JP2013161831A - 電子モジュール及びその製造方法 - Google Patents

電子モジュール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013161831A
JP2013161831A JP2012020272A JP2012020272A JP2013161831A JP 2013161831 A JP2013161831 A JP 2013161831A JP 2012020272 A JP2012020272 A JP 2012020272A JP 2012020272 A JP2012020272 A JP 2012020272A JP 2013161831 A JP2013161831 A JP 2013161831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic module
module according
film
substrate
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012020272A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Aso
喜秋 麻生
Ken Akiyoshi
憲 秋吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2012020272A priority Critical patent/JP2013161831A/ja
Priority to US13/754,307 priority patent/US9161483B2/en
Priority to CN2013100384990A priority patent/CN103247604A/zh
Publication of JP2013161831A publication Critical patent/JP2013161831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0022Casings with localised screening of components mounted on printed circuit boards [PCB]
    • H05K9/0024Shield cases mounted on a PCB, e.g. cans or caps or conformal shields
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/0045Casings being rigid plastic containers having a coating of shielding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、小型でありながら確実にシールド効果が得られ、また低コストで量産化が可能な電子モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】回路基板10に実装された電子部品20をモールド樹脂40で封止したモールド体50を有する電子モジュール80であって、
前記モールド体50の上面及び側面が、物理気相成長法により形成された金属の蒸着膜からなるシールド膜60で覆われたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子モジュール及びその製造方法に関し、特に、回路基板に実装された電子部品をモールド成形によりモールド樹脂で封止したモールド体を有する電子モジュール及びその製造方法に関する。
従来から、電子機器の一部の機能を担う電子モジュールが知られている。かかる電子モジュールは、電子機器に搭載され、搭載された電子機器の所定の機能を担う。例えば、無線通信装置の分野においては、送受信等の機能を有し、携帯電話等の通信装置の通信機能を担う高周波モジュール等が上述の電子モジュールに該当する。
かかる電子モジュールは、電子機器に搭載されて用いられるため、電子機器の大きさに応じて構成され、電子機器が小型であれば、当然に電子モジュールも小型であることが要求される。
従来、電子モジュールは、高周波モジュールのようにシールドが必要な場合には、金属製のシールドケースに収容されて用いられていた。しかしながら、かかるシールドケースに収容された電子モジュールでは、基板のグランドと接続するには、基板上面のパターンで半田付け用のランドを構成し、これに半田付けをすることが一般的であるため、シールドケース内に半田付け用ランドが必要となる。この半田付け用ランドは、モジュール上で最も大きな部品の半田付けとなるため、ランドも大きく形成する必要があり、シールドケースの小型化が図れないという問題があった。
また、シールドケースが導体であるため、ケースと十分に離した部品レイアウトが必要となり、デッドゾーンが増加するという問題があった。更に、上面方向についても、上面電極部品はショートするおそれがあるため、十分なクリアランスが必要となり、やはりデッドスペースの増加に繋がってしまうという問題があった。
また、シールドケースは、最低でも100μm程度の板厚が無いと、電子モジュールを実装するのに耐えうる強度が得られないため、やはり電子モジュールの大型化に繋がってしまうという問題もあった。
このようなシールドケースを用いないモジュール部品として、電子部品からなる実装部品を搭載した回路基板と、この実装部品を第1の樹脂で封止した上記回路基板と同じ外形の封止体と、この封止体の表面と上記回路基板の側面を、無電解メッキ及び電解メッキにより覆った金属膜とからなり、上記封止体が所望の回路ブロックに対応した分割溝を有し、前記分割溝の底面もしくは側面で前記金属膜を回路基板のグランドパターンに接続させると共に、前記分割溝を第2の樹脂で充填する構成としたモジュール部品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4178880号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成においては、金属膜の形成の際、無電解メッキで銅の金属膜を形成後、電解メッキで更に金属膜の表面を緻密にするという2段階の異なる湿式プロセスが必要なため、装置が大がかりとなり、低コストに量産化を行うことが困難であるという問題があった。つまり、樹脂は絶縁体であり、そのまま電解メッキを行うことはできないため、まず無電解メッキを行ってシード層となる金属膜を形成し、そのシード層を足掛かりとして本格的な電解メッキを行う必要があり、装置的にもプロセス的にも2工程分増加し、製造負担が大きくなってしまうという問題があった。
また、無電解メッキ及び電解メッキの双方とも、メッキ液に封止体を回路基板とともに浸して行うプロセスあるため、回路基板の裏面等にも不要な金属膜が形成されてしまい、実際の製造プロセスでは、それらの不要な金属膜を除去する工程が必要となり、金属膜の形成箇所等の制御が困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、小型でありながら確実にシールド効果が得られ、また低コストで量産化が可能な電子モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電子モジュール(80)は、回路基板(10)に実装された電子部品(20)をモールド樹脂(40)で封止したモールド体(50)を有する電子モジュール(80)であって、
前記モールド体(50)の上面及び側面が、物理気相成長法により形成された金属の蒸着膜からなるシールド膜(60)で覆われたことを特徴とする。
ここで、前記回路基板(10)の側面にはグランドパターン(15)が露出しており、
前記シールド膜(60)は、前記回路基板(10)の側面で前記グランドパターン(15)と接続された構成とされることが好ましい。
また、前記グランドパターン(15)は、前記回路基板(10)の角部(17)よりも内側の側辺部の側面に設けられていることが好ましい。
更に、前記回路基板(10)は多層基板であり、
前記回路基板(10)の側面には、露出した前記グランドパターン(15)の上層と下層を接続するスルーホール(16)が形成されていることが好ましい。
なお、前記シールド膜(60)は、アルミニウム又はアルミニウムを含む合金からなる構成であってもよい。
また、前記アルミニウムを含む合金は、アルミニウムと銅、又はアルミニウムと錫を含む合金であってもよい。
ここで、前記電子部品(20)は、無線に用いられる高周波部品であり、
