JP2005241125A - ガスコンロ - Google Patents

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健治 松井
Hiroyuki Katsube
浩幸 勝部
Yasukatsu Tsumoto
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Abstract

【課題】組み込み式等のガスコンロの天板上に設けた操作部の温度上昇を低減させ、操作性と操作時の安心感を向上させ、かつ安定した良好な燃焼が行える。
【解決手段】コンロ本体11と、コンロ本体の上部を覆う天板13と、コンロ本体内に設け、かつ天板上に臨ましたバーナ15と、天板の上面における周辺部にバーナの点火−消火および火力調節を行う操作部25とを備え、バーナ15と操作部25の間に位置して天板13上より突出した仕切り壁部28を設け、仕切り壁部28に天板下のバーナ15への燃焼用空気を仕切り壁部28の空間28a、天板13の開口部30を介して給排気する給排気口29を設けたガスコンロである。
【選択図】図2

Description

本発明は、キッチンカウンターに組み込んで使用する組み込み式ガスコンロ、ガス置き台に載せて使用するガステーブル等のガスコンロに関し、特にバーナの火炎の熱気による操作部への熱影響を軽減し、かつ良好な燃焼が得られる構成に係るものである。
従来、組み込み式ガスコンロは一般に加熱手段となるバーナの点火−消火(以下ON−OFFという)および火力調節は、器具本体であるコンロ本体の略垂直な前側面に設けた操作部で行っている。
また、操作部をコンロ本体の天板上に設けた場合、コンロ本体の両側のどちらか一方に本体より張り出すように設けている構成もある(例えば、特許文献1参照)。このような構成において、図5に示すようにコンロ本体1は、天板2をキッチンカウンター3に乗せて組み込み、そして天板2上に並設したバーナ4の火炎の熱影響を避けるため、ガスコック5の操作部となる摘み6が天板2の上面における左右端部どちらかにおいて突出して設けねばならなくなる。図中、7はゴトクである。
しかしながら、上記従来の前者の構成では、コンロ本体の前側面の操作部でバーナのON−OFFおよび火力調節を行う場合、その操作部が通常、腰の高さにあるので、身体を折り曲げる、または屈み込む等の不自然な姿勢を強いられ、操作がし難いのと操作の結果を見て確認する視認性が悪かった。
また、上記後者の構成において、摘み6は天板2の左右端部のいずれかに設けているので、キッチンカウンター3のスペースを摘み6の設置スペース分だけ狭くすることになり、摘み6を複数設ける場合、天板2の手前側から奥方向に複数の摘みを並べることになるため、奥に設けた摘みほど操作性が悪くなることが考えられる。
特開2002−89854号公報
前記背景技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、楽な姿勢でコンロの操作部の操作が行え、かつバーナの火炎の熱気による操作部への熱影響を軽減し、安定した良好な燃焼が可能なガスコンロを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のガスコンロは、コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け、かつ前記天板上に臨ましたバーナと、前記天板の上面における周辺部にバーナの点火−消火および火力調節を行う操作部とを備え、前記バーナと前記操作部の間に位置して天板上より突出した仕切り壁部を設け、前記仕切り壁部に前記天板下の前記バーナへの燃焼用空気を前記仕切り壁部、天板を介して給排気する給排気口を設けたものである。
これによってバーナの火炎による熱気、バーナ周辺の高温となる天板部分等から天板上の操作部への熱移動を、仕切り壁部、天板と給排気口、給排気流れで軽減して操作部の温度上昇を抑え、安全性、操作性、視認性を高め、かつ燃焼に必要な空気をバーナに送り込むことができるものである。
本発明のガスコンロは、天板の上面における周辺部に配置した操作部の温度上昇を抑えることができ、安全性、操作性、視認性を高め、かつ燃焼に必要な空気を天板上からバーナに送り込むことができる。
第1の発明は、コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け、かつ前記天板上に臨ましたバーナと、前記天板の上面における周辺部にバーナの点火−消火および火力調節を行う操作部とを備え、前記バーナと前記操作部の間に位置して天板上より突出した仕切り壁部を設け、前記仕切り壁部に前記天板下の前記バーナへの燃焼用空気を前記仕切り壁部、天板を介して給排気する給排気口を設けたガスコンロである。
