JP6745145B2 - ガスバルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに内蔵され、ガスバーナの火力調節を行うための火力調節レバーが設けられているガスバルブ装置に関する。
ガスバルブ装置は、開閉弁を備えたバルブ本体を備えており、ガスコンロのコンロ本体内に収容されている。前記バルブ本体には、ガスコンロのガスバーナへのガスの供給を制御するための点消火ボタンや、バルブ本体内を通過するガスの流量を増減させてガスバーナの火力を制御するための火力調節レバーが備えられている。
これら点消火ボタンと火力調節レバーは、前記コンロ本体の前面パネルに設けた開口部からそれぞれ前方へ突出するように設けられており、点消火ボタンを押し操作することでガスバーナの点火・消火が操作できると共に、火力調節レバーを左右に水平に揺動させることによりバルブ本体内のガス通路内に摺動可能に設けられた可動弁が操作され、ガス通路の通路面積が変更されることにより、ガスバーナへのガス流量が増減されてガスバーナの火力調節を可能としている。
上記火力調節レバーは平坦な板材からなり、これを上記したように水平方向に左右に揺動させるために、前記前面パネルには横長の開口部が形成されている。また、前記開口部から外方へ突出している部分には、火力調節レバーを水平方向に操作し易いように、樹脂製の操作つまみが装着されている。
この操作つまみは、例えば、火力調節レバーを先端から差し込み可能な差込口が一方に開放している中空体であり、メンテナンス時のために、取り外し自在である。
このような従来のガスコンロでは、前記コンロ本体の前面パネルに、火力調節レバーを突出させて左右に揺動させるために、横長の開口部が開放しているから、調理時に五徳上の調理器具から天板に溢れた煮こぼれ、或いは、清掃時に使用する洗剤液、その他の液状物が前面パネル側へこぼれ落ち、操作つまみ、火力調節レバーを伝って開口部からコンロ本体内に浸入する恐れがある。
開口部からコンロ本体内に浸入した煮こぼれ等の液状物が、ガスバルブ装置のバルブ本体内に浸入して固着すると、可動弁が動作不良を起こしたり、シール部材が損傷してガス漏れを起こしたりする問題がある。
そこで、火力調節レバーを伝ってコンロ本体内に浸入した煮こぼれが、ガスバルブ装置に悪影響を及ぼすことを防止するために、特許文献1に開示の技術のように、コンロ本体内に浸入してきた煮こぼれ等の液状物を受けるためのカバー部材をバルブ本体に設けたガスバルブ装置を本出願人は先に提案した。
このものでは、下方のガスバルブ装置の構成部品を覆うようにバルブ本体にカバー部材を取り付けることにより、天板からの煮こぼれや洗剤液等の液状物が火力調節レバーを伝わって前記開口部からコンロ本体内に浸入して来たり、ガスバルブ構成部品に向かって直接飛び散って来たりしても、カバー部材で受け止めることができるので、カバー部材の下方に位置するガスバルブ装置の構成部品に液状物が付着する不都合を防止できる。
特開2013−155920号公報
しかしながら、上記従来のものでは、カバー部材を設けることで、火力調節レバーを伝って開口部から直接、コンロ本体内に浸入してくる煮こぼれ等の液状物がバルブ本体内に浸入する不都合は防止することはできるが、火力調節レバー上にも落ちた液状物が、前記操作つまみの差込口から、火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入する不都合を防止することはできない。
操作つまみの差込口から、火力調節レバーと操作つまみとの隙間に煮こぼれ等の液状物が侵入すると、前記隙間に液状物が蓄積され、火力調節レバーと操作つまみとの固着を引き起こすという問題がある。その結果、操作つまみが火力調節レバーから外れず、メンテナンス時に支障を来たす上に、操作つまみを無理に引っ張ると、火力調節レバーが折れ曲がったり、操作つまみが欠けたりする等の不都合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、メンテナンス時等に、操作つまみを火力調節レバーから容易に取り外すことができるように、煮こぼれや洗剤液等の液状物が、火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入しても、前記隙間内で固着しないようにすることを課題とする。
本発明に係るガスバルブ装置は、
ガスコンロのコンロ本体内に収容され且つ火力調節部材を備えたバルブ本体と、