前記回路基板(10)は、高周波回路基板であってもよい。
また、前記モールド体(50)の上面を覆う前記シールド膜(60)上には、前記モールド体(50)の上面の外周から所定距離以上内側の領域に、前記シールド膜(60)を部分的に覆う保護膜(70)が更に形成されてもよい。
ここで、前記保護膜(70)は、印刷法により形成されてもよい。
なお、前記保護膜(70)の角部(71)は、角を落として丸く曲線的に形成されていることが好ましい。
また、前記保護膜(70)には、印字(75、76)が施されていてもよい。
ここで、前記印字(75,76)は、レーザーマーキング又は印刷により形成されてもよい。
本発明の他の態様に係る電子モジュール(80)の製造方法は、複数の回路基板(10)が格子状のダイシングライン(90)に沿って配置された集合基板(100)を用意する工程と、
前記複数の回路基板(10)の各々に電子部品(20)を実装する部品実装工程と、
各々の前記回路基板(10)に前記電子部品(20)が実装された前記集合基板(100)をモールド成形によりモールド樹脂(40)で封止するモールド成形工程と、
前記集合基板(100)を前記ダイシングライン(90)に沿って切断し、樹脂封止された前記複数の回路基板(10)を個片化して複数のモールド体(50)を生成するモールド体個片化工程と、
前記複数のモールド体(50)の各々の上面及び側面に、物理的気相成長法により金属の蒸着膜(60)を形成する蒸着膜形成工程と、を有することを特徴とする。
ここで、前記集合基板(100)及び前記複数の回路基板(10)は、前記ダイシングライン(90)を超えて隣接する前記回路基板(10)同士を跨ぐようなグランドパターン(15)を有して構成されていることが好ましい。
また、前記グランドパターン(15)は、前記ダイシングライン(90)の交点よりも内側の領域に形成されることが好ましい。
更に、前記集合基板(100)及び前記複数の回路基板(10)は多層基板として形成され、
前記ダイシングライン(90)と前記回路基板(10)との境界上には、上層と下層の前記グランドパターン(15)同士を接続するスルーホール(16)が形成された構成としてもよい。
また、前記複数のモールド体(50)の各々の上面に形成された前記蒸着膜(60)上の、前記モールド体(50)の上面の外周から所定距離以上内側の領域に、印刷法により保護膜(70)を形成する保護膜形成工程を更に有することとしてもよい。
ここで、前記保護膜(70)に、レーザーマーキング又は印刷により印字を行う印字工程を更に有することとしてもよい。
本発明によれば、小型でシールド効果の高い電子モジュールを低コストで提供することができる。
本発明の実施例に係る電子モジュールの一例を示した図である。図1(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の断面図である。図1(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の上面図である。図1(C)は、図1(A)に示した電子モジュールの一例の部分拡大図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの一例のレイアウト及び高さについての説明図である。図2(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの回路基板上のレイアウトの一例を示した平面図である。図2(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例を示した断面図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の断面構成の説明図である。図3(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の断面構成図である。図3(B)は、図3(A)に示した基板の断面構成の一部を拡大して示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の側面の断面構成及びシールド膜との接続部分を示した図である。図4(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の側面の断面構成を示した図である。図4(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例のグランドパターンとシールド膜との接続部分を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの個片化を説明する図である。図5(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの個片化前の状態の一例を示した図である。図5(B)は、ダイシングライン付近の構成の一例を示した拡大図である。図5(C)は、ダイシングライン付近の断面構成の一例を示した図である。 グランドパターンのレイアウトについて説明するための図である。 保護膜の構成及び形成について説明するための図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の集合基板用意工程の一例を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のアンダーフィル充填工程の一例を示した図である。図9(A)は、アンダーフィル充填工程の一例を示した図である。図9(B)は、アンダーフィル充填工程におけるはんだバンプとの関係を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のモールド成形工程の一例を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のモールド体個片化工程の一例を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のシールド膜形成工程の一例を示した図である。図12(A)は、シールド膜形成工程の全体を示した図である。図12(B)は、個々のモールド体へのシールド膜の形成状態を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の保護膜形成工程の一例を示した図である。図13(A)は、保護膜形成工程の一例を示した図である。図13(B)は、保護膜形成工程により形成された保護膜の一例を示した図である。 本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の印字工程の一例を示した図である。図14(A)は、印字工程の一例を示した図である。図14(B)は、印字工程により書き込まれた印字の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例を示した図である。図1(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の断面図であり、図1(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の上面図である。また、図1(C)は、図1(A)に示した電子モジュールの一例の部分拡大図である。
図1(A)に示すように、本発明の実施例に係る電子モジュール85は、基板10と、部品20と、モールド樹脂40と、シールド膜60と、保護膜70とを有する。また、基板10と、部品20と、モールド樹脂40とは、モールド体50を構成する。
図1(A)に示すように、本実施例に係る電子モジュール85は、基板10の上に部品20が実装され、部品20をモールド樹脂40が封止してモールド体50を構成している。モールド体50の上面及び側面を覆うようにシールド膜60が形成され、シールド膜60の表面上には更に保護膜70が形成されている。
また、図1(B)において、本実施例に係る電子モジュール85の上面図が示されているが、シールド膜60の上に、保護膜70が形成されている。保護膜70は、シールド膜60の周辺領域以外の中央領域を覆っており、保護膜70の周囲からは、シールド膜60が露出している。また、保護膜70の表面には、印字が施されており、製品番号等の管理番号75と、1番目のピンの位置を示す1ピンマーク76が印字されている。
