JP2013163948A - 壁装用コーナー材及びその成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出隅部や入隅部等のコーナー部を良好な状態に施工することができる壁装用コーナー材及びその成形方法を提供する。
【解決手段】壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4を、出隅部における2つの壁面が交わるコーナー部の角度に合わせて折り曲げる。壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4と、コーナー部の角部とを真っ直ぐに一致させて、左右の平板3を2つの壁面に沿って接着剤6にて仮接着すれば、コーナー部を鋭角に出すことができる。コーナー部に貼着した壁装用コーナー材1の上から、該壁装用コーナー材1に含まれる無機鉱物Zと、同質又は同類の無機鉱物Zが含まれるパテを塗り付けて、コーナー部の表面を段差がない平坦な状態に下地仕上げした後、壁装材を、壁装用コーナー材1の上からコーナー部に貼り付けて、出隅部のコーナー部を鋭角に仕上げ施工する。
【選択図】図2

Description

この発明は、建物の出隅部や入隅部等のコーナー部を壁装材にて仕上げ施工する際、そのコーナー部を良好な状態に施工する際に用いられる壁装用コーナー材及びその成形方法に関する。
従来、上述のコーナー部を仕上げ施工する際、例えば石膏ボード等で構成される壁材の表面に、壁紙や布地、合成樹脂クロス等の壁装材を貼り付ける施工方法が主として用いられている。この場合、壁材である石膏ボードのつなぎ部分等の表面は凹凸が多いので、上述の壁装材を貼り付ける場合、予めパテ等で平坦な表面に仕上げてから貼り付けているが、出隅部や入隅部等のコーナー部は、尖った稜線部分があるため、パテ等により仕上げ施工することが困難であった。
そこで、コーナー部を平坦に仕上げるために工夫がなされた下記特許文献1のコーナー材が提案されている。
特許文献1のコーナー材は、合成樹脂で形成した帯状シートの幅方向中央部に、該帯状シートに沿って長手方向に蝶番部が成形されている。即ち、このコーナー材を蝶番部に沿って屈曲させ、2つの壁面が交わるコーナー部に沿って両面粘着テープや接着剤等によって貼り付け、その上から壁紙やクロス等の壁装材を壁面に貼り付けてコーナー部の仕上げ施工を行なっていた。
しかし、上述のコーナー材は、その中央部分を軟質合成樹脂によって成形して屈曲を可能としたものであるが、特に冬期等の低温時は軟質合成樹脂部が硬くなり、施工時にコーナー材を蝶番部にて屈曲させて平板部を壁面に配設した際、蝶番部における復元力によって平板部が壁面から剥がれてしまうという問題があった。このため、パテや接着剤によって平板部が壁面に確実に接着されるまで、コーナー材を保持しておかなければならず、施工作業に手間が掛かっていた。
特許第2882751号
この発明は、建物の出隅部や入隅部等のコーナー部を良好な状態に施工することができる壁装用コーナー材及びその成形方法を提供することを目的とする。
この発明は、2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材であって、前記壁装用コーナー材を、無機鉱物が50重量%以上含まれる帯状のシートで構成し、該シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面の幅方向中央部に、該シートを厚み方向に加圧してなる溝条の折り曲げ罫線を該シートに沿って長手方向に付設し、該折り曲げ罫線の両側部に連設した左右の平板を、該折り曲げ罫線に沿って表裏両方向に対して折り曲げ可能に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、建物の出隅部や入隅部等のコーナー部を良好な状態に施工することができる。
詳述すると、壁装用コーナー材の折り曲げ罫線を、2つの壁面が交わるコーナー部の角度に合わせて折り曲げる。壁装用コーナー材の折り曲げ罫線と、コーナー部の角部とを真っ直ぐに一致させて、左右の平板を、コーナー部をなす2つの壁面に沿って貼着するので、コーナー部を鋭角に出すことができる。
これにより、例えば壁紙や布地、合成樹脂クロス等の壁装材を、コーナー部に貼着した壁装用コーナー材の上から該コーナー部に沿って綺麗に貼着することができる。
また、壁装用コーナー材は、無機鉱物が50重量%以上含まれるシートで構成しているので、例えば壁装用コーナー材に含まれる無機鉱物と、同質又は同類の無機鉱物が含まれる壁装用接着剤のパテとの接着性が良く、特に、シートの表面に無機鉱物か露出していれば、パテとの接着性がより高くなる。
したがって、上述のパテを用いれば、壁装用コーナー材を、コーナー部と対応する折り曲げ角度に折り曲げたまま、コーナー部をなす2つの壁面に対して強固に貼着することができる。
また、パテの成分は、例えば重炭酸カルシウム60%、酢酸ビニール樹脂35%、その他の添加物5%である。つまり、パテは、壁装用コーナー材を構成する主成分の無機鉱物と同質又は同類であるため、壁装用コーナー材との密着性、混合性、接着性が良い。
さらに、例えば壁紙や布地、合成樹脂クロス等の壁装材を、コーナー部に貼着した壁装用コーナー材の上から、該コーナー部をなす2つの壁面に対して強固に接着することができるので、貼着後の壁装材に、例えば浮き上がりや剥離等が発生することを確実に防止できる。
また、上述のパテを、コーナー部に貼着した壁装用コーナー材の上に塗り付けることにより、コーナー部の表面をパテにて平坦に下地仕上げすることができるとともに、コーナー部を鋭角に出すことができる。
この結果、建物の出隅部や入隅部等のコーナー部に沿って上述の壁装材を鋭角に貼着することができ、良好な状態に施工することができる。
なお、上記パテ以外の接着剤等の壁装用接着剤を用いて、壁装用コーナー材をコーナー部に貼着してもよい。
また、無機鉱物が含まれる壁装用コーナー材は、例えば市販のプラスチック製コーナー材に比べて線膨張係数が小さく、コーナー部と対応する長さや幅に切断する際、ハサミやナイフ等の切断具にて厚紙を切るよりも簡単且つ容易に所望する寸法に切断することができる。
市販のプラスチック製コーナー材は、冬期等の低温状況において切断時に割れたり、寸法通りに切断できないことがあるが、無機鉱物を含有する壁装用コーナー材は、低温状況でも上述の切断具を用いて、割れを生じさせることなく、寸法通りに切断することが容易であり、切断時に大きな力を必要としないため、施工時の作業性が向上する。
例えば出隅部と入隅部とが近接しており、幅広の壁装用コーナー材を貼着するためのスペースを確保することができなくても、上述の切断具にて容易に切断できるため、壁装用コーナー材の一方又は両方の平板を長手方向に切断すれば、壁装用コーナー材の幅よりも狭い部分に対して貼着が許容される寸法に幅調整することができる。
また、無機鉱物が50重量%以上含まれる壁装用コーナー材は、燃焼時の燃焼カロリーが紙の約半分程度であり、有毒ガスを発生せず、自然環境に及ぼす影響が少ないだけでなく、市販のプラスチック製コーナー材に比較して、燃焼時のCO排出量を約60%〜約70%削減することができる。