前記火力調節部材から、前記コンロ本体の前面パネルに設けた開口部を介して前方へ突出するガスバーナの火力を調節可能な火力調節レバーと、
前記火力調節レバーの先端に装着される操作つまみと、を備えたガスバルブ装置において、
前記火力調節レバー及び操作つまみの少なくとも一方に、前記火力調節レバーと前記操作つまみとの隙間に浸入した液状物を前記操作つまみに設けられた排出部を介して下方に排出させる流路が形成されていることを特徴とする。
本発明のガスバルブ装置によれば、調理時に調理器具から、コンロ本体の天板に溢れた煮こぼれや洗剤液等の液状物が下方に滴下し、操作つまみの差込口から、操作つまみと火力調節レバーとの隙間に浸入すると、前記液状物は、火力調節レバー及び操作つまみの少なくとも一方に形成されている流路を流れ、操作つまみに形成されている排出部から下方へ排出される。よって、煮こぼれや洗剤液等の液状物が、火力調節レバーと操作つまみとの隙間へ浸入しても、隙間内で滞留して固着することを防止でき、メンテナンスの際に、操作つまみを容易に取り外せる。
また、本発明のガスバルブ装置において、好ましくは、
前記流路は、前記火力調節レバーの上面と前記操作つまみの上壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する上方流路、前記火力調節レバーの側面と前記操作つまみの側壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する側方流路、及び前記火力調節レバーの下面と前記操作つまみの下壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する下方流路の少なくとも1つを有する。
操作つまみの差込口から内部に浸入する液状物は、火力調節レバーの周面と操作つまみの内面との隙間に入り込み、火力調節レバーの周面と操作つまみの内面との間で固着する。このため、上記上方流路、側方流路、及び下方流路の少なくとも1つを形成することにより、液状物の固着を低減させることができる。
また、本発明のガスバルブ装置において、好ましくは、
前記流路には、前記排出部へ液状物を導く導出部が形成される。
火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入してきた液状物は、火力調節レバー及び操作つまみの少なくとも一方に形成されている流路から、導出部を介して、操作つまみの排出部に確実に導かれ、外部へ排出されるから、火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入した液状物を一層確実に排出できる。
また、本発明のガスバルブ装置において、好ましくは、
前記上方流路または前記火力調節レバー自体は、前記火力調節レバーの先端部に向かって降下するように傾斜しており、
前記上方流路の先端が対応する前記操作つまみの所定箇所に、前記排出部が形成されている。
このような構成により、火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入した液状物をスムーズに火力調節レバーの先端に向かって流すことができ、先端に対応するように、前記操作つまみに形成されている排出部から下方へ排出させることができる。
以上のように、本発明に係るガスバルブ装置によれば、煮こぼれや洗剤液等の液状物が操作つまみの差込口から火力調節レバーと操作つまみとの隙間に浸入しても、火力調節レバー及び操作つまみの少なくとも一方に設けられた流路を通って、操作つまみに設けられた排出部から下方へ速やかに排出されるので、前記液状物が火力調節レバーと操作つまみとの隙間に滞留し難い。よって、前記隙間での液状物の固着が防止できるから、操作つまみを火力調節レバーから容易に取り外すことができ、メンテナンス時の作業性が向上すると共に、取り外し作業によって、操作つまみや火力調節レバーが損傷する不都合を防止することができる。