更に、図1(C)には、図1(A)のA部の拡大図が示されているが、基板10と部品20との間に、はんだバンプ30とアンダーフィル剤31が示されている。つまり、基板10と部品20は、はんだバンプ30により接合され、隙間部分にはアンダーフィル剤31が充填された構成となっている。そして、基板10上に実装された部品20を、モールド樹脂40が封止し、モールド体50を構成している。また、モールド体50のモールド樹脂40の上面及び側面を覆うようにシールド膜60が設けられ、シールド膜60は、側面において基板10の側面上部をも覆うように形成されている。更に、シールド膜60の表面上に、モールド体50の外周から距離を空けて保護膜70が形成された構成となっている。
このように、本実施例に係る電子モジュール85は、基板10上に実装された部品20をモールド樹脂40で封止してモールド体50を構成し、モールド体50の表面及び側面、更に基板10の側面上部をシールド膜60が覆い、シールド膜60の表面上の中央領域に保護膜70が形成され、保護膜70上に印字が施された構成となっている。
次に、図1(A)〜(C)に示した各構成要素について、詳細に説明する。
基板10は、部品20を実装することにより、所定の機能を有する回路を構成するための回路基板であり、基板10の表面及び内部には、回路配線が形成されている。基板10は、部品20を実装でき、所定の機能を有する回路を構成することができれば、種々の材料から構成されてよいが、例えば、ガラスエポキシ樹脂等から構成されてもよい。
基板10は、多層基板として構成されてもよい。基板10に多層基板を用いることにより、基板10に種々の回路配線を形成することができる。つまり、上層と下層とを接続することより、上層と下層に異なる回路配線を形成することができるので、ある程度複雑な回路配線を基板10に形成することができる。
部品20は、所定回路に必要とされる種々の部品が用いられてよいが、これらの部品は、例えば、WLCSP(Wafer level Chip Size Package、ウェハレベルチップサイズパッケージ)として構成されてもよい。これにより、部品として用いられるICの小型化を図ることができ、電子モジュールの小型化を図ることができる。
はんだバンプ30は、部品20を基板10に実装する際に、部品20と基板10の電気的及び物理的な接続を行うための接合材である。アンダーフィル剤31は、部品20と基板10との間の物理的な隙間を埋め、強度を高めて部品20を安定して基板10上に実装するための充填剤である。アンダーフィル剤31は、例えば、液状硬化性樹脂が用いられてよく、具体的には、例えば、エポキシ樹脂等を用いるようにしてもよい。
モールド樹脂40は、モールド成形により基板10に実装された部品20を封止するための樹脂である。モールド成形により部品20を封止し、モールド体50を形成することにより、シールドケースよりも小型に電子モジュールを構成することができる。なお、モールド樹脂40は、基板10の表面上のみを覆って部品20を封止し、基板10の側面や裏面は覆わないようにモールド成形される。
モールド樹脂40は、基板10に実装された部品20を封止するので、部品20よりは高くなるようにモールド成形される。しかしながら、あまり高く構成すると電子モジュールの小型化が図れないので、部品20を封止するのに必要最小限の高さとなるようにモールド成形してもよい。
モールド体50は、電子モジュールとしての所定回路の機能を有する単位であり、このままでも電子モジュールとして用いることが可能な状態である。しかしながら、本実施例に係る電子モジュールにおいては、電磁波シールドを行うためのシールド膜60を形成し、電磁波から電子モジュールを遮蔽し、電子モジュールの機能を適切かつ安定的に発揮できる構成としている。
シールド膜60は、電磁波から回路基板10及び部品20をシールドするための金属の蒸着膜である。シールド膜60を金属の蒸着膜とすることにより、均一性の高いシールド膜60を構成することができ、シールド膜60によるシールド効果を高めることができる。シールド膜60は、用途に応じて種々の厚さに構成してよいが、例えば、1〜2μm、又は1〜数μmの膜厚に構成してもよい。これにより、必要以上にシールド膜60を厚くせず、小型の電子モジュールとすることができる。
シールド膜60は、物理的気相成長法(PVD、Physical Vapor Deposition)による真空蒸着で、金属蒸着膜として形成することが好ましい。かかるPVDによれば、方向を制御して金属の蒸着膜を形成することができるので、モールド体50の上面及び側面の所望の箇所に均一なシールド膜60を形成することができる。例えば、シールド膜60は、物理的蒸着法のうち、イオン化した金属を被加工物に蒸着させるイオンプレーティングを採用してもよい。蒸発粒子がイオン化され、方向付けができるとともに、高速で被加工物であるモールド体50に衝突させることができるため、高い密着力を得ることができる。また、PVD法によれば、上述のような1〜2μm程度の膜厚で金属の蒸着膜を形成することが可能である。
本実施例に係る電子モジュールの所定の機能を有する回路は、種々の機能を有する回路として構成することができるが、例えば、無線通信を行うための無線モジュール又は高周波モジュールとして構成してもよい。無線モジュール又は高周波モジュールにおいては、シールドが必要な部品、回路部分を多く有する。例えば、RF(Radio Frequency)部(無線部)のパターン、BPF(Band Pass Filter、バンドパスフィルタ)、LPF(Law Pass Filter、ローパスフィルタ)、SAW(Surface Acoustic Wave、表面弾性波)フィルタ等のフィルタ、高周波スイッチ、パワーアンプ、ローノイズアンプ、高周波マッチング部品(L、C、R)等の電磁波シールドが必要な部品、回路部分を多く含む。よって、本実施例に係る電子モジュールは、例えば、無線モジュール又は高周波モジュールに好適に適用され得る。
シールド膜60は、用途に応じて適切な材料により構成することができるが、例えば、アルミニウム又はアルミニウムを含む合金により構成してもよい。アルムニウムは、安価であるとともに、高い導電性を有するので、シールド膜60として好適に用いることができる。なお、アルミニウムを含む合金は、例えば、アルミニウムと銅、又はアルミニウムと錫を含む合金を用いてもよい。その他、シールド膜60は、例えば、銅を用いることもできる。このように、シールド膜60は、用途に応じて種々の金属材料から構成することができる。
保護膜70は、シールド膜60の上面を覆うことにより、シールド膜60の密着を補強するとともに、シールド膜60を保護するための膜である。保護膜70は、種々の絶縁材料を用いることができるが、例えば、熱硬化性のレジストコート材を用いてもよい。
保護膜70は、金属の蒸着膜であるシールド膜60と比較して、印刷された印字を非常に見易くすることができるため、印刷用の媒体としても機能する。印字は、一般的には、レーザーマーキングや印刷により行うが、金属の蒸着膜よりも、レジストコート材の方が、レーザーマーキングや印刷によるコントラストを大きくすることができ、明瞭に印字を行うことができる。
保護膜70に行う印字は、用途に応じて種々の内容とすることができるが、一般的に、製品番号等の管理番号75や、接続するチップの第1番目のピンの位置を示し、チップの配置の向きを示す1ピンマーク76等が印字される場合が多い。本実施例においても、管理番号75及び1ピンマーク76を印字した例を示している。
なお、保護膜70を設けることは、必須ではなく、用途等を考慮し、必要に応じて設けるようにしてよい。よって、以後の実施例においては、保護膜70が形成された状態の本実施例に係る電子モジュールを電子モジュール85と表記し、保護膜70が形成されていない状態の本実施例に係る電子モジュールを電子モジュール80と表記することとする。また、双方の電子モジュールを指す場合には、電子モジュール80、85を表記することにする。
このように、本実施例に係る電子モジュール80、85によれば、全体を小型に構成できるとともに、種々の部品及び回路にシールドを適切に行うことができる。
図2は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例のレイアウト及び高さについて説明するための図である。図2(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの回路基板上のレイアウトの一例を示した平面図であり、図2(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例を示した断面図である。
