JP2016118337A - 加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火力調節レバー等の操作部材を露出させている開口部から加熱調理装置の内部に煮こぼれ汁や洗浄液等の液状異物が侵入しても、加熱調理装置の内部に設けられている可動部や電装部品への付着を確実に防止することができる加熱調理装置を提供する。【解決手段】加熱調理装置1は、調理物を加熱する加熱手段と、加熱手段を操作する操作部材11とを備える。操作部材は、前面パネル7に形成された開口部17を介して操作可能に露出する。前面パネルの開口部の下方には、内装部材22が前面パネルの内面に対向する。内装部材と前面パネルとの間に、開口部から侵入した液状異物を前面パネルの内面に沿って流動させる異物流動路を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロ等の加熱調理装置に関する。
加熱調理装置として例えばガスコンロにおいては、前面パネルに形成された横長形状の開口部から火力調節レバーが突出しており、火力調節レバーをスライド操作することにより、コンロ用ガスバーナの火力調節が行えるようになっている。
火力調節レバーが突出している開口部は、火力調節レバーの横方向のスライドを阻害しない比較的大きな形状に形成されるため、調理の際に生じる煮こぼれ汁や、手入れの際に用いる洗浄液が、火力調節レバー用の開口部からガスコンロ内部に侵入しやすい。
そして、火力調節レバーの後方のガスコンロの内部には、ガスバルブ等の可動部や電装部品等が収容されているので、火力調節レバー用の開口部から煮こぼれ汁や洗浄液等が侵入すると、ガスバルブ等の可動部に固着して可動部の円滑な動きが得られなくなり、或いは、電装部品に付着して配線が腐食する等により作動不良を招くおそれがある。
そこで、従来、火力調節レバー用の開口部の下面後端に凸部を形成し、更に、当該開口部の下面をガスコンロの外側である前方に向って下り傾斜した傾斜面とすることにより、火力調節レバー用の開口部からガスコンロ内部への煮こぼれ汁の侵入を阻止するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
火力調節レバー用の開口部の下面に凸部や傾斜を設けることで、勢いの比較的弱い煮こぼれ汁であればガスコンロ内部への侵入を防止することができる。
特開2004−85085号公報
しかし、火力調節レバー用の開口部に、煮こぼれ汁が勢いよく流れ込んだり、手入れの際に洗剤スプレー等を用いて洗浄液を吹き付けたりすると、煮こぼれ汁や洗浄液がガスコンロ内部に侵入してしまう不都合がある。このため、従来の構成では、煮こぼれ汁や洗浄液等の液状異物がガスバルブの可動部や電装部品に付着することを確実に防止することができなかった。
上記の点に鑑み、本発明は、火力調節レバー等の操作部材を露出させている開口部から加熱調理装置の内部に煮こぼれ汁や洗浄液等の液状異物が侵入しても、加熱調理装置の内部に設けられている可動部や電装部品への付着を確実に防止することができる加熱調理装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段を操作する操作部材とを備え、該操作部材は、前面パネルに形成された開口部を介して操作可能に露出する加熱調理装置において、前記前面パネルの開口部の下方に配設されて該前面パネルの内面に対向する内装部材を備え、該内装部材と前記前面パネルとの間に、前記開口部から侵入した液状異物を該前面パネルの内面に沿って流動させる異物流動路を備えることを特徴とする。
これによれば、万一煮こぼれ汁等の液状異物が、前面パネルに形成された操作部材用の開口部から侵入しても、内装部材と前面パネルとの間に流動させることで加熱調理装置の内部深くに入り込むことが防止できる。よって、加熱調理装置の内部にあるバルブ等の可動部や電装部品への液状異物の付着を確実に防止することができる。しかも、異物流動路は前面パネルによって覆い隠されるために加熱調理装置の外観を低下させることがない。
また、本発明において、前記内装部材には、前記開口部から侵入した液状異物を受けると共に前記異物流動路に向って案内する受け部が設けられており、該受け部は、前記前面パネルの後方に向かって広がる形状の受け面と、該受け面の前端を除く周縁に起立する立壁とを備えることが好ましい。
これによれば、前記受け部の受け面によって広い範囲に亘って比較的多量の液状異物を受けることができ、前記立壁により受け面上の液状異物を確実に堰き止めて異物流動路へ向かわせることができる。