本発明の実施の形態に係るガスバルブ装置の斜視図である。 本発明の第1番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め下方からの分解斜視図である。 本発明の第1番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め上方からの分解斜視図である。 本発明の第1番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の火力調節レバーと操作つまみとの関係を示す断面図である。 本発明の第2番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の火力調節レバーと操作つまみとの関係を示す断面図である。 本発明の第3番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め下方からの分解斜視図であり、(A)は火力調節レバーの斜め上方からの斜視図である。 本発明の第4番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め下方からの分解斜視図であり、(A)は火力調節レバーの斜め上方からの斜視図である。 本発明の第5番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め下方からの分解斜視図であり、(A)は火力調節レバーの斜め上方からの斜視図である。 本発明の第6番目の実施の形態に係るガスバルブ装置に採用した火力調節部材の斜め下方からの分解斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態のガスバルブ装置の斜視図であり、下方開放のガス入口部(31)からバルブ本体(3)内にガスが導入され、後方に開放するガス出口(32)から、ガスバーナ(図示せず)にガスを供給するものである。このガスの供給量は、バルブ本体(3)の前方上部域に、揺動中心部(30)を中心に左右方向に揺動自在に設けられている火力調節部材(33)によって調節可能となっている。また、バルブ本体(3)の前方下部域には、ガスバーナの点火・消火を操作する点消火ボタンの動作を伝達する部材(34)が突出している。
火力調節部材(33)の前方には、火力調節レバー(2)が突出しており、火力調節レバー(2)の先端と、点消火ボタン(34)とが、図示しないガスコンロの前面パネルに設けた開口部から前方に突出する構成となっている。
火力調節レバー(2)には、樹脂製の操作つまみ(1)が装着されており、ガスコンロの前面パネルから突出させた操作つまみ(1)を左右に水平移動させることにより、ガスバーナの火力を容易に調節することができる。
操作つまみ(1)は、図2に示すように、火力調節レバー(2)が差し込まれる差込口(10)が開放する一方開放の中空体であり、操作つまみ(1)の下壁には、差込口(10)の近傍と、中程の各位置に、係合孔(11)と排出孔(12)が内部の中空部に連通するように形成されている。
火力調節レバー(2)は、基端部側の幅広部(22)と、先端側の幅狭部(23)とからなり、側面視にて均一な肉厚に形成されている。また、幅広部(22)の下面には円錐台形状の係合突起(21)が突設されている。
火力調節レバー(2)を、幅狭部(23)の先端から操作つまみ(1)の差込口(10)に差し込むと、係合突起(21)が差込口(10)の開放端縁に当接するが、円錐台形状の係合突起(21)の周面はテーパ面になっているから、前記テーパ面で、樹脂製の操作つまみ(1)の差込口(10)を強制的に拡大しながら、火力調節レバー(2)を操作つまみ(1)内へ押し進めることができる。そして、係合孔(11)に火力調節レバー(2)の係合突起(21)が嵌入した時点で、操作つまみ(1)は、火力調節レバー(2)に抜け止め状態に装着される。
火力調節レバー(2)の上面には、図3に示すように、幅広部(22)から幅狭部(23)の先端に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する上方流路(20)が形成されている。
上方流路(20)のうち、幅広部(22)に形成されている傾斜面は略三角形状を呈しており、前記略三角形の一辺が、幅広部(22)の基端部側の横幅の略全域にわたって位置するように形成されている。そして、火力調節レバー(2)の係合突起(21)が、操作つまみ(1)の係合孔(11)に係合した操作つまみ(1)の装着完了状態にて、操作つまみ(1)の差込口(10)の開放端縁に沿って前記一辺が位置するように設定されている。
この略三角形状の部分から幅狭部(23)に続く上方流路(20)は細い溝状に形成され、この溝状の上方流路(20)の先端に対応する操作つまみ(1)の下壁に、前述した排出孔(12)を特定事項の排出部として開口させている。
なお、操作つまみ(1)の上壁外面には、凸条部(13)が幅方向に突設されている。