図2(A)において、基板10の表面上に部品20が配置されているが、基板10上に、モールド側面最低必要肉厚11と、部品搭載エリア12が併せて示されている。図1において説明したように、基板10上をモールド成形によりモールド樹脂40で封止するため、基板10の上面寸法の全てに部品20を搭載できる訳ではなく、端部においては、モールド側面最低必要肉厚11を確保する必要がある。よって、部品搭載可能範囲である部品搭載エリア12は、基板上面寸法から端部のモールド側面最低必要肉厚11を除いた範囲となり、基板10の外周からモールド側面最低必要肉厚11の分だけ内側に入った領域となる。よって、部品搭載可能範囲は、平面的には、基板10の外周端からモールド側面最低必要肉厚11だけ内側に入っていることが必要という制約があることになる。
また、図2(B)において、本実施例に係る電子モジュール80の断面が示されているが、電子モジュール80の高さは、最大部品高さに、モールド樹脂40の厚さtとシールド膜60の厚さを加えた高さとなる。図1において説明したように、シールド膜60の厚さを例えば1〜2μmとし、モールド樹脂40の厚さtを最低限必要な厚さとすれば、非常に低い高さで電子モジュール80を構成することができる。
図3は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の断面構成を説明するための図である。図3(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の断面構成を示した図であり、図3(B)は、図3(A)に示した基板の断面構成の一部を拡大して示した図である。
図3(A)において、モールド体50の断面構成が示されており、モールド樹脂40の下の基板10が6層基板である例が示されている。基板10は、コア材13と、配線パターン14と、グランドパターン15とが積層されて構成されている。具体的には、コア材13よりも下方には配線パターン14が形成され、コア材13よりも上方にはグランドパターン15が形成されている。
コア材13は、多層基板のコアとなる材料であり、ビルドアップ基板を構成する際の中心となる基材である。コア材13の上下に基板10の各層を形成してゆくが、その際、配線パターン14とグランドパターン15も形成される。配線パターン14は、基板10内で回路配線が形成されていればよいため、基板10の側面からは露出していない。一方、グランドパターン15は、シールド膜60と接続する必要があるため、基板10の側面に露出するように形成される。
図3(A)において、対向する2つのモールド体50の間に溝91が形成されているが、これは、ダイシングラインが切断されて形成された溝91であり、モールド体50が個片化される際に形成された溝91である。本実施例に係る電子モジュールの製造方法の詳細は後述するが、格子状のダイシングラインに沿って配置された複数の基板10の各々に部品20が実装され、部品20が実装された複数の基板10がまとめてモールド成形され、最後にダイシングラインを切断することにより、個々のモールド体50は製造される。よって、基板10を個片化したときに、基板10の側面にグランドパターン15が露出するように、隣接する基板10同士に跨るようにグランドパターン15を形成しておけばよい。一方、配線パターン14の方は、個々の基板10内にパターンが収まるように構成すればよい。
図3(B)には、グランドパターン15の拡大図が示されているが、グランドパターン15は、基板10の側面から露出した構成となっている。かかる構成により、シールド膜60が、基板10の側面上部も覆うように構成すれば、シールド膜60は、露出したグランドパターン15と接続することができ、シールド膜60の電位を接地電位とすることができる。
なお、配線パターン14及びグランドパターン15は、用途に応じて種々の配線材料から構成することができるが、例えば、銅から構成されてもよい。銅は、低価格で高い導電性を有するので、基板10内の配線材料として好適に利用することができる。
図4は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の側面の断面構成及びシールド膜との接続部分を示した図である。図4(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例の基板の側面の断面構成を示した図であり、図4(B)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの一例のグランドパターンとシールド膜との接続部分を示した図である。
図4(A)において、図3(B)と同様に、基板10の側面の断面構成が示されているが、上下のグランドパターン15同士が、スルーホール16により接続されている。上下層のグランドパターン15同士は、いずれかの箇所でスルーホール16により接続されるが、スルーホール16をグランドパターン15が存在する基板10の側面に形成することにより、スルーホール16が略半分で切断された形状となり、配線金属の露出を増やすことができる。
図4(B)は、シールド膜60が基板10の側面を覆った状態を示しているが、スルーホール16が側面に形成されていることにより、シールド膜60との接触面積を増加させることができる。なお、シールド膜60は、カットしたグランドパターン15及びスルーホール16を、完全に覆うことができるように、最下層のグランドパターン15から深さdsまで形成されている。これにより、接続抵抗を低減できるとともに、グランドパターン15及びスルーホール16が銅で構成されている場合には、経時変化として発生する銅の酸化を抑制することができる。
図5は、本発明の実施例に係る電子モジュールの個片化を説明するための図である。図5(A)は、本発明の実施例に係る電子モジュールの個片化前の状態の一例を示した図であり、図5(B)は、ダイシングライン付近の構成の一例を示した拡大図であり、図5(C)は、ダイシングライン付近の断面構成の一例を示した図である。
図5(A)に示すように、個々の基板10は、格子状のダイシングライン90に沿って配置され、複数の基板10が集まって、集合基板100を構成している。更に、集合基板100は、1つのシート基板110に2つ設けられている。このように、個々の基板10は、最初は、シート基板110上に集合基板100として構成される。集合基板100内の個々の基板10は、ダイシングライン90により仕切られている。但し、ダイシングライン90は仮想線であり、シート基板110上に実際に描かれている訳ではなく、加工のために仮想的に設けられているラインである。ダイシングライン90は、ダイサーのブレード幅に応じて種々の幅を有してよいが、例えば、0.3mm程度の幅を有して設けられてもよい。なお、図5(A)においては、各々の集合基板100が既にモールド樹脂40にモールド成形された状態が示されている。
図5(B)は、個々の基板10が4個集合したダイシングライン90の交点を示した拡大平面図である。図5(B)に示すように、ダイシングライン90と基板10との境界上には、スルーホール16が形成される。また、図5(B)には示されていないが、グランドパターン15は、ダイシングライン90を超えて、隣接する基板10同士に跨るように形成されている。これにより、基板10を個片化したときに、グランドパターン15及びスルーホール16を個片化した基板10の側面に露出させることができる。
なお、図5(B)において、破線で囲まれたダイシングライン90の交点の部分は、グランドパターン15を形成しない方が好ましい領域である。ダイシングライン90の交点には、金属配線のバリが発生し易く、特に、金属配線を銅とした場合には、硬度が柔らかいので、基板10の角部にバリが残り易くなる。なお、この点については、更に詳細には後述する。
図5(C)は、個片化した基板10の側面を示した図である。図5(C)に示すように、グランドパターン15だけでなく、グランドパターン15よりも遙かに接触面積の大きいスルーホール16が露出しているため、シールド膜16との電気的接続を確実に行うことができる。
図6は、グランドパターン15のレイアウトについて説明するための図である。図6において、基板10及び部品20のレイアウトの他、4隅の角部17が示されている。
図3乃至図5において説明したように、基板10の側面にグランドパターン15を露出させる場合において、基板10のグランド配線とシールド膜60との接触面積をより多く取るためには、基板10の外周総てにおいて可能な限りグランドパターン15をレイアウトすることが好ましい。
一方、図5においても説明した通り、電子モジュール80をシート基板110から分割する方法としては、ダイシングカットがよく用いられる。ダイシングカットにより基板10の銅箔を切断する場合、銅という金属が柔らかく粘りを持っていることから、電子モジュール80の角部17に相当する場所に銅箔を配置すると、バリを残さずに切断するということが難しく、電子モジュール個片の角部17に銅箔のバリが発生してしまう。このバリを発生させないために、基板10の角部17に相当する部分を意図的に避けて、銅箔を露出させるようにする。つまり、図6において、角部17には、グランドパターン15を配置せず、これを除いた外周にグランドパターン15を形成するようにすれば、バリも発生させず、グランドパターン15とシールド膜16との接触部分も最大限確保することができる。