これにより、バーナと操作部の間の天板上に設けた仕切り壁部、天板と給排気口及び給排気口を流れる給排気により、バーナの火炎による熱気、バーナ周辺の高温となる天板部分から操作部への熱移動を軽減し、操作部の温度上昇を抑えることができるので、天板上の周辺部へ自在に操作部を配置することが可能になり、操作部の設置位置が容易に決められ、かつ操作性、視認性を高めることができるとともに、天板下に電装部品等の配置も可能となる。また、仕切り壁部の給排気口、天板を介してバーナに燃焼用空気を送り込めることにより、より安定した良好な燃焼が可能となる。
第2の発明は、第1の発明の給排気口を、仕切り壁部のバーナ側または操作部側の少なくとも一方側に対向させて設けたガスコンロである。
これにより、仕切り壁部が例えばバーナと操作部の間に横長に配置された場合には給排気口の面積を十分に確保することが可能になり、結果として給排気流れが積極的に生じ、特に給排気口が仕切り壁部の操作部側に面して対向している際にはコンロ本体内と、天板上の仕切り壁部と操作部の間付近の温度差が顕著になり、さらに給排気流れが積極的に生じ、操作部の温度を一層低減するとともに、バーナに燃焼に必要十分な空気を供給でき安定した良好な燃焼ができる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明における給排気口を、天板側に向けて開口したことにより、ガスコンロに向って立った姿勢の使用者からは見え難くなり、機能的なデザインにできるだけでなく、調理中に飛び散った油等、また塵等が入り難くできる。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれかの発明における給排気口は、天板上面より上方に配置したことにより、天板より立ちあがる仕切り壁部の部分で以って、調理中等に煮こぼれした汁等が給排気口から仕切り壁部、天板を通じてコンロ本体内に流れ込むのを阻止できる。
第5の発明は、第1から第4の発明のいずれかの発明における給排気口を、仕切り壁を構成する上方壁と下方壁とで形成し、前記上方壁の下端部を前記下方壁の上端部より外側に位置させたことにより、調理中等に煮こぼれした汁等が上方壁に流れ落ちても、上方壁の下端部を伝わって下方壁の上端部の外側に案内でき、給排気口から流入するのを防止できる。
第6の発明は、第1から第5の発明のいずれかの発明における仕切り壁部は、その高さをバーナの部分に設けたゴトクの高さと略同一または、それ以下に設定したことにより、調理時における調理容器を、手前と奥方向への往復操作をする際の邪魔にならないようにできるとともに、特に仕切り壁部の高さがゴトクと略同一の場合には仕切り壁部がゴトクとで調理容器を一時的に支えるのにも使用することが可能になる。
以上のように本発明のガスコンロは、第1から第6の発明を実施の形態の要部とすることにより本発明の目的を達成できるので、以下には各請求項に対応する実施の形態の詳細を、図1〜図4を参照して説明し本発明を実施するための最良の形態の説明とする。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本発明における実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における組み込み式ガスコンロの要部切欠の上面図で、図2は同組み込み式ガスコンロの概略断面図で、図3は同組み込み式ガスコンロの操作部付近の拡大概略断面図で、図4は組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図である。
図1〜図4において、機器本体であるコンロ本体11は、箱状に形成されたケース12で構成し、上部を天板13で覆われている。そして、コンロ本体11は、キッチンカウンター14の開口部14aに落し込んで組み込まれ、天板13はその外周縁を開口部14aの周縁部の上面に載置して設置されている。
ガスを燃料とするバーナ15は、一部がケース12内に位置して天板13上に高く突き出ないように臨まして、天板13の手前側の左右と、この左右間の真中にあって後側にそれぞれ配置した3個が設けられている。この3個のバーナ15には、それぞれガス流量制御装置16が配管され、各ガス流量制御装置16を介してガスの供給と遮断、そしてガス流量の制御で火力調節が行われる。従って、図4では一つのバーナ15にガスを供給するガス流量制御部分を例にして説明する。