この実施の形態のガスバルブ装置では、図4に示すように、操作つまみ(1)の先端部分は、点線で表したガスコンロの前面パネル(4)の開口部(40)から外部に露出しているため、ガスコンロの天板へ溢れた煮こぼれや洗剤液等の液状物が、同図の二点鎖線に示すように、前面パネル(4)から操作つまみ(1)上に滴下されることがある。
この操作つまみ(1)上に滴下された煮こぼれ等の液状物が、操作つまみ(1)を伝って、開口部(40)からガスコンロのコンロ本体内へ浸入することがあっても、それが少量の場合では、操作つまみ(1)に設けた凸条部(13)によって堰き止められるが、凸条部(13)を超えて流れて来た場合、操作つまみ(1)の差込口(10)と火力調節レバー(2)の上面との隙間(S)から操作つまみ(1)内に浸入することがある。
しかしながら、隙間(S)から操作つまみ(1)内に浸入してきた液状物は、火力調節レバー(2)の上面に形成されている上方流路(20)に沿って、火力調節レバー(2)の先端に向かって傾斜面を流れ落ち、排出孔(12)から操作つまみ(1)の下方へ排出される。そして、排出孔(12)が前面パネル(4)より外側に位置するようにしておけば、排出孔(12)から排出される液状物が、コンロ本体内に滴下することも防止できる。
差込口(10)近傍に対応する幅広部(22)に形成されている上方流路(20)は、上記したように略三角形状に形成されているから、液状物が、差込口(10)の開放端縁の上辺のどの位置から浸入してきても、前記略三角形状の上方流路(20)で受け止めることができ、それに続く幅狭部(23)に形成されている細い溝状の上方流路(20)へ流し込むことができる。これにより、操作つまみ(1)の差込口(10)から内部に浸入した液状物が火力調節レバー(2)の上面と操作つまみ(1)の上壁内面との間で固着することを防止できる。
なお、上方流路(20)を流れ落ちる液状物を確実に排出孔(12)から排出させるため、図5及び図2の点線に示す第2番目の実施の形態のように、火力調節レバー(2)の幅狭部(23)の先端近傍の下面に、少なくとも一部が排出孔(12)に臨む上方に凹入する凹溝(24)を形成しておいても良い。
上方流路(20)に沿って幅狭部(23)の先端の下面に流れた液状物は、操作つまみ(1)の下壁内面と火力調節レバー(2)の下面との隙間から火力調節レバー(2)の基端部側に再度浸入するおそれがあるが、凹溝(24)を形成することによって、凹溝(24)の先端部が返しとなり、凹溝(24)を、液状物を速やかに排出孔(12)へ導く導出部として機能させることができる。
なお、導出部は、凹溝(24)とは逆に、幅狭部(23)の先端近傍の下面に排出孔(12)に向かって突出する凸部(図示せず)としても良い。
図6に示すものは、第3番目の実施の形態であり、流路として、上方流路(20)のほかに、火力調節レバー(2)の幅広部(22)の基端部に、両側方に開放する一対の切欠(26)(26)を形成すると共に、これに対応する操作つまみ(1)の差込口(10)の近傍に、排出部として、両側方及び下方に開放する一対の切欠(16)(16)を形成したものである。
なお、この実施の形態における火力調節レバー(2)にも、上記したものと同様に、係合突起(21)や凹溝(24)、さらには、同図の(A)に示すように、上方流路(20)が切欠(26)(26)に連続するように形成されていると共に、操作つまみ(1)には、係合孔(11)、排出孔(12)及び凸条部(13)が形成されている。
この実施の形態のものでは、操作つまみ(1)の凸条部(13)を越えて、液状物が火力調節レバー(2)の基端部にまで流れ込み、操作つまみ(1)の差込口(10)から操作つまみ(1)と火力調節レバー(2)との隙間に流れ込んだ場合、液状物の一部は、火力調節レバー(2)の側面に設けられた切欠(26)(16)を介して、操作つまみ(1)の両側方へ速やかに下方に排出されると共に、残りの液状物は、上方流路(20)を流れ落ちて、排出孔(12)から下方に排出される。これにより、差込口(10)から浸入してきた液状物を一層確実に下方に排出することができる。また、操作つまみ(1)の切欠(16)から操作つまみ(1)内に液状物が浸入しても、火力調節レバー(2)の上方流路(20)を流れて排出孔(12)から下方へ排出させることができる。
なお、上記各実施の形態のものでは、火力調節レバー(2)は火力調節部材(33)から前方へ水平に突出するように設けた構成のものを採用したが、火力調節レバー(2)自体を、先端へ向かって降下する傾斜姿勢にて突出させる構成としても良い。この場合、操作つまみ(1)と火力調節レバー(2)との隙間へ流れ込んだ液状物は、一層速やかに上方流路(20)上を流れ落ちることとなり、迅速に排出孔(12)から排出されることとなる。