図7は、保護膜70の構成及び形成について説明するための図である。図7において、本実施例に係る電子モジュール85の一例の上面が示されているが、保護膜70は、例えば、シールド膜60の表面上に、レジストコート材をスクリーン印刷することにより形成する。保護膜70の厚さは、目的に応じて定めてよく、目的としては、シールド膜60の保護、マーキング、絶縁が挙げられる。後の工程でレーザーマーキングを行う場合には、シールド膜60と明らかに異なる色の材料を用いることが好ましい。印刷は、シールド膜60形成後に行われるため、電子モジュール80の個片単位での印刷となる。印刷の際には、トレイ等の上に複数の電子モジュール80を固定し、その上に、各電子モジュール80に対応する位置に孔が形成された印刷用の孔版(スクリーン版)を配置し、スクリーン版の枠内にレジストコート材を供給し、スキージでレジストコート材を摺動させて印刷するが、電子モジュールと印刷するスクリーン版との位置関係にバラツキが生じてしまう場合が多い。
ここで、印刷面が電子モジュール80の上面より外側にはみ出してしまうと、電子モジュール80の側面にレジストコート材が垂れてしまう。そうすると、保護膜70が不要な場所に付着してしまい、問題を引き起こす原因となり得るので、電子モジュール80の上面の範囲内で印刷することが必要である。そこで、想定されるスクリーン版と電子モジュール80の位置ずれ量以上内側の領域に印刷を行うようにする。
図7において、シールド膜60の表面上に保護膜70が印刷により形成されているが、電子モジュール80の外周から所定距離dを空け、その内側に印刷を施して保護膜70を形成している。所定距離dは、想定されるスクリーン版と電子モジュール80の位置ずれ量よりも大きい距離を有し、スクリーン版と電子モジュール80との位置ずれが発生したとしても、電子モジュール80の上面の範囲内に保護膜70が印刷されるように構成される。
また、保護膜70の角部71は、角を落として丸く曲線的な形状を有するR形状としている。これは、印刷の角部71は、レジストコート材の厚さにバラツキを生じる原因となる場合があるため、そのようなバラツキを吸収すべく、角部71を丸め形状としている。なお、かかる角部71を丸め形状とする構成は、必須ではなく、必要に応じて行うようにしてよい。
なお、この後の保護膜70への印字は、例えば、レーザーマーカを使用し、保護膜70を剥がして表記するようにしてもよい。印字内容は、用途に応じて定められてよいが、例えば、1ピン表示、型番表示、ロット表示等に用いてもよい。
次に、図8乃至図14を用いて、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法について説明する。なお、今まで説明した構成要素と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図8は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の集合基板用意工程の一例を示した図である。集合基板用意工程においては、個々の電子モジュール80、85となる個々の基板10が集合した集合基板100が用意される。なお、集合基板100は、シート基板110に形成されてよく、集合基板100が複数形成されてもよい。図8においては、2つの集合基板100がシート基板110上に形成されている。
また、集合基板100内は、格子状に形成されたダイイングライン90に沿うように複数の基板10が配置される。よって、基板10は、やはり格子状に配置される。
なお、基板10には、既に回路配線が形成されており、ダイシングライン90を超えて、隣接する基板10同士に跨るようにグランドパターン15が形成され、更に、必要に応じて、ダイシングライン90と基板10との境界線上にスルーホール16が形成される。また、グランドパターン15は、ダイシングライン90の交点の十字の部分よりも内側に形成される。
次に、図8の状態で、部品20の実装が行われる。複数の基板10の各々に、部品20が各々実装される。なお、部品20の実装は、マウンタを用いて行うようにしてよい。また、部品20の基板10への接合は、はんだバンプ30を用いたはんだ付けにより行われてよく、リフローによりはんだ付けが行われてよい。また、部品20は、WLCSP(ウェハレベルチップサイズパッケージ)として構成されてよい。
なお、部品20の実装後は、必要に応じて集合基板100は洗浄される。
図9は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のアンダーフィル充填工程の一例を示した図である。図9(A)は、アンダーフィル充填工程の一例を示した図であり、図9(B)は、アンダーフィル充填工程におけるはんだバンプ30との関係を示した図である。
図9(A)に示すように、アンダーフィル充填工程においては、部品20と基板10(集合基板100)との間にアンダーフィル剤が充填される。図9(B)に示すように、基板10と部品20との間は、はんだバンプ30で接合されているため、アンダーフィル剤31は、はんだバンプ30により生じる部品20と基板10との間の隙間を充填するように供給される。アンダーフィル剤31は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられてよく、供給後は熱硬化され、基板10と部品20との間の隙間が充填される。なお、アンダーフィル充填工程は、必須ではなく、必要に応じて設けられてよい。
図10は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のモールド成形工程の一例を示した図である。モールド成形工程においては、金型120内にシート基板110が接地され、各々の集合基板100をまとめてモールド成形するように、モールド樹脂40が供給され、熱硬化が行われる。これにより、集合基板100の単位でモールド体50が形成される。
図11は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のモールド体個片化工程の一例を示した図である。モールド体個片化工程においては、ダイシングライン90に沿って基板シート110、集合基板100が切断され、個々のモールド体50に個片化される。
なお、モールド樹脂40は、硬化後、表面にワックス分が存在することが多く、油分があると、シールド膜60との密着性を悪化させる。そこで、個片化されたモールド体50の上面のワックス分を除去するため、モールド樹脂40の上面側を一瞬火であぶるワックス除去工程を入れることが好ましい。
図12は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法のシールド膜形成工程の一例を示した図である。図12(A)は、シールド膜形成工程の全体を示した図であり、図12(B)は、個々のモールド体へのシールド膜の形成状態を示した図である。
図12(A)に示すように、シールド膜形成工程においては、PVD法により、個々のモールド体50の上面及び側面に金属の蒸着膜が形成される。金属蒸着は、例えば上述のように、イオンプレーティング法により行われてもよい。蒸着は、真空下で複数のモールド体50がトレイ132上に載置され、トレイ132自身が回転するとともに、複数のトレイ132が載置されたステージ130が軸131を中心として回転した状態で、上方からアルミ材等の金属材料135を蒸発させ、蒸着金属を衝突させることにより行われる。ステージ130及びトレイ132により、モールド体50が回転するので、モールド体50の側面にも均一に蒸着膜を形成することができる。
図12(B)に示すように、斜め上方から蒸着金属が衝突するため、モールド体50の上面のみならず、側面にも蒸着膜を形成することができる。また、図12(A)に示したステージ130及びトレイ132の回転により、個々のモールド体50の上面及び側面に、均一なシールド膜60を形成することができる。
本工程では、PVD法を用いて蒸着膜を形成するため、シールド膜60を1〜2μm、又は数μm程度の均一な薄膜を形成することが可能であり、必要以上に膜厚を厚くすることなくシールド膜60を形成することができる。電子モジュール80が個片化されている場合、無電解メッキや電解メッキ等の湿式のプロセスで選択的に成膜を行うのは非常に困難であるとともに、装置や工程が大がかりになりコスト増に繋がるが、本実施例で行うPVD法、特にイオンプレーティング法では、イオン化した金属を方向性付けして電子モジュール80に衝突させることができる。更に、1回のプロセスで済むので、安価に成膜を行うことができる。