また、本発明において、前記開口部には、該開口部の内周縁に前端が嵌合して前記受け部の後端側の前記立壁より前方位置まで延びる筒状の内枠が取り付けられており、該内枠は、その内周面に凸条が形成されていることが好ましい。
これによれば、液状異物が開口部に入り込んだ段階で凸条により堰き止めることができ、更に勢いのある液状異物が凸条を乗り越えることにより、液状異物の勢いを低減させて前記受け部で確実に受けることができる。
また、本発明において、前記内装部材は、前方に向って張出すリブを一体に備え、該リブを前記前面パネルの内面に当接することにより前記異物流動路が形成されることが好ましい。前記内装部材に液状異物の案内経路となるようにリブを設けることにより、例えば、内装部材を合成樹脂により形成して前面パネルの裏面側に容易に異物流動路を設けることが可能となる。これにより、内装部材と前面パネルとの間に設ける異物流動路を極めて構造簡単とすることができる。
また、本発明の加熱調理装置が、前記加熱手段の加熱開始及び加熱停止を押圧操作するための操作ボタンと、前記加熱手段による加熱の強弱をスライド操作により調節するための操作レバーとを備え、前記操作レバーは、前記操作部材として、前記前面パネルに形成された横長形状の前記開口部から横方向にスライド自在に露出して設けられ、前記前面パネルは、前記操作レバーを露出させる前記開口部の下方に、前記操作ボタンを露出させる他の開口部を備え、前記内装部材は、前記操作ボタンを押圧自在に支持しているときには、前記異物流動路は、前記液状異物を前記操作ボタンの少なくとも一側方を通って下方に案内する形状とされていることが好ましい。これによれば、前記点消火ボタンを支持する所謂ボタンケースを前記内装部材として利用することができるので、部品点数の増加や組立工数の増加を抑えることができる。
本発明の実施形態であるガスコンロを示す斜視図。 本実施形態のガスコンロの内部の一部を模式的に示す図。 ボタンケースの前面側を示す斜視図。 ボタンケースの後面側を示す斜視図。 ボタンケースの上部と内枠とを断面視して示す説明図。 ボタンケースの正面図。 ボタンケースの取り付け構造を示す説明図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の加熱調理装置の実施形態であるガスコンロ1を示している。ガスコンロ1は、キッチンのカウンタートップに設置されるビルトイン式であり、コンロ本体2と、そのコンロ本体2上面に設置される天板3とを備えている。
天板3からは、コンロ本体2に支持された3つのコンロバーナ(第1コンロバーナ4、第2コンロバーナ5、第3コンロバーナ6)が露出している。コンロ本体2の内部には、図示しないが、グリル庫とグリルバーナとが設けられている。コンロバーナ4,5,6及びグリルバーナは、本発明における加熱手段に相当するものである。
コンロ本体2の前面には、塗装を施した金属板によって形成された美粧性の高い前面パネル7と、グリル庫の前面を開閉自在に閉塞するグリル扉8とが設けられている。
図1において、前面パネル7におけるグリル扉8の向かって右側に位置する部分には、押圧操作により第1コンロバーナ4の点火・消火を行う第1コンロ用点消火ボタン9と、押圧操作によりグリルバーナの点火・消火を行うグリル用点消火ボタン10とが設けられている。
第1コンロ用点消火ボタン9の上方位置には、左右方向のスライド操作により第1コンロバーナ4の火力を調節する第1コンロ用火力調節レバー11が設けられており、グリル用点消火ボタン10の上方位置には、左右方向のスライド操作によりグリルバーナの火力を調節するグリル用火力調節レバー12が設けられている。
また、図1において、前面パネル7におけるグリル扉8の向かって左側に位置する部分には、押圧操作により第2コンロバーナ5の点火・消火を行う第2コンロ用点消火ボタン13と、押圧操作により第3コンロバーナ6の点火・消火を行う第3コンロ用点消火ボタン14とが設けられている。
第2コンロ用点消火ボタン13の上方位置には、左右方向のスライド操作により第2コンロバーナ5の火力を調節する第2コンロ用火力調節レバー15が設けられており、第3コンロ用点消火ボタン14の上方位置には、左右方向のスライド操作により第3コンロバーナ6の火力を調節する第3コンロ用火力調節レバー16が設けられている。
上記4つの点消火ボタン9,10,13,14は、本発明における操作ボタンに相当するものであり、上記4つの火力調節レバー11,12,15,16は、本発明における操作レバーに相当するものである。
各火力調節レバー11,12,15,16は夫々、前面パネル7に形成された横長形状のレバー用開口部17(開口部)から前方に突出してスライド操作可能となっており、各点消火ボタン9,10,13,14は夫々、前面パネル7に形成されたボタン用開口部18(他の開口部)から前方に突出して押圧操作可能となっている。