ガス流量制御装置16は、複数の流量調節穴を設けたガス流量制御板17と、これに相対抗して左右に移動しガス通路穴を有するスライド閉子18により、ガス流量制御板17の流量調節穴と前記ガス通路穴との重なり合う開口面積の変化で通過するガスの流量調節および供給と遮断を行う。スライド閉子18はステッピングモータ19により作動させ、ステッピングモータ19の回転をスラスト方向への運動に変換し、かつ単一の乾電池2個の電池電源20で回転するステッピングモータ19の回転力でも充分にスライド閉子18を動かせるようにカム、ギア等の駆動力変換手段21により増力される。
ステッピングモータ19によるスライド閉子18の位置は常にエンコーダ22で検出されており、スライド閉子18の位置異常やモーターの脱調などを検出することができる。ガス流量制御装置16はケース12内でバーナ15にガスを供給し易い位置に設けている。
制御手段23はマイクロコンピュータおよびその周辺回路で構成され、ガス流量制御装置16とは別個に構成されてケース12内に設ける。制御手段23は回路を駆動するための電力を得るため電池電源20に接続し、かつバーナ15のON−OFFおよび火力調節の指示を行うため、帯状のフラットケーブル24を介してガス流量制御装置16のステッピングモータ19およびエンコーダ22と接続している。
操作部25は、電気接点方式のスイッチで、タクトスイッチ、静電容量スイッチ等を採用して軽く触っても動作するソフトタッチ方式に構成し、3個のバーナ15にそれぞれ対応して設けたもので、ガス流量制御装置16とは別個に形成したものである。
すなわち、操作部25は、ガス流量制御装置16と別個に形成できるのは、ガス流量制御装置16が電池電源20を電源にし、かつパルス信号により回転するステッピングモータ19により作動されるスライド閉止18とガス流量制御板17、エンコーダ22で構成され、そして制御手段23の制御の指示で動作するものであるからで、フラットケーブル24で操作部25を制御手段23に電気的に接続するだけでバーナ15のON−OFFおよび火力調節の信号を送ることが可能になり、そして操作部25と制御手段23には何ら機械的な接続の必要が無く、その相対位置に関して制約が無いためである。
従って、操作部25はガス流量制御装置16、制御手段23の設置位置に左右されることなく別個にして、バーナ15の火炎による熱影響を避けられ、かつ操作性がよく、さらに操作前後の視認性がよくなるのを主として考慮し、天板13上の温度的に設置可能なバーナ15の熱影響の少ない天板13の上面における周辺部の一つの手前側である周辺前部13aに設け、制御手段23とはフラットケーブル24を介して接続して、使用者の手の指が触れることでバーナ15のON−OFFおよび火力調節を行う信号を制御手段23に送るものである。
また、操作部25を構成する点火消火操作部25a、火力調節操作部25b、自動調理操作部25c、タイマ操作部25dと表示部27は、合成樹脂製の細長い形状の操作部設置部26に設けてその表面を樹脂製のメンブレムにより覆われ、点火消火操作部25a、火力調節操作部25b、自動調理操作部25c、タイマ操作部25dの下部にはタクトスイッチを配置し、かつ操作部設置部26の下側に配置したプリント基板(図示せず)で構成し、プリント基板にフラットケーブル24の一端が接続され、他端はガス流量制御装置16の制御手段23に接続されている。
そして、操作部設置部26は天板13の上面における周辺前部13aに一段低く断押して接着材により取付け、天板13の面と操作部25が略同一になるように設けて、天板13上の拭き掃除をし易くと、摘みが天板上に高く突き出ているガスコンロに比べ、バーナ15の火炎による熱気を受けるのを少なくするためである。
表示部27は操作部25である火力調節操作部25bの真上に近接して5段階の火力調節と点火消火の表示と自動調理のON−OFFの表示ができるようにLEDを操作部25と並べて操作部設置部26に設けており、操作部25である点火消火操作部25aと火力調節操作部25b、自動調理操作部25cに使用者の指等が触れるのに連動して点灯、消灯できるようにフラットケーブル24を介して制御手段23に接続している。タイマ操作部25dは操作することで表面に時間表示ができるように構成してある。
細長い略断面逆U字状の中空の仕切り壁部28は合成樹脂、アルミニウム、鉄等の金属で形成し、3個のバーナ15と天板13上の周辺前部13aに位置する操作部25および表示部27との間に位置して横長に天板13の上面より突出して天板13に接着剤で一体に取付けている。仕切り壁部28は、仕切り壁部28内の空間28a、天板13に4つ設けた開口部30を通じてコンロ本体11のケース12内に、バーナ15の燃焼用空気を流れ込ませる自然吸気(図3の実線矢印)とバーナ15の消火後にケース12内のやや温度上昇した空気を自然排気(図3の点線矢印)させる給排気口29を、操作部25側に相対向した仕切り壁部28の前壁に横長に設けている。