本工程により、本実施例に係る電子モジュール80は完成する。必要に応じて、更に保護膜70をシールド膜60の上面に形成し、更に必要に応じて、保護膜70への印字を行う。
図13は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の保護膜形成工程の一例を示した図である。図13(A)は、保護膜形成工程の一例を示した図であり、図13(B)は、保護膜形成工程により形成された保護膜の一例を示した図である。
図13(A)に示すように、保護膜形成工程は、スクリーン版140を用いたスクリーン印刷法により、レジストコート材からなる保護膜70を電子モジュール80の上面に印刷することにより行われる。なお、スクリーン印刷は、複数の電子モジュール80がトレイ142上に配置され、電子モジュール80の配置位置に対応して形成されているスクリーン版の複数の孔141が、電子モジュール80の上面の領域内に来るように配置され、スクリーン版140の枠内にレジストコート材が供給され、スキージでレジストコート材を均すことにより行われる。よって、図7において説明した電子モジュール80の外周から所定距離dを設けて内側の範囲に保護膜70を形成する構成や、角部71を丸め形状とする構成は、スクリーン版140の孔141の形状をそのような配置及び形状に構成することにより形成される。
図13(B)に示すように、電子モジュール80の上面のシールド膜60の中央領域に、電子モジュール80の外周から所定距離dを有し、角部71が丸くなるように保護膜70が形成される。
図14は、本発明の実施例に係る電子モジュールの製造方法の印字工程の一例を示した図である。図14(A)は、印字工程の一例を示した図であり、図14(B)は、印字工程により書き込まれた印字の一例を示した図である。
図14(A)に示すように、本実施例に係る印字加工は、例えば、レーザーLを用いたレーザーマーキングにより行われる。レーザーマーキングでは、保護膜70にレーザーLが照射され、保護膜70がレーザーLのエネルギーにより蒸発して剥がれることにより印字がなされるが、蒸発による印字は、シールド膜60まで到達しない範囲で収まることが好ましい。これにより、シールド膜60のシールド効果を減少させることなく印字を行うことができる。このような印字は、保護膜70の材質と厚さに応じて、レーザーLのエネルギーを調整することにより行うことができる。
図14(B)に示すように、保護膜70に、管理番号75及び1ピンマーク76が印字され、本実施例に係る電子モジュール85が完成する。保護膜70を設けることにより、シールド膜60上に直接印字を行う場合よりも、印字のコントラストを大きくし、明瞭に印字を行うことができる。また、保護膜70にのみ印字を行うようにすれば、シールド膜60のシールド効果を損ねることなく印字を行うことができる。
なお、本実施例においては、レーザーマーキングにより印字を行う例を挙げて説明したが、保護膜70上に印刷により印字を行うことも可能である。
印字を行った後は、必要な検査を行い、テーピングを行うことにより、電子モジュール85として出荷を行うことができる。
本実施例に係る電子モジュール及びその製造方法によれば、小型でシールド効果が高い電子モジュールを、低コストで提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、携帯電話等の通信機器を含む電子機器に利用することができる。
10 基板
11 モールド側面最低必要肉厚
12 部品搭載エリア
13 コア材
14 配線パターン
15 グランドパターン
16 スルーホール
17、71 角部
20 部品
30 はんだバンプ
31 アンダーフィル剤
40 モールド樹脂
50 モールド体
60 シールド膜
70 保護膜
80、85 電子モジュール
90 ダイシングライン
100 集合基板
110 シート基板
120 金型
130 ステージ
131 軸
132、142 トレイ
140 スクリーン
141 孔

Claims (18)

  1. 回路基板に実装された電子部品をモールド樹脂で封止したモールド体を有する電子モジュールであって、
    前記モールド体の上面及び側面が、物理気相成長法により形成された金属の蒸着膜からなるシールド膜で覆われたことを特徴とする電子モジュール。
  2. 前記回路基板の側面にはグランドパターンが露出しており、
    前記シールド膜は、前記回路基板の側面で前記グランドパターンと接続されたことを特徴とする請求項1に記載の電子モジュール。
  3. 前記グランドパターンは、前記回路基板の角部よりも内側の側辺部の側面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子モジュール。
  4. 前記回路基板は多層基板であり、
    前記回路基板の側面には、露出した前記グランドパターンの上層と下層を接続するスルーホールが形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子モジュール。
  5. 前記シールド膜は、アルミニウム又はアルミニウムを含む合金からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子モジュール。
  6. 前記アルミニウムを含む合金は、アルミニウムと銅、又はアルミニウムと錫を含む合金であることを特徴とする請求項5に記載の電子モジュール。
  7. 前記電子部品は、無線に用いられる高周波部品であり、
    前記回路基板は、高周波回路基板であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子モジュール。
  8. 前記モールド体の上面を覆う前記シールド膜上には、前記モールド体の上面の外周から所定距離以上内側の領域に、前記シールド膜を部分的に覆う保護膜が更に形成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子モジュール。
  9. 前記保護膜は、印刷法により形成されたことを特徴とする請求項8に記載の電子モジュール。
  10. 前記保護膜の角部は、角を落として丸く曲線的に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の電子モジュール。
  11. 前記保護膜には、印字が施されていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の電子モジュール。
  12. 前記印字は、レーザーマーキング又は印刷により形成されたことを特徴とする請求項11に記載の電子モジュール。
  13. 複数の回路基板が格子状のダイシングラインに沿って配置された集合基板を用意する工程と、
    前記複数の回路基板の各々に電子部品を実装する部品実装工程と、
    各々の前記回路基板に前記電子部品が実装された前記集合基板をモールド成形によりモールド樹脂で封止するモールド成形工程と、
    前記集合基板を前記ダイシングラインに沿って切断し、樹脂封止された前記複数の回路基板を個片化して複数のモールド体を生成するモールド体個片化工程と、
    前記複数のモールド体の各々の上面及び側面に、物理的気相成長法により金属の蒸着膜を形成する蒸着膜形成工程と、を有することを特徴とする電子モジュールの製造方法。
  14. 前記集合基板及び前記複数の回路基板は、前記ダイシングラインを超えて隣接する前記回路基板同士を跨ぐようなグランドパターンを有して構成されていることを特徴とする請求項13に記載の電子モジュールの製造方法。
  15. 前記グランドパターンは、前記ダイシングラインの交点よりも内側の領域に形成されることを特徴とする請求項14に記載の電子モジュールの製造方法。
  16. 前記集合基板及び前記複数の回路基板は多層基板として形成され、
    前記ダイシングラインと前記回路基板との境界上には、上層と下層の前記グランドパターン同士を接続するスルーホールが形成されたことを特徴とする請求項13に記載の電子モジュールの製造方法。
  17. 前記複数のモールド体の各々の上面に形成された前記蒸着膜上の、前記モールド体の上面の外周から所定距離以上内側の領域に、印刷法により保護膜を形成する保護膜形成工程を更に有することを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の電子モジュールの製造方法。
