”からさらに離間するとともに、後続する第2リンク側板120”の前方側板部121”の第1屈曲姿勢規制面126a”が、さらに後続する第2リンク側板(120)の前方側板部(121)の第2屈曲姿勢規制面(126b)と接触する。
この際、一の第2リンク側板120がさらに屈曲姿勢になり円弧状の第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が屈曲内周側である上方(支持体150から離間する側)へさらに移動して一の第2リンク側板120の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との間に生じた隙間Sが広くなる。
つまり、後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが支持体150の支持面151に対して摺動しない。
また、図8に示す屈曲姿勢から図6に示す直線姿勢に戻る際、後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”が撓んだ状態から元に戻り後続する第2リンク側板120”の継ぎ手部123”の略中心を回転中心として一の第2リンク側板120の後方側板部122が支持体150の支持面151と当接するまでの間で一の第2リンク側板120の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との間に隙間Sが生じている。
なお、ケーブル移動端E1側に直線姿勢をガイドするガイド部材(図示せず)がある場合には、ケーブル移動端E1側で直線姿勢から屈曲姿勢となるときにガイド部材と第2リンク側板120の後方側板部122の第2屈曲外周端面122bとの間に隙間Sが生じる。
つまり、後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との関係と同様の効果を得ることができる。
このようにして得られた第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、一対の第1、第2リンク側板110、120のそれぞれ一の第2リンク側板120(第1リンク側板)が、ケーブル長手方向で先行する第2リンク側板120’(第1リンク側板)に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部121と後続する第2リンク側板120”(第1リンク側板)に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部122と前方側板部121と後方側板部122との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部123とで一体に構成され、一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが、後続する第2リンク側板120”(第1リンク側板)の継ぎ手部123”の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の第1屈曲外周端面122aの円弧中心O1が、後続する第2リンク側板120”(第1リンク側板)の継ぎ手部123”のケーブル長手方向中心M1よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、後方側板部122の第1屈曲外周端面122aが支持体150の支持面151に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できるとともに後方側板部122の第1屈曲外周端面122aと支持体150の支持面151との摺動による騒音を防止できる。
また、一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の後方側板部122の第2屈曲外周端面122bが、一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の継ぎ手部123の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の第2屈曲外周端面122bの円弧中心O2が、一の第2リンク側板120(第1リンク側板)の継ぎ手部123のケーブル長手方向中心M2よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、屈曲外周縁をなめらかにすることができるとともに直線姿勢に戻る際に周囲の物が噛み込まれてしまうことを防止できる。
また、第1屈曲外周端面122aの曲率半径r1および第2屈曲外周端面122bの曲率半径r2が、支持体150の支持面151からこの支持面151に接触している第2リンク側板120(第1リンク側板)の継ぎ手部123までの長さであることにより、第1屈曲外周端面122aが支持体150の支持面151に対して摺動することをより確実に防止して摩擦粉が生じることを防止でき、外観をきれいにすることができるとともに外縁に物が引っかかることを防止できるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例であるケーブル類保護案内装置200について、図9乃至図12に基づいて説明する。
ここで、図9は、本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置200の概略正面図であり、図10は、本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置200の直線姿勢を示す図であり、図11は、本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置200の屈曲し始めを示す図であり、図12は、本発明の第2実施例のケーブル類保護案内装置200の屈曲姿勢を示す図である。
第2実施例のケーブル類保護案内装置200は、第1実施例のケーブル類保護案内装置100の第1リンク側板110および第2リンク側板120の形状をケーブル長手方向前後逆にしたものであり、多くの要素について第1実施例のケーブル類保護案内装置100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施例であるケーブル類保護案内装置200は、図9乃至図12に示すように、左右に離間配置した一対のリンク側板である第1リンク側板210および第2リンク側板220とこの第1リンク側板210および第2リンク側板220のケーブル屈曲外周側を架橋した第1連結アーム230と第1リンク側板210および第2リンク側板220のケーブル屈曲内周側を架橋した第2連結アーム(図示せず)とで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、リンク枠体内でケーブル類Cをケーブル固定端E2からケーブル移動端E1へ向かって収納案内して支持体250の支持面251と接触した直線姿勢と支持面251から離間した屈曲姿勢とを呈するように構成されている。
