JP2013155920A - ガスバルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煮こぼれ等の液状物がコンロ本体内に設けるガスバルブ装置内に侵入するのを防止して内部部品に悪影響を及ぼさないようにしたガスバルブ装置を提供する。
【解決手段】ガスコンロ1のコンロ本体10内に配設されるバルブ本体5と、コンロ本体10の前面パネル15に形成する開口部16から前方に向けて突出させて、水平方向への移動でガスバーナの火力を調節する火力調節レバー4とを備える。火力調節レバー4は、開口部16内に配置される外側水平部41、外側水平部41の端部から下方に向けて伸びる垂直部42、垂直部42の下端部から後方に向けて伸びる内側水平部43とを備え、内側水平部43の後方端部を中心として水平方向に揺動可能にバルブ本体5に取り付けられる。垂直部42に、下方のガスバルブ構成部品を覆うカバー部材6aが取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロに内装され、ガスバーナへのガスの供給を制御するガスバルブ装置に関する。
従来のこの種のガスバルブ装置として、ガスコンロに内装され、ガスコンロの前面に設けられた点消火ボタンを押し操作することによってガスバーナへのガスの供給を制御するものが知られている。このガスバルブ装置は開閉弁を備えたバルブ本体を備え、さらにバルブ本体内を通過するガスの流量を増減してガスバーナの火力を制御する火力調節機構も備えている。
火力調節機構は、点消火ボタンとは別に設けられる火力調節レバーと、ガスバルブ構成部品の1つとしてバルブ本体内のガス通路内に摺動可能に設ける可動弁とを備え、火力調節レバーの操作により可動弁を摺動させることによって、ガス通路の通路面積を変化させてガスバーナへのガス流量を調整して火力調節が行われる(例えば、特許文献1参照)。
上記火力調節レバーは平坦な板材から形成され、その先端部がガスコンロの前面パネルに設けた細長い開口部から突出するようにコンロ本体に配置される。
そのため、従来のガスコンロでは、前面パネルの開口部から火力調節レバーが突出されているので、調理時に五徳上の調理器具から煮こぼれが生じて、天板にこぼれた煮汁が火力調節レバーにかかり、煮汁が火力調節レバーを伝って開口部からコンロ本体内に侵入し、コンロ本体内に設けたガスバルブ装置内に煮こぼれが侵入して固着して可動弁が動作不良を起こしたり、シール部材が損傷してガス漏れを起こしたりする場合があった。
そこで、特許文献1に開示されるガスバルブ装置では、天板上にこぼれた煮汁が火力調節レバーを伝ってガスバルブ装置上に滴下されるのを防止するために、火力調節レバーの途中に煮汁を堰き止める堰部を形成して、この堰部により堰き止められた煮汁をレバーの側部から開口部近くでガスバルブ装置よりも手前のコンロ本体内に落下させるようにしている。
特開2004−60898号公報
しかしながら、火力調節レバーに堰部を形成しても、堰部が形成されていない部分から煮汁が伝わってガスバルブ装置上に滴下したり、洗剤などスプレーによる噴射によって堰部を越えて火力調節レバーを伝わってガスバルブ装置上に滴下したりする場合があり、ガスバルブ装置内への液状物の侵入を十分に防止できない問題があった。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、煮こぼれ等の液状物がコンロ本体内に設けるガスバルブ装置内に侵入するのを防止して内部の部品に悪影響を及ぼさないようにしたガスバルブ装置を提供することを課題とする。
本発明に係るガスバルブ装置は、ガスコンロのコンロ本体内に配設され、ガスバルブ構成部品を有するバルブ本体と、コンロ本体の前面パネルに設ける点消火スイッチと、前面パネルに形成する水平方向に長い開口部から前方に向けて突出させて、水平方向への移動でガスバーナの火力を調節する火力調節レバーとを備えるガスバルブ装置において、
火力調節レバーは、コンロ本体内においてバルブ本体の上部に水平方向に揺動可能に取り付けられ、
火力調節レバーのコンロ本体内に位置する部分に、下方のガスバルブ構成部品を覆うカバー部材が取り付けられていることを特徴とする。
本発明のガスバルブ装置によれば、調理時に調理器具から煮こぼれが生じ、天板にこぼれた煮汁が火力調節レバーにかかったり、洗剤液が火力調節レバーにかかったりして、液状物が火力調節レバーを伝わってきたり、ガスバルブ構成部品に向かって飛び散ってきても、侵入してきた液状物をカバー部材で受け止めて、カバー部材の下方のバルブ本体内に装着されるガスバルブ構成部品に液状物が付着しないようにすることができる。