  18. 前記保護膜に、レーザーマーキング又は印刷により印字を行う印字工程を更に有することを特徴とする請求項17に記載の電子モジュール。
JP2012020272A 2012-02-01 2012-02-01 電子モジュール及びその製造方法 Pending JP2013161831A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020272A JP2013161831A (ja) 2012-02-01 2012-02-01 電子モジュール及びその製造方法
US13/754,307 US9161483B2 (en) 2012-02-01 2013-01-30 Electronic module and method of manufacturing electronic module
CN2013100384990A CN103247604A (zh) 2012-02-01 2013-01-31 电子模块及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020272A JP2013161831A (ja) 2012-02-01 2012-02-01 電子モジュール及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013161831A true JP2013161831A (ja) 2013-08-19

Family

ID=48870031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012020272A Pending JP2013161831A (ja) 2012-02-01 2012-02-01 電子モジュール及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9161483B2 (ja)
JP (1) JP2013161831A (ja)
CN (1) CN103247604A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194435A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社村田製作所 回路モジュール及びその製造方法
WO2016121491A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 株式会社村田製作所 電子回路モジュール
JP2017168701A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 東芝メモリ株式会社 半導体装置
JP2018170421A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 太陽誘電株式会社 電子部品モジュール、及び電子部品モジュールの製造方法
CN109390324A (zh) * 2017-08-11 2019-02-26 三星电子株式会社 半导体封装及其制造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5779227B2 (ja) * 2013-03-22 2015-09-16 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
CN107006138B (zh) * 2014-12-12 2019-07-05 名幸电子有限公司 模制电路模块及其制造方法
CN107924908B (zh) * 2015-07-13 2020-10-23 莱尔德电子材料(深圳)有限公司 具有定制着色的外表面的热管理和/或emi减轻材料
JP2018160527A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 東芝メモリ株式会社 半導体パッケージ、及び、半導体パッケージのマーキング方法
WO2020067468A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社村田製作所 電子部品モジュールおよび電子部品モジュールの製造方法
CN111211079B (zh) * 2019-01-23 2020-12-25 苏州日月新半导体有限公司 集成电路封装体的制造方法
CN113973486A (zh) * 2020-07-24 2022-01-25 广州方邦电子股份有限公司 一种屏蔽膜及线路板
CN112738985B (zh) * 2021-02-04 2022-04-08 华勤技术股份有限公司 电路板组件及电子设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02271649A (ja) * 1989-04-13 1990-11-06 Mitsubishi Electric Corp 樹脂封止型半導体装置
JPH04328903A (ja) * 1991-04-27 1992-11-17 Murata Mfg Co Ltd 発振器及びその製造方法
JP2002329811A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2008028200A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 立体回路部品およびその製造方法
JP2011159788A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Panasonic Corp モジュールとその製造方法
US20120015687A1 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor package and mobile device using the same

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5355016A (en) * 1993-05-03 1994-10-11 Motorola, Inc. Shielded EPROM package
JP2850860B2 (ja) * 1996-06-24 1999-01-27 住友金属工業株式会社 電子部品の製造方法
JPH10284935A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Murata Mfg Co Ltd 電圧制御発振器およびその製造方法
JP3718131B2 (ja) * 2001-03-16 2005-11-16 松下電器産業株式会社 高周波モジュールおよびその製造方法
US6922218B2 (en) * 2001-07-13 2005-07-26 Hannstar Display Corporation Method for fabricating liquid crystal display monitor with esthetic back
JP4178880B2 (ja) 2002-08-29 2008-11-12 松下電器産業株式会社 モジュール部品
JP4377157B2 (ja) * 2003-05-20 2009-12-02 Necエレクトロニクス株式会社 半導体装置用パッケージ
US7327015B2 (en) * 2004-09-20 2008-02-05 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device package
JP4614278B2 (ja) * 2005-05-25 2011-01-19 アルプス電気株式会社 電子回路ユニット、及びその製造方法
US8350367B2 (en) * 2008-02-05 2013-01-08 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device packages with electromagnetic interference shielding
US7989928B2 (en) * 2008-02-05 2011-08-02 Advanced Semiconductor Engineering Inc. Semiconductor device packages with electromagnetic interference shielding