一対の第1リンク側板210および第2リンク側板220はケーブル長手方向の軸を基準として左右対称となっているので、図9乃至図12を用いて第1リンク側板210について説明することとし、第2リンク側板220の詳しい説明は省略することとする。
第2実施例では、一対の第1、第2リンク側板のそれぞれ一の第1リンク側板210が、ケーブル長手方向で先行する第1リンク側板210’に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部211と、後続する第1リンク側板210”に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部212と、前方側板部211と後方側板部212との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部213とで一体に構成されている。
さらに、一の第1リンク側板210の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aが、一の第1リンク側板210の継ぎ手部213の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第1リンク側板210の第1屈曲外周端面211aの円弧中心O3が、一の第1リンク側板210の継ぎ手部213のケーブル長手方向中心M3よりケーブル長手方向前側に設けられている。
これにより、一の第1リンク側板210の継ぎ手部213が撓んでいない状態から撓んで一の第1リンク側板210の継ぎ手部213の略中心を回転中心として一の第1リンク側板210の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aが移動する際、一の第1リンク側板210の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との間に隙間Sが生じる。
また、一の第1リンク側板210の前方側板部211の第2屈曲外周端面211bが、先行する第1リンク側板210’の継ぎ手部213’の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第1リンク側板210の第2屈曲外周端面211bの円弧中心O4が、先行する第1リンク側板210’の継ぎ手部213’のケーブル長手方向中心M4よりケーブル長手方向後側に設けられている。
これにより、屈曲姿勢となったときに一の第1リンク側板210の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aと先行する第1リンク側板210’の前方側板部211’の第2屈曲外周端面211b’とが側視段差の無い状態で交差する。
続いて、直線姿勢のときから最大屈曲姿勢になる際の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との関係について図10乃至図12を用いて詳しく説明する。
図10に示すように、ケーブル類保護案内装置200が直線姿勢のときは、第1リンク側板210の前方側板部211の屈曲外周側面が支持体250の支持面251とそれぞれ面接触している。
このとき、第1リンク側板210の前方側板部211の円弧状の第1屈曲外周端面211aは、この第1屈曲外周端面211aにおけるケーブル長手方向前側の部分で僅かに支持体250の支持面251と接触している。
図11に示すように、図10に示す状態からケーブル移動端E1が移動することにより、ケーブル長手方向前側から徐々に屈曲姿勢となる。
ここで、円弧状の第1屈曲外周端面211aの円弧中心O3が、一の第1リンク側板210の継ぎ手部213のケーブル長手方向中心M3よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、一の第1リンク側板210が少しでも屈曲姿勢になると円弧状の第1屈曲外周端面211aの円弧中心O3が屈曲内周側である上方(支持体250から離間する側)へ移動して一の第1リンク側板210の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との間に隙間Sが生じる。
図12に示すように、図11に示す状態からケーブル移動端E1がさらに移動することにより、ケーブル長手方向前側がさらに屈曲姿勢となる。
この際、一の第1リンク側板210がさらに屈曲姿勢になり一の第1リンク側板210の円弧状の第1屈曲外周端面211aの円弧中心O3が屈曲内周側である上方(支持体250から離間する側)へさらに移動して一の第1リンク側板210の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との間に生じた隙間Sが広くなる。
つまり、前方側板部211の第1屈曲外周端面211aが支持体250の支持面251に対して摺動しない。
また、図12に示す屈曲姿勢から図10に示す直線姿勢に戻る際、一の第1リンク側板210の継ぎ手部213が撓んだ状態から元に戻り一の第1リンク側板210の継ぎ手部213の略中心を回転中心として一の第1リンク側板210の前方側板部211が支持体250の支持面251と当接するまでの間で一の第1リンク側板210の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との間に隙間Sが生じている。
このようにして得られた第2実施例であるケーブル類保護案内装置200は、一対の第1、第2リンク側板210、220のそれぞれ一の第1リンク側板210(第2リンク側板)が、ケーブル長手方向で先行する第1リンク側板210’(第2リンク側板)に連結してケーブル屈曲外周側を形成する前方側板部211と後続する第1リンク側板210”(第2リンク側板)に連結してケーブル屈曲内周側を形成する後方側板部212と前方側板部211と後方側板部212との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部213とで一体に構成され、一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の前方側板部211の第1屈曲外周端面211aが、一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の継ぎ手部213の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の第1屈曲外周端面211aの円弧中心O3が、一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の継ぎ手部213のケーブル長手方向中心M3よりケーブル長手方向前側に設けられていることにより、前方側板部211の第1屈曲外周端面211aが支持体250の支持面251に対して摺動することを防止して摩擦粉が生じることを防止できるとともに、前方側板部211の第1屈曲外周端面211aと支持体250の支持面251との摺動による騒音を防止できる。