また、火力調節レバーにカバー部材を取り付けるので、火力調節レバーの前方から後方に向けて伝わって流れる液状物を火力調節レバーの左右の揺動に関わらず確実にカバー部材で受け止めることができる。
また、本発明のガスバルブ装置は、火力調節レバーが、前面パネルの開口部内に配置される外側水平部と、外側水平部のコンロ本体内に配置される端部から下方に向けて伸びる垂直部と、垂直部の下端部から後方に向けて伸びる内側水平部とを備え、内側水平部の後方端部を中心として水平方向に揺動可能にバルブ本体に取り付けられ、火力調節レバーの垂直部に、下方のガスバルブ構成部品を覆うカバー部材を取り付けるようにすることが好ましい。
このように、火力調節レバーを外側水平部と垂直部と内側水平部とにより構成して、この垂直部にカバー部材を取り付けることにより、液状物が火力調節レバーの外側水平部から垂直部を伝わってきたり、ガスバルブ構成部品に向かって飛び散ってきても、侵入してきた液状物を内側水平部の前方側上方においてカバー部材で受け止めることができるので、カバー部材の下方に位置するバルブ本体内に装着されるガスバルブ構成部品に液状物が付着しないようにすることができる。
また、本発明のガスバルブ装置は、カバー部材は、平坦な受け面と、この受け面の外周囲に上方に向けて突設される壁部とを有する液溜め部を備える構成とすることが好ましい。
このような構成により、平坦な受け面とその外周囲の壁部とにより液溜め部が形成され、外側水平部から垂直部へと伝わってきた液状物を液溜め部に溜めることができるので、カバー部材から直ぐに液状物が落下するのを防ぐことができる。
さらに、本発明のガスバルブ装置は、カバー部材が、受け面と壁部を備える液溜め部を有する場合には、壁部は切欠部を有する構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、壁部に切欠部を形成しているので、火力調節レバーを揺動させても、液溜め部に溜まった液状物を、壁部を超えて落下させることなく、ガスバルブ構成部品に対して液状物が滴下されても影響の少ない所定の位置に滴下させることができるので、バルブ本体への液状物の付着をできるだけ抑えられる。さらに、バルブ本体内部のガスバルブ構成部品に悪影響を及ぼすことがなくなる。例えば、可動弁の動作不良やOリングなどのシール部材の損傷によるガス漏れを防止できる。
さらに、本発明のガスバルブ装置は、カバー部材の壁部に切欠部を形成する場合には、受け面は、切欠部に向けて下方に傾斜させて形成することが好ましい。
このように、受け面を切欠部に向けて下がるように傾斜させることにより、液溜め部に溜まった液状物をスムーズに切欠部から排出させることができる。
また、本発明のガスバルブ装置は、ガスバルブ構成部品が、バルブ本体内に摺動可能に配置され、ガスコンロのガスバーナへのガス供給量を調節する可動弁と、可動弁に接続され、バルブ本体外部に突出して可動弁の摺動方向と同方向に移動する可動ピンとを有する構成とすることができる。この場合には、可動弁や可動ピンへの液状物の落下が阻止されて、可動弁や可動ピンへの液状物の付着を防止して、バルブ本体内部への液状物の侵入も良好に阻止することができる。
以上のように、本発明に係るガスバルブ装置によれば、天板上にこぼれた煮汁等の液状物がコンロ本体内に配置されるガスバルブ装置に悪影響を及ぼすことを防止できる。
本発明の実施形態1によるガスコンロの外観構成を示す斜視図である。 実施形態1によるガスバルブ装置の斜視図である。 実施形態1によるガスバルブ装置に取り付けるカバー部材の斜視図である。 図3のカバー部材のA−A線における断面斜視図である。 実施形態1によるガスバルブ装置の部分平面図である。 実施形態2によるガスバルブ装置の部分斜視図である。 実施形態2によるガスバルブ装置に取り付けるカバー部材の斜視図である。 図7のカバー部材のB−B線における断面斜視図である。 実施形態3によるガスバルブ装置の部分斜視図である。 実施形態3によるガスバルブ装置に取り付けるカバー部材の斜視図である。 図10のカバー部材の断面斜視図である。
[実施形態1]
以下に、実施形態1について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すガスコンロ1は、3つのガスバーナ11を設けたコンロ本体10がカウンタトップ12の開口に落とし込まれるように設置されるビルトインタイプと称されるものである。コンロ本体10の上方には、コンロ本体10の上方開放部を覆うように矩形状のコンロ用天板13が配設され、このコンロ用天板13の上面にガスバーナ11が露出される。また、コンロ用天板13上の各ガスバーナ11の周囲には、五徳14が位置されている。