また、壁装用コーナー材の切屑は、50重量%以上が無機鉱物で構成されているため、一般ゴミとして廃棄処理することができる。
さらに、長年経過し、古くなった建物を壊す場合、コーナー部に貼着された無機鉱物が50重量%以上含まれる壁装用コーナー材は、プラスチック製コーナー材よりも自然環境に及ぼす影響が少ない。
また、折り曲げ罫線を、シートの一方の面に付設すれば、壁装用コーナー材の表裏両方向への折り曲げ可能な柔軟性が得られるが、シートの両方の面に付設すれば、表裏両方向に対して同等の柔軟性及び折り曲げ性が得られるだけでなく、一方の面に付設するよりも、折り曲げ前の状態に復帰しようとする復元力が低下するので、特許文献1のコーナー材よりも柔軟性がさらに向上する。
さらに、本発明の壁装用コーナー材は、冬期の低温時でも折り曲げ性が殆ど変化しない利点がある。
つまり、壁装用コーナー材に付設した折り曲げ罫線は、市販のプラスチック製コーナー材に付設された折り曲げ罫線よりも強度及び折り曲げ性に優れおり、折り曲げ前の状態に復帰する復元力が小さいため、コーナー部と対応する角度に折り曲げた状態を維持することができる。かつ、表裏両面のいずれの方向にも折り曲げ可能であるので、出隅部や入隅部のいずれのコーナー部にも貼着することができる。
この発明の態様として、前記平板に、該平板の厚み方向に貫通する多数の孔部を形成するとともに、該各孔部を、前記平板に沿って長手方向に所定間隔を隔てて配列することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材を、コーナー部の壁面に対して強固に貼着することができる。
詳述すると、例えばパテを、コーナー部に貼着した壁装用コーナー材の上から塗り付けた際、平板の孔部に入り込んだパテが、コーナー部の壁面にも塗り付けられるので、そのパテの接着力によって、壁装用コーナー材を、コーナー部をなす2つの壁面に対して強固に貼着することができる。
この結果、壁装用コーナー材を、建物の出隅部や入隅部等のコーナー部に沿って鋭角に貼着することができる。
また、この発明の態様として、前記平板の表裏両面のうち少なくとも一方の面に、多数の微細な凹部と凸部のいずれか一方、あるいは、多数の微細な凹部及び凸部の両方を付設することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材の貼着状態を保つのに必要な大きな接着力が得られる。
詳述すると、平板に付設した凹部や凸部に、例えばパテや接着剤等の壁装用接着剤が絡み付きやすいので、その壁装用接着剤を平坦な面に塗布するよりも、平板に対する壁装用接着剤の接着性が高く、壁装用コーナー材や壁装材の貼着状態を保つのに必要な大きな接着力が得られる。
上述の凹部や凸部を付設する付設方法としては、例えばワイヤーブラシにて平板表面を引っ掻くようにして加工する方法と、40番〜100番程度のサンドペーパーにて平板表面を擦るようにして加工する方法と、硬質の粒子を吹き付けるサンドブラストにて平板表面を削るようにして加工する方法と、多数の凸部が周面に設けられたローラにて平板表面を押圧するようにして加工する方法等が挙げられる。これらの方法を機械的に行えば、凹部や凸部を容易に加工することができる。
つまり、上述の方法から選択したいずれか一つの方法にて凹部や凸部を平板表面に加工すれば、その凹部や凸部の表面に、壁装用コーナー材に含まれる無機鉱物が露出するため、上述の壁装用接着剤が凹部や凸部の表面に露出する無機鉱物に絡み付きやすく、該壁装用接着剤による接着性が向上する。
上述の凹部は、例えば溝部や穴部、窪み部等で構成することができる。凸部は、例えばバリや突起等で構成することができる。
また、この発明の態様として、前記平板に付設する前記凹部及び前記凸部の付設面積を、単位面積当り10%以上となるように設定することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材の貼着状態を保つのに必要な接着力が得られる。
詳述すると、凹部や凸部の付設面積を、例えば1cmを単位面積として、該単位面積当り10%以下に設定すると、例えばパテや接着剤等の壁装用接着剤が絡み付きにくくなるので、壁装用コーナー材や壁装材の貼着状態を保つのに必要な接着力が得られない。
ところが、凹部や凸部の付設面積を10%以上に設定すれば、上述の壁装用接着剤が絡み付きやすくなり、壁装用接着剤の接着力が凹部や凸部を付設した部分全体に作用するため、接着性が向上し、壁装用コーナー材や壁装材の貼着状態を保つのに必要な大きな接着力が得られる。
また、この発明の態様として、前記平板に形成した孔部の内周面を、前記平板の前記壁面に貼着される一方の面から該平板の他方の面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ面に形成することができる。
この発明によれば、壁装材を、コーナー部に沿って綺麗に貼着することができ、該コーナー部を良好な状態に仕上げ施工することができる。
詳述すると、平板に形成した孔部は、壁面と対向する一方の面から他方の面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ形状を有しているので、パテ等の壁装用接着剤が孔部の奥まで入り込みやすく、また、孔部内に入り込んだ状態に保持されるため、壁装用接着剤による接着力が平板と壁面とが分離される方向に対して積極的に付与されることになる。
これにより、コーナー部に対する壁装用コーナー材の接着性が向上する。また、壁装用コーナー材に対する壁装材の接着性も向上する。
この結果、平板が壁面から剥がれたり、浮き上がったりすることを防止できる。また、孔部の内周面に無機鉱物か露出していれば、パテとの接着性がより高くなる。
なお、テーパ面の傾斜角度は、5度〜80度の範囲に含まれる角度に設定することが好ましい。
この結果、上述の壁装材をコーナー部に貼着する際、該コーナー部に貼着した壁装用コーナー材の貼着位置が変位することを確実に防止できる。
また、この発明の態様として、前記平板の前記壁面に貼着される面に、該平板を該壁面に対して接着する接着手段を設けることができる。
この発明によれば、コーナー部の下地仕上げ時において、コーナー部に貼着された壁装用コーナー材の貼着位置が変位することを防止できる。
詳述すると、壁装用コーナー材を、コーナー部に沿って貼着する際、左右の平板を、コーナー部をなす2つの壁面に対して押し付けるとともに、その平板と壁面との対向面を、例えば接着剤や粘着剤、両面粘着テープ等の接着手段にて仮接着する。
この結果、コーナー部の表面を、壁装用接着剤にて平坦に下地仕上げする施工作業が完了するまで、壁装用コーナー材をコーナー部に対して仮接着しおくことができる。