図7に示すものは、第4番目の実施の形態の説明図であり、火力調節レバー(2)の幅広部(22)に、幅狭部(23)寄りに基端部を有する略U字状の揺動片(27)を設ける構成としたものである。揺動片(27)は、同図の(A)に示すように、他の部分に比べて薄肉に形成されて上下に揺動可能となっており、その揺動端部の下面には係合突起(21)が突設している。揺動片(27)の周囲には、略U字状の貫通溝(27a)が形成されていると共に、幅広部(22)の両側面には、両側方から前方にかけて開放する側溝(22a)が形成されている。
他方、操作つまみ(1)の下面には、上記した各実施の形態のものと同様に、係合突起(21)が係合する係合孔(11)及び排出孔(12)が内部の中空部に連通するように形成されていると共に、火力調節レバー(2)が挿入された状態にて、揺動片(27)の基端部が対応する個所には、矩形孔(17)が排出部として形成されている。
このものでは、操作つまみ(1)の差込口(10)から火力調節レバー(2)を差し込んでいくと、係合突起(21)の斜面が差込口(10)の開放端に押されることにより揺動片(27)を上方へ揺動させながら、火力調節レバー(2)を操作つまみ(1)に挿入することができる。係合突起(21)が係合孔(11)に対応した時点で、揺動片(27)の弾性復帰力により、係合突起(21)が係合孔(11)に係合し、その状態は保持される。また、操作つまみ(1)を取り外す際にも、揺動片(27)を揺動させて操作つまみ(1)を引き抜くことができるから、操作つまみ(1)の脱着が容易となる。
係合突起(21)は下方に向かって縮径するテーパ面からなり、係合突起(21)の下端は係合孔(11)よりも小径に形成されているが、係合突起(21)の上端は係合孔(11)よりも大径に形成されている。従って、係合突起(21)を係合孔(11)に係合させた状態においては、係合突起(21)の上端まで係合孔(11)に嵌め込まれず、揺動片(27)の揺動端部は操作つまみ(1)の下壁内面から浮き上がった状態に保持される。これにより、揺動片(27)の下面と操作つまみ(1)の下壁内面との間には、下方流路となる隙間が形成されるから、操作つまみ(1)の差込口(10)から操作つまみ(1)と火力調節レバー(2)との隙間に流れ込んだ液状物のうち、貫通溝(27a)から火力調節レバー(2)の下面と操作つまみ(1)の下壁内面との隙間に流れたものは、前記下方流路を伝って矩形孔(17)から外部に排出される。
また、火力調節レバー(2)の側面には側方流路となる側溝(22a)(22a)が形成されている。火力調節レバー(2)の側方へ流れた液状物は、火力調節レバー(2)の側面と操作つまみ(1)の側壁内面との間を、側溝(22a)を流路として、先端に向かって流れて行き、幅広部(22)の先端部から矩形孔(17)又は排出孔(12)を介して外部に排出される。この実施の形態でも、火力調節レバー(2)自体を先端へ向かって下方に傾斜させておくことが望ましい。
図8に示すものは、第5番目の実施の形態の説明図である。
火力調節レバー(2)の幅広部(22)の所定位置に、上方流路となる上下面を貫通する貫通孔(28)が設けられていると共に、火力調節レバー(2)の下面には、下方流路となる貫通孔(28)の下方開放端から幅狭部(23)の先端に至る、直線状の裏溝(29)が下方に開放するように形成されている。なお、貫通孔(28)よりも火力調節レバー(2)の基端部側には、上記した各実施の形態のものと同様に、係合突起(21)が突設されている。火力調節レバー(2)の上面は、同図の(A)に示すように、貫通孔(28)が一つ開放しているだけであり、操作つまみ(1)の下壁には、上記した第4番目の実施の形態と同様に、係合孔(11)、排出孔(12)及び矩形孔(17)が形成されている。
このものでは、係合突起(21)が係合孔(11)に係合するように、火力調節レバー(2)を操作つまみ(1)に差し込んで装着させたとき、差込口(10)から火力調節レバー(2)の上面へ浸入する液状物のうち、貫通孔(28)から火力調節レバー(2)の下面へ流れ落ちたものは、裏溝(29)を通って、幅狭部(23)の先端に向かって流れ、矩形孔(17)から排出される。なお、幅広部(22)の上面から幅狭部(23)の上面を通って先端まで流れた液状物は、排出孔(12)から排出される。この実施の形態でも、火力調節レバー(2)自体を先端へ向かって下方に傾斜させておくことが望ましい。