従って、給排気口29はバーナ15の安定燃焼のための給気だけでなく、仕切り壁部28内の空間28a、天板13の開口部30に生じる給排気流れにより、バーナ15の火炎による熱気、バーナ15周辺の高温となる天板部分から操作部25への熱移動を阻止し、操作部25よりも天板上に突き出ている仕切り壁部28によるバーナ15の火炎による熱気を遮る働き、及び天板13の4つの開口部30によるバーナ15周辺の高温となる天板部分から操作部25への熱伝導面積を小さくしているそれぞれの作用と相俟って、バーナ15の火炎による操作部25の温度上昇をより低く抑える構成にしている。
また、給排気口29は下方向の天板13側に向けて開口させ、ガスコンロに向って立った姿勢の使用者からは見え難くい機能的なデザインと、調理中に飛び散った油等、また塵等が入り難くした構成にしている。さらに、給排気口29は、天板13上面より上方に配置させ、天板13より立ち上がった仕切り壁部28の前壁で以って、調理中等に天板13上に煮こぼれした汁等が給排気口28から仕切り壁部28の空間28a、天板13の開口部30を通じてコンロ本体11のケース12内に流れ込まないように構成している。
給排気口29を設けた仕切り壁部28は、後壁に相当する上方壁281と前壁に相当する下方壁282とで形成し、かつ上方壁281の下端部281aと下方壁282の上端部282aとの間で仕切り壁部28の全長にわたり給排気口29を形成し、さらに上方壁281の下端部281aを、下方壁282の上端部282aより外側に位置させて、調理中等に煮こぼれした汁等が上方壁281に流れ落ちても、上方壁281の下端部281aを伝わって下方壁282の上端部282aの外側に案内され、給排気口28から流入しない構成にしている。
また、仕切り壁部28は、その高さHをバーナ15の周りに着脱自在に設けたゴトク31の高さと略同一に設定し、調理時に調理容器(図示せず)を手前と奥方向への往復操作をする際の邪魔にならないようにと、ゴトク31とで調理容器を一時的に支えるのにも使用できる構成にしている。
バックガード32は、天板13の後側周辺部を徐々にやや上向きに傾斜させた前傾斜面32aとこの前傾斜面の頂上より急に下降した後傾斜面32bとを有し、後傾斜面32bに複数の通気孔33を形成して、前記した仕切り壁部28の給排気口29、天板13の開口部30と同様の作用効果、つまり燃焼用の空気のケース12内への流入、そしてケース12内の温度上昇した空気の排出を期待する構成にしたものである。
なお、図中34は天板13に設けたバーナ突出用開口部、35はガス流量制御装置16の手前に配管接続した元電磁弁で、ステッピングモータ19、エンコーダ22の故障、フラットケーブル24の断線等の発生、または電源停止等で制御不能の時にガスの供給を遮断する。電源操作部36は、操作部25と同様の構成で以って操作部設置部26に設けた操作部25の一つで、ガスコンロの使用安全を図るため、電池電源20をON、OFFする電源スイッチである。37は放電によりバーナ15から噴出するガスに点火する放電点火手段である。
38は、左側のバーナ15の中心部に設け、ゴトク31上の調理容器の底の温度を検知する温度センサである。そして、温度センサ38は、自動調理操作部25cがONされていると調理中、調理容器の温度を検知して制御手段23に入力し、一方、制御手段23は格納してある制御プログラムにしたがい、温度センサ38の検知信号に基きガス流量制御装置16を制御して自動調理ができるように構成してある。
上記実施の形態における組み込み式ガスコンロについて、以下その動作、作用を説明する。使用者は電源操作部36を軽く押すと、電池電源20が制御手段23に供給される。続いて、点火消火操作部25aを押すと点火の信号がフラットケーブル24を介して制御手段23に送られ、そして制御手段23により表示部27の一つが点灯されるとともに、放電点火手段37が放電を始める。一方、フラットケーブル24を介して信号が伝達されたガス流量制御装置16は、そのステッピングモータ19が駆動されてスライド閉止18が移動してガスがバーナ15に供給され、放電を始めた放電点火手段37により点火されバーナ15に火炎が形成される。
そして、左右いずれかの火力調節操作部25bを使用者が押すと、その押す回数により表示部27の点灯数が増減し、また制御手段23は火力調節操作部25bの押す回数の信号とエンコーダ22からのスライド閉止18の位置に対応したステッピングモータ19の現在置の信号をそれぞれ取り込み、スライド閉止18をスライドさせる値を演算してステッピングモータ19にパルス信号を送る。