また、この発明の態様として、前記シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面に、該シートに沿って長手方向に所定間隔を隔てて目盛り線を付設することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材を、コーナー部と対応する長さに正確に切って使用することができる。
詳述すると、例えば巻尺や物差等の計測工具を使わなくても、壁装用コーナー材に付設した目盛り線を利用して、コーナー部の寸法を正確に計測することができる。その計測した目盛り線の位置で、壁装用コーナー材を、上述の切断具にてコーナー部と対応する長さに切って貼着するので、壁装用コーナー材を無駄なく有効に使用することができる。
この結果、コーナー部の施工時において、壁装用コーナー材の廃棄量が少なくて済み、施工コストの低減を図ることができる。
また、この発明の態様として、前記折り曲げ罫線を、前記シートに付設される折り曲げ罫線の深さより低い凸状部を、該折り曲げ罫線の底部に沿って長手方向に配列し、該折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分を基準として、該部分から離れるに従って徐々に浅くなる溝形状に形成し、前記折り曲げ罫線の幅を、前記シートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成し、前記折り曲げ罫線の深さを、前記シートの肉厚を基準として、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに形成し、前記凸状部の高さを、前記折り曲げ罫線の深さを基準として、5%〜95%の範囲に含まれる高さに形成することができる。
この発明によれば、強度及び折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線が付設された折り曲げ罫線入りシートを得ることができる。
詳述すると、シートに付設される折り曲げ罫線を、該折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分を基準として、該部分から離れるに従って徐々に浅くなる溝形状に形成する。かつ、折り曲げ罫線の深さより低い凸状部を、折り曲げ罫線の底部に形成するとともに、該折り曲げ罫線の底部に沿って長手方向に配列する。
折り曲げ罫線の幅は、シートの肉厚を基準として1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成する。折り曲げ罫線の深さは、シートの肉厚を基準として0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに形成する。凸状部の高さは、折り曲げ罫線の深さより低く、折り曲げ罫線の深さを基準として5%〜95%の範囲に含まれる高さに形成する。
折り曲げ罫線の幅及び深さはシートの肉厚によって異なるが、シートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅と、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに設定するのが望ましい。
つまり、折り曲げ罫線の幅は、シートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に設定することができる。
折り曲げ罫線の幅を1.5倍以下に狭く設定すると、シートを、折り曲げ罫線が表側となるようにして折り曲げた際、折り曲げ罫線の曲率半径(アール)が小さくなるので、例えばヒビや割れ等が発生しやすくなる。
折り曲げ罫線の深さは、シートの肉厚を基準として、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに設定することができる。
折り曲げ罫線の深さを0.4倍以下に浅く設定すると、上述とは反対に折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部の肉厚が厚くなるので、シート自体の復元力や反発力が大きくなり、折り曲げ罫線の折り曲げ性が悪くなる。
また、折り曲げ罫線の深さを0.95倍以上に深く設定すると、折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部の肉厚が薄くなるので、シート自体の復元力や反発力が小さくなる。
このため、シートを所望する方向及び曲率に折り曲げ易くすることができるが、例えば破れや穴等が発生する確率が高くなる。
折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部の平均肉厚は、シートの肉厚によって左右されるが、その残厚部の肉厚は、シートの肉厚を基準として、15%〜40%の範囲に含まれる肉厚に設定することが望ましい。
残厚部の肉厚を15%以下の薄さに設定すると、残厚部の剛性が弱くなるので、その部分から破れやすくなり、加工精度の関係で穴が発生する確率が高くなる。
また、残厚部の肉厚を40%以上の厚さに設定すると、残厚部の剛性が強くなるので、折り曲げ罫線の折り曲げ性が悪くなる。
凸状部は、折り曲げ罫線の肉厚が薄い部分を補強するために設けられており、折り曲げ罫線の肉厚が薄い底部に沿って長手方向に対して連続的又は間欠的に設けている。
凸状部の幅や高さ、ピッチは、折り曲げ性に優れた折り曲げ罫線を得る上で重要である。つまり、凸状部の例えば幅、長さ等の割合を調整することで、折り曲げ罫線の肉厚が薄い部分の曲げ強度の強弱を調整することができる。
すなわち、凸状部は、折り曲げ罫線の長手方向の平均肉厚を厚くして、折り曲げ罫線が柔らかく曲がり、折り曲げ性に優れた強度の罫線構造を得るものである。
凸状部の高さは、折り曲げ罫線の深さを基準として、5%〜95%の範囲に含まれる高さに形成することが望ましい。
凸状部の高さを5%以下に低く設定すると、折り曲げ罫線の肉厚が薄い部分の曲げ強度を調整する効果が大幅に低下する。
凸状部の幅は、折り曲げ罫線の長手方向に配列される凸状部のピッチによって変化するが、シートの肉厚を基準として、1倍〜10倍の範囲に含まれる幅に形成することが望ましい。また、凸状部を、折り曲げ罫線の長手方向に対して15度〜90度の範囲に含まれる角度に交差してもよい。
また、この発明の態様として、前記シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面に付設した折り曲げ罫線の底部に、該底部に形成した凸状部と該凸状部よりも低い凹状部とを該折り曲げ罫線に沿って長手方向に配列することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材の表側に向けて折り曲げられたた折り曲げ罫線上に貼着される壁装材に破れが生じることを防止できる。
詳述すると、例えば特許文献1のコーナー材の蝶番部を表側に向けて折り曲げると、そのコーナー材の上に貼着される壁装材が、蝶番部の表側に露出する滑らかな面に沿って密着され、その密着した面全体にパテや接着剤等の接着力が作用するため、蝶番部の上に貼着された壁装材の角部分に大きな引っ張り力が付与される。