また、一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の前方側板部211の第2屈曲外周端面211bが、先行する第1リンク側板210’(第2リンク側板)の継ぎ手部213’の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、この一の第1リンク側板210(第2リンク側板)の第2屈曲外周端面211bの円弧中心O4が、先行する第1リンク側板210’(第2リンク側板)の継ぎ手部213’のケーブル長手方向中心M4よりケーブル長手方向後側に設けられていることにより、屈曲外周縁をなめらかにすることができるとともに直線姿勢に戻る際に周囲の物が噛み込まれてしまうことを防止できるなど、その効果は甚大である。
100、 200 ・・・ ケーブル類保護案内装置
110、 210 ・・・ 第1リンク側板
111、 211 ・・・ 前方側板部
211a ・・・ 第1屈曲外周端面
211b ・・・ 第2屈曲外周端面
112、 212 ・・・ 後方側板部
113、 213 ・・・ 継ぎ手部
117 ・・・ ヒンジ軸
118 ・・・ 係合部
120、 220 ・・・ 第2リンク側板
121 ・・・ 前方側板部
122 ・・・ 後方側板部
122a ・・・ 第1屈曲外周端面
122b ・・・ 第2屈曲外周端面
123 ・・・ 継ぎ手部
124a ・・・ 第1嵌合凸部(N1)
124b ・・・ 第1嵌合凹部(N1)
124c ・・・ 第2嵌合凸部(N2)
124d ・・・ 第2嵌合凹部(N2)
124e ・・・ 第3嵌合凸部(N3)
124f ・・・ 第3嵌合凹部(N3)
125a ・・・ 第1直線姿勢保持面(N4)
125b ・・・ 第2直線姿勢保持面(N4)
125c ・・・ 第3直線姿勢保持面(N4)
125d ・・・ 第4直線姿勢保持面(N4)
125e ・・・ 第5直線姿勢保持面(N4)
125f ・・・ 第6直線姿勢保持面(N4)
126a ・・・ 第1屈曲姿勢規制面(N5)
126b ・・・ 第2屈曲姿勢規制面(N5)
126c ・・・ 第3屈曲姿勢規制面(N5)
126d ・・・ 第4屈曲姿勢規制面(N5)
126e ・・・ 第5屈曲姿勢規制面(N5)
126f ・・・ 第6屈曲姿勢規制面(N5)
127 ・・・ ヒンジ軸
128 ・・・ 係合部
130、 230 ・・・ 第1連結アーム
131 ・・・ フック
140 ・・・ 第2連結アーム
141 ・・・ アーム係合部
150、 250 ・・・ 支持体
151、 251 ・・・ 支持面
500 ・・・ ケーブル類保護案内装置
510 ・・・ リンク側板
511 ・・・ 直線状部
512 ・・・ 円弧状部
520 ・・・ 継ぎ手部材
530 ・・・ 支持体
531 ・・・ 支持面
C ・・・ ケーブル類
E1 ・・・ ケーブル移動端
E2 ・・・ ケーブル固定端
M1 ・・・ (第1実施例の後続の継ぎ手部のケーブル長手方向)中心
M2 ・・・ (第1実施例の継ぎ手部のケーブル長手方向)中心
M3 ・・・ (第2実施例の継ぎ手部のケーブル長手方向)中心
M4 ・・・ (第2実施例の先行の継ぎ手部のケーブル長手方向)中心
M5 ・・・ (従来技術の継ぎ手部材のケーブル長手方向)中心
O1 ・・・ (第1実施例の第1屈曲外周端面の)円弧中心
O2 ・・・ (第1実施例の第2屈曲外周端面の)円弧中心
O3 ・・・ (第2実施例の第1屈曲外周端面の)円弧中心
O4 ・・・ (第2実施例の第2屈曲外周端面の)円弧中心
O5 ・・・ (従来技術の円弧状部の)円弧中心
R ・・・ 屈曲半径
r1 ・・・ (第1屈曲外周端面の)曲率半径
r2 ・・・ (第2屈曲外周端面の)曲率半径
r3 ・・・ (従来技術の円弧状部の)曲率半径
S ・・・ 隙間

Claims (5)

  1. 左右に離間配置した一対のリンク側板と該一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、前記リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、
    前記一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、前記ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する後方側板部と前記前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、
    前記一のリンク側板の後方側板部の第1屈曲外周端面が、前記後続するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、前記後続するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記一のリンク側板の後方側板部の第2屈曲外周端面が、前記一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、前記一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 左右に離間配置した一対のリンク側板と該一対のリンク側板のケーブル屈曲外周側およびケーブル屈曲内周側にそれぞれ架橋した連結アームとで構成されるリンク枠体をケーブル長手方向にそれぞれ多数連結して、前記リンク枠体内でケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって収納案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、
    前記一対のリンク側板のそれぞれ一のリンク側板が、前記ケーブル長手方向で先行するリンク側板に連結してケーブル屈曲外周側を形成する前方側板部と後続するリンク側板に連結してケーブル屈曲内周側を形成する後方側板部と前記前方側板部と後方側板部との間に介在して屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、
    前記一のリンク側板の前方側板部の第1屈曲外周端面が、前記一のリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第1屈曲外周端面の円弧中心が、前記一のリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向前側に設けられていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  4. 前記一のリンク側板の前方側板部の第2屈曲外周端面が、前記先行するリンク側板の継ぎ手部の位置に対応したケーブル屈曲外周に円弧状に配設されているとともに、該一のリンク側板の第2屈曲外周端面の円弧中心が、前記先行するリンク側板の継ぎ手部のケーブル長手方向中心よりケーブル長手方向後側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記第1屈曲外周端面の曲率半径および第2屈曲外周端面の曲率半径が、前記支持体の支持面から該支持面に接触しているリンク側板の継ぎ手部までの長さであることを特徴とする請求項2または請求項4に記載のケーブル類保護案内装置。
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