一方、このステッピングモータ19により作動されたガス流量制御装置16は、火力調節操作部25bの設定値になるようにガス流量を制御してバーナの燃焼量を制御して火力が調節される。また、バーナ15の消火を行うときは、点火消火操作部25aを再び押すことで消火の信号の伝達された制御手段23は、ステッピングモータ19を駆動してスライド閉止18を閉じるとともに、表示部27も消灯するものである。
このように本実施の形態では、バーナ15にガスの供給、遮断とガス流量の制御で火力調節を行うガス流量制御装置16およびその制御手段23をコンロ本体11のケース12内に設置し、一方、操作部25はガス流量制御装置16およびその制御手段23の設置位置に左右されることなく別個に設置できるので、バーナ15の火炎による熱影響を避け、操作性がよく、かつ操作前後における操作部の視認性のみを考慮して天板13上の温度的に設置可能な天板13の上面における周辺部の一つである周辺前部13aに配置することが可能になる。
従って、使用者はキッチンカウンター14におけるガスコンロの天板13の手前に立った姿勢で操作部25を上から見ながら、手を出して上方より操作部25を操作でき、操作性、視認性を大幅に向上させることができる。
特に本実施の形態では、仕切り壁部28がバーナ15と操作部25の間に位置して天板13上より突出し、かつ天板13の下であるコンロ本体11のケース12内のバーナへ15の燃焼用空気を仕切り壁部28の空間28a、天板13の開口部30を介して給排気する給排気口28を設けているので、バーナ15の燃焼で空気がやや温度上昇したケース12内に、比較的に温度の低い外気が給排気口29、仕切り壁部28の空間28a、天板13の開口部30を通じて実線矢印で示すように自然吸気で流れ込みバーナ15の燃焼用に使用され、またバーナ15の消火後にはケース12内のやや温度上昇した空気が、前記した順序とは逆に点線矢印で示すように流れて給排気口29より外に排気される。
従って、バーナ15の安定燃焼のための給気と排気だけでなく、仕切り壁部28内の空間28a、天板13の開口部30に生じる給排気流れにより仕切り壁部28の全体がバーナ15の火炎による熱気を受けても温度上昇するのが抑えられ、結果としてバーナ15の火炎による熱気、バーナ15周辺の高温となる天板部分から操作部25への熱移動を阻止し、操作部25よりも天板上に突き出ている仕切り壁部28によるバーナ15の火炎による熱気を遮る働きと、天板13の4つの開口部30によるバーナ15周辺の高温となる天板部分から操作部25への熱伝導面積を小さくしている各作用と相俟って、バーナ15の火炎による操作部25の温度上昇をより低く抑えられ、安全に操作部25を操作することができるとともに、この天板下の付近にある制御手段23の電子部品を熱から保護することにも貢献できる。
また、仕切り壁部28は熱い鍋や調理器具が天板上に置かれた場合に、仕切り壁部28が支点となり操作部25に鍋底等の高温部の接触を防止できる。
また、給排気口29は操作部25に相対向した仕切り壁部28の前壁に横長に設けているので、給排気口28の面積を十分に確保することが可能になり、結果として給排気流れが積極的に生じ、特に給排気口29が仕切り壁部の操作部25側に面しているため、コンロ本体11のケース12内と、天板13上の仕切り壁部28と操作部25の間付近の温度差が顕著になり、さらに給排気流れが積極的に生じ、操作部25の温度を一層低減し、操作部の操作性を高めることができる。また、バーナ15の安定燃焼に必要な空気を積極的に供給することができる。
また、給排気口29は下方向の天板13側に向けて開口しているので、ガスコンロに向って立った姿勢の使用者からは見えにくくなり、そして調理中に飛び散った油等、また塵等が入りにくくなり、仕切り壁部28内を清潔にできるとともに、ガスコンロを機能的に優れた形にできる。
また、給排気口29は、天板13上面より上方に配置しているので、調理中等に煮こぼれした汁等が天板13上に流れても、天板13より立ち上がった仕切り壁部28の前壁で以って給排気口28から仕切り壁部28の空間28a、天板13の開口部30を通じてコンロ本体11のケース12内に流れ込むのを阻止することができ、仕切り壁部28内はもちろん、コンロ本体11のケース12内を清潔にできるとともに、腐蝕する危険がなくなる。