ガスコンロ1は、図2に示すように、ガスバーナ11への燃料ガスの供給量を調節するガスバルブ装置2aを備えている。このガスバルブ装置2aは、コンロ本体10内に配設され、可動弁、可動ピン53などのガスバルブ構成部品を内装するバルブ本体5を備えると共に、図1に示すように、点消火スイッチ3及びガスバーナ11の火力を調節する火力調節レバー4を備える。
点消火スイッチ3は、図1に示すように、コンロ本体10の前面パネル15に設けられており、この点消火スイッチ3を押すことにより、バルブ本体5内の開閉弁が動作するようになっている。また、前面パネル15における点消火スイッチ3の上方には横長の開口部16が形成され、この水平方向に長い開口部16から火力調節レバー4を前方に向けて突出させている。火力調節レバー4は、水平方向への移動でガスバーナ11の火力を調節するようになっている。
火力調節レバー4はクランク状に屈曲させた平坦な板材から形成され、前面パネル15の開口部16内に配置される外側水平部41と、外側水平部41のコンロ本体10内に配置される端部から下方に向けて伸びる垂直部42と、垂直部42からコンロ本体10内の奥側に向けて伸びる内側水平部43とを備える。そして、火力調節レバー4は、内側水平部43の奥側端部を中心として水平方向に揺動可能にバルブ本体5に取り付けられている。
そして、バルブ本体5内には、図示していないが、水平方向に延びる第1ガス通路と第1ガス通路に連通し、上方に伸びる第2ガス通路とが形成されている。また、図2に示すように、バルブ本体5の上部にガスバーナ11と第2ガス通路とを連通するガス流出部51が開口され、図示していないが、バルブ本体5の底面部に第1ガス通路に連通するガス流入部が開口されている。さらに、第1ガス通路内には開閉弁が内装され、バルブ本体5内における第2ガス通路近くには、第2ガス通路の面積を増減してガスバーナ11への燃料ガスのガス供給量を調節する可動弁(ニードル弁)が水平方向に摺動可能に内装されている。点消火スイッチ3を押すことにより開閉弁を開弁させると共に点火手段により点火させるようなっている。
また、可動弁には、図2及び図5に示すように、可動ピン53が突出して嵌入されており、バルブ本体5の外周面に開口される長尺な連通部52から突出させて、可動弁の摺動方向と同方向に移動できるようになっている。この可動ピン53の上端部は、火力調節レバー4に形成する円弧状孔43aに係合させている。
火力調節レバー4の内側水平部43には、可動ピン53が挿通される円弧状孔43aが形成されており、火力調節レバー4の揺動に伴って可動ピン53が円弧状孔43a内を移動しながら、バルブ本体5に形成した連通部52内を直線運動するようになっている。そして、火力調節レバー4をコンロ本体10の左右方向に揺動させると、火力調節レバー4の動きに連動して可動ピン53を介して可動弁が直線運動し、第2ガス通路を流れるガス流量が調整される。
ところで、このガスコンロ1では、火力調節レバー4が前面パネル15の開口部16から突出しているので、調理時に、五徳14上に載置した調理器具から煮こぼれが生じた場合、天板13にこぼれた煮汁が火力調節レバー4の先端部にかかり、外側水平部41を伝わってコンロ本体10の内部に侵入し、ガスバルブ装置2aに悪影響を及ぼす虞がある。
本実施形態1のガスバルブ装置2aは、火力調節レバー4の外側水平部41の上面に幅全体に亘って上方に隆起させた凸部から構成される堰部41aを設けると共に、火力調節レバー4の垂直部42に、開口部16から侵入した液状物がガスバルブ構成部品上に滴下しないようにカバー部材6aを取り付けている。このカバー部材6aにより、外側水平部41から垂直部42に伝わった液状物や、開口部16からガスバルブ構成部品に向かって飛び散ってきた液状物を内側水平部43の上方で受け止めることができる。
カバー部材6aは、図3及び図4に示すように、平坦な受け面61aと、この受け面61aの外周囲に上方に向けて突設される壁部62aとを有する受け皿状に形成されている。受け面61aは、コンロ奥側に配置される直線の長辺部と、この長辺部の両端部から手前側に向けて円弧状に形成される円弧辺部と、両側の円弧辺部を挟むように形成される短い直線の短辺部とを有するように形成されている。これら長辺部と円弧辺部と短辺部に沿って壁部62aが形成されている。