したがって、蝶番部と対応する壁装材の角部分に、例えば破れや皺等が発生しやすく、壁装材をコーナー部に沿って良好な状態に貼着することができないという問題があった。また、蝶番部のR面が後述する半径0.2mmであっても、上述のような問題が起きる。
これに対して、本発明の壁装用コーナー材は、折り曲げ罫線の底部と凸状部とを長手方向に向けて凹凸状に配列しているので、出隅部のコーナー部等に折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げた際、その壁装用コーナー材の上に貼着される壁装材が、折り曲げ罫線の凹凸状を有するR面に対して部分的に接触することになる。
この結果、壁装材に付与される引っ張り力が小さく、折り曲げ罫線上に貼着される壁装材に、例えば破れや皺等が発生することを防止できるとともに、壁装材をコーナー部に沿って良好な状態に貼着することができる。
また、この発明の態様として、前記壁装用コーナー材を前記折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げた部分に形成されるR面部を、半径0.2mm以上に設定することができる。
この発明によれば、壁装材を、壁装用コーナー材の表側に露出する折り曲げ罫線が覆われるように施工した際、該折り曲げ罫線と対応する部分に破れが生じることを防止できる。
詳述すると、壁装用コーナー材を、例えば出隅部のコーナー部に貼着する際、壁装用コーナー材を折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げて貼着するが、その折り曲げ罫線の表側に露出するR面部を半径0.2mm以上に設定しているので、壁装用コーナー材の表側に露出する折り曲げ罫線と対応する壁装材の貼着部分に破れが生じることを防止できる。
この結果、壁装材を、コーナー部に貼着された壁装用コーナー材に沿って綺麗に貼着することができる。
また、この発明の態様として、前記シートの肉厚を、0.2mm〜0.8mm程度の範囲に含まれる肉厚に形成することができる。
この発明によれば、強度及び折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線をシートに付設することができる。
詳述すると、シートの肉厚を0.2mm以下に設定すると、剛性が弱くなるためコーナー部の補強に適さない。また、シートの肉厚を0.8mm以上に設定すれば、剛性が強くなるので、折り曲げ罫線の折り曲げ性が悪くなるだけでなく、上述の壁装材を貼着した際に段差ができるため、コーナー部の見栄えが悪くなる。
また、この発明は、2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材の成形方法であって、無機鉱物が50重量%以上含まれる帯状のシートを厚み方向に加圧する上下一対の成形ローラのうち少なくとも一方のローラの周面に、該シートに対して溝条の折り曲げ罫線を付設するための罫線刃を周設し、前記成形ローラの罫線刃を前記シートの厚み方向に押し付けるとともに、前記上下一対の成形ローラにて前記シートを長手方向に搬送しながら、前記折り曲げ罫線を前記シートの幅方向中央部に対して長手方向に連続して付設することを特徴とする。
この発明によれば、接着性及び折り曲げ性に優れた壁装用コーナー材を安価に製造することができる。
詳述すると、例えば成形ローラに設けた折り曲げ罫線と対応する刃先形状の罫線刃を、帯状に連続するシートの厚み方向に押し付けるとともに、上下一対の成形ローラにて長手方向に搬送しながら、溝条の折り曲げ罫線をシートの幅方向中央部に対して長手方向に連続して付設する。
これにより、折り曲げ罫線を、シートの一方の面に付設すれば、壁装用コーナー材の表裏両方向への折り曲げ可能な柔軟性が得られるが、シートの両方の面に付設すれば、表裏両方向に対して同等の柔軟性及び折り曲げ性が得られる。
この結果、出隅部や入隅部等のコーナー部を鋭角に出す作業の両方に用いることができる。
この発明によれば、出隅部や入隅部等のコーナー部を良好な状態に施工することができる。
折り曲げ罫線が付設された壁装用コーナー材の拡大平面図。 図1に示す壁装用コーナー材の構成説明図。 折り曲げ罫線の構成説明図。 図3に示す折り曲げ罫線のX2−X2端面断面図。 平板に付設された溝部の構成説明図。 出隅部のコーナー部を鋭角に出すための施工方法の説明図。 入隅部のコーナー部を鋭角に出すための施工方法の説明図。 折り曲げ罫線を表裏に付設した壁装用コーナー材の他の構成説明図。 ローラ型成形機による折り曲げ罫線の表裏付設方法の説明図。 溝部を他のパターンに形成した他の例の説明図。 孔部を丸以外の孔形状に形成した他の例の説明図。 折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げた状態の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は折り曲げ罫線4が付設された壁装用コーナー材1の拡大平面図である。
図2は図1に示す壁装用コーナー材1の構成説明図である。詳述すると、図2[a]は図1に示す壁装用コーナー材1の部分拡大平面図、図2[b]は[a]に示す壁装用コーナー材1のY−Y端面断面図である。
図3は折り曲げ罫線4の構成説明図である。詳述すると、図3[a]は図2に示す折り曲げ罫線4の部分拡大平面図、図3[b]は[a]に示す折り曲げ罫線4のX1−X1端面断面図である。図4は図3[a]に示す折り曲げ罫線4のX2−X2端面断面図である。
実施形態の壁装用コーナー材1は、粉末状の無機鉱物Zが50重量%以上含まれる帯状のシート2(ストーンペーパー)と、該シート2の幅方向B中央部に付設した折り曲げ罫線4と、該折り曲げ罫線4によって表裏両方向に対して折り曲げ可能に連設された左右の平板3と、左右の平板3に形成した多数の孔部5とで構成している。また、壁装用コーナー材1は、出隅部20や入隅部30のコーナー部40に沿って貼着される(図6、図7参照)。
シート2は、50重量%〜90重量%の無機鉱物Zと、10重量%〜40重量%のプラスチックと、1重量%〜5重量%の添加剤とが含まれる組成物で構成され、0.2mm〜0.8mmの範囲に含まれる肉厚Tに形成している(図4参照)。
シート2の表面の幅方向B中央部には、該シート2を厚み方向に加圧してなる溝条の折り曲げ罫線4を該シート2に沿って長手方向Aに付設している。
左右の平板3は、シート2の幅方向両側に、前記折り曲げ罫線4を中心として左右対称に形成している。また、平板3には、平板3の厚み方向に貫通する多数の孔部5を、該平板3に沿って長手方向Aに所定間隔を隔てて配列している。
孔部5の内周面は、平板3の後述するコーナー部40の壁面40aに貼着される裏面から、該平板3の表面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ面に形成している。
また、平板3の表面全体には、多数の微細な溝部8を不規則な間隔に隔てて付設している。その平板3に付設する溝部8の付設面積は、1cmを単位面積として、平板3の表面に対して単位面積当り10%以上となるように設定している(図1〜図5参照)。