図2に一部を示すように、コンロ本体2の内部には、点消火ボタン及び火力調節レバー(図2においては第1コンロ用点消火ボタン9及び第1コンロ用火力調節レバー11が示されている。)の操作により作動するバルブユニット19が設けられている。
バルブユニット19は、ガス供給管20に介装され、詳しくは図示しないが、電磁安全弁、元弁、ニードル弁、及び点火スイッチを備えることにより構成されている。
バルブユニット19の前端部には、第1コンロ用点消火ボタン9の裏面に当接する可動子21が設けられている。可動子21は、従来より公知のプッシュプッシュ機構により後方の押し切り終端位置からの復帰動作が中間位置で係止されるようになっている。
第1コンロ用点消火ボタン9を押すと、可動子21が後方に押動され、元弁が開弁されると共に電磁安全弁が押圧開弁され、同時に点火スイッチがオンされて第1コンロバーナ4に点火される。この状態で第1コンロ用点消火ボタン9の押し操作を解除すると、第1コンロバーナ4は着火状態に維持される。その後、第1コンロ用点消火ボタン9を再度押し操作すると、可動子21の係止状態が解除され、可動子21が前方の始端位置に復帰することにより第1コンロバーナ4が消火される。
バルブユニット19のニードル弁は、第1コンロ用火力調節レバー11の操作により作動する。即ち、第1コンロ用火力調節レバー11の水平横方向への揺動でニードル弁がバルブユニット19の内部を前後動し、第1コンロバーナ4への供給ガス量が増減されるようになっている。
他の点消火ボタン10,13,14及び他の火力調節レバー12,15,16についての説明は省略するが、他の点消火ボタン10,13,14及び他の火力調節レバー12,15,16も、第1コンロ用点消火ボタン9及び第1コンロ用火力調節レバー11と同様の操作で夫々のバルブユニットを作動させる。
前面パネル7とバルブユニット19との間には、図2に示すように、合成樹脂製のボタンケース22が設けられている。ボタンケース22は、第1コンロ用点消火ボタン9とグリル用点消火ボタン10とを搖動自在に支持している。ボタンケース22は、本発明の内装部材に相当するもので、前面パネル7の内面に対向して設けられている。
図2〜図4に示すように、ボタンケース22の上面には、レバー用開口部17から侵入した煮こぼれ汁等の液状異物を受ける受け部23が形成されている。更に、図3に示すように、前面パネル7の内面に対向するボタンケース22の前端面には、前面パネル7の内面に沿って液状異物を案内して流下させる異物流動路24が形成されている。更に、図3に示すように、ボタンケース22の上部にはレバー用開口部17に嵌合する内枠25が一体に設けられている。
内枠25は、図5に示すように、先端が前面パネル7のレバー用開口部17に嵌合し、後端が受け部23の後端(後述する後方立壁28b)よりも前方に位置する。内枠25がレバー用開口部17をコンロ本体2の内部方向に延長していることにより、レバー用開口部17から侵入する煮こぼれ汁等の液状異物が受け部23まで到達し難くなる。更に、内枠25の後端内周には凸条26aが形成されている。レバー用開口部17から侵入した液状異物は、凸条26aにより堰き止められ、或いは、液状異物が勢いよくコンロ本体2の内部方向に向かっても、凸条26aを乗り越えることで勢いが低下し、液状異物の飛散が防止される。
更に、凸条26aの頂部から後方に連続して内枠25の後端縁に至る範囲には、内枠25の内面を次第に拡開させた形状の傾斜面26bが形成されている。この傾斜面26bにより、凸条26aを乗り越えて頂部に至った液状異物を円滑に受け部23に向って確実に案内することができる。
また、内枠25の前端部に位置するレバー用開口部17への嵌合部分の内周には段差26cが形成され、これによっても、液状異物を堰き止めることができる。
受け部23は、図4に示すように、ボタンケース22の上面に形成された平滑な受け面27と、この受け面27の左右側で内枠25より外側の端縁に起立する側方立壁28aと、側方立壁28aに連続して受け面27の後側の端縁に起立する後方立壁28bと、一対の受け面27間に起立する中央立壁28cとを備えている。
受け面27は、左右方向のうち一方の端部に向って次第に下降するように傾斜して(本実施形態においては、右側の受け面27は右方向の端部に向って、左側の受け面27は左方向の端部に向って、夫々、次第に下降するように傾斜して)おり、且つ、前方に向って次第に下降するように傾斜している。側方立壁28a及び後方立壁28bは、内枠25の後端から流出する液状異物の飛散を阻止する高さで受け面27を包囲する。