本実施形態1では、壁部62aは、長辺部に対応する平面壁部63aと、円弧辺部に対応する円弧壁部64aと、短辺部に対応し、火力調節レバー4の垂直部42に取り付けられる取付部654にもなる取付用壁部65aとから構成されている。そして、受け面61aと、この受け面61aの外周囲に上方に向けて突設される平面壁部63a、円弧壁部64a及び取付用壁部65aとにより、液溜め部69aが形成される。本実施形態1では、壁部62aの高さは、取付用壁部65a、平面壁部63a、そして円弧壁部64aの順に高さが低くなっていくように形成されている。なお、円弧壁部64aよりも平面壁部63aの高さを高くしているのは、前面パネル15の開口部16から侵入して飛び散ってきた液状物を平面壁部63aで受け止めるためである。
取付用壁部65aは、垂直部42の平面部分に当接される当接面部651と、当接面部651の両端部に連続して形成される垂直部42の両側面に圧接される圧接部652とを有する。さらに、当接面部651には、上下方向に延び、上端が開放される2つの切欠653が形成され、この2つの切欠653の間に形成される突出部分の上端に、垂直部42の取付穴42aに係合される係合突起655が形成されている。カバー部材6aは、取付部654の係合突起655を取付穴42aに係合させて、両側の圧接部652により垂直部42を挟み込むことで、当接面部651を垂直部42に密着させて取り付けることができる。
さらに、円弧壁部64aの一方における垂直部42の近くには、液溜め部69a内に溜まった液状物を外部に排出するための切欠部66aが受け面61aの上面まで達するように形成されている。この切欠部66aは、カバー部材6a内に溜まった液状物が落下しても可動弁や可動ピン53などのガスバルブ構成部品への影響の少ない位置に形成されている。このように、液溜め部69aは、受け面61aの略全周囲に形成される壁部62aにより、切欠部66a以外からの液状物の落下が阻止される。
さらに、カバー部材6aの受け面61aは、図4に示すように、上面が切欠部66aの形成側に向けて下方に傾斜して形成されている。受け面61aを傾斜面にすることで、液溜め部69aに溜まった液状物をスムーズに切欠部66aに案内して、液状物の切欠部66aからの排出をスムーズに行なえる。なお、切欠部66aは、本実施形態1では、1つだけ形成したが、両方の円弧壁部64aに形成してもよい。
さらに、カバー部材6aは、図5に示すように、内側水平部43に形成された円弧状孔43aを覆い、火力調節レバー4の揺動範囲内において常に可動ピン53の移動範囲の開口を有する連通部52を覆う大きさを有している。本実施形態1では、カバー部材6aの横方向の長さは、下方に位置するバルブ本体5の幅よりも長くなっており、カバー部材6aにより連通部52だけでなくバルブ本体5の全幅を覆うようになっている。
実施形態1に係るガスコンロ1では、まず、火力調節レバー4の外側水平部41の途中で煮汁を堰部41aにより堰止めて火力調節レバー4上から落下させ、堰部41aによって堰き止められなかった煮汁をカバー部材6aで受け止めるようにしている。
このように、天板13にこぼれた煮汁やスプレーにより噴射された洗剤液が火力調節レバー4の外側水平部41を伝ったり、外側水平部41の側方から飛び込んでコンロ本体10内に侵入しても、火力調節レバー4の垂直部42に取り付けたカバー部材6aにより可動ピン53や可動弁などのガスバルブ構成部品の上方で煮汁等の液状物を受け止めることができるので、カバー部材6aの下方に位置する可動ピン53や可動弁(図示しない)や可動弁に設けるガスシール部に煮汁等の液状物が固着することを防止できる。
[実施形態2]
ところで、火力調節レバー4が左右方向に可動できるように前面パネル15には横方向に伸びる細長い開口部16が形成されている。そのため、コンロ本体10の前面パネルにスプレーにより吹き付けた洗剤液が開口部16から内部に侵入する虞がある。この場合にも、可動弁や可動ピン53に洗剤液などが付着すると、火力調節ができなくなる虞がある。
そこで、実施形態2に係るガスバルブ装置2bでは、図6から図8に示すように、カバー部材6bに形成する壁部62bの形状を変更している。なお、実施形態2に係るガスバルブ装置2bは、カバー部材6bの形状が異なる他は、実施形態1のガスバルブ装置2aと構成は同じであり、同じ構成部品は同じ符号で示し説明を省略する。