また、平板3の裏面、すなわち、後述するコーナー部40の壁面40aに貼着される裏面には、該平板3を壁面40aに対して接着するための接着剤6を、シート2に形成した折り曲げ罫線4を中心として左右対称に塗布している。
平板3に塗布した接着剤6の接着面には、帯状の離型紙を剥離可能に貼着するとともに、シート2に沿って長手方向Aに連続して貼着している。
また、シート2の幅方向B中央面には、該シート2に付設した折り曲げ罫線4に沿って、該シート2の長手方向Aに対して所定間隔を隔てて目盛り線7を付設している。
折り曲げ罫線4は、図3、図4に示すように、シート2の長手方向Aから見て滑らかな曲面形状に形成した断面半円形状の曲面部4aと、曲面部4aの底部中央に形成した幅方向Bから見て滑らかな断面半円形状の凸状部4b(図3[a],[b]参照)とで構成している。
凸状部4bの前後には、折り曲げ罫線4の深さDと同一の第1溝部4cを形成している。また、凸状部4bの上方には、第1溝部4cよりも浅い第2溝部4dを形成している。第1溝部4cと第2溝部4dは、折り曲げ罫線4の底部に沿って長手方向Aに対して交互に配列している。
曲面部4aは、折り曲げ罫線4の幅方向中央部に設定した仮想中心点Pを中心として滑らかな曲率半径に形成するとともに、折り曲げ罫線4の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部4eを基準として、残厚部4eから離れるに従って徐々に浅くなるようにシート2の長手方向Aから見て滑らかな断面半円形状に形成している。
すなわち、曲面部4aの曲率半径が小さいと、折り曲げ罫線4の内側にヒビが発生しやすいので、曲率半径が大きい折り曲げ罫線4を加工することが望ましい。
凸状部4bは、折り曲げ罫線4の長手方向Aと直交して幅方向Bに向けて形成するとともに、折り曲げ罫線4の底部に沿って長手方向Aに対して所定間隔を隔てて多数配列している。
折り曲げ罫線4の幅Wは、シート2の肉厚Tを基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成している(図4参照)。
折り曲げ罫線4の幅Wを1.5倍以下に狭く設定すると、シート2を、折り曲げ罫線4が表側となるように折り曲げた際、折り曲げ罫線4の曲率半径(アール)が小さくなるので、例えばヒビや割れ等が発生しやすくなる。
また、シート2を、折り曲げ罫線4が内側となるように折り曲げた際、折り曲げ罫線4の幅方向両角部が互いに当接するので、シート2の折り曲げ性が悪くなる。
折り曲げ罫線4の幅W1を5倍以上に広く設定すると、罫線加工用の罫線刃(図示せず)をシート2に押圧する際の圧力が多大となるため、折り曲げ罫線4の加工精度が悪くなる。
また、折り曲げ罫線4の幅W1が広いと、折り曲げ罫線4が外部に露呈してしまうため、折り曲げ部分の体裁が見苦しくなる。さらに、折り曲げ罫線4の折り曲げ位置が幅方向に変位しやすく、シート2を折り曲げ罫線4に沿って精度よく折り曲げることができない。
折り曲げ罫線4の深さDは、シート2の肉厚Tを基準として、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに形成している(図4参照)。
折り曲げ罫線4の深さDを0.4倍以下に浅く設定すると、上述とは反対に折り曲げ罫線4の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部4eの肉厚Tが厚くなるので、シート2自体の復元力や反発力が大きくなり、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
折り曲げ罫線4の深さDを0.95倍以上に深く設定すると、折り曲げ罫線4の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部4eの肉厚Tが薄くなるので、シート2自体の復元力や反発力が小さくなる。
残厚部4eの肉厚Tは、シート2の肉厚Tを基準として、0.05倍〜0.5倍の範囲に含まれる肉厚に形成している(図4参照)。
残厚部4eの肉厚Tを0.05倍以下の薄さに設定すると、残厚部4eの剛性が弱くなるので、その部分から破れやすくなり、加工精度の関係で穴が発生する確率が高くなる。
また、残厚部4eの肉厚Tを0.5倍以上の厚さに設定すると、残厚部4eの剛性が強くなるので、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
凸状部4bの高さHは、折り曲げ罫線4の深さDを基準として、5%〜95%の範囲に含まれる高さに形成している。
凸状部4bの高さHを5%以下に低く設定すると、折り曲げ罫線4の肉厚Tが薄い部分の曲げ強度を調整する効果が大幅に低下する。
凸状部4bの幅Wは、折り曲げ罫線4の長手方向Aに配列される凸状部4bのピッチによって変化するが、シート2の肉厚Tを基準として、1倍〜10倍の範囲に含まれる幅Wに形成している。
また、凸状部4bは、折り曲げ罫線4の長手方向Aに対して15度〜90度の範囲に含まれる角度に交差しており、その交差角度を小さくすれば、折り曲げ時の反発力が弱くなる利点がある。
凸状部4bの幅Wを1倍以下に狭く設定すると、残厚部4eの幅が広くなるので、凸状部4bによる補強効果が低くなり、シート2自体の強度が著しく低下する。
凸状部4bの幅Wを10倍以上に広く設定すると、残厚部4eの幅が狭くなるので、凸状部4bによる補強効果が高くなり、シート2自体の復元力や反発力が大きくなるため、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
上述の結果、凸状部4bと残厚部4eの幅は、1対1に設定することが望ましいが、シート2の肉厚Tや、折り曲げ罫線4の強度及び折り曲げ性に応じて調整することができる。
また、凸状部4bの突出側角部r1は、0.01mm以上の滑らかなR面に形成している(図3[b]参照)。
凸状部4bの突出側角部r1を、0.01mm以上のR面に形成すれば、シート2を折り曲げ罫線4に沿って折り曲げた際、その凸状部4bに、例えば欠けやヒビ等が発生することを抑える効果が得られる。
また、シート2を折り曲げ罫線4が表側となるように折り曲げた際、凸状部4bの突出側に角張った部分がなく、指先が引っ掛かりにくくなるので、良好な手触り感が得られる。
また、折り曲げ罫線4の幅方向両角部r2は、0.01mm以上の滑らかなR面に形成している(図4参照)。
折り曲げ罫線4の幅方向両角部r2を、0.01mm以上のR面に形成すれば、シート2を折り曲げ罫線4に沿って折り曲げた際、折り曲げ罫線4の肉厚が薄い部分に、例えばヒビや割れ、粉末等が発生することを防止できる。
次に、図5を用いて、上述の溝部8を平板3の表面に付設する方法を説明する。図5は平板3に付設された溝部8の構成説明図である。
詳述すると、図5[a]は平板3に付設された溝部8の拡大断面図、図5[b]は溝部8が付設された平板3の部分拡大平面図、図5[c]は溝部8の加工方法を説明する側面図である。