また、側方立壁28aは、その上半部281が内枠25の横方向の端部から後方に連続して延びており、下半部282の下縁が受け面27の横方向の端部に連続している。そして、側方立壁28aの上半部281と下半部282との境界には受け面27の横方向の中央側に向って次第に下降する案内傾斜283が上半部281と下半部282とに滑らかに連続して形成されている。側方立壁28aに滑らかな案内傾斜283を設けておくことで、内枠25を通過して後方に向かう液状異物の流れを下方に向けることができ、液状異物を受け部23に円滑に案内することができる。
異物流動路24は、図3及び図6に示すように、ボタンケース22の前端面から前方に張り出すリブ29により形成されている。リブ29は、その先端が前面パネル7の内面に当接する。これにより、前面パネル7とボタンケース22との間に異物流動路24が形成される。
異物流動路24は受け部23の前端に位置するので、上記のように傾斜する受け面27により液状異物を異物流動路24に向って円滑に案内することができる。
また、図6に示すように、異物流動路24を構成するリブ29のうち、ボタンケース22の前端面の上部側に位置する上部横リブ29aは、受け面27を前方に延長する形で受け面27と同一面となっており、左右方向の一方の端部に形成された異物流動路24の上端入口24aに向って次第に下降するように傾斜している。これにより、受け面27上に流れ落ちた液状異物は異物流動路24の上端入口24aに確実に集められて異物流動路24に入り、更に、異物流動路24の案内により第1コンロ用点消火ボタン9とグリル用点消火ボタン10とを迂回し、ボタンケース22の前端面に沿って直下方向に流下する。
ボタンケース22の前端面の下縁に沿った底部横リブ29bには、上方に比較的小さく延びる底部縦リブ29cが形成されている。異物流動路24により案内されて流下した液状異物は、底部横リブ29bに到達し、流動方向を横方向に変換される。液状異物は流下した後の方向変換により勢いが増して底部横リブ29bに沿って横方向に流れ出す。そして、液状異物の流れる先には底部縦リブ29cが上方に突出した形で設けられているので、底部縦リブ29cに到達した液状異物は底部縦リブ29cを乗り越えて流れる。このとき、液状異物は底部縦リブ29cを乗り越えることでその勢いが低下する。これにより、異物流動路24の下方に抜けた液状異物の不用意な飛び散り等が防止される。
上記の説明は、図1においてグリル扉8の向かって右側に位置する前面パネル7に取り付ける一方のボタンケース22に関するものであるが、グリル扉8の向かって左側に位置する前面パネル7に取り付ける他方のボタンケースも同様の構成であるため、その説明を省略する。
更に、ボタンケース22は、コンロ本体2と前面パネル7とを連結する際の位置決めのために用いることができるようになっている。図7に示すように、ボタンケース22は、コンロ本体2のフレームに連結した板金製支持部材30の位置決め孔31に装着させるためのテーパ状のピン32を備えている。一方、支持部材30にはその折り曲げ部33に位置決め用の切欠き34が形成されている。この切欠き34は、ボタンケース22の上部後端縁に係合させることができ、これによって、位置決め状態を安定させることができるようになっている。
なお、本実施形態の構成は、図3に示したボタンケース22を内装部材として利用し、ボタンケース22と前面パネル7との間に異物流動路24を形成することにより、前面パネル7の美粧性を低下させることなく異物流動路24を設けることができるだけでなく、部品点数を少なくしてコストを低減することができるものとなっている。しかし、本発明の異物流動路を形成するための構成はこれに限るものではない。例えば、図示しないが、ボタンケースと別体の内装部材をボタンケースと前面パネルとの間に設け、内装部材と前面パネルとの間に異物流動路を設けるように構成してもよい。これによって部品点数は増加するものの、前面パネルの美粧性を低下させることなく異物流動路を設けることができる効果は本実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態においては、異物流動路24をボタンケース22のリブ29により形成したことで、合成樹脂によるボタンケース22の成形時に、リブ29を一体成形することができる。このため、異物流動路24を極めて容易に且つ安価に設けることができる。
しかも、リブ29はボタンケース22の反り等の変形を防止するために設けられるものであり、このようなリブ29を利用して異物流動路24を設けることにより、ボタンケース22の強度を確保しながら液状異物を円滑に案内することができる。