本実施形態2に係るカバー部材6bも、図6から図7に示すように、平坦な受け面61bと、この受け面61bの外周囲に上方に向けて突設される壁部62bとを有している。受け面61bは、コンロ奥側に配置される直線の長辺部と、この長辺部の両端部から手前側に向けて直線状に延びる直線辺部と、これら直線辺部に連続して円弧状に形成される円弧辺部と、両側の円弧辺部を挟むように形成される短い直線の短辺部とを有するように形成されている。これら長辺部、直線辺部、円弧辺部及び短辺部に沿って壁部62bが形成されている。
本実施形態2では、壁部62bは、長辺部に対応する平面壁部63bと、直線辺部に対応する直線壁部67と、円弧辺部に対応する円弧壁部64bと、短辺部に対応し、火力調節レバー4の垂直部42に取り付けられる取付部654にもなる取付用壁部65bとから構成されている。そして、受け面61bと、この受け面61bの外周囲に上方に向けて突設される平面壁部63b、直線壁部67、円弧壁部64b及び取付用壁部65bとにより、液溜め部69bが形成される。
本実施形態2では、壁部62bの高さは、平面壁部63bと一方の直線壁部67の高さが同じで、平面壁部63b及び一方の直線壁部67、取付用壁部65b、他方の直線壁部67、そして円弧壁部64bの順に高さが低くなっていくように形成されている。本実施形態2では、平面壁部63b及び一方の直線壁部67の高さを実施形態1よりも高くして、前面パネル15の開口部16から侵入してきた液状物をこれら平面壁部63b及び一方の直線壁部67に衝突させて、バルブ本体5への液状物の落下をさらに抑制するようにしている。このように、平面壁部63b及び一方の直線壁部67の高さを高くすることで、前面パネル15の開口部16から噴射的に侵入してくる液状物に対して、バルブ本体5へ滴下することなく遮断することができ、バルブ本体5内への液状物の侵入をさらに抑制してバルブ本体5内部で摺動する部材への液状物の固着をさらに良好に防止できる。
さらに、本実施形態2では、他方の直線壁部67と平面壁部63bとで形成される角部に液溜め部69b内に溜まった液状物を外部に排出するための切欠部66bが受け面61bの上面まで達するように形成されている。この切欠部66bも、カバー部材6b内に溜まった液状物が落下しても可動弁や可動ピン53などのガスバルブ構成部品への影響の少ない位置に形成されている。このように、液溜め部69bは、受け面61bの略全周囲に形成される壁部62bにより、切欠部66b以外からの液状物の落下が阻止される。なお、取付用壁部65bは、実施形態1と同じ構成であるので、説明を省略する。
また、カバー部材6bの受け面61bは、図8に示すように、上面が切欠部66bの形成側に向けて下方に傾斜して形成されている。受け面61bを傾斜面にすることで、液溜め部69bに溜まった液状物をスムーズに切欠部66bに案内して、液状物の切欠部66bからの排出をスムーズに行なえる。
本実施形態2のカバー部材6bも、内側水平部43に形成された円弧状孔43aを覆い、火力調節レバー4の揺動範囲内において常に可動ピン53の移動範囲の開口を有する連通部52だけでなくバルブ本体5の全幅を覆う大きさを有している。
[実施形態3]
実施形態3に係るガスバルブ装置2cでは、図9から図11に示すように、カバー部材6cに形成する受け面61cと壁部62cの形状を変更している。なお、実施形態3に係るガスバルブ装置2cも、カバー部材6cの形状が異なる他は、実施形態1のガスバルブ装置2aと構成は同じであり、同じ構成部品は同じ符号で示し説明を省略する。
本実施形態3に係るカバー部材6cは、図9から図11に示すように、平坦で矩形の受け面61cと、この受け面61cの外周囲に上方に向けて突設される壁部62cとを有している。受け面61cは、コンロ奥側に配置される奥側長辺部と、この長辺部の両端部から手前側に向けて直線状に延びる側部短辺部と、奥側長辺部に対向する手前側長辺部とを有するように形成されている。これら奥側長辺部及び側部短辺部に連続して低く同じ高さの低壁部68が形成され、手前側長辺部に取付部654となり、低壁部68よりも高さの高い取付用壁部65cが形成されている。取付用壁部65cは、実施形態1の取付用壁部65aと同じ形状、同じ高さとなるように形成されている。カバー部材6cの受け面61cの大きさは、実施形態1の受け面61aよりも小さく横方向の長さが火力調節レバー4の内側水平部43の幅よりやや大きくなるように形成されている。そして、受け面61cと、この受け面61cの外周囲に上方に向けて突設される低壁部68及び取付用壁部65cにより液溜め部69cが形成される。