つまり、図5[c]に示すように、折り曲げ罫線4をシート2の表面に付設してから、平板3の表面を、シート2より硬質のワイヤーブラシ10にて引っ掻くようにして加工するので、凹部となる多数の微細な溝部8を不規則な向き及び間隔に隔てて加工することができる。
また、引っ掻き時において、凸部となるバリ8aが溝部8の一側縁部や両側縁部、周縁部に突出する(図5[a]参照)。
上述の方法で加工した溝部8の深さD2は、0.01mm〜0.1mm程度の範囲に含まれる深さに形成している。また、溝部8の幅W3は、0.01mm〜0.2mm程度の範囲に含まれる幅に形成している。
また、バリ8aの高さH2は、0.001mm〜0.02mm程度の範囲に含まれる高さに形成している(図5[a]参照)。
なお、上述の溝部8を、平板3の表面に加工してから折り曲げ罫線4を付設してもよい。また、溝部8を、平板3の表面全体に対してほぼ均等な間隔を隔てて付設してもよい。さらにまた、溝部8を、平板3の裏面全体に付設してもよい。
次に、上述の壁装用コーナー材1を用いて、図6に示す出隅部20のコーナー部40を鋭角に出すための施工方法を説明する。
先ず、図6に示すように、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4を、出隅部20における2つの壁面40aが交わるコーナー部40の角度に合わせて表側に向けて突出するように折り曲げる。
壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4と、コーナー部40の角部とを真っ直ぐに一致させて、左右の平板3を、コーナー部40をなす2つの壁面40aに対して押し付けるとともに、該平板3の裏面に塗布した接着剤6(図2参照)にて2つの壁面40aに沿って仮接着する。
これにより、出隅部20のコーナー部40を鋭角に出すことができる。また、コーナー部40の表面をパテ50にて平坦に下地仕上げする施工作業が完了するまで、壁装用コーナー材1の貼着位置が変位することを防止できる。
次に、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から、該壁装用コーナー材1に含まれる無機鉱物Zと、同質又は同類の無機鉱物Zが含まれるパテ50を塗り付けるとともに、左右の平板3の表面全体に対してほぼ均等に塗り付ける。また、左右の平板3に形成した多数の孔部5にも塗り込むと同時に、平板3の端部と壁面40aの段差部分にも塗り付けて、平坦な状態に下地仕上げする。
この後、例えば壁紙や布地、合成樹脂クロス等の壁装材(図示せず)を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から、コーナー部40をなす2つの壁面40aに沿って貼り付けるので、出隅部20のコーナー部40を鋭角に仕上げ施工することができる。
また、平板3に形成した孔部5の内周面には、壁装用コーナー材1に含まれる無機鉱物Zが露出しているので、該無機鉱物Zと同質又は同類の無機鉱物Zが含まれるパテ50との接着性が良く、平板3の表面に残り易いため、コーナー部40の表面をパテ50にて平坦に下地仕上げる際に、パテ50を何回も塗り直す手間が省け、パテ塗布作業の短縮を図ることができる。
さらに、孔部5に入り込んだパテ50は、壁面40aに塗り付けられたパテ50と一体的に結合するため、壁装用コーナー材1を、コーナー部40をなす2つの壁面40aに対して強固に貼着することができる。
さらにまた、孔部5に流入したパテ50は、平板3に表面に塗り付けられるパテ50と一体的に結合するため、壁装材を、平板3の表面に対して強固に貼着することができる。
以上のように、壁装用コーナー材1を、出隅部20のコーナー部40と対応する角度に折り曲げるとともに、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4と、コーナー部40の角部とを真っ直ぐに一致させて、該壁装用コーナー材1をコーナー部40に沿って仮接着するので、コーナー部40を鋭角に出すことができる。
なお、壁装用コーナー材1は、ロール状に巻回して施工現場等に持ち運ぶことができる。
また、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4は、該壁装用コーナー材1の表裏両方向への折り曲げが許容される構造を有しているので、壁装用コーナー材1の用途が、図6に示す出隅部20のみに限定されず、図7に示す入隅部30のコーナー部40を鋭角に出す作業の両方に用いることができる。
また、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4は、該壁装用コーナー材1の表裏両方向への折り曲げが許容される構造を有しているので、壁装用コーナー材1を出隅部20や入隅部30のコーナー部40と対応する角度に折り曲げた際、その折り曲げ前の状態に復帰しようとする復元力が特許文献のコーナー材よりも弱い。
したがって、壁装用コーナー材1を、出隅部20や入隅部30のコーナー部40をなす2つの壁面40aに沿った折り曲げ角度に折り曲げられた状態に保つことができる。
つまり、特許文献1のコーナー材のように、例えばパテ50や接着剤等が硬化するまで、壁装用コーナー材1の折り曲げ状態を保持しておく必要がなく、壁装材をコーナー部40に貼着する際の作業効率が大幅に向上し、施工期間の短縮を図ることができる。
さらに、上述の壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から、コーナー部40に沿って鋭角に貼着するので、コーナー部40を良好な状態に施工することができる。
また、平板3に形成した孔部5は、壁面40aと対向する一方の裏面から他方の表面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ形状を有しているので、パテ50が孔部5の奥まで入り込みやすく、また、孔部5に入り込んだパテ50と、壁面40aに塗り付けられたパテ50とが一体的に結合した際、パテ50による貼着抵抗が平板3と壁面40aとが分離される方向に対して積極的に付与されることになる。
これにより、平板3が壁面40aから剥がれたり、浮き上がったりすることを防止できる。また、孔部5の内周面に無機鉱物Zか露出しているので、パテ50との接着性がより高くなる。
したがって、上述の壁装材をコーナー部40に貼着する際、該コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の貼着位置が変位することを確実に防止できる。また、壁装材を、コーナー部40に沿って綺麗に貼着することができる。
また、例えば巻尺や物差等の計測工具を使わなくても、壁装用コーナー材1に付設した目盛り線7を利用して、コーナー部40の寸法を正確に計測することができるので、上述のように計測した目盛り線7に沿って、壁装用コーナー材1を上述の切断具にて幅方向に切断すれば、壁装用コーナー材1を無駄なく有効に使用することができる。