図9に示すものは、第6番目の実施の形態の説明図である。
この実施の形態において、火力調節レバー(2)の構成は、火力調節レバー(2)の下面に係合突起(21)が形成されていない以外は、第1番目の実施の形態のそれと、同様である。また、操作つまみ(1)の構成は、排出孔(12)の代わりに、排出部として、差込口(10)側から先端に向かって下方に開放する切れ込み部(14)が設けられている。切れ込み部(14)の先端は、操作つまみ(1)に収容させた状態における火力調節レバー(2)の幅狭部(23)の先端よりも前方に位置している。
このものでは、火力調節レバー(2)の上面に形成されている上方流路(20)に沿って、火力調節レバー(2)の先端に向かって傾斜面を流れ落ちてきた液状物は、切れ込み部(14)から下方に排出される。
上記した各実施の形態では、操作つまみ(1)内に浸入した煮こぼれや洗剤液等の液状物は、排出孔(12)、切欠(16)、矩形孔(17)または切れ込み部(14)を排出部として、操作つまみ(1)の下方に速やかに排出できるようにしたから、前記液状物が操作つまみ(1)の内面と火力調節レバー(2)との間の隙間で滞留し難く、前記隙間での固着を防止できる。よって、操作つまみ(1)が火力調節レバー(2)に固着して外れなくなるといった不都合はなく、メンテナンス時や操作つまみ(1)の交換時に、速やかに取り外すことが可能となる。
なお、本発明のガスバルブ装置は、ビルトインコンロのコンロ本体にも、テーブルコンロのコンロ本体にもどちらにでも適用させることができる。
また、上記した操作つまみ(1)の構造と火力調節レバー(2)の構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、他の挿入片とこれに装着させる被覆部材との関係に実施することも可能である。
なお、上記各実施の形態では、火力調節レバー(2)と操作つまみ(1)との隙間に浸入してきた煮こぼれや洗剤液等の液状物を排出部へ導くための流路を、火力調節レバー(2)の上面や側面又は下面に設ける構成としたが、操作つまみ(1)の内面に設ける構成としても良い。また、前記流路は、火力調節レバー(2)と操作つまみ(1)の両方に設ける構成としても良い。
(1) ・・・・・・・・・操作つまみ
(10)・・・・・・・・・差込口
(12)・・・・・・・・・排出孔
(2) ・・・・・・・・・火力調節レバー
(20)・・・・・・・・・流路
(33)・・・・・・・・・火力調節部材
(4) ・・・・・・・・・前面パネル
(40)・・・・・・・・・開口部

Claims (4)

  1. ガスコンロのコンロ本体内に収容され且つ火力調節部材を備えたバルブ本体と、
    前記火力調節部材から、前記コンロ本体の前面パネルに設けた開口部を介して前方へ突出するガスバーナの火力を調節可能な火力調節レバーと、
    前記火力調節レバーの先端に装着される操作つまみと、を備えたガスバルブ装置において、
    前記火力調節レバー及び操作つまみの少なくとも一方に、前記火力調節レバーと前記操作つまみとの隙間に浸入した液状物を前記操作つまみに設けられた排出部を介して下方に排出させる流路が形成されているガスバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のガスバルブ装置において、
    前記流路は、前記火力調節レバーの上面と前記操作つまみの上壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する上方流路、前記火力調節レバーの側面と前記操作つまみの側壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する側方流路、及び前記火力調節レバーの下面と前記操作つまみの上壁内面との間の隙間を流れる液状物を下方に排出する下方流路の少なくとも1つを有するガスバルブ装置。
  3. 請求項1または2に記載のガスバルブ装置において、
    前記流路には、前記排出部へ液状物を導く導出部が形成されているガスバルブ装置。
  4. 請求項2に記載のガスバルブ装置において、
    前記上方流路または前記火力調節レバー自体は、前記火力調節レバーの先端部に向かって降下するように傾斜しており、
    前記上方流路の先端が対応する前記操作つまみの所定箇所に、前記排出部が形成されているガスバルブ装置。
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