また、仕切り壁部28は上方壁281と下方壁282とで形成し、かつ上方壁281の上端部282aと下方壁282の上端部282aとの間で仕切り壁部28の全長にわたり給排気口29を形成し、さらに上方壁281の下端部281aを、下方壁282の上端部282aより外側に位置させているので、調理中等に煮こぼれした汁等が上方壁281に流れ落ちても、上方壁281の下端部281aを伝わって下方壁282の上端部282aの外側に案内され、給排気口28から流入することがなくなり、仕切り壁部28内はもちろん、コンロ本体11のケース12内を清潔にできる。
また、仕切り壁部28は高さHをバーナ15の周りに着脱自在に設けたゴトク31の高さと略同一に設定しているので、調理時に調理容器(図示せず)を手前と奥方向への往復操作をする際の邪魔にならなくなり、そしてゴトク31とで調理容器を一時的に支えるのにも使用でき、調理作業を円滑にさせることができる。
なお、上記実施の形態では、ガスコンロの操作部25を、天板13の上面における手前側周辺部である周辺前部13aに横方向に配置したが、天板13の左側周辺部または右側周辺部、そして天板13の上面における手前側周辺部、左側周辺部、右側周辺部のそれぞれに分けて操作部を設けることも可能で、本実施の形態と同等の作用効果を期待できるものである。
また、上記実施の形態では仕切り壁部28の操作部側に面した前壁に給排気口29を設けたが、バーナ15に対向する側の後壁、さらに前と後の壁の両方、そして仕切り壁部の側壁に設けても、本実施の形態と同等の作用効果を期待できるものである。そして、仕切り壁部28は横長の仕切り壁部28の全長にわたり設けたが、複数に分割して設けても良い。
また、上記実施の形態では仕切り壁部28はゴトク31と略同一の高さHにしたが、ゴトク31の高さ以下にしても本実施の形態と同等の作用効果を期待できる。
また、上記実施の形態では本発明を組み込み式ガスコンロに採用したが、据え置き型のガステーブルや、電磁誘導加熱調理器(IHクッキングヒータ)の操作部にも同様の構成が適用でき、本実施の形態と同等の作用効果を期待できる。
また、上記実施の形態ではガス流量制御装置16としてモータにより作動されてガスの供給、遮断とガス流量の調節を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、目的を達成できる範囲内で種々、変更できるものである。
以上のように本発明は、天板の上面における周辺部に配置した操作部の温度上昇を抑えることができ、かつ良好な燃焼が得られるもので、ガスコンロ、ガステーブル等の操作部分を改善する技術に適用できる。
本発明の実施の形態1における組み込み式ガスコンロの要部切欠の上面図 同実施の形態1における組み込み式ガスコンロの概略断面図 同実施の形態1における組み込み式ガスコンロの操作部付近の拡大断面図 同実施の形態1における組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図 従来の組み込み式ガスコンロの概略断面図
符号の説明
11 コンロ本体
13 天板
13a 周辺前部(周辺部)
15 バーナ
28 仕切り壁部
29 給排気口
29a 中空
30 開口部
281 上方壁
281a 下端部
282 下方壁
282a 上端部

Claims (6)

  1. コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け、かつ前記天板上に臨ましたバーナと、前記天板の上面における周辺部にバーナの点火−消火および火力調節を行う操作部とを備え、前記バーナと前記操作部の間に位置して天板上より突出した仕切り壁部を設け、前記仕切り壁部に前記天板下の前記バーナへの燃焼用空気を前記仕切り壁部、天板を介して給排気する給排気口を設けてなるガスコンロ。
  2. 給排気口は、仕切り壁部のバーナ側または操作部側の少なくとも一方側に対向させて設けてなる請求項1記載のガスコンロ。
  3. 給排気口は、天板側に向けて開口してなる請求項1または請求項2記載のガスコンロ。
  4. 給排気口は、天板上面より上方に配置してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  5. 給排気口は、仕切り壁部を構成する上方壁と下方壁とで形成し、前記上方壁の下端部を前記下方壁の上端部より外側に位置させてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  6. 仕切り壁部は、その高さをバーナの部分に設けたゴトクの高さと略同一または、それ以下に設定してなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のガスコンロ。
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