US8022511B2 (en) * 2008-02-05 2011-09-20 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device packages with electromagnetic interference shielding
US8410584B2 (en) * 2008-08-08 2013-04-02 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device packages with electromagnetic interference shielding
CN101800214B (zh) * 2009-02-06 2011-05-25 同欣电子工业股份有限公司 具有抗电磁干扰电子模块的构装方法
EP2451259A4 (en) 2009-10-01 2013-07-03 Panasonic Corp MODULE AND PRODUCTION METHOD THEREOF
US8368185B2 (en) * 2009-11-19 2013-02-05 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device packages with electromagnetic interference shielding
US8084300B1 (en) * 2010-11-24 2011-12-27 Unisem (Mauritius) Holdings Limited RF shielding for a singulated laminate semiconductor device package
US8704341B2 (en) * 2012-05-15 2014-04-22 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor packages with thermal dissipation structures and EMI shielding

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02271649A (ja) * 1989-04-13 1990-11-06 Mitsubishi Electric Corp 樹脂封止型半導体装置
JPH04328903A (ja) * 1991-04-27 1992-11-17 Murata Mfg Co Ltd 発振器及びその製造方法
JP2002329811A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2008028200A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 立体回路部品およびその製造方法
JP2011159788A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Panasonic Corp モジュールとその製造方法
US20120015687A1 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor package and mobile device using the same

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194435A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社村田製作所 回路モジュール及びその製造方法
JPWO2015194435A1 (ja) * 2014-06-20 2017-04-20 株式会社村田製作所 回路モジュール及びその製造方法
WO2016121491A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 株式会社村田製作所 電子回路モジュール
JPWO2016121491A1 (ja) * 2015-01-30 2017-10-05 株式会社村田製作所 電子回路モジュール
US10056311B2 (en) 2015-01-30 2018-08-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic circuit module
JP2017168701A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 東芝メモリ株式会社 半導体装置
JP2018170421A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 太陽誘電株式会社 電子部品モジュール、及び電子部品モジュールの製造方法
US10756024B2 (en) 2017-03-30 2020-08-25 Taiyo Yuden Co., Ltd. Electronic component module and method of manufacturing the same
CN109390324A (zh) * 2017-08-11 2019-02-26 三星电子株式会社 半导体封装及其制造方法
CN109390324B (zh) * 2017-08-11 2024-01-05 三星电子株式会社 半导体封装及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9161483B2 (en) 2015-10-13
CN103247604A (zh) 2013-08-14
US20130194756A1 (en) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013161831A (ja) 電子モジュール及びその製造方法
US8592958B2 (en) Chip package and manufacturing method thereof
CN206976326U (zh) 半导体装置
US10271432B2 (en) Encapsulated circuit module, and production method therefor
CN105321933B (zh) 具有顺形电磁屏蔽结构的半导体封装件及其制造方法
US20170347462A1 (en) Encapsulated Circuit Module, And Production Method Therefor
US9269673B1 (en) Semiconductor device packages
US9674991B2 (en) Electronic packaged device
US9226435B2 (en) Printed circuit board with integral radio-frequency shields
US9076892B2 (en) Method of producing semiconductor module and semiconductor module
JP6408540B2 (ja) 無線モジュール及び無線モジュールの製造方法
JP6449837B2 (ja) 無線モジュール及び無線モジュールの製造方法
US10665568B2 (en) Encapsulated circuit module, and production method therefor
JP2010226137A (ja) 電子部品モジュール
TWI553825B (zh) 堆疊式封裝模組與其製造方法
CN108074887A (zh) 半导体装置以及其制造方法
WO2008027888A2 (en) Radio frequency and electromagnetic interference shielding
JP2019212979A (ja) 無線モジュールおよびその製造方法並びに電子装置
KR20170097345A (ko) 전자 소자 모듈 및 그 제조 방법
JP2018201248A (ja) 無線モジュール
KR101141443B1 (ko) 반도체 패키지의 제조 방법
US20170263571A1 (en) Electronic component built-in substrate and method for manufacturing the same
KR102004774B1 (ko) 반도체 패키지의 제조 방법
KR20130048991A (ko) 반도체 패키지 및 그 제조 방법
KR101211712B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160209