一方、本実施形態におけるボタンケース22のリブ29は、異物流動路24を形成するための構成としての一例を挙げたものであり、本発明の異物流動路はこれに限らない。例えば、前面パネル7の内面にリブ状の縦を形成してこれを異物流動路としてもよい。
また、本実施形態においては、レバー用開口部17に嵌合する内枠25を一体に設けたボタンケース22を採用しているが、内枠25はボタンケース22と別体に設けてもよい。
また、本実施形態においては、点消火ボタンと火力調節レバーとを別体で備えるガスコンロを示したが、これ以外に、摘みの押し操作で点消火を行い、同じ摘みの回転操作で火力調節を行うようにした所謂ロータリーエンコーダ式を採用したガスコンロであっても本発明を適用することができる。
また、本実施形態においては、加熱調理装置の一例としてガスコンロ1を挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、電磁調理器やオーブン等の加熱調理装置においても、その操作部周辺に対して本発明の構成を適用することができる。
1…ガスコンロ(加熱調理装置)、4…第1コンロバーナ(加熱手段)、5…第2コンロバーナ(加熱手段)、6…第3コンロバーナ(加熱手段)、7…前面パネル、9…第1コンロ用点消火ボタン(操作ボタン)、10…グリル用点消火ボタン(操作ボタン)、11…第1コンロ用火力調節レバー(操作部材、操作レバー)、12…グリル用火力調節レバー(操作部材、操作レバー)、13…第2コンロ用点消火ボタン(操作ボタン)、14…第3コンロ用点消火ボタン(操作ボタン)、15…第2コンロ用火力調節レバー(操作部材、操作レバー)、16…第3コンロ用火力調節レバー(操作部材、操作レバー)、17…レバー用開口部(開口部)、18…ボタン用開口部(他の開口部)、22…ボタンケース(内装部材)、23…受け部、24…異物流動路、25…内枠、26a…凸条、27…受け面、28a…側方立壁(立壁)、28b…後方立壁(立壁)、29…リブ。

Claims (5)

  1. 調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段を操作する操作部材とを備え、該操作部材は、前面パネルに形成された開口部を介して操作可能に露出する加熱調理装置において、
    前記前面パネルの開口部の下方に配設されて該前面パネルの内面に対向する内装部材を備え、
    該内装部材と前記前面パネルとの間に、前記開口部から侵入した液状異物を該前面パネルの内面に沿って流動させる異物流動路を備えることを特徴とする加熱調理装置。
  2. 請求項1記載の加熱調理装置において、
    前記内装部材には、前記開口部から侵入した液状異物を受けると共に前記異物流動路に向って案内する受け部が設けられており、
    該受け部は、前記前面パネルの後方に向かって広がる形状の受け面と、該受け面の前端を除く周縁に起立する立壁とを備えることを特徴とする加熱調理装置。
  3. 請求項2記載の加熱調理装置において、
    前記開口部には、該開口部の内周縁に前端が嵌合して前記受け部の後端側の前記立壁より前方位置まで延びる筒状の内枠が取り付けられており、
    該内枠は、その内周面に凸条が形成されていることを特徴とする加熱調理装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の加熱調理装置において、
    前記内装部材は、前方に向って張出すリブを一体に備え、該リブを前記前面パネルの内面に当接することにより前記異物流動路が形成されることを特徴とする加熱調理装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の加熱調理装置において、
    前記加熱手段の加熱開始及び加熱停止を押圧操作するための操作ボタンと、前記加熱手段による加熱の強弱をスライド操作により調節するための操作レバーとを備え、
    前記操作レバーは、前記操作部材として、前記前面パネルに形成された横長形状の前記開口部から横方向にスライド自在に露出して設けられ、
    前記前面パネルは、前記操作レバーを露出させる前記開口部の下方に、前記操作ボタンを露出させる他の開口部を備え、
    前記内装部材は、前記操作ボタンを押圧自在に支持し、
    前記異物流動路は、前記液状異物を前記操作ボタンの少なくとも一側方を通って下方に案内する形状とされていることを特徴とする加熱調理装置。
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