したがって、壁装用コーナー材1を、コーナー部40と対応する長さや幅に正確に切って使用することができる。また、コーナー部40の施工時において、壁装用コーナー材1の廃棄量が少なくて済み、施工コストの低減を図ることができる。
また、壁装用コーナー材1を、出隅部20のコーナー部40に貼着する際、壁装用コーナー材1を折り曲げ罫線4が表側となるように折り曲げて貼着するが、その折り曲げ罫線4の表側に露出するR面部9を半径0.2mm以上に設定しているので(図12参照)、壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1が覆われるように施工しても、壁装材の前記R面部9と対応する部分に破れが生じることを防止できる。
したがって、壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1のR面に沿って綺麗に貼着することができる。
さらに、折り曲げ罫線4の凹状を有する曲面部4aの底部と凸状部4bとを長手方向Aに向けて凹凸状に配列しているので、折り曲げ罫線4が表側となるように折り曲げた際、その壁装用コーナー材1の上に貼着される壁装材が、折り曲げ罫線4の凹凸状を有するR面部9に対して部分的に接触することになる(図12参照)。
このため、壁装材に付与される引っ張り力が小さく、折り曲げ罫線4と対応する壁装材の角部分に、例えば破れや皺等が発生することを防止できるとともに、壁装材をコーナー部40に沿って良好な状態に貼着することができる。
また、無機鉱物Zが50重量%以上含まれる壁装用コーナー材1は、低温状況でも、例えばハサミやナイフ等の切断具(図示せず)を用いて、割れを生じさせることなく、寸法通りに切断することが容易であり、切断時に大きな力を必要としないため、施工時の作業性が向上する。
次に、上述の壁装用コーナー材1を用いて、図7に示す入隅部30のコーナー部40を鋭角に出すための施工方法を説明する。
先ず、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4を、入隅部30における2つの壁面40aが交わるコーナー部40の角度に合わせて裏側に向けて突出するように折り曲げる。
壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4と、コーナー部40の角部とを真っ直ぐに一致させて、左右の平板3を、コーナー部40をなす2つの壁面40aに対して押し付けるとともに、該平板3の裏面に塗布した接着剤6にて2つの壁面40aに沿って仮接着する。
次に、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から上述のパテ50を塗り付けるとともに、左右の平板3の表面全体に対してほぼ均等に塗り付ける。また、平板3に形成した多数の孔部5にも塗り込むと同時に、平板3の端部と壁面40aの段差部分にも塗り付けて、平坦な状態に下地仕上げする。
この後、上述の壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から、コーナー部40をなす2つの壁面40aに貼り付けるので、入隅部30のコーナー部40を鋭角に仕上げ施工することができる。
また、図7に示すように、出隅部20と入隅部30とが近接しており、入隅部30のコーナー部40に、幅広の壁装用コーナー材1を貼着するためのスペースが確保できなくても、上述の切断具にて容易に切断できるため、壁装用コーナー材1の一方又は両方の平板3を長手方向Aに切断すれば、壁装用コーナー材1の幅よりも狭い部分に対して貼着が許容される寸法に幅調整することができる。
次に、図8を用いて、折り曲げ罫線4を、シート2の表裏両面に付設した壁装用コーナー材1の他の構成について説明する。
図8は壁装用コーナー材1の他の構成説明図である。詳述すると、同一構成の折り曲げ罫線4を表裏両面に付設した壁装用コーナー材1の端面断面図である。
なお、上述の他の構成において、シート2の表裏両面に付設した折り曲げ罫線4は同一構成であり、前記実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
前記実施形態の折り曲げ罫線4を、シート2の表面のみに付設すれば、壁装用コーナー材1の表裏両方向への折り曲げ可能な柔軟性が得られるが、図8示すように、同一構成の折り曲げ罫線4をシート2の表裏両面に付設すれば、表裏両方向に対して同等の柔軟性及び折り曲げ性が得られるだけでなく、一方の表面のみに付設するよりも、折り曲げ前の状態に復帰しようとする復元力が低下するので、特許文献1のコーナー材よりも柔軟性がさらに向上する。
この結果、壁装用コーナー材1の用途が、図6に示す出隅部20のみに限定されず、図7に示す入隅部30のコーナー部40を鋭角に出す作業の両方に用いることができる。
上述の折り曲げ罫線4をシート2の表裏両面に付設する際には、図9に示すローラ型成形機11を用いて付設する。なお、図示のローラ方式だけでなく帯状の罫線刃(図示せず)を押し付けて付設するもよい。
詳述すると、帯状に連続する長尺のシート2を、折り曲げ罫線4と対応する刃先形状の罫線刃12aが設けられた上下一対の成形ローラ12の間に挟み込みながら長手方向Aに連続搬送するとともに、成形ローラ12の周面中央部に設けた罫線刃12aを、シート2の表裏両面の幅方向中央部に押し付ける。
上下成形ローラ12の罫線刃12aによって、シート2の幅方向中央部を肉厚が薄くなるように加圧して、図3、図4に示すような溝条の折り曲げ罫線4を、シート2の表裏両面に沿って長手方向Aに連続して付設する。
なお、折り曲げ罫線4を、シート2の表面のみに付設する場合(図2[b]参照)、シート2の裏面側を、罫線刃12aがない成形ローラ12にて支持する。また、折り曲げ罫線4を付設する工程の前段又は後段にて、孔部5と溝部8をシート2に加工してもよい。
次に説明する他の構成において、前記実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
先ず、図10を用いて、上述の溝部8を、図5[b]に示すパターン以外のパターンに形成した他の例について説明図する。
図10[a]は線状の溝部8bを斜め交差して左右に配列したパターンである。また、図10[b]は線状の溝部8b縦横に交差して格子状に配列したパターンである。また、図10[c]は溝部8bに代えて微細な穴部8cをサンドブラストにて形成したパターンである。また、図10[d]は線状の溝部8bをシート2の長手方向Aと平行して並列に配列したパターンである。また、図10[e]は凹状の窪み部8dを等間隔に隔てて配列したパターンである。あるいは、窪み部8dに代えて凸状の突起(図示せず)を配列してもよい。
つまり、溝部8bや穴部8c、窪み部8dを、上述のようなパターンに配列してもよく、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。なお、上述のパターン以外のパターンに配列してもよい。
次に、図11を用いて、上述の孔部5を、図2[a]に示す丸以外の孔形状に形成した他の例について説明図する。