さらに、本実施形態3では、低壁部68と取付用壁部65cとで形成される2つの角部に液溜め部69c内に溜まった液状物を外部に排出するための切欠部66cが受け面61cの上面まで達するように形成されている。この切欠部66cも、カバー部材6c内に溜まった液状物が落下しても可動弁や可動ピン53などのガスバルブ構成部品への影響の少ない位置に形成されている。このように、液溜め部69cは、受け面61cの略全周囲に形成される壁部62cにより、切欠部66c以外からの液状物の落下が阻止される。本実施形態3は、最もコンパクトな形状によりガスバルブ構成部品を液状物から守ることができる。なお、取付用壁部65cは、実施形態1と同じ構成であるので、説明を省略する。
また、カバー部材6cの受け面61cは、図11に示すように、上面が切欠部66cの形成側に向けて下方に傾斜して形成されている。受け面61cを傾斜面にすることで、液溜め部69cに溜まった液状物をスムーズに切欠部66cに案内して、液状物の切欠部66cからの排出をスムーズに行なえる。
本実施形態3のカバー部材6cも、内側水平部43に形成された円弧状孔43aを覆い、火力調節レバー4の揺動範囲内において常に可動ピン53の移動範囲の開口を有する連通部52を覆う大きさを有している。
なお、本発明は、前記各実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。例えば、本発明は、テーブルコンロにも適用できる。
また、火力調節レバーは、垂直部を有することなく水平板状に構成し、その後方端部を水平方向に揺動可能にバルブ本体の上部に取り付けて、ガスバルブ構成部品の上方に位置するように、火力調節レバーの下面側にカバー部材を取り付けるように構成することもできる。
1 ガスコンロ
10 コンロ本体
11 ガスバーナ
15 前面パネル
16 開口部
2a,2b,2c ガスバルブ装置
3 点消火スイッチ
4 火力調節レバー
41 外側水平部
42 垂直部
43 内側水平部
5 バルブ本体
53 可動ピン(ガスバルブ構成部品)
6a,6b,6c カバー部材
61a,61b,61c 受け面
62a,62b,62c 壁部
654 取付部
66a,66b,66c 切欠部
69a,69b,69c 液溜め部

Claims (6)

  1. ガスコンロのコンロ本体内に配設され、ガスバルブ構成部品を有するバルブ本体と、コンロ本体の前面パネルに設ける点消火スイッチと、前面パネルに形成する水平方向に長い開口部から前方に向けて突出させて、水平方向への移動でガスバーナの火力を調節する火力調節レバーとを備えるガスバルブ装置において、
    火力調節レバーは、コンロ本体内においてバルブ本体の上部に水平方向に揺動可能に取り付けられ、
    火力調節レバーのコンロ本体内に位置する部分に、下方のガスバルブ構成部品を覆うカバー部材が取り付けられていることを特徴とするガスバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のガスバルブ装置において、
    火力調節レバーは、前面パネルの開口部内に配置される外側水平部と、外側水平部のコンロ本体内に配置される端部から下方に向けて伸びる垂直部と、垂直部の下端部から後方に向けて伸びる内側水平部とを備え、内側水平部の後方端部を中心として水平方向に揺動可能にバルブ本体に取り付けられ、
    火力調節レバーの垂直部に、下方のガスバルブ構成部品を覆うカバー部材が取り付けられていることを特徴とするガスバルブ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のガスバルブ装置において、
    カバー部材は、平坦な受け面と、この受け面の外周囲に上方に向けて突設される壁部とを有する液溜め部を備えるガスバルブ装置。
  4. 請求項3に記載のガスバルブ装置において、
    カバー部材の壁部は、切欠部を有するガスバルブ装置。
  5. 請求項4に記載のガスバルブ装置において、
    カバー部材の受け面は、切欠部に向けて下方に傾斜して形成されているガスバルブ装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のガスバルブ装置において、
    ガスバルブ構成部品は、
    バルブ本体内に摺動可能に配置され、ガスコンロのガスバーナへのガス供給量を調節する可動弁と、可動弁に接続され、バルブ本体外部に突出して可動弁の摺動方向と同方向に移動する可動ピンとを有するガスバルブ装置。
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