図11[a]は孔部5を三角形に形成している。また、図11[b]は孔部5を四角形に形成している。また、図11[c]は孔部5を五角形に形成している。また、図11[d]は孔部5を六角形に形成している。また、図11[e]は孔部5を星形に形成している。
つまり、無機鉱物が含まれる壁装用コーナー材1は、市販のプラスチック製コーナー材に比べて線膨張係数が小さく、割れを生じさせることなく、寸法通りに切断することが容易であるため、上述のような孔形状が複雑で、角部が鋭角な孔形状であっても、寸法通りに正確に加工することができる。
また、孔部5を、上述のようなパターンの孔形状に形成すれば、丸形状に比べて孔内周の表面積が大きくなるので、孔部5の内周面に露出する無機鉱物Zに対するパテ50の接着性もより高くなる。
したがって、壁装用コーナー材1を、コーナー部40の壁面40aに対してより強固に貼着することができ、前記実施形態と略同等又は同等以上の作用及び効果を奏することができる。また、上述のパターン以外の孔形状に形成してもよい。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の凹部は、実施形態の溝部8,8b、穴部8c、窪み部8dに対応し、
以下同様に、
凸部は、バリ8aや突起等に対応し、
凹状部は、凹状を有する曲面部4aの底部に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、例えば平板に孔部がないもの等の請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
Z…無機鉱物
1…壁装用コーナー材
2…シート
3…平板
4…折り曲げ罫線
4a…曲面部
4b…凸状部
4c…第1溝部
4d…第2溝部
4e…残厚部
5…孔部
6…接着剤
7…目盛り線
8…溝部
8a…バリ
8b…溝部
8c…穴部
8d…窪み部
9…R面部
10…ワイヤーブラシ
11…ローラ型成形機
12…成形ローラ
12a…罫線刃
20…出隅部
30…入隅部
40…コーナー部
40a…壁面
50…パテ

Claims (12)

  1. 2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材であって、
    前記壁装用コーナー材を、
    無機鉱物が50重量%以上含まれる帯状のシートで構成し、
    該シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面の幅方向中央部に、該シートを厚み方向に加圧してなる溝条の折り曲げ罫線を該シートに沿って長手方向に付設し、
    該折り曲げ罫線の両側部に連設した左右の平板を、該折り曲げ罫線に沿って表裏両方向に対して折り曲げ可能に設けた
    壁装用コーナー材。
  2. 前記平板に、該平板の厚み方向に貫通する多数の孔部を形成するとともに、該各孔部を、前記平板に沿って長手方向に所定間隔を隔てて配列した
    請求項1に記載の壁装用コーナー材。
  3. 前記平板の表裏両面のうち少なくとも一方の面に、多数の微細な凹部と凸部のいずれか一方、あるいは、多数の微細な凹部及び凸部の両方を付設した
    請求項1又は2に記載の壁装用コーナー材。
  4. 前記平板に付設する前記凹部及び前記凸部の付設面積を、単位面積当り10%以上となるように設定した
    請求項3に記載の壁装用コーナー材。
  5. 前記平板に形成した孔部の内周面を、
    前記平板の前記壁面に貼着される一方の面から、該平板の他方の面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ面に形成した
    請求項2に記載の壁装用コーナー材。
  6. 前記平板の前記壁面に貼着される面に、該平板を該壁面に対して接着する接着手段を設けた
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  7. 前記シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面に、該シートに沿って長手方向に所定間隔を隔てて目盛り線を付設した
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  8. 前記折り曲げ罫線を、
    前記シートに付設される折り曲げ罫線の深さより低い凸状部を、該折り曲げ罫線の底部に沿って長手方向に配列し、
    該折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分を基準として、該部分から離れるに従って徐々に浅くなる溝形状に形成し、
    前記折り曲げ罫線の幅を、前記シートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成し、
    前記折り曲げ罫線の深さを、前記シートの肉厚を基準として、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに形成し、
    前記凸状部の高さを、前記折り曲げ罫線の深さを基準として、5%〜95%の範囲に含まれる高さに形成した
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  9. 前記シートの表面と裏面のうち少なくとも一方の面に付設した折り曲げ罫線の底部に、該底部に形成した凸状部と該凸状部よりも低い凹状部とを該折り曲げ罫線に沿って長手方向に配列した
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  10. 前記壁装用コーナー材を前記折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げた際に形成されるR面部を、半径0.2mm以上のR面に設定した
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  11. 前記シートの肉厚を、0.2mm〜0.8mm程度の範囲に含まれる肉厚に形成した
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。
  12. 2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材の成形方法であって、
    無機鉱物が50重量%以上含まれる帯状のシートを厚み方向に加圧する上下一対の成形ローラのうち少なくとも一方のローラの周面に、該シートに対して溝条の折り曲げ罫線を付設するための罫線刃を周設し、
    前記成形ローラの罫線刃を前記シートの厚み方向に押し付けるとともに、前記上下一対の成形ローラにて前記シートを長手方向に搬送しながら、前記折り曲げ罫線を前記シートの幅方向中央部に対して長手方向に連続して付設する
    壁装用コーナー材の成